2日目。
朝、8時に目覚めてエッチをした……と思う。(もう既に記憶が曖昧) いや。したした。朝私もシャワー浴びたもん。
そこから身支度を整えて、10時にチェックアウトして、彼の地元の駅まで。
以前みたいに彼の最寄り駅(超閑散)で降ろされることなく、ネカフェのある駅までちゃんと送ってくれた。
そこで漫画を読んで、15時過ぎまで待つ。
彼が迎えに来てくれて、いつものラブホへ。
もうあんな情熱的なキスはなく、するっと部屋に入った。
やっぱりベッドでいちゃいちゃする。
何の話だったか、私が彼を何度かどついた時、
「突っ込みみたいに裏手でやるのはいいけど、叩くのはやめて欲しい」
と言われて。
「親に叩かれたことないの?」
って聞いたら、
「一回ぐらいしかないんじゃないかな。平手で一度。何でだったか忘れたけど」
と!!!!!!
えっ、私、すぐ手の出る親に育てられたから、正直一度しか叩かれたことないって衝撃過ぎるんだけど……。都市伝説? って思っちゃうよ……。
私が呆然としていると、彼に「叩かないで」と言われて、「それは無理かも……」って答えたら、「努力する姿勢が大事なんでしょ。そういう姿勢が無い人は嫌だ」って言われた。
「だって、100%叩かないって約束できないよ」
「100%じゃなくてもいいんだよ。気を付けるのが大事って言ってるの」
そんな会話をして、でも私は何だかもやもやして、そして気付いた。
「あのね、今ね、話しながら、完璧に出来なきゃダメだって思うから、出来ないって言ってるって自分で分かったの。私ね、小さいころから転ばないように、痛くないように、って母親が全部指示してきててね。失敗したことがほとんどないの。失敗してもいいからやってごらんって、言われたことないの。
叩かないようにって気を付けて、5回に3回は抑制できたとしても、2回は叩いちゃうと思う。でもそれじゃダメだって自分が思ってるの。完全に直さなきゃいけないって。だから完璧に直せないと思うと「無理」って言うんだと思う。
昔からね、失望されるのが怖くて。試験を受けるって話も、受かってからでないと言えなかったから、今度試験を受けるんだって言ってる友達の話を凄く不思議な感じで、よく話せるなあって聞いてた。
恋愛カウンセラーみたいな人に相談に行ったことがあるんだけど、最初は母親の愛情が足りてないみたいに言われて。でも凄い私可愛がられて育ったのね。 じゃあ小さいころの自分を思い描いてくださいって言われて。 私のイメージは、6歳ぐらいで、座って本を読むか一人遊びしてて。 どんな気持ちがしますかって言われて、安心した気持ちですって言ったら、その人が「ああ、そこの中にいれば安心ってことなんですね。でも、そこを出ようとすると守ってあげないよって言われる」って言って、凄い自分でも納得がいって。
自由な子供、の力が足りないって言われた。何でも自分の思うようにしていいんだよっていう。自分で何かをしたことがないから、自分に凄く自身が無いの。でもこれ、自分で乗り越えなきゃいけないことだから。ごめんね」
話しながら、気付いたら泣いていた。後から後から涙が溢れてきた。
こんな風に自分を顧みたのも初めてだし、ここまで自分の内面を吐露したのも初めてだった。
彼は、目を真っ赤にしながら私の話を聞いてくれて。
「また一つ、ぼむのことを知れた」
と嬉しそうに言って私をぎゅっとした。
変にアドバイスをしないでただ話を聞いてくれる、そういう彼が本当に有難いと思う。
それから、二人でこの日最後のエッチ。
騎乗位で入れて、動いて、バックへ移行。
実はちょっと、入口が痛かったりして。
思いきって、そう伝えてみた。
彼は「じゃあ、入口で動かすのは痛いね。奥を突くようにするね」って言ってくれて、私は何だか感動。
「嬉しい。こうやって痛いって言えるのも、痛いって言ったら思いやってくれるのも。嬉しい」
って伝えたら、
「当たり前じゃん。俺の大事な人なんだから。いい子を産んでもらわなくっちゃ」
って言われて今度は感激。
多分一時間ぐらいは動かしていたと思う(遠い目)
長いですよね、これ。多分。
痛くなって当然だと思うのだけど、どうなんだろう。
ともかく、入口だけじゃなくこうなってくるとそろそろ中も痛い、というところで彼が果ててくれて、事無きを得た。
今までの私だったら開始10分、いや5分で痛くなったりしていたから、自分としては驚異的な濡れ具合なのだけど。
やっぱり前の人と比べると濡れにくいらしく、ちょっとしょんぼり。
前の人みたいに、行為の最中で、中ではまだいけないしな。
セックスの相性は、その人が一番って彼は言ってて。
中々その人を追い抜けないので、本当にしょんぼり。
やっぱり一番になりたい。
私とするのが一番気持ちいいって、思って欲しい。
私がいくようになればそう思ってくれるかなあ。
相性がいいってどうゆうこと? って聞いてみたら、「自分が楽しいって思えるエッチかどうかじゃない」って。
じゃあ私とは2番目に楽しいのか……ともっと落ち込む。
そんなことをしていたら、「じゃあ俺はどうすればいいの」ってキレられたんだけど、「ううん、何もしなくていい」って慌てて答えて、でもどうにもならないその順位をやっぱり気にしてしまう。
やっぱり、「美味しい」って舐めないからかな。(おい)
愛おしそうに舐めてくれてたよ、って言ってたけど、私は別に愛おしくな(ごほんごほん)
前の人は本当に彼のこと好きだったんだろうなー、と思う。
私は元々凄い好きで、その好きな人とどうにかなれて嬉しい、とかそういうのが全然無くて、棚からぼたもちっていうかひょんなことから転がり込んできたって感じなので、愛が足らないのかなーとも思う。
でもきっと、一緒に暮らすうちに、どんどん愛しくなるんだろうな、って気はする。
そんな風に思いながら、あっという間に時間は来て。
夜行バスまで見送ってくれて、バイバイした。
次に二人でこの土地で会うのは、1月の10日。
私が、
「14日ぐらいまで実家に帰ってるんだけど、この三連休のあたりで会える時ある? もし絶対会えないとか分かってたら、友達との予定とか入れちゃうんだけど」
って聞いたら、
「祝日は仕事だから、普通の土日休みの筈。金曜日は遅くまで仕事の可能性が高いな……」
ってことだったので、
「じゃあ土曜日に日帰り?」
って聞いたら、
「いや、土曜日に泊まれるかってとこ。会社でやってるスポーツチームの新年会ってことにすれば……」
と、嬉しい答え。
今までは結構、「土曜日に泊まるのは難しいよ」って感じだったのに。
会うために半休とってくれたりとか、こういう、ちょっと無理をしてくれるところに、愛されてるって実感が湧くんだよね。
それこそ彼の言う、「最初っから出来ないって決めつけないで、やろうとする姿勢が大事」ってこと。
でも、それってこっちから言わなくても、自然にそうしてくれるようになるんだなって、分かった。
まあ、言ったこともあったし、それはそれで自分の不満をちゃんと表現することも大事だと思うけれど。(やっぱり、ないがしろにされる扱いの時にはちゃんと声をあげた方がいいと思うし)
やっぱり嬉しいな。大事にされるってこと。
まあ、問題は本当に離婚するのかってところだけれども。
二人の距離は、ちゃんと縮まっている、と感じている。
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