2005年02月26日(土) バナナ共和国で人生についてふと考えた(4)
(前回のあらすじ) 「大体毎回いつも同じメンバーと再会」って、よく考えるとすごいフレーズだなあ。 RIZEは1枚目だけ持ってます。ベースが素敵。
とRIZEの歌詞を褒める一方で存在の根本を軽ーく否定しながら前回の続きです。 バナナリパブリック日本1号店略してプランテーション(微妙に違う)の話。 1号店であるプランタン銀座に行ったときのことです。 いったいいつの話なんだ 未来日記なんだか過去日記なんだかもう時間軸があやしいな 日付なんてどうでもいいことだ 明日のこと? そんな先のことなんてわからない ハードボイルドな俺様 ハーフポテトな俺たち 主題歌はレベッカ ねえオリーブ私たち暮らし始めたのはいいけど 自分の話のそれっぷりがときどきとてもいやになる
で、えーと、そうだメンチを切られたんだった(読み返した) わたしはナンパされるよりもメンチを切られたり喧嘩を売られたりしたほうが多いというある意味レアな女ですが それはたいてい男性からなのです それもまたレアかな まあそれはそれとして女性のメンチってこわいですね マジこわい なんか仕込んである凶器とか出てきそうで怖い 仕込むのは不二子ちゃんのふともものブローニングくらいであってほしい 平和がいちばん 何でこんなに話がそれるのか
で、こえーやべーどーしよーと抜き足差し足忍び足でその場を去ろうとしたらそのメンチおねえさんの口が動いてて すれ違いざまに聞こえたその声は消え入りそうに小さく あたかも幽霊のようにはかなく しかしわたしの耳にははっきりと聞こえました
「いらっしゃいませ」
…! ……! ………!
衝撃にうちふるえながら傍らにいた女友達を見やるとそこにはわたし以上にうちふるえている女友達の姿が そんなにうちふるえている彼女をついぞ見たことがありません しかしわたしにはわかりますなぜ彼女がうちふるえているか とにかくわたしは勇気ある撤退をいまこそ選択すべきと考えとりあえずエスカレーター方面へと退却しました そしてわたしと彼女は顔を見合わせ第一声を
「あ れ で 接 客 か と !」
それは見事なハーモニーでした
つーかねえありえないでしょう店員さんが客にメンチ切って捨て台詞みたいに小声でいらっしゃいませとかいうなんてさー いらっしゃいませってここは地獄の三丁目かっつの と客の立場でぼやくわたし以上にうちふるえているのは女友達 なぜかというと彼女はかつてアパレルで販売をしていた経験があるのです その経験から考えてもあまりにあんまりじゃーないかという話 ていうかそれ以前の話 そもそも聞こえるか聞こえないかのように目を合わせずになにか言うって相手が誰であっても失礼だろう しかもそれが店員ってどういうことだ ありえねー しかし目の前でありえているー 事件は会議室じゃなくて現場で起きているってほんとなんですね青島さん 古いよ でもこの話題自体が古いんだからいいんだよわたしは真矢みきが好きなんだよ 風のハルカもたまに見ちゃうんだよ 主人公よりSOPHIA松岡のほうが可憐に見える今日この頃だよ 黒澤優は元気にしているのだろうか とまあことほどさようにどうでもいいことばかり書き散らかすほどに混乱していたのですわたくしたちは
そして目を見合わせるわたくしたち 目の前にはエスカレーター 地下一階へとつづくエスカレーター そうですバナナ共和国はもうワンフロアあるのです 行くべきか行かざるべきか to go or not to go 勇気ある撤退を選択すべきか しかしわたしたちはあえて茨の道を選びました ここまできたら毒食らわば皿までだ とりあえずぜんぶ見てやれだ どこまでダメかいっそ気になってきた 次に会うのは地獄でだな ああお前もせいぜい元気でな そんな戦友どうし労いあうような目線をかわしわたくしたちはエスカレーターに乗ったのでした
ってまあ単にどーせもう来ないだろーし見るだけ見るか、ってなげやりな気分だったのも否めませんが
しかしそんな気持ちは甘かった甘すぎたロシアンケーキよりも月餅よりも甘かった 地下一階でわたくしたちはほんとうの地獄をみるのでした
<次回予告> バナナ共和国に井ノ本Rがやって来た。彼女が期待していた店舗は、卑劣な接客であった。井ノ本は激怒し、混乱した。その行動が、井ノ本に最も悲惨な光景を目撃させる。次回、機動戦士井ノ本R「地下1階の中」。君は、刻の涙を見る…
Zの劇場版、TV版とラストが変わってるらしいと聞いたので見に行かねばと思ってます |
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