2006年04月30日(日)
目もあわせずに触れられるだけで、それでも


 昼はACROSS、夜はラブニール
(今日は帝劇、明日は三越と同じ文脈で)(意味がわからない)









 あたまのなかがぱんぱーん!




[ラブニールメモ:総括というかもやもやしているもの]

 とりあえず「オール宝塚」(オール電化みたいだな)というコンセプトワークを入れたのは大正解だと思いました。DSはその人のいろんな魅力を見せるものだから、色んな場面がアトランダムでいいとは思うのですが、個人的には何かひとつでも一貫したコンセプトがあって欲しいなぁとよく思っていたので、今回の構成は大変によかったと思います。が、コンセプトが一貫している分、まったく隙のないDSでした。トークもきっちり仕込みというかほとんど小芝居だったので(笑)。ほんと息つく暇も無いような、す、涼さんちょっとタイム!と思うぐらいに盛りだくさんというかみっしりみっしり詰まっておりました。多分これって、視覚と聴覚と記憶とかを総動員させているからかもしれない(上手く言えない。後で上手く説明できたら説明します)。
 ただ、このコンセプトが通用するのは涼さんだからかもしれない。宝塚大好きッコの涼さんだからというか。 例えば「オール宝塚」な構成のDSって他に退団DSとかもあるのですが、あれはその人の「それまでのヒストリー」その人がやってきた事だから、「オール宝塚」な構成で通用するんじゃないのかなぁ。今回の涼さんみたいに、自分が出ていたものも出ていないものも含めて、それこそ自分が生まれていない時代の頃のも含めて「オール宝塚」で構成できた。それは涼さん自身が宝塚ファンであると同時に、涼さんが「タカラヅカスタァ」だからこそ成し得たんじゃないかな、と思いました。

 伝わらないですね。あれです、平たく言えば成分解析すると

 「涼紫央の100%はタカラヅカで出来ています。」

 そういう事です(もっと伝わらない)。



 で、こんな「意味がわからない」話ばかりじゃアレなので、2点だけ。

[ラブニールメモ:速報そのいち]

 ↑で言った「小芝居と見紛う仕込トーク」は以下の通りです。この仕込みトークは決して悪い意味で言っているのではありません。むしろそれでよかったと思います。正直、微妙なフリートークに手に汗握るよりは……(本音)
 ショーのタイトル「ラブニール」(将来)にちなんで「将来、宝塚にいる間に一度はやってみたいこと」。
(ちなみにここで涼さんが若いコたちにその話題をふったとき、順番に聞くんじゃなくて「はい、じゃあ最初に言いたいひとー!」みたいに聞いたんですね、……すっ涼先生だ!)

 如月蓮君→「空を飛びたいです!」一瞬それが普通に「空を飛びたい」という風に聞こえて「ええ?宝塚でやりたいことって涼先生(違)言ってたのに!如月蓮君ちゃんと話聞いて!つうか電波?(なんて事を)と焦ったのですが、ようはフライングをやりたいとの事。「ピーターパンみたいに!」でしゃらーんと効果音が入って空を飛ぶ真似(あ、これトークじゃなくて小芝居なんだと気付いた瞬間)。あと、「とよこさんがDSをやられる時には絶対にメンバーに入りたいと思っていました!(それがかないました)」みたいなこと言ったら、残りのメンバーも皆「わたしもー」「わたしもー」と……な、なんなんだ君ら!(笑)

 壱城あずさ君→「三歳から十五歳まで新体操をやっていたので、それを宝塚で生かしたいです」それに涼さんが即「じゃあやって」とマイクを取り上げる。壱城あずさ君、それにええ?となりつつも、新体操のすっごく高度そうな振りつけ(?)をやってくれました。なんか足を軸にして前傾してぐるっといつのまにか軸足が変ったかのように上体がぐるん、とするみたいな?(伝わらない)。本気ですごいと思いました。
 ところで壱城あずさ君、私今回初めて認識したのですが、彼いいですね。なんか幕開けからすっごいアピールしているコがいると思ったら彼でした。自己紹介でも「クサい男役を目指しています」と。いやー、あの意気込みはいい、いい星男になりそうだ。俄然注目です(かわいそう)。

 南風里名ちゃん→「娘役なので、お姫様抱っこをされたいです!」ひぃ!なんてドリームだ!それに涼さん「じゃあ、やってあげようか?」ひぃ!ややややっちゃってー!でもここで如月蓮君がちょっと待ったとばかりにストップをかけて「とよこさんにお姫様抱っこをされたいのはこの会場の皆さんですよ!ねぇ!」ひぃ!そして南風里名ちゃんは後で壱城さんに楽屋でやってもらいなさい、みたいに場をとりなしてました。おもしろいなキミら(笑)

 はにゃんさん→「死ぬ役がやりたいです、いつも看取るばかりなので」。しかもシチュエーションも決まっています、とBGMつきで小芝居が始まります「彼は、追われている身、私はその恋人」と涼さんに縋り「そこに彼を狙う殺し屋が」ここで壱城君が一歩前に出て拳銃を構える振りで殺し屋パートに変身(笑)「彼を狙う銃弾に、私は彼を庇って!」拳銃で涼さんを撃つ壱城君、それを庇って銃弾に倒れるはにゃんさん、それを腕に抱えてぱかーっと口開けて驚く涼さん「恋人の腕の中で死んでいく私……というのがやりたいです」……女優だはにゃんさん(笑)。


[ラブニールメモ:速報そのに]

 宝塚の歌の中に「涼ヒストリー」というのあって、それが「涼さんの初めてシリーズ」としての選曲だったんですね。マンハッタン不夜城(初めての宝塚の舞台)→パッション・ブルー(初めての星組配属)→ドリアン・グレイの肖像(初めての台詞)→エリザベート(初めての人間でない役)→ディーン(初めてのソロ、だっけ?)、ダル・レークの恋(初めての帝国劇場公演)……とここまでは順に涼さんとメンバーで歌いついでいって涼さんだけ退場、ここで「これまでの曲は実は初めてシリーズでした」とタネ明かしをし↑を説明してくれます。この間BGMは「イーハトーヴ・夢」、ああじゃあこの後に涼さんがまた出てきて「イーハトーヴ・夢」での初めてを説明して歌ってくれるのかなぁと思っていたのですが、
「そして「イーハトーヴ・夢」、藤原嘉藤治、初めてのメガネー!」
(ここで四人で黒ぶち丸メガネをかける)


 ええ?!
 しかもこの順番でいくと最後にきた「初めての」はプライスレスであるはず。って事は涼さんにとって初めてのメガネはプライスレスだったの?そんなに細かい萌えを持っていたの?つうか、プログラムに「イーハトーヴ・夢」ってあったから歌うと思って楽しみにしていたのに、結局ここはこのオチだけで歌ナシで涼さん次の曲に行ったよ!……すっごいおもしろかった。



 また後でちゃんと追って報告だそうと思います。でも本当にいろんな事でめいっぱいになってしまって、ほんとまだぽかーん(涼さんすげー)としてます。ほんとすごいあのひとすごい。あのひと、どこまで、すてきなの?(略してADSL)(だからLは?)(ラブニールのLですよ)(うまいむっさん座布団一枚)(自画自賛)


 ACROSSの話もまだまだしますよ。とりあえずGW中は明日一日だけが出勤日(せざるをえなくなった)なので、がちっと仕事決めてきてGW中にどちらもまだまだ語りたいと思います。


2006年04月29日(土)
金平糖MOSAIC


 池袋東口〜サンシャインは学生時代よくうろついていた場所なので、久しぶり懐かしいなぁと劇場にたどりつくまでうろうろ寄り道していたんですが、途中でなんだか急激に吸い取られている事に気付きました。まるで歩くだけでHP減っていくダンジョンのよう……!池袋は若い街だなぁと思いました、そして自分はもう若くないのだなぁと思いました。


 ACROSSに行ってきました。
 とりあえずとりあえず、池袋で三次元に展開中(笑)のわたるさんの愛の広場のど真ん中で叫びたい。
 「Acrossが大好きだー!(だー!だー!だー!)」

 本当に、この公演に出会えたことが奇跡のようで、この公演に出えたことが幸せで、とても嬉しい。
 みんな大好きだ。

 と、ピュア発言をしつつも梅田で緒戦をこなしてきたおかげで、大分余裕が出てきて、色々ツッコみどころや金平糖が漏れてきました。ごめんなさい、ピュアになりきれなくて。でもこれが自分の立ち位置だと思っています。


[ACROSSメモ:とりあえず書いてみる(オギー調)]

・梅田でのメモに色々誤解があったようで……(うなだれ)。とりあえず、どいちゃんが嘗めとっていたのはヒヅキじゃなくてゆっちでした。

・そのどいちゃんのリーマンコスがオールバックじゃなくなってたよ……っ!(ショック)何、その前髪さらさらは!(悶絶)どうみてもBLゲームの登場人物にしか見えない、つうか乙女ゲーの登場人物にしかみえない……(どういう色眼鏡だ)。

・ゆかり君の歌、こなれてきたのか上手くなってた。少年時代はほんといい、もちろん技術的にはちょっと……な部分もあるんですが(まだ安定はしていないようだし)、すごくいい歌だ、いい歌い方だ。

・大真くんの有線歌唱がさらに勝手に盛り上がっていました。完全に前後から浮いています。そういうところが大好きです(爆笑)(笑うのか)。でも桜木町はちゃんとコントロールできている……これは後でちゃんと話をします。

・つうか女装大真が新ヅラ投入してきたよ!茶色のロングのゆるパーマな感じ……なんだか美人OLみたいでまたしても気まずかったです(いるよね、ああいう頭したひと)(そうか?)。ところでココでの大真くんがかわいく(つるっと言ってみる)ワタさんと絡んで、ヒヅキが出てくるとさっと身を引くのは「やっぱり本物には敵わないから」なんでしょうか?(オカマキャラ無理矢理継続中)

・女装綺華(紫)はあの衣装もあってすごく昆虫っぽくてカッコいい(誉め言葉)。すごく強いムシキングのカードみたい(よくわかっていない)。

・娘役ちゃんのGET CRAZY!に涙ぐむ(ええ?)どうしよう、かわいすぎて泣けてくるよ。

・ピンクパンサーまりえちゃんのコードネームは「お嬢」。「今日はあの美術館を狙うわよ!」な怪盗の女ボス。それに残り四人が「やれやれ、またお嬢のワガママが始まった」としぶしぶ付き合うでも皆「お嬢」に憧れている、明石はマジぼれ、そんな設定がプログラムに書いてありました(書いてません)。つうか「お嬢」て(お嬢吉三から連想したらしい)

・Runnerでドイ×明石にアリ判定が出る(ええ?その順番?)あそこで、明石がドイちゃんと組み手しあった後「やるなっ」て笑うのにすごくときめく。リアル「オイラ、自分よりつええやつに会うとワクワクするんだ!」(笑)

・スパニッシュの場面で途中から登場した娘役ちゃんを見ている男子陣が結構な顔をしているような。品定めというか嘗めるようなというか(ひぃ!)。そんな中でまりえちゃんとエンディーさん(多分)の間で火花が散ったのを見ました(ひぃ!)。

・二幕の途中でいきなり挨拶するエンディーさんがもう湖月家の執事にしか見えない。

・替え歌を思いつきました。
 〜いつでもみつけてしまうよ、ばったり君のすがたを
 ドラマシティでもサンシャインでも 待ち合わせなどしたわけじゃないのに(笑)
 (何の話?)(またしてもちゃらさんとばったり会ったらしいよ?)(思考どころか行動もシンクロしているのか)

・カーテンコールでいつもちょこちょこやっている大真くん。今日は隣りのヒヅキを巻き込んで、エアギター演奏してました(笑)。ウメみらん(ええその順序?)。ちなみにこれはかけざんじゃなくて漫才コンビカウントです。「みらんデース」「ウメでーす」『ショートコント:病院ー』「みらん先生、ちょっとつき指しちゃって……」「どれどれ、じゃあとりあえず全部脱いでそこに横になって」「何で脱ぐ必要あるんかい!(高速ツッコミ)」ってカンジで持ちネタは大真くんのスケコマシセクハラコントがメインです(……むっさん、むっさん?)


 ほ、他にも色々あったはずなのに……っ!(記憶が流れるのって早い)


[ACROSSメモ:今日の金平糖]

・ワタさんが梅田で言っていた、最下生を指しての「ちっちゃいコ」発言が私的にすごくヒットしています。
 で、そんなことを考えているうちにACROSSで繰り広げられるアレコレが、わたる先生とクラスのみんなが繰り広げる学園物に見えてきました(四次元思考回路)。なんというかワタさんが「おっきいコはちっちゃいコのめんどうをちゃんとみるようにー!」って言っている感じで(伝わらない)。学年が入り混じっているのは、過疎地域の集合クラスだからです(だから伝わらない)。
 そんな感じでわたる先生のクラスにある「クラスの目標」。それを毎朝皆で読み上げます。
 「ア!あいさつはしっかりとー!」(ってゆうほ君が言う)
 「ク!苦しくても弱音を吐かないー!」(って大真くんが言う)
 「ロ!論より証拠ー!」(ってゆかり君が言う)
 「ス!素直に好きと言えなくてー!」(って明石が言う)
 (どういう標語だ)(つうかそれ歌詞だから)(つうか明石にそれ言わせたいだけだから)
 
 エンディーさんは副担任です(もうやめなさい)


・リーマン綺華の微妙な海老茶色のスーツは「おばあちゃんが選んでくれた」だからだとちゃらさんが教えてくれました(笑)。そしたらこんな設定が生まれました。
<金平糖>総務部の華、ゆかり君と営業の大真くんの出会いは入社式。隣りに座ったゆかり君の微妙な海老茶のスーツが気になる大真くん。とりあえず隣同士なので当り障りない話をするけれど、なかなか話が弾まない。ああ、こいつとは仲良くなれそうにもないなと思う大真くん。会話が持たずに思わず「そのスーツ、どうしたの?」と聞く。無意識に「それ、イケてないよ?俺を見習えよ」な揶揄を篭めて。ところがゆかり君の答えは「おばあちゃんが、選んでくれた」……ズシャアア!!!!!(大真くんに走った衝撃音)おばあちゃん子な大真くんはこの話に大変感動(こいつスゲーいい奴!)「そうだよな!おばあちゃんはいいよな!俺大真、仲良くしような!」(全く文脈が繋がっていない)……数週間後、新人研修も終わり営業部に配属された大真くん。そういえばアイツどこに配属されたんだろうなぁ(研修は別々だった)と、探してみたら、なんと自分の部の事務員さんだった。「お前総務なのか!」これが二人の出会いの物語。</金平糖>




 むっさんはたのしくてたのしくてばかになっちゃったみたいだよ?


2006年04月28日(金)
じょうみゃく


 今日、上司がフツーに「しっしんしそう」って言っていました。
 ……そうだね、失神しそうだね(忙しくて)(わたしはまだ対岸の火事をみているだけですが、たまに延焼してます)。


[伝書鳩返し]

> 安蘭涼柚希大真綺華麻尋、更にサテュロス真飛、
> シッシーナ高央まで制覇カウントすると、
> 星組の主な男役で女装で絡んでいないのは立樹さんだけと言う事実。
> いや見たいかと言うと個人的には微妙ですが、
> ここまで来たらやってしまえと言う気もします(笑)。

 シッシーナ高央!(忘れてた!)更に全ツシッシーナ美城に加えて、シバの妻(くみちょとにしきラブ殿)も加えると、本当に制覇しそう!(爆笑)
 しぃちゃんの女装は私はアリだと思います。「ON the 5th」のマネキンちゃんは私的にはアリでした。じゃ、新米スパイには潜入捜査の為に女装してもらいましょうか!(いやでもワタさん出てないから)(笑)。


> わたるさんが相手した女装メンバーに嘉月氏(Switch第一部・二部共)をと思ったのですが、
> 氏の場合は役の幅が女子供からじいさんまで幅広すぎて飛び出してるかもしれません。
> かわいくてセクスィーでした、嘉月氏。
> あとは「ジュビレーション!」で久城氏の女ディーラーとも絡んでました。

 同期萌えは基本ですからね(みらゆか者コス)(どんなんだよ)(笑)。

> きっと大唐国より広いですよ、愛の広場
>(…池袋に収まらないじゃないか!)(迷子多発)。

 大丈夫、サンシャイン60の高さを生かして三次元に愛の広場です(笑)。
 愛の三叉路で迷わないように気をつけたいと思います。

> 六実様が選んだ3人(効果音解析)の中に、
> 壮君が入っていて驚きつつ、
> 嬉しかったです。(壮坦です)

 あのセレクトは「私がイジっても大丈夫そうだ(むしろ私がイジるべき)」と思ってのセレクトです。
 ちなみにあの効果音にはこういう解説をつけるつもりでした。

 壮一帆 を叩くと、42%の確率で「ぐちゃぐちゃ」という効果音が出ます
 →競艇場の屋台でヤキソバがかき混ぜられている音です。
 壮一帆 を叩くと、22%の確率で「もくもく」という効果音が出ます
 →競艇場のひとごみがスモーカーの煙で曇っている音です
 壮一帆 を叩くと、13%の確率で「がやがや」という効果音が出ます
 →競艇場で大盤狂わせな結果になった時のざわめきの音です
 壮一帆 を叩くと、10%の確率で「ゆらゆら」という効果音が出ます
 →競艇場の水面の向うに浮かぶ蜃気楼の音です
 壮一帆 を叩くと、9%の確率で「ジャラジャラ」という効果音が出ます
 →競艇場の帰りによったパチンコ屋の音です
 壮一帆 を叩くと、4%の確率で「かちかち」という効果音が出ます
 →すっかりスッてしまい、やるせない気持ちで煙草に火をつけようとしたら、なかなかライターがつかなかった音です。
 
 (どうしても横山のヤッさんにしたいらしいよ?)
 ……すみません、こういうイジりかたをしていますが、実は大好きです。

・551がかぶった事は私も驚きました。そしてまたかぶっているお客さんがいたことにも驚きました。存外、客層はかぶっているんでしょうかね?(聞くな)




 サンシャイン近辺は久しぶりです。シェーキーズのピザ食べたいなぁ(いやシェーキーズはどこにでもあるだろ?)。うっかり半笑いで乙女ロードを覗いてみたい気もしますが、でもきっとまた体力消耗するぐらいアクロスってくるんだと思います(動詞か)。


2006年04月27日(木)
卵とパン粉で、つなぎとめて(ハンバーグか)


 車内づりで見て「きよしくん好きそうだなぁ」と思ったんですが、もしかしたら見当違いかもしれない。


[ACROSSメモ:ランダムに書いてみる(オギー調)]

・ゆかり君の女装芸はすばらしいなぁ、ほんと男子の女装にしか見えない。宝塚で男役が女性役する時に「女装」って言って「違うよ皆ほんとは女子!」ってツッコむのが数年前までは一般的だったと思うのですが(そうか?)、ゆかり君のははばかりなく「女装」と言っていいと思う(褒め言葉)。
 男役としての目覚めは遅かったゆかり君、そのゆかり君がここ数年でめきめきと漢度を上げてきたと思うのですが、実はそのスピードには割と頻繁に女役を振られたことが、相乗効果になっているんじゃないのかなぁとぼんやりと思いました。女役をやったからこそ、かえって自分の中の男役像が明確になったというか。そんな感じで。
 とはいえ男役さんの女装を推奨するものではありません。↑な相乗効果は綺華れいさん(あの美貌とこのタイミング)で成り立ったものだと思うので。とりあえず麻尋しゅんくんには女装禁止令を出すべき、とエンカレ映像(ものごっつ漢前)を見ながら思いました(女装させてる場合じゃないべ?)。しかし次のショーは岡田ショーだよしまった!

・という訳でそろそろ大真くんの女装について言及しなくてはいけないかと思うのですが(笑)……いや、大丈夫だった、全然大丈夫だった、かわいかったよ!でもそれだけに実はすごくツッコミずらくなってます。どうしよう普通におんにゃのこだったよ……(どうしようもなにも)。せめてヅラがキンパだったらもうちょっとイジれたんですが!が!(それは単なる欲望なんじゃね?)(と、思っていたら本日東京初日はキンパだったそうですよ!)(沸騰)。
 とりあえず私的には「頭の軽いアメリカンショーガール、でも身持ちは固そう」判定です(それだけイジれば十分だ)。でもせっかくなのでオカマ設定(ウケ狙いの為オカマキャラ立て推奨している男子)はそのままリーマン物に転換しておきました。<金平糖>あのビジュアルで総務部なゆかり君が昨日カワイイ女の子と一緒のところを目撃されたそれを聞いた営業の大真くん「アタシというものがありながらヒドイ!(ハンカチ噛み締め)」「いつからお前が『アタシというもの』なんだ?(裏紙でメモ帳作りながら)」「もう慰謝料請求してやる!今日のA定食おごりだからねっ!」「キモいからやめろ(アスクルに注文出しながら)」でも大真くんは絶対にゆかり君を合コンには連れて行きません。「アタシ以外の女の子には指一本触れさせないわヨ!」とは表向きで実体は「あいつがいたらカワイイコを皆とられる」です。ええ、男子ですからちゃんと</金平糖>
(</金平糖>ってなんだ?)(タグです)
 むしろ喰らい付いたのはゴールデンロケットの方でした。「うわぁひよこみたいでちょうかわいい!」(はにかみ)(はにかむな)
 ……マシンガントーク系大真担としては、今回の僥倖(え?)に対して筆舌を尽くして語るべきなんでしょうが、日がたてばたつほどあのありえない幸せ感に浸ってしまって、言葉がでなくなっております(うわ)。

・私もやっぱりツッコみたい。南海初瀬綺華大真陽月琴を相手にして「もう一度出会ったら必ず君を選ぶよ」と歌い上げるワタさん。全員また選ぶのかよ!それ全員に言っているのかよ!
 と言うわけで、岡田ショーで男役の女装が避けられないのなら、もう全員女装してワタさんに絡むといい思います。リアルハーレム、男のドリームにして男の甲斐性(笑)。まさしく後宮3000(マイナス2930ぐらい)の美女(ほぼ)な訳ですよ!(笑)思う存分鼻の下をのばしてください。




 ふとコパカバーナに想いを馳せました。
 となみ(84期)とあすか(84期)に囲まれてでれでれのワタさんが容易に想像できまして。で、きっとそれを見てみらん(84期)は「ヒドいわたるさん!必ず君を選ぶよって(アクロスで)言っていたのに!」とショックを受け、その隣りでまったく意に介していないゆかり(84期)というのがするするっと想像できました(いやそれ妄想)。いや、女装百戦錬磨のゆかり君にとってはさらっと流せる事ですが、はぢめての女装(絡みアリ)(サテュロスは妖怪なのでノーカウント)だったみらんちゃん(敢えて)にとって、ワタさんは「はぢめての男性(ひと)」になる訳でして……う、うわ……(慌ててかけざん回路を遮断)(キタらしい)。

 でもそう思うとワタさんて女装男子(いや男役)と組むこと多いんですよね?思いつく限りあげてみます。
 月船ヘレン(グロリアス)/小室アンシア(月夜歌聲)/小室スカーレット、瀬奈スカーレット(以上風共)/稔オスカル、涼オスカル、小室オスカル、貴城オスカル、霧矢オスカル、水オスカル、大空オスカル、トウコオスカル、涼淑女、麻尋淑女(以上ベルばら)(多!)/ゆかり美女、麻尋美女(シバの紫の場面)/トウコアイーダ(王家)/紫吹チャイナドール(With a Song in my Heart)/柚希ヘビ(絢爛)(ええ?それもカウント?)(笑)……ワタさんすげー!(ぽかーん)


[本日のまとめ]

 「みんなー!わたるさんの(カワイイ女を包んでしまう)愛の広場にしゅーごー!!!」

 もちろん私もかけつけます、カワイイ女ではないですが(笑)。


2006年04月26日(水)
たべることで、つなぎとめて


 もうなんでもありだよね……(遠い目)
 ふたりの王女


++++++++++

 って言っているはたから間違えているよ(女王じゃないよ!)(つうかサイト自体が間違っている事にこれを書いた後に気付きました)。
 ぼんやりしているんですすみません。その証拠に今朝下地塗らずにファンデ塗りました(終わってから「ああ!」って気付く)(……しっかりー)


[ACROSSメモ:どいちゃんの話]

 東宝ベルばらが終わった時に(ACROSSの話じゃないのか)、愕然としたのは「全然どいちゃん見れなかった……」という事実に気付いたときです。だって、(数少ない)大真くんの出番と見事にかぶっているんだもん、無理!(メイト面)(え?ニコラスとかかぶって無いじゃん?)(そこはくみちょをピン撮ってたんだよね……)。唯一見れたのが革命委員のところです。ところでここの場面のどいちゃんの衣装がどうにもこうにも大きすぎて気になりました。あれはやっぱり「かあさんが中学になったらすぐおっきくなるからおっきい制服買っておけっていったんだよ!」って事でいいのかなぁ?(いや、ちーくんからもらったアントワネットのピンを隠し持つ為じゃね?)
 話がいつもどおりそれました。
 そんな感じだったので、ACROSS始まる前は「あー、どうせ今回もどいちゃん観れないんだろうなぁ……」とちょっと凹んでいたんですが、蓋をあけたらどいちゃんももりもりおいしくいただけました(笑顔)。割と大真くんと立ち位置がかぶることが多かったのと、人数少ないからすぐ見つけやすいのと、そして何よりもちっちゃいコ達にもちゃんと見せ場が与えられていた事が大きかったのだと思います。
 一番びっくりしたのが、スパニッシュのところでどいちゃんをピン撮っていて、ふとオペラを外したら、舞台にどいちゃんしかいなかった事です。ええ?!(口あけたままぽかーん)……本当に何もかもありえないACROSS本当にどうもありがとう!
 そんな感じにどいちゃんも大活躍。そして私が言うところの「ドイ生徒会長(攻)」も随所に盛り込まれていました。しかしなんだか最近は二極化が進んでいる気がしなくもないです。かわいいどいちゃんと、ひどいどいちゃん……やっぱり口が半開きなのが要因かなぁ(真顔)。本当に時々すごい「はぁーん」な顔してます、顎あがってます。そしてそんなひどいどいちゃん(略してひどいちゃん)(は?)は何故か麻路さきさんを髣髴とさせるんですよね……伝わらない、伝わらないよむっさん!でもひどいどいちゃんは通じたようなので(ちゃらさんが立証してくれた)、引き続き見守っていきたいと思います。
 というわけで私的一番の見どころは、2幕の冒頭で、インセクターな衣装(初代サザクロでマヤミキさんにコムちゃんが絡んでたとこの奴)で、ヒヅキを嘗めとっているところです(嘗めとるて)。



 花組全ツでうた恋は吉野ふーみんの予言が当たったという点でちょうびっくりしました。驚きすぎて「演出:植田景子」の字を見落としていました………ええええ!(激震)
 で、うた恋繋がりで、ACROSSでワタさんがうた恋再演、「マリー」と呼んで出てきたのは南海まりかよ!というツッコみは多分あまりにも当たり前すぎて誰もツッコまないんだろうなぁ(笑)。そして私は「ああ、大真くんのブラッドフィッシュちょうハマっているなぁ……」(何か脳内で同時上映しちゃったらしいよ?)。
 更に話を繋げてバトラーをやったワタさん、いっその事皆スカーレットになって夢まつり再演すればいいのにと激しく思った事も書いておきます。


 思い出したことから書いていかないと追いつきません。



2006年04月25日(火)
しゃべることで、つなぎとめて


 「僕の金平糖をお食べよ!」(アンパンマンコスで耳から取り出して差し出しつつ)(そんな甘いもの腹の足しにもならんわよ!)
 そんなネタを思いついてしまいました(この辺りのみらゆか者のいい喰らいつきに対して)(たんとお食べ)(でもお残しはゆるしまへんで!)(笑)。


[ACROSSメモ]

 二幕のオギーショーの話を。思っていたより「リサイタル」で驚きました。もっとオギーらしいストーリー性のあるショーにしてくるかと思い込んでいたので。でもその匙加減が上手い具合に一幕とバランス取れた構成だったと思います。プログラムのコメントを読んで更に納得。
 個々のツッコミは、後に譲るとして(もりだくさんすぎてつっこめない)(でもそうこうしているうちにサンシャインが始まりそうだ)、二幕でわたくしがいちばんぐああんとキタ事を。

 アンコールの『ANNVERSARY』。ユーミンから贈られた曲との事ですが、どうしてこの曲なんだろう?と不思議でした。確かにいい曲ですし、退団者メイトが投影できる曲でもありますが、やっぱり私的には「しあわせなウェディングソング」というカテゴリだったので。
 と、同時に子供のころこの曲に感じた違和感も思い出しました(ユーミンが大好きだったので、普通にこのCDを持ってました)(中一の時のクリスマスプレゼントだったかしら?)。どうして、幸せな結婚式の歌なのに否定的な悲観的な言葉出てくるんだろうっていう違和感があったんですね。「いつかは会えなくなると知っていても」「一人残されても」……人生の門出である結婚式にどうしてそんな事をわざわざいうの?
 当時の私にはわからなかったんですが、今回改めて歌詞を見てようやく理解しました。限りあるからこそ、終わりあるからこそ、今がいとおしく大切に思えるんだと。有限の美というか……うわ、この曲むちゃくちゃいい曲じゃん!ごめん、あたしコドモだった。
 で、この曲がまんまタカラヅカという有限の園に合うんだなぁと。で、二幕の最後のエンディーさんが歌っていた曲(ドラマの最終回云々って言っていた奴)が、この『ANNVERSARY』とリンクして聞こえてきたんです。「出会ったからには必ず別れがある」「そのときまでの時間を大切にしたい」(確かこんなような事を言っていたような)。……その事に帰りの電車で気付いて、ひとりでうわーとなった訳です。
 どんな思いでユーミンが『ANNVERSARY』を選んだのか、それを踏まえてオギーがあの曲を出してきたのか、あるいは全くの偶然なのかは、わからないのですが、このリサイタルの最後に『ANNVERSARY』という事が本当にすとん、と落ちたのです。

 そんな感じに90年代J-POPが私の中でひとりリバイバル中です。夜毎、勝手気ままメドレーをお風呂場で熱唱(近所迷惑)。そんな感じに昨日は「恋人がサンタクロース」を歌っていました(季節感ゼロ)。そしてオタクの作法で配役しつつ歌っております。
 ♪昔となりのおしゃれなおねえさんが
 (おしゃれなおねえさんと言えばヒヅキだなぁ)
 ♪違うよそれは絵本だけの話
 (こういう小生意気な子供はふありみたいだなぁ)
 ♪恋人がサンタクロース、背の高いサンタクロース
 (じゃあしぃちゃんで……しぃふありキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!)
 (背の高いサンタクロースはおねえさんの恋人なんじゃないか?)

 ナパームスクエア(かけざん修験場)はしぃふありも応援しています。「自分が大きいから小さいものを可愛く思う」しぃちゃんはきっとふありが好きなはずだよねっ!(立樹スマイル)


[管理人日誌]

 誤字脱字脱リンク指摘ありがとうございました(匍匐全身て!)(まっさお)。本当にこういうのは言われないと気付かないので、指摘してやってください。
 自分の中では出来上がっている文章なので、読み返しても気付かないんですよね……いや単なるうっかりですな(笑)。過去テキストもしょっちゅう誤字修正しています。ついこの間も「空蝉」で見つけて直しました(……ごめんなさい、ほんとごめんなさい)。


2006年04月24日(月)
みつめさせてすこし、あなたの瞳の奥を[もう追記か]


[ACROSSメモ]

 ACROSSについて言葉をつくして語りたいのですが、未だにうまく言葉になりません。
 とりあえず手をつけられるところから。
 セットリストが出来上がったところで、一幕を振り返って見ます。無駄にうっとおしいむっさんのリアルタイム思い出語り付きでお届けします。自分用メモなので、ネタバレにはなるけれど何の参考にもなりません(笑)。全部埋まってもいません。

『壊れかけのradio』徳永英明(1990)
 ラジオからのDJ番組から始まる形で、一曲目。トレンチコートを着たワタさんが歌い始めると、エンディーさん、ゆうほ先生が出てきて踊ります。ひとさし踊って、舞台の上に膝を抱えてうずくまる(これもまた歌詞にシンクロしてぐっとくる)。それを後ろから見守るワタさん。そこに見るかつての自分。『思春期に少年から大人に変る』時代を思い返すひとりの男。そして皆が少年として登場して、男役の総踊り。
 あの前奏がすごくノスタルジックで、照明の入り方も綺麗で、そこにぱっとワタさんが出てくるのに早くもうわー!となりました。
※ムツミメモリアル
 この曲が主題歌だった「都会の森」を観ていました。で徳永英明氏が俳優として出ていたんですね。この物真似が当時の持ちネタでした(細かすぎる)。


『どんなときも』槙原敬之(1991)
 軽快な曲に合わせて一気に少年時代へ。トレンチ脱いだワタさんも一気に少年時代に戻ります。女の子チームも出てきてボーイミーツな物語の始まり。大真くんはやんなるくらいしょうがく三年生でした(笑)。パーカーのフードの紐を前で縛っているのはきっと「パーマン気どり」なんだと思うよ?(細かいよ)一生懸命ヒヅキにアピールして3回ぐらい振られています。
 皆で明るく楽しく笑って、すっごくカワイイ曲でした。

『少年時代』井上陽水(1992)
 エンディーさん、ゆうほ先生、ゆかり君での歌い継ぎで、ワタさんが踊ります。
 すごく印象的な振り付け。途中で何度か出てくる、ブロック塀の上を歩いているような動きで、ふっと手を伸ばして何かを取ろうとして取れない、この振り付けがすごくぐっときました。
 で、歌っているメンツの中では、上手い下手じゃなくてゆかり君の声が一番この曲にあっているなぁと思いました。というか今回、ゆかり君の声が自分的に萌え声だと気付く(笑)。
※ムツミメモリアル
 キャラメルボックスの「カレッジ・オブ・ザ・ウインド」の終幕に使われていた曲で思い入れがあります。初演を観て号泣(当時高2)。芝居で号泣するのは多分これが一番最初だったと思います。今でも私の中ではベストキャラメルです。


『太陽と埃の中で』CHAGE and ASKA(1991)
 サッカーボールを蹴ってどいちゃんが登場。いやー!かわいいー!(おちつけ)。その後に出てきた大真くんが新テンプレート「大真のおにいちゃん」を出してきてトキメク(ええ?)。ほら、だってずっと小学3年生が多かったじゃないですか。「お兄様」じゃなくて「おにいちゃん」なのがポイント。近所のいつも優しく遊んでくれたおにいちゃん……ごめん、むっさん屈折したブラコンだから。でもこういうおにいちゃんテイストな大真君は新鮮でした。
 ここは少年の夢と、それをちょっと振り返る・見守るおにいちゃんずという構図でした。ちっちゃいコ(ワタさん発言)(アンダー86男子)チームがそれぞれ、どいちゃん=サッカー選手、一輝慎君=ドライバー、夢乃聖夏ちゃん=ロックスター(?)、明石=自衛隊……自衛隊が夢?(笑)。というか、憧れていた子供時代、夢見ていた子供時代、そんなちっちゃいコチームを見守るオーバー84期を以後便宜上おっきいコチームと呼びます(笑)。
 いやしかし明石の迷彩服にはときめいた。一度、最上手で見たときに、ちょうど明石が後ろの壁の影から「いまかいまかと狙って飛び出そうとしている」のが丸見えで、すんごいらしくてウケました。
 匍匐前進をする明石、それを退場際に見やって「はぁ?」首かしげて去っていくどいちゃん、え?となる明石がなんかおかしかったです。

『フィーリング』ハイファイセット(1977)
 娘役ちゃん四人のしっとりとした歌い継ぎ。一気に大人っぽい歌詞になったような印象です。そうだよね、女の子の方が第二次性徴早いもんなぁと(笑)。

『冬の稲妻』アリス(1977)
 野郎ズで男臭く歌い踊ります。リアルわたるアニキです。こういうのが違和感なく似合うのがワタさんだなぁと。

『Runner』爆風スランプ(1988)
 引き続き野郎ズで、皮ジャン着てきて歌い踊ります。
※ムツミメモリアル
 同じクラスの矢島君はいつも「はしるーこけるーすっころぶー」って歌っていたなぁ……(ちょうどうでもいいメモリアル)


『GET CRAZY!』プリンセス・プリンセス(1992)
 前2曲でガッツリ男臭く決めたところにヒヅキがワタさんに何かを話し掛けるけれど、ワタさんは「ごめんなっ!」ってカンジでヒヅキを置いて退場。ここでワタさんに左腕触られて(握られて?)びくっと跳ねるヒヅキがちょうカワイイ。なんだから最初はワタさんが行っちゃった事に「え?」ってなっててすぐに「もーう!」とこの曲に突入。もー、プリプリ怒っているヒヅキがすごいカワイクてね!……はっ?だから「プリプリ」の曲なのか?(違うと思う)。自分が聞いていた当時はこんなカワイイ曲だとは思わなかった。いや出ている皆がかわいいからか?もう皆ほんとカワイイカワイイカワイイ……その中でヒヅキのストリートのシンクロ率が特筆モノだなぁと思いました(高声低声か)。ヒヅキがいなかったら、もうちょっと「宝塚の娘役度」が高かった場面になったと思う。

『MOON LIGHT BLUES』CHAGE and ASKA(1984)
 で、ワタさんと、ちっちゃいコチーム(明石、どいちゃん、一輝慎君だったかな?)が出てきて娘役ちゃんと踊ります『あきれるほどのうぬぼれやさん』てー!(めろり)。なかなかこのクラスの下級生同士が組むのも珍しいなぁと、かけざん大好き管理人としては喰らいつきどころなんですが、ちょっと組合せを覚えていません。えーっと確かワタ×ヅキ、みなみ×一輝慎君、明石はまりえちゃんとだった気が。みなみ×一輝慎君はほのぼのカップルでかわいかったです。
 で、影ソロをおっきいコチームが歌うのですが、大真みらんさんが歌いだした瞬間、それまでFMだったのが有線に切り替わりました(爆笑)。もー、なんでそんなに無駄に叙情的なのー!(更に爆笑)

『君がいるだけで』米米CLUB(1992)
 少年から大人になって。いきなり大真くんがリーマン姿(しかも着替えながら)で登場です。ひぃ!なんかリアルだ(でもスーツは派手だ)。で、男役は皆スーツ、娘役ちゃんは茶色系統のスリップドレスで、フレッシュ★合コン祭り(違)が開催されます(笑)。おーまくんはココでもふられキャラです。でも最後にお互いを見交わしながらすれ違いながら、それぞれが最後のポジションに立ったとき、見事にみらゆかポジでした。そうか、ゆかり君になぐさめてもらうのか(笑)。
 どいちゃんが何故かダブルのスーツで妙に着られちゃっているんですが、でも一瞬リーマンBLモノの鬼畜エリート攻にも見えて焦りました(焦るな)。あ、もちろんオールバックすよ!今度からどいちゃんのオールバックは「ドイバック」と呼ぼうかと思いました(呼ぶな)。ところでどいちゃんのスーツの踊りを観ながら、ああまだ男役の踊りは完璧じゃないんだなぁと思いました。ああいうかっちりしたモノを着るとすぐにわかりますね。踊れるだけに、柔らかすぎちゃって、ふとした動きの時に「おんなのこ」が見えちゃうような。男役のダンスのキモは「関節」なのかなぁと思いました。そこに柔らかさがでちゃうと、男っぽくなくなっちゃうというか。男性でも本当に踊れる人は女性的な動きをするじゃないですか?あれってやっぱり関節の固さなのかなぁと(シロウト談義)

『ムーンライト ダンス』渡辺美里(1989)
 で、ヒヅキが残って、歌いながら、男女の恋愛というかわかれというかそういう感じ?(ちゃんと読み取れていない)。でもこの曲はすごく好きな曲なので、前奏からゾクゾクしてました。

『風のLONELY WAY』杉山清貴(1988)

『One more time,One more chance』山崎まさよし(1996)
 サビの部分しか知らなかったんですが、この曲……(涙)。喪った恋人への想いを踊るワタさん。もういないのにいつでもさがしてしまう……すごく切ない、ワタさんの表現力に本当に引き込まれる、本当に切ない。
 歌担当は、エンディーさんとゆうほ先生と大真くん……いいよ、大真くんいいよ(メイト面)……本当にこの人には歌うのにも踊るのにもまずドラマがあるなぁって以下は後ほど語ります。『こんなところにくるはずもないのに』……うう(すっごくキタらしいよ?)
※ムツミメモリアル
 ぐぐっていたらこれが映画「月とキャベツ」の主題歌だと知りました。ええ?「月とキャベツ」って真柴さん(キャラメルボックス)が初めて映画脚本やった奴だよね?(映画自体は見ていない)(オタクはこういうところで無駄に知識が繋がっていきます)(笑)


『ラブストーリーは突然に』小田和正(1991)
 そしてまた、次の恋が始まる。でいいのかなぁ?ヒヅキをぎゅっと抱きしめるワタさんにときめく。でも一番ときめいたのは『ただ素直に好きと言えなくて』と歌う明石です。ちょっと、これ台詞ベースで考え直すとちょう身悶えるんですが!……この時代のJ-POPだからなのか、結構歌詞がクルんですよね。歌ベースとはいえ、こういう言葉を、下級生達が口にする事なんて、舞台じゃなかなかないじゃないですか?多分、後でちゃんと聞き直したら、それぞれのメイトが心の中に持っている「○○に言わせたい100の台詞」の30ぐらいはこの公演でカバーできているような気がします(真顔)。

『FOREVER MINE』山下達郎(2005)
 一番最近の曲が全く知らない曲という(笑)。おかげで他のものに押されて記憶がない……(真顔)。



 本当に自分用メモですな。でも一幕のJ-POPが本当に良かったんですね、だからとりあえずメモっておきたいのです。こんなにきたのはこれは私が同世代だからなのかなぁ、でもそれだけじゃないような気もするなぁと、ずっとぐるぐる考えているのですが(かってにぐるぐるしてなさい)。
 上島先生は振付師としてのお仕事しか知らなかったのですが、今回のこの演出・構成を無条件の感謝と大きな拍手を送りたいと思います。ほんといいもんみたー!!



 こんな感じにもうちょっと続けます。


++++++++++
[追記]

 効果音分析、というのをやってみました。


大真みらん の効果音の分析結果

大真みらん を叩くと、70%の確率で「くねくね」という効果音が出ます
大真みらん を叩くと、15%の確率で「とことこ」という効果音が出ます
大真みらん を叩くと、8%の確率で「おろおろ」という効果音が出ます
大真みらん を叩くと、4%の確率で「ゆっさゆっさ」という効果音が出ます
大真みらん を叩くと、3%の確率で「ぐだぐだ」という効果音が出ます

涼紫央 の効果音の分析結果

涼紫央 を叩くと、75%の確率で「ガガガガガガガ」という効果音が出ます
涼紫央 を叩くと、10%の確率で「ぷんぷん」という効果音が出ます
涼紫央 を叩くと、6%の確率で「ゆらゆら」という効果音が出ます
涼紫央 を叩くと、5%の確率で「ブー」という効果音が出ます
涼紫央 を叩くと、4%の確率で「めらめら」という効果音が出ます

壮一帆 の効果音の分析結果

壮一帆 を叩くと、42%の確率で「ぐちゃぐちゃ」という効果音が出ます
壮一帆 を叩くと、22%の確率で「もくもく」という効果音が出ます
壮一帆 を叩くと、13%の確率で「がやがや」という効果音が出ます
壮一帆 を叩くと、10%の確率で「ゆらゆら」という効果音が出ます
壮一帆 を叩くと、9%の確率で「ジャラジャラ」という効果音が出ます
壮一帆 を叩くと、4%の確率で「かちかち」という効果音が出ます

六実 の効果音の分析結果

六実 を叩くと、55%の確率で「ぎくっ」という効果音が出ます
六実 を叩くと、17%の確率で「ニャー」という効果音が出ます
六実 を叩くと、7%の確率で「よたよた」という効果音が出ます
六実 を叩くと、4%の確率で「ゴーーー」という効果音が出ます
六実 を叩くと、4%の確率で「ベタベタ」という効果音が出ます
六実 を叩くと、4%の確率で「ちゃぷちゃぷ」という効果音が出ます
六実 を叩くと、3%の確率で「ドカーーン」という効果音が出ます
六実 を叩くと、3%の確率で「ちょこちょこ」という効果音が出ます
六実 を叩くと、3%の確率で「ブリブリブリブリ」という効果音が出ます


な、なんであたしだけこんなに音が多いの?



2006年04月23日(日)
原本をお送りください


 ACROSSの途中ですが(臨時ニュース口調)、先に雪組東宝の話をしたいと思います。
 しかし昨日西で観たアレも今日東で観たコレも同じ宝塚なのだなぁと思うと、阪急電鉄歌劇事業部ってすごいなって思います(いや昨日西にいて今日東にいる自分もすごいのか?)(笑)


[雪組ベルばらメモ]

・カッさんのアンドレの出来具合にひれ伏しました。いい、あのアンドレはいい(一言で片付けるのか)。映像見て「おお!」とは思っていたんですけれど、実物見たら、想像以上に「アンドレ」でした。カッさんのニンはどうかんがえてもジェローデルだと思っていただけに、すごい嬉しい誤算というか。カッさんの包容力というか大きさというかあったかさというか遺憾なく発揮されたなぁと。
 カッさんがアンドレじゃないって思ったのは、当然のように「カッさんは貴族だから」の一言につきます(真顔)。で、カシドレはやっぱりどこか「高貴」だったと思うんです。そうすると「アンドレは平民だからオスカルとの間に隔たりがある」という文脈が成り立たなくなるんですが、カッさんのアンドレは相手があのコムカルだからこそ、隔たりができているというか。なんというか「あんなに素晴らしい人に自分なんて」という感じ?でも卑屈にはならないんですよね。相手のスケールが違いすぎるというか。恋は盲目、そして崇拝。だってカシドレの脳内にはあのペガサスに乗ったコムカルがいるんだよ?あんたどんだけドリーム抱いているんだ!って思ったんですが?そんなカシドレが毒殺に走る程に思い入れるのも納得できるというか。毒殺に失敗して「許してくれ」っていうのがやっぱり卑屈ではなかった。それがよかったなぁと(ごめんなさい、上手く言えてないや)。

・つい先日まで愛の巡礼としてゆらめきまくっていたトウコオスカルを見ていただけに、コムカルは全く別のオスカルでした。本当にこの人「迷いが無い」(笑)。確固としたその生き様、主張、すごい説得力。脚本的には雪組版の方がよっぽどツッコめるというか破綻していると思うのですが(主観)、それが気にならないぐらい、それすらコムカルのキモの座り具合で消化されているなぁと思いました。
 トウコオスカルがバスティーユに向けて女になっていったのに対して、コムカルは人間オスカルとして一貫していました。最初から男女は超えているというか。そんなコムカルのバスティーユでの爆発はもはや神でしかなかったと思います。正に軍神マルスの子。あのコムカルの爆発振りに私の脳内に浮かんだのは、コレとか、コレです(どういう連想だ)。(追記:リンク貼るの忘れてましたー!指摘多謝)
 でもそんなコムカルがバスティーユで死んだ後、歌いながら銀橋を渡る様にぐっときました。バスティーユで神になったコムカル。けれどもその命が終わった後に残ったのはまるで子供のような素の姿だった。カシドレを思って歌うあの様が、小さな子供が自分を守ってくれる者を求めているような「どこ?どこなの?」という風情で、たまらなかったです。同じ曲の歌詞の違うやつを冒頭の方で「人間・オスカル」として高らかに揺らぎなく迷いなく謳いあげていたのと全く対象的で。その子供のようなコムカルを迎えるカシドレのおっきさときたら!雪組さんの前作を見たときに「あの貴城けいを従える朝海ひかるはスゴい」と気付いたのですが、今回は「あの朝海ひかるを包み込んだ貴城けいはスゴい」と思いました。その相乗効果というか、互いが互いを内包というか食い合っているというか、それがありえないくらいにスゴイ、ほんと雪組は人外魔境(真剣)。

・どうせやるならもっと徹底して「オスカル×ロザリー」にしちゃえばよかったのに!と臍を噛んでおります。というか私はロザリーがちょう心配。なんだか上手くオスカルに言いくるめられて変な勘違いしていないかちょう心配。なんか「私とオスカル様は精神的に結ばれているの、うふふ」って言い出しそうな。本当に「愛の色は何色」って、意味がわからないー!そのうち子供が出来た暁には「これはオスカル様の子供です」とか言い出しそうで怖い(真顔)。マイカゼが可憐で健気でカワイイだけに(すべては脚本のせい)、おねーさんは心配だ……。

・しかし一番怖かったのは壮一帆さんです。怖い、ほんと怖い(号泣)。ベルばら効果で壮一帆さんからほろ酔いテイストが抜けたら、すごい鬼畜度があがってびっくり。いやそれ君が願っていたことじゃないか?つうか君はねっ担にしてMっコなんだから嬉しいんだろ?と言われそうですが、ちがう、私が求めていたのはこんなんじゃない(涙)。MにだってSを選ぶ権利はあるんだー!(ないよ)鬼畜というか、ヒドいというか、ホント腹の底が見えなくて、ホント怖かった……。一番怖かったのが、パレードです。嘘でしょ?アナタそんなシャンシャン持っているようなキャラじゃないでしょ?例えるならヤクザがバービー人形相手に話しかけているような怖さ(その例えはどうかと)(笑)。あのシャンシャンの光っているところから何か飛び出すんじゃないかと思うほどに!メイクのアイラインも効きすぎて怖い。思わず見ながら息止めていたんだよね(笑)。慌てて隣りのカッさんを見てほっとするという始末。まさか壮一帆(ヘタレ)で怯え、貴城けい(野獣)で癒す日が来るとは思っていませんでした……。いや最初はけっこう笑ってみていたんですけれどね(笑)。途中からもー怖くて怖くて。という訳で、今回はちゃんと見れていない気がします(いや、見ていたんだろこれだけしゃべるんだから)。
 次に見に行く時はもう間抜けな衛兵隊士なので、なんでこんなに怖かったのか検証することは叶わないのですが、何にせよ壮一帆さんは面白いですよ、ほんとわからない、あの人はわからない。でもそういうところが大好きだ。

・雪組版ベルばらは「女の物語」色が強かったと思います。特にあの子守唄の場面。美穂圭子お姉さまが歌って、しなぼんが歌って……っていう繋がりがちゃんとあの「唐突な子守唄」を意味あるものにしていたというか。貴族も平民もない、男も女もない、我々は皆「母」から生まれた同じ命なのだから、という感じです。これが星組2001版の時は「母」をフランスに例え母国愛に持っていっていて、それはそれでアリだとは思いましたが、今回の方がしっくりと来ます。で、↑で言ったようにコムカルが最後に子供のようなあどけない姿を見せたことも合わせて、「母」という存在が雪組版で妙に強く感じられるのです。これはもうちょっと考えてみます。

・ペガサスに爆笑した話は言わなくてもわかると思うので割愛します(笑)。




 おかげさまで、ACROSSの曲が全部判明しました。ありがとうございます。誤字指摘もありがとうございます。
 ACROSSの話はもうちょっと続けます(いや続けるも何もそんなに(当社比)話してないだろ?)


2006年04月22日(土)
「お前そういうことは早く言えよ!」「何よ!そっちが黙っていたのが悪いんじゃない!」


 初めてのドラマシティ観劇と初めての551肉まんを食べて帰ってきました(うまい、あれ)(素)。日帰りダブルヘッダー、帰りは新幹線で。新幹線だと時間もお金も多めにつくけれど、徒歩で移動する距離が圧倒的に少ないから楽、という事に気付きました。携帯も打てるしね(笑)。


 という訳で『ACROSS』観てきました。
 これがワタさんの為の公演であることは重々承知の上で、私の立ち位置から思った事を。

 初見でダブルヘッダーはきつかったです。全然情報処理能力が追いついていません。でもきつかったのは、初見だからじゃなくて、あまりにも観たいものが観たいように観たいだけ観れてしまったからじゃないかと気付きました。これはもう観たままを受け止めるだけです。解釈とかいりません。金平糖すら作れませんいや一個だけつくりました。みらゆかDEリーマンモノ、総務部の華ゆかり君(もちろん男子)(あのビジュアルなのに地味に事務方で備品管理)と営業の大真くん(「どうしてウチの部だけ事務の子が女の子じゃないんだよー」)(いつも備品の無駄遣いをしてゆかり君に叱られます)(「お前地球に優しくないな」)(「いいんだよ、俺は女の子には優しくするから」)……むっさん?むっさん?(一個だけだけにすごくでっかい固まりが耳からごろんて落ちたらしいよ?)(なんか汚い)。
 なんというか、帰りの新幹線でも反芻すればするほど、ありえない事ばかりだったんですよ。大真くんが舞台でひとりでまるまる一曲歌っていたりとか、どいちゃんがソロを踊っていたりとか、明石が迷彩ジャケットを着て迷彩ハチマキ(あれはハチマキだ、バンダナじゃない)をしてマシンガン持って匍匐前進したり(すごいときめいた)。……すごい満ち足りた時間でした。本当に金平糖どころか、マシンガンも不要になってしまいそうなイキオイで、幸せでした。


 (あ、むっさん漂白されている)(あ、段々白くなっている)(あ、ホワイトアウトで消えた)


 ごめんなさい、ちょっとまとまりません。
 本当は「J-POPと世代感」というテーマでウザトークをする予定だったんですが、保留します(保留したままにしておけ)


 あ、でもこれだけは。
 踊るワタさんを見ながら「歌うように踊る人」「演じるように踊る人」と思いました。すごい素敵でした。




[教えてお客さん]

 せっかくだから、調べてみました。
 とりあえず六実さん(1975年生まれ)が知っていた&記憶を手がかりにしらべられたのが以下の通りです。
 埋まってないところ教えてくれたら嬉しいです(秘技他力本願)。あと訂正も。

([追記]埋まりました、ありがとうございます)

『壊れかけのradio』徳永英明(1990)
『どんなときも』槙原敬之(1991)
『少年時代』井上陽水(1992)
『太陽と埃の中で』CHAGE and ASKA(1991)
『フィーリング』ハイファイセット(1977)
『冬の稲妻』アリス(1977)
『Runner』爆風スランプ(1988)
『GET CRAZY!』プリンセス・プリンセス(1992)
『MOON LIGHT BLUES』CHAGE and ASKA(1984)
『君がいるだけで』米米CLUB(1992)
『ムーンライト ダンス』渡辺美里(1989)
『風のLONELY WAY』杉山清貴(1988)
『One more time,One more chance』山崎まさよし(1996)
『ラブストーリーは突然に』小田和正(1991)
『FOREVER MINE』山下達郎(2005)

―――
『ANNVERSARY』松任谷由実(1989)



2006年04月20日(木)
電文とFILLER句


 スカステエスペシャリィインタで、しきりに「ええかっこしいの涼」と言っていた涼さん。
 と言うわけで涼さんの事は今度から「A(C)」(えー、かっこ、しー)と表記することにします(しないよ!)(笑)
 しかしこうしてみると何の関数、何のプログラムソースなんだかって感じです(Cがパラメータに見えてきた)。



[ワタル・ザ・ダンシング(アンドレ・ザ・ジャイアントと同じ文脈で)(意味がわからない)]

 大真みらんさんの女装について(その話からか!)
 我々が(強調)どうしてももにょってしまうのは、大真みらんさんの女装が我々が(強調)用意しているテンプレート(おじさまとかしょうがくさんねんせいとかせんにんぎりとかみらゆかのみらとかおーぼえのたれめとかおやかたさまとか)に当てはまらないからじゃないかと思いました(いや、当てはめようとしなくていいから)。
 で、脳内で検証した結果、大真みらんさんは女装じゃなくて「オカマ」って変換でいいんじゃないかと思った訳です(対するゆかり君は完全に「女装」。男がする女装、その中身はものごっつ漢)。茶会で良く「あたしがはいっていないってどういうことよ!」ってやっているアレです(伝わらない)。カマキャラ内通辞と同じカテゴリーです。……ごめん、具体的に想像したらちょっと気持ち悪くなってきた(なまじ小芝居が効くだけに)。あ、じゃあ本当はノーマルなのにウケを狙ってカマキャラ設定でどうでしょうか。それでゆかり君に絡めばいいよ、それをゆかり君は気持ち悪がればいいよ、それを周囲は「またバカやっているなぁ」って見守ればいいよ(ちっともよくないよ)。
 後はアレだ、マダムでボーイなあの店の4/4のオカマの日の女装イベント変換で(ほんとイベントの多いお店だ)。そう言えば前に一緒だった中国のSEさんに「4/4は日本ではオカマの日って言うんですよ」と嘘八百を教えたら「オカマって何ですか?」ああー!そこからか!「女の格好した男の人のことです。ちなみに反対語はオナベといいます」「ナベとカマってどう違うんですかね?」ああー!そこにいくか!「えっと煮るのがナベで炊くのがカマ?いやでも関西だと煮ることを炊くって言うよね?」いや、「日本語って難しいですよね」(間違った異文化交流)
 話がそれましたという訳でそんな女装イベントに嬉々として参加するボーイMIRAN、一番言わせたい台詞は「ドンペリって何?新しいガンダム?」です(話それたまま終了)。


 J-POPな構成はちらりと小耳に挟んでいました。タカラヅカでJ-POPはやっちゃいけないものだと思っているのですが(月組中国公演のYAH YAH YAHが割とトラウマ)(笑)、これぐらい世代が後ろだと割とアリだなと思いました。いや星組のあのメンツだからアリなのか(笑)。でも世代がまんまと自分自身にストライクで半笑いです。少年時代で泣く気満々です(思い入れがあるらしい)。で、ニュースサイトを巡っていたら松任谷由美のアニバーサリーを歌っているとか。ええ?アニバーサリーってあのアニバーサリー?ワタさん結婚するのかよ!(素)で、改めて歌詞をぐぐったら、ちょっとくる歌詞ですよね……(ワタさんメイトにハンカチ差し出しつつ)。

 とりあえず週末が楽しみです。ちなみにDCは初めてです。周囲の様子が全然わかりません。とりあえず阪急には三番街と17番街と32番街があることは理解しました(笑)。


[伝書鳩返し]

・>六実さんのマシンガンをだーっと読んで頭の中身を抜いていってるんです。代償行為ってやつですかね。
 
 うわぁ、なんだかほんとに過分なお言葉で嬉しかったです。そんな風に楽しんでもらえているんだなぁと(じんわり)。
 ワタさん=嶋大輔ってそこまで浸透しているんですね(ですねって)(笑)。

・お帰りなさいーとちゃんと言ってもらえましたよ!(ちょっと心配だった)まあ言ってもらえなかったら「呼ばれてなくても出てくるのが助捨ですよ!」ってネタにするつもりでしたが(笑)。
 待っていたよと言ってくれてありがとうございます。そんな気持ちに支えられてまたぽつぽつやっていきます。

・>ところで、私、昨年歌舞伎&月組さん(というかきりやん)を観にいったのですが、全く同じような感想を持ちました。全然絡み合ってないというか、コラボによって生まれるはずの相乗効果が何もないというか。

 全ての外部出演をチェックしている訳じゃないので(そりゃそうだ)、正直しぃちゃんの外部と涼さんの外部でコラボレーションの正否云々を言うのは大きく出すぎているかなぁとも思ったんですが、そう思われたという事でちょっと勇気がでました(笑)。じゃあなんで宝塚は外部とコラボするのかと言えば、一番は宝塚歌劇団が阪急電鉄株式会社の一部だから、と思うんですよね(政治的な駆け引きというか)。ただそれでも出演者が得るものはものすごく大きいと思うし、双方の観客が普段と違ったもの(あるいは知らなかったもの)を観る(知る)っていうのも意義あることと思います。ってすみません、昨日の名残で語ってしまいました。


[おまけ]

 クマコさんに教えてもらいました。東宝のあの人とすごくいい勝負だと思います。
 ああ、我が名は……




2006年04月19日(水)
僕のアジアンビューティ


 ただいまー。
 おかえりー。

 (さびしいので自分で言ってみました)(笑)


 色々インプットがあったので、通常営業に戻ります。


[涼さんとエンキちゃんのコラボライブに行ってきたよ]

 さくっと有給とって行ってきました。
 以下さくっとメモ書……ってちっともさくっとしてない(いつもの事だ)(だからこそ通常営業ですよ)


・第一部、幕開きから板付のエンキさんの中国琵琶の演奏で始まったのですが、涼さんはどこで出てくるのかしらとわくわく待っていても中々出てこない。曲が盛り上がったところででてくるのかしらと身構えること数回、つうか一曲でどんだけ盛り上がれば気が済むんだ!(笑)というぐらい長めの曲が2曲。
・で、ようやく涼さんが登場。宝塚メイクに水色のひらひらの変わり燕尾で歩いて(!)出てきました。「エンキさんの演奏でしたー」・・・・・・司会?その瞬間に「涼紫央の題名のない音楽会」と脳内にテロップが。即効ネタ公演決定。
・以下、エンキさんの演奏、涼さんのトーク(微妙)が続きます。いや、トークというか、ここで求められているのは「司会進行」で、それを涼さんに求めるのはちょっとしんどい、っていうか割とひどいと思いました。トーク出来ない人ではないと思っているんですけれどね……。ほんとに司会進行だった。その格好でいることがしんどいぐらいに(笑)司会進行。いっそオフ顔でも良かったんじゃないか?一応トークを通して中国文化の紹介というか、導入編になっていたんですが、もう餃子の話とかカレーの話とかパスタの話とかどうでもいいからー!(笑)
・でもエンキさんの中国琵琶は良かったです。つうか彼女カワイイね。ほんと私的には「エンキちゃん」でした。美人とか美女とかそういうたぐいじゃないかわいさ(褒め言葉)。割と演奏している本人がドラマチックなんですよね。すごい演奏しながら決め顔を見せてくるというか(笑)。あー、この前へ前への勢いは涼さんに似ているなぁ。きっと「そっちがこうならこっちはこう!」ってなると思うよ?いっそのことそういうところぶつければ面白かったのになー(これは二幕で見れた)。
・ちなみに涼さんが一幕で司会進行以外にやったのは
「エンキさんの演奏でさくらさくらを歌う(唯一のコラボ)」
「中国琵琶ワールドワイド音楽めぐり(世界の音楽を中国琵琶で演奏)(この導入としてしきりに食べ物トークが繰り返されていた)の時にカチューシャ(ロシア)を演奏している時にロシアっぽい踊りをさわりだけ」
「エンキさんのお着替え中にプラハの春を歌う」
……ぜんぜんコラボってないじゃん!(笑)(笑うしかない)
・ちなみにお着替えしてきたエンキちゃんの衣装を見て「わー、アジアンビューティー。回って(衣装を)見せてくださいー」という涼さん(まわすなー!)。
・それにはにかみながらまわるエンキちゃん(まわるなー!)
・……すっげおもしろかった。ああいうこと普通つるっと言えないと思うよ?(御曹司プレイとカウント)(ええ?)
・最後にエンキさんのオリジナル曲と共にダンサーが登場するとの事。お、ようやく涼さんが踊るのかと思いきや「私は袖で見ています」と退場、ええええええ?
・でも中国琵琶は素敵だった。エンキちゃんカワイイし(すごいオペラでピン撮っていたらしい)。見ていてすごく飽きない、引き込まれる。
・三木君は後で職員室に来るように(怒)


・あまりにもアレだったため、うっかり一幕の時点で金平糖製造してしまい、それを夕雫嬢に幕間に話したらドン引きされました(何もらしたんだアンタ!)(でもそう見えたよなぁ!)
・「ちょっと涼さんがかわいそうだ」「つうかこの仕事、他のジェンヌがやったら絶対にへこむよ」と、その時目の前を通り過ぎた三木先生・・・・・・コラー!(こぶし振り上げ)
・でもスカステで見たあんなひゃーな場面やこんなきゃーな場面がまだ無いので、第二部以降に期待ということでとりあえずまとめる。


・第二部、ようやくコラボってきました。エンキさんの琵琶で涼紫央が歌い踊ります。やっぱりこの組み合わせというか企画自体は悪くないなぁ。ほんと互いにメンチ切り合うというか、なんというか(笑)。
・第二部の冒頭のラテンメドレー。宝塚メイクできらきらラテン衣装な涼さんと生身の女性ダンサー達が踊るのですが……び、びっくりした。後ろの人たちただ踊っているだけなのに全員セックスアピールしているようにしか見えないよ!何もしてないのに!何もされてないのに!(もしもし?)そう見える事にタカラジェンヌって本当に「清廉潔白」「フェアリー」なんだなぁと痛いほど痛感。
・女性ダンサーもちょっと濃い目のメイクで挑んできているんですが、それでもやっぱり全然違うというか異次元。ほんとあの倒錯感たらなかった。涼さんが総受に見えた、つうか人形にすら見えた、つうかものすごく危うげで頼りない。どうしようかと一人慌てていたんですが、途中で「とはいえ涼さんの性的ベクトルはどこにも向いていない」と気付いて、ようやく普通に見れるようになりました。その後も女性ダンサーと「男女の踊り」見たいなものをするんですが、異次元であるが故に現実味がないというか。組んでいる女性ダンサーはすごくリアルなのにね。そこはコラボレーションは絶対出来ない一面なんだろうなぁと、ちょっと興味深かったです。
・で、エンキさんの演奏の中で涼さんが椅子を使って踊るところがあったんですが(自ら椅子をけだるげに引いて登場)……言うまでもありません、大好物ですよそんなの!やべー、ちょうすてきだったー。ほんと沸騰した。
・踊り終えて、そこで使用した曲のカウントを取るのがすごく難しかったという涼さん。自由演奏が出来る部分を含んでいる曲だったので、特にそこが難しかったんじゃないかという話をしつつ、次の曲を演奏してくださいという流れに。それにエンキさんが「涼さんはもう踊らないんですか?」「いえ、わたしは聞いていますから」と、先ほど踊りに使った椅子に腰掛け、エンキさんの演奏が始まり、その椅子に座る涼さんにもスポットが当たって……ええ?ほんとに聞いているよ!(舞台上で)。でもこれが半端でなくすごかった。だってただ座っているだけなのに、それだけなのに全く違和感無くそこに「男役」として存在していた。椅子に腰掛、脚を組んで、ちょっと肘を椅子の背にかけて、じっとエンキさんを見つめ、聞き入ってそこに存在している……まるで一枚の絵のようでした。その瞬間「あ、これをさせたかったから涼さんを選んだんだ、エンキさんが懸けている中国琵琶に男役を懸けている涼さんをぶつけたかったんだ」と思えるほどに(でも多分三木先生は意図していないよね)(笑)。あの状態で舞台に存在することが出来る、涼紫央さんの「男役芸」にただただ感服いたしました。ほんと、あれが一番の見せ場、ほんとすごかった。
・その後も「傍らで立って聞いているだけ」という場面もありました。途中でエンキさんの台詞が入る曲だったので、すっと傍らによりそって、マイクを持って、終わったらまたマイクを置いて、傍らにたたずみ聞いている。そのたたずまいがほんと素敵だった。
・涼さんはタカラヅカスタァとして、あるいは御曹司として、真正面ストレートな立ち方もできるんですが、こういう風に「誰かに侍る」「誰かに仕える」というのが、ほんとさまになると思います。涼さん自身の価値が高ければ高いほど、その「侍る」という事がものすごく得がたいものになってくる……。
・で、二幕でも結構トークがあったのですが、一幕より俄然落ち着いていました。多分、ちゃんと舞台上に「男役として戻るべき場所」が用意されているからじゃないかなぁと。トークはどちらかといえばオフよりなんですが、その傍らでたたずむところは一貫して「男役」だったよ。その切替もまたぐっと来たんですね。
・正直、涼さんは「うたえるひと」でも「おどれるひと」でも「やくしゃ」でもなく「男役」。この存在は貴重だなぁ。今回はタカラヅカスタァというより男役でした。いい仕事をしていたと思います。
・最後にお互いの夢を語りあう二人。中国琵琶の素晴らしさをもっとひろめたいというエンキさんと、今回の経験をこれからの男役人生に生かしていきたいという涼さん。上手く言葉が繋がらなくて「日本語って難しいですね」(君日本人だから)な涼さんに「日本語は、難しいですよ」(私も苦労しました)なエンキさん。なんかほっこりしました。
・この後エンキさんのソロ、その後涼さんが普通のバンド音楽とダンサー従えて踊ります。二人同じ舞台には立っていないんですが、それぞれの自分の琵琶や男役に懸ける想いがシンクロしているかのように思えて、それもまたコラボレーションであったなぁと思いました。思いがまっすぐに客席に届くんですよね、二人とも。
・挨拶に出てきたエンキさんをエスコートする涼さん。エンキちゃん本気で照れているな!君かわいいな!
・アンコールでシングシングシング、ダンサーの紹介もしつつ皆でエンキさんを囲んでノリノリなんですが……微妙に乗り切れていない人が約一名……すごくおもしろかった、はじけきれない涼の若様が(笑)。
・最後に皆で手を繋いで皆でカーテンコール。エンキさんにエスコートで手を差し伸べる涼さん、それに慣れてないのか手を乗せるんじゃなくてぎゅっと握りにいっちゃうエンキさんもカワイかったのですが、それを更に握り返した涼さんに気付いて、ちょっと萌えました(自供)。
・その他「薔薇に口付けして手渡す」「光物が好きな人は寂しがりや」とか色々あったのですが、とりあえずこの辺で(君のこの辺はここまでこなくちゃこの辺にはならないのか)。とりあえず行ってよかった楽しかったデース(エレナ様口調)(つうかエレナ様来てましたな、最前列で)(笑)


 それにしても一幕はほんとどうしようかと思いました(遠い目)。涼さんがどうこうでもエンキさんがどうこうでもなくて、興行的にね。
 いっその事、涼さんとエンキさんでVO5パネルめくりみたいのとか(商品提供コーナン)とか東京フレンドパークとか(壁に張り付く涼さんの薄いカラダ)やったほうが微妙なトークよりもりあがったんじゃね?と思うぐらい(いやそれ飛躍しすぎ)(笑)。
 で、つらつら思ったのですが、やっぱり宝塚の外部出演、というのはどうにもこうにもコラボレーションできないんじゃないかと思ったわけです。宝塚ってそれぐらい特殊。でも宝塚は面白い事に内部に入れたものは上手くコラボレーションできる団体なんですよね。宝塚ってそれぐらい懐が深い(海外文芸作から本宮ひろ志まで)。今回は宝塚と中国琵琶のコラボレーションというよりは、涼さんとエンキさんのコラボレーション(お前がこうなら俺はこう!みたいなせめぎあいというか)(笑)が効を奏したんじゃないかなぁと思っています。そんな宝塚はどうしてそんなに外部出演、コラボレーションしたがるんだろうなぁ……。



 つうか、むっさん。久しぶりだからってエンジンふかしすぎー!(笑)
 いやいや、こづきわたるだんしんぐりさいたるあくろす(略称未定につき全文表記)(つうか変換しろ)も始まりましたしね、バリバリ稼動していきますよー(更に空回り)(騒音公害ですよ?)


 というわけで、今後ともよろしくお願いいたします(復帰挨拶)(それは最初に言え)


2006年04月05日(水)
ナパームスクエアの73%はマイナスイオンで出来ています


 自分のミスで書いていたものをぶっとばすのは良くあるんですが、さっきはPCが勝手にブラックアウトしましたよ!(ダメだもうこのPCげんかーい)(半笑)。うう……ショックだ。


[なれあいっぽく]

 先日の百花沙里さんとの謁見の折に、僭越ながらわたくしめも大真担の立場からいかに全ツのマダム&ボーイが素晴らしかったかをお伝えしたのですが、やっぱり「ダメじゃなかった?怒ってない?」と言われました。あー、難しいよね、こういう萌えを伝えるのは(いや伝えちゃダメなんじゃないか?)(笑)。カプ萌えって通じないのかもなぁとぼんやりと思いました。
 で、それに関連して思い出したこと。東京シバ茶で百花さんが本公演のマダム&ボーイの場面を称して「真飛さんのファンの代表と思ってやっています」と言っていたんですね。じゃあ全ツの対MIRAN戦は我々大真担のファンと代表してアレを…………えええええええ!(ありえへんわ!)(笑)


[伝書鳩返し]

 うっとおしいベルばら語りに反応やら賛同やらいただけて非常にうれしかったです。

>全体的に妙に百花さんと大真さんが目についたのですが、
>ヨゴの影響でしょうか?

 正しい副作用かと思います(笑)(密かな草の根活動)。でもももかさんはヨゴの影響以前に目につくような気が……(笑)


>あなたが星担で心底良かったです。
>おかげで守備範囲外だった涼さんが、すっかり胸の萌ポケット入りです。

 うわーい、ほーめーらーれーたー!(手放し大喜び)
「涼さんがアリになった」というのはよく言われる事なのですが、ほんと嬉しいです。なんというか、私がむだにしゃべっている事がまるきり無駄じゃないんだなぁと(うわ、大げさな)。


・茶会で話をしていたというトウコさんのオスカル観について、教えてもらいました。上手く引用できない(紹介できない)んでアレなんですが、トウコさん自身も「女」という事に主眼を置いて演じていたということ……ああ、わたしまるきりまちがってはいなかったんだなぁ(じんわり)。ご報告ありがとうございました。嬉しかったです。



 ベルばらも終わりひと段落ついたところで、しばらくこちらをお休みしようと思っています。と言ってもたいした期間じゃないんですけれどね、すぐに悪苦露須も始まりますし(誤変換)(嘘つけ、今故意に変換したくせに!)。ところでダンスリサイタルって皆さんなんて略します?春野寿美礼コンサートがオサコンだったから、ワタダン?でもこれだと私的には「ワタ檀」になってしまいます。じゃあダンリサ?でもこれだと私的には「檀ちゃんのリサイタル」あるいは「檀ちゃん×涼花リサ嬢」になってしまいます(ええ?)。
 話がそれましたが、まあナパームスクエアさんは春休みなんだなぁと思ってください。でも春休みだからといって、大真当番は休めません(生き物の世話は毎日しなくては)。という訳で、私がいない間、大真当番をよろしくお願いいたします。→大真鳥にエサをやる


 (なんだよネタ振りかよ!)(いや春休みは事実です)


 「では」(くみちょコス)。














 カペー未亡人!さいごのSSです!(いやカペー未亡人関係ない)


[ベルサイユのSSそのさん]


 一昨日、革命広場ではまた貴族の処刑があった。何人もの貴族がギロチン台で殺された。
 貴族でも平民でも、命の重さは変らない。きっとオスカル様ならそう言うだろう。なのにどうして流される血を人々は喜ぶのだろうか?どうしてあんなに笑えるのだろうか?泣きそうになりながらあなたにそう聞こうとしたけれど、あなたの顔を見たら、聞けなくなった。
 あなたの方が泣きそうだった。
 昨日、お隣りのピエール坊やが亡くなった。おなかを空かせたまま亡くなった。
 革命は成功したはずなのに、どうしてピエール坊やは死ななくてはならなかったのだろう?泣きながらそうあなたに聞こうとしたけれど、あなたの顔を見たら、聞けなくなった。
 あなたの方が泣きそうだった。


 今日はピエール坊やのお葬式だった。棺桶を買うお金すらなくて、皆でありあわせの板で棺をつくって、教会の墓地に埋葬した。
「お帰りなさい」
 帰ってきたあなたを出迎える。あなたは目を真っ赤に泣き腫らしていたけれど、それを私に悟られまいと、懸命に顔をそむけたり、髪をかきあげたり、鼻を擦ったりしている。
 泣いてはいけない、そうあなたは強く思っている。だから
「もう、しかたないひとね。またお酒を飲んできたのね」
「え、ああ、うん……」
「ほどほどにしてくださいって、いつも言っているじゃない」
 いつもいつも繰り返されるわたしのお芝居。あなたはそれにいつも何も言わずに応えている。
 泣いてはいけない、革命は成功したのだから。
 泣いてはいけない、貴族は殺されるべきなのだから。
 新聞記者として社会を冷静に見ようとするあなたは、喪われた幼い命を悲しむより、その事実を見据えこの社会の問題を世間につきつけるべきだと思っている。
 革命の闘士としてこの時代を生きるあなたは、喪われてゆく誰にもひとしくある命を悲しむより、彼らを民衆の、社会の敵として憎むべきだと思っている。
 あなたはきっとそれを求められて、そうあろうとしているのだ。
 けれども、本当は泣きたいのだ。本当は喪われる命をいとおしみ、革命がもたらした幸せな筈のこの社会の不幸を憂い、そして涙を流したいのだ。
 それが許されない事だとわかっている。それを自分自身で許していないのだ。
 それでもわたしは、あなたに泣いて欲しいと思う。その涙はなによりもあなた自身なのだから、わたしが一緒にいたいと願った、ベルナール・シャトレ自身なのだから。
 椅子に腰掛けて、よっぱらったふりをするあなたに近づく。
「……ロザリー……」
 わたしを抱き寄せ、よっぱらったふりをしてわたしの胸に顔を埋める。
 泣いて、お願い泣いてしまって。わたしも精一杯、気付かないふりをするから
「もう……困った人ね」
 その黒髪に頬を埋める。あなたが流す涙を、受け止めるように。
「あまえんぼうさん……」
 そうやっていつまでもわたしの胸に顔を埋めたまま、よっぱらったふりで甘えたふりで、そして涙を流すあなたを抱きしめながら、いつしかわたしも泣いていた。
 きっとあなたも、それに気付かないふりをしてくれるだろう。


 泣いてはいけない。だからここで泣いてしまおう。
 いつかきっと、あなたが泣かずにいられる日がくると信じて。



――――――――――
 椎ベルナール×陽月ロザリーです。
 全ツの時に書いた紫ベルナール×琴ロザリーのテキストと比べると、同じ役でもこれだけ違うのだなぁと感慨深いです(そしてお客さんがむっさんのドリームにうんざりです)。
 前にも感想で書きましたが、椎ベルナールはその人間味から溢れずにはいられない感情のほとばしりを、懸命に冷静に抑えようとしているように見えました。


 ベルばら感想文はだいぶとりこぼしてしまったのですが、SSはとりあえず予定していたものを書ききりました。つうか予定を組まなくちゃいけないほど漏らすなー!(爆笑)気がすみました。お付き合いありがとうございました。


2006年04月03日(月)
アイコンアイコンタクト


 震粘度(誤変換)が始まりましたね(なんか新年度早々、どんよりしてきたらしいよ?)(笑)。
 そんなこんなで仕事してきて、本日も移動日(しかも往復)で、珍しく(そう、最近は珍しいのです)残業してきたら、昨日あんなに「話さなくちゃ!」と思っていたイキオイがごっそり削げ落ちました。あー、そんなもんなのかもしれないなぁ。というかその日の内にしゃべらない方がいいんじゃないか?と思った次第(うなだれ)。


[大真当番日誌:追記]

 昨日取りこぼしたボールはほとんどちゃらさんが拾ってくれていた模様です(そそくさとご相伴)。伊達に同じポジション争っていませんよ!(笑)俺、もう三年生だから、夏の甲子園はお前にまかせるよ!(いや三年生って言っても小学三年生だから引退とか受験とか関係ないから!)(笑)

 で、こんなご報告をいただきました。

>千秋楽の農民のシーン、
>みらん君が、小公子のような
>内巻き前髪をつけていました…
>色も小公子色でした。
>(前髪だけ色が違うーっ!)(大興奮しました)

 ああ!もう!「おおいにおやり!」(爆笑)
 ギャッツビーもちゃんと通じますよー。ありがとうございました(伝書鳩返し)。






 予防線になってませんが、いきます。














[ベルサイユのSSその2]


 ―白夜が明ければ花盛り
  この花誰にあげるのか

 祖国より北に位置するこの国にも春はくるのか。
 考えてみれば当たり前のことなのにそれに驚いた。スウェーデンは春の盛り、人々は花祭りに軽やかに踊っていた。その華やかさに、一瞬、祖国の惨状がまるで夢のように思えた。


 フランス革命が正に幕をあけようとしていた、あの夏の日の朝。隊長がパリに進軍するというあの夏の日の朝、私は耐え切れずに馬を駆けさせた。ジャルジェ邸からほど近い森で朝露を浴びて、はっと我に帰った。私は何をしているのだろうか? ここは、隊長がよく馬を駆っていた場所だ。私はここに何度も足を運んだ。隊長を探しに、隊長を呼びに。何度もここで「申し上げます」と報告をした。そして時には近しく言葉を交わした。他愛のない会話をしながら、近衛隊長の立場ではなく隊長自身が何を思っているのかを語ってくれた。それは、もしかしたら傍らに常にいた彼に語っていた言葉であったのかもしれない。けれども私はその言葉が聞けるのが嬉しかった。
 私は隊長が待っているとでも思っていたのだろうか。馬鹿な、そうひとりごちてその場所を去ろうとしたら、そこに隊長が白馬に乗っていた。
「やあ」
 笑った。来ると思っていたから、待っていた。そう、隊長は言った。
 しばらくは馬首を並べて馬を歩かせた。隊長は何故待っていたのだろうか?それを聞くには何故自分が来たのかを伝えなくてはならない。それがわからないから、聞けなかった。
 いくつかの他愛ない言葉が交わされ、それが途切れた。まぶしそうに生まれたばかりの木漏れ日を見上げる隊長に、はっとした。
 この人は、もう自分の知っている隊長ではない。
 何故自分はここに来たのか。この美しき人をいたずらに死に走らせないためにきたのだ。パリへ行くのはおやめください、そう言うつもりだった。いや、力ずくでも止めるつもりだった。この人を戦場へみすみす送り出すことはできない。数奇な運命にゆらめき、誰よりも強くて誰よりも弱い、頼りになる上司でありながら、守らずにはいられない子供のような、そんな風にゆらいでいるこの人を、混乱の渦の中から救いたい。
 けれども、今、目の前にいる人は少しのゆらぎもなかった。静謐な水面を湛える湖のような眼差しで、静かにそこに立っていた。それは私の知らない人だった、私の知らない「女」だった。
 もはや、何も言う事はなかった。
 隊長はよく冗談を言って私を困らせた。この日もやはり冗談をいう。
「君も一緒にいくか?」
 私はいつもそんな冗談に「隊長!」と色をなしたり、慌てたりしたのだけれど、けれどもその言葉の意味を隊長も自分もわかりすぎるぐらいにわかっていたから、だからそれを笑うことができた。もちろん、隊長も笑った。わかっているのだ、隊長が民衆に味方をして革命に投じてゆくのも、わかっているのだ、私は貴族だから革命を受け止める立場にいることも。
 隊長は言った。
「王妃様を……国王様を、」
 ただ、それだけが隊長の心残りなのだろう。そしてそれを受け止めるのも、私の仕事だった。最後の命令。いや最初で最後の隊長の懇願、隊長の願い。私は黙って頷いた。隊長は私の手を握った。その柔らかな感触に、一瞬だけ抱きしめたい衝動にかられたが、それはすでに過去に葬ってきた感情だ。
「ありがとう」
 その言葉の前の「今まで」という言葉は、聞こえないことにした。聞かなかった事にした。最初で最後の「反逆」だった。


 隊長の遺志を受け、私は国王ご一家の為に奔走した。そして今、最後の望みをかけて、フェルゼン伯に救いを求めるために、遠路はるばるこの国へ来た。
 陽射しは眩しく、花は咲き乱れ、人々はこんなに明るいのに。
 何故、私はここにいるのだろうか。いやそれははっきりとわかっている。国王ご一家の為、祖国フランスのため、何よりも隊長の遺志が私の手の中にある。それなのに、何故そんな事を思うのか。
「旅の人、どうぞ」
 私の周りを笑いながら走り抜けていった、民族衣装をまとった祭りの人々。その中のひとりが、私に花を差し出した。
「春はもうきていますよ」
 ふと、その花と同じ花が咲き乱れる木が見えた。薄い紫色のその花が、鮮やかな緑に競うように咲いていた。その木の元に、やわらかな木漏れ日があった。その陽だまりに、私はどうしても彼を思い出さずにはいられなかった。そして、そこに陽だまりがあるのにそこに彼女はいないのだ。かの美しい人は、もう、いないのだ。
 ああ、そうか。
 私の想いは過去に葬られたのではない。あの夏の日の朝にあの森にいたことも、この春盛りの異国にいることも、すべて。過去に葬られた想いではないのだ。かの人が私に遺したものは、その遺志だけではなかった。
 私はその陽だまりにそっと近づいた。あたたかなやさしいひだまり。
 私はそこにはもう入り込めないけれど。
 そのひだまりに、手にしていた紫の花を手向けた。


 ―心に決めたあの人にあの人に
  胸の想いを、届けよう



―――――――――
 昨日のジェローデル語りを総括するとこうなります(ええ?)。
 椎ドレバージョンでお願いします(わかりやすいたとえだな、君)。





2006年04月02日(日)
用法・用量を良く守って


 さようならベルばら、さようなら星組、さようならおーじーさーまー!!
(待て、最後にソレが来るのか?)(つうかベルばらはまだ雪組あるし)

 本日昼がマイ楽でした。観劇中は相変わらずもやもやひゃーひゃーうわーうわーやっていたんですが、フィナーレでこれでおじさまとお別れかと思うと真剣に悲しくなってしまいました。もう正に最後の円舞曲です(まりえ姫コス)。……あー、すごいことだったんだなー、探さなくても曲解しなくても(笑)、黙って観ていれば「ヘイお待ち!」とばかりにおじさまが出てくるってことは……(遠い目)。ファンの贔屓目なのは重々承知で言わせてもらおう、綺麗だった、素敵だった、大真くんの燕尾姿。

 (恥ずかしくなってきた)

 そういえば公演中に四年生と二年生に会った時に「やっぱり(オマージュにおける)おじさまのキモは『苦悩感だよね!』」という事で満場一致しました(苦悩感、ってなんだよソレ)。


 大真当番日誌は下に沈めます、痛いから(えー?これ以上痛いのー?)


[ナパームスクエア的ベルばら総括]

 というわけで、足掛け半年。星組のベルばらが終わりました。ムラにこそ行かなかったものの、全ツを北海道まで追いかけ、東京公演を○回観た(もう伏せるなよ)(一桁ですよ)私が何を言っても「このベルばらオタクが!」「つうか星組大好きっコが!」で終わってしまうと思うのですが、楽しかったです、楽しみました。

 唐突に。ベルばらは「再演」じゃなくて大掛かりな「役替わり公演」なんじゃないかと思いました。特出とかそういう役替わりだけじゃなくて、ベルばらを再演することが「役替わり公演」。一番最初の初演以降は皆役替わり公演、もっというならば初演ですら(原作を本役とした)「役替わり公演」。
 涼さんがお茶会で「ベルばらは各自の個性を出すんじゃなくて、いかに原作のイメージに、宝塚の型としての役作りに近づくかがキモ」みたいな話をしていたんですが、実はそれは全然逆で、イメージや型があるからこそ、それぞれの役者(役替わり要員)が自由奔放に「ベルばら」を解釈していっているんじゃないかなぁと。
 時々スカステで再放送している過去のベルばらを観ると、ほんと驚くぐらいに全く変っていないんですよね。誰が言うかは違っても台詞は一言一句違っていないし。ベルばらが再演される度に「新しいベルばらを」って言っているけれど結局変っているのは「出ている人」だけ。それを非難するわけじゃなくて、そういうものなんじゃないかなぁと。役者が代わることで代わる解釈を楽しむ舞台、だから「役替わり公演」(私的にはすとんと落ちた)。

 今日はもう最後だからうっとおしい考察とか解釈とかやめて素直に楽しんでくるぞー!と思って出かけたのですが、またなんかいろいろうっとおしい考察とか解釈とかして帰ってきました(積みあがる課題)(いや誰も課していない。)ナパームスクエア的ベルばら総括としては、後はトウコさんのオスカルの話と椎ベルナールのSSを書けば終わりとふんでいたんですが!が!が!(計画なんてあったのか)(つうかSSかよ)。
 だったら別に黙っていればいいじゃん、心の中でツッコみつつも、うちのお客さんなら生暖かく見守ってくれると思うので(甘えるな!)、とりあえず体力続く限り書き綴っていきたいと思います。



 以上を直訳すると「うざいですよ」って事です(はいはいもう前置きはいいから)。



[涼ジェローデルの話]

 公演中盤で唐突に気付いたのですが、今回のジェローデルってオスカルの事を好きっていう設定はなくても問題ないですよね?もちろん涼さんがそういう設定でやっているのは知っています。ただ、涼さんのジェローデルを観ていると、「ジェローデルはオスカルが好き」という設定は無い方がむしろすっきりする気がしました。もっというと「かつて好きだった」という設定の方が萌えると思うんですよね?(萌え、て)
 これは涼さんのジェローデルが「オスカルが好き」という態度を匂わせていないとか、そういう意味じゃなくて、涼ジェロの佇まいがそう思わせます。劇中で何度となく「涼ジェローデルは傍観者だ」と思ったんですね。別に今宵一夜を覗き見したから(いやしてない)という訳じゃなくて、涼ジェローデルは自分の領分を徹底して線引きしているんじゃないかと。
 ジャルジェパパにオスカルが殴られた時、ジェローデルがオスカルに駆け寄らないのは、間髪入れずアンドレが駆け寄るからじゃなくて、駆け寄れないんじゃないかと(多分、アンドレがいなかったとしても駆け寄ったりかばったりしないと思う)。そういう距離感を感じたんですね。もっと言うと、オスカルをずっと見ていた(それこそ今宵一夜も)(だからそこにもっていくなよ)ジェローデルは、オスカルとアンドレの間には入り込めない、というのを絶対的な事実として理解している。そして「アンドレにはかなわない」「自分はアンドレのようには出来ない」という事も。きっとジェローデルが最初にほのかにオスカルに恋心を抱いた時に、既にオスカルにはアンドレがいた、そしてオスカルの想いはフェルゼンに向いていた。
 ジェローデルにはフェルゼンのように「かなわぬ恋と知りながら」突き進むことも、オスカルのように恋心を押し隠す事も、アンドレのように「報われぬと知りながら」ただ自分だけが思いつづけることも、できなかったんじゃないか、と。かた恋をする前に終わってしまったジェローデルの恋。自分の中に芽生えた恋心を、育てることができなかった。彼は常に自問していたんじゃないのかなぁ、自分はどうやら隊長が好きらしい、けれども自分はあのように恋に向かうことができるのか、フェルゼンのように、オスカルのように、アンドレのように。きっと今回の物語の時間枠では、そのオスカルへの恋心に既に終止符を打っている。だから「かつて好きだった」。一幕最後で「様々な愛を知った」というフェルゼン、でもそのフェルゼンの愛も知っているジェローデルは、フェルゼンよりも一つだけ多く「様々な愛を知った」立場であるのかもしれない。って考えると萌えませんか?(聞くな)
 そう思うとこのベルばらって、「初めて心から愛する人を見出した時」に、(その時点では)それが叶わなかった5人の物語なのかもしれない。アントワネットは「初めて心から愛する人を見出した時」に王の妻であり、フェルゼンは「初めて心から愛する人を見出した時」にそれは叶わぬ恋であり、オスカル、アンドレ、ジェローデルは「初めて心から愛する人を見出した時」その相手は他に想う人がいた、という図式が成り立つ訳です。ところが最終的にはフェルゼンとアントワネットが(いや最初からではあるけれど)、オスカルとアンドレがくっつく訳ですから、ジェローデルがまんまと余りますな……教訓:合コンは男女同数でって話がずれてる!

 もう一つ、ジェローデルの線引き、そして傍観者であるのを感じるのは、やっぱり彼が「貴族」だからかなぁと。人間である前に、男である前に、「貴族」だったんじゃないかと。これは涼さん自身の「貴さ」が充分に発揮されたが故かと思います。面白いなぁと思ったのが、涼ジェローデルはどうみても平民には味方してないですよね?ブイエ将軍に「隊長と同じ意見かね」と問われて、意見は同じというけれど、その理由が違う。オスカルみたいに平民を守る気持ちではなく「約束を破るのは悪い事」っていう理由、もっと言うとオスカルの言う事だからジェローデルは「同じ意見」な訳で。実際に、原作ベースで考えるとあそこでジェローデルが「同じ意見」と言うのは違和感があるんですが、この線引きと「そうは言ってても涼さん、いやジェローデルは貴族だし」というのが見えてくるので、違和感は全く感じないんです。
 その後、フェルゼンに助けを求めに行くジェローデルも、徹底して貴族だと思います。彼の文脈に平民への同情と革命への同調は全く無い。けれども時代を見つめ、見据え、事実を理解し、そして隊長の遺志を継ぐ為だけにやってきた。
 正直、今までのフェルゼン編のジェローデルの存在って、ずっと違和感があったんですよ。えー?隊長の意思を継いでスウェーデンまで行っちゃうのはジェローデルな訳ー?って感じで。それが今回すとんと落ちた。何故なら彼は傍観者だから、結局のところ傍観者だから。だから「キャー!(今宵一夜をのぞき見するなんて)ジェローデルさんのエッチー!」(しずかちゃん声)(お湯ばしゃー!)と散々ネタにしていても、割と今回の話の構成はアリでした。二幕頭にジェローデルの回想という形でバスティーユが入るのはうまいなぁと思いました。(また話がそれるんですが、ムラの初日後にこの脚本の改造を聞いた時に、回想しているジェローデルは常に舞台の端にいるもんだとずっと思い込んでいました)(爆笑)。
 この「涼ジェローデルは傍観者だ」が先日のSS1に繋がっていった訳です。
 そんな事を今日はずっと考えていまして、ふと、ジェローデルはこの後どうなるのだろうかと思いました。やっぱり最後まで貴族として生きていくのか、あるいはフェルゼンに協力したかどでギロチン台に上がるのか、それともまだ国境にいるのか(笑)。でも傍観者の彼は、このまま生き残っていくんじゃないだろうか?(そして本を出すといい「貴族の目から見たフランス革命」)(ベストセラー間違いなし)そんな感じに「傍観者」涼ジェローデルはすごく興味深かったです。


 で、妄想ベースで考えると「傍観者」であるが故に、彼は時代の波に乗っていけるんじゃないかなぁと思いました。王妃の処刑でジェローデルをある意味しばりつけていた「隊長の遺志」から開放されて、いっそ貴族という身分も離れて、財界で大活躍。そして下町の心優しい娘と結婚してくれたら私的にはすごい沸騰します。でね、その心優しい下町娘が(削除)(伏せているのに削除)(うっかりSS書くところだった)



[トウコオスカルの話]

 今回のベルばらには本来あるべき「設定」が全く不要、あるいは意味をなしていない、ひっくり返されている、というのがあるかと思います。脚本的に設定が消えているもの(アンドレの失明)もあれば、脚本的に曖昧になっているもの(↑で言った「ジェローデルがオスカルを好き」)もあります。
 更に「今回のキャストであるが故に設定が消えている」のもあります。その一つが「椎アンドレ(前半)は影ではない」、もう一つは「トウコオスカルは男である必要がない」なんです。
 最初、トウコさんのオスカルは妙に違和感があったんですね。妙に女々しかったし、軍隊で女の権利を主張するあの場面も腑に落ちない。けれども途中で、トウコオスカルは、他のオスカルのように「男として生きている訳ではない」んだと気付いたら俄然繋がってきました。
 男として育てられてはいたけれど、この物語の時間枠では完全に女なんだと。いや、男として育てられてしまったが為に、女としては不完全。トウコオスカルの迷いとかゆらめきは、男と女の間を行き来するのではなくて、女と女でないものの間を行き来するが故の、迷いとかゆらめきに見えます。「お前女だったのか!」じゃなくて「お前女じゃないのか!」です(……もしもし?)
 そう思うと、トウコオスカルは常に「女としての自分」を求めているような気がするんです。女としての自分が愛する相手を、女としての自分が生きていく術を。女としてのアイデンティティーの確立、かなぁ。思うにフェルゼンと出会う前のオスカルは正に(原作通りに)「自分を男として信じていた」「男として生きてきた」んだと思うんです。それがフェルゼンに出会ってから女として目覚め(でもこの時点では不完全)、それがアンドレによって女(完全体)になった(……)。トウコオスカルの「愛の巡礼」は正にそういう巡礼だったんじゃないかと!
 今宵一夜を越えて、ようやく女として完全体になったオスカル。その地に足の着いたというか、命のきらめきみたいなものはほんと素晴らしいと思いました。オスカルという存在は最終的には「貴族である前に、平民である前に、男である前に、女である前に、人間らしく生きようとした」存在だと思うのですが、トウコオスカルの場合、最終的には「女」なんですよね。それ故に、逞しい。大きな声で言っちゃいけないかもしれませんが、私今までずっと「彼の死を無駄にしてはならない」をずっと公私混同と思ってたんですよ(だって!あの騒乱で死んだのってアンドレだけじゃないじゃーん)(……ごめんなさい)。けれどもトウコオスカルの場合はそれが正しい文法で成り立つ。愛しい人を、自分の夫を、自分の半身を喪ったからこその、あの「強さ」なんだと思います。ほんと後半戦のトウコオスカルはスパークしまくってました。神がかり的にすら見えた。それはやっぱり「女」としての力な気がします。巫女?(ボソリ)
 という訳で、「トウコオスカルは男である必要がない」と思った訳です。そう思ったら全部納得いったんです……って駄目ですか?(怯)。でもすごく新しいと思いました。新しいオスカル、ほんと驚いた。ほんとあの人何しだすかわからない、目が離せない……安蘭けいさんに対して畏怖に近い尊敬を抱いています、本気で。



 とりあえず、今日はここまで。
 明日中には語り終えたいと思います。














 しずめてます。

[大真当番日誌]

 とりあえず今日のメモ。

・農民小芝居が激しくなってました。じゃがいも転がしてくるのは耳に挟んでいたんですが、そのじゃがいも生食しようとしてました(笑)。ちゃんとズボンのところでヨゴレ落として。生で食べちゃ駄目ー!とツッコんだら「しらないの?じゃがいものびたみんしいはすいようせいだからちょうりしだいではえいようかがさがっちゃうんだよ?」生意気な小学3年生の声で聞こえてきました(どういう空耳だ)。あと、フェルゼンを見て「あの人背おっきいねー!」といわんばかりに、背伸びをして「背、これぐらいー?」なジェスチャーをし、「あの人すごいくるくるだねー!」といわんばかりに、耳元で指くるくるさせてました。……それ、「くるくるぱぁ」とでも言っているように見えるよ?(笑)きっと村の男ミランは後で「そう言えばこの間のあのくるくる?今日も国境付近で誰かを待ってたよ?あのでっかい人はどこ行ったんだろうねぇ?」って勝手にあだなつけると思うよ?(つうかやっぱりジェローデル置いていかれているのか!)。

・薔薇タンは「星組サイコー!」でした。その後、皆で一文字ずつ分解して何か順番に叫んでいたんですが、何を言っていたのか解読できませんでした。つうか、今日もすごい逆立てっぷりだったんですが!モヒカン?(素)
 (以下小学3年生モードでお願いします)
 ……きっとあれ、お風呂でシャンプーしている時に、泡で形作ってシュミレーションしているに違いない。
「ねーねー、ゆかりー、こういうのどうかなぁ?」
「どうでもいいから早く流せ」
「やだよ目にしみるんだもん」
「つぶればいいだろ」
「僕シャンプーハットがないと駄目なんだもん!」
 林間学校二日目の夜の設定で。つうか今でもシャンプーハットってあるのかなぁ?(むっさん戻って!)

・あと宮廷の場面もなんか小芝居してました。百花さんと踊り始める前に、誰かになんかアイコンタクト送っていたんですが詳細わからず。あとフェルゼンが来たときにも隣りのしげちゃんとなんかやっていました……(小芝居)ポイントカードたまったなぁ!(無駄にサワヤカ笑顔)

・あとブイエ将軍への罵倒も聞きとれなかった……もー、色々やりすぎるんだよ!(でもそれが嬉しいんだろ?)(まあね)

 最後の最後でいろいろ拾いきれませんでした(グラウンドでうなだれ)


[大真当番日誌:総括]

 今回の心のアルバム検証はさておきまして。ちょっと今公演で総括的に思ったことを。
 思えば大真担になって幾星霜(違)。で思い返せば大真堕ちした2003年〜2004年っていうのは、大真くんのお芝居を堪能していた時期だったと思うんですね(この頃は少なくとも新公で「お芝居」が見れたので)。で去年2005年はお芝居的には振るわなかったんですが(中日王家ぐらいかなぁ)、ショースターっぷりというかダンサーぶりを堪能できた年だったなぁと思ったんですね。じゃあ今年2006年は、と考えた時今年は「ビジュアル堪能期」になるんじゃないのかなぁ、と思ったんです(今なんつった?)。いや、普通にカッコ良くなったなぁと思ったんですね(今なんつった?)今までは「大真くんカッコいいね!」って言われると「いやそんな私が大真担だからって気をつかわんといてください!」と必要以上に謙遜していたんですが、その気持ちが大分薄れたというか(………………ちょううざい)。なんというかビジュアル的に(私の)許容範囲内から(私の)ストライクゾーンに入ってきたかも、というか(………………ちょううざい)。
 いや、顔が良ければそれでいいって話ではなくて、本人の意識がそういう方向に向いてきたんじゃないかなぁと。最近のスチールの成長振りとか見ても。あと今回前髪プレイに手を出してきたと思いました。薔薇タンに限らず、結構色々やっていたなぁと(外す率も下がったと思う)。こういう判定は基本的に私の範疇ではないのでアレなんですが(笑)、それでも今回はそれが目につきました。……まあ、今回しどころがないから前髪でもイジっておくか!な文脈はすごいはっきり見えているんですけれどね!(言っちゃ駄目ー!)でもそういう事をしている大真くんがすごい新鮮でした。そう言えば私、今年は大真くんの必修科目に「萌え髪のマスター」を挙げてたんですね、なんだかそれとも繋がって感慨深いです。
 で、そういうビジュアルに気をつかう大真くんを見ながら、じゃあ今までなんであんまりそういう方向にいかなかったのかなぁ、と考えたら大真くんの中にそもそもそういうビジュアルをいじる「モテ」の精神はないよな、と思ったのです。でも「男役」(つうか紳士)(つうかおじさま)のビジュアルいじりはしていると思うんですけれど、「モテ」ではないなぁと。で、大真みらんさんのカテゴリーに「エスコートキング」ってあるじゃないですか(キス魔ともスケコマシとも千人斬りとも言う)、それって娘役ちゃんが言うところの「寄り添っていることで相手役がもっと素敵に見える娘役になりたい」の対義語「寄り添っていることで相手役がもっと素敵に見える男役になりたい」なんじゃないかと………………えええええええええええええええ!!!!!(自分でひいた)(でも何かうっすら見えてきた)。つまりは意識は自分ではなくて相手に向いている?……宮廷場面で一緒に踊る百花さんがなんだか今日はすっごくかわいかったんですね、それを見ながらそんな事を考えていました。ああ、青の洞窟のしげちゃんもかわいかった、花市場のオトハナもかわいかった、マダムはうっとりしていて、今日のももかさんはきらきらしていた……ああ!(なんかあたまいたくなってきた)。
 「ほう、大きく出たようだね?」(おじさま口調)な事を言っていますが、それは大真担だからしょうがない(いやこんなこと言い出すのKIMIだけだ)。でも割と自分の中ではちょっと今後のキーワードになりそうなんで書いておきます。


 新学期も大真当番がんばりまーす!(何事もなかったかのようにいい笑顔で!)


BACK  INDEX   NEXT