日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2004年10月12日(火) ** いわゆる”大人のパーティ” 回想録 その1

昔の話、、

そのお店は恵比寿駅から程近い場所にあった、と思う。
普通の民家みたいな扉をあけて階段をあがると受付があるそのお店は、裏風俗の”大人のパーティ”。

<大人のパーティ>
歴史的にはかなり古い風俗で、1980年代半ばじゃないだろうか!?発祥の地は巣鴨とか大塚といった、いわゆる山手線のひなびた辺り。(笑

当初はビデオ鑑賞会と称していて、複数の男女がエッチなビデオを観ながら・・・意気投合したら別室で○○○、という風俗だった。
スポーツ新聞の3行広告には「ビデオ鑑賞会とあった」後の広告規制もあり、「大人のパーティ」と最近では言われるようになったが。

複数の男女とは言っても女性は全員仕込みであり、男性客が女の子を指名してスペシャルサービスを受けるシステム。

しかしこの仕組みもちょっと複雑で、女の子の方も絶対相手したくないタイプの男だったりすると敢えて視線を合わせないようにして男からの誘いを無視したり、場合によっては裏の待機所みたいな所に逃げ込んだりすることで避ける事ができる。


つまり、半分素人!?のような女性が多く存在したのだ。ソープやヘルス等、客が指名したら、女の子に拒否権は無い(過去にトラブルでもあれば別だが)のと比べて、女の子にある程度の拒否権が発動出来ると言う事で働いていた女性も多くいたのではないだろうか。


話を戻して、恵比寿駅近くのお店に行った時の話。
大きなテーブルを囲んで男女が交互に座り、部屋の隅には大型のテレビが置いてあり民放が流れている。

こういう場って客の男性もお互いに顔を見合わせる訳で、全く会話に入ってこない客もいれば他のお店の情報交換とかする明るい男性客もいる。俺はどちらかというと後者の方で、「どーせ遊びに来てるんだから、同士として仲良くしましょう」が好き。

かといって、男同士であまり盛り上がりすぎるのも女性に対して失礼になる。 男女取り合わせて和気藹々といったムードになると、女の子の商売っ気も無くなり彼女達のいろんなエピソードが聞けたりする。(笑


案内された席に座った隣には、黒木瞳に似た美人が居た。 ”ラッキー”と心の中で叫ぶ。(笑
話をしてみると、その”ゆかり”という女性はセサミストリートのカーミットが大好きだそうで、カエルの話で盛り上がった(見かけと違うキャラ、笑)。 なんでも、そのグッズを集めているらしい。 「そっか〜、じゃアメリカに居る知人に連絡してみようか?本場だし、カーミットの色んなキャラクターグッズが手に入るかも知れない」と持ちかけ、2人でカーテンの奥に消えると、彼女の方から携帯の電話番号を教えてくれた。(当時はまだ携帯メールが普及していなかった、^_^;) こちらも携帯の番号を返す。

その黒木瞳似と○○○の印象は全然残っていないんだけど・・・(苦笑


携帯電話番号は聞いていたけど、こちらからかける事も無く、1週間ぐらい経って彼女から電話がかかってきた。

「私、ゆかりです。覚えてる?」

「あ、、こんにちは。 どうも」

電話番号の交換はてっきりリップサービスだと思っていたのでちょっとビックリした。と同時に、カーミットを調べて無い事も後悔。(^_^;)

「今度、またお店に来て下さいよ」

「うん、そうだね〜。 でも、ちょっと仕事が忙しくなってさぁ、今も大阪なんだよね。」

なんだぁ、営業電話かぁ!? (出張で大阪というのは本当の話)

「お店じゃなくてもいいですよ、お食事とかでもご一緒しません!?」

「えっ、そう? じゃ、今度こっちから電話するよ。 カーミットも今探してるところだからさぁ、(汗」

翌日、速攻でニューヨークに駐在している後輩Kに電子メールで「カーミット」捜査を依頼した。 Kは職場の女子社員(アメリカ人)に聞き取り調査してくれ、カーミットグッズが売られているお店を見つけてくれた。

Kに、今度日本に出張する時にカーミットグッズでレアそうな物を入手して持って来てくれるよう依頼したのは言うまでも無い。


つづく、


カーミット↓


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