DiaryINDEX|過去の日記|未来の日記
世の中というのは理不尽な事がたくさんあります。でも私はその理不尽があるから人間は強くなっていくのではないかと思います。今の時代は理不尽から子供を遠ざけたり、理不尽から子供を守りすぎてしまっているのではないかなと感じる事があります。もちろん理不尽な事が無い世の中があればそれは素晴らしいと思いますが、それは無理な事だと思います。世界レベル、国レベル、社会レベル、会社、学校、仲間同士、どんなレベルだろうと大小の問わず理不尽な事がたくさんあるのが世の中です。だから私はその理不尽を力にして成長出来る人になれば良いと思います。私の父は家が貧乏だったために様々な理不尽を経験してきました。私の父が小学生低学年の頃に、近道をする為に田んぼのあぜ道を歩いていると、大きな農家の田植えを手伝いお金を稼ぐ人達が10人ほどいて昼食におにぎりを食べていたそうです。小学生低学年の父が通りかかるとその中の1人が「あの子は菅野のとこの子供だ。家が貧乏だからおにぎりが欲しくて来たんだな、ほら食べろ」と言いおにぎりを出したそうです。父は本当はその近くにようがあったのですが、それが悔しくてそのおにぎりを受け取らずに、その道をずっと真っ直ぐ歩いて行ったそうです。なぜ真っ直ぐにずっと歩いて行ったかと言うとそれは悔しくて泣いている顔を誰にも見られたくなかったからだそうです。父はその時に将来絶対お金持ちになって美味しいものを食べる事が出来る人になろうと思ったそうです。そして父は一生懸命に働き会社を作り、お金を稼ぎ親孝行をしました。父は理不尽な世界を恨んだり、不満を言ったりせずにそれをパワーにして頑張ったのだと思います。その理不尽な事がもしなければ父の人生はまた違うものになっていたかも知れません。
開設してから2回目のフィットネスクラスの指導でした。今まで自分が指導する事がなかった層の方々と楽しく稽古が出来る事を嬉しく思います。稽古の始まりと終わりや合間には、少し世間話などもして、私もなかなか楽しくやっています。今もう一つ考えている事があります。それは高齢者の方々が楽しめる場を作れないか?という事です。自分の人生の先輩方にこの国を頑張って作ってくれた先輩方に何か空手で恩返しが出来ないかなと思います。そのような事でしたら喜んで何でもしたいと思います。もし良い知恵を持っている方がいましたら力をお貸しいただけたら助かります。
自分が動き出したらドンドン加速して行く事があります。もう自分でも止められないぐらい加速して行きます。頑張っていれば誰かが自分を後ろから押してくれる人が現れます。人を当てにしてはいけないとは思いますが、自分が一生懸命頑張っていれば、必ず誰かが力を貸してくれると思います。最近、私はそれをすごく感じます。そして誰かに応援してもらえる自分でありたいと思います。その為にはとにかく挑戦です。何歳になっても挑戦!挑戦!挑戦!です。挑戦すれば負ける事もあり、恥をかく事もあります。
次男の幼稚園の教会の父の日礼拝でした。次男は「ゲームセンターに連れて行ってくれてありがとう!」とメッセージを書いた私の似顔絵をプレゼントしてくれました。長男も一緒に礼拝に行き私にプレゼントをくれました。家に帰って財布がない事に気が付き「これはもう終わった!」と1度は自暴自棄になりましたが、交番に行って届けを出すと、なんと蒲田警察署に財布が届けられていました。何かに守られている感じがしました。
この話は子供達にも話す話ですが、私の父は学校にお弁当を持って行く事が出来ずにお昼は家まで走って帰りご飯を食べてからまた学校に走って帰ったそうです。家までご飯を食べに行くならお弁当を持って行けば良いのでは?と思う方もいると思いますが、父の家では白米を買う事が出来ず、すいとんのような物を食べていたそうです。ようは汁物なのでお弁当に出来なかったのです。父はお弁当を持って来れない理由を言わず、毎日お弁当を忘れたと先生に言って家に帰っていたそうです。先生も本当の理由を問い詰める事はなかったそうです。そんな時代が自分が生まれるすぐ前にはあったのだと思うと自分達がいかに恵まれているかが分かります。団塊の世代の人達が強いのはそういう苦労をして来たからなのだと思います。
次の目標に向けて走り出しました。しっかりと一つずつ一つずつ目標を達成して行きたいと思います。その目標を達成して行けば、私が50歳になる時には、私の空手は凄い事になっているのではと思います。
全国クラス別型交流大会とセミコンタクトルール交流大会が終わりました。また次の目標に向けて頑張りたいと思います。次は8月の極真祭の型競技でしっかり優勝したいと思います。そしてそれが終わったら来年1月に三峯神社で行われる総本部合宿の昇段審査に向けて稽古をして行きたいと思います。休んでいる暇はありません。
妻の勧めで眉村卓の作品「妻に捧げた1778話」を大阪に行く道中に読みました。読み終える瞬間は涙が出でしまいました。本当に本当にお勧めしたい作品です。私にとって心に残った言葉がたくさんあった作品でした。ですが本当にお勧めしたい作品なので、あえてここで紹介する事は控えます。自分がお勧めしたのに、勧めて読んだ方から感動を奪うような事を書いたら申し訳がないので書きません。そのぐらいお勧めです。
本日からフィットネスクラスが本格的に開始となりました。4名の方が入会してくれました。新しい試みでどうなるか凄く不安でしたが、上出来のスタートと言えると思います。みなさんに空手の稽古を楽しんでいただけるよう毎週、いろいろ考えて稽古のメニューを考えたいと思います。
私は不器用です。何事もすぐには上達しませんし。何かを始めてもすぐには上手く行きません。結果を出すのも人より時間がかかります。人生の前半はそれを私の欠点だと思っていました。しかし今はそれを欠点だとは思っていません。むしろ上手くいかないからこそ努力する事が出来たと思っています。先日優勝した型競技もそうです。初出場で優勝していたら私は4年も型競技に取り組む事はなかったと思います。勝てないから頑張れたのです。その4年間の努力で私はたくさんの物を得る事が出来ました。人間は自分の長所が短所になってしまったり、短所が意外に長所になる事もあります。本当に面白いものです。
kanno
|