矛盾スルニモ程ガアル
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2006年01月01日(日) 受難の元日。

折角の年明けをこんなタイトルで始めたくないのですが、いろいろあった元日でございました。




皆様、明けましておめでとうございます。


昨年は大変大変お世話になり、ありがとうございました。


こんな私に関わってくださった全ての方々に、感謝しております。


どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。












さて、元日の受難。


その一は、初詣でした。


初詣に行きたいと私が言い出し、彼もじゃあ行こうかと行った初詣。


しかし、車は渋滞。

ずらずらっと車が並び、人が多いのを見て彼が「こういうの嫌いなんだよな」と言い出しました。

しかし、私はこの人が多いのがいいのであって、初詣に行きとうございました。


屋台を楽しみ、お参りをして、おみくじを引き、砂利道を歩くのだと。


しかし、渋滞する車の中で、彼はどんどん疲れていきました。

といっても、動かない渋滞ではありません。大体30分くらいだったと思います。


私は何度か、帰ろうか? と声をかけ、来ていたメールを返すのを中断し、彼が辛くないようにと、話しかけたり、いろいろ言ったりしました。


はやく駐車場に着きます様にと、祈るような気持ちでした。



そして駐車場に着いたところ、彼がものすごく疲れていて、私がおそるおそる

「休む?」

と聞くと、

「うん」

と言ってそのまま目を閉じてしまいました。



勿論私は手持ち無沙汰。


彼が途中、起きた様子なのを見て、「起きた?」とか「大丈夫?」とか声をかけましたが、また寝てしまいました。

んで、今度は、彼からの言葉を待ったのですが、かなり起きているようなのに彼からは声をかけないのです。

「いいの?」

と聞くと、「うん」と。


そこで私が我慢できなくなり、「私、待ってたじゃん。どうして言ってくれないの」と責めると黙ってしまいました。

そして、私も黙ったのですが根性が続かず、車から出たのですが、手も繋ぐ気のない彼の様子に、「そんなのなら帰る」と車に向かうと、彼もそのまま車に乗り込み、普通に家に帰ってしまいました。



彼はリビング、私は寝室に行き、色々考えました。


彼が嫌がってる様子なのに、初詣に結局は行きたがった私が悪いのか、とか。

けれど、混んでるだろうというのも彼は予想していて、それで家を出るときは普通に「じゃあ行こうか」という感じだった。

行っている途中で実際に混んでる様子(と言ってもそれほどでもない)や人を見て嫌になったんだろうけど、それならそれで言ってくれればいいし、あんなに不機嫌にあたられる事なんてない。

結局、自分は行きたくなくなったというのに行かされたと不愉快になってるだけじゃん。そんなの自分の勝手であって、元々初詣に行こうと出かけたんだし、混んでる事も予想してたなら、本当にただの彼の我儘だ。

それでもこれだけ怒るんだったら、彼のしたくないことはもう何も出来ない。確かに、してもしなくてもいいことは、私がしたいと言えば譲ってくれるけど、したくないことはこれだけ自分が正義とばかりに好きなことするんだったら、そこは私が譲るしかなくなる。




そう考えて、段々考えていることが分からなくなってきて、ただ、楽しみにしていた初詣なのにこうなってしまったことが悲しくて、ただ悲しくて、結局はそんな状態に負けてしまって、彼のところに行って泣きながらくっついて、「ごめん」と言っていました。←進歩のない女。



彼はぎゅっと私を抱きしめ、何も言わずに強く抱きしめ、それはよく、彼が自分の行動を反省しているけれど言えないときにする行動だったので、そうなのかなと思いながら、私はひたすら泣いていました。



そして、私が「ごめんね。まだ怒ってる?」と聞くと、ぶんぶんとまさか、というように首を振り、「ごめんな」とぎゅっとしてくれました。


それで、彼に私はもう一度、初詣に行きたいと言いました。

彼はいいよと言ってくれ、「ぼむとだったら、初詣に行きたいと思った」と抱きしめてくれました。


結局その夜神社に行き、夜の神社も綺麗だったのですが私は明るいうちに行きたかった訳で、翌日もう一度行く事を約束して、食事に行きました。


久しぶりの外食(居酒屋系)は、そこに書いてある値段にいちいち気の遠くなる思いでした。こんなのを平気で今まで頼んでいたのね。高い…。



そこで事件その二。



実は、その喧嘩の最中に例の彼女(年明けてまで持ち越したくなかったこの話題)から割と長いメールが来ていたのです。

確かに、年末来ていたメールに今日が関連する日だったので、むしろこのメールが来ないのも不自然とも言えます。


だけど、やっぱり彼女がいるっていう人に、わざわざ元日に送らなくていい内容です。(年末のメール→元日に自分の職場に彼の上司が来ることになっている。サプライズを考えている。 今回のメール→やっぱり来ました。向こうから挨拶してくれました)



これはもう、確信犯確定。



私に喧嘩売ってますね。




そこで私は、彼がメールを返すとき、私も参加したいと言いました。


メールするなと言ってやりたいと。



すると、彼は本気で怖がり、嫌がりました。


ここで押すと彼がもっと嫌うのは分かっていたので(学習効果)私は一旦は「分かった。送らない」と引き、しかし不満だったので訴えました。



「貴方は前回、不満があったら自分から相手に行動を起こすと言った。私は、そっちの方が嫌かなと思っていたけど、貴方は逆だったと知って今こうして自分から行動しようとしているのに、それもダメだというならどうすればいいの。

 またこのままだとメールが来るよ。それは私は嫌だよ。もう来て欲しくない。こんな風に貴方と喧嘩するのも嫌。もう終わりにしたい。

 相手は婚約してること知らないから、メールでそのことを言って、ここには知り合いがいないから友達になって欲しいみたいなこと書くよ。それだけでもダメなの?」


そう言うと、彼は


「ごめん、彼女いるって言って、それでちょっと油断してた。そうだよな、メール来るのは嫌だよな。ごめんな」


と言いました。


私が「メールしていい?」と聞くと、「いいよ」と。


「じゃあ、もしはっきり言ってもしつこくメールしてきたら、メール拒否とかしてくれる?」

と聞くと、

「うん。するよ」

と。



それで、ほっとしました。

凄く、仲直りな雰囲気になりました。




そして、受難その三。



彼のことを慕っているが自分には彼氏いるくせに「○○さん(彼)は私のもの」とかいう彼の後輩(私にとっては同級生)が、私達の結婚の事を人づてに知って仲間外れだと凹んでいるから、電話でもしてやってよと、同じく彼女に慕われている彼の友人からメールがやってきました。


そこで、彼は彼女に電話しました。(私が電話してみてと言ったのもあります)


彼が5分ほど話したところで、電話を替わって貰いましたが、その時に言われたのが!!


私「今無職なんだよね。暇だよ〜」

彼女「内職でもしたら」

私「いや、せめてパートで…」

彼女「花とか作ってよ。内職内職」



そして、結婚の時期について、

彼女「でも、聞いたときよく決断したなって思ったよ。○○さん(彼)って、まだ1年目でしょ。すごいよね。よく決めたよね」

と。


って。いつの時代だよ。


よく決めたよねって、
ちょっと早まったんじゃない?」って気持ちがすげー伝わるんですけど。



彼も同じことを言われたみたいで、「気合いだよ。気合い」って答えていましたが、この嫌味についてまったく分かっていませんでした。


分かって!! これは嫌味よ!!(涙)


普段気付かない私が察知するんだから、それなりのもんだよ。



大体彼女が知らなかったってすねて、何で彼がご機嫌取りしなきゃいけないんですか!!←もっと早く気付け。





しみじみ思うのは、彼の周り、ろくでもない女が揃いすぎ…。(←その筆頭が何を言うか)



優しいから都合よく利用されちゃうし、そういう人を選んで向こうもやってきてるんでしょうが、私が来たからにはそういう女は排除させていただきます。


だってそういう女の人って、何人もキープみたいなのいるし。


別に彼じゃなくてもいいし、重要なのは、彼も、別にそういう女の人のことを何とも思ってないってことなんですよね。(←基本、人に興味ない)



普通に友達として付き合ってるならいいんですが、都合よく彼が利用されたり、「私の」みたいに言われたりしたらそりゃあ不愉快ですもの。


誰でもいいんなら、どうぞ他所に行ってくださいませ。




そんな気持ちで、しみじみと彼の周囲の女の人について、思いを巡らせております。





ちなみに、彼は「ぼむみたいなのが珍しいんじゃない? 普通、女の人って彼氏いても他の男に甘えたりとか、するんじゃないの? それにだまされる男も男だけど」と言います。(そうなの…!? そんな馬鹿な…!?)


そして、例の女にはっきりとメールするなと言ってやりたいという私に対して、「ぼむは本当、男っぽいよねえ」と。

「なぬ!?」という私に対して、

「そういう直接的なのって、男性の発想だよ。俺は、そういうぼむが好きだけど。ぼむは思考が男っぽい」

と。



…そうか…。そんな気はしていたけど、やっぱりそうか…。




そんな感じで、新年早々「男っぽい」認定を婚約者から受けたぼむがお送りします、あったことや考えをそのまま書き出すこの日記。



「おいおいそれはどうよ」とか、「ありえない」とか、「まあ分かるかなあ」とか、いろんな風に見て頂ければ幸いです。


これはぼむ個人が、思った事をそのまま書いている日記です。

ここに書いてあるだけではないこともありますし、また、あるいはこの考えは「今」私がこう思っているという「事実」であり、将来変わるかも知れませんし変わらないかも知れません。


そんな私ですが、この「エンピツ」での沢山の出会いに、とても多くの影響を与えてもらいました。

本当に、本当に、感謝しております。



これからも細々と、書かせていただきたいと思っています。



どうぞ今年も、よろしくお願いいたします。
 


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