身に纏うもの。あたしを包むもの。あたしを表現するもの。あたしを存在させるもの。悲しいくらいあたしは空っぽだ。形が存在しない液体だ。時には気化して気体に成ろう。だから身を繕おう。
ねぇ明日死んでしまおうかしらもどかしい事全てのあてつけに。君の心揺れますか??僕の事で後悔してくれますか??ねぇそれ以外のやり方でどうすれば神にすぐ成れる??傍に居てそばにいてそして僕の力に成って。許さない赦さないけど君に居て欲しいの・・・
面倒臭いから話し合いとかしないよ壊してしまう方が楽だし。やられる前にいつも先回りしとかないと君の事まで笑われてしまうからあとちょっとだけ我侭を言える事くらい知っているから。
僕は去年の夏ぬけがらに成って。今でも探し続けてるんだよ。ほらいぢわるなあの子が笑いながら僕のぬけがらを奪って駆けていく。だから僕は今でもぬけがらをトランクに詰め込めないんだ。それでも待っててくれるの??去年の夏僕はぬけがらに成った。
季節が変わってゆく。あたしは歩き出せるだろうか??道の途中でつまづいたり引きかえしたくなったりするだろう。あたしはそれでも道を進んでいけるだろうか??絶対安全な道を季節の代わり目と共に探す。見付かる筈の無い道を。
こんな深い空どんな色で画こう。遠くへ連れ去ってこの壁を越えて暖かい抜け殻に詰め込んで無くした物を無くした事を。何も残らない何も残したくない。
そしてあたしは土の中。掘り起こして起して。あたしを起して。目覚めない眠りにつく前にあたしを起して。
それでもまだ答えは見付からない侭。
曇り空を見て心模様と重ね合わせてため息吐いてまた机に向かう。それでもまたあたしは空を見て晴れない空を恨んで自分を恨んで。あたしの流す涙の色は灰色です。心の中,全て灰色。あたしの中は曇り空。
泣いて泣いて泣いて僕は壊れてしまえば良いのに。