日常喜劇

2006年02月28日(火) たぬき


ちょっと前の話になる。
私は特に面白いと思わなかったのだが、誰に話しても
ウケるので書いておくことにする。だって父ネタが
なぜかウケるから(笑)

先日、地元で車を運転していた時、目の前にタヌキが
走り出て来た。最初は猫かと思ったのだが、どうも
体つきや動きが猫らしくない。体に対してしっぽも
太いし、何より猫ならすぐ逃げるのにそれは逃げないのだ。
しばらく見詰め合った後「そろそろブレーキかけなきゃ
轢いちゃうな」という時になってようやくスタスタと
先に走って行った。始めからタヌキと気づいていた訳
ではなく、よくよく考えたらタヌキだったので、珍しい
こともあるものだと思って、うち帰って父に話した。
「さっき走ってたらタヌキ轢きそうになっちゃったよ。
猫じゃなかったから多分タヌキだと思うんだ〜」
なんて話をしたところ、父は一言言った。

「タヌキはこっち見るぞ」

ふーん、やっぱりこっち見るのか、と納得してその場は
終わったのだが、この話を他の子にするとなぜかウケる。
…なんだろう?父の言い方がおかしかったのか、
説明しているようでしてないところがおかしかったのか。

この程度の父のおかしさはいつものことなので、話題に
するほどのことじゃないと思ったんだけどな。



2006年02月26日(日) 美少年とちゃんこ


別に一緒に鍋を囲んだわけではないけれど(笑)

朝、目が覚めたら遅刻ギリギリの電車に乗るための時間が
5分しかなかった。慌てて顔洗って着替えて家を飛び出した。
今日はあいにくの雨だったのだが、焦り過ぎてなぜか
「傘要らないし」とか思ってしまい、手ぶらで出てきて
しまった。新宿着いたら案の定土砂降り。途中で買おうにも
急いでいたので余裕がなく、結局あやさんの傘に入れて
もらいつつ映画館に着いた。大遅刻である。
今日はいつも遊んでもらっているオフメンバーと映画&
ちゃんこというラインナップで会った。映画は、監督が
是非にと推した美少年が起用されてる「オリバー・ツイスト」
ディケンズの名作を映画化ってことで、どこまでも真面目な
話のはずなんだけど、どうしても孤児の美少年が周囲に
いじめられてるシーンを楽しく撮ったとしか思えない
美しい映画だった。つか、主人公は作中でも「美しい」と
言われていたけど、出てくる子は皆可愛くて主人公が
抜きんでて可愛いとは思わなかった。ガリガリのやせ細った
体で服をひん剥かれたりしてちょっとトキメいたけども(笑)
監督はじめ、製作者が一丸んとなって美少年をいじめる話に
心血注いだとするなら、なかなかどうして世界も変わった
ものだ。腐女子的見地から見ると大変楽しゅうございましたv
さて場所を変えてちゃんこ屋。元若乃花が経営している
かの有名な「WAKA」だ。予約時に入店すると、既に予約客で
いっぱいという盛況ぶり。確かに美味しかったんだけど、
かつて両国の飲み屋のようなちゃんこ屋に慣れた私には、
ハイソな世界でちょっとした驚きだった。だって店員が
ちゃんこ作ってよそってくれるし、万事こ綺麗でお高いし。
いやいや美味しかったけど、スゴイ世界だなぁ…。
食事時の話題はもっぱら、先日発売された付録の番外編の
ことで、織也がカッコ良かったことしか念頭になかった
私は、あらゆる話題が飛び交っていることに軽く驚いた。
ちゃんと謎を解こうとしているところがスゴイ。
ちゃんこ屋を出たらなんと雨が上がっていた。まさか
これを見越した訳ではないが、結果として傘を置き忘れてる
心配は無くなったので一安心だ。その後、甘い物が食べたい
よねってことでケーキセットを食べに行き、お腹も話も
満足して帰ってきた。いや〜楽しかった〜v
そして、今回もお姉様方にご迷惑をおかけしました…。



2006年02月25日(土) ファントム


半年近く前から予定していた四季のミュージカル
「オペラ座の怪人」を見に行った。本日の連れは職場の
お嬢。あの「好きな本は夏目漱石の"こころ"です」と
のたまった筋金入りのお嬢様だ。だものだから私も
緊張して、お嬢に嫌われないようなお上品な話題に
しなきゃと内心緊張しながら向かった。場所は最近
特にオシャレになってきた汐留だ。場所がよく
解らなくてあちこち歩いていたら日テレ前に到着。
どう見てもそこらのパン屋に売っていそうな
アンパンマンの顔したパンを売ってるパン屋に
行列が出来ていた。…そんなにウマイのか?
待ち合わせの10分以上前に着いたのに、向こうも既に
到着していて、まずはランチを食べに行こうという
ことになった。…しまった、お嬢のランチ予算が
どれくらいのものか解らない(汗)あんまり安過ぎちゃ
マズイんだろうけど、そもそも食の好みが解らない。
天気が良いのでとりあえず高層階へ行こうと
エレベーターに乗って43階へ。あまりにもオシャレで
お高いお店の中、妥当な値段のお店も見つけたので
そこに入った。窓際の席に座らせてもらったら、
本当に景色が良くて飽きずに眺めていた。昔から
高い所が大好きだ。なんだか私が一方的に喋って
いただけという気もするが、とにかくおいしい食事と
楽しいトークであっという間に時間は過ぎ、開演
時間間近になったので四季「海」ホールへ。
始めて入ったけど、案外こじんまりしているなぁ。
オペラ座の怪人は、お嬢が大好きだというのでチケットを
一緒に取ってもらって見に来たのだが、実は私は初めて。
あらすじは知っているけど何が楽しいのかは知らなかった
ので、今回じっくり見て勉強するつもりで来た。
ちなみにミュージカルも初めてで、見始めてすぐ普通に
喋ればいいシーンなのに節をつけて歌っている姿を
見ては吹き出しかけた。…皆、どうしておかしいと
思わないのか。そもそもなんでこんな文化が花開いたのか。
どうでもいいから首を吊られてまで歌わなくていいって。
最後まで見て、話はなんとか解ったが、これがどうして
大人気なのはイマイチ解らなかった。世の中、皆して
孤独な天才オヤジの哀愁が好き
なのか。ラストに向けてあちこちで交錯してるこってりした
愛が好きなのか。見終わった後もケーキセット食べつつ
お嬢と話してみたが「曲が好き」と言っておられて
「オヤジが好き」なのかどうかは解らなかった。



2006年02月24日(金) ふろく


まさか出ると思っていなかった番外編の後編が20日に
出たことは知っていたが、目の回るような忙しさで
ついつい立ち読みすらし損ねていた。とりあえず
発売日当日にひろなり氏から
「邑輝、とりあえず気体から固体になってたよ」と
教えてもらったので一安心して忘れていたのだ。
でも日曜にオフがあるし、皆と話を合わせなきゃ!と
急いで本を買いに走った。
で、読んだ。

織也カッコいいぃ〜〜〜〜〜vvv

なんなのこの伊達男は!?
イイ年していまだに片思いかよ?とか相変わらず
歌舞いてんな、とかウザ、とかキモ、とか超越して
もうとにかくカッコいい。こんなに筋肉の似合う
闇キャラが他に居ようか。もう物語の伏線とか謎とか
行間とかどうでもよろしい。全てすっ飛ばしてひたすら
織也の筋肉にめろめろである。こんな織也にだったら、
多少密の性格歪めてもいいから食わせたいものだ。



2006年02月22日(水) バンデラス万歳


すっごく忙しかったんだけど、日曜出勤した分の代休が
残っていたので午後から休んで映画を見に行くことにした。
もうすぐ終わってしまう「レジェンド オブ ゾロ」だ。
そもそも私はアントニオ・バンデラスが大好きで、特に
若い頃の精悍な顔立ちはそれだけでめろめろだったが、
今回の渋味がかったオヤジバンデラスも、そりゃもう
カッコよかった。アクションもスゴイし、何より引き
締まった筋肉に覆われた肉体が衰えてるように見えないし!
ちなみに今日は天気が良かったので、神保町の会社から
有楽町まで歩いてみた。事前に地図で見たらけっこう
近そうだったんだけど、歩いてみたら一時間とは言わない
までも50分近く歩いたのでけっこうな運動になった。
せめて天気が良くてよかった(−−;
話は単純明快で、美男美女美少年のアクションを楽にして
見られる楽しいお話だった。敵役は全員爆死という、いかにも
ラテン系な激しい内容で、スペイン語で命令しないと言う
ことを聞かない愛馬に「英語も覚えろよ」とか言っちゃう
あまりがいかにもそのへんにしか通じないラテンジョークで
楽しかった(違う意味で)西部劇みたいな馬でのアクションや
列車での死闘が激しく、見終わった後、連れと開口一番
「馬、スゴイね…」とか
「よくあんな線路あるよね…」とか
「子供もスゴイよね…」とか
主役より周囲ばかりしきりに感心してしまった。
だって走ってる列車の上に馬で崖から飛び乗るとか
無理もいいトコなのにカッコいいんだもの(笑)
ヒロインも子供もとにかく強くてステキで、まさに
痛快アクション?ともかく楽しかった。
あは〜単純な話っていいなぁ、面白かった〜v



2006年02月21日(火) ちょっとスキ


先週に引き続き今週も目の回るような忙しさで、
引継ぎも不十分のまま辞めてしまった前職への
恨み言は日ごとに募っていくばかりだ。
とにかく、仕事が終わらない。
自分の仕事は大前提でやらなければだし、
目前に迫った採用関係もやらなければならないし、
そうなると最後に残るのは「上司に言われている
仕事」なのだが、これも今週中にやってくれと
言われても、とてもじゃないが手をつける暇がない。
しかし暇を見て二つ言われたことのうちとりあえず
一つはやっておいた。ちょうどやった午後に
「あれは?」と聞かれたのでギリギリセーフだ。
ほっとしたのもつかの間、どう考えてももう一つを
やる暇がないので、残業してる最中におそるおそる
「あのー…○○はまだ手を付けてないんです」と
言ってみたところ
「そうですか、じゃあ諦めましょう」と
アッサリ言ってくれたではないか!
ここ数日残業して忙しさをアピールした甲斐が
あったというものではないか!
ちょっとした暴君として知られる上司だが、私は常々
この人は「無理してるなぁ」と思ってる部分があって
嫌いではなかった。要はあまり頭がよろしくないのに
頑張っちゃうから空振りばかりなのだ(すごい失礼)
そんなこんなで皆の心象も悪くて黙っていたが、
この一言で彼のことが

かなりスキになった(笑)



2006年02月18日(土)


肩と首の凝りが抜き差しならないくらい激しくなったので、
行き着けの整体に行った。もう首が限界(><;)
今回は奮発して1時間コースをお願いしたのだが、
もう字のごとく全体が凝っててどこもかしろも痛い。
特に最後に首をお願いした時がスゴかった。
首は7つの骨が繋がってるらしいのだが、私の首は
7本のうちの4本がズレているらしい。
なんか人としてダメ出しされた気分だ。
さらにそのズレを、こう首をぐきっと勢いよく回して
戻してもらうのだが、これがまた痛いのなんの。
4本ズレてるなら4回やれば済むのかと思いきや
4回以上ごきっと回してもまだ終わらない。
かなりの痛みなのでいい加減耐えられなくなってきて、
よっぽど手を上げて「ちょっと休憩させて下さい」と
申告しようかと思った途端「痛くないんですか?」とか
聞かれて 「痛いですよ」 と思わず殺気立って
しまった。痛くても我慢してるんだってば、見てよ
この手の汗を!(涙)
ともかくも、頑張って我慢した後は首がすっきりした
のでほっとした。…これからはあまり間を置かず
定期的に行くことにしようっと(><;)



2006年02月16日(木) 忙しすぎ


いきなり先週で退職した子の引継ぎで採用担当を任されて
しまい、目の回るような忙しさが続いている。ただでさえ
年度替わりで通常の3倍忙しいところに、受付や採用の
肩代わりをさせられ、上司にも始めて聞かされる仕事を任されて
もうてんてこまい。なにがなんだか解らないがとにかく忙しくて
確実に仕事がたまりつつある今日である。
とにかく、こんないい加減に辞めてしまった彼女に腹が立つ。
だいぶ上司にあれこれ言われてたみたないなので、ストレスで
吐いたんだか湿疹が出来たんだか胃が痛いんだか知らないが、
言わせてもらえば責任感が足りないからなる病気だと思う。
自分の仕事だと思ってやり抜こうとすれば体調不良になんか
なってる暇ないだろうに、医者に止められたとか言って勝手に
辞めくさってこちらに迷惑かけるなんてホント迷惑な話だ。
自分の手に余るなら人に頼ってでもやりきろうとする気もない
のに、いきなり全てから手を切って有給まで取ろうという
根性が許せない。せめて有給取るなら半日ずつとか、何か
打開策があったはずなのに甘ちゃん(死語)なんじゃないの?
…なーんて。
皆が辞めて行った彼女を気遣って「大丈夫かな」なんて
言ってるもんだから、とてもじゃないが口には出せない。
一緒になって「大丈夫かな」とは言わないけれど、黙って
殺気立ちつつ仕事をこなす毎日である。
ああああぁあもう、私は仕事を溜めるのが嫌いなんだよ!
(結局自分に火の粉がかかったから腹が立つ)

ところで隣の新入社員は、もう少し観察した結果、
アニメ・マンガ系のヲタクではないらしいことが判明した。
テンション高いのは単に若いからで、ヲタクじゃないっぽい
けど、ヲタクだとしたらせいぜいジャ○ーズかサン○オ系
だろうと思う。とりあえず私の素性は隠せそうで安心だ。



2006年02月14日(火) 新入社員


昨日、職場へ行ったら隣の席に新入社員が居た。
これは全く知らされていなかったことで、隣の席の相棒が
3月半ばで退職するので、いい加減補充が来てくれないなら
私が引き継がなきゃかしら…と思っていたところだったので
とりあえず助かりはしたが、一言言っておいて欲しい。
ともかく新入社員である。
先週受付嬢がいきなり退職するものだから、今週から
余計な仕事が増えて忙しくしていた私は、今日になって
ようやく隣の新入社員と喋ってみた。
そしたらなんか異様にテンションが高いのだ。
なんだろう、ちょっとしたことですぐ笑い、すぐ笑いに
持って行こうとする。忙しいのにジョークを欠かさない
このテンションの高さは、お笑いというよりイベント
会場で盛り上がってるヲタクのごときだ。

もしやホントにヲタク…!?

不安なので、しばらくおとなしく様子をうかがってみる
ことにしようと思う…。



2006年02月12日(日) 冬の伊豆・2


同行の一人のダンナが「女の子同士で旅行に行って、夜布団に入って長話を
しないなんておかしいんじゃないか」と言ったらしい。
おかしくはない。
だって今更夜布団に入ってからじゃないと話せないような話題がある仲では
ない。話したかったらその場で話すもの。ってことで横になった途端に眠りに
付き、朝は6時半頃起きて、再び例の露天風呂に行った。今度は朝の7時頃
行ったのでやはり無人で、ゆったりまったり朝の海を見ながら風呂に入れた。
やっぱり波が高いのってステキだ。
部屋に戻ると今度は朝ご飯が用意されていた。今朝もまた豪勢だ。
それらを頂き、しばらくくつろいだ後着替えてホテルを後にした。
昨日は山道に振り回されたけど、今日はちゃんと観光する予定なのだ。
まずはホテルからすぐにある土肥金山へ。ここでは砂金取り体験をした。
どうも、旅先ではすぐ参加型の何かに参加したくなるらしい。砂金取りは
ざるで砂をすくって少しずつすすいで行くと最後に砂金が残る、というのが
手順なのだが、ざるを回して傾けてと頑張る過程に比べて、ざるに残る砂金は
1ミリ程度のカスがあるかないか。途中からは腰が痛くなってきて、努力に
比例しない砂金の少なさに疲れてしまった。結局30分で6粒くらい取れた
かな。ちょっとアホらしくなった。
でも名人番付を見たら、30分で60粒とか書いてあって驚いた。自分でやる
よりむしろその人のすくう姿を見たい。
さて気を取り直して土肥金山の中へ。マネキンが立ってる門を入ると
いきなりソテツの木が見えるという異国風の金山は、更に中池には金の鯉が
泳ぎ中央には金ので彫像が立ち、ものすごい世界になっていた。つか池の
中央の黄金像が凄かった!ちょんまげにふんどし一丁の男が座り込んでいる
金の像、タイトルは「黄金の夢」なんかもう凄過ぎる。回り道をしないと
正面から見られない金のちょんまげ半裸像なんか一生懸命撮ってる人間は
私達しか居なかったが、この写真は誰に見せても「気合いが感じられる」と
言われる自慢の一品になった。芸術を撮るってこういうことかと、一瞬
理解してしまったほどだ。
満足して金山の中へ。中もちょんまげ半裸マネキンが(残念ながら肌色)
動いてい、金山中でどんな仕事をしていたのか解り易く説明してあって
なかなか楽しかった。つか、子供が喜びそう。独自の努力が感じられて、
土肥金山はなかなか面白かった。
さて次はもっと南下して堂ヶ島方面へ。でもこの南下は普通の走り易い道
だったので、海を見ながらの快適ドライブでスムースに堂ヶ島到着。途中で
ガラスの美術館に寄ったが、ここがちょっと目を見張るような内容のない
美術館でびっくり。ちっとも有名な作者の作はないし、どこの誰とも知れない
作家の自己満足っぽい作品ばかり。ミュージアムショップの売り物も大した
ことないし、売りは建物だけだった。よくつぶれないなここ。
気を取り直してマップに載ってたおいしそうな魚介イタリアンに入った。
…魚介じゃないメニューも多かったけど、思いの他野菜がおいしくて(なんで)
デザートまで無料で出してくれて大満足v 腹が膨れたら、今度は堂ヶ島散策へ。
ここの海がまた碧くて綺麗なこと!ちょっとした高台に昇っていって、荒波を
見るのが楽しかった。岩場に荒々しくも高く打ち付ける波がステキ〜v
なんと春には潮が引いた時に向こうの島まで道が出来るらしくて、ぜひ春に
それ見に来たいなぁと思ってみたり(でもまた伊豆はくどいよな)ともかく、
去年の春は東北の色褪せた太平洋しか見てないので、今年の春は大満足だった。
高台のそばにある「ピアドーム堂ヶ島」という展示館へ行ったのだが、ここは
ジオラマが綺麗で人形もしっかりしていることに驚いた。説明文にかぶさって
入るBGMまで上手くて、飽きずに最後まで眺めてしまう出来の良さ。よくある
展示館のちゃちなオモチャじゃなくて、プロの仕事を思わせる精巧さでした。
そのピアドームでは、プラネタリウムのような室内映像が見られる。伊豆の
説明なんだけども、これがまた画像が古くて楽しかった。よくあるカラオケの
古い画像と同じ、キュロットと前髪をカールさせたひと昔前の女の子が
ふらふらしている映像ばかりなのだ。…もうちょい新しいのにしようよ。
連れが一人寝ちゃったじゃないか。
気を取り直して帰り道。ここからレンタカーを返しに熱海へ向かわなければ
ならないのだが、昨日山道を1時間かけたことを考えると、とてもじゃないが
返却時間に間に合わない。まずは「遅れます」と連絡を入れ、今度は時間も
ないし有料道路優先で東伊豆へ向かうことになった。九州で辛酸をなめ
尽くした私達にとって、有料道路だってあなどれない。それでも無料の
山道よりはいくらかマシかと有料道路を選択した結果、行きは一時間かかった
道が10分で通過出来てしまった。しかもタダ。ナビには料金所のマークが
出ているのに、どこにも何も取られないのだ。有料だとしたってたかが200円で、
昨日の苦労を思いやればタダ同然の値段だ。あまりのショックにしばらく
茫然としたのでした。ともあれ楽に通れたことは幸いなので、そのまま
熱海へ向かおうと思ったのだが「最短ルート」を選択したらまた凄い道を
走らされてしまった。わずかな距離も無駄にせず、一本線を嫌って横道に
入ったりするのだ。結果、信号のない合流地点で結局なかなか入れなくて
遅くなったりするのだから、大人しくその道を走らせて欲しい。ホント、
ナビには振り回されてばっかりだ。
それでも予定よりだいぶ早めに熱海に到着した。悪路は多かったが、怪我も
事故もなかったのが何より幸いだ。
一人体調を崩したので早めに帰ったのだが、地元の電車が事故で止まって
いて、最後の最後に大変な労力を使ってしまった。やはりこのメンツでの
旅は何かしら、大変なことが起こるらしい。



2006年02月11日(土) 冬の伊豆・1


思えばここんトコ伊豆ばかり来ている。
一昨年の秋に南伊豆、去年の春に東伊豆、夏にもうちょい下った東伊豆、
同じく夏に中伊豆、そして今日、今度は西伊豆に行くことになった。
そもそも私は冬だし雪見風呂がしたくて一泊候補としてちゃんと東北も
入れておいたのに、連れが「伊豆」とか言うもんだからまた伊豆に…。
せっかくだからまだ行ったことのない西伊豆にしたのは私のせめてもの
意地だった。ともかく伊豆。伊豆にしたことで、去年結婚して名古屋に
行ってしまった友達にも声をかけたら、意外にも来てくれたのが幸いだ。
西伊豆というのは最寄り駅からバスで1時間とかいう辺鄙な所にある
観光地なので、伊豆の玄関口、熱海でレンタカーを借りて行くことにした。
今回、電車付プランにしなかったので東京駅から快速で熱海へ。11時に
熱海についてレンタカーを借り、早速乗り出した。事前に何度も地図で
コースを確認して、山を越えて中伊豆へ行こうと計画していたので、
とりあえず熱海梅園の方へ向かいながらナビを操作する。熱海から3駅
行った所にあるのが三島だが、ここまで行くのがホントに遠回りの道しか
なくて大変なのだ。その距離30キロ。ありえないって!(汗)
さて2月なので梅シーズン。梅園までの道のりは混雑していたがその後は
スムーズに進んだ。が、しかし。静岡の道って信号多くて切り替え早くて
せっかちな町なんだろうか、ちっとも進みやしない(怒)
それにしても三島駅の向こうに見える富士山が信じられないくらい綺麗で
大感激だった。スゴイよ静岡!あああぁ、写真撮りたいけど連れが待ってる
からのんびり撮る余裕がない〜(><)
結局30分以上待たせてようやく三島駅到着。無事に連れを拾って、そのまま
中伊豆へ。さっき本で確認しといたおいしい御寿司のお店へ向かうためだ。
そこへの道のりにナビを使ったのだが、あっちこっち引っ張りまわされて
だいぶ遠回りをした気がしてならない。だって一度渡ればいい川を何度
橋渡ったことか…!ともかくランチタイムに間に合ったようで、おいしい
御寿司にありつけた。やった〜やっぱ海の近くはこうでなくちゃ♪
さておなかもふくれたところでようやく観光へ。まずは中伊豆ってことで
常連の滝へ向かった。もうマップを見るたびに「天城越え」が出て来ちゃって
うるさくなるくらい、天城越えだ(なんの話だか)
常連の滝はその知名度に反してフツーに綺麗な滝でした。いやホント普通で。
さて暗くなる前に宿へ向かわなければと慌てて車に乗った。このメンツは
九州で苦労したので、また再びあの悪夢を繰り返すのかと焦ったのだ。
そうして予感は的中した。
もう何年前だったか(最近そんなことばっか。よく年を忘れる)九州へ四泊
五日で旅行に行った時のこと。宮崎の高千穂から市内に出るのに、やっぱり
ナビに振り回されたことがある。一度国道に戻った方が遠回りでも解り
やすいと思ったのに、ナビは山へ山へと案内するのだ。ナビを信じて山中へ
分け入った私達は、山間の田舎で、片側一車線で対向車が来たら広い道まで
延々バックしなければならない悪夢の県道へ導かれるハメになった。
あたりは闇が濃くなって来ているのに、こんな田舎に街灯があるはずもなく、
更に山の中を突き進み、もう引き返せない所まで来たら「通行禁止」と
書かれた看板を見た時は野宿を覚悟したものだ。
あれ以来、私達の間では「県道」は危険だという認識がある。
特に田舎の県道は恐ろしい。
今回の伊豆にしても、曲がりくねった細い道を指して県道と呼ぶ地図を見て
恐怖を感じていた。そしてやっぱりそれは来た。
細い曲がりくねった道がどこまでもアップダウンを繰り返す。辺りはだんだん
暗くなっていく。嫌でも九州旅行を思い出したが、後ろからは横浜や湘南
ナンバーのワゴンが煽ってきたところは余計に恐ろしかった。どうせ走り屋
ぶりたくて神奈川でナンバー取ったんだろ?とか邪推しながら道を譲り、
傾斜角14度とか殺人的な下り坂を、たまにダンプなんかとすれ違って
泣きそうになりながら、一時間くらいかけて何とか西伊豆に着いた。
やっと中央線のある道路に出た途端、運転手は疲労困憊でダウンしたので
私が交代。西伊豆は夕陽が綺麗らしいので、途中で車を止めて砂浜で夕陽が
落ちるのを眺めてからホテルに向かった。…つかなんで太平洋に夕陽が
沈むんだ???
そういや書き忘れていたが、浄連の滝に行く前に「トイレの神様」を祀って
いるお寺に行った。滝までの道を走っていたらくどいくらい看板が立って
いたので、興味が出て立ち寄ってみたのだ。だってトイレだよ!? 地方の
C級スポット好きとしては外せないでしょう!そしたら案の定、C級だった。
ある意味秘宝館。10メートル程度の参道に並ぶお土産屋には、口に入れ
たくない形の飴や赤○むしが並ぶ。いかがわしいフォルムのご神体に、
ずらりと陳列された売り物のパンツ。あとトイレで倒れないようにって札。
ボケ封じの看板もあるし、どうやら高齢化社会という時代にあやかって
「下の世話にならないように祈願する寺」というコンセプトらしかった。
じゃあその売り物のパンツは、それ履けば下の世話にならなくて済むんだ
ろうか。トイレで倒れない護符は、それお土産にしちゃある意味おじいちゃんに
失礼だと思う。でも帰り道にバスでやってきた団体旅行客とすれ違った
ので、けっこう客が来ているらしい。
喜ばれないことは自覚しつつもお土産を買い、早々に浄連の滝に向かった。
さて話を戻してホテル。今回はちょっと奮発したので、夕方ホテルへ到着
した時、玄関先に乗り付けたら跡は従業員が車を駐車場に収めてくれる
丁寧っぷりだった。しかも部屋に入ってすぐ、中居さんが抹茶を持ってきて
くれたし、海に突き出した建物の2階にあるその部屋(しかもフロントは
4階)は、海が間近に見えて波の音もよく聞こえたし。
しばらく部屋で休んだ後、露天風呂に向かった。
またここがすごかった。館内から草履を履いてつづら折りの坂を下り、
体が冷え出した時分に着いたのは絶壁の隙間をくり抜いたような露天風呂
だった。もちろん眼前には大海原。午後7時近くで誰もおらず、今なら
男湯だって入れるって(やめれ)ほど静かでゆっくり3人だけで入れて
満足だった。…ああ、夜の海で岩場に波が当たる素敵な景色を眺めながら
露天風呂ってステキv
部屋に帰ると夕食の準備が出来ていた。五輪を見ながら磯尽くしを頂き、
布団も敷いてもらってしばらくごろごろする。その後、内風呂に入りに
行きしばらく長風呂に浸かっていたが、私一人先に上がってきた。まぁ、
早いと言っても1時間は入っていたけども。
ソファに座って再び波の音に耳を傾ける。
ああ、冬の荒波ってモエだ…。都密が書けそう♪
そのうちそのまま寝てしまいそうになって、帰ってきた連れに起こされた。
皆今日は疲れたので、そうそうに布団に入ったのでした。



2006年02月10日(金) お風呂でバッタリ


もうだいぶ前の話になるが、内定をもらった夏に友達と
東北に旅行に行った。その旅行は一味違っていて、本来なら
レンタカーを借りて自由きままに移動したかったのだが、
あいにく車の空きが無かったので、タクシーであちこち
回ってもらうことになった。結果的に余計な回り道は
しなくて済んだし変わった場所も回ってもらったし
ネイティブな東北弁のおっちゃんと仲良くなれたしで、
これはこれで楽しい旅になった。
どこで住所書いたんだか小岩井農場からはいまだに通販の
パンフが来るし、奥入瀬渓流と田沢湖はマイナスイオン
湧きまくりの本当にステキスポットだ。山が深いし未開の
文化が潜んでる感のある東北は本当に魅力的。
特に田沢湖は透明度が高くて綺麗な湖だし、私には
どうしてもミスマッチに見える洋風の黄金像が代表物と
して建ってるし、なにげなく扉を開けたら壁が塗りこめ
られてる古い部屋という、いまだかつて泊まったことの
ない暗い廊下と陰気なホテルにも泊まれたし、
なかなかインパクトがある旅だった。
ところで、不用意に全裸を見られたことがあるだろうか。
私はある。
この旅の最終日、日帰りで乳頭温泉に行った時のこと。
ローカル線のマイナー駅で降りてバスに揺られ、バス停から
さらに徒歩で行った所にある乳頭温泉のとある宿で日帰り
入浴した。当時から私は風呂好きで、そんなメジャーにも
なっていない乳頭温泉だったが憧れスポットだった。
そんな聖地の日帰り入浴がなんと300円。かなり安い。
ぽつりぽつりと点在している入浴施設を全部入って回っても
充分安い。しかも施設内の自販機も、ジュースが110円と良心的
価格。本来、ホテル内は150円とか、田舎だったら200円取っても
おかしくないのに、更に安い110円。かなり好感を覚えた。
しかも田舎の山奥だからか、風呂場が混浴。本来、いつ男が
入ってくるか解らない混浴なんか入る気もしないのだが、
こんな山奥まで来て憧れの乳頭温泉の露天風呂、とつい
誘惑に負けて服を脱いだ所で入ってきたおっちゃんと
全裸で鉢合わせした。いや、全裸は私だけだが。
まさか一緒に入るほど神経強くもないので、そそくさと
服を着て結局足もつけずに出て来てしまった。あれ以来、
乳頭温泉に行ってないし思い返すだに悔しい。いや、
見られたことがじゃなくて、露天に入れなかったことがだ。

…そんなことを、乳頭温泉が雪崩で大変だったニュースを
見てふと思い出した。入浴中一番まったりしているところに
全裸でいきなり頭から雪かぶったらショックだろうなぁ。
ああ、かえすがえすもやっぱり入っておくべきだった。
(いえ、ご不幸は痛ましい限りですが)
それにしても、こう、いやらしい目つきで見られる訳じゃ
なくうっかり見られちゃった全裸は別に恥ずかしくないと
思うのは私だけだろうか?相手だって絶対、咄嗟には
「あ、肌色の塊」くらいにしか見えてないと思う。ねぇ?
私だって目が合ったのに騒ぎもしないで無反応だったし。
つまりここが言いたかったのですが、よく少女マンガにある
「きゃああちかん!」とかいう展開には早々ならないと
思うのですよ。せいぜい「あらあらまぁまぁ困ったわ」
ってくらいか(どんなだ)



2006年02月06日(月) 荒技


今週の土日は温泉に行く予定だ。
だが、もうそろそろ来てもいいはずの月イチの
モノが来ない。出来れば温泉行くまでに終わって
しまいたいし、そうとなればそろそろ来てくれないと
困る。これくらいの話題なら出しても平気だろうという
レベルはだいたい掴んでいるので、職場で話してみた。
「今週温泉行くから早く来て欲しいんですよね〜」と。
すると、一人の子がさりげなくスゴイことを言った。
「ああ、解りますよそれ。私も早く来て欲しくて
おなか殴ったことありますもの
「…。は?」
一瞬、水を打ったように静まりかえる給湯室。
絶対皆、内心

「ありえねェ」

と思ったに違いない。
ホントにそれで早まるモノなのか?



2006年02月05日(日) 無理なこと


金・土の夜の習慣、ひろなり氏と語らうために■の
茶場へ向かったところ、なんとそこには既に知らない
方々がいた。驚いたが、とりあえず入ってみる。しかし
どうも反応がない。退出しないで逃げるように落ちたっぽい。
初めての事態で、怖いのでその日は黙って退散することにした。
後で発言をたどってみたのだが、言ってることが意味不明。
よく解らない技名を叫んでみたり「どうですか」を
連呼してみたり。男の人かなぁ…と思ったが確証はない。
■に男心をくすぐるコンテンツがあるとは思えないし
今までもずっと、そんなお客様に会ったことがない。
■にしかリンクしてないはずの茶場にどこからやって
きたのか見当も付かない。どこかで晒されてたら
ヤだなぁ…私、何かやらかしたのだろうか(汗)
そんな話を、翌日ばったり会ったひろなり氏と話して
みたのだが、ラチがあかないので対策を立てることにした。
もし来ていたのが男性だったとしたら、ここはBLスキ
サイトだと(そうだったんか)アピールして身を引いて
もらうのが一番ソフトなんじゃなかろうか。そうだ、
都筑と密になりきってなりチャしたらどうだろう?
しかしいきなりつまずいた。
「受っぽい密が想像できない」
もうクロサキストとして致命的だが、私もひろなり氏も
おとなしく都筑に押し倒される密というものが想像出来ない
のだ。何かよからぬことをたくらんでたり、股間を蹴り
上げたりする密じゃないと、なすがままヤられる密って
ありえない。いや、魅力的に見えない。仕方がないので
「雪山遭難でどうよ?」と譲歩をした。しかし肌を
寄せ合って暖を取る時になって「…俺が怖い?」とか
言っちゃう都筑がまた壮絶にキモいのだ。
いやっそんな恥ずかしい展開耐えられない!(><)
「…俺を信じて」とか「…お前なら」とか言い合う
二人を想像して、こっちも二人して身もだえる。
いや〜〜〜どうしてこんなに激しい拒絶反応が起こるの!?

…ので、次に見知らぬ男性にチャ場で会ったら、
一見楽しそうに盛り上がってるふうを装いつつも
一種苦行のような魂の限界をさ迷いつつのキャラチャか、
悲壮感漂わせて死ヌ気でキャラチャをしていると思う
(それほどツライ)



2006年02月03日(金) 運気暗転


仕事帰りに旅行代理店に寄って代金を支払って行こうと
思って昼休みにお金を下ろしていたのだが、代理店に
行って驚いた。3%割引の株主優待券を忘れたのだ。
たかが3&%とはいえ、5万以上支払ったらその額は
バカに出来ない。また来なきゃ行けないと思うとああもう
バカなんじゃないの私!? といくらののしっても
収まらない。あまつ、こないだのメモリスティックも
返品か買い替えして来ようと思ったのにそれも会社に
忘れ…さっきまで仕事は順調にしていたはずなのに、
急にその仕事も何か手落ちがあったんじゃないかと
心配になる始末。なんだか夕方から運気が暗転した
気がしてならない。まるで運勢占いに

「夕方からの運気は急転します。気をつけてね☆」

って書かれてたがごとき急降下ぶりが怖い…



2006年02月01日(水) メモリスティック


愛用のマックのノーパソがいまだにネットに
つないでない状態(というかつなぐ予定なし)
なので、データのやりとりはMOを使っている。
でもこれがいい加減面倒になってきたのでメモリ
スティックを買うことにした。
USBに差し込む小型の保存媒体だ。
電気屋さん行って、探すのが面倒なので「メモリ
スティックどこですか」と店員さんに聞いて
案内してもらう。色々種類はあったが、シンプルで
スマートなデザインを選んで買ってきた。マックが
絡むとどうもデザイン性を重視してしまう。
ところが帰ってきてそのメモリスティックを見て
驚いた。さっきレジに行った時までは付いて
いなかったコピーが付いているではないか。そこに

この製品は壊れる場合があるので、壊れたら
一ヶ月以内に取替えに来て下さい。


だって。
ふざけんなよ!?
そういうことはレジで言え。


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