にゃんことごはん
ごはん



 猫にもフェチがいるのかも、と思う春の午後

猫はこだわりの生き物だが、飽きっぽくもあると常々思っている。

けれど、変わらずに好むもの、というのもある。たとえばニャンニャンはシャカシャカする袋類。スーパーなどの手提げ袋に興味を示して入るのはショーやポッポだが、ニャンは舐める。キッチンの片隅からシャリシャリと不思議な音が聞こえてくると、たいていニャンが袋を舐める音だ。食べはしないので大目に見ているのだが、大丈夫かねというのが本音だ。

紐のような長いものにじゃれ付いて遊ぶのも猫の習性のひとつのようだ。が、キラリンはヒモをかじる。荷造り紐、ほつれたラグの毛糸、料理のときうっかり出しっぱなしにしてあったタコ糸。こういったものは排泄されればいいけれど、そうでないと危ないとも聞くので、即やめさせる。キラリンが来てから、紐類の放置には神経質になった我家である。

水に異様な関心を示すのがショー。洗濯機の排水、浄水ポットの水位、荒い桶に立つさざなみ、洗面所の蛇口から流れる水の行方……とにかく、水という水をじっと眺める。我家で唯一、水容器に前脚をつけて舐める猫でもある。通常の水飲みは、水道から直接。浄水にポットを使っている我家で、蛇口に取り付ける簡易浄水器を導入したのは、ひとえにショーのためだ。

ニャンやキラリンのポリ袋や紐へのこだわり方は好き嫌いの範疇を越えて、フェティッシュめいている。ポリ袋フェチ、紐フェチと言ったほうが適切な感じがする。ショーの場合も、水音を聞くやいそいそとやってくる様子が、フェチめいている。目を細めてじっと見入っているときの表情は、どこか恍惚としている。

人間にフェチがいるのだから、人間と生活をともにする猫にも同じ習性を持つものがいてもおかしくないのかもしれない。

気づいていないだけで、あみっちやポッポ、ジュリナや練々にも、なにかあるのかもしれない。あ、練々は、リュウの靴の匂いフェチかも。よく玄関でリュウのスニーカーの匂いを嗅いでは、コロコロと転がっているところを見かける。通りかかると、はっと我に返ったような顔で起き上がる辺りもフェチっぽい。普段、比較的リュウには冷淡な練々だけに、おかしさもひとしお……。リュウはいつも「臭いと思うんだけどな」と笑っている。そう思うんだったら、ちゃんと手入れしろよと言いたいのだが、悶える練々を見ることができなくなるのは寂しいなとも思うあたり、猫バカだ。

◆桜は先週の前半気温が低かったせいか、週の半ばで満開になった。雨が降ったり風が吹いたりしたが割と元気に残っていて、金土はお花見日よりだった。
 春休みのリュウは、友だちと約束がないと毎日13時間ぐらい寝ている。27日の土曜日には、1年半余り所属したサッカークラブ最後の親善試合だった。交流のあった学校からのお声掛かりで、卒業記念大会があったのだ。試合後、校庭の桜の下で豚汁をご馳走になったりして、なかなか楽しかった。
 1日の木曜日は、リュウが生後1ヶ月半から4歳10ヶ月で卒園するまでの間、お世話になった保育園の園長先生ご夫妻宅にご挨拶に伺った。制服姿をみていただきたかったのだが、肝心の制服をみなとみらい線に置き忘れ、取りに戻り、結局、みなとみらい線を1往復半してしまった。オオボケな親子だ。先週会った保育園時代の友人とも合流して楽しい夜だった。

1日(木)
* 朝−卵焼き飯(ナガネギ、ピーマン)、ガーリックトーストwithブイヤベースもどき魚介類のごった煮(=昨日の残り、鮭アラ、いか、海老、じゃがいも、かぶ、にんじん、玉葱、ピーマン、トマト)
* 昼(みなとみらい線往復の余波で食いはぐれる)
* 夜(園長先生ご夫妻が入学祝いと、イタリアンレストランに連れて行ってくださる)−前菜(野菜の生ハム巻き、ミニ大根のアンチョビソース、真鯛?のカルパッチョ風味、ひこいわし?のマリネ、トマトとモツァレラチーズ)、グリーンサラダ(レタス、ブロッコリー、グリーンアスパラ他)、ピザマルゲリータ、リングイネのペスカトーレ、地鶏のパリパリ焼き、ラムの香草焼き、シャーベット(リュウのみ、大人はエスプレッソ)

※夜のメニュー(多少、記憶違いがあるかも)は全部、リュウのリクエスト。「男の子を3人育てたんだから。どれだけ食べてもビックリしないわよ」と笑う園長先生に甘え、ひとりで4分の3は平らげました(母はおいしいワインをたらふく飲んでしまいました)。ご馳走さまでした。

2日(金)
* 朝兼昼−牛筋肉のトマト煮(=冷凍していたのを解凍、玉葱、にんじん)、ナバナの卵とじ
* 夜−牛肩肉の焼肉風with野菜炒め(ピーマン、キャベツ、玉葱、にんじん)、ウドと蒸し鳥のゴママヨ和え、キュウリの梅和え、ワカメのスープ(ネギ)
* 夜食−トースト、トマト

3日(土)
* 朝兼昼−ガーリックライス(ピーマン赤&青)、卵焼き(ニラ)、豚肉のナバナ巻き、レンコンとキャベツのスープ
* 夜−豚肉生姜焼きwithもやし炒め(玉葱、にんじん、しいたけ)、春キャベツのサラダ(揚げ、桜海老)、もずく酢、たけのことワカメのスープ
* 夜食−焼きビーフン(牛肉、ナガネギ、乾し海老、ナバナ、赤ピーマン、もやし)

※夕飯後、2時間ほどしたころ、キッチンで片づけをしていたらリュウが空いた牛乳瓶を置きに来たので、「ビーフンでも食べる?」と聞いたら、それはそれは嬉しそうに「うん!」と答えたのがおかしい。

2004年04月03日(土)



 ♂は愛嬌、♀は臆病、それが自然の摂理なのか?

昨日、リュウの保育園時代の友人母子が東京から遊びに来た。それなり、猫には縁の深い母子なので、みなとみらい線乗車兼横浜見物兼旧交温め兼猫まみれ、という計画。

三時過ぎに連絡をもらって、横浜大世界(中華街にできたテーマ建築みたいなもの。入り口からしばらくはホーンテッドマンションかシンデレラ城か、という趣なのが笑える)のフードコートで待ち合わせ。ともに昼食抜きの子どもたちは、小籠包や麺類などを食べ、親はビールで1年3ヶ月ぶりの再会を祝い、我家へ。

玄関を開けるとショーがお出迎え。居間のソファにはポッポとニャンがいたが、他の子は姿が見えない。とりあえず、中華街で買ってきた海老せんをお茶受けにしばしのティータイム。

ポッポは鼻息荒く、いそいそとやってくる。ニャンは警戒しつつも、相手が友好的と見るや脚にスリンとすりよったりしている。ショーは、毎度のことで距離をとりつつしっかり観客の目を意識しているふうにポーズをとる。アヤちゃん(リュウの一歳上のお嬢さん)が、「この子、クールだよねえ」と言いながら、携帯電話で写真を撮る。

ふと見ると、ミニアンカをセットしてある隠れ家にだれかいる。目隠しをめくるとジュリナだった。一緒に覗き込んでいた友人と目が合うや否や、ドテドテと逃げていく。ジュリナの後を追うと、なぜか仲の悪いはずの♀3匹が固まって、パソデスク下にいた。彼女らにとっては最大級の警戒警報なのだ。

立ち去るついでに、練々を捕獲。居間に連れて行く。

結局、♂4匹がおもてなし。練々は、最初のうちちょっと警戒しているようで、短い尻尾をピクピクさせながら、落ち着かない様子でウロウロしていた。

やはり、こういうとき威力を発揮するのは、何をされても嬉しいポッポ。フガフガ、グルグルとおおはしゃぎで撫でられまくる。
「いやん、おまえ、可愛いじゃないか。こういう猫もいるんだねぇ」という友人の口調が……忘れられない。

◆リュウの卒業関連のお別れ会と称した飲み会や卒業式、謝恩会とあわただしかった十日余り。合間に仕事もドタバタだし、リュウがこの春から参加する予定のサッカークラブの説明会もあり、で、何がなにやら。気がついたら、例年より早く桜が開花していた。

23日(火)
* 朝兼昼−牛筋とコンニャクの煮込み、切り昆布煮物(大根、タケノコ、豚肉、揚げ、にんじん)、ほうれん草の卵綴じ、もやしと大根とワカメのスープ
* おやつ?(横浜大世界にて、みんなでちょこっとずつ)−蟹肉の棒春巻き、餡かけ茶碗蒸、小籠包(豚肉?)、海老チリ、フカヒレの姿煮、フカヒレのスープ、担仔麺、スープ餃子、ゴマ団子、杏仁豆腐
* 夜(リュウの同級生関係のお店@中華街)−蒸し鶏、牛タンスモーク、春巻き、海老トースト、海老の蒸し餃子、肉シュウマイ、マーボーナス、鶏肉とカシュナッツ炒め、海老の塩胡椒炒め、卵スープ、野菜スープ、チャーハン、五目やきそば、杏仁豆腐、オレンジ(すんげえ、サービスしてもらったので、申し訳ないやらなんやら……でも、ほんと、おいしかった。いや、マジで)

24日(水)
* 朝兼昼−豚汁(さといも、ネギ、レンコン、タケノコ、にんじん、だいこん、こんにゃく)、いくらおろし、ほうれん草と海老のマヨチーズ炒め
* おやつ−ネギラーメン
* 夜−とり胸肉と鮭の和風ハンバーグwithウドの皮のキンピラ(おじゃこ、クコの実)、ピーマンとスーチカの炒め物(玉葱、にんじん、しいたけ)、サラダ(サニーレタス、グリーンアスパラ、ゆで卵、ブロッコリースプラウト)、麩とウドの澄まし汁

2004年03月24日(水)
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