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2009年10月30日(金)
少し酔って

来月はどうも出張続きでしかも泊まりばかりのようで。
無理すれば深夜に帰れないこともないけれど、
以前よりも帰りたいと思えなくなっているので
疲れを理由に家に帰るのを避けている節がある。

なんてことをこんな深夜に分析してみたりする自分が
あまりにも愚かしく、説明的で、死にたいほどに嫌悪感。
だったら既定路線で良き父、良き夫を演じ続ければいいのだろうけど
それも違和感がありすぎて自分の中のダブルスタンダードに吐き気を催す。

良識が目指す自分と、それにそぐわない自分の狭間にあって、
毎日毎日分裂を繰り返して多数勢力の中で意見統一を見いだせないから
曖昧模糊とした一致点をどうにか無理矢理納得してみようとするのだけれど
分裂したパーツが自己主張するものだから落ち着くべきところにたどり着かない。

解決しようとしても無理だから、この矛盾を矛盾として包含できるように、
自分を納得させるようにしたいのだけれど。なんか無理っぽい。

それを遠くから眺めている自分がいるのが不思議だ。

泣き言や弱音を吐きたい自分に蓋をしていないと、その中に飲み込まれそうで
でも既に飲み込まれていて外に出ようと足掻いてやっぱり無理で
まるで透明な瓶の中に落ちた昆虫のように出口を探している。

一方で平常は平常で何事もないように装っている自分が、
まるで意志のない役者のように自動操業しているのを見るにつけ
ああ自分はもう単一じゃないんだなと思ってみても
それに何の意味がないこともわかってきて思考が閉じる。

一言で言えば思考の袋小路。
怒りと困惑と不安が混じり合って先に進めない。



2009年10月05日(月)
うまく言えない

大丈夫だよって言ってる自分の言葉が、空に舞い上がる風船よりも
ずっと軽くてすぐに消えてしまいそうな気がした。

進もうとすると、時間や距離や世間という壁がすぐに大きく前を塞いで、
よくよく考えるとそれは自分が常に他人との間に据え付けている
「世間体」というものなんだなと思ったりする。

良くも悪くも、家族(特に子供)を持っていると、
周囲とは家族という単位で接していくようになる。
友人たちとも、気が付けば、個人ではなく家族単位での付き合いが増えた。

それは仕方のないことだ。
けれども、自由だった自分を少しずつ削られている感覚もある。
そして、そういう心情を吐露することが難しい。
だから物理的にも精神的にも束縛されていると感じるのだろう。

表現に気を遣わないと誰かを傷つけてしまいそうで、
つい言葉を飲み込んでしまうことが増えた。