記憶の栞
DiaryINDEXpastwill


2002年03月26日(火) 少女マンガ

久しぶりに借りていた少女マンガを読み返しました。

私、昔少女マンガは嫌いだったのです。
今は少女、少年でカテゴリー区分しなくなったため
あらゆるジャンルを楽しんで読んでいますが
昔は本当に嫌いで、小学校時代は漫画を一切禁止されていて
ようやく中学校になって読み始めた漫画はすべて少年マンガでした。

何が面白くないって
あの少女マンガのハイテンションに付いていけなかった。
無闇やたらに花を背負って登場する人物やら
現実にはまず起こらないであろうシュチュエーション
そして、登場する少女達が実にくだらないことで一喜一憂する。
ギャグ漫画はまだ楽しめたが、
恋愛マンガはもう全身じんましんが出てしまいそうな程毛嫌いしていた。
小説でも、当時流行っていた折原みとを貸してもらったことがあるが
やはりアレルギーが出てしまった。
無駄に改行が多く、やたら語尾にハートマークやエクスクラメーションマークがつき、
あっという間に読み終わってしまう。
正直「紙の無駄遣い」と思ってしまうほど、馬鹿にしていた。

少女マンガは勿論、少女小説も嫌い! と頑なに拒んでいた私だが
なんてことはない、単に恋愛アレルギーだったのだ。
ストーリーが理解できない、全く理解に苦しむ展開だった。
憧れの先輩と目があっただけで、有頂天になる主人公。
(何故それで幸せになれるんだ?)
物陰から先輩の部活動を毎日見守っている主人公。
(はっきり言って、先輩から見たら不気味だろう)
数々の押しつけがましい行為の末、
先輩もさぞかし迷惑だろうと思えば
主人公がピンチの時に何故か先輩が助けに現れるのだ。
そして、何故か相思相愛だったりする。で、ハッピーエンド。
・・・解らなかった。新手のギャグ漫画なんだろうかと思った。

恋愛エネルギーというのを知らなかった私は
少女マンガの恐ろしく自己都合的なストーリーに感化された友達に囲まれ
地で少女マンガをやってのける彼女たちが恐ろしかった。
だって、好きな人に電話をかけて無言で切ったり
下校時に後を付けて、家を調べ上げたり
机の中に差出人不明の手紙を放り込んだり
たまに会話が出来ると一言一句をすべて再現してみせ、すべて自分に都合良く解釈し、
他の女の子と仲良く話しているのを目撃したら、物陰から盗み聞きしたりしているのだ。
ほとんどストーカーまがいのことをしながら、
本当に好意を寄せているのは自分でいつか必ず思いが通じると信じ込んでいるのだ。
自分勝手で一人よがりでとても恐ろしかったし、
友達として相談には乗っていたが、はた迷惑だと思っていた。
そんなくだらないことにエネルギーを注ぐなら、勉強しろよと忠告しようとしたくらい、私は冷めていた。
それとも、回りくどいことをやめてさっさと告白すればいいのにとも思った。

恋愛の、「れ」の字くらいは解るようになった今では
あれはつまらない学校生活を面白くするためのゲームだったのだろう。
彼女たちの常軌を逸した行為にいちいち悩んだり、
腹を立てたりしていた私こそ損をしていたのかもしれない。
彼女たちと一緒に恋愛ゲームをしていれば、
あの時期に少女マンガを楽しむことができたかもしれないし、
その後、偏見に歪んでしまった恋愛観をもっと早くに元に戻せたかも知れないな。

久しぶりにマンガを読み返しながら
自分の中学時代ってなんて頭の堅いかわいげのない子供だったのだろうと思った。


あゆな |MAILHomePage

My追加