umityanの日記
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2005年02月27日(日) これが僕の人生か?。

ここ数日、日記らしきものを書いていなかった。三日三晩、のりちゃん先生と付き合ったので、書くタイミングを失したことが、その理由の一つになる。

彼が僕を誘うには、それなりの理由がある。一つは、彼は単身赴任中の身で、一人で夕飯を食うのが淋しいわけだ。二つ目は二人とも、アルコールを少々たしなむので、誘うには好都合と言うわけだ。三っめは、同い年で、話しやすいことかもしれない。

本来、毎週、金曜日になると、愛妻が待つ家へと、新幹線に乗って、そそくさと帰っていくのだが、仕事の都合で、こちらにいなければならない時がある。そんな時、一人で過ごす夜が怖い?淋しい?のだろう?。彼から、予定外の電話がかかってくる。「あれっ、今日は帰らなかったの?」と聞くと、「うんん、忙しくて帰れそうにない」という。「今どこですか?。一緒に食事でもどうですか?」と彼が聞いてくる。
決まり文句だ。僕はちらっと山の神の方へ一瞥を投げて、「あああ、いいですよ」と答えるのが常。

山の神はあきれ顔で、「あんたたちは、よう、そんなに話すことがあるのね?。二人一緒に住んだら?」と、皮肉っぽく言う。最初は、繭をへの字に結ぶが、やがて、あきらめ顔になり、最近は、のりチャン先生に土産までもって行きなさいと言う。もらい物の果物とかがあり、誰も食べないので、モグラのえさになるより、早めの手当てということで、彼の胃袋に流し込んだが得策と考えたのだろう。僕も同感。紙袋に詰め込んで一丁あがりーーー。

僕たちは、木曜日、金曜日、土曜日と三連チャン。飽きもせず、飲んで、だべって、ほぼ午前様の状態。僕が寄宿舎まで、迎えに行き、帰りは代行車で送り届けて帰る。僕も、親切でマメな男だ。健康だからこそ出来る芸当かもしれない。果たして、いつまで続くのやら?。

僕たちが話すことは、いろんなジャンルに及ぶ。仕事の話から家庭の話。政治経済の話から、はたまた宇宙論まで。おっと、忘れていた。もちろん女性の話にもなる。意見が会わないこともあるが、たいした喧嘩にもならない。
まあ、そこが仲が良いと言われる所以か?。

あきれているのは、山の神だけではない。小料理屋のママさんも、上機嫌で、繭をぴくぴくさせながら、「あなたたち、本当に仲がいいのね。おほほほほほ・・・」と笑う。この笑いが曲者だ。結構高いものを食わされて、帰る頃にはこちとらの目玉がびっくりこける。「ええっつ、今日は高いなーーーーー」と言うと、ほら、今日は焼酎のキープがはいったでしょう?。それに、これとあれと・・・・」。そんなに頼んだかなあーと訝しくなるが仕方がない。既に、記憶にございませんだ。

僕は以前、言ったことがあった。「ママさん、たまにはロハの日を設けようよ」と。返ってくる言葉がいい。「そうしたいけど、他のお客さんに悪いしね・・・」とかなんとか。口コミでロハの日が広まることを恐れたのか?。
「小心者はいやだなーーーーー」と思えど、そういう僕たちの方が小心者なのかもしれない。人生一度だ。どーーーーーんといかなくちゃ。酩酊してくるとそんな気になってくるから怖い。やはり、程々が肝心のようだ。

てなわけで、今日を迎えたわけだ。僕はあいも変わらず、せっせと、独楽鼠みたいに働き、山の神を太らせている。僕は田舎のネズミだ。都会のネズミよりはましだろう。そう思うことにしている。これが僕の人生なのかもしれない。


2005年02月23日(水) 僕も明日から若返るか?

今日の仕事はつらかった。やっと、今、終了。ほっと、胸をなでおろしている。
そう言えば、今朝から、忙しかった。二束のわらじを履いていると、切り替えが大変だ。おまんまの為とあれば仕方がないが。遅ればせの朝食を取りながらテレビを見た。名司会者、みのもんたさんの番組をやっていた。今日のメニューは実に興味深かった。なんとなれば、人間の寿命延長に関する話題だったからである。

昨夜の残り飯、12穀米を口に入れようと箸を運んだが、テレビに見とれて、見事、床にぽろり。何たる失態・・・・。いやああ、驚いたね。人間の寿命は、今のところ160歳まで生きられる可能性があると言う。確か、昔は120歳前後ではなかったっけ?。まあ、寿命が延びることは大いに歓迎だ。ただ、そこまで生きるには相当の努力、涙ぐましい努力が必要であることは言うまでもない。

まずは、手っ取り早く実行できそうな食品が披露された。あまりに身近にある食品ばかりでびっくりだ。赤ワインならグラス半カップ。グレープジュースならコップ一杯。干しぶどうなら30グラム、落花生(皮付きのピーナツだ)なら少々。グラム数は忘れた。毎日、どれか一品取ったらいいということだ。頭の悪い僕はすぐ素朴な疑問を持った。しからば、飲みすぎ、食べ過ぎた場合はどうなるのだろうって?。過ぎたるは及ばざるが如しで、逆効果になるのだろうか?。恐らくそうかもしれない。何でも適量というものがあるからだ。僕や、のりちゃん先生ときたら、恐らくワインなら、水のごとく胃袋にたらしこむに違いない。これじゃああ、長生きも怪しいものだ。

それにしても、こんな食品で長生き出来るとは嬉しい限りだ。どうして、もっと、早く教えてくれなかったのと言いたい。実は、こういう食品の中に含まれる酵素というか、成分が細胞を活性化させて、細胞の寿命を延ばすのだそうだ。細胞が若けりゃ、お肌もつるつるということか?。嬉しいぜ。まずは実行だ。どうも、分かったのは最近のことらしい。生命科学の発展に乾杯・・・・。

超、乗りやすい僕は早速、山の神に進言。午後から買い物に行くそうで、購入を促した次第である。首を長くして待ってはいなかったが、帰ってきて開口一番、「買うのを忘れた」とのこと。ナンタルチアと思ったが仕方がない。押入れを散策して、もらい物のワインを見つけた。夕飯にグラス一杯ずつ喉にとおした。山の神もちゃっかりしたものだ。おいしそうに、ごくりとやっていた。僕の若返りに遅れをとってはなるまいと内心思っているのやら、いないのやら・・・・。

思うに、160歳まで生きれるとは夢のような話だ。可能ということなら、挑戦しても悪くは無い。要はいかに、健康で長生きするかが問題である。とりあえず、明日から実行だ。効き目が出てくるのはいつ頃になるのやら・・・。
今から胸、わくわくである。


2005年02月22日(火) ふと思ったこと。

今日は久しぶりに良い天気。こころもち、寒いが、いよいよ春がやってきたと言う感じだ。我が家でも、ピンクの梅の花が「きりりっつ」と、咲き誇っている。この、「きりりっつ」としたところがいいんだよなーーーー。桜の花の「だらり」とは大違いだ。従って、僕は桜の花より梅の花が好きである。どうでもいいことか?。この梅ノ木はいつぞやの台風で、倒れたことがあったが、見事に命を吹き返した。僕はそっと、幹をなでてあげた。生命力に乾杯だーーー。

今日は午前中が机上の仕事。午後から愛車でお役所回り。最近は市町村合併あれこれで、紙面がにぎわっているが、どこのお役所を訪れても、立派な建物がまず目につく。単細胞な僕はすぐ思ってしまう。「この立派な建物は市町村が合併すると、どうなってしまうのだろう?」なんて。僕が心配するにも及ばないと思うが、まさか、荒れ果てて放置されることはないのだろうか?。テレビで見たが、税金で建てられた国の施設が、利用されることが少なく、放置されているものがたくさんあるそうな。もったいない話だ。僕に格安で譲ってほしいぜ。

仕事の帰り、日本一、おいしいというタイヤキを売っている店に立ち寄った。黒あん8個。白あん7個。締めて15個のタイヤキを購入。もち、僕が食べるわけではない。日夜、仕事に奮闘している先輩先生と従業員さんへの差し入れだ。恐らく糖分不足で、皆、頭が混乱しているに違いない。この、日本一のタイヤキを食べたら、馬力が増すと言うもの。僕は別途、黒あんのタイヤキを1個購入。即、試食した。紙袋からタイヤキの頭を飛び出させて、「ぱくっつ」と食らった。いわずもがな、うまい。表面がぱりぱりしている。この感触がいいんだよなあーー。やはり、日本一か?。ところで、誰が、日本一とに認定したんだーーーーー?。

そういえば、よく目にする言葉で、「元祖○○屋」という看板がある。あちこちの店に掲げてある。商品も同じだ。「元祖って、本来ひとつじゃなかったっけ?」と、素朴な疑問をいつも感じていた。まあ、どこの店も味が同じと言うことは無いので、それぞれが「元祖」なんだろう。消費者は自分の嗜好にあった元祖の店から商品を買えばいいわけだ。何も深く考えることは無かったか?。

こんな、ちんぷんかんぷんなことを考えながら車を走らせていた。僕も相当におめでたい人間のようだ。自分で言うのもおこがましいが、そこが僕のとりえなんだろう。

かくして、今日もつつがなく終わろうとしている。今日一日に感謝し、明日も更なる飛躍があらんことを念じて筆をおこう。




2005年02月21日(月) 何が言いたかったのか?

早2月も中旬を過ぎた。時間に翻弄されながら、あわただしく過ぎたという感が強い。行事があれば、その準備かれこれで時を忘れ、終われば、ホッとして、時を忘れる。気がつけば、「ええええっつ」、もう、こんなに日が経っていたっけと思う。まさに、浦島太郎の世界だ。玉手箱を開けてみると、なにやら白い煙が・・・・・。思わず吸い込んで、あっという間に、おじいさんに変身。なんだか嫌な話だなーーーー。ぐっと、若返るならまだしも、老いに変身なんて、ご遠慮こうむりたい。

とはいえ、人生ってものは、こんなものかもしれない。ほんの刹那の時間を人間は生かされているわけだ。その刹那の時間を長いとおもうか、短いと思うかは、人それぞれ。小さいころは、時間が経つのが遅かった。遊んでも遊んでも、「まだこんな時間かあーーーーー。次は何をすべっか?」と、遊びに飽きたものだ。今は遊ぶ時間が欲しくて仕方がない。「ええっつ、もうこんな時間?」といつも、名残が尽きない。

もちろん、楽しく過ごす時間のことを言っている。いやな時間なら、早く終わって欲しいと思うのは当たり前。早く終わって欲しいもののいくつかをあげれば、下手な講師の話。下手な坊さんの説教。政治家の演説。結婚式やら式典の挨拶。みんな、話にまつわるものばかりだ。しかも、自慢話ばかり。心を打つものならまだしも、ほとんどが茶番劇。入場料でも出すものならが、金が泣くぜ。「俺をこんなくだらないことに使いやがって」と。
おっと、人のことばかり棚にあげたが、僕も同じ穴のむじなだろう。偉そうなことはいえない。

いずれにしても、人は皆、遊びが好きだ。時々思うが、人間は年をとるにつれて、人とのふれあいの遊びを求めたがるようだ。おじいちゃんは、社交ダンスに精を出し、すうてんころん。おばあちゃんは、飲み食い、団体旅行、いけばな、茶、演劇鑑賞、エトセトラだ。平和で結構、結構。しまいには平和ボケ。かくして大往生か?。

ミドル世代になると、仕事の合間をぬった同窓会とやらが増えてくる。荒波を生きてきた姿をそれぞれにさらけ出し、癒しあおうと言うわけだ。
てなわけで、この僕も去る21日の土曜日、仕事を終えて、都会に設定された同窓会に出席してきた。田舎から久しぶりに都会へ出ると、その様変わりに驚く。ナビゲーターで道案内を請うても、指示通りには車が走れず、ナビゲーターのお姉さんから、しょっちゅう怒られる始末。「指示通りに走ってください。うんんん、駄目な人。再検索します」とは言わないが、優しくも無い声でおらばれる。都会は車が多く、車線でも間違えると、なかなか変更することが難しい。方向指示器をたてても、車を入れてくれない。仕方がないから、そのまま直進して、適当なところで、ユーターンだ。会場に着く頃には、すっかりくたくただ

会が始まると、何事も無かったかのごとく、話に興じる。現金なものである。おっと、事務員さんが来た。仕事に戻ろう。
ところdr、僕は何を言いたかったのか分からなくなってしまった。とりあえず、今日も頑張ることにしよう。


2005年02月16日(水) あわただしく過ぎた今日。

今日も、つつがなく終わった。と、言いたいところだが、なにやら、かにやらで、一日があわただしく過ぎたという感が強い。仕事をしながら思ったことは、このごろ、とみに行政側の対応が厳しくなってきたということである。要するに、基本に忠実。期日厳守。法令順守が徹底してきたと言うことだろう。いよいよ、地方の田舎まで、国の推奨するコンプライアンスが浸透してきたかと思わざるを得ない。まずは、基本だ。基本。思わず、「ゴホン、ゴホン」と咳がでてしまいそう。

まあ、これは悪いことではない。本来あるべき姿に戻ったというわけだ。今までの、「まあまあー」の馴れ合いでは、正直者が馬鹿を見るし、健全な社会発展もありえないというわけだ。そいう面では同感である。

ただ、こういう社会になると、なんだか人間関係も、社会生活もギクシャクしてしまうような気がする。腹を割って話すとか、心置きなく、気兼ねなく接するといった、人間本来の感情まで抑制されてしまいそうだ。

おっと、時間が無い。この続きはまたいずれ書くことにしよう。


2005年02月15日(火) 女の強さ二題。

今日はしとしとの雨。最近は、からっとした良い天気が少ないようだ。世の中を見渡すと、暗い陰湿な事件ばかり。これじゃああ、やってられませんぞよ。そんな暗い世相のためか、ここ数日、日記を書くきになれなかった。

それはそうと、なにか心打つ話はなかったかなーーー?。あったあった。職安にアルバイトを2名募集していたところ、そく見つかり、昨日2名の女性がやってきた。アルバイトといっても、仕事は部屋の内外の清掃である。僕も山の神も忙しくて、到底、清掃に手が回らないので頼んだわけである。

いやああ、それにしても、良く働いてくれた。二人とも中年の小太りの女性だが、ころころと良く動き、見ていて気持が良かった。小さいころ、母が同じことをしていたことを思い出した。母は無料奉仕だが、この人たちは労働契約でやっているわけだ。当然と言えば当然だが、あまりの丁寧さに感心してしまった。予定の3時間では時間が足りずに、30分延長した。母は強し、女は強しである。

仕事が終わった頃には、もうすっかり知人みたいになり、お茶をしながら、住所やら電話番号など聞いていた。また、機会があったら頼むと言うわけだ。なんか、こういう日本的な風情は好きである。

ところで、昨夜はバレンタインデイ。夕方6時ごろ、のりちゃんから、誘いの電話。美人カウンターレディ、奈美ちゃんのいる小料理屋へ行って、チョコレートの配分にあずかろうという魂胆だ。僕に異議があるはずもない。その前に、弟との先約があった。弟の所属する機関が主催している講演会があるとのことで、出席依頼を受けていた。気乗りはしなかったが、弟のためと思い、1時間半の着座を余儀なくされたわけだ。相変わらず、話は面白くなく、講師の先生には失礼だったが、終始、船を漕いでいた。

僕の心は既にさるカウンターへ。おもむろに駆けつけると、のりチャン先生が奥の一等席に陣取っていた。奈美ちゃんと、二人きりで談笑していたようだ。ママはまだ、姿が見えず。僕はすかさず」言ってやったね。「やああ、おじゃまだったかしら?」とかんなとか。二人はにこっと笑って、「そんなことがあるもんねーーーーー」とか、口を濁していたが、まあ、信じることにしよう。遅れをとった僕がいけなかったのだ。

僕が登場するまで待っていたとみえて、奈美ちゃんが上等の袋に入った、チョコレートの包みを二人に差し出した、僕とのりちゃんは、顔を見合わせて、「にっこり」。いやだねーーーーー、。中年って。単純で、義理ではあっても、チョコレートをもらうと、小躍りして喜ぶわけだから・・・。

と、そこへ、御大のママが登場。紙袋を二提げ、持参していた。僕とのりちゃんに、「はあーーーーーーい、チョコレート」といって、差し出した。
袋には赤いシールがはってあり、何か英文字が書いてあった。良く見てみると、エスペシャリー・フォー・ユーとある。のりちゃんのシールにも、同じ文字が。僕はママに聞いた。「ママ、僕たち二人とも同じ文字が刻まれているよ。これは如何に?」と。ママの答えが実に憎らしいではないか。「あなたたちは、二人で一人前なのよ。だから、文字も一緒なのよ」ときた。

まああ、詮索しても仕方がない。もらえるだけでも幸せと言うものだ。
ちなみに、ご会計は、のりちゃんが5千円。僕は焼酎の一升瓶のキープが入ったと言うことで、一万円。これはどう見ても不公平だ。不満だったが、まああ、ぐっとこらえて、退散した次第だ。ここでも、まざまざと、女の強さを見せ付けられた。



2005年02月09日(水) 顔はドラえもん、体はじゃいあん。

寒波は去った。どんよりした曇り空が残った。低気圧が通り過ぎていくのだそうな。地球は回っているから、天気の変化もあるわけだ。とかなんとか、わけの分からないことを朝から考えている。今日も昨日同様、忙しくなりそうだ。

昨日は朝から友人がやってきた。手には、夜逃げかとおもわせるような、大きな袋にノートパソコンを入れていた。なんでも、昨年の成績がいちおうパソコンに治まったので、おかしくないか見てくれと言う。

彼は、顔はドラえもん、体は、じゃいあんみたいな、ユニークな男で、なんとも、憎めない奴である。その彼が昨年から保育所というか、託児所の経営みたいなことをやり始めた。何を思ってそうし始めたのかはわからない。多分、彼らには子供がいないので、子供の世話がしたかったのだろう。といっても、世話しているのは彼だけで、山の神は、知らぬ存ぜず。一度も顔を出したことがない。一体、どうなってんの?。詮索してもしかたがないか。動機が何であれ、彼の決心と行動が素晴らしいことに思われ、僕もかげながら応援していたわけだ。

曲がりなりにも、一年がおわり、決算書作成のところまできた。彼は素人の僕のアドバイスを忠実に守って、会計ソフトを使って几帳面に記帳してきた。僕にも大いに責任がある。当初、僕は言った。「仕訳だよ。仕訳。取引順にこれが出来ればすべてオッケー。何の心配もありませんぞよ」とかなんとか。僕は良く思うが、後はセンスの問題だと。事務はセンスである。これが僕の口癖。

差し出された決算書を見てびっくり。僕たちは顔を見合わせて大笑い。まあまああ、良く出来ていた。彼も、「どうだい」と言わんばかりに目玉をぐりぐりさせて、僕の同意を請うた。僕は繭をひそめながら、ひとつひとつ見ていった。「あれっつ」、現金が赤残で、預かり金も赤ざんではないか?。「ワイ?何故?どうして?」と聞くと、分からないという。現金の元帳を開くと、現金残が食い尽くされて、赤に転落しても、経費が現金で払われていた。「「あんた、現金が無いのに、どこからこの経費を払ったんだい?」というと、「僕が自分でだしたんじゃないかなあ?」とか何とか言う。
じゃああその仕訳はどうしたの?。分からない。ぼくだってわからない。
まあこの調子で、午前中かけて修正仕訳に邁進し、なんとかつじつまがあった。病み上がりの僕の頭もボーっとして疲れてしまった。次回を最終段階ということで、友人はサンタクロースみたいな袋を背負って帰っていった。

来るときは夜逃げの袋、帰えるときはサンタクロースの大袋。その心は・・・・・・・・。帰りは中身が一杯詰まっています。

もう一つだったか?。僕もそろそろ出動だあ・・・・・。


2005年02月07日(月) 強い意志。三日坊主ではない。

風邪からきていた熱もすっかり下がった。なんと、昨日は34.9度と、35度を割ってしまった。「一体、俺の熱はどこへいってしまったんだ?」と、熱が下がると下がったで心配になる。こんなとき、検索機能って便利だ。早速、低体温について、調べてみた。良かったぜーーーーーー。脇の下ではかって、少々熱が下がりすぎた程度では何の問題は無い。要は体内の芯の温度が35度を割ったり、30度いかになったりすると、危ないわけだ。

ところで、俺の体内の芯はどこにあるのか?。へその内部あたりか?。そっと、手を当ててみた。表面は冷たいが、内部はさほど冷えてはいない模様。それもそうだろう。週刊誌程度の脂肪壁で保護されていれば、腸が凍りつくこともあるまい。「万歳・万歳ーーーーーー」とおらんだ。

かくして、僕の風邪との闘病が終焉に向かっている。寝込むこと土・日を入れて、三日間。過ぎてしまうと、「あれは一体なんだったのか?」と、何故か懐かしささえ感じられる。削られた両ほほ肉500グラム(これは推測)。早寝による光熱費の節約、三日間で1000円(これも推測)。食欲不振による飲食費の節約、三日間で3000円。他にも、節約できたことは、たくさんある。「たまには休養がてら、病気もいいもんだ。節約になるぜ・・・。」と思った瞬間、大事なことを忘れていた。病院にかかった費用があれこれ、5000円以上になっていた。と言うことは、節約は帳消しとなり、むしろ足が出たといったほうが正しいだろう。

いやはや、病気して得しようと思うなんて、僕の了見も狭すぎる。そんなことより、僕はもっと大事な物を手に入れた。それは、「強い意志」への再挑戦である。おっと、そんなに大風呂敷を広げて良かったのかな^−−−?。

実は、2年間、止めていたタバコが、一年前から復活していた。ご老体に鞭打ちながら、ボスがボスボス、タバコを吸うし、回りの友人達にも吸う奴がたくさんいて、いつしか僕も付き合うようになっていた。と言えば他人のせいにしすぎるかもしれないなーーーー。本当は気の弱い僕が吸いたかったわけだ。復活したときからの口癖は、「いつでも、簡単にやめられるさ」という言葉だった。そう言いながら、最近まで吸ってきたわけだ。

ところが、な・な・なんと、風邪をきっかけに、「よし、止めよう。」と、強い意志でタバコと絶縁して、四日目になる。「まだ、四日目?」と笑わないで欲しい。もう、四日も強い意志への挑戦が始まっているのだ。勝利の方程式を解き、美酒に酔うのは、言わずもがな、この僕。

ところで、禁断症状は?。まったくなし。すこぶる快調。「もともと、酒とタバコと酢の物と女とカラオケは嫌いなほう」とは、ある友人の口癖の言葉だが、僕も根っからの酒好きではないし、タバコもそうである。絡みついた惰性みたいなものだ。振り払えば、自然と取れる。タバコなんて僕にはそれくらいのウエイトしかない。

朝から長く書きすぎたようだ。事務員さんはまだ来ないが、この辺で止めよう。今日はボスも午前中、やってくる。僕にお構いなく、「タバコ」をどうぞ・・・。そう言ってやりたい。いや、言わなくてはなるまい。


2005年02月06日(日) 友チョコってなんだ?

風邪を引いたおかげで、日々、品行方正にいそしんでいる僕。朝早くおきて洗面所の鏡を見ると、いつもは、ふっくらとしている両のほっぺが落ちている。うんんんん、これは、いい傾向なんだか不健康の証なのか良く分からない。少なくとも、きりりとしまった顔に変身したことは良しとしなくてはなるまい。病的に見えなければの話だが・・・・。

それはそうと、昨夜は夕飯を六時に食べた後、しばらくして寝に着いた。2時間ばかり寝ると洋画劇場が始まる。昨夜も見てしまった。地球滅亡の大危機回避のために果敢に宇宙に飛び出す掘削名人達。衝突する小惑星に着陸して、穴を掘り、ミサイルを爆発させて、小惑星の軌道を変え、地球との衝突を避けようと言うわけだ。単なるSFドラマとして看過できない気がした。この地球の滅亡の日が、明日来ないとは誰も断言できないからだ。楽観的に見て、まだ大丈夫と言う気はするのだが。

危機感以上に心を打ったことは、主人公をはじめとする仲間達の愛と友情である。主人公の愛や彼を取り巻く仲間達の愛の形は、それぞれに違うが、根底に流れているものはヒューマニズムの精神。涙なくしては見れないドラマだった。この興奮が僕をラジオ深夜便へといざなった。チョコレートの話をしていた。

そろそろバレンタインデイが近い。最近の傾向として、義理チョコがすたれ、友チョコがはやっているそうな。「友チョコ」なんて、初めて聞く言葉だった。僕たちの頃は義理チョコで、歯をギリギリいわせていたのに、最近は、義理だの本命だの関係ないらしい。要するに、男にわざわざ、手造りのチョコをあげるとか、本命に高い奴を買うとか、そんなせからしいことはしないで、友達同士、チョコを交換して食べあうのが主流だそうな。

それにしても変わったものよ?。一体、何故そうなったかについて、大学の先生が答えていた。答えが面白かった。バレンタインデイにチョコを本命にあげても、ホワイトデイの頃には相手に別の女性がいたり、自分にも違う男性が出来てしまっているので、チョコをあげる必要もないというのだ。
なるほど、今はスピード時代。クックのも早いが別れるのも早い。チョコを上げても、返ってこなければ上げ損というわけだ。再び、なるほど。先生が言っていた。バレンタインデイは、チョコレートデイの改めたらどうかって。同感である。男と女が愛を確かめる必要がなければ、バレンタインデイなんていらないだろう。

興奮が絶好調になったところで、眠ることにした。かくて、今朝は早くにおきて今、備忘録としてこの文面をしたためた。さああ、もう一休みするか?。山の神はまだ鼻ちょうちんを膨らまして、船をこいでいるよし。
まあ、いいだろう。


2005年02月05日(土) 風邪をひいてしまった。

病気になって初めて健康のありがたさが分かるというが、日ごろ頑強な喪黒福蔵という異名をもっているこの僕が風邪でダウンしてしまった。疲れた体に、ここ数日来の寒波による雪やら雨やらに打たれたことが災いしたのだろう。

たいしたことはないと思っていたが、さすがに昨日は熱が39度ちかくまで昇った。丁度昼ごろ、ボスが我が家へ来訪していた。面と向かって話しては風邪を移しそうと思い、応対は事務員さんに任せて、ここ数年行ったことが無い病院へと赴いた。

この病院には、時々、小料理屋で会う、産婦人科の医者が勤めている。最初は、「想像妊娠」の患者ということで、彼のところを受診しようかとも思ったが、まさかそうもいくまい。内科を受診した。

熱を測った。39度。「どうもありませんあ?」と看護婦さんが聞いた。熱が高かったから心配したのだろう。僕は、「いや、なんともないよ」と、しらつとして答えた。事実、横にならなければいけないほどの苦痛やだるさはなかった。「まあ、お強いですね・・・」と、看護婦さんが言う。どういう意味なのか、僕はよくわからなかった。

体温測定の後は、レントゲン撮影。その後、点滴をするという。「ええっつ?なんで点滴?」と一瞬いぶかしく思ったが、仕方がない。500ccすると言う。ゆうに2時間はかかるだろう。とても我慢できそうになかったが、郷に入っては郷に従えだ。点滴終了が5時。僕はもう三時間以上、この病院にいることになる。

点滴が終わり、程なく先生との対面した。先生曰く。「肺炎の兆候はないですよ。今、体調はどうですか?」と。僕は点滴の中に何か薬でも入っていたのかと思い、「熱もやや下がったみたいですよ」」と答えると、点滴にはほとんど薬は入っていないとのこと。要するに脱水症状を脱するために点滴をしたということらしい。脱水症状?。

風邪の話から、血液の検査結果へと進んだ。肝臓の検査数値がちょっと高いですね。はああ、若い頃、脂肪肝と言われたことがありました。胃腸の調子はどうですか?。胃腸はすこぶる快調です答えた。
まあ、こんなふうにやりとりがあり、三日分の薬があてがわれた。

待合室で、知り合いの医者が通りかからないかと目を凝らしていたところ、
彼の上司に当たる医者と出くわした。小料理屋で何回かあったことがある医者である。僕が目礼をすると、「どなただったかしら?」と、きわめて形式的なお辞儀をして、去っていった。それもそうだろう。喪黒福蔵さん着用のハットをかぶっていりゃあ、顔がよく分からなかったに違いない。

そんな風で、我が家にたどり着いたのが、夕方5時半。袈裟から飯らしき飯を食べていなかったので、腹がすいていた。早速、夕飯だ。特にあつらえたおかずなし。湯豆腐に、パック入りの刺身。漬物一式。腹はすいていたが、さすがに食欲は無い。茶碗半膳と、湯豆腐半豆腐で、夕飯終了。

本当は早く、薬が飲みたかったのである。病院に4時間近くいたが、治療らしきものはなく、この薬が出るまでの検査に費やした時間が4時間と言うことだ。人によってさまざまだろうが、僕には長すぎる時間だ。メーテルとならば、永遠の時間を共有しても短すぎると思うのだが・・・・・。

いやああ、薬は効いた。夜、寝汗が何度も、何度も出て、数回、着替えに起きた。指や、腕の関節の痛みも取れた。朝、熱を測ると、35度2分。「ええええーーーつ。下がりすぎじゃあないの。」と体温計の損傷を問うたが、その兆候なし。まああ、この程度の下がりは、許容範囲内だ。心配することもなかっぺ。その後、すうかい熱を測ったところ、35度8分。36度2分。と、平熱近くまで回復してきた。日ごろ飲まないから薬もよく効くぜ・・・・と変なことに感心しながら今を迎えている。11時に一仕事だ。その後は、好きなだけ寝ることにしよう。


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