浮気された。それは、凄く嫌な経験だった。
嫌な経験と一言で言えない程、辛かったし苦しかった。
浮気される方も悪い、とかいうけど何かこっちに不満があるなら別れるなりなんなりすればいい、それをしないで別な人に行くのはフェアじゃないしルール違反だと思った。
魔がさすというのはあるにせよ、関係を継続するというのは自己責任。有り得なかった。私の中では。
言葉は信じられはしないもの、態度を信じるべきだというのは深く私の教訓として刻まれ、今も役立っている。(浮気された人に「言葉で見るな、態度で見ろ!!」って言って回りたいぐらい、大事で真実だと思う)
あの時は本当に、誰と付き合っても裏切られるような気がしていたし、信じることを自分が取り戻せるとは思わなかった。
けれど今の彼と出会って、本当に心から信頼できる人だと思って、少しずつ少しずつ回復していって、あの時からは想像出来ない程穏やかな気持ちになれた。
そしてついに最近、「結局は浮気が悪い。ひどい」なんて思っていた自分が、「ああ、それも含めて、そんな人と付き合った自分の責任だな。あの恋愛で学んだことも多かったな」と肯定する気持ちになれた。
私の中で、本当の「過去」になったんだと思う。
今でも時々頭は痒くなるし、完全ではないけれど、確かに何かが、収まった。
箱に入れようとしていた思い出が、最初は入れようとしても入らなくて、次に入ってもキツキツで蓋が閉まらなかったり中が飛び出したりとかして、それがようやくすんなり入って、蓋をパタンと閉められたような。
時間と、彼氏のお陰だと思う。
何より温かい気持ちを注ぎ続けてくれた彼に、本当に感謝している。
幸せであること、幸せな私を、どうか元彼にも喜んで欲しい。
そして貴方も幸せになってね、と、そんな気分なのはやっぱり今の彼氏のお陰で。
ありがとう。本当に感謝しっぱなしだ。
私のどこがいいのか、本気で分からないけれど、あなたと結婚出来ることを誇りに思っています。
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