朝は自分で支度して、パリッとした格好で、寝ている私を優しく起こして「行ってくるね」と声をかける。
帰って来たら、私のくだらない話に付き合ってくれつつ、一緒に今晩の献立を考えてくれる。
献立が決まったら買い物。安く安く頭を使いながら買う…割には、私がデザートを欲しがるのでプラマイゼロに。
夕食。何も言わなくてもキッチンに来て、普通に一緒に作ってくれる。(注:私は無職)
「貴方は働いてて私は働いてないのに、一緒に作るの嫌じゃない?」
と聞いたら、
「ううん。ぼむこそ、嫌じゃない?」
と。
「何が?」
と聞くと。
「料理作るの」
…!?
いやそりゃあ、料理嫌い、家事しなーいって事あるごとに言ってた私ですがね。
それを覚えてくれたのは有り難いんですがね。
でも、専業主婦になってまで、家事全て投げ出すつもりはございませんぜ旦那。←じゃあ手伝わせるな。
…そんな心境で、「いや、嫌じゃないよ」なんて答える。
出来たご飯は美味しい美味しいと言って二人で食べる。
「貴方が作るから美味しい」
「いや、7、8割ぼむが作ってるじゃん。俺はアク取り専門だから」
そんな会話をしながら食べた夕食は、
肉じゃが(全て彼作)と味噌汁(私)とサラダ(私)。
…比重が間違ってる気がするのは、気のせい。
サラダなんて、サラダというよりレタスなのは、まったく気のせい。
夕飯の後は二人でテレビを見たり、何かについて熱く語ったり、私がネットしたりゼ○シィ読んだりする隣で彼が理系の難しい本読んだり。←並んだ本のギャップに愕然。
夜中にあれが食べたいと私が言えば、「買いに行く?」と一緒にスーパーまで行ってくれる。
あまりに申し訳ないので、洗濯と少しの掃除はしているつもりの日々。
私の方も、少しでも彼が楽になればと思っていて。(家事や、一人の寂しさとか、愚痴を言いたい時とか)
特に、気持ちを溜めやすい人だから、少しでも嫌な気持ちを吐き出してくれたらと、話を聞く度に思っている。
それぐらいしか出来ないけれど。
二人でいることが、二人にとって意味を持つように。
いつまでも、そうなっていけばいいなあと思っている。
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