日常喜劇

2006年09月30日(土) 噂の美僧1


出張に行ってきた。今回の楽しみはただ一つ。
去年、行った子達が騒いでいた
「すっごいカッコいいお坊さん」を見ることだ。
まだ若くて、去年の子達がとにかくカッコいいと
連発していた。しぐさとか雰囲気とかがイイらしい。
朝5時起きして出かけたけど、その坊さん目当てで
行ったから苦にもならなかった。
例のお坊さんは午後から来る。掃除やら準備やら
あれこれ動いていたら、お坊さんがやってきた。
しかし私はあちこち動き回っているので全然
会えない。そのうちお堂の掃除をしているこちらに
やってきた。下女のように掃除に専念してるもの
だから、つい緊張して顔も上げられない。が、
チラリと盗み見た(なんで)ところ確かにイイ。
イイと言っても私が男にトキメくパーツは体なので、
まず身長が高いところで高得点だった。若くて
背が高くてそのうえ袈裟!たまんないね!(≧≦)
やがてそのお坊さんがお堂に入って説教を始めた。
私はそのありがたい説法の外でお仕事。声だけ聞き
ながら仕事をしていたのだが、お坊さん、声は普通に
若い男のもので特にカッコよさは感じられない。
やはり見た目か…とはいえ見た目も、よくよく見て
みればごく普通の顔立ちなのだ。
が、やはり皆が騒いでいたように雰囲気が圧倒的。
カッコいい。しぐさがいちいち様になる。
100メートル…いや5メートル美人てやつ?

顔立ちじゃない所作の美しさってどこから
来てるのだろう?? やはり内面から?
でもこの若さで内面の良さが表面に出てる
雰囲気美人(しかも男)ってすさまじいものがある。
…これが坊主の色気か?! 私はとてもじゃないが
近寄りがたいけど、堕としてみたい欲が起きる
人の気持ちも解る気がする!(解ってどうする)



2006年09月28日(木) 爆笑なものまね


最近のお笑いタレントが嫌いである。
なぜってつまらない芸とも呼べないしょぼい事しか
出来ないのに「お笑い芸人」を名乗って、それが
そこそこ売れてしまっているから更に腹が立つ。
今日、たまたまテレビをつけているのを見るとも
なしに見ていたら(はっきりちゃんと見たとは
言いたくない)お笑い芸をやっていた。

「芸が細かすぎて誰のことだか
解らないものまねグランプリ」

みたいな奴。当然、誰のことか解らないもの多数。
だいたいがプロレスや野球ネタで、コメンテイター
だけが爆笑している。だから特に面白いとも思えない
はずなのに、一人だけ大爆笑モノのものまねがあった。
「またぎスターシリーズ」や「鷹匠シリーズ」と
いった、確実にマイナー路線を貫いたものまねだ。
全国の名だたるまたぎ(※猟銃を持った狩人)の
おじさん達のものまねを連発するのだからスゴイ。
特に、またぎのマネ自体は個性がないのにアオリ文句が
爆笑なのだ。「熊が出る場所には危険だから立て札を
しておけ。俺、出没注意と!」とかたまんない。
鷹匠(※鷹を操って獲物を捕まえる人)のアオリも
またフルっていて「俺が捕まえられない鷹はダイ○ー
ホークスだけだ!」とか「空はハイジャックした!
獲物発、俺の腕着の無敵飛行」とかもう、久しぶりに
涙流す勢いで笑い転げてしまった。
趣旨が「誰も解らない」こと前提なら、中途半端に
知名度を追わないでここまでやって欲しい。真剣に
やるからこそ、このくだらなさがまたらなく楽しいのだ。
これこそ、趣旨に合った素晴らしい芸と言えるだろう。
いや〜久しぶりにいい芸人見たわ。
私も笑いの勉強しなきゃ。



2006年09月27日(水) 男タ○ト


男タン○のCMを見るたびムカムカする。
だって男で軽のAT乗っててカッコつけてるのだ。
そんなことが許されるのはCMの中とバカップルの
世界だけで、ちょっと田舎行けばそんなオシャレは
許されないのは全国共通だと思う。
そもそも男は普通、一人一台は車を持ってて一通りの
車の薀蓄が語れるものである。持ってないのは都民だけ。
そしてその車も当然ATではなくMTで、軽では
なく少なくとも1800ccには乗ってて欲しい。
これは田舎、というかちょっと車が必要な環境に
住めばすぐ常識的な感覚になると思う。だからこそ
ATで軽なんて論外なのだ。デート行くにもカッコ
つかないから話にならない。男タン○でデートに
来たら、鼻で笑ってそのまま帰っても女に罪はない。
それくらいお話にならないのだ(本気)
田舎で特に雪国なら、女だってワゴンやジープを
乗りこなしてるから、軽に乗る男は軽トラかもみじ
マーク貼った車に乗る老人だけだ。
そう考えるとオシャレなだけの軽の男用なんて
何の役にも立たない。収納をいくら歌っても、
一週間分買った食糧を後部座席に入れられるんか?
ホームセンターで買った肥料は?電気屋で買った
扇風機は?話にならない。
そこをカッコよく演出したダイ○ツはスゴイと
思う。が、あくまでそれは都会だけの話だ。
出来れば私は世の男共に、男○ントに夢見ることなく
「男はMTで1800cc以上」
を貫き続けて欲しい。だってあのCM見てると
男で軽、増えそうなんだもん。…ヤだなぁ(汗)



2006年09月25日(月) 2ヒット


おととい買ったノーパソにCDドライブが付いて
なかったのは解ってたからいいとして、officeが
インストールされてないことを最後の最後まで
店員が言ってくれなかった件(長いよ)を友人に
グチったら、まず一人目で「ドライブ持ってるから
貸すよ」と言われてとりあえず怒りは収まった。
しかしそれを会社に行っても言ったところ、
やはり隣の女の子も「持ってます」と言っていた。
案外皆、持ってるものらしい。
ところでこの隣の子には、今月あと5000円で生活しよう
計画の話もし「でもうっかり50000円の買い物しちゃって、
ダメですよね私ったら〜」と笑い話にしたところ

「いやもう5000円とか言う前にどこからツッコんで
いいのか解らないんですけど…」

と言われ、またヒットだった。
確かに、2kgのノーパソが不満だったからと、たった
1kgしか変わらないサードパソコンを激安とはいえ
50000円も出してしまうって、ちょっと道楽も過ぎると
いうものだ。だいたい買ってからまだ梱包開いてない。
だから呆れられたんだろうけど、先週の
「呪文」に引き続き2ヒットだった。

最近、切り返しがウマイなぁ。



2006年09月24日(日) 男でそれって


車に乗ってる時にラジオをかけていたら

「ラジオネーム”アッシュ・リンクス”さん。
48歳、男性からの質問です」

という声が耳に飛び込んで来て、
ちょっと気が遠くなってしまった。

…アイター。
中年男がアッシュ・リンクスはイタイでしょう。
内容もマンガマニアなものだったし。
NINAさんが、同僚で自分を土方歳三と勘違いして
振舞う挙動があやしいオッサンがいる、と言って
いたのを思い出したが、似たような…いや
アッシュの方がイタイかな。黒崎密を名乗るのと
同じくらいイタイ行為だ。日本人の美徳から程遠い。
事実、どんな美形だったとしてもイタイだろう。
腐女子ならまだしも、中年男だろ?

コイツ絶対、社会不適合者だ。



2006年09月23日(土) またつい…


今月は出費が過ぎたので節約しようと思い、あと
一週間ほどあるけどあと5000円で過ごそうと決めた。
幸い今日、友達と会うけれどそれを過ぎれば
差して出費の予定はない。来週は出張だし(涙)
今日会った友達とはファミレスで長居した。
一人が子供連れだったために、ファミレスの
ドリンクバーで篭城したのだ。で、やっぱり子供連れ
なので早めに別れる。まだ5時前で時間があるので、
私は一人でぶらぶらはじめた。歩いているうちに
ソフ○ップに入った。実はノーパソが欲しいのだ。
デスクトップ、ノートのパワーマックと持っているが、
このノートは持ち運ぶには重いのでもっと小型で
軽くて持ち運び易い窓が欲しいと思っていたのだ。
互換性もあるし。でもさすがに三台目なので高価な
ものはいらない。むしろ安くていい。中古で充分だ。
ってことでソフ○ップの中古売場で相場を見ていたら、
店員に話しかけられてつい買ってしまった。
だって中古で950gしかなくてB5サイズでXPが
入っててofficeも入ってて50000円切るんだもの!
ホントはプロバイダ契約すると更に1万円割引って
ことで50000円切りなんだけど、ちょうど変更したいと
思っていたので渡りに船と買ってしまった。
プロバイダは現在、夜風使ってるんだけどホント
切れやすいしサポートは不親切だし金額高いし常々
不満に思っていた。地元に強い所に変更したいと
思ってパンフを取り寄せていたのだが、読んでも
まるで意味が解らなかったので、誰かに説明して
もらって変更したいと思ってたのでまさに運命だ。
うふふふふ…手持ちのマックより1キロ以上軽い、
これなら旅先にも持って行ける♪(>▽<)
でも最後の最後、支払いしてから店員に

officeは付属ですがインストールされてません。
CDドライブは別売です。

と言われて脱力してしまった。
最後の最後に言うかそれ?
つぅか知ってて当たり前なの?
…まぁいいや、誰かに借りよう(涙)
それにしても

今月あと5000円で生活する計画はどうした私。



2006年09月21日(木) マドンナ…っ!


軽井沢で買ったクセにバーゲンに行ってしまった。
行っても買うまいと思ってたのに買ってしまった。
最近自制心が足りなくて困ったものである。
で、今日のバーゲンは招待状がないと入れない、
会社の帰り道に会場があるバーゲンへ同僚と連れ
だって買いに行った。と行っても中で散り散りに
なったけど。
私は家が遠いのでそそくさと買って帰ってきたのだが、
帰りにどうもドームがざわついている。どうやら
誰かのコンサートをしているらしい。様子をうかがって
いると、マドンナの来日コンサートらしかった。

マドンナ聞きてぇえええええ!(><)

実はチケショ行って買おうと思ってたのよ。でも
ここ数日忙しくてすっかり忘れててショップ行く
暇もなくて、日にちも勘違いして昨日終わって
しまったものだと思ってたからすっかり諦めてたのに
今日!? しかも今、目の前でやってんの!?
いいなぁ〜聞きたいな〜ナマのマドンナ。
中学生時代から大好きなのだ。こうなったらダフ屋…
とちょっときょろきょろしてみたのだが、あいにく
東京ドームはダフの規制が厳しく、一見して解らない。
もしかしたら声のかけ方にルールとかあるのかも。
が、当然解らない。あああぁああ聞きたいよぅ〜
ラ・イスラ・ボニータ〜マテリアル・ガール〜
パパ・ドント・プリーチ〜ライクアプレイヤー〜
エクスプレスユアセルフ〜ヴォーグ〜〜(古いよ)

それより何より、さっきバーゲンで買い物
しちゃったから現金が足りない(号泣)



2006年09月19日(火) ヒット


今日、職場で連休中に軽井沢のアウトレットへ
行った話をした。実はスカートが欲しかったのだが、
無難なデザインはサイズが58とか70とかばかりで
気に入ったものが見つからず、買えずじまいだった。
小柄な細い子やモデルならいざ知らず、標準体型に
向かって50センチ台はキツイだろう。それを
「ウェストが58とかばっかりなんですよ〜」
と、ぼやいたところ、161センチの私より5センチ
以上高い隣の女の子が真顔で言った。

「なんの呪文ですかそれ」


切り返しの鮮やかさに爆笑してしまった。
確かに、縁がないこと呪文のごとしである。



2006年09月18日(月) ごぶさた軽井沢2


特に予定がないので、お互いにだらだら寝てやっと
12時過ぎに起き出して朝食を食べた。昨日ラブリーな
猫が居た腸詰屋で買ってきたチョリソーを焼いて食べる。
けっこうおいしいv
食べてからも、たらたらとケータイゲームに勤しんで
みたり。…ホントすることないとやることが非生産的で
怖いな(笑)
ちなみに彼女はこの3週間、テレビがないので外の
ニュースが全く解らなくて困るとぼやいていたので
ローカルニュースを言ったら驚いていた。
マレーシアで蛇が子羊を丸呑みにして道路で動けなく
なってる(アホや)ところを捕獲されたニュースとか、
海のない埼玉の川でアザラシが捕獲された話とか。
3時過ぎたのでいい加減帰ることにした(何しに来たんだか)
今日は寝て起きて食べてしかしてないので、思い切って
中軽井沢から軽井沢まで歩くことにした。彼女は自前の
自転車を持って、私は歩きで。そうすれば彼女は帰りに
らくらくと帰れるしね。
…が、けっこうあった。一時間以上歩いた。
途中で寒くなってきて泣きそうだった。脚も疲れたし。
しかも新幹線も目の前で出てしまって、それに乗れば
すぐ帰れたのに接続悪くてほとんど1時間待つハメに
なっちゃったし。まぁ読書してたからいいと言えば
いいんだけどさ。なんだかんだで有意義な2日間だった。



2006年09月17日(日) ごぶさた軽井沢1


元々、明日は仕事行くはずだったんだけど、木曜に
「土曜出てもらえる?」と言われ、あげく最後は
「どっちもいいよ」と言われて三連休になってしまった。
先に言ってくれればもっと予定の立てようもあったのに。
で、不確かながらもこの連休の予定はあって、やっとこさ
実現した。軽井沢だ。
学生時代の友達が、卒業後にまた専門学校に入って
作業療法士を目指して勉強している。その実習で軽井沢
一人暮しをしているというので、遊びに来たのだ。
ホントは他の子にも声かけたかったんだけど、私がこんな
中途半端な状態だったし時間もなくて「ホテルどうしよう」と
考えているうちにあっさり今日になってしまった。だが私一人
なら彼女のお宅にお邪魔できるのでホテルの心配は要らない。
朝、なぜか一緒に付いてきた母と早めに家を出てきた。
10時過ぎに軽井沢着いて、一人でアウトレット見て12時に
友達と会う予定だからだ。軽井沢久しぶりだなぁ。
早めと言っても恐ろしいことに、軽井沢は会社行くより
短時間で着く。うちは東京より群馬の方が近いのだ。
軽井沢に行くには長野新幹線に乗るしかないのだが、その
新幹線だってわずか16分しか乗らないので、座れなくたって
その場で自由席買えば済む。案の定、高崎で一番早い新幹線に
乗り換えて10時過ぎには軽井沢に到着した。やはり寒い。
軽井沢ではお目当ての店だけ重点的に服を見て何枚か購入。
そのうちに彼女から電話があったので軽井沢駅に戻って
合流した。ちなみに母は、私が軽井沢へ行くと言ったら
「そばが食べたいから」と着いてきて、友達に挨拶だけして
別れた。私と彼女はこれから、レンタサイクルで旧軽井沢の
あたりを散策する予定。何しろ彼女は、こっち来て3週間も
経つというのに旧軽行ったことないっつーんだもの。
軽井沢は、3連休で大混雑だった。アウトレットだけじゃなく、
旧軽のあたりも。満車の駐輪場に自転車を止め、軽井沢銀座の
あたりをふらついた。お店がいろいろあって楽しい。…が、
原宿みたいにちょっと古めかしい店が多くてどことなく
物悲しいカンジだった。売れてんかなぁここ?
あと圧倒的に犬連れが多い。もちろん雑種じゃなくてちゃんと
した血統書付の奴ばかり。だから腸詰屋で福福しい猫を見つけた
時は思わず感動してしまった。猫ラブリー!(>□<)
レンタサイクルなので遠出も出来る。三笠ホテルという重文の
古めかしい建物を見に行った。妄想が膨らむし、古い洋館が
大好きなのだ。かつては海外の要人を迎えていたこともある
由緒正しい洋館だけど、今となってはここも暗くて物悲しい
雰囲気で「…サナトリウムチックだよね」と言い合った。
でもこの、ベッドしかない部屋の空間が寂しくてステキv
三笠ホテルで思いのほか時間を食ったので、帰りはだいぶ
暗くなってきてしまった。山なので一気に冷えて寒いこと
この上ない。さらに不幸なことに、帰りは下り坂ばかりで
いくら自転車漕いでも寒い寒い。途中の池でカモを発見。
私にはアヒル・カモを鳴き真似で引き寄せられる、という
地味な特技があるので頑張る。カモがけっこうな勢いで
集まってきた。でも喉が嗄れそうになった(笑)
時間ギリギリで自転車を返却した後、こごえそうなので
喫茶店に入って温まることにした。コーヒーがおいしいお店。
前々から入ってみたかったのだv が、店内が暖かくないのか
イマイチ温まらないまま、アウトレットへ行くことにした。
連れが「アウトレットは高くて使う気にならない」と言う
ので「そんなことないよ!安いから!」と力説して引っ張り
出したのだ。さっき行った方面とは違う場所に連れて行き、
一緒に服を物色。…また買ってしまった(汗)
そこでちょこちょこと食べ物を買い、夕食は彼女のおうちに
行って食べることにした。お昼を食べ過ぎてあまりお腹が
すいてなかったからだ。さて彼女のおうちだが、軽井沢から
一駅先の中軽井沢駅にある。しなの鉄道が一時間に1本という
ローカル線のため、時間を計って駅へ行き、電車に乗った。
おうちは駅から歩いて5分ほどの、喫茶店の上。一人暮しと
いうからワンルームかと思いきや、家族3人は暮らせそうな
立派な2DKで驚いた。でも実習が忙しくて奥の和室しか
使ってないって言ってたけど。…もったいない。
さっき買ってきたおやきやらデザートやらと一緒に、彼女の
手料理をご馳走になって一心地ついた。こたつを入れて
くれたんだけど、やっぱりこれがないと寒いわ。さて
私のお土産は我ながらけっこう奮っている。まず食べ物は
昨日スーパーで厳選してお菓子(甘いのとしょっぱいの)・
インスタントスープ・朝食用のパン・紅茶のティーバッグ・
喉が痛い時のための喉飴・眠気覚ましの強烈に辛いガム・
レポート書きに飽きた時のためのホットケーキミックス…等々
様々なパターンを想定して買ってみた。これだけあれば
重宝するだろう。あとBGMが欲しいというので歌が入って
ない系中心にCD−Rに焼いてきた厳選CD5枚。
・タブラトゥーラ(中東系BGM。幻水好きにオススメ)
・宗次郎(オカリナ。疲れた頭に冷たく響く清涼感)
・吉田兄弟(三味線。和風好きにはたまらない)
・葉加瀬太郎(ヴァイオリン。リズム感がいい)
・マキシム(クラシックピアノ好きなら好きになれ)
昔からかなりイージーリスニング系が好きで、他にも
姫神、喜多郎、G−クレフ、シークレットガーデン…
もっとマイナーに村松健とか宮本文昭とかとか迷い出すと
キリがないのでゆうべはかなり必死に選んだ。
まだまだ選びたいくらいだ。
ま、彼女が喜んでくれたからヨシ。
テレビもない部屋でひたすらおしゃべりしてたまに
パソコンでDVD見たりして、久しぶりだったので
楽しいひと時を過ごせた。特に何してたとも言えない
けど、こういうのもいい。明日は特に早起きする
必要もないので、随分夜更かししてしまった。



2006年09月16日(土) 泣ける映画


世の中は三連休である。私もいちお三連休。
でも直前までどうなるかわからなかったのでまるで
きっちりした予定を入れられなかった。何しろ
木曜になって「土曜出てもらえる?」と言われて
「はぁ…」と答えたところ、昨日になって
「やっぱり大丈夫になったから」と言われる始末。
しかし昨日は昨日で上司の尻拭いで一日終わって
しまったので、来なくていいと言われても行きたい
くらい忙しくはあったのだが。
でも休めるなら休むに越したことはない。
今日は母と(こんな微妙な状態では家族とくらいしか
予定を組めなかった)地元のシネマ倶楽部主宰の映画を
見に行ってきた。「博士の愛した数式」というやつ。

泣いた。感動しっぱなしでした。

もう世界が温かくて優しくて号泣しっぱなし。
話は、記憶障害で80分経つとそれ以前の記憶を忘れて
しまう数学博士と、家政婦とその息子のお話。
80分しか記憶が持たないということは、80分テープで
繰り返しダビングしているようなもの。記憶障害に
なる以前の記憶はあるのに、それ以後はずっと80分を
忘れて覚えて、の繰り返し。だから博士は服に忘れては
いけないメモを安全ピンで貼り付けておく。
彼は数字が大好きで、数字と脳内で語り合ってばかりいる。
他人とコミュニケーション取る時は数字を持ち出す。
会っていきなり問うのだ。

「君の…靴のサイズはいくつかね?」

記憶が80分しか持たないので、それが毎日続く。
家政婦もしだいにそんな博士と数字に惹かれていく。
やがて子供好きの博士は、家政婦に10歳の息子が居る
ことを聞き、心配して学校帰りにこちらへ寄らせる
ようにさせる。その子供がまた博士に懐いて、
「ルート」という名前で呼ばれる。

とにかく世界が優しいのですよ。たまりません。
博士の兄の嫁、つまり義姉と恋愛関係に陥るも、
彼女の事も当然80分経つと忘れてしまうため、
どうして彼女が老いていくのか解らない。
道ならぬ恋だったことも相俟って、彼女は
苦しい思いをひた隠す。サイドストーリー的
悲恋モノにも弱いのでさらに倍率ドン★の号泣モノ。
ラストにエンドロールを見たらロケ地が上田でまた号泣。

今日はよく泣きました。泣きすぎて途中でコンタクトが
ズレて違った意味でも泣きっぱなしだったくらい。
いや〜いい映画観た。
特に最近、仕事関係で殺気立ってばかりなので、
こういう優しい世界を見習いたいと思った。



2006年09月14日(木) 幕末読書2


司馬遼ときたら次は池波である。
幕末読書、今度は近藤を主人公とした池波正太郎の
小説を読んでみた。池波ときたら鬼平や剣客商売で
おなじみのように、どこにでもありそうな家庭を
描くのが圧倒的にうまい。
近藤も、一人の家庭人として書かれていて楽しかった。
普通として書かれているからこそ、彼の苦悩も行動も
よく解るのだ。彼なりに頑張っているというか。
今回は沖田も小悪魔のように書かれてはいなかったし
土方も鬼のようにカッコ良かったわけではないが、
読み終わってみるとしみじみと味わい深いカンジ。

私はこう、行き先が悲劇と解ってるモノに弱い。
「タイタニック」も、主人公が賭けに買って船の
チケットを手に入れた最初のくだりが一番泣けた
クチだし(そんな奴あまり居ないと思うが。
そして更に沈没し始めてからは寝そうだった)

だから新撰組も、これから官軍になれない予感が
あるのがどうしても物悲しくてたまらなくイイ。
家康に勝てるとは思わなくても一矢報いたいと
切望する真田幸村の悲壮感に似ていてたまらない。

いや〜幕末モノ敬遠してたけど面白いね!



2006年09月12日(火) 幕末読書1


こないだの衝撃からずっと幕末モノばかり
読んでいる。今は、ホントに今更ながら
司馬遼の「燃えよ剣」を読書中。
新撰組好きには永遠のバイブルだろう。
これは土方を主人公に書かれているのだが、
最初はあまりにもアクが強くて引き気味だった。
だっていきなり、気に入った女を暗がりに引きずり込む
祭に向かうシーンから始まるんだもの、身分の高い
女じゃないと興味がないとか、顔は覚えてなくても
やってみたらなんとなく体が覚えてたとか、そりゃ
引くって…しかも潔癖で性格ひねくれまくってるし。
だが読み進むにつれて、この男の味がだんだん
解ってくる。一本気でひたむきで不器用で、
なるほど男も惚れる男とはこういうタイプだろう。
近藤や沖田との仲もイイカンジに書かれていて、
この沖田に腐女子が群がるのも頷けるというものだ。
天真爛漫で、沖田だけが知る土方の弱点とかあって
「土方さんは可愛いなぁ」とか言ってしまうし、
土方も沖田には甘いし。耳打ちするために抱きついて
きた時は思わずガッツポーズ取ってしまったほどだ。
…その前に一緒に原っぱで用足してたけど(笑)
土方は女を引っ張り込んでばっかだったけど、
新撰組で副長をやるようになってからはほとんど
女に手をつけなくなってしまった。が、ふとした
ことから出会った女に惹かれてしまう。
でも大事にしたいあまり手を触れず世間話ばかりして
いるうちについ、気持ちが高ぶって
「抱いて差し上げたくなる」と言ってしまう。
私は目を疑った。

どこの貴族語だそれは!?

どんな耽美小説の美形にも敵わない名セリフである。
攻がよほどイイ男でないと成立しないからだ。
イイ男というのは、今時のペラい耽美小説では
お目にかかれない味のある男のことである。頭が良くて
運動が出来て金持ちで美形でキザなセリフが得意の
テクニシャン(笑)では到底薄っぺらくて勝ち目がない。
渋みとか孤独とか内面の葛藤とかそれでも一本筋を
通す男らしさとか、そういうものがないとダメなのだ。
ためしに一昼夜色々な例を模索(笑)してみたが、
どう考えても上手くいかない。どうひねってみても
「抱いてさしあげたくなる」展開が出てこないのだ。
さすが司馬遼!さすが土方!
ありえないくらいにカッコいい!!

しかし土方は男性ファンも多いはずなのに、
どうして土方のような苦味走ったイイ男はなかなか
居ないのだろう??



2006年09月09日(土) コンポ


電話に付いてるFAXが壊れてしまったので
新しい電話を買いに行くという母に着いて電気屋に
行った。電話は思いのほか安い物が買えたが、私は
ついでに自分用のコンポを買ってしまった。
私は部屋に1台、PC使う部屋に1台ずつ置いている
のだが、部屋の奴がもう寿命もいいとこ。何しろ
私が中学生時代から使っている、CD1枚とカセット
テープ2本入るレトロモノだからだ。しかもCDは
音がブツブツ切れるし重い。ちゃんと色々機能は
付いているのだが、音を聞くしか使っていなかったので
随分もてあまして半分インテリアになっていた。
しかし最近、パソコン部屋のラジカセのCDの部分が
壊れてしまったMDがダビング出来なくなって
しまっていたので常々不便だと思っていた。なので
思い切って購入したのだ。…しかし最近の奴は皆
カセットが付いているのはなぜだ?(汗)
色は、黒と迷ったけど部屋の色調とモリゾーと
キッコロのぬいぐるみを乗せてマッチする木目にした。
どうせほとんど使わないのになかなか贅沢な買い物を
してしまった…(今月ビンボーなのに…)



2006年09月07日(木) …ヲタ?


また職場の話で恐縮だが、最近人手不足で休日出勤が多い。
私はだいたい隣の子と交代で出勤するのだが、10月の
三連休の中日はその子が出るはずになっていた。
それを、11月と変更して欲しいという。
予定もなかったので「いいですよ」と快諾して
何げなく彼女の手帳をのぞいてしまったら10/8に
「イベント」と書いてあるではないか。
彼女が入って来てすぐ「ヲタクなんじゃないか」と
疑っていたが、付き合うにつれ「普通かな」と思い
直したというのに、やっぱりそうだったのか?
と、やっぱりちょっと疑い出したのだが、今日また
疑うような一件があった。私が全国のオフ友達のことを
全て「学生時代の友達」と一言で片付けてあちこちの
地方の話をすることはよくあるが、今日は彼女が
「鳥取に住んでる友達が…」と言いだしたのだ。
瞬間

「こいつヲタクだ!」

と決め付けた。だって鳥取県民にはものすごく失礼だけど、
普通、埼玉県民で鳥取県民の友達なんて居ないもん。
(ホントすみません大好きです鳥取)



2006年09月05日(火) 本物の東京人


元から東京に住んでいる人のだいたいが普通人である。
驚くほど平凡で目立たない人が多い。
逆に東京に越して来て住んでいる人が、いわゆる
目立つ東京人で、まぁ口悪く言えばイキがっている。
同僚に、元から浅草に住んでいる本場・東京人がいる。
どこへ行くにも近いから万事鷹揚としていてのんびり屋。
雑誌の占いコーナーとか好きで、すぐ間に受ける善良な
タイプで、田舎モンのコンプレックスがないから
親切で人もいい。彼女がふと、ランチの時
こんな事を言い出した。

「あー、私も田舎に住んで、幼馴染と
早めに結婚したかったな〜」

田舎住まいをしたことある人なら解るだろうが、
田舎の幼馴染なんて泥臭くて恋愛対象になんか
なりゃしないが、何かを夢でも見ているらしい。
まさに、生まれつき都会に住んでないと言えない一言だ。
まぁ確かに、田舎住んでると結婚早いけどさ。
高卒とかで近くの人とぱぱっと結婚して既に二児の母、
みたいのは私の周りにも珍しくない。更にそのうえ
離婚してバツイチ、みたいな話もちらほら聞く。
逆に都会の女はキャリアを目指してなかなか結婚しない
タイプが多い。30過ぎても独身女性が多いのは、
東京にだけ見られる特異な傾向らしい。

田舎モンが夢見て上京してくるのと真逆なことが
言えるあたり、本物の都会人だなぁと感心してしまった。



2006年09月03日(日) またまた北海道3


今朝もまたバイキングだったが、場所を変えてメルヒェンなレストランに
入った。カントリー調の可愛い店だが、人形ショーが行われるようで恐い
人形達がステージに固定されていた。…微妙に見たくない。
ご飯の後はチェックアウト。今日はほとんど帰るだけだからだ。
9時半過ぎのバスに乗って、再び新千歳空港に向かった。なんだか今日は
バスが混んでいる。ああ…さらばきのこ王国、今度は来てみたい(涙)
空港に着くと早速連れがお土産買いに走った。私は3週間前に来ているので
特に買うものもない。とりあえず家と会社に一つずつ買ってさっさと
終わらせた。しかし連れはスゴイ。バイトしてるのは欲しい物が多いからだ、
言っただけあって本島にお土産の量が半端じゃないのだ。大きな袋に3つ
ほど買って、どうやら2万円近く使ったらしい…恐ろしい(汗)
その荷物を預けて身軽になると、最後の食事に向かった。昼食はジンギスカンを
食べると最初から決めていたのだ。本場北海道のジンギスカンはなかなか
美味しかった。昨日のラムしゃぶなんて、スタッフは「説明しましょうか?」
とも言ってくれなかったのに、今回は店員さんが自ら焼いてくれた。親切v
食事をおいしく頂いた後はいよいよ東京へ戻る飛行機に。帰りは飛行機も
大きくて機内も混雑していた。今回は運良く窓際に座れたので外を見ていた
のだが、着陸時に右側の席に座っていると、遠くに鼠王国が見えてちょっと
した発見だった。
そして無事東京に着いてから外に出て一言「暑い」
向こうが随分涼しかったので忘れていたが、こちらはまだ夏なのだ。空気が
もわっとしてて暑くて驚いた。…もうちょい北海胴に居たかったな。
さて私はこれからまっすぐ帰るつもりだ。まっすぐ帰ったって7時過ぎる。
明日からまた働くためにはこれから帰ってすぐ寝てもいいくらい疲れている。
しかし連れはさすがにスゴかった。一度帰って荷物を置いてから買い物に
行くというのだ。確かにうちより近いけどさ、…恐ろしい体力だ。



2006年09月02日(土) また北海道2


朝食もまた、好きな会場へ行って食べられるシステムになっている。今朝は
起きるのが遅れてそこしか開いていなかったため、敷居の高そうな和食屋で
やはりバイキングの朝食を食べた。ゆうべあんなに食べたのにまだ入る自分が
恐い(汗)第一私は連れと違って太りたくないのに、なぜ食べるのか。
そう、連れは職場やバイトでデブキャラで通したいがために、北海道から
太って帰るのが目標だそうな。普通に可愛い子に比べて、その辺りをウリに
したいらしい。事実、おじちゃん達にはぽっちゃりタイプでウケてるそうな。
バイトと言えども難しい世界だ。
朝食をおいしく頂いた後は早速遊園地へ。開園してすぐだったのでほとんど
人が居ない。というか昨日だってほとんど居なかったんだけど、今日は土曜
だから混むかもしれないしね。昨日は行けなかった、敷地の奥にあるジェット
コースターを目指した。食後だけど大丈夫かな?と一応二人で心配し合ったが、
乗ってみたら全然大丈夫だった。絶叫好きは胃袋も丈夫らしい。
今日乗ったジェットコースターは、もンのすごく昔からありそうな、あまり
アップダウンしないし回転もしないけど距離だけは長い古いコースター。
これなら楽勝かと余裕こいて乗ってたら、けっこうスピードが出るし終わり
間際に急停止するしやっぱり重力がかかって足とか顔とかガンガンに当たって
痛かった。次に立ち乗りコースター。文字通り立った状態で固定されて乗る
ジェットコースターで、私は始めて乗ったのだが、感想としては一言、股間が
痛かった。絶対アレ、男はもっと痛いよ。だって衝撃が全部股間に来るんだ
もの。股間が固定される乗り物は全部股間に衝撃が来るのか、ロクなモン
じゃない。…って前にも「牛良さんとその話しましたよね?」って連れに
言われたが、私は立ち乗り始めてなので「いや私じゃないでしょ」と答えた
ものの、確かに連れとそんな話をしたような気がしなくもない。…年だなぁ(汗)
ジェットコースターの合間に、小さな乗り物もいくつか乗った。自分で運転
するカートは、さすが土地が広いだけあって一周5分ほどかかる長いコース
だった。まぁ、どんなにスピード上げても早くならないんだけど風が気持ち
良くて楽しかった。サファリという、鼠王国のバズみたいなシューティングでは、
的に狙ってるのに全然得点にならなくて疲れてしまった。だいいちコアラとか
襲ってこないのに撃つなんて…(そういう問題でもない)
午後5時過ぎると閉まってしまう奥のゾーンをあらかた制覇した後、トップ
ガンという回転系の乗り物に乗った。それがまたひねりが激しくて、けっこう
本気で悲鳴を上げてしまう。けっこうキツかったので、トップガンの前にある
木陰のデッキでひと休みした。好きに寝られるようになっているのだ。
風が吹いてて気持ち言いそこでしばらくうたた寝をする。そしてちょっと
回復すると、高台にある乗り物に乗りに行った。緩やかな登りになってる
歩く歩道で向かうと、観覧車やフリーフォールなど5つほどアトラクションが
あるのだ。昨日もライトアップされてるここに来たが、その時はテンションの
高い男の子の集団が掛け声を掛けあいながらヴァイキングを占領していた。
まさに北欧のヴァイキング船といった風情で眺めていて楽しかったものだが、
今日は居ないようで残念だ。上に登って来ると、連れが北海道限定アイスを
食べたいと言い出して、売店で売ってたハスカップソフトクリームを食べて
ひと休みすることにした。ベンチに座ってのんびりしていると、向こうが
騒がしい。移動して見てみるとアヒルレースをやっていた。興味津々で覗き
込む。色違いの首輪をしたキュートなアヒル達が、障害物を乗り越えてゴールに
向かう早さを競うらしい。タダで見させてもらったが、可愛さ満開だった。
さらにアヒル小屋の隣にはウサギ小屋やハムスター小屋、ヤギやポニーに
紐をつけた放し飼いになっている。一緒に写真を撮りたいという連れの
デジカメであちこち写真を撮っていたら、いつの間にか連れのフリーパスが
行方不明になってしまった。さっきまで持ってたのに!限られた範囲しか
動いてないし時間もそんなに経っていない。もう一度辺りを探してみたのだが、
やっぱり落ちていない。まさかさっき写真を撮った時に、背後から興味津々で
突ついて来た白ヤギさんに食べられたのか?
しょうがないのでスタッフに事情を説明して再発行してもらう。その後は
気を取り直してロープウェーに乗ることにした。
スキー場なのでリフトはあるが、それとは別に山の上まで登るロープウェーも
あるのだ。フリーパスを持ってればそれにも乗れるので、ロープウェーに
乗って山の上にやってきた。
思った以上に見晴しが良くて感動する。綺麗な形の羊蹄山からは時折煙が
立ち上っているのがすぐ近くに見えるし、人家が点在する平地の先には
洞爺湖が見える。そのうえ、山の上の広場から男女がパラグライダーをして
いる。風に乗ってけっこう長時間空を浮遊してられるのが気持ち良さそう。
いいなぁ、私もアレやってみたい。
ロープウェーで再び地上に戻って来ると、2時過ぎていたので一旦ホテルに
帰った。テキトーにご飯を食べようと思ったのだ。が、フロントでレジャーの
受付をしていたので、興味を覚えて乗馬体験の受付をまだしているか聞いた
ところ、すぐ出来るということで乗馬することになった。ホテルから歩いて
すぐの牧場へ向かう。若いお兄さん二人が居て、馬の世話をしていた。そこで
お支払いする。馬の他にも大きな犬が居て、大人しくて人なつこくてその
へんの犬とは桁違いに愛らしい。 いや〜北海道らしいね!
早速、乗馬の簡単な説明を受けた後馬の背に乗ってみる。うぉおおお
めっちゃ視界が高い!モンゴル!ファンタジー!戦国時代!(うるさいし)
しかし軽くもないだろうに私が乗ってもひたすら餌を食べ続ける馬…いや
トーヤ君。私を乗せてくれた馬はトーヤ君で、連れが乗った馬はテリー君だ
そうな。トーヤ君はお兄さんの言うことを聞いてくれる良い子だったが、
テリー君はすぐ餌に向かってしまう問題児で、連れは大変そうだった。
敷地内でしばらく練習した後、外に出て牧地を歩く。すごく腿を使うので
ダイエットに良さそうだ。
楽しいひとときが終わると3時前になっていた。ちょっとはお腹が空いたんだ
けど、これからサーカスを見に行かなければならない。サーカスもはやり
ホテルの敷地内にテントを張ってあって、そこに見に行った。時間が余った
ので少し早めに行ったのだが、おかげで最前列の席が取れた。
サーカス団はロシアっぽい白人集団で、お姉さんは小柄で輝くブロンドの
美人ばかり、男性は筋肉隆々な好青年ばかりだった。サーカスって女は軽さと
柔軟性、男は力が要求されるらしい。まさに内容はそれ一言だった。その
中でも目を引いたのが15,6の少年。白人だから大人びているが、絶対それ
以上の年には見えない。他の男性に比べれば女性みたいに小柄なのに、
見事に6つ割れしたお腹で女性も軽々と持ち上げる。アクロバティックな動きが
得意で体も柔らかい。可愛い〜密だ〜!(←は?)終わった後、出て行く
人の中で客の男性の一人が「あの男の子可愛かったな」と連れの女性に
話しかけてるのを見て内心大きく賛同する。男性の心をも捉えるなんて
やっぱり密!(笑)ちなみに連れは、もっと若い7〜8才のピエロの
少年がタイプだと言っていた。下過ぎないか?
で、サーカスが4時過ぎに終わってさすがにおなかがすいたのでホテル内で
軽食を食べた。今日こそは8時半からの花火を見たいのでまだまだ先は長い。
食後は再び遊園地に向かった。あらかた乗り尽くしたが、薄暗くなってきた
のでまた暗い中で楽しもうと思ったのだ。というか、5時までのウルトラ
ツイスターに乗らなきゃ!ってことで急いでウルトラツイスターへ。5時
ギリギリだったので最後の乗客になった。いや〜懐かしいうえにけっこう
面白い。最後に後楽園のコレに乗ったのいつだったか…あそこのはもう取り
壊わされてるので10年以上前だ。例によってまた顔とかガンガン当たって
痛かったけど楽しかった。
6時半からはキャラクターショーを見た。この遊園地のマスコットキャラ達の
ショーだ。申し訳ないくらい人が居なくて、数人の良い子に混じってけっこう
最前列で見たが面白かった。5匹の犬のグループで、各キャラの性格づけが
戦体モノみたいだ。主にマイクを持ったお姉さんが喋るのだが、キャラ達も
たまに喋る。ヒマな時はあちこち動いて客の相手をしてる。我々の席にも
一匹やってきたので、連れと一緒に撮ってあげた。…付き合ってみると
けっこうカワイイ(笑)終わった後になんとなく出待ちをしてたら、着ぐるみの
中に入っているのは小柄なお姉さん達ばかりだった。ところでキャラショーに
出ていたキャラ達の話を連れとしたところ、全然タイプが違った。私は連れと
写真を撮っていた元・陸軍大佐(爆笑)の犬が可愛いと思ったのだが、連れは
リーダーのヘタレタイプが好みだという。だってリーダー、ちょっとのけものに
されるとすぐ隅っこ行ってうずくまってしまうんだもん。「駄目男がいいの?」と
聞いたら「けっこう好きです。年下だったら”私がなんとかしなきゃ”って
思っちゃう」との答えが。…ホント、なんでこんなにタイプが違うのに我々は
楽しくお付き合い出来るんだか不思議でならない。昨日もスカイサイクリング
中に年下の駄目男から「やり直そう」という趣旨の電話がかかってきてて
大変そうだったし。いくら年下だからってバイトもしてなくて毎回彼女に
おごってもらうような男は、私はどうも好かないなぁ(いや勝手な意見です
ごめんなさい)
7時過ぎるとやっぱりどうにも寒くて、一度ホテルに戻ることにした。
温かいホテルのロビーで、クラシックに合わせて噴水ショーをしているのを
眺めながらうたた寝する。噴水ショーを見ていたら、さっきのサーカスに
出ていた男性陣が風呂から帰って来る所を目撃。うぉおおお金髪白人
筋肉美々少年の湯上がりシーンだ〜!(しかも普通に浴衣だった)
いやはや、良いものを見せてもらったv
ホテルで暖を取った後は、芝生で行われる花火大会を見に行った。駄目だ
寒い!しかし世間は相変わらずTシャツだったりサンダルだったり、見ている
だけで寒々しい。震えながら待つこと10分。
ついに始まった花火は普通の打ち上げ花火と違って目新しくて面白かった。
わずか5分足らずだったけど、思った以上に派手で感動だ。
で、終わったらそそくさとホテルに戻った。やっぱり寒い!(><)
ホテルに帰ると、昨日バスの運転手さんに勧められたホテル内の飲み屋に
行った。他の店はだいたい9時までなんだけど、ここなら11半までやってる
から花火後でも安心して食べられる。何か温かくて北海道らしいものが
食べたいということで、ラムのしゃぶしゃぶを食べた。これがけっこう
ウマかった。牛しゃぶでも珍しいのにラムしゃぶなんて、なんて北海道
らしい!(そうか?)あとはタラバガニの天ぷらとかししゃもとか、
魚介類を中心に。ラストのカニ雑炊は薄味が上品で、お勧めするだけ
あって確かに美味しかったv
お互い飲まないので食べるだけ食べるとさっさと出て来てしまった。
休むなら部屋が一番だ。
で、腹休めをすると大浴場に向かった。昨日は面倒くさがって行かなかった
けど、今日こそ大きなお風呂入りたい!人もまばらな大浴場でゆっくりして、
体重を計ったら思ったほど太ってなくて一安心した。…イヤ、問題はこれから
かもしれないが。
部屋に帰ってきて寝たのは12時過ぎ。とにかく充実した一日だった
(ホントにね)



2006年09月01日(金) また北海道


また北海道に行ってきた。先月の2週目に行ったからだいたい3週間ぶり。
そんな近所じゃないのに来過ぎだろう。でも来たかったのだから仕方ない。
今回の連れは、去年一緒に富士急ハイランドで7回連続FUJIYAMAに乗った
絶叫好きの彼女。当日まで会う暇がなかったので、当日品川駅で待ち合わせた。
見た目はちゃらいけど私より人間的にしっかりした子なのでまさか現れない
ってことはないだろう(汗)緊張しながら品川駅に向かったら、むしろ
向こうの方が先に着いていた。あんま変わってなくてほっとする。というか、
相変わらずピンクと白と黒が似合うギャルっぽいかっこだ。羽田へ向かう
電車の中で、簡単に近況報告をし合う。前回確か10月に富士急行ったんだ
けど、それから約10ヶ月の間になんと8人もお付き合いしたらしい。確か
前回会った時は、せっかく両思いになった人と遠距離になってしまって、
泣く泣く別れる決心をしたって旅行後にメールもらったんだけど…展開
早いなぁ。「もう相手選ばないことにしました」とふっきれたように
10ヶ月の恋愛遍歴を語ってくれた。私もたいがい遊び回ってばかりだが、
彼女は私以上にエネルギッシュだ。何しろ昼間は普通に働いて夜は週3で
スナックのホステスバイトをしているのだ。私だったら絶対体が持たない。
更に合間を縫って彼氏を作ったり別れたり。ホントに忙しいことだ。で、
感心しているうちに羽田到着。無人機械でチケットを取って荷物を預け、
のんびり話していたら離陸10分前になってしまったので慌てて機内へ
向かう。でも途中でポケモンジェット見つけて写真撮ってみたり…。
飛行機は特に遅れることもなく出発した。久しぶりにAIR D●乗ったが
やっぱり小さいな。東京を出た時は雨が降っていたけど、新千歳に着いたら
見事に晴れていた。そしてけっこう風が涼しい。前回北海道に来た時は
預けた荷物がなかなか出てこなかったが、今回は飛行機が小ぶりだった
からか機内へ出るのと同時くらいに荷物が出て来てスタッフが手渡して
くれた。9月になると乗客自体も少ないのかな。
さて外に出て早速腹ごしらえ。連れは魚介類が好きだというので、空港で
海鮮丼を食べた。で、ゆっくり休む暇もなくバスへ。これからバスに乗って
目的地へ向かうのだ。前回はここ新千歳から稚内を目指す強行軍だったが、
今回はここからスキーで有名なルスツへ向かう。お菓子大好きだという
連れが焼餅を買うのに付き合った後、バスに乗ったのだが、バスの乗客は
日本人じゃないゴルフ目的のオッサン達と私達だけ。私達は見晴らしがいい
運転手の後ろに陣取った。するとオッサン達は最後尾へ。バスが動き出して
すぐ、運転手が語りだした。オッサン達はあまり日本語が通じなさそうなので
私達が元気に相手する。「皆さん、北海道は初めてですか?」「こないだ
来ましたー」みたいな。連れがバイトのノリで運転手への受け答えが
テンション高いものだから、一緒になって元気に答えてしまう。運転手さんは
日本語が通じなさそうなオッサン達に返事してもらうのを諦めて、私達を
相手に道々いろいろ説明をしてくれた。例えば北海道の道路には、信号が
凍らないように中に暖房が入っていたり、雪が降っても積もらないように
縦で上を開くようなデザインになっていたり。滅多に雪を見ない所に住んでる
者にしてみればひたすら「へぇ〜」の世界だ。また道路には、一定の間隔で
下向きの矢印が設置されている。運転手が「あれなんだか解りますか?」と
聞いてくる。私も運転するのでちょっと考えたら解ったが、あれは雪が
積もって道路の白線が見えなくなった時のために、道路の境界線を示す
矢印のことらしい。が、私が答えるより先に運転手さんが「こないだお客さんが
面白い回答をしましてねぇ」と話し出した。「あの矢印は熊殺しですか?
って言うんですよ、いや〜スゴイ発想ですね」と笑っていた。私も爆笑。
熊が道路に出て来たらあの矢印が下に落ちて来て熊を攻撃すんのか!?
熊殺しでしばらくウケる私。バスは快調にルスツへ向かう。空港を出て
すぐは人家も多かったが、すぐに緑だらけの道に。右側には美しい支笏湖が
広がっていてステキドライブだ。途中で「きのこ王国」というドライブインを
発見。群馬に「きのこ道場」はあるがキングダムは初めて見た!うおぉおお
行ってみたい!…団体だから諦めなきゃだけど(涙)運転手さんとのトークも
絶好調だった。「高校野球、苫小牧残念でしたね〜応援してたんですよ」と
言うと「お客さん、東京の方から来たのに苫小牧応援してたんですか」と
驚かれる。「いやいや、三連覇して欲しかったです」とかなんとか、私も
すっかり連れと一緒に愛想よく話してしまう。運転手さん的には、牛が
列を成して道路を横断する牧場が一番北海道らしくて押しだと熱弁していて、
そこではわざわざ車を停止させて写真を撮らせてくれた。かなり親切v
実際は1時間半くらい乗っていたのだが、気持ちあっという間にルスツ到着。
ここのルスツリゾートという巨大ホテルに泊まるのだ。荷物を持ってホテルへ
入った。入ってすぐ、目の前にメリーゴーランドがあるのに驚く。だって
室内なのになんで二階建てのメルヒェンなメリーゴーランド!? 驚いてる
間にスタッフに案内されてこれまた広いフロントへ。鍵をもらって部屋に
案内される。ソファとテーブルのセットもあって広くてなかなかいい部屋だv
部屋で一休みした後、さっそく外に出た。何が目的がここまで来たかというと、
実はこのルスツリゾートにある遊園地目的だ。羽田から1時間半、新千歳から
バスで1時間半かけてようやく着いたここに、遊園地のためだけに来たのだ。
誰に言っても信じられないという顔をされるが本心である。だってけっこう
広いしジェットコースターの数も多いのだv それに明日までナイター遊園地も
やってるし。夜の遊園地というのは昼間と一味違う楽しさがあって好きだv
で、早速ホテル敷地内にある遊園地に向かった。ちょうど5時からナイター
料金で安くなってるから、それのチケット買っていけば良しv 外に向かおうと
したらスタッフのお姉さんに「とうきびを無料で差し上げてるのでどうですか」
と言われてゆでもろこしをタダでもらった。一旦外に出たのだが、これが
想像以上に寒くて連れが一度戻って重装備に着替えるというので、とうきびを
持って一度部屋に戻り、部屋で食べてから再び出てきた。それにしても
もろこしのウマイこと。こちらでうちで食べるのより色が鮮やかでシャリ
シャリと歯ごたえがあってとても美味しかったv
で、気を取り直して再び外へ出て遊園地へ。が、行けども行けどもエントランス
というか、チケット売り場がない。困ってスタッフに聞いてみると、ホテルで
買って下さいと言われた。なんてこと!遊園地にチケット売場がなくて併設
してるホテルで買えってすげェ北海道ルール!とにかく広い敷地なので10分
以上かけてホテルへ戻り、チケットを買ってようやく遊園地へ。
さてここからが楽しい絶叫の世界だ!何しろ7大絶叫コースターがあると
いうのだから全部制覇しなければ気がすまない。まずはお手軽そうな一回転
するジェットコースターへ。ふむふむなかなか面白い。次にここの目玉っぽい
脚をぶらぶらさせるジェットコースターに。2回転ひねりとかかなりムチャな
動きをするスピードも傾斜もあるジェットコースターでかなり楽しかった。が、
頭が右に左にガンガン当たって痛かった。更にその背後にあった、一直線の
コースを坂を上って後ろ向きに落ち、一回転して前向きに進み、また戻って
一回転するタイプのコースター。これも、滑車に油塗ってないのか振動が
ガンガン来て痛かった。怖いというより「いた」「あいて」のような絶叫
ばかりが続く。だって痛いんだもん〜舞浜鼠王国にあるみたいなお上品な
乗り物乗りつけてると、ここの荒いコースターはひたすら痛いわ。めげずに
あれこれと乗る。何しろ広くて乗り物の数が多いのだ。一度乗ったコースター
でも、最前列や最後尾に乗り換えて乗り心地を確かめてみたり。古い懐かしい
回転系の乗り物とかあってけっこうはしゃいでしまった。…で、乗り物は
けっこうなのだがかなり寒い。連れはパーカーまで着こんで防寒している
のにホントに寒い。私もウィンブレ着てるのにひたすら寒い。ナイター
遊園地はライトアップされて綺麗なのだが、そんなことはどうでもいいくらい
とにかく寒い。この後8時半から打ち上げ花火があるというのに、そんなの
待ってられないくらい寒いのだ。あまりにも寒いからショースペースに
入ったら、確かに風がしのげて温かかったけど、ものごっつ古い人形の
ショーで、じっと見てたら人形の怖い顔が夢に出てきそうで怖かった(汗)
乗り物乗るよりとにかく寒い。ついに8時前に諦めて一旦ホテルに戻った。
しかし道産子達は普通にTシャツ一枚とか素足にサンダルとか履いている。
絶対10月後半の気候だよ、20度切ってるよ、見てるだけで寒い。
おなかも空いたので、バイキングを食べに行くことにした。今日の夕食は
チケットが着いているので、ホテル内の好きなお店で食べることが出来る
のだ。なものだから、私達が泊まってるホテルではなく、もうちょい高い
隣のホテルに行くことにした。向こうの方が高いホテルだから味も良い
だろう、と考えたからだ。ここでまた驚いた。向こうのホテルに向かうのに、
ホテル専用のモノレールに乗って行くのだ。ホテル内専用モノレールかよ!
さすが北海道、ホテルの敷地もハンパじゃない。何しろ遊園地だけじゃなく、
スキー場にゴルフ場、市民プール並のプールに牧場など、とにかくレジャー
施設が集まっているのだ。広いのも解るが、とにかく広すぎる。んで、その
モノレールは一般道の地下をくぐって隣のホテルに到着。ここで降りて隣の
ホテルへ入った。こちらも遊園地をイメージしてかけっこうメルヒェンな
造りで土産物屋とかひたすら可愛い。バイキングは料理も充実してて味も
よく、満足の行くものだった。何しろカニだけで5種類出てたからね。
いやはやすさまじいわ海鮮物。例によって一人で食べ続けてしまったので、
8時半からの花火は見られずじまいだった。でも遠いし寒いし…。
ホテルには大浴場もあるのだが、ここがまた遠くて、おなかも膨れて動くの
めんどかったので結局部屋のシャワーで済ますことにした。明日は元気に
一日遊園地だ!(マジ)


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