| 2006年04月26日(水) |
親の介護と妊娠中の服薬。 |
こんにちは、ぼむでございます。
何故こんな朝から(携帯で書いてたら昼になりました)日記かといいますと、諸事情(後述)のために起きていた所に、「前回の日記はなんじゃい!」というご指摘が。
私の書き方が悪いせいで、不快にさせてしまった方もいらっしゃると思います。申し訳ありませんでした。
ご理解いただけるかは分かりませんが、前回の日記はこういう考えの元でしたと書かせて頂きたいと思います。 暗い話題なんですが、よろしければご覧くださいませ。
まずは「親の介護はしたくない」という彼の台詞。 掲示板でさせていただいたお返事の引用なのですが。←いきなり引用かよ。
『 自分を育ててくれた両親の介護が嫌というのは、私も最初「ちょっと冷たくない!?」と思いました。 けどこの台詞には続きがあって、「両親の介護もしたくないし、自分の介護も子供にさせたくない。介護させられる子供が可哀相だと思う」というのが彼の気持ちなんです。 介護の大変さを想像出来ているからこその言葉だと思っています。 』
なので、私は彼を酷いとは思わないのです。
私は、ヘルパー2級の資格を持っています。
また、今は自宅介護の祖母が特別養護老人ホームに入れられた時に、何度かお見舞いに行ったことがあります。
私が行った老人ホームは、テレビなどで宣伝している温か和やかな雰囲気などではなく、殺伐としていて臭いがひどく、時々奇声を発したり暴れたりする人や、ぼーっと空を見つめている人などが時が止まったような空間におり、「何のために生きるのか、このような状態で生きて何になるのか」を考えさせられる施設でした。
食事の時間とトイレ以外はほったらかし。風呂は週に2回でそれ以外は着たきり。
痴呆でも元気だった祖母が、スプーンを渡して食事のきっかけを作ってやれば自分で食べることが出来た祖母が、やがて食事に全介助が必要になり、立てなくなり、寝たきり+車椅子になりました。
みるみる痩せていって、「もう死ぬんじゃないか」と心配になった時、伯母が引き取る決心を固めて自宅介護になりました。
食事の時間はヘルパーさんが来てくれますが、それ以外は24時間介護が必要です。(誰かが見ていないと危ないので)
伯母は旅行にも行けませんし、外出もろくにできません。
畳の上におしっこやうんちをされます。それを私の母(介護を手伝っている)などが処理します。うんちまみれになりながら、祖母のお尻を拭いています。
祖母は、私も私の母のことも、伯母のことも分かりません。っていうか、世の中の全てのことが分かっていません。 祖母は命がある状態です。けど、生きてはいないのかも知れません。 このような状態で生きるのはエゴのような気までします。けど、母や伯母にとってはたった一人の母親なんですよね…。
そういう介護の現場を見ていて、親を老人ホームに入れるのは酷く苦しいことだと思っています。
しかし、自宅介護の大変さも、少しですが分かっているつもりです。毎日毎日老人と顔を突き合わせて、行きたい所も行けず、オムツやトイレの世話に明け暮れ、入浴の世話をし、それで相手が痴呆なら「ありがとう」の言葉もありません。痴呆が酷いなら、自分が介護されてると分かってすらいないのです。育児と違って、毎日毎日介護をしても、成長はありません。現状維持か、だんだん悪くなるのを見るだけです。
何年続くかも分からなくて、色んなこと犠牲にしてまで、私は彼のご両親の介護は出来ないと思いました。
彼のご両親を介護しようとなると、経済的にもかなり無理がきます。 彼の地元は大阪で、マンションを買うにしろ借りるにしろ大金がいります。 子供にかけるお金は、そのまま住むためのお金になります。
かてて加えて、彼が定年まで待つと間に合わない(ご両親は90歳を超えてしまう)ので、介護するなら彼とは別居になります。
私は自分の親でも、介護のために彼と別居するつもりは今の所ありません。
つれづれ考えて、あちらのご両親を介護するためには、自分の家庭を壊すぐらいの覚悟がいると思いました。
けれどそんなの本末転倒です。彼のご両親もそんなことは望まれていないと思います。(人間的に、出来た方なので。もちろん寂しいとかはあると思いますが、息子の人生犠牲にしてでも自分達の面倒見ろとかおっしゃる方じゃないので…。ただし、何かあってどうしようもない時には自分が行くしかないとは覚悟しています)
介護は現実です。 私はそれを見て来て、自分には出来ない、あるいは出来るかどうか分からないと感じました。
だけど、それで普通だと思います。
自分の生活が全て介護に奪われて、毎日排泄物とその臭いに悩まされて、そんな生活を「出来る」とやりもしないうちから言える方が疑わしい。そう、思います。
要するに、介護は簡単に「やります!」って言えるものじゃないんですよ、と言いたいのです…。 そして、やらないからといって他人から非難されるものじゃないということも。
ただ、私の祖母が入っていたようなホームに入れることはかなり抵抗があります。職員さんは皆いい人でしたが(介護はそんな人じゃないと出来ない)、やっぱりほったらかしはかなり微妙です。自分の親なのに、人に面倒見て貰うことも。
けれど、それを認めてあげないと苦しむ人もいて、難しい所だと思います。
私自身は、「専門の人に任せればいい」という彼の考えを甘いと感じることもあります。 その「専門の人」がいなくなったらどうするのかと。介護の人手は常に不足しているのにと。
だけど、彼には介護は無理だろうとも感じています。割と綺麗な世界で生きてきているので、あの臭いだけでノックダウンだと(笑) なので私は本当の本当の、いざという時の覚悟は持つようにしています。私がみるしかないんだと。
そういう気持ちでの日記でした。大概省略したため、誤解を招いたことをお詫び致します。
ちなみに自分の親を出来ればみたい気持ちも本当です。やっぱり経済面の理由が大きいですが…。
さてさて、私が朝から起きていた理由。 それは、「妊娠中に飲んではいけない薬を薬局に聞くため」です。 風邪を引き、病院へ行った私。 「妊娠の可能性はありますか?」の問いに、「ないです」とさっくり答えました。多分ですが、まあないだろうということで。
で、家に帰った所、微熱が続いたりするのは妊娠の初期でもあるらしい、と彼が上司に言われ。
喉は痛いし鼻水は出るし咳は出るし、おそらく風邪なんですが、彼がやたら心配になったらしく、薬を飲むなと言われたので(涙)、朝に電話して薬局に聞いたのです。
結果、
「前回の生理が来てから今回の生理が来る予定が一週間遅れてるとしたら、妊娠4〜5週になる。その時期が1番過敏な時期で、気をつけなくてはいけない。処方した薬は危険度の高いものはないが、安全とは言い切れないので産婦人科に行った方がいい」
とのことでした。
そうか、初期というのはそんなに大事なのか…と勉強になった私。
可能性としては低いし、なんか生理前の感じもするんですが、ともかく気をつけてみます。
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