日常喜劇

2006年05月29日(月) まだ真田モノ


いい加減まだ真田モノから抜け出せていない。
今度は真田太平記の番外編、というか太平記より
先に書いた内容だが番外編のような内容になっている
2冊を読んだ。「真田騒動」と「あばれ狼」二つとも
短編集で、それぞれに真田家にゆかりある話が収め
られている。まず「真田騒動」を読んだのだが、
何の心の準備もないまま読み始めたらいきなり
真田兄弟の今生の別れシーンから始まって電車の
中でいきなり呼吸困難になるかと思った。
ヤバイ、兄弟好きがもっともモエるシーン再び!
太平記では割と淡々と書かれていたこの別れの
シーンも、番外編では二人の容姿までしっかり
書かれていて余計に風情を誘う。というか二人とも
50歳のおっさんでちゃんとおっさんらしい描写なのだが、
腐女子の妄想パワーで想像上は若いまま。
でも弟が「いやになるほど腹が突き出て参って…」とか
兄が弟を「お前の(髪)は黒いな」とか「小太りの体を
馬に伏せ…」とか言い出すものだから、おっちゃんを
想像したくないあまりトド○ロちゃんが馬に乗ってるけど
またがる足の長さが足らない、みたいなファンシーな
イメージに逃げてみたり。…人間じゃないからそれ。
ともかく朝の電車で身もだえして読みふけったのは
確かだ。そして更にトキメいたのは兄の描写。
太平記では優秀・美形・自制心も強い・部下思い・
お家第一公正無私・弟大好き・な完全無欠の兄が思いのほか
ヘタレなのだ。京都で素晴らしい女性に会ってうっかり
一目惚れしてしまうのだが、これまた完全無欠の嫁が
怖くて側室も置けない兄はこっそりラブレターを
出したりする。向こうもまんざらじゃなくて手織りの
羽織を送ってくれたりするものだから、兄は舞い上がって
それをいそいそと着こんで食事をしてたら案の定
早速嫁にバレた(アホや)で、ごまかしたんだけど
ごまかしきれず、苦し紛れに仕事の都合で別居してる
嫁に向かって「いつ帰るんだ?」と聞いちゃったりして
見苦しい限り。なんて可愛いんだ兄…!
真田太平記12巻通してこんな駄目兄見たことない!(笑)
さて次の「あばれ狼」でもやはり兄が目立つ短編が
あるのだが、これがまた更に輪をかけてへたれ。
やっぱり片思いの彼女とのやりとりが書かれてるんだけど
直接やりとりが出来るほど自由な身ではないので
腹心の部下に手紙を届けてもらっている。しかし部下は
そんなしょーもない役目が嫌なので「もうヤですよ
こんな仲立ち」と言うと「いいじゃん、前にお前の女
譲っただろ。今度は助けろよ」と局地的に情けない
押し切り体勢。ああぁああもうなんてへたれ。
最高だ(爆笑)

本編を読んでイイ男な兄にステキな夢見ていたが、
そんな駄目男な兄にもすっかり参ってしまった。
あばたもえくぼ、というより駄目な方が人間味が
あって際立って更に魅力的。いくら駄目男な部分が
あっても彼が立派だったことに変わりはないもの。
つか池波先生、なんでこんなに兄を熱く書いて
くれるんだ、嬉しすぎる。池田先生をさし置いて、
真田信之書かせたら右に出る者は居ないだろう。



2006年05月27日(土) ヲタ爆発


今日は朝から歯医者行ったり図書館行ったり
コスメ買いに行ったり慌しく動いた後、ハルカと
遊びに行った。朝よく電車で会って話しながら
通勤しているが、休日に会うのは久しぶり。
車内だと周囲の目と耳が気になるから思う存分
ヲタトークをかませないが、外で遊ぶなら
大丈夫だろうってことで大はしゃぎで会った。
まずお昼を食べにイタ飯屋に入ったのだが、さぁ
話そうと思った時、隣のカップルが「デスノート」の
話をしていて出鼻をくじかれる。なんか隣もヲタクだと
気が引けませんか?私は隣が気になって控えめな話題しか
出せませんでした…。で、隣が去った後に早速ヲタ
トークで盛り上がった。ハルカとはいまだに真田太平記
ネタで大賑わいだ。真田の兄×弟ベースのヘタレな
佐平次はオチ扱いで(笑)というか、ハルカの本命は
佐平次×弟(幸村)なのに、なぜかハルカの方こそ
率先して佐平次をオチに使ってるのか不思議。
駄目男がお好きらしい(笑)
その後、カラオケへ行ってヲタ好きしそうな歌を
重点的に熱唱。日頃のうっぷんも晴らして二人して
大盛り上がりになった。森山直太○の「風花」って
エロいと思いませんか?タイトルからして腐女子向きv
いや大好きですごめんなさい(笑)
カラオケが2時間と時間を指定されてしまったので、
そこを出た後はふらふらと買い物をして歩き回った。
で、駅ビルでお互いにバッグを購入。
帰りにお気に入りの中華屋へ入って3時間篭城して、
またしても真田トークで大盛り上がりした。大人気の
中華屋なのに、夕飯時に3時間はさぞ迷惑な客だったろう…。
戦国時代の真田兄弟でリーマン編、コンビニ店長編、
ファーストフード店長編、学園モノ編等々…。一番
盛り上がったのはリーマン編で、戦国時代のお家を
守り立てるのは会社を守り立てるのと通じる部分が
ある。完全無欠のデキる男真田・兄は○山の2着
3万円のスーツだってピシリとキメる(おうちがあまり
裕福じゃないから)イイ男で、アル○ーニにだって
負けてない。営業1課の敏腕課長で御曹司なのに
部下思いの懐の大きい人物。一方弟は、兄が継ぐからと
バイト感覚でお供の佐平次と営業4課を作り、たまに
大きな仕事を取ってきたりする。会社は中小企業で
無駄が出せないので、女性職員は朝40分前に来て
PC(もちろん98)を起動させなくてはならない…
とかなんとか細部まで決めて大笑い。ああもうホントに
余人にはわからない話でこんなに盛り上がれるって
なんて楽しい!(><)久しぶりに来た行きつけの
中華屋は、いつの間にか韓流スターみたいな好青年が
ウェイターをしていておばちゃんにモテていた。
いや、中華だから華流か。ともかく、初対面にして
印象最悪なのは間違いないだろう…。



2006年05月24日(水) 密談


最近ソレしか更新してない陰陽師シリーズがいよいよ
ハンパじゃなく煮詰まってしまったので、陰陽師の
相棒透夜ちゃんに泣きついて相談に乗ってもらった。
運よく休みが合ったので平日昼間から密談状態だ。
都会ほどファミレスというものが見つからないものらしい。
しばらく歩いた後、小さなファミレスを見つけて中へ。
既に篭城の構えで4人掛けの席を2人で陣取った。
3時近くに二人ともまだ昼食を取ってなかったので、
コナンの話で盛り上がりながらランチをし、無駄紙を
取り出して早速陰陽師の話し合いを始めた。
陰陽師シリーズでは今、密が正体不明の敵に襲われて
ピンチ、というシーンだが、このバレバレのくせに
正体不明と言っている敵についてまだ決めていない。
読んだらすぐ解るクセに、私が一人であがいているのだ。
どれくらい往生際が悪いかというと「男って言ったけど
近寄ったら実は女だった、だって霧でよく前が見えなかった
んだもん」という言い訳してもいいからまだ未定、という
見苦しさだ。だって解りきってる展開って口惜しい
じゃないですか?アっと言わせる展開にしたい。
てか突き詰めると私なんてそれしかない。そこで
ずっと悩んでも決まらず、泣く泣く透夜ちゃんに相談を
持ちかけたのだが、人間のデキた彼女は辛抱強く私の
相手をしてくれて、どんどん設定が出来上がった。
登場人物の特殊能力に関してとか、戦力分布とか。
そういうのを考えるのはとっても楽しくて大好きで
とても楽しく話し合いが進んだが、肝心の敵に関しては
けっこう曖昧なまま片付けて終わらせてしまった。
周りが華やかに決まったからまぁ、目前の敵は
しょぼくてもいいか、という具合に。(…最悪や)
番外編の話とかも出たが、透夜ちゃんと私の意見は

「都筑の80%はへたれで出来ています」と
「邑輝の80%もへたれで出来ています」で

一致した。二人ともフォローしてくれる人が居ないと
なんも出来ないタイプよね…邑輝なんてカッコ良かった
時代が思い出せないよ。本気でテロ師みたいな邑輝が
スタンダードになったらどうしよう。そして、
陰陽師でもそんなカンジになりそうで怖い(汗)



2006年05月22日(月) 1%美少年


ちょっと前の話になるが、WEB拍手でコメント
下さった桃太さんから聞いた「戦国武将分析」を
やってみた(ありがとうございますv)
以前から騒がれている成分分析とは、好きな名前を
入れてEnterを押せば勝手にその人の成分分析を出して
くれるというもの。成分分析にも色々あるが、その成分の
中にちょっと変り種が入れるところに面白さがあると思う。
原作がある話だったら、そこに出てくるキャラで分析
している。だから「戦国武将分析」と言えば当然、
その成分を戦国武将で出してくれる。早速やってみた。
もちろん自分のじゃなく、密で。
密はなんと

99% 前田慶次
1% 森蘭丸

と出た。一人、大爆笑。
前田慶次とは、戦国時代に織田信長以上の歌舞伎者の
伊達男として知られた男の中の男。以前ジャンプで
「花の慶次」というゴッツい絵のマンガまで掲載
されていたくらい、男らしい男なのだ。密、99%
カブキ者の伊達男かぁ…密に男らしさを求める
私としては、まさに願ってもない分析結果だ。
しかも森蘭丸度1%かよ。森蘭丸は知る人ぞ知る
日本史を代表する美少年。清明、義経、敦盛、
天草四郎と並んで美形度ではBLのカッコウの
エサだと思う。それが、あの美少年含有率99%の
密が森蘭丸度1%?密の血中前田慶次度高すぎて
美少年らしさが入る余地がなかったのか!
あっはははははおかしい〜〜〜!
ちなみに密の普通の成分分析では

6割が心の壁 (ごもっとも)
3割が男汁  (あながち違うとも言えない)←超失礼
1%が加齢臭 (そのうち出てくるだろうし)←更に失礼

になっていて、こちらも一人で大ウケ。
他の人は特に面白くもないのに、どうして密だけ
こうマッチングがウマくいくんだろう。



2006年05月20日(土) 封切初日


公開当日の今日、早速「ダ・ヴィンチ・コード」を
見に行ってきた。しかも今日は朝9:20から歯医者の
予約が入っていたので、券を発売する9時10分前に
発券所へ行って並んでチケットを買ってきたのだ。
複数館で上映しているから何本目か解らないが、
少なくとも5本は後の余裕ある3:55からの回だ。
やはりというか、心配していた程でもなくその回の
チケットを取った初めての人間らしかった。
全席指定のどこでもいいですよ、と言われたもの^^;
歯医者の後に友達と会ってお茶をし、雨が降りそう
だからと別れてから母と合流した。そう、本日の
連れは母である。私は別に誰とこの映画を見に来ても
良かったのだが、母が「他に一緒に行ってくれそうな
人がいない」と言うものだから私が付き合ったのだ。
母は、家を出た時から雷雨に巻き込まれ、上映5分前に
着いた時には濡れねずみになっていた。そして、
時間がないと言っているのに服屋へ服を買いに行き、
予告を見ずに開演2分後くらいに滑り込んだ。
こうなるともう、中央席に陣取った自分達は迷惑
極まりない。一番にチケット買ったんだから通路側に
しておけばよかった、とちらりと後悔した。
で、ともかく映画。私は事前に小説を読んでいて
小説が楽しかったので過剰に期待していたからか、
映画はあまり面白くなかった。つか、ぶっちゃけ

ダ・ヴィンチあんまり関係なかった。

まぁ、あの長編小説を一本の映画に収めようというの
だから、話の深みよりも展開を重視せぜるをえまい。
なんとか謎も解きつつ話も進めつつで、けっこう
ややこしい内容になっていた。原作読んだ私にも
展開速すぎて付いていけない箇所あったし。
そして見所は、なんといっても狂気の修道僧
シラス役ポール・ベタニーの全裸で自戒シーン。
色白でストイックな色気のあるベタニーが、
恥ずかしげもなく全裸になり腿に苦行のトゲ付き
鉄輪をうなりながら嵌めてみたり、もだえながら
自分の背中にムチ打つシーンがもう、なんと言うか

無駄に色っぽい

のだ。キリスト教2000年の謎に迫る一大超大作なのに
こんなシーンに力入れちゃっていいんですか?って
くらいそのシーンの長いこと。焦りを覚えつつも
トキメいてしまいました。
あとはもぅ、どこまで話を深く理解してるかによって
楽しみ方が変わってくるのではないかってカンジ。
個人的にキリスト教は叩き甲斐があるという意味で
大好きだから、映画でもっとエグってくれても
良かったのに…というのが本音だ。あとはもちろん
ベタニーの自戒シーン。腐女子なら必見だろう(笑)



2006年05月17日(水) ナ〜スカっとするだろ?


…という、気の滅入るようなポスターを横目に
見つつ、「ナスカの地上絵展」を見に行ってきた。
前評判は上々、休日は大混雑だというその特別展は
平日でもなかなかの盛況ぶりだった。国立科学博物館
初めて行ったが、展示レイアウトがオシャレ過ぎて
展示物がよく見えなかった。さすが都内ってところか。
でもさすが科学館だけあって、巨大スクリーンでナスカの
上空を飛んでるように見せたりゲーム感覚でナスカ上空を
自在に飛んでるように操作できたり、子供に混じって
楽しく見学できた。それにしても古代ナスカの装飾は
色鮮やかで綺麗だなぁ。絵もとぼけた顔が可愛くて
どう頑張っても憎めないカンジがたまらない。
常設展と合わせて閉館時間までたっぷり楽しめた。
子供の頃は理科が大の苦手だったが、こうやって
大人になってから見に来るとまた勉強とは違った発見が
出来て面白いと思った。もうちょいサイエンス向きの
オツムだったら良かったのになぁ。



2006年05月15日(月) 功名が辻


…の、小説を読んだ。
大河ドラマであんなに騒がれているのに、
近所の図書館ユーザーはマイペース人間ばかり
なのか誰も借りていなかったのだ。で、
読んでみたらあまりにもドラマと違うので驚いた。
主人公、千代のダンナ山内一豊は本当にヘタレ。
功名のために一番槍で打って出ることばかり考える、
とてもじゃないが大将の器じゃないタイプ。でも
賢い妻の千代が、あれこれと助言を与えてせっせと
夫を昇進させていくのだ。まず第一印象からして
もっと面構えのいい男かと思ったのにガッカリ、とか
言われている時点でこの夫婦の位置関係がはっきり
しているだろう。千代は、男というのはいつまで
経っても子供のようなものだから子供を育てるように
あやしていけばいい、とか考えてせっせとおだて上げる。
夫も「千代は何もわかってない」と操作されている
ことに気付かないまませっせと昇進していく。
信長も秀吉も、ダンナより妻の方が上手だとすぐ
気付いて、一豊の真面目一本ぶりしか評価しない。
…かなり、かなりドラマと違うだろう。
あの初々しく甲斐甲斐しいヒロインが実はそんなに
したたかで打算的だったなんてすごいギャップだ。
あげくラストは、実力に見合わぬ栄転で土佐22万石の
国主となった一豊が、土民の反乱を恐れて(というか
抑えきれずに)千代の反対を押し切って男達を皆殺しに
してしまう。それを知らされていなかった千代はため息を
つき、一豊に「わしがあんまりバカだから呆れてるのか」と
言われてあっさりと「まぁそんなものです」と答えてしまう。

「終わりかよ!?」

思わず小説に向かってツッコんでしまった。
…いやー、これなら真田太平記の中で、幸村が兄を評して
「天下を納むるに足る人物」と言った気持ちが解るわー。
これであの誠実で聡明な優等生のくせに頑張り屋で国民
第一な兄が13万石なんて納得いかないわー(作者違うけど)



2006年05月13日(土) ボロポロリ


約一年ぶりに友人に会った。
前回は群馬の友達と横浜だったが、今回は新宿。
なぜかというと、私がもはや新宿と銀座でしか上映して
いない終了間近の映画「トム・ヤム・クン」を見たいと
ゴリ押ししたからだ。ありがたくも快諾してくれた彼女と
新宿で待ち合わせて、映画館へ。今日はあいにくの
雨だったけれど、劇場はなかなか混雑していた。
もちろん、というか男性客ばかり。
格闘技好きなんだろうな〜。
映画は、「マッハ!!!!!!!!」で一躍スターになった
トニー・ジャー主演第二作。前回は村の守り本尊の首が
盗まれたんだけど、今回は家族同然に育った象が盗まれて
その捜索へ。展開はほぼ同じように見えて、前回はせいぜい
国内だったのに今回は海外まで捜索に出たあげく、敵が複数
いてなかなか込み入った話になっていた。さすが第二弾!
しかし私の脳内では、一作目は国内でうまくまとまっていた
のに第二段で海外へ行ってしまってかなり荒唐無稽な内容に
なってしまった初期ファミコンソフト「水戸黄門」が
思い出されていたのでした…象を追ってアメリカか…。
ともかく面白かった。アクション重視のそのアクションが
またスゴイし、話だって今回少しひねってあってなかなか
話がまとまってて楽しかった。
ラストは「29人連続関節キメ」とかすごい大技繰り広げてて
思わずこっちが「痛っ」とか騒いでしまったが、それも
楽しかったし。最後の最後まで息の止まるようなスゴイ
アクションの連続で、見ているだけでだいぶカロリー消費
できた気分だった。…あれ絶対何人か骨折してるだろ。

大満足とともに、出てきた後ようやくご飯食べながら
近況報告をした。お互いの仕事のこととか、趣味のこととか。
ちなみに彼女、どうもヲタクくさいのだが単なる読書好き
かもしれなくて、その見極めがなかなかつかないでいた。
顔を見て声を聞けばだいだいヲタクといふものは解るので
カンで判断しただけだけど、どうも違う。ヲタクだったと
してもヤヲイ好きではなさそうだからだろうか。向こうも
詮索してこないし、私もどうしてもカミングアウトしたい
訳ではなかったので、今まであやふやなままにしておいた。
その状態で最近ハマっているモノの話になった時。
私が「友達に銀魂勧められて、暇な時漫喫行って
読もうかと思ってるんだ〜」と言ったところ、
彼女がごくさりげなくこう返してきた。

「夏に向けて?」


…。
その時は咄嗟に気付かずスルーしてしまったが、
3秒後くらいに胸中で思わず握りこぶしを握っていた。

「ビンゴォオオオオオオオ!!!!!!」


別にその後も蒸し返したりしないで他の話題に移ったが、
ボロを見つけてちょっぴり嬉しかった。



2006年05月12日(金) 疲労困憊


連休明けたら死ヌほど忙しくて、毎日ものすごく
集中しているために定時にはもうフラフラになり、
でも残業しなきゃ終わらないからと仕事してたら
そりゃいくらなんでもツライ。
通常の仕事に加えて、退職者が多いために人の分まで
仕事してるからだ。一つの部署で二人もいっぺんに
辞める方が悪いのだ。誰だって出来る仕事なのに、
そのしわ寄せが私に来続けるなんて納得いかん!とついに
ハラが立って、採用の仕事をその部署に押し付けたりした。
相手は、人がいいから素直にやってくれたが、だからと
言って希望出して2ヶ月で辞めようなんてムシのイイ話に
つきあってられるほど私の方は良心的ではない。
そんなこんなで週末にはすっかり殺気立って、イライラ
しながら仕事をしていた。以前の忙しい会社でも思ったが、
私は自分の時間を割かれるのが何よりも嫌いだ。しかも
今は陰陽師の続きが書きたくてしょうがない時なのに、
通勤時間は疲れて寝ちゃうし帰ってからは全く余裕がない。
「これってホントに趣味の時間を削ってまですべき有意義な
仕事なのか?」とかしょうもない疑問も抱きつつ、今日は
本当に周囲にもトゲトゲしく迷惑かけながら仕事をした。
そうなると当然、小心者は帰ってきてから
「やっぱり今日の私はマズかったなぁ」と
反省してしまう。隣の子も、
心なしか今日は冷たかった気がする。

そしたら案の定、夢を見た。

隣の子が、私と一緒に仕事したくないから辞める、と
言っているのだ。やばい!と焦って目が覚めた。
もちろん、私の人間性への危機感もあるが、また仕事が
増えるという危機感もある(私なんてそんなもん)
総じて

ものすごく追い詰められているらしい(涙)



2006年05月08日(月) 後遺症


連休中、ビッグな行事はなかったものの
毎日のようにどこかへ出かけ飽食ばかりして
いたものだからすごいリバウンドが来た。

耳たぶにニキビが出来た

のだ。うぉおお恐ろしい。
以前コレにかかったのははるか昔の学生時代、
友達とお好み焼き食べ放題に4時間ねばり、
5人で14枚たいらげた時以来だ。しかもその後
甘い物が食べたいと場所を変えてパフェを
食べたらさすがに翌日耳にニキビが出来ていた。
もう一回は(まだある)やはりヴァイキングに
6時間立てこもってひたすら食べ続けた時のこと。
しまいにはスープしか口に入らない有様になりつつも
ひたすら食い続け、結果翌日耳にニキビが…。
つまり私の耳にニキビが出来る時は恐ろしく
食べ過ぎた後、ということになる。
今回は、事前に「GWで絶対痩せるダイエット法!」
というあおりに煽られて雑誌まで買って実践しようと
していたのに、外食続きで食べ放題にも行ったし、
昨日の夜はトドメの霜降りステーキにデザートまで
食べてしまった。日ごろ、朝食が大根おろしとご飯と
味噌汁、夕ご飯はうどん、という粗食慣れしている
だけに、これでどうにかならない方がおかしい。

GW、おとなしくどこか旅行へ行って闊歩していた
方が良かったかもしれない…(−−;



2006年05月07日(日) 連休というのは


高校時代の友人に会った。7人組だったのだが、
それが全員そろったのは本当に久しぶりだ。
何しろ一人は二児の母、一人は上海在住という
自在っぷり。国内に居たってしょっちゅう誰かが
どこかに行っているので、過半数が集まること
だって珍しいのに今回に限ってオールスター状態。
GW中というのが逆に穴場だったのかもしれない。
旅行好きの私はGW前、皆にどこ行くの?と聞かれたが
どこにも行かなかった。だってGWってば混んでるし
高いしイイコトない。連休に旅行なんか行くもんじゃない。
どうせ行くならGWを避けてがいい。ってことで近所の
お城とかでおとなしくしていた結果が久しぶりに皆で
会えたってことなら万々歳だ。
今日のために、一人で和食の座敷を予約してくれた。
ホント、変わった場所に詳しくてこういう時助かる。
で、広い座敷だったので子持ちの子が連れてきた
1歳児も伸び伸び遊べて本当に助かった。
ところで私は、このGW中の貴重な余暇で年賀ハガキの
当選番号を確認するという、まさに暇じゃないと出来ない
作業をした。ホントに有意義だ。それに、年賀ハガキの
当選ハガキ交換は7月までとちゃんと知っているからこそ
出来る余裕のかましっぷり。
で、調べてみると切手シート一枚。一枚でも当たったので
早速親にあげてしまった。近況報告として早速その話を
したところ、なんとこの7人の中に1等が当たった子が
いて大騒ぎに。当たったのは書き損じのハガキだった
ようだが、それで妹夫婦がハワイ旅行に行くらしい。
2ケタくらいなら当たりそうなカンジするけど、6ケタ
なんてとても当たるようには思えない(←宝くじ不向き)
…いやしかし、当たるもんなんだなぁあああ(しみじみ)
ランチタイムが終わるまでゆっくり話し、子連れの子は
さすがに自由な時間が少ないらしくてそこでお別れに
なった。他はファミレスに移って引き続き近況を話したり。
久しぶりなので積もる話もあってとても有意義だった。

で、明日からまた会社だしと、夕方別れ、帰り道に母親と
落ち合ってステーキを食べに行った。私が肉食べたい!と
言ったからなのだが、そんなこんなでまったり
して帰ってきたらずっと楽しみにしていたTV番組
「ニッポン人が好きな100人の偉人」
を見逃してしまった。うぉおおおおくやし〜〜〜〜(>□<)



2006年05月05日(金) お城


最近時代小説ばかり読んでいて、特に戦国時代が熱い。
一番敬遠していた時代だけに、ハマってみると恐ろしい
勢いでのめりこんで行く。まだ戦国モノゲームに手を
出していないだけのめり込み加減が浅くて済んでいる
ようだが、読書に関しては手当たり次第っぽい。
で、今日はお城にやってきた。
二人いる姪のうち、下の子が一人でうちに遊びに来て
いて、それを連れて両親と遊びに来たのだ。近所の
子供も遊べる博物館はもう飽きた、と言われたので
今回お城に始めてきた。私の強い希望で(笑)
行田にある忍城(おしじょう)というお城。
以前、この近辺を車で通りかかった時、埼玉にも意外に
立派なお城があるんだなぁ、と驚いたものでずっと
目をつけていた場所だ。一人だと行き方がイマイチ
解らないので、父に運転させてついにやってこられた。
GWだからか、案外混雑している。駐車場に車を停めて
大きな建物に入ったら、そこは資料館になったので
自然とそこも見た。現在頭が1/3くらい戦国時代に
毒されているので、甲冑見ただけで大喜び。あとは
地元行田の産業風景とか見て、櫓に登ることになった。
私が外から見てお城だ!と思っていたのはなんと4階
建ての立派な櫓だったのだ。…つまり城は無いらしい。
ともかく櫓に登る。最初はシャチホコとか展示して
あったのに、見せる物が無くなってきたのか上に行くに
従って力士の足型とか訳解らなくなってくる。
その中で激しい衝撃があった。
平成生まれの姪っ子は、ダイヤル式の電話を使えないのだ
(電話の展示まで来たよ)昔の電話が展示してあって、
それを書かれている番号通りに回すと外に電話がかけられる、
と書いてあったので子供にこの通りにかけてみなよ、と言うと
早速ダイヤルを回し始めた。が、0と書いてあるのに9に
指を入れ、最後まで回しきらないで途中で止めてしまう。
これではいつまで経っても電話かけられないじゃないか。
つかなんで0が回せないんだ?焦って「0だよ?」と言っても
首をかしげるばかり。背後から母に「解らないんじゃないの?」
と言われてやっと納得した。イマドキの子供はダイヤル式の
電話がかけられないのか!…いやはや時代は変わっていくなぁ。
かなりのジェネレーションギャップでした。
一回り見て出入り口に戻ってきたら、こどもの日だからか
甲冑の試着コーナーがあった。とても自分で着る気には
ならなかったが、触らせてもらった。けっこう重い。
子供用でも全部で12キロあって軽くしてある、と言って
いたので実際にはもっと重かったのだろう。昔の日本人て
スゴイなぁ。つかナマ甲冑に触れて大コーフンだ。
博物館を出た後は、行田名物フライを食べに行くことに
した。事前に博物館で「フライ食べられるお店ありますか?」
と聞いてちゃっかり地図までもらっておいたのでぬかりない。
行田のフライと言えば知る人ぞ知る、旅番組では欠かせない
ご当地名物。つまり知名度は低い。が、一度ちゃんとした
フライを食べてみたかったので嬉しい機会だった。
博物館から歩いて5分かからない所にあったいかにも
地元系なお店の、外の座席でフライを食べた。この店が
またすごい。営業時間:日の出から日の入りまで。
思い切ったもんだ。で、肝心のフライだが、…まぁ
ぶっちゃけお好み焼きの皮っぽい。でもなかなかの美味。
ゼリーフライという、イモを小麦粉をこねた揚げたものの
方が好みだったかな。これがまた安くて一枚300円くらいで
4人で食べても1000円かからなかった。
午後2時過ぎに出て行ったのだが、ほのぼのと楽しい
一日だった。…平和だなぁ^^



2006年05月04日(木) 春イベントへ


5月だって立派に春なんだから春コミと呼んで何が悪い、
と思いながら、春のお台場へ特殊な本を買いに行った。
本さえ買えれば主催者や名称はどうでもいいので、
いつまで経ってもイベントの名前が覚えられない。
でもまぁ支障はないだろう、名前解らなくたって場所は
解っているし、パンフレットという名の分厚い入場券を
買えば本は買えるから問題ない。
ってことで、今日なんかやってて私の欲しい本があるらしい
というあやふやな状態で、その特殊な巨大本市場へ向かった。
一人である。入場するために延々歩かされる道中は
口寂しいので連れが欲しいところだが、基本的に買い物は
一人で済むのでたいがい一人だ。今回も、入場には30分
かかったが購入は20分くらいで済んだ。もう満足。
それでもいちおうカタログに一通り目を通して「都密」の
文字を見つけ、見に行ってみたけど遠目にも幸せそうな
タイトルを見て激しい動悸を覚え、逃げるように…いや
逃げてきた。なぜか私は、この二人がシアワセなのが
苦手らしい。他は取り立てて興味も引かれず、満足して
シロクマ君にメールした。これからここで会う予定なのだ。
すると、なんと「これから向かうところ」という返事が。
いつも、どんなに頑張っても12時前に来られない私が
12時前に買い物済ませているのが珍しかったらしい。
そう言われてみれば珍しい。昨日の昼間のドタキャンの
おかげで余力があったようだ。
とにかく暇なので、先に一人で品川へ向かうことにした。
どうせここで会っても向かうのは品川だし。ってことで
一人、駅へ向かって電車に乗ってのんびり品川へ。
実はオシャレな駅中商店街エキュートに行ったことが
なかったのでそのへんぶらついていると、大して間も
置かずシロクマ君から「着いたよ」のメールが。早いな!
改札の外へ出て、駅ビルの中のレストランへ入った。
時間制限のないバイキングである。ずっとドリンクが
飲めるところがたまらなく便利だ。
シロクマ君と、大津んは、この春イベントのために
関西からわざわざいらっしゃったついでに私と遊んで
くれた得がたい友達だ。大津んとは1年ぶり?だが
いまだに密の話題が豊富で驚いた。もしかして現役の
(はずの)私より闇末詳しいかも。大津んは現在
ヒカ碁へ行ってしまっているので、だからだかやたらと
少年攻×密を推してくる。聖密とか貴密とか咲密とか。
確かに皆、少年キャラは男らしくてカッコいいけどね
「今月中に一話書いてね」と言われてもきっぱりと無理。
断じてヘタレ大人男の方が好きという訳ではないが、
書けないものは書けない。シロクマ君も難題を出されて
困っていたが、…大津ん、こんな押し強いキャラだったか?
そのシロクマ君はことのほか猫化が好きだそうで

「受にネコ耳や尻尾が生えちゃってると、
本が"買って"と訴えてる気がしてならない」


と言っていた。ネコは好きでもネコ化には興味ない私と
しては、今日の名言だと思う。かなり感じ入ってしまった。
二人の帰りの新幹線の時間まで有意義な語らいを過ごし、
本屋へ寄って物色し、二人と別れて岐路に着いた。
帰ってきて本日の収穫物に目を通したところ、まさに
ネコ化本があった。にゃーしか喋れなくて攻に懐かなくて
ぷるぷるしてるのが思いの他モエたので、思わず
シロクマ君にメールしてしまった。
「今なら私、密をネコ化させて都筑に襲わせるなんて
ホントどうでもいい話(超失礼)が書けそう!」
いきなりの宗旨替えだ(最低)
でもネコ化ネタ理解者はにわかファンにも理解があるので
「そりゃたまらんね!」と共感してくれた。
ホント、理解者って得がたいものだ。



2006年05月03日(水) 骨太な旅


GWはどこも混雑しているし旅するには高すぎる。
ということで、私は常々GWは出勤して他の日に
休みたいと考えていた。が、そうも上手くいかなくて
おとなしく今日から休みに入る。ちょこちょこと
用事は入っているが、取り立ててビッグな用事はない。
とりあえず今日は、夕ご飯を友達と食べることに
なっている。本当は昼間も友人3人と食事する
ことになっていたが、2人とも体調が悪いからと
ドタキャンされて夕方。
今回一緒に食事する子は、近所に住んでいる割に
2年ぶりくらいに会った子だった。小学校の先生を
していて、GWも仕事が終わらなくて出勤していた
らしい。先生って忙しいらしい。大変なことだ。
何しろ2年ぶりなので近況を語らい、周囲は変わって
行ってるのにお互いは変わらないね〜と話してみたり。

ちなみに国内旅行派の私はちょっと仲いい程度の友達と
だったらすぐ一緒に旅行へ行ってしまうのだが、彼女
とはまだ行ってない。以前聞いた時は「温泉がキライ」
なのだそうだ。温泉好きの私には難しい相手だ。
が、別に旅行はキライではないらしい。しかも北海道とか
沖縄とかにぶらりと一人で行ってユースに泊まってそこの
泊まり客と仲良くなる、という一人バックパッカー状態。
そういう骨太の旅行はしたことがないので、普段お上品な
彼女に尊敬のまなざしを向けてしまう。…私の場合、ずっと
一人で旅行って気が滅入って変な話書き出しそうで怖い。
でもカッコいいと思う。行く先々でいろんな人生に触れる
というのがステキではないか。
なので今度一緒に連れていってもらうよう頼んでおいた。
私も旅先で変わった生き方してる人に触れてみたいものだ。
(お、今回オチがない)


 < 過去  INDEX  未来 >


牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加