最初は「まあ、彼が出張の1ヶ月間の話だし」と簡単に構えていた。
彼が家に帰ってしまってからも、嫁がパートから帰ってくるまでの間にかけられる毎日の電話、電話が終わってからも寝るまでやり取りが続くメッセージ、それを時にはスルーできたりしていたのに、いつの間にかどんどん惚れて行き。
一時期なんて、されたこと、言われたことを思い出して、体中の細胞が変わりそうなほどだった。
のめりこんで、危うく重い女になりそうだった私を救ったのは、思いがけないことに同じ恋愛体質の女友達。
同じく既婚者を好きになっていて、本気になって辛い、というメールに。
ただただのめりこんで夢中、という私は、これは明日の自分だな、と気付かされて。
色々話しているうちに、自分を取り戻さなきゃ! と思った。
と同時に、不倫関係のコラムも読んで。
やっぱりそこには、「2番目であることを肝に銘じる」「一番手になろうとしては駄目」「好きかどうか聞いては駄目」「未来を期待しない」「土日に遊んでくれると期待しない」とかって残酷な記事ばかりで。
でもそうだった、それでもこの関係を続けたいと思うのは自分なんだから、と目が覚めると同時に。
結局、2番手であることに甘んじるか、白黒つけるか、彼と付き合いつつ他を探すかという3択しかないのだというある記事に感銘を受けた。
酔っ払った私は、正直彼との結婚を夢見ていて。
でもそんなものは幻想でしかないと、気づかされた。
会いたいときに会えない、声を聞きたいときに聞けない、そういう関係が。
どんなにか不毛なものであるかを書いた多くの文章も。
恋愛に振り回されない、って気持ちを取り戻させてくれた。
それなのに気付けば今の私は。
彼から返信が30分ないだけで、不安になったりする。
余裕がないの。自分に自信がないの。そんなの、今までの経験で痛いほど分かっているのに。
気にしないように日記を書く。
それでも気にしている時間。
明日、メールも電話も来なかったらどうしようと思う、不安。
神様どうか、私に「それならそれでいいです」って言える強さを。
繰り返したくない。
不安になる自分ごと、消してしまいたい。
不安に呑み込まれないように、なっていた筈だったのに結局は変わっていない自分。
それでも私に、とことんまでやれる、強さを。
神様どうか。
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