日英双語育児日記
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2008年03月29日(土) 左右対称

Sは絵や字を書くのがとても好きだ。今春、学習机を二人に買ってやってよかったことのひとつに、Sが絵を書いたり、書いた絵を保管しておく空間が確保できたことがある。

さて、昨日はお迎えにいってびっくりした。恐竜の絵本を見ながら、恐竜の絵を描いているのはいつもと同じなのだけれど、見ている絵の鏡像になるように、左右対称に描いている。

わあ、すごいねーと誉めると、○○くんも、△△くんも、こんなんできるでー、と言うが。いやいや、なかなか難しいことだと思うよ。


2008年03月26日(水) 歯の妖精2

Tと夫の間では、乳歯が1本抜けるごとに歯の妖精から硬貨をもらえることになっているらしいです(イギリスの妖精のことなので、お母さんは知らないよーと言ってあります)。

ところが、先日下の前歯、二本目が抜けかけていたのだけれど、あるとき「気がついたらいつのまにかなくなっていた」ようなのです。飲み込んだのか?吐き出したのか?よくわからないけれど。

歯がなければ、枕の下に入れて妖精から硬貨をもらえないー、とソファでさめざめと泣いていたTに、夫が「妖精に手紙を書いたらいい」と入れ知恵した模様。

卒園祝いに夫が買ってやった子供用万年筆で、My tooth came out.と書きました。

翌朝その手紙を読んだ妖精から、無事硬貨をもらったTは、このあいだスペイン村でお土産に買ってもらった豚の貯金箱に早速入れていました。


2008年03月10日(月) 子ども部屋

Tの入学式を一ヶ月後に控え、あわてて子供部屋準備。先週末に選んだ机とカーペットが配達されたので、週末は子供部屋作りでした。

玄関横の和室にカーペットを敷いて、学習机を角にひとつずつ置いて、これまでおいてあった家具を一部別室に移し、本棚から大人のものをのけて子供専用にしたら、かなり部屋らしくなりました。

Sは机の引き出しに、お絵かき道具をとりそろえて、暇を見つけては恐竜を描いたり、ポケモンを描いたり。Tは、本棚の整理をしたので、これまで埋もれていた本を再発見したらしく、あれこれ手にとったり。

子供たちが寝るのはこれまでどおり、二階の二段ベッドのおいてある寝室。数年後にはこれが一人一室となっていくのでしょうが、まあしばらくはこんなかんじでしょう。


2008年03月09日(日) 私を束ねないで

ふと気がつくと、夫Dが、私のことを「おかあちゃん」と呼んでいるのでした。いや、前から、そう呼んでいることには気がついていたのですが、それ以外の呼び方をしなくなっていることに気がついたのは、初めてでした。

あなたの母親ではないんだから、「おかあちゃん」はやめてね〜。とやんわり言ったあとも、無意識でデフォルトで、「おかーちゃん」

いつから?と聞くと、もう何年もそうだよ、と言うのですがー。

いや、何年もってことはないでしょう。この間までは、名前で呼んでなかったっけ?

なにもsweetheartだとか、honeyだとか言えっていってるわけではなくて(実際問題として、夫の家族も知人・友人も、私の聞き知るせまい範囲では妻のことはファースト・ネーム呼びだし)。おかーちゃんは、やめてほしいのよね。やっぱり。たまにしゃれでならともなく、デフォルトでそれ、それしかなし、っていうのは、ちょっとなあ。しばらくがんばって言い続けてみます。


2008年03月08日(土) 窓をあけていると

換気のために居間の窓を開けているとSが、寒い寒いと大騒ぎ。

「おかあちゃん、まどあけてたら、さむいー。まど、あけてたら、アザラシがふいてくるでー」

「・・・」

アザラシが吹いてきたら、そらびっくりやで。木枯らしやな、吹いてくるのは。


2008年03月01日(土) ドッヂボール

保育園の参観日で、Tのクラスが二組に分かれてドッヂボールをするのを観戦した。

双方のチームに、中心的な男の子がいてボールを取りにいく。ボールが引き寄せられるように彼らのところに集まっていくのが不思議な感じがした。一方、Tは積極的にボールをとりにいくわけではなく、一生懸命逃げ回っていて、全体で二、三回ボールを投げていたくらいだったか。

時間が経つにつれ、両方の大将の対決という構図がより鮮明になってきて、二人のあいだのボールのやりとりにあわせて、波があちらへざざー、こちらへざざーと寄せるように、他の子供たちが逃げ回る。それぞれのチームを率いている二人の子が、普段とはまた違った顔つきで頼もしく見える。

そんな光景を見ていると、ふーっと、三十年以上昔のこと、自分が小学校三年生のころにドッヂボールをやっていたころのことを思い出した。そうそう、あのときも、チームの皆から頼りにされる男の子の姿があった。ずっと忘れていた顔と苗字まで思い出した。特に気になる男の子だったわけではなく、ドッヂボールのときの姿だけを覚えている。

そうそう。そうだったー。
それで、私は、逃げ回るの専門だったけれど、それでもそうやってドッヂボールをするのは、ものすごく楽しかったのだなあ。

そうだ、そうだ。チームを率いる将軍でなくても、ドッヂボールはやっぱり楽しかったのだ。





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