こんばんは、ぼむでございます。
入籍記念という訳で、いささか遅れましたが旅行に行ってきました。 行き先は、国内だけど南の島(?)です。最高気温24度。…2月だよね? という感じの場所でございます。
そんな訳で、旅行のことなどを。
1日目。午後から出発した私達は、着いたら夕方で観光は望めず、買い物をして、宿泊予定のホテルへ向かいました。
交通手段はレンタカー。…これしか移動方法がないのです。
高速道路もありますが、850円が惜しい。(←どんな貧乏旅行やねん)という訳で、下道を通ることにしました。…後に、これがこの旅行最大の選択の誤りだったと思い知ることになるのですが。
とりあえず、それなりの市内を動くのですが、なんと。
何故か、ものすごく歩行者の道路横断が多いのです。
いやホント、そこは明らかに横断歩道がそばにあるだろ? ってとこでも、たたたーっと走って道路を横切ります。それが車が来ていない時ならまだしも、思い切り車の中を走るのです。いきなり車の陰から人が出てくる事もしばしば。
運転していた彼は、かなりびびっておりました。
しばらくすると、彼があまりにも疲れて来て、イライラしてきたので私は高速を勧めたのですが、彼が「いや、別にいい」とか言いまして。
けれどそれはもうキレている様子だったので、無理やり高速方面に、ナビを無視して進ませたんです。…そうしたら。
何か変な場所に入り込み、狭いわ人が多いわでもう最悪。
とにかくイライラして語調もキツくなっている彼に、とにかく運転を替わってもらい、私が高速を運転しました。
そして、ホテルに着きまして。
「本日はハネムーンということで、良いお部屋をご用意しております」
とか言われて、案内され。(←旅行の申し込み用紙を書く時「もう旅行の時は新姓になってるよね」とか話していたのを旅行会社の人に聞かれて、割と一方的に「ハネムーンですね!」とか言われて「備考:ハネムーン」とかカタカタと打たれた為と思われる)
それはそれは広いお部屋で、天蓋つきのベッドに部屋風呂とバルコニーにもジャグジーのお風呂がありまして、海は見えるし部屋はリッチだし私のテンションは一気に上がった訳なのです。
しかも、ホテルのご好意でグレードアップして頂いて、そのお部屋になった訳ですから「ラッキー」とそんな気持ちが更にテンションを上げさせまして。
ホテルはリゾートホテルなので、やたらめったら敷地は広いし宿泊する部屋も棟ごとに分かれてるしで、私はもう嬉しくて、わーいわーいと飛び跳ねたぐらいなのです、が。
ふと見たら彼が、その天蓋ベッドで寝てるのです。
いや、一応これ入籍記念。プレハネムーンだし。記念すべき第一夜だし。
愛を語らう筈のゴージャスベッド(私にとって)に、一人ごろ寝って。
えええ。いいの、それ。
そう思いましたが、私は優しく彼に「大丈夫?」とか「どう?」とか聞きました。…ええ、正直、私の今までの忍耐力って凄かったと思います。
だって何度も運転替わろうかとか、高速使う? とか聞いたんですよ。彼がどんなにキレて態度が悪くても、疲れたね、とか私がやるからいいよ、とか心配したり労ったりしたんですよ。
もう、キレそうになるのを必死で何度もこらえましたとも。
私が頑張った背景には、
・運転は確かに疲れるものであること(昔、元彼に本気で腹が立った経験があり) ・私もナビに任せきりで、マップを見なかったこと
があります。いや正直、私から言わせて貰えばそんなに疲れるような運転内容じゃなかったんですが、そこは都会育ちで大学までほとんど車に乗ってなかった彼と、小さい頃から移動といえば車で持久力がついている私とで違うのかもと、必死に自分を宥めておりました。
しかし、ベッドに体を投げ出した彼に優しく話しかけた私に対して、彼はいつもの「周囲のことなんて全然考える余裕ありません状態」で、とにかく自分のしんどさ前面に出しまくりでした。
「もう、しんどい」「ホントに疲れた」「何なの、あれ」等々、 新婚の甘さとは程遠い怒りとも苛立ちともつかぬ言葉が放りだされます。
私は3回彼に話しかけた後諦め、彼はこのまま寝てしまうかもしれないという悲しさと、っていうか折角の旅行なのにという思いで泣けてきました。
そして、二人でラブラブと入ることを思い描いていたジャグジーに、 一人侘しく入りました。
星空が目に沁みました…(涙)
そして、部屋のお風呂で体を洗い、さっぱりして出てくると、寝ていた筈の彼の姿がありません。
どこへ?? まさか失踪??←縁起でもない。
と動揺すると、彼はバルコニーの4人がけのテーブル&チェアの横の、なんというかマットを敷いた背もたれが少し斜めになってるみたいなやつ(普段ご縁がないので名前を知らない…)で寝ていました。
そして、話しかけると大分回復した様子で、割と普通に話せました。
なので「どうする? お風呂入る?」と聞くと、「どうしようかな…入ろうかな…」と。
そこで私は我慢できなくなり、半泣きで「二人でジャグジーに入りたい」と訴えました。
そして、私の気持ちを彼は聞いてくれて、何とか二人で入ると、やっと
「ごめん」
と謝ってくれました。折角の旅行なのに、と。
全くだよ。
そんな言葉を喉元で抑えながら、何とか後は無事に仲良く過ごせました。
そして、一日目は終わったのです。この日の教訓は、 850円をケチるな ということでございました。
っていうか、記念旅行で教訓って…。
そんな訳で、二日目に続きます〜。
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