矛盾スルニモ程ガアル
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2007年08月01日(水) 旦那が受診。��

さて、昨日の日記から続いております。


私が適応障害(うつ状態)になる→旦那、私の症状にことごとく共感→つーかお前の方が重症じゃねえかと旦那受診、という経緯でございます。


そんな訳で診察室。

あんまり詳しく覚えていないのですが、

・大学院ぐらいからずっと体がだるくて、汗が止まらない、トイレにも行けないなどの症状があった。

・今はトイレには行けるが、とても疲れやすく、ずっと体がだるく、一日のうち気分のいい時間が数十分〜数時間ほどある。それ以外はずっと気が重い。

・やろうと思っても仕事が手につかなくてうーっとなる。

・ちょっとしたことで物凄くイライラする。

・物事に興味・関心がほとんどない。全然楽しくない。

・過眠ぎみ。


などなど。
これは私が旦那から話を聞いて、まとめたものなのですが、それを提出した上で

・職場で話が合わないのが苦しいのではないか

・研究職が志望なのに、機械の点検とかが主な仕事だからいけないのではないか


などなど私が思いつくことを言ってみたり、先生からの質問があったりしました。確か、どんな仕事なんですか、とか休日はどうですか、とかいくつかあって、


先生「仕事には行けてるんですよね…。○○(←何かテストみたいな問診表)の点数もそんなに高くないし…まあ、これはあくまでも自己判断なんですけどねえ…」


と。



この時点で、私も旦那も「あれ? これって、もしかして大したことじゃない? 思い過ごし?」などと思います。



しかしその次の先生の言葉。


「SSRIじゃなくて…SNRIでいいと思いますね。一日2回、朝と夜に服用してみてください。これは副作用が少なくて…」


と、何故か薬の説明に。




私と旦那、軽く混乱。んでもって、私が


「先生、これは気分変調症なのでしょうか!?」


とお聞きした所…先生は困りつつ、言いにくそうに(うろ覚えの私の記憶ですので、説明違っているかもです)、


「あ〜、気分変調症はですね…一日のうちにいいときとそうでないときとあって…それがある日と無い日があって…うつ病っていうのはずっと下がっている感じで、これ(旦那の症状)はですね…うつ病エピソードっていうのがあって…それをですね…満たしているんですね…
うつ病に入ってますねえ」




しかしのほほーんと(そんな口調の先生なのです)、そう言われました。





それを言われた旦那、事態を理解しておらず「?え?え? 何、どういうこと?」という表情。

そんな旦那に思わず、本当に思わず「うつ病じゃーーん!」と突っ込む私。



しかし、二人ともちょっと事実をのみ込むまで時間がかかりました。




結果、旦那の診断はうつ病。


2週間に1度程度病院に通うことに。


お薬、朝と晩に飲むことに。(効果が現れるまでは時間がかかるそうです。なので、勝手に薬をやめないことが大事。薬の量が増えますが、それも最初は少なめにして副作用とかを見ているので自然なことなんだそうです)


先生は、「薬を飲めば、元のもっていた状態まで戻ると思いますよ」と言ってくださいました。

そして退室。





凄いどんでん返しもあったものです。


「うつ病かも!! 病気かも!!」と騒いだ私は適応障害で(適応障害も舐めたらいけないと思うのですが)職場を辞めると言ったら通院不要、薬もなし。「つーか俺その症状いつもなんだけど」と言った旦那が本気でうつ病。通院、薬必要。





人生…分からないものです…。





けれど本当に、今となっては私が適応障害になったことも、大騒ぎして旦那に症状を訴えたことも、良かったなあと思います。


はっきり言って、旦那の症状を、私は「性格的なもの」だと思ってましたし、当の旦那もそう思っていたそうです。一応、うつを疑ったこともあったらしいのですが、「まあそんなことないか」と打ち消していたそうで。


うつ病の人は、自分の症状を具体的に、人に訴えたりすることも少ないことがあり、また、周りも「性格的なもの」とか「気のせい」とか思って真剣に受け取らないことも多く、本人もそうだと思ってしまって余計訴えないとか。



どーーーーーーりで、やたら私より疲れやすいしすぐ疲れるとか、なんでもないことでいきなりひどく怒りだすとか、物事に異常なほど興味がなかったりとか、だるいだるいって言ってる筈ですよ…。


私はそれを、職場が合わない、向いてない仕事をしているからだと思っていたし、疲れやすい人だなあと思ってたのですが、そういうのもあるかもしれませんがこれってがっつり病気だったんですねえ…。



結構反骨的なことを言うので、大丈夫だと思っていたのですが、話を聞けば聞くほど「この人、めっちゃ生真面目で人に気を遣って生きてる人なんじゃん!!」とびっくりしました。

結婚して1年で…やっと。


優しい人で、自分よりまず人を優先できる、とても尊敬できる人だと思っていたのですが、どうやらそれをやりすぎてしまう、不器用な人でもあったみたいです。(私と足して2で割れればいいのに…)



私が、うつ状態と言うものを体験しなければ、お恥ずかしながら旦那の症状に気付くのは、もっともっと遅れていたか、下手すれば取り返しがつかなくなるまで気付かなかったと思います。


けれど、うつ状態というものを体験したことで、それの辛さ、苦しさを垣間見て、それが通常の精神状態とどう違うかも分かった上で、

「俺、いつもそういう状態になるんだけど」

という旦那の言葉にやっと「それおかしいし!!」と言えたのです。



うーってなって動けない、本当にその時は苦しいのですが、そんな状態が一日に何度も、何時間もあるという旦那。


自分の気持ちが上向いた隙に、今だ! と無理して仕事をするのだけど、それをやると後でもっとしんどくなると言っていました。


この土地がいけないのかな、とか、何度か町に出れば気分転換になるかな、とか、私が考えていたことは、それまでそんなことでした。

私の周囲の人と、全く一緒です。


旦那がいつか、働けなくなって、うつと診断されて、初めて気付いていたら、私もその病気を理解するのに凄く時間がかかったと思うし、思うように動けない旦那が一番辛いのに、その旦那を見て「もう! どうして動けないの!!」ともっと苛立ったと思います。


だけど、うつ状態を経験した今は、「動けないもんは動けないんだ。それは仕方ない。だって本当に動けなくなるんだもん」と思います。

苦しくなるのも、楽しめないのも、全然旦那のせいじゃない。

旦那は、病気なんだ。病気だから、動けないのは仕方ないことなんだ。


すとんと自然に、そう思います。
ただ、そうやって経験していても、実際に苛立ちをぶつけられたり、辛い、辛いといわれたりすると自分も辛くなるのですが…この辺は旅行記の方で書きます。




まあそんな訳で、病院を出てからも、旦那は何度か


「俺ってうつなの!?」


と聞いてきていました。

その度に私は、

「いやー…うつなんでしょ。(あっさり)けど、薬で元々持っていたものまで治るって言ってたし、大丈夫だよ」

と答えておりました。


後でネットで見たら、こうやって患者さんに事実を普通に認識させて、薬で治るよということを伝えることが大事だと書いてあって、ほっとしました。



そんな訳で、旦那のうつが判明した後の、イタリア旅行となったのでした…。(続きます)


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