三文役者
やす



 ghost dance

渋谷UPLINKにて山口円監督の「ghost dance」を観た。
とても丁寧に創り込まれた作品だった。
自主映画だけれども劇場公開を目標かつ公約として作られたそうで、
やむ得ず自主制作というかたちでも目標を公開に置けば、
作る時に底知れぬパワーが発揮されるのではないか、
と監督が公式ブログで語っている。
何かをやるにしても目標を何処に置くかで、
過程も結果も全然違ってくるんだろうな。

当たり前の事だけど、最初に高い目標をきちんと定める事、希望ではなく目標を。
そして地に足をつけて夢を追うという事。
最近漠然としたビジョンばかりを追いかけてる気がする。
少し自分を見直さなければ。


2006年03月24日(金)



 触発

塚本晋也監督の新作「悪夢探偵」の撮影に参加。
といってもエキストラで映っているかどうかも怪しいけれど。
それでも塚本監督の現場の空気を味わえたのは貴重な経験だった。
メモリーズでお世話になったユウスケさんも参加していて偶然再会。

塚本監督の作品で好きなのはパレットバレエと六月の蛇。
最近のヴィタールやHAZEはまだ観てないけどどうなのだろう。
役者としても個性的でとても惹かれる。
濱マイクの敵役なんて最高だったな。

2006年03月15日(水)



 フィルムラバーズフェスタ


第7回 フィルムラバーズフェスタ 2006
西谷監督のモートラ物産音楽隊が上映されるとの事で、
渋谷の富士写真フィルム本社のホールへと向かう。
今日1日で学生及び一般部門併せ合計18本の自主映画が上映。
開会から全ての作品を観て審査発表に表彰式、
そして閉会後の懇親パーティーと、
ほぼ1日中会場に居た事と前日の寝不足も重なり、
終わった後はさすがに疲れた。
でも心地よい疲れなので無問題。
映画漬けの至極贅沢な時間。
映画祭はやっぱり楽しい。

そして嬉しい事にモートラは一般部門にてグランプリを受賞。
思い入れの強い大好きな作品なだけに本当に嬉しい。
上手く言葉で説明出来ないけど、自分にとっての原点というか。
観る側でなく創る側としての映画の素晴らしさ、
みたいなものを初めて学んだ。
モートラは自分にとってそんな作品なんだって事を、
今日あらためて実感した様な気がする。

久し振りに聴いたフレイレフ・ジャンボリーの曲が、
なんだかしばらく耳について離れなかった。
たまにはこんな日があってもいいじゃないか。
写真は表彰式と受賞後のインタビューを激写。


2006年03月10日(金)



 シムソンズ

今が旬の映画だと思うのに上映してる劇場が少ないのは勿体無い。
こういうストレートで直球勝負な青春物ってやっぱり好きだ。
トリノオリンピック名解説の小林さんの言葉でもお馴染み「1cmの勝負」
ブームに乗るのはあれだがカーリングやりたくなってしまった。
誰か一緒にやってくれる人募集中。

内容とは関係ないけどこの映画で日本発の携帯試写会が行われたそうな。
携帯電話はこれから更に進化を重ねていくのだろうけど、
最初から携帯への配信という前提で作られた作品ならまだしも、
映画を携帯で観るという行為にはなんとなく抵抗がある。
制作サイドの人達からすればどうなんだろう。
やっぱり劇場で観て欲しかったんじゃないかなぁ。

ちなみに予告で観たイヌゴエもかなり面白そう。
飼い主役が山本浩司さんで犬の声が遠藤憲一さんという時点でもう笑える。

http://www.sim-sons.com/


2006年03月02日(木)
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