2010年02月23日(火)
いつも大好きです


 ご無沙汰しています。

 相変わらず仕事が佳境な今日この頃ですが、休みを分捕って土日月と茶会あわせでムラ行ってきました。どれぐらい佳境だったかというと、その前週、うち帰ってない日があったり?(笑)とか。これがよくあることとなっているうちの業界、そして私も割と受け入れているよなぁと……。





 芝居、ショー共に私的にはハマりました。芝居がよかったと連呼していたら、初見の時に一緒だったトモダチには「……よかったね、むっさんが楽しそうだからそれでいいよ」と言われました(笑)。まあこの辺は後でテキストまとめていきます。あとSSとかも。
 とりあえず茶会メモだけ、日月のエントリにあげておきました。
 できるだけ伝わるように書いたつもりです、伝わらなかったら、「あ、これそもそもむっさんの妄想だしな」と思い出してもらえれば(笑)。



 やりたいことはたくさんあるのに、圧倒的に時間が足りません。時間の使い方が悪いのはわかっています。そろそろ何か切らなくちゃいけないのもわかっています。でももうちょっとこの状態で悪あがきさせてください。






 


2010年02月22日(月)
「ソルフェリーノの思い出」出版記念講演会(2)


[ナツキ茶メモ]

 続いています。


【オフ】

 オフ質問は事前収集の質問をナツキさんが引いてく形式です。

・ハマコ先生、ユミコ氏とのベネチアへ旅行の思い出を聞かれて(スカステのグリュスゴットの時に後からハマコ先生が合流して三人で行ったというアレだね)、そのハマコ先生とフランクフルトで合流したんだけど、第一声が「喉がカラカラ!」外貨に交換するのを忘れてきて「飲み物も買えなかった」と(笑)。

(ハマコ先生といえば、カッさんのグラフ掲載の絵ぴそーど劇場で、空港でパスポート忘れたのに気づいて飛んで帰った話を思い出すなぁ)

・ベネチアへは二泊、小さい街なので歩いて回ったと。ナツキさんがツアコンばりで地図みて「こっちこっちー、あれ?ごめん、迷ったかも」に二人とも「いーよいーよ」と黙ってついてきてくれた、と。ああああわかりやすく目に浮かぶ!(笑)

・その時の空気感とか、路地の感じとか、思い出しながら今回やっています、と。

・女子校のミュージカル部だったナツキさん、初めてチョコをもらったのは?感想は?と聞かれて、「あれ?高校でもらったかな、もらったような?」と思い出せない模様。でも自分が先輩にあげた記憶はあるし……と。「(ミュージカル部の時は)あんまり人気なかったんです」と(へええ?)

・引き続きバレンタインの話で、実はバレンタインをすっかり忘れていたナツキさん。その日下級生からのメールで「今日はモテモテの日ですね。バレンタインおめでとうございます」で思い出したとか。「てか(バレンタインを忘れるなんて)女性としてどうなの?!」(はいはいいつものオネエセルフツッコミですよー)。

・バレンタインの日の出でしてきたハートのマフラーの事をを問われ、あれは娘役一同がフエルトのハートのモチーフを一個一個作ってきてくれてつなげたもの、と。毎回バレンタインが稽古中か公演中で、毎年やってくれていて(君愛の時そのハートモチーフをフリースにつけた奴もらったってゆってたね)。皆いろいろ工夫してくれてるんだけど、中にはハートにマジックで名前書いただけの子も(笑)。新公の子もいて大変なのに毎年ありがたいです、とナツキさん。

・スペシャルDVDのポスターの中でお気に入りの衣装は?と聞かれて「ロングコートきてウエスト絞っているやつ」と。あのカメラマンはVOUGEの表紙を撮っているひとで、「私VOUGE好きで読むんですけれど、VOUGEってこう(身振り付き)背中丸めてる写真じゃないですか?」撮影でそう指示されて「これだああ!」とうれしかったナツキさん。

・ユミコ氏とハマコ先生と行くイグアスの旅(前回のお茶会プレゼント)は?と聞かれて、全く予定はたっていないと。まあ(終わったら)行けるんじゃないんですかね……でも誰も動かないし、と(笑)。「まあ皆ずっと走り続けてきたんで」と。で、ここでお衣装部さんに言われた話で「水さんは自転車ですから、走り続けないとダメですよ」に「ああそうさ自転車さ!」と投げやりに発言してたのがおもしろかったです。


(余談ながらこの恒例の質問お答え大会の時、抽選箱みたいなのが用意されるのですが、この箱にナツキさんが話をしながら、ちょう柄悪く手を(腕を)かけているのが密かなツボだったりします)(局所的な)

・ここで茶会のメインはだいたい終了。それにナツキさん「時間が短い!握手もしたいし話もしたいし……あ、握手しながら話せばいいのか?」…さすが効率重視の人だ(笑)。



 で、ここまでどちらの「退団」にもふれた話題がでなかったので(でもって退団後を示唆するようなイグアスの話がすごくキレが悪かったのです)、今回はその辺の話は敢えてスルーするのかな、と思っていたのですが、この後の「今後の予定」で全部ナツキさんから話してくれました(ちなみにナツキさんの茶会の「今後の予定」はいつもいろいろ話が始まるので長い)(笑)。
 なので以下は、その「今後の予定」から派生した話です。


【今後の予定+α】

・今後の予定を聞かれて、ユミコのディナーショーに行って……を二回ゆったナツキさん(笑)、大事な事なので二回言ったんですね、と思っていたらトモダチに「二回行くってことなんじゃない?」と言われて「そ、れ、だ!!」と(笑)。
(ちなみにナツキさんの今後の予定に自分が出てない組子公演を観に行くがはいっているのはいつものことです(笑))

・そして当然の用に今回の退団者の話になって。でも正直まだ実感がない、と。今日の午後公演でも、ユミコ氏のショーのソロで拍手が鳴り止まなかったのをハマコ先生が「ユミコも退団だしねぇ」と感慨深げに。「あんたもでしょ」とツッコむナツキさん。

・そのユミコ氏の拍手が長かった件(正にショーストッパー)、後でユミコ氏がナツキさんに「長かったですよね、すみません」と謝りにきたそうな(謝るのー?)。ナツキさん「いいよいいよ全然いいよ!」しかも「むしろそこ早替わりだからもっと長くていい」(笑)

・そんな感じに実感のないナツキさん。「千秋楽には泣くのかな……」と(そんなひとごとのようにあなた)。

・でもナツキさん曰く、「下級生の頃は退団での別れが本当にそれで終わるかのように悲しかったけれど、でも縁が切れるわけじゃないし、楽屋に来ちゃダメって言われるわけじゃないし」と。これから先、価値観が合う人とか、気が合う人とかそういう人との縁はずっと続いていくわけだし、一緒に過ごしていけるわけだし、今はそう思うようになっている、と。だいぶ意訳なんですが、そんなような事を言ってました。ああ、なんか深いなぁ。せつないけど深いなぁ。

・そして「今後の予定」に戻って「ロジェ(仮)」……「いや、これ絶対このままいきますよ、正塚先生の(仮)はいつも(仮)のまま行く!」ナツキさーん、どんとくらいぷりんせすおれだってなきたい略してロマンスドパリの件はー?(笑)

・「ロジェ」に「なんか「ロ」に縁があるんですよね、ネロ、ゾロ、ジェロ……でショーが『ロック・オン!』あ、これも「ロ」だ」はいはい(笑)。

・そこから退団発表の話について。「早く発表してしまってすみません、って謝る?というのも変な話なのですが……」と前置きをしてから「色々お手紙いただいていて、『悲しむ時期が長すぎます』という方もいれば『後2作噛み締めます』という方もいて…」。発表が早かった件については「事前に作品が発表になって『さよならのなんちゃらー』とか『なんちゃらのなんちゃらー』とか(ナツキさんその後者説明になってないよ)(笑)、そういう憶測をされてしまうのが嫌で、作品発表の前に退団発表をさせてもらった」「だから、悲しむ時期が長い、と言われる方には本当に私のわがままで申し訳なかったです」と。

・「ロック・オン」について。宝塚のショーはサザンクロスレビューみたいに作品として繰り返されるものと、その時のスターの為に作られるものがある。三木先生には「私にしかできないショーを」という事で、いろいろたくさんお願いをしていると(ほんとすごそうだ)。

・「でね……皆さんの手紙も三木先生のところにたくさん届いているんですって」
 上手く伝えられないんですが、ここで「こりゃ三木先生大変だろうなーっ」って苦笑とも嬉しいともつかない感じて笑っていたのがすごくかわいかったのです。なんかもう「もう皆もおなじことしてくれちゃってー」って感じで、なんか参ったような困ったような嬉しそうな顔していたのが、なんだかもうすごく切なくてでもすごくらしいなと思いました。

・三木先生も「こんなにたくさん手紙をもらったのは初めてだ」と。「皆さんの愛に支えられています」とナツキさん。

・梅雨から夏にかけてが、自分にとって思い出の作品が残ることが多いと。「ロミジュリとか、飛びますけれど、マリポーサ(飛んだな)、あと八犬伝も夏だったよね、公演中誕生日だった」偶然にも今回も夏だな、と。だから「夏が来たら(私の事を)思いだしてくれたらいいな、と」……それ、くるなぁ。

・でもまだ七ヶ月もありますから!と。「まずはハマコやユミコやさゆやじんをしっかり見送りたい。そうやって舞台に、役者に、皆さんに真摯に向かい合っていきたいと思います」

・「雪組一丸となってクオリティの高い舞台を」(またクオリティ言った)

・「昔から一緒に走ってくださった方も、最近走り始めた方も、一緒になって最後まで走っていただければと思います」


(だいたいのニュアンスです、汲んでくださいね)



・そんな感じに、割と佳境の話題を全て「今後の予定」の中で言い切ってしまったナツキさん、もーどんだけ効率いいの!と(笑)。
 でも全てがナツキさんの言葉だと思いました。ふられるまでもなく、自分からちゃんと、自分の言葉で。それがすごく嬉しかったです。



・そんな挨拶で締めて、退場、と立ち上がった時に司会の人に明日の入りの時間を聞かれて「明日は新公の舞台稽古見るので、9時15分です……うん、確か9時半に始めるって言ってた」とひとり納得して、そこから突然「話してイイ?」と。

・今回彩風君が初新公で、自分も同じ研3で初新公だった、と。自分の時は天海さんが「何でも聞いて」と言ってくれたけど、何を聞いていいのかすらわからなかった。なのに咲ちゃんは「あそはサスを意識して立っているんですか?」とか「あの場面変わったのはこういう理由だからですか?」とすごく色々聞いてきて頼もしい、と。

・でもこの間新公の通しを見てやっぱり「わかいな……(笑)」と。ただそれでも本公と変わらず感動できるところもあって、ひとりひとりががんばって、そういう場面を作り上げている「それが雪組のすごいところだな」と。だからそんな下級生達を、雪組をよろしくお願いしますと。もちろん私がいる間はまだまだびしばし鍛えますが、どうぞ雪組を隅々までお願いします、と。

・そしてこれが本当に〆の言葉として、ナツキさん退場となった訳です。



 できるだけちゃんと伝わるように書きましたが、力不足だったらすみません。
 多分、ちゃんと「書き起こし」であげているブログさんをご覧になられてからの方が、いいかと(2回目)。





 以下、真夜中のラブレター。




 本当にあの日から色々思うことはあったのですが、ナツキさんの言葉が聞けてほんと嬉しかったというか、ナツキさんはもう前に向かって走り始めているのだから、ついていくしかないと思ったし……これはファンの贔屓目かもしれませんが、やっぱりものすごく誠実な人だと思います。誠実すぎて、うっかり発言も多いけれど(笑)。

 で、今回本当にらしいなあと思ったのが、最後の最後で「雪組の」話になったところ。
 で、文中に上手く乗せられなかったのですが、最後までがんばる的な話の時に「私らしく、という言葉は好きではないのですが(でも私らしくがんばります)」という事を言っていたのを、後から思い出してぐわんときました。
 ナツキさんはもちろん一人のスターなのですが、それ以上に「雪組のトップスター」という事をものすごく意識していますよね。ある時を境に、なんだかナツキさんがすごく「パブリック」な存在になってきたなぁと思っていたのです。自分の「個」よりも先に優先している事がある(だから「私らしく」が好きではない、って事かなぁ)。それは「個」を確立した今だからこそできる事であり、今のナツキさんにしかできない事であり。

 ちょっと公演感想になっちゃいますが、そんなナツキさんがやっぱりデュナンにすごくかぶるのです。「あなたの命はどうなのですか」と問われて「一粒の麦は死んで種となる」と答えるデュナンに。恐いくらいに壮絶、でもそれがナツキさんが選んだ道で、そしてその終わりも決めたのだから、だからやっぱり一緒に走り続けたいな、と。




 不思議なもので。本当に好きっていう気持ちが好きになって以来まったく変わらない。それって、ナツキさんが「好きでいさせてくれる」っていうのもあるんじゃないの、かな……。とか真顔で思う今日この頃です。
 まだまだこれから色々変わるだろうけれど、気持ちはうつろうと思うけれど、きっとこれだけは変わらないだろうなぁ。



 



2010年02月21日(日)
「ソルフェリーノの思い出」出版記念講演会(1)


 もう時間がないので、さくさくあげておきます。タイトル捻る余裕も時間もないや(笑)。




[ナツキ茶メモ]

【言い訳】(笑)

・記録媒体は一切つかっていません。
・全話題を網羅する気もありません。
・ナツキさんの発言っぽく書いているところもそのまま言葉通りじゃないです。
・ニュアンス汲んでください。
・あくまでも個人用メモと思ってもらえれば。なので私の曲解とか想像とか見解とか妄想とか妄想とか妄想とか妄想とか(妄想ばっかりか!)(笑)
・まあとにかく「だいたいこんな感じ」でお願いいたしたく……っ!
・正式な報告はちゃんと記録媒体から起こされている余所様をご参照いただければ。



 一番はやっぱり、自分の言葉で自分の感覚で残しておきたいんですよね。基本データオタクなんで(笑)、きっちり書き起こすというのもアリかとは思うのですが、まあ、うちはこういうスタンスですよって事でお願いします。




【前段】

・登場が会場が暗くなって流れる「Run」でうっかり失笑したワタクシ六実(笑)。ちなみに登場は普通でした。今回、中央横通路がなかったので、会場練り歩きがなくて残念(あ、そういうこと言うんだ)(言うよ)。

・お洋服は全身黒(むっさんにそこのディテールを求めてはいけない)。スチールでつかっていたあの巨大コサージュをアレンジしてつけてきたとの事。とりあえず孔雀の羽がなかったように見えたので、ブームが終わったのかと解釈(笑)。

・今回、会場がかなりきつきつで、入って来るなり「すごい熱気」と。壇上で「みなさん酸欠になりそうだったらゆってくださいね、あ、でもアクアコンでも誰も倒れなかったから平気か」と(笑)。そして乾杯の段でペットボトルを袋から出し始める我々に「がさがさー、がさがさー」といつもの様にツッコむナツキさん(なぜかうれしそう)。


【芝居】

・アンリー・デュナンについて問われて自分勝手な人だな、と(意志が強い、というような事を言いたかったらしい)(笑)。そこから皆さんご存知かもしれませんが、とデュナンの話の解説に。この辺はさくっと割愛しまして、色々もろもろひっくるめて「自分に似ているところがあるかも」と……わあ、のっけから説明になってなくてすみません。

・髭の話になって「あれはミーチャの髭です」と、でお手紙とかで言われるんですが、あれは一晩じゃなくて「三日三晩不眠不休の結果生えたんですから!」と(よく誤解されるらしい)(笑)。

・髭は植田先生の発案で、当初はもっと無精ひげっぽく、頬のあたりに毛を散らした感じでつけてたけど、舞台稽古で植田先生に「先生ーどうですかー?」と聞いたら「みえへん」とバッサリ。てかモノマネしてたよナツキさん!(笑)

・ああじゃあもうアレ(=ミーチャの髭)持って来て!
 と言ったら30秒で出てきたという(だったら最初からそれでいいじゃんー的口調)。というわけであれはミーチャの再利用です、と。

・お芝居ラストのハマコ先生との「一騎打ち」の場面の話で、あそこはもう白熱しすぎちゃって大変、と。稽古場でも何度も(白熱しすぎて)台詞をとばしちゃってた「○○なんです!……で!なんだっけ!!」(飛ばすときも盛大に怒鳴っております)(笑)舞台稽古でもとばしていたので(……)毎回すごく緊張する、と。

(でも台詞飛ぶのは熱演というよりは、あそこの文章の係り結びというか文脈がおかしいからだと思う……よ?)

・十字を書く場面の話で、あれはペンキですか?の問いに「……ええ、まあ」(それ聞いてどうするのー口調)(笑)。更に書くコツを聞かれて赤十字を書くコツ「聞いてどうするの?」と(笑)。

・稽古場で試しにやったときは、結構ペンキ(笑)がゆるくて、いい感じに布に血が散って「これよくない?」、でも実際稽古場は血だらけになってしまったので、それを舞台でやるのは無理だったとか。

・お手紙で、十字を広げた時に逆十字になってますよ(長い方が上になってる)、と言われてそうかと気をつけている。一度スポンジが崩れてしまって「書けないいいい!」とかインク(インクってゆったよ)が乾いて「書けないいいい!」とかいうトラブルもあったとか。

・で、あの書いた赤十字の旗をもらってこようとしたら、赤十字の規約でだめなんだとか。「赤十字は誰が書いても効力があるので」、つまり不用意に書いたものを流出させることはできない、って事かな?「お茶会でプレゼントしたいんですけど」と聞いてもダメだったとか(笑)。

・「なので皆さんが書いても効力があるんです、だから皆さんも書いて「どうです!」って(デュナンみたいに)できますから」と豆知識(笑)。

・どの話の流れか忘れたのですが「この劇場には盆もせりもあったはずですよねぇ?」(爆笑)。「ま、それらをつかわなくても素晴らしい舞台を作れると証明できたわけですが」ナイスフォロー(笑)。

・中日を過ぎて、芝居が変わったとこがありますか?と大きく変わったところはないけれど、芝居は深まってきている、と。その話から一度、赤十字を書く場面で、ものすごく疲れていた日があって、「そうだよ、こんなに疲れているのに三十人もくるなんてもう無理だよ!」とその日の芝居がすごくリアルに(笑)。ユミコ氏に終わってから「ねえねえ、今日のよくなかった?」と自画自賛。この感覚を覚えて再現できればいいんだけど、それがなかなかねぇ、とも。

・後はお客さんの反応で芝居が変わる、と。その日の午後公演も拍手がすごくて、舞台袖で着いてくれている彩風咲奈君も「今日すごいですね」と。そういうのをちゃんと感じてくれているんだなぁ、的な。

・その「感覚」の話からだったと思うのですが、今でこそ赤十字があるのが当たり前で、あの横断が成功するのもわかっているけれど、本当はそんな「当たり前」も「わかっている」もない状態での、あの「ありえないこと」を訴えていた訳だから。だから自分もそういう「ありえないこと」と訴える「感覚」で。たとえば

「東宝の休演日を水曜日に戻して欲しい!!!!!!!!!」

 ぐらいな感じで(あり得ないことをうったえるという)……うん、ナツキさん、今のすごく実感こもってた!その感じでイイと思う!(笑)


・というわけで、ナツキさんの為に「少しも早く」休演日を戻してあげてください。おねがい偉い人!(笑)(……本当にしんどいんだろうなぁ)


【ショー】

・楽器対決、最初ユミコ氏と、毎回アドリブにしようかと稲葉先生に話をしたら、「毎回は、やだな」……と。「こだわりのある先生なので。物腰ソフトですが意外と頑固です」と。それで稲葉先生からは「週二回ぐらいなら(アドリブいいよ)」とお許しが。「それもよくわかんないですけれどね」と言うわけで、不定期アドリブを捕獲するためにも回数重ねてください、とは司会者さんのお言葉(笑)。

・火の鳥の場面が一番好き、と。あそこが一番稲葉先生のやりたかったことで、稲葉先生の、この作品の世界観が現れていると。あの場面は本当にしんどくて、オケボックスから出てきて、最後までやりきれるかどうかある意味緊張すると。今までで一番しんどいと(たぶん、ミズナツキ史上ってニュアンスだったかと)。「でもまあM的発言ですが『しんどくてイイ?』みたいな」……自白した!自覚あったのか!(笑)。

・あの衣装が結構重くて、最初なかなかうまくきれいにひらひらしなかったので、すごいイキオイで踊っていたら酸欠になった(笑)。今はだいぶコツをつかんで踊れている、と。今度のグラフの衣装紹介はこれだそうです。

・上記の話の時に、どの場面が好きかと聞かれて、どの場面も好きで……と順次あげていく中、女装場面がすっかり抜けていた事に「自分でも忘れていた!」と。

・女装場面は稲葉先生のたっての望みだったそうで、「どうしてもやるの?やりたいならいいですけど」とこだわりある稲葉先生にこだわりあるナツキさんが「あー、はいはい」的に折れている感じ(笑)。「先生のデビュー作ですしね」と(大人の態度)(笑)。

・で、あの衣装で銀橋渡る気満々だったのに「あれだけ?」みたいな。予算かかってるのに「あれだけ?」と。最初はせり上がりもなかったんだとか。衣装はすごく大きくて「もう幅がこれぐらいあるよ?」(とテーブルを指しつつ)

・初日のスタッフ席の近くにいたお客さんがどうやらナツキさんのファンだった模様で、この場面になった時「あれ、水さん、だよ……ね?」ざわっとしていて、マスクをはずした瞬間「うわあぁ!」と反応していたと(笑)。スタッフさんから「あれ、水のファンやで」と話を聞いたナツキさん。その反応が「うわあぁ(歓喜)」ではなく「うわあぁ(驚愕)(いっそ恐怖)」だった事に対して「(その反応をしたのは)誰なの?!」と会場を犯人探し(あ、もちろん冗談でね)(その辺の口調も相変わらずオネエです)。

・アクセサリーの話になって、今回アクセサリーはほとんどないよね、よ。ちなみに鳥の頭はどちらも自作。衣装を見て「これ、頭に何もないのおかしくない?」と。私はあれ好きなんだけど、世間的にはいまいち?

・デュエットのグレーの衣装に対して「デュエットなのに(宝塚なのに、だったかな)地味」「でもそこがイイ」とも(笑)。

(余談ながら、一時期を境に宝塚の衣装にああいう中間色(グレイッシュな感じ?)が投入されるようになったと思うのですが気のせいでしょうか?)






 字数制限をくらったので、分割。


2010年02月14日(日)
VD2010


 とりあえず、管理人業にとってこういう日は稼ぎ時なので。

  nsVD2010(inついったー)
 ※彩吹水で友達以上恋人以上(!)(コメントから勝手拝借)です。

 これで昇順で読めるはずです。









 相変わらず相変わらずな感じです(説明になっていると信じている)。
 今週の目標はひたすらに週末にめがけて走り続けます。


2010年02月02日(火)
どえむなのにまけずぎらい


 ご、ごぶさたしております。
 花粉症で働き盛りで仕事が佳境ですが元気です(相変わらず盛りだくさんだね君は)(笑)。



 すっかりマシンガンの撃ち方を忘れた気がしなくもないのですが、今更ながらの相棒メモ。結局2回みました。壮茶にも行ったのですが、今回はレポはパスします(ちょうど退団発表週末だったのよ……)。そんな状況だったので、ほんと壮さんの男前度にいやされた(!)。五回ぐらい「ほんと今週の壮一帆さんの作画監督(違)神」って口走ってたよ?(笑)。



[花組メモ:相棒メモ]

・とりあえず、正月の檀ちゃん特出ドラマを見たんですが、その時、すでに初日映像は見ていたので、「ああ、真飛さんの芸人魂故にモノマネ王者決定戦となってしまったのだなぁ」と正直思いました。どっちかってーと悪い方の意味で。

・でも実際に青年館で見たときには、それほど悪くは思わなくて、むしろすごく真飛さんにあった役だと思ったのね。犬を抱いて歌うところなんて、すごくハートフルで、パリスへの一挙一動が優しくて暖かくて、そんでもって枯れていて(重要)、実に私好みの真飛さんでした。なので、初見時の幕間で「これ、水谷右京じゃなければよかったのにな」と。水谷さんがやった右京の模倣じゃなくて、真飛さんそのままで右京さんやればよかったのに、それでも十分右京さんだったのに。私が見た時点では、真飛の素というか、らしさがかいまみえていて、模倣が若干中途半端になっていて、で、真飛さんのモノマネがヒットする度に、客席が笑う、って感じで、なんだかなぁと思った次第。

・しかしつくづく思うのは真飛聖さんのトップスターとしての懐の深さというか、どんな脚本でもとりあえず受け入れちゃうと言うか、及第点を出すというか。前回のベルばらも、脚本はアレだったのに真飛アンドレとしての出来は(私的に)非常に好みだった事とか、今回も興行意義としてはアレだったけれど、真飛右京は決して悪くなかったと思うし。少しも早く真飛聖に当たり役を!とやっぱり思うのですが、真飛さんのこの及第点出す力ってのは、ほんと今の劇団にとって貴重な存在なんじゃないのかなぁと。
 でも及第点だけにブレイクにはつながらないのかなとも感じています(小声)

・興行的にどうかな、と思ったのは、結局、新しい客層を呼び込んだ訳ではない、よ、ね?(私は客席見ててそう感じたのですが)。壮大なエキシビジョンというか、まあ色物公演っちゃあ色物公演(ヒドい)。

・でも脚本は悪くなかったんですよね。いいお話だと思いました。臓器移植のプレゼンは若干私も引きましたが(笑)、よくまとまったお話だったと思います。パリスの「ひとの善意で生きられた私が、ひとの悪意にさらされている」っていうのは、新しい視点というか、ぐっときたのです。これは原案効果?でも石田芝居の実は(笑)根底に流れている優しさはでていたと思う。私、これ、嫌いじゃない。

・壮さんの神戸さんは、初見の時は意外にキャラたっていなくってびっくりしたのですが、どうやらそれは「本編のミッチー神戸のキャラがまだ立っていないから(だから私はそれ以上のキャラ立てをできない)」という事だった模様です(茶会でそれに類した事を言っていました)。でも最終的には神戸さん自身のキャラ立てはともかく、真飛右京に対してはいいバランスだったんなぁと思っています。キャラ立て仕切れていない分、すごく真飛右京に合わせて芝居をしていたような?(私が壮マト部故のフィルターだったらごめんなさい)いい感じに今回の舞台に「おさまっていた」という印象を受けます。

・というわけで私は杉下×神戸だと思ったのですが!(いきなりその話?)ついったでも散々言いましたが、あれは真飛右京の「丁寧語紳士攻め」(not敬語攻め)です。失言を繰り返すと「私に手錠をかけさせたいのですか」とか「おしゃべりですね」とか、ほんとなんて典型的攻BOT!(BOT違う)と震えました。「杉下右京は言葉攻め〜」(杉下右京を利用しようのメロディでどうぞ)

・みわっちさんとダーイシの相性はほんと悪いんだなぁと思いました。まあ、あの役を振ったこともそうなんですが、最後のコンサートの場面で、舞台後ろで芝居するみわっちさん、ああ、ここは己が奪おうとした命(パリス)が多くの人によって生かされていた事、そして自分もまた、パリスを殺さずにすんで生かされたことを悟るという場面なのね、と思って、さあみわっちさんの芝居に食いつくわよー、とオペラロックオンしたら、がくーん、と膝突いてた。何そのベタな芝居!!……私の思いこみかもしれないんですが、わりと今回「みわっちさんぽくない芝居だなぁ」と思うところが多々あったんですね。思いこみかもしれないけれど、それがダーイシの演出故で、そう思うのはやっぱり相性悪いからかなぁと。

・でもあのピンクスポットの場面はダーイシのみわっちさんへのせめてもの心尽くし(!)だと思ったので、「悪気はないけれど相性が悪かった」なんだと、思う、よ?

・あやねちんパリスのがらっぱち度は最高にこの辺りが大好きな桜乃彩音でした。防毒マスクつけて「10人のインディアン」を弾き語るあなたが一番猛毒ですよ!と。

・まっつさんのナイスミドル芸に心底感服。つきあいたい(真顔)。

・幕開けの真野さんチンピラに「どうしよう私ここに1000円払う!」と思ったら、2幕の幕開けもまたチンピラで更に1000円払う羽目に(爆笑)。どうしよう、相変わらず好きすぎる!

・パパイヤ先生の振り付けはヅカには合わないなぁ……。ああいう「少しはずした」振り付けは本当の男の人がやるから映えると思うのだけど、な。どうせやるなら、右京さんだけが、その「少しはずした」振り付けで、あとはヅカ振り付けでガチっと固めた方が映えた気がする。

・フィナーレの壮マトに関する意見は吉野さんが言ってくれたので省略(笑)。

・業が深くてすみません(笑)。




 気がつくと二月。
 でもって今月は雪組ムラしかヅカ予定がないことに気づきました。

 つか、もうすぐ、始まるのね……。




 なお、今年のVDはついったーで開催予定です(このタイミングで言うことなのそこ?)(笑)。




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