ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2011年06月29日(水) マハリクマハリタ

今夜もナナがやってきまして、先ほど帰っていきました。

今日の夜になって電話がきましてね。「行っていい?仕事大丈夫?」と。
しょうがねえ、「いいよ。大丈夫」って言いました。
だってもうホント、来月半ば頃まではしょうがねえんだと思います。やれやれ。

何よ、少し前ならナナに会えるって言えば小躍りしてたくせに。と思われそうなんですが。
だってーー

ナナのヤロウったら、ワタシに対して失礼なんですもの。
ワタシのことちぃっとも大事にしないんですもの。
そりゃ、最近のナナは、ワタシのことなんて課題の道具としか思ってないのはわかってましたけども。
道具って、大事にしなきゃいけないもんなんじゃねえんですかい?親方ー。
って、自分で言っててなんだか悲しくなりますが。

このワタシのやさぐれ具合を決定づけたのが、先日スロージョギング中に雨に降られた日のことであります。
雨にぐっしょり濡れながら家路を急ぐワタシのもとへ、ナナから電話が。
雨の中、携帯を取り出すのもイヤだったんですけども。
なにしろワタシは丸腰。
ワタシが濡れるってことは、携帯も濡れます。
水没マークが出てしまったら、出費が大変なことに!

でもしょうがねえ、出ましたよ。

ナナ、こちらの状況を確認せぬまま、「教えてほしいことがあるんだけど」とべらべら話し出しましてね。
で、答えられるところは答えたんですが、ちょっとうろ覚えだったもんで、家に帰ってからちゃんと調べて話したいなと。
それ以前に、携帯濡らしたくないなと。
てことで、
「今、外走ってるとこなんだけどさ、雨降ってずぶ濡れ状態なのよ。だから長く話せないし、ちゃんと調べたいから家に着いてから折り返し電話するのでいい?」
と話しまして。

そしたらナナ、「わかった、じゃ、よろしく」と。電話を切りまして。

・・・・(・_・)

なんか足りなくね?


人によって違うのかもですけど、ワタシがナナの立場なら、自分が電話してべらべら話した後に、相手がこの状況だって知ったら、まずは
「ごめん!」だし、さらに「大丈夫?」とかですね。
てか、自分の大切な人なら「迎えに行くよ!」って咄嗟に出ちゃうですよ。着く頃雨がやんじゃったとしても。(まぬけ)
相手が嫌いな人だったとしたって「えー、大丈夫ですか?風邪ひかないでくださいねー」くらいは言います。
社会的慣習として、というより、なんか、感情として咄嗟にそう思ってしまいます。

なのにこのオンナったら、まったくそういう気配がなくてですね。

なもんで、調べ物して電話したときに、「ああいうときは少しは心配するもんだ」と言いましたら、

「心配してほしいんだろうなというのがわかったので、スルーしてしまった」ですよ。


かっちーーーん ときましてね。


まあ、ワタシの日頃の言動とかね、そういうことにも問題があるかもしれませんが。
ワタシ、このときは「心配してよーん」的なかまってチャンぽい気持ちはまったくなかったんです。
ちなみに余計なことですが、ナナの夫・パパはこの手のかまってチャン発言は日常です。
なもんで

おまえんちのダンナがそうだからってなー、
ワタシまで一緒にするんじゃねえよ!(しかもパパの相手はするくせに!)
それにおまえ、頼み事してるんだろうよ!
それなりの態度ってモンがあるだろうよ!
ワタシが風邪ひいたら、あなたとりあえず今月いっぱいは困るんじゃないの?

とかまあ、いろいろ思いましてね。

たまには意思表示しようと決意し、言いました。


「なんだそりゃ。  あー、もう手伝わないから」 とな。


強迫じゃないですよ。
もう手伝いたくなくなったんです。
ワタシは「ナナに好かれたいから」とかそういう気持ち抜きで、上記で言えば「大丈夫?」とか「迎えに行くよ!」という、どちらかというと衝動的人助け的気持ちでもって、自分の時間を犠牲にして手伝っているわけですよ。
ワタシはナナの課題に時間をとられても自分の今の状況をなんとかクリアできるけど、ナナはワタシの手伝いがないと課題を提出できないらしい(てか、この時点で何かおかしい)、と思うから手伝っていたんです。

なのにこいつときたら。
雨に降られてずぶ濡れの友人に対して「大丈夫?」って言うのすらもったいなかったらしい。
話にならん。
ヒトとして終わっとる。
嫌い。

と思ったので、もう手伝いたくなくなったのです。

そうしましたら、ナナ、

「うそ・・・ごめん・・・」と。


「ウソだよ(´∀`) ちゃんと手伝うよ」

言ってほしいんだろうなというのがわかったので、スルーしました。
スルーしたまま、調べ物について少し話した後、電話を切りまして。


プリプリしてましたら、10分ほど後になってまたナナから電話。
手伝わないって言ったのに、なんかまた質問してきてます。
しかも、「そんなのどうでもいいことだし、そうでないとしてもあなたの手持ちのモンで調べられるんじゃないの?てか、あなたの方が詳しいでしょ」という内容。

たぶん、「じょりぃ、ホントにもう手伝ってくれないほど怒っちゃったのかな・・・」と不安になって、それを確認するために電話してきたのでありましょう。

そうなると、なんかかわいそう、なんて思っちゃいましてね。(愚か)
ひととおり、こうじゃないの?ああじゃないの? なんて話をしまして。電話切って。

まーたそれから10分くらいして電話がきました。同じくどうでもいいことで。

そうなると、なんかかわいいじゃん、なんて思っちゃいましてね。(愚か)
なんとなく「ま、いいか。今はナナ、いっぱいいっぱいでダークサイドに落ちちゃってるのね」なんて思って許すことにしたんですが、
許していながら、わだかまっている・・・というか、「それだって、ワタシのことあんま舐めてんじゃねえよ」みたいなことは思っておりました。

舐めてんじゃねえよ、と思っているというのに、その週末にもちゃっかりナナは家にやってきまして。
最初は氷のように冷たい態度を取っていたワタシだったんですが、途中からなんだか反省してしまい、フツウに戻りました。


で、態度はフツウに戻りつつも、「なんか利用されるだけって感じさせられるのは、もうヤダ」という気持ちもふつふつと湧いてきちゃってたんですよ。
ナナが看護師になるための道程に道行きできるのは光栄なことである!という気持ちでお手伝いしてきたわけですが、
雨でずぶ濡れってときに「大丈夫?」のひとこともかけてもらえないようなワタシって、いったい何なのさ、とな。


・・・・と、わだかまってるっつーのに、3日しか経ってない今夜、また来たわけですよ、ナナ。なんの笑い話だっつーの。
しかも、やってきたナナから話を聞いてみれば、ハナからワタシの助力がなければ絶対できないようなモンを患者さんに作ってあげる、ということだったんですわ。
もちろん、それは採点対象になります。
ちなみに、どんなモンを作るかは、学生の自由なのです。
自由なのに、自分だけでできるモンではなく、ワタシがいなければできないようなモンにしてしまったと。

「そんな、『じょりぃがいなければ』なんて、自負しすぎじゃないのー?」って感じですが、これは断言できます。
学友も含め、ナナのまわりでソレできるのって、ワタシしかいないと思います。
しかも、今夜の今夜で。


「あなた、これ、ワタシが魔法のようにパパパッとできるとでも思ったの?」

ナナから話を聞いたあと、まずは痛烈なイヤミをかましましてね。(ナナもイヤなオンナですが、ワタシも相当ですな!)

「じょりぃならできるかと思って・・・そんなに大変なことなのこれ?」
「とりあえず、あなたの言ってることは物理的に不可能だし、なんとかしたいと思っても急に言われたから、必要な物資がない」
「あたしの持ってきたものでは足りないの?」
「足りないというか、違うんだよ、それ。あなたの求めているものを作るには」
「どうしよう」
「いつ提出? まさか」
「明日」
「・・・代替案を考えよう。限りなく近いものを作る」
「・・・すみません・・・」


でもほら、「ワタシが魔法のようにパパパッとできるとでも思ったの?」」とかイヤミをかましましたけど、ワタシ実は魔法が使えるモンですからね。
ナナが見てないところで、マハリクマハリター!ヤンバラヤンヤンヤン!とかやっちゃって。
あとは足りない物資をどうするかってことで、ふたりして深夜0時を目前にした時間に、ソレのありそうな店を何軒か巡りました。(魔法で出せよ)

その途中、ナナが「わー、すごい古いタイプのラブホがある」と。
「このへん、ラブホ多くてさ。しかも全部、その手の古いのばっか(笑)」
「そうなんだ」
「ラブホ、行ってみたいなー」

ワタシ、実はラブホというものに入りたいとはあまり思わないんですけども。
偏見かもしれませんが、なんかこう、清潔感に欠けるイメージがありますし、盗撮されたらどうしよう!なんてことも考えちゃったりして。
なので、えっち目的で入りたいとは思わないんですが、ラブホというものがどういうところなのかは知りたいんです。
そしてできれば、ナナと一緒に行って、ナナのラブホにまつわるエロい話とかぽろっと聞ければホントにうれしいな、と。
そんなワタシの乙女心。
清潔感でいえば、ワタシの部屋のワタシのベッドの方がよほど欠けているとは思うんですけれどもね☆えへ

「行ったことないんだっけ?そういえば」とナナ。
「うん、ない。今度一緒に行って」<とりあえず言ってみた
「いいけど別に」<すごくどうでも良さそう

なーんて楽しい会話もあったりしたんですが、探し求めていた肝心のソレは

なかった(°▽°)


プランBで行くしかないよ、と諭し、ナナも納得したんですが、実はワタシが納得していなかったので、ソレを家捜ししてみましたら。

あった(°▽°) 最初から探せばよかった・・・。


で、あとはナナが患者さんと一緒にやる作業だけってところまでできたのに、その後もなぜかぐずぐずと腰を上げないナナに
「じゃあワタシ、自分の仕事したいから(帰って)」と冷たく言い放ちまして。
こんなワタシを7〜8年前のワタシが見たら、あわあわしながら後ろにひっくり返った後に、その勢いで後転し続けながらナナに謝りに行くでしょう。
あの頃のワタシはかわいかった。
と、ナナも思っていることでありましょう。


ナナの車までナナと一緒に歩いてましたら、ナナがめずらしく

「ホントに助かったよー。無理言ってごめんね。どうもありがとう。
 何かお礼させてね。何がいいかなー」と。


「ありがとうー」はいつも言ってもらってるんですが、いつもとはビミョウに違う腰の低さを感じます。
まあ、ここのところ、ワタシったらホントにナナに冷たいわ意地が悪いわでしたからね。
ナナもちょびっと「やべー」とか思っていたのかもしれません。
あるいはホントに「すごくありがとう」って気持ちだったのかもしれません。
でも今現在のワタシはそんなの、どっちだっていいです。
なぜなら、ワタシは、お礼してくれるならこれがいいな、ってモンが咄嗟に浮かんで、そのことで頭がいっぱいになっていたからです。


「お礼してくれるならさー、一緒にラブホ行って」

少し、間。

「いいよ(笑)」とナナ。


いいんだ? 

いいのかな  
いいんだよね別に  
ともだちどうしでもはいるもんね しらないけど


ええと、しかし。
ワタシにエロ系な下心は、ない。
ナナとラブホというものに行ってみたいだけです。
や、ナナに対して桃色なものは常に脳から分泌させているワタシではありますが、
「課題を手伝ったお礼にラブホでにゃんにゃんさせろ」とかはさすがに思いません。
それに、もしにゃんにゃんに及ぶとしても、ナナがもうちょっと痩せてかr  なんでもないです。

ということで、言葉を添えました。

「一緒にラブホ行って、DVD見るのだ( ^ ω ^ )」
「DVDかー。いいね。だとすると、泊まりがいいのかな、休憩なのかな」

ちょっとここで桃色が分泌されてしまいました。
何その、休憩とか、甘美な言葉。

「やー、 どっちでもいいけど」
「休憩かな? 泊まりは難しいな」
「そうだねー。だいたい、ラブホに泊まりだと、お互い家族に何て言って出かけたらよいかわからん」
「だね。  よしわかった」

よしわかった、の後、ナナ、最後に自分の車のハンドルに向かってこの言葉で締めました。

「DVDね」


何今の。
ワタシに念押ししたのかしら。
それともハンドルさんにそっと教えてあげたのかしら。
それとも「DVDだから不貞じゃない」って自分に言い聞かせていたのかしら。
てか、DVDは別にどうでもいいのよ?
ラブホね、ラブホ。 メインはそっちだから。
別にDVD観なくても、ご休憩でにゃんにゃんでもいいのよ!<さっきと言ってることが違う


ワタシのことちぃっとも大事にしないけど。
まだ氷のかけらはワタシの中に残っているけれど。


いよいよラブホでご休憩かー(*´∀`*)   


「DVDね」<これはマハリクマハリタで削除







2011年06月17日(金) 気持ち悪さはモノグサに勝つらしい

少しさかのぼりまして、ナナが我が家に勉強合宿に来ていた頃のことです。
小ネタです。


ナナの車の音が聞こえたので、ワタシは外に出迎えに行きまして。
合宿に備えたナナの荷物ったらすごいんですよ。
パソコン一式がありますし、それに加えて、テキストやらプリントやらがごっそり。
一度で運ぶの無理そうなので、手伝ってあげるやさしいワタシ。
いつものことですが、自分で自分のことを「やさしい」とアピールした途端、やさしい人とはとても思えなくなるこの不思議。

そんなわけで、ナナの車まで行き、荷物を受け取りまして。
さて、玄関に歩き出そうと思ったところで、ナナが言いました。


「カギ、つけっぱなしでいいかな」と。


何いきなり。
カギ って何のカギの話?
もしかして、自分の車のカギ?


「車のキーのこと?」とワタシ。

「そう」


んなこと人に聞かず、自分で決めろっつーの。


「抜いておけば?」とワタシ。

「大丈夫じゃない?」


そう思うならワタシに聞くなっつーの。


「このへん泥棒多いらしいよ?」とワタシ。本当なんです。

「えーマジー? めんどくさいなー」

「キー抜くくらい、たいした手間じゃないでしょ(笑)」


めんどくさそうに、ハンドルの下からキーを抜くナナ。



「カギかけなくていいよね?」 とナナ。


今度はなんだっつーの。


「は? ドアを施錠するかってこと?」

「そう」


だからなんで自分で決められないのか。
だいたい、たいした手間ではないんですから、いちいちワタシに聞くくらいなら施錠しちゃったほうが早いと思うんですけどねえ。


「盗られて困るようなモンないの?」とワタシ。

「ない」

「ふーん。なら・・」

「あ、ナース服がある」


そんなお宝が。


「そりゃ狙われるぜ?(笑)」

「でもいいや」

「いいの?」



てくてくと歩き出したところで、ナナが言いました。


「そういえば友だちが、車からナース服だけ盗まれたんだ(笑)」

「だろうね。 ワタシだって盗みたいもん。あなたのナース服」



ワタシがそう言うと、ナナ、キーを車に向けて、ぴっ と施錠いたしました。

何そのタイミング。



ということで、ナナのナース服は盗めませんでした。
そもそも盗む気はなかったんですが、今これ書きながら、なんだか無念な気持ちに襲われております。











2011年06月11日(土) 忘れていたしあわせ

前回のナナワタに引き続き、久々のお出かけデエトのときの話です。

映画の後に食事に行きまして。
お腹の具合が戻っていなかったワタシは

「ええと、 パンとコーンスープ。 お願いします」

という、貧乏な人のような恥ずかしい注文ぶりだったんですけれども。
それでもこれだけの食事をするのは久しぶりです。緊張しました、食べるの。痛みがひどくなったらどうしようと。

ナナは普通に食べまして。
食べるときは、髪をシニヨンめいて軽くまとめて食べていたんですけど。
食べ終わる頃になって、髪をおろしたんですね、ナナ。
おろした髪を、こう、背中にもっていかないで、デコルテにむかって垂らしてましてね。
腕の付け根のラインくらいまでは髪があるくらいの、ちょっと長めの、今のナナの髪。

そしたらまあ、

こんなこと書いても、読んでくださってるかたはちぃっともおもしろくないでしょうけれども。

髪をおろしたナナのかわいいことったら。
一緒に勉強してたときはいつもひとっ縛りで気づかなかったけど、
キミ、今そんなにワタシ好みな髪型だったのかね。
そのナチュラルにゆるくカーブするクセっ毛、ワタシ大好きさ!

って思っちゃったら、ナナが話してる途中だってーのにワタシったら

「むふっ」

って笑っちゃいましてね。
だって、ナナ見て「か、かわいいーーーー(*´∀`*)」なんて思うの、ホントに久しぶりだったもんで(失礼千万なワタシ)、ホントにうれしかったんです。

当然ナナは「は?」みたいな顔をしまして。
話の途中で、何の脈絡もなく「むふっ」ですからね。
なので、話をさえぎってむふってしまった者の筋として、ナナの話が一段落したあと、お伝えいたしました。


「髪おろすと、すごいかわいいね。 (*´∀`*)ふへ」 とな。 気持ち悪く。


そしたらナナたん、

口元を軽くキュッと結んで視線をワタシから外し、


ワタシの言葉を不機嫌そうに無視しました。


まーた、そーゆーツンデレ風味なことすると、ワタシにさらにしつこくされちゃうんだってばよ。
なにしろ今日のワタシはとってもゴキゲンなんだってばよ。
だってだって・・・


ぽわわわわわわん--------(数時間さかのぼって回想シーン)--------


ナナを迎えに行って、ふたりして車に乗り込み、行き先をどうしようかと相談しているさなか。
ナナは話しながらも、プリント見ながら何か書き込んでおります。

あー・・・今日も勉強やら仕事やら持ってきたのか・・・。
今日もあんまり余裕ないのかな。
ワタシもしかして、無理につきあわせちゃってるのかな・・・。

なんて思いながら運転し始めまして。
車が進みだしても、相変わらずナナは何か書き込んでおります。

「酔わないでね?」とワタシ。
「だいじょぶ」とナナ。
「・・・仕事や勉強、大変なようなら、今日出かけるのやめて一緒にそっちやる?」
「ん? ああ、これはそういうんじゃないよ(笑)
 スケジュールの調整してるだけ。外回り実習始まるから、希望を書き出して申請しなきゃならないんで」
「そうなのか(・∀・)」 って、それも仕事だか勉強だかだけど。

しばらくしてナナが

「次女ちゃんの高校の文化祭があるんだけどさ」と。
「うん」
「次女ちゃんとこの出し物が、これこれこういう感じなの。おもしろそうじゃない?」
「おもしろそうだね」

間。

「行きたい?」とナナ。
「行きたい!」とワタシ。「あなたも行くんでしょ?」
「あたしはその日、模試があるの」

(°▽°)ワタシひとりで行ってこいという話なんですかこれ。

「え。 ワタシひとりで行くのー?」
「あはははははは」
「や、ひとりでも行くけどさー・・・小学校ならアレだけど、高校だと行きづらいなー」
「大丈夫。その模試は休んでも平気らしいという情報はつかんでいるから。サボるよ」
「平気なの?」
「うん。一緒に行こ?」
「うん(*´∀`*) 」

いつも思うんですが。
ナナの誘い方って、こっちの様子見てからって感じで、ちょっとズルイ。

「で、文化祭っていつ?」とワタシ。
「10月●日」

今月とかの話かと思ってたよ!

「こりゃまたずいぶん先の話だな!」
「(笑) だって、今、スケジュール帳がちょうど10月だったんだもん」
「なんだそりゃ(笑)」

なんつって、今からそんな先の話するなよーばーか、めいた空気を醸し出したじょりぃだったんですが。

実際は。

そんな先の予定にワタシを組み込んでくれたことが、もう、うれしくてうれしくてですね!(たまたまスケジュール帳が10月を開いてただけですけど)
ワタシ最近、「ワタシがお役に立てるような用事がなければ、ナナは別にワタシに会わなくても平気なんだろな(´・ω・`)」なんて気分になっていたもんですからね。
ワタシが役立たずであろう状況において、しかも何ヶ月も先のイベントに、ナナがワタシを誘ってくれたことがうれしかったんです。


さらに。

「二学期になると、今よりいくらか余裕できるんだ」とナナ。
「そうか。よかったね」
「うん。プライベートな時間も少し持てるようになると思うんだよね」
「そうか」
「だから 出かけようね。もっと」


それって、ワタシと一緒にってことだよね!?


「うん(*´∀`*)」
「泊まりもできるかも。絶対とはまだ言えないんだけど、でもできるようなら、ちょっと遠出してさ、どっか行こ?」
「うん(*´∀`*)」

今まで「遊ぼー」という一言すらはばかって、ぢいいいいっとガマンだった日々は無駄じゃなかった・・・のかもしれない。
たとえ実際にお泊まりできなくてもいいんです。
そんな風に思って、誘ってくれるなんて、ホント、ここ数年のことを思うと夢みたいです。
しかも、ナナに対して下心とか欲望の桃色ホルモンとか放出しているワタシを誘ってくれるなんて、
こりゃ今度のお泊まりは手を出さないと申し訳ないかもしれません。  なんてことはホントはまったく思ってません。


んわわわわわわぽ--------(回想シーン終了)--------


食事も終わって、あれこれとおしゃべりしてましたら、もうナナが帰らねばらなない時間に。

「あ、ここはあたしが払うから」とナナ。「映画代出してもらったから」と。

「映画はさ、ワタシが観たいやつにつきあってもらったからいいのだ。ここも払う」とワタシ。えーかっこしー。
「なんでそんなにじょりぃが(笑) 映画代もちゃんと払うよ。で、ここは払わせて。勉強手伝ってもらってるお礼もしたいし」
「や、そのお礼はさ、もう頼んであるじゃん」
「なんだっけ?」
「プリクラ(・∀・*) 一緒に撮ってね、って、頼んだ」


なにしろ、ナナとワタシ、ふたりで写ってる写真というものがですね、
再会後、ただの一枚もないんですよ!
再会してもう10年くらいなのに、これってすごくないですか。
ふたり一緒に写ってるのって、中学のときの写真だけです。
でもそれって、邪魔なその他大勢もいますしね。もう他の子全部塗りつぶしたい気分。

携帯でカジュアルに撮るとかいう手もありますが、ふたりともダメですそれ。
恥ずかしくて、とりあえずワタシはゾンビがふざけたような表情になるのは必至ですし、それになにより、ナナは絶対「わざわざ」なんて一緒に撮ってくれません。
ならばいっそ、もっと恥ずかしいプリクラで。
しかもほら、今のプリクラって美しく撮れるじゃないですか。実物より、全然。
せっかくのツーショットです。
しかも、最初で最後かもしれないツーショットなら、美しく残したいではないですか!


てわけで、課題を手伝っているときに、ナナが「お礼したい」ともなんとも言っていないうちに、
「こんだけやってるんだから、お礼しろ」と催促し、「お礼はプリクラツーショットで」と、顔真っ赤にしてお頼み申しておいたのです。
で、そのときは「やだよ」「絶対撮らない」とか言ってたナナだったんですけど、
「ならもう手伝わない」という、卑怯この上ない強迫をしましたら、「じゃあ、気が乗ったらね・・・」と、一生気が乗らなそうな顔でイヤイヤ承諾(?)していたのでした。


「プリクラかぁ(笑)」とナナ。
「そうだ。プリクラだ」
「それは撮るよ。撮るつもりでいたよ? だからそれはそれでさ、ここは払う」

え!

「え! 撮るつもりでいてくれたの?」
「うん。まあ(笑) だってしょうがないじゃん」

言ってみるもんですね。

「やった! てか、なんか恥ずかしいんだけど!」
「撮るのやめてもいいけど?」
「やめない(・_・)」
「今日、シネコン行ったとき撮ってきちゃえばよかったね。あのとき思い出してればなー」
「うわ。ホントに撮る気あるんだ」

ワタシは撮りたいのか撮りたくないのか。

「今から撮りに行く? このへんだとどこにあるかなぁ」とナナ。
「何その積極性」 ワタシは撮りたいのか撮りたくないのか。
「(笑)だって撮るまでうるさいんでしょ」
「あなた今日もう時間ないけど平気なの?」
「あ、ダメだ」
「後で絶対撮ってよ」
「わかったよ」
「じゃあここは割り勘にしよう(*´∀`*)にこにこにこ」


で、店を出て、ナナを家まで送り、じゃあねーと別れてきたんですが。
車から降りながら、ナナ、
「また遊ぼうね」と。にっこりと。



ワタシ、この日のデエト、本当に何年ぶりかで「ああ、楽しいな。しあわせだな」って、ナナと一緒にいて心から感じまして。
ナナはきれいにオシャレしてて、よく話して、よく笑って。
って、普通は友としてもあたりまえの時間の過ごし方なんでしょうけど、そのあたりまえが、長いことできずにいたワタシたちだったんです。
振り返ってみると、長かったですよ。
久しぶりですよ。
こんなに楽しそうなナナと過ごしたの、どれくらいぶり? 
気持ちに余裕のあるナナと過ごしたの、何年前だろう?
ワタシが喜んでる顔見て笑ってくれるナナを見てまたワタシが喜ぶなんてことが、かつてあったことすら忘れてました。
今はナナ、忙しいし余裕ないからしかたないんだ、と自分に言い聞かせながらも、何度も「もう前みたいには戻れないのかな・・・」なんてことも思ったりした愚かなワタシだったんですが。

余裕があれば、楽しく過ごせるんだ。
余裕があれば、ナナはやさしい。
余裕があれば、ナナはオシャレさん。
そして、時間さえあれば、ナナはワタシと会いたがってくれる。遊びたがってくれる。
ということがこのたびのデエトでわかって、ワタシはとっても安心して、うれしかったのでした。
ナナと別れてひとりになってからも、心がずっとぽっかぽかで、しあわせでありました。


まあ、また次のナナワタあたりで
「ワタシのことパソコンのオペレーターくらいにしか思ってないし!ヽ(`Д´)ノ」なんつってプリプリしている自分の姿も、まぶたの裏に浮かびますが ァ'`,、('∀`)
プリプリと言えば、そうだ、プリクラ、いつ撮れるのかなー。うふふ。ふへへへ。


最初で最後のチャンスかもしれないんですし、
となると生涯でただ一枚のツーショット写真になるかもしれないわけです。
だから


ナナがもう少し痩せてから撮ることにしよう(´∀`)  <愛されない理由








2011年06月08日(水) 自意識過剰の嵐

久ーーーーーーーーーーーーしぶりのナナとのお出かけデエトの本日。
前回のナナワタやマシマロでもくどくどと申し上げましたように、ワタシのお腹はピーピーピーのどんひゃららでございましてね。
しかし。
デエトの日の朝、「よし、これなら出かけられそうだ」とお腹の具合を確認し、気持ちと肛門を引き締めるじょりぃ。
いってきまーーーーす。


ナナの家に着きまして。
おう。 庭が、なんという雑草のカオス。
しかしここまでのびのびと伸びていると、かえって趣があるような。
玄関まで続くアプローチが、まるで森へと続く小径のようです。
リスとかが「いらっしゃい」なんつって出迎えてくれそうです。どんぐり囓りながら。
どんぐり囓ってるリスをそのまま丸飲みするヘビすら出てきそうです。
奥の方に行けば、おつかいの途中の赤ずきんちゃんにも会えそうな、そんな佇まいのナナんちの庭。
ええ、かなり良い風に表現してますが。

赤ずきんに会えないまま玄関に到着し、ピンポン押しまして。
いつもならインターホン越しに「はい」と不機嫌そうな低い声が聞こえてくるところですが、
今日は玄関の扉のすぐそばから「はーい」と、いつもよりちょっとだけ機嫌の良さそうな不機嫌そうな声が。
そしてめずらしく、すぐドアが開きました。

「おはよ」とワタシ。
「どうも。おはよ」とナナ。

おおう!


オシャレしてる!
お化粧してる!
かわいいじゃんか!


前回のナナワタをご覧になってくださったかたならば、ワタシのこの喜びがいかほどのものかご理解いただけることでございましょう。
(てか、ナナったら、ホントにナナワタ読んでたりして!ぎゃあああ)


にこにこにこにこにこにこ(*´∀`*)

このうれしさをナナに伝えたい。
だって今日ももしかしたらテキトウなカッコのナナだったりしてとか思ってたもんですから。
でもちゃんと、気合いの入ったオシャレしてるーー。
このうれしさを、よろこびを、おめぇかわいいじゃん!て気持ちを、ナナに伝えたいーーー。
なんか言うぞ!


「庭、すごいねこれ。草ぼーぼーぶり」 <なんか言った


なんでワタシ、思ってることと違うことをいつも言ってしまうんだろう・・・。


「すごいでしょ。もう人の住む家じゃないって感じだよね(笑)」とナナ。
「いや、ここまでくるとかえって趣があるよ。ちょっと物語の世界に迷い込んだようだった」
「ヤギを飼おうかなと思って」 <真顔で唐突に

ヤギ?(°▽°)

「ヤギ」
「うん。 羊よりいいでしょ、ヤギのほうが」

ああ。 このとんちんかんな感じもなんだか懐かしいよ!
キミ最近、全然こういう感性を発揮してなかったもんね!
仕事も勉強もない日っていいね!

「草を食べてほしいってことだね?」
「うん」
「ヤギのほうが、乳もしぼれるしいいよね」
「そうそう」
「臭いチーズも作れる」
「うん」
「牛じゃダメ?」
「ヤギがいい」

ワタシはヤギになりたい。
ヤギになれば、乳も出せるしチーズも作れて、ナナにも飼ってもらえます。めええぇぇ。


さて、ワタシの車に乗り込みまして。
この期に及んで行き先を決めていないふたり。
ナナは「景色のいい、山みたいなとこ行きたい」と言っていたので、でも言ったまま自分では考えるヒマがなさそうだったので、ワタシが一生懸命考えていたのですが、
なにぶんほら、ワタシったら下痢腹でございましょ? トイレの心配とかもあるざましょ?
なので具合の良いご提案ができないまま、今に至る。

「どうしようこれから」とワタシ。
「あたし風邪ひいててさー。鼻と喉だけなんだけど、治らないんだよ」
「えーーー。大丈夫?」
「大丈夫。だけど、だから無理して遠出しなくていいよ。末子の三者面談で4時に戻ってこなきゃだし」
「そういえば、ワタシの下痢って、あなたにうつる類のものだったらいけないと思っているんだけど」
「ああ、大丈夫。ロタっぽいんでしょ? いいよ気にしなくて」
「いいの?」
「あたしの風邪がじょりぃにうつるかも」
「いいよ気にしなくて」

病人同士で安心しました。

「じょりぃ、映画行きたいって言ってたよね?最初。 映画にしない?」とナナ。
「映画もいいよね。 ええと、今やってるのっていうと・・・」 iPhoneを取り出すワタシ。
「ブラック・スワン観たいとか言ってなかった?」
「言ってたけど、それでいいの?」
「どんな話?」
「バレエの話で、なんか重たいらしい」
「いいね、重たいの。 それにしよう」

疲れているのに重たいのが観たいのか・・・変わってるな。
でもそういえば、この人暗いのとか重いのとかな映画が好きなんでした。
ワタシは笑えるのとか軽いのとかな映画が好きなんですけどね。

で、映画に決まったんですけども。
「バレエの話で、なんか重たいらしい」というテキトウな説明でも察していただけるかもしれませんが、
ワタシ、この映画の予備知識って、これが精一杯って程度だったんですよ。
あとは、主演のナタリー・ポートマンがオスカー獲ったということだけ。
ただワタシ、バレエの『白鳥の湖』が、もう、ホントに大好きなもんですからね。それだけでも観たかったんです。
ナナとブラック・スワン観られるなんてうれしいな! どんなお話なのかな!って感じで、ウキウキしながら映画館の席に着いたんですよ。
今日はナナたんも機嫌が良く。
そして何度も言いますが、今日のナナは久しぶりにオシャレでかわいい。とワタシだけが思うのかもしれませんが、ワタシが思っていれば世界が微笑みます。


ちなみに、ワタシの想像していたブラック・スワンのおおまかなストーリーは、主演の座をめぐってなにやら事件が起こるサスペンスものか、
ポスターの具合からしてプチ☆サイコホラーめいた感じかなって予想していたんです。
何が言いたいかといいますと。

これからご覧になるかたのために、ネタバレに抵触しないように話すつもりですが。
気になるかたはグレー文字の部分を読み飛ばしてくださいませ。


ええと。
こんなに性病者が多い 間違えた  性描写が多いとは、まったく知らなかったんです。



ワタシ的になにしろ「き、気まずいーーーー!( ´;゜;ё;゜;) 」と焦りまくってしまったのが、


女性同士の、割と濃厚なセックスシーンがあったことでござる。


ええええええ!?とか思って!
や、知ってれば別に焦らなかったんですが。
てか、知ってればたぶん、ナナと観に来なかったです。
問題は、ワタシが「ブラック・スワン観たい!」と熱望(ってほどでもないけど)していたことを、ナナが知っていたことでございますよ。
どういうことかといいますと、そのシーンそれ自体の描きかたとかエロさよりも


「じょりぃ、これをあたしに見せたかったから誘ったのだろうか」


とナナに思われたらどうしよう! という、そういう感じのどうしよう!

さらに言えば


「じょりぃ、あたしとこういうことしたいんだろうか」


とナナに思われたらどうしよう! という、そういう感じのどうしよう!

さらに言えば


「じょりぃって、こういうことしてるのか・・・」


とか、ワタシとオーバーラップされちゃったらなんか恥ずかしい!という、そういう感じのどうしよう!

さらに言えば


「じょりぃ、今これ見て、やっべーーとか焦ってるんじゃないのかな・・・」


とナナに本心見透かされてたらどうしよう! という、そういう感じのどうしよう!



いずれも、「それ、自意識過剰」のひとことで済んでしまうようなことですが(特に4つめ)、そのシーン(けっこう長かった)を観てるときは

「それ、自意識過剰だからァ'`,、('∀`)」

なんて自分に思える余裕はまったくなく。
ただひたすら居心地が悪い。もぞもぞ。もぞもぞ。

「どうしようー。映画選択ミスだったろうか(´д`;)」と悶々としてしまったんですが、悶々の理由はほかにもありまして。

1. ナナは政治的・社会的な映画が好き。事件性のあるサスペンスも好き。
  だけど、この手の映画はどうなのかしら。

2. ワタシはバレエの知識はちょっとだけあるし、白鳥の湖にいたっては大好きだからおもしろいけど、
  バレエに今までまったく興味のなかったナナたんにはつまらないのではないかしら。

3. ナナの好きそうな「くたびれた色男」が出てこない・・・。(女ばっか出てきてワタシは楽しかったけど)

ということで、途中から「ナナ、なんかごめーん・・・(´・ω・`)」なんて気持ちになってきちゃったじょりぃ。
映画なんて、ナナ、ホントに久しぶりなんですから、ナナの好きそうなチョイスにすればよかったな・・・(´-ω-`)

まーたね。
この映画館がまだ新しくてですね。ナナと一緒に来たのは初めてのシネコンだったんですが。
音響がすんばらしかったんですよ!
問題のシーンの、ぴちゃぴちゃとかぺろぺろとかね、そういう音が、これでもかっつーくらいぴちゃぺろとリアルに聞こえてきて、これがまた参った。
じょりぃの繊細な心はレレレのレ、って感じでございまする。
やだやだ恥ずかしいーーー。 ってワタシは処女か。
ぅお、落ち着こう! と思って、ぴちゃぺろの途中でポカリスエット飲んでみましたら、ものすごく大きな音で「ごっくん!」とか飲み込み音がしちゃって、
「これじゃワタシが固唾を呑んでこのシーンをこそ楽しんでいるようではないか!」とかですね、
もうホント、ワタシのまわりだけ自意識過剰の嵐到来。


で、映画が終わりまして。
ナナ、つまらなかったろうな・・・と思いながら、最後の文字がずらずら流れてくるところまで観まして。
席を立ちまして。

カッコ悪さに定評のあるワタシは、席を立ちながら言い訳するように言いました。

「ワタシ、この映画の予備知識、全然なくてさー。サスペンスとかかなーと思ってたんだけど」 ほらカッコ悪い。
「そうなんだー。 でもおもしろかったね」
「うn・・・え?(・_・)  ああ、おもしろかったよね!」
「バレエってよく知らないけど、でもおもしろかったー。
 やっぱこりゃオスカー獲るよなナタリー、って納得したし(・∀・)」
「ああ、うんうん。そうだよね!バレエがんばってたよね。演技もすごかった」
「うん。それにあたし、ヴァンサン・カッセル(数少ない出演男優)好きなんだー。
 久しぶりの映画がアタリでよかった☆」


よ  よ   よ


よかったーーーーー・゜・(ノД`)・゜・。




それにしても、自ら巻き起こした自意識過剰の嵐のせいで、映画をパーフェクトに楽しみ損ねましたですよ。
ワタシのバカバカバカ。








2011年06月07日(火) 天気雨とジャージ

ナナが苦しめられている「症例研究を!パソコンで書いて!提出!」な課題のおかげで、
ここのところ毎週末一緒にちまちまと勉強しているナナとワタシ。
少し前の、会えない会えない言ってた頃が懐かしくなるくらいであります。
ちょくちょく会えるようになったら、ネタがありすぎて書くのが追いつきません。
結局ネタがあってもなくても更新できない、愛らしいじょりぃ。

しかしですねー。
贅沢病と言われればそれまでなんですがー。
せっかく会えているのに、なんかちょっと、いまいちつまんない。

会ってもホント、勉強しかしませんしね、ほとんど。
おまけにナナたん、どうもこう、「見てるだけでしあわせー(*´∀`*)」って感じでなくなってきてますので。(失礼よねーワタシ)
だってさー。<言い訳をスタートさせる魔法の言葉
太ったのはまあ、譲るとしましても。
おばあさんに席を譲るくらいの気持ちで譲ります。気持ちよく。恥ずかしがりながら。もじもじ、あの、ここ、どうぞ、めいて。
書いてるうちに、例としてまったく適切でなかったことに気づき始めましたがまあいいです。

ワタシがこんな顔(´_`)になっちゃうのは、ナナの洒落っ気のなさでございます。

髪もテキトウですしね。
服なんて、もっとテキトウ。
ワタシはオシャレなナナが大好きなもんですからね。
なのにあのヤロウ、先週なんて、下半身、ジャージでご登場ですよ!
えええええ?!って思いました。もうホント驚いた。
500円玉かと思ってウキウキと拾ったら、コイン型のリチウム電池だった、ってくらい驚いた。
そしてそれくらいこんな顔(´_`)になったわけです。

ワタシは家にいるときでも、庭作業するとか運動するとか目的のあるとき以外でジャージ姿でいるってことはないもんですからね。ジャージ心が狭いんです。
なーんて言ってますが、きょんは割とジャージ、多いです。
「家事をするのに汚れを気にするのはイヤじゃないのー」だそうです。
そうか、ワタシは家事をしないということか。


でまあ、ナナの帰り際、「ジャージで来たのか」と思わず呟きましたら、
「あはは。家ではいつもこのカッコだからさ、そのまま来ちゃった」と。

自分ちと同じくらいくつろいでくれてるのか。わあい。

って思うような、やさしいワタシではないもんですからね。
しかもそのジャージ、ダサいんだものーーーー。

というつまらない理由でもって、ちょこちょことナナに会えてはいるものの、なんかこう、キラキラとラメの効いた心のときめき、みたいなものはですね、
かつてのようにはなくて。

で、そのジャージな日の翌週土曜日が、日記の方でさんざん「行きたくない」と騒いでいた披露宴のある日だったんです。
なので、翌週もナナがワタシをアテにしちゃったとしてもちょっと無理だなと思って、予告しておきました。

「来週はワタシ、つきあえないよ」と。

そうしましたら「あ、来週は大丈夫だから(・∀・)」とお返事が。
ならよかったー、ナナの迷惑にならずに済んだ、と安堵していたんですけれども。

翌週の金曜日、つまり披露宴の前日になって、ナナから「土曜か日曜にまた行ってもいい?」とメール。

おまえーーーーー!
人の話ちゃんと聞いておけよーーー!

返信。

明日は都内で披露宴なので、一日がかりのくったくたで使い物にならないと思う。ワタシが。
なので日曜の夜に。


文句言いつつも結局手伝うワタシ。
披露宴とか出ちゃうと、しかも遠出ですし、日曜もぐったりしている自分が見えたんですが、課題があるならしかたないです。
じょりたんがんばるよ!(`・ω・´)

大丈夫?

日曜ならもう大丈夫だと思うよ( ^ ω ^ )
披露宴出るのがイヤでイヤで、今はお腹痛くて困ってるけど…ああ、行きたくない…。



今思えば、この腹痛、単に「披露宴イヤだー!」のストレスのせいではなく、この時点でワタシ、マシマロにも書きましたように胃腸風邪にやられていたんでしょうね。
もうずっと痛かったんです。


さて。
披露宴も無事に終わり。
iプチ姫が車に乗せていってくれたおかげで、非常に楽チンに快適に長距離移動できましたし、
iプチ姫がいろいろと気を遣ってくれたおかげで、楽しく過ごせました。
心配していた服装も、iプチ姫に「カッコイイ☆」と(社交辞令を)言っていただき、じょりたんゴキゲン(*´∀`*)
それに出席してしまえば、やはり「おめでとう!よかったね!」という気分になるのもワタシの常。(心身にストレスはかかりつつも、やはりおめでたい席は浮かれます)
お料理もおいしかったですし。(このときはまだ食べられた)
椿山荘の敷地があんなに素敵なところだということもわかって、「来てよかったな( ^ ω ^ )」なんて思っていたんですが。

その晩から、ワタシの苦しみが始まったのでありました。
胃腸風邪、悪化。
てか、この時点までは胃腸風邪だなんて思ってなかったんですが、お腹と背中と腰の「だじげでーーー」という痛みと、「誰か止めてーーー」という下痢により、
こりゃ風邪をもらったな、と自覚。

日曜日は寝てるかトイレに入ってるかという感じで過ごしまして。
ああ、早く、早く治さねば。
夜にはワタシ、ナナの勉強というかパソコンを手伝うという使命があるのです。
治れーーー。せめて痛み止まれーーーー。
って、あの人、何時に来るのかしら。
なるべく早く来てほしい。早寝したい。体つらい。

ということで、ナナにメール。夜の9時頃に。

今日何時ですか。

11時くらいですかね。
大丈夫?



・・・実はあんまり大丈夫じゃないんだ、ナナ・・・。

と、ちょっと打ち明けてみることに。

了解。
ただ、今日すごく体調悪くて、体起こしてるのがつらい。
できるだけ早寝したいです。



・・・返事来ない・・・(・_・)


なんだよー。
ちょっと心配くらいしろよー。
それともワタシ、冷たかったのかな。

と不安になり、きょんにメールを見せて「ナナから返事来なくなっちゃったんだけど、このメールきつかったかな?」と確認。

「んー。いつものじょりぃより冷たい感じはするかな?」ときょん。
「でもナナとワタシのメールって、あなたとのやりとりとは違うのよ。
 基本的に文字少ないし、お互い冷たいの。ほら」

メール一覧を見せるじょりぃ。見られて困ること、なんもないというさびしい関係の最近のナナとワタシのメール。ふ。

「ホントだ(笑) でも、いつでもオッケーなじょりぃからのメールがこれだと、冷たく感じるかもよ?
 でもまあ、ナナも冷たいよね。こんなにじょりぃが苦しんでるとは知らないんだろうけどさ」と。

で、お腹と背中と腰を痛がってましたら、ナナから電話が来まして。


「やっぱ今日、いいや」とナナ。


はあ?(゚д゚)
何その勝手に決めっぷり。


「いいやって、平気なの?」
「うん。だいじょぶだいじょぶ」

なんかすごく明るいナナたん。

「平気ならワタシは助かるけどさ・・・ホントに平気?」
「んー・・・自分でやってみるから、大丈夫(・∀・)」

なんかすごく明るいナナたん。

「自分でやってみるって、ちょっとした直しなの?」
「ううん。 今回、新しいレポートなの」

Σ(゚ω゚ノ)ノ

「それ自分でやるつもり?」
「んー・・・(笑)」
「いつ提出?」
「明日」
「無理だろう」
「やってみる。 考えながら打てば間に合うかも」
「考えながらって・・・あなたのタイピングだと、打ってるそばから考えてたこと忘れるだろ」 マジで
「あははははは。 ・・・そうかな。そうだよね(笑)」
「自分でやりたいってことならいいけどさ」
「やりたいわけじゃないけど、じょりぃ具合悪いんじゃ悪いし。大丈夫。寝て?」

なんかすごく明るいナナたん。

なんですが。

ワタシ気づいたアルヨ。
気づいたから言ってみたアルヨ。


「ねえ、あなた、泣いてない?」


なんで泣いてるのかはさっぱりわかりませんでしたが、明るく笑いを含んだ声の中に、涙を感じたんだぜベイベ。


正解でした。


「なんで泣いてるのだ? しかもそんなに明るく
「よくわかんない。
 具合悪いじょりぃにこんなこと言いたくないけど、あたしも忙しくて、疲れちゃってて。
 もうどうしたらいいかわかんないんだよー(笑)」<これも明るい けど泣いてる

なんか、どうしたらいいかわからなくて泣いちゃってたみたいです。


「まあじゃあさ、今のふたりの状況でできることを考えてみよう」
「んー・・・」
「レポートの下書きはできて・・ないか」
「できてない」
「量はどれくらい?」
「1200文字以上」
「なんだ、短いじゃん。なんとかしよう。下書きどれくらいできてる?」
「全然できてない・・・これから・・・」

(°▽°)来るって言った11時になんて、てんで間に合わなそうじゃんか

「提出は明日の何時?」
「2時」
「午前中は仕事?」
「休み」
「じゃあ、これからがんばってあなたは下書きをするのだ。で、ワタシは寝る」
「(笑)」
「そして書き上がった時点で、うちにファックスしておいて。何時でもいいから」
「うん」
「で、ワタシは朝、パソコンで清書するから。仕様書だけ先にファックスしておいて」
「わかった。でもじょりぃ、大丈夫なの?」
「ワタシはこう見えてピンチに強い(・∀・) 
 今もアドレナリン出て、痛みが治まってきているくらいだ」
「ありがと・・・」

で、アドレナリンじょりぃが明日に至るまでの計画を立てまして。伝えまして。

「これなら間に合うだろうから、妥協しないでがんばろーず。
 ワタシはトイレに行かねばならないから、もう切る。レポートがんばれ」
「うん」


ということで、ナナは結局徹夜(うちに来ないでよかった!)、ワタシは翌朝カタカタやりまして、見事レポートを提出できることになりました。
天衣無縫に紡がれていたナナの文章の体裁を整えることまでしちゃう、余計なお世話なワタシのサービスぶり。
勝手に変えてはいけないかもと思い、ナナバージョンとじょりぃバージョンの両方作ってプリントしておくさらなるサービスぶり。
ワタシってやさしい。ちゅてきー。
とナナも思ってくれればいいんですが、それはないのがナナワタというものであります。ふん。


しかし、ナナが明るく泣いていたのは、笑っちゃいつつも、なんかかわいそうでかわいかったです。
天気雨みたいだな、と思いました。


とまあ、それはよかったんですけども。
翌日やってきたナナに、ワタシは驚愕しましたですよ。
なぜなら。

この日は全身ジャージで、しかも首にタオルかけて登場したからです。
アドレナリンが出ていろんな痛みが治まっていたじょりぃでしたが、なんかそれ見たとたんにお腹くだりそうになりました。

帰り際、言わずにいられなくて言ってみちゃいました。

「もしかして、そのカッコで学校に行くの?」とな。

だって、うちにジャージで来るだけならまだいいですけど(よくないけど)、
よそにもそれで行っちゃうって、なんかワタシの愛情試されなくちゃならなくなるじゃないですか!


ナナの返事。

「今日は体育があるんで。卓球だって。だからこのカッコで行かなきゃなの」<おめぇうるせえよという顔で


よかったーーーーー(´д`)


と安堵したんですが。それでも。

首にタオルかけてワタシの前に登場することはなかったんじゃないかな。
と思いながら、アドレナリン切れとなったワタシは、床にうずくまったりトイレにこもったりしていたのでありました。
じょりたん、おつかれさま。
ここまでやってるワタシがナナに愛されないのがホント不思議でたまりませんよ( ^ ∀ ^ ) <実は泣いている





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