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2003年07月02日(水)
この先にあるものは何か教えて欲しい

「もし魔法が使えたら、どうしますか?」と先生は言った。
「時間を止めてしまうか、自分を消してしまいます」と僕は答えた。

昨日の診療のことは、それくらいしか思い出せない。
そのときの先生の表情や、ペンを走らせる姿は思い出せるのに、
何を話したかは、もうおぼろげになってしまっている。

不安や罪悪感がないまぜになり、レキソタンを飲み込む。
そしてがくりと眠りについてしまう。
今日は何にもできなかった。

上司と少し相談をした。
話を聞いてもらえるのは、助かる。
けれどうまく伝えられないのがもどかしい。
とりあえず、今月を乗り切ってから、身の振り方を相談しようと思う。

自分の存在を希薄に感じる。
気を抜けば、指先からくずれて消えてしまいそう。
希死願望は古傷のように、折りにつけ痛み出す。
もう何もかもがイヤになってきた。



2003年06月27日(金)
少しはマシか

ばたばたとあわただしい一日。
だけどこんな一日のほうが、余計なことを考えずに済む。
心が一番ざわつくのは、これから始まることを考えるときだ。
動き出してしまえば、流れに身を任せるだけでいい。

来月は忙しくなる。



2003年06月24日(火)
睡眠異常

眠りのリズムが完全にいかれた。

眠りに入れない。朝早く目が覚める。
でも動けなくてうとうととして、9時過ぎまで寝ている。
休日は昼まで寝ていて、昼過ぎにも眠りについてしまう。

やってらんない。
どうしてまたこんなことになってるんだろう。

何か書こうとしても、何か話そうとしても、
自分の中がからっぽで、何も思いつかない。
ただ外界の変化に反応するだけのイキモノ。

感情も、必要だから見せているただの作り物。
自分を支配しているのは、これまでに刻み込まれた
毎日の行動プログラム。

もう本当の笑顔も思い出せない。
もう感情は錆付いて使い物にならない。
思考能力は落ちて力を発揮できない。

誰もわかってくれない。
誰もわかってくれてなかった。



2003年06月17日(火)
今日も会社に来れた

自分でもひどい有様だとは思うけれど、
何とか昼過ぎに会社に来れた。

原稿も何とか仕上げられた。
すごくやりたくなかった原稿だったけど、
なんとか形にすることができた。
これだけでも自分を褒めてあげたい。

本当は楽しいこと、いっぱいあるはずだ。
いまはそれが眩しくて目を向けられないだけ。
いつか素直に受け入れられる日が来るはずだ。

今日は成果を出したから前向きになれた。
明日もこうあって欲しいと切に願う。



2003年06月13日(金)
何とか再起動

今日もそれほど早起きできたわけではないけど、
なんとか午前中に会社にたどり着くことができた。
起きた時点でまだ落ち込んでいなかったから、
その勢いが消えて無くならないように願っていた。

やっぱり本調子ではないけれど、今日は比較的まともだった。
レキソタンは飲まずに済んだ。今週始まって以来のことだ。
ひょっとすると、薬を飲むからやる気も失せるのか?
確かに、薬を飲むとぼんやりとするからなあ…。
背に腹は代えられないのだが。

今日は6割くらいの力で動いている。
今週は平均して2割くらいだったか。
食事をとれなくなり、体重が2週間で2キロほど落ちた。
何に対しても興味が持てなくなって、どうしたらいいかわからない。

けれど時間は容赦なく進んでいく。



2003年06月12日(木)
今日も一日が終わる

どうしてもやる気が出ない。
何もしたくない。そう思うと身体が動かなくなる。

昨日は一回、ちゃんと起きたのにまた寝て、昼過ぎに会社に行った。
会社に行くということが、面倒で余計なことに思えてしかたなかった。

今日は起きる気力もなかったので寝ていた。
悶々と自問しながら起きて、うだうだとしながら準備。
布団をたたんでいると、猫がやってきて甘えてくるので
そのまま相手をしていたらまた動きたくなくなった。

10分ほど動かずにいて、このまま寝ていても
一日を無駄にするだけと思って起きて着替えて歩き出した。

電車の中ではいつも目を閉じて眠っている。
そういえば昨日は一駅寝過ごしたんだった。
今日ももう少しで寝過ごすところだった。

会社に来ても仕事をしたくなくてうだうだ。
気を振り絞って何とか電話をかけてみたり。
やろうとしてた仕事は明日にもちこすことにした。

まだ時間はある。あわてる必要はない。
私は慣れない仕事ながら、よくやってるほうだと思う。
能力が落ちたわけじゃない。
経験がないのと病気が足を引っ張ってるだけだ。
だからまだ諦めなくてもいい。



2003年06月10日(火)
無為に過ごして

月曜日を休みにした。

やることがない。やりたいことがない。
ほんとはそうじゃないかもしれないけど、気分がのらない。

ごろごろと時間を過ごして、それだけ。
一歩も外に出ずに一日が終わった。

今日も危険だった。
何もする気がおきずに、休みにしてしまおうかとさえ思った。
けれど無為な一日を過ごすのが怖くて会社に来た。

少しだけ仕事して、うとうとして、そんな一日。
じわじわと削り取られている感覚がイヤだ。