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曖昧な日々。
大槻
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2003年04月23日(水)
だいきらいだいきらいはきけがする

どうして綺麗で在ろうとするの、
嘘ばかり吐かないで頂戴
ほら其処にも、
貴方の吐き出した言葉が
ねえ、見えるでしょう
消える訳が無いの
消せる筈が無いのよ
誰が忘れたりするものかと
嗚呼そうね、誰かが嘘を教えたのね、
けれど其れは貴方にとっての嘘でしょう
私に押し付けないで頂戴
綺麗事には飽き飽きしてるの
貴方の言葉だって全て嘘じゃない
自慰の為に紡ぐ言葉の美しい事
まるで助けてくれと言わんばかりね
御免なさい、
助けは他に求めるべきだわ。



2003年04月22日(火)
嘘吐きな僕に罰を

嘘吐きな僕には罰を、
そして悲観的な君にはキスを。

嗚呼なんて美しい世界なのだろう、眩暈がしそうだ。
鮮やかに散りばめられた過去の粒子に彩られ
校庭ではまた子供が転んで泣き出した。


嗚呼そうだ、そうなんだよ、
僕は君に嘘を吐いた。
君に傷を残したかった。
深く深く抉って、じわりと滲む赤色を夢見た。
それだけだったんだよ。



2003年04月21日(月)
思い出すだけで泣けるならどんなにか良かった

泣きたくて
泣けなくて
眠りにつく為に
一つの作業を。

それはあまりにも不安定で
気圧されそうだったあの世界に似ていて
僕らは弱く弱く在り過ぎて

涙一粒

それすら無くなる。



2003年04月05日(土)
散り逝くものに投影するのは

あの日の、あの人の言葉を、忘れない為。
あの日の、私達の思いを、忘れない為。

多分それは、
綺麗でも、儚くも、美しくも、なくて。

けれどそれは、
汚くも、醜くも、逞しくも、なくて。

強かに、生きる為の術とも、違ったが。


ただ現実世界に、生きる為に、ただ。



桜の木の下に積み重なる思いを消さずとも、生きて逝くことは出来るのです。