ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2010年02月27日(土) 上から目線

書き貯めておいたナナワタで更新させていただきます。

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ワタシ、けっこう自分のこと、腰が低いとかドMとかいじめられっ子とか思ってるフシもあるわけですよ。
おまけに「人の良いところを見つけるの得意(・∀・)」とか「褒めるの得意(・∀・)」とかね、自分のこと、良い風に考えてるわけですよ。
で、「ワタシっていい人ー(うっとり)」とかやって、毎日しあわせに暮らしているわけですよ。

そういうことが、いかに根拠の浅い、ずうずうしいにもほどがある自己評価であるかということをですね、
たまに教えてくれる人がやっぱり必要なわけです。
でないとじょりぃって人、「ワタシっていい人ー(うっとり)」とか「ワタシが褒めてやってるんだから」とか「ワタシが認めてやってるんだから」みたいにですね、自分のことをファッション界のピーコみたいな位置にいると、勘違いしっぱなしになっちゃいますからね。



まずはですね。
いちばん最近の、末子ちゃんの授業参観のときの話になるんですが。

「授業参観にはもう絶対二度と遅刻しない」と立てた誓いは守られておりまして、ワタシは今回も早めに学校につきましてね。
「じょりぃちゃんは迷子になっちゃうから、末子が玄関まで迎えに行ってあげるから!」と末子ちゃんが言ってくれていたので安心して油断しきってましたら。

あのやろう。
迎えにきやしねえ。

でもほら、ワタシもすごくいい年な大人なもんですからね。
まさか小学校で迷子になることはない、と思いまして。
何年何組、ってのは聞いておきましたから。迷うわけない( ^ ∀ ^ )

てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく

迷った・・・・・・orz


でもほら、大人ですから。
聞けばね、誰からでも教えてもらえます。
道行く大人でも子どもでも、誰だって知ってますよ教室のありかくらい。
知らないのはワタシだけ。
てことで、まあ、休み時間のうちに教室までたどり着きましてね。なんかもうすっかり疲れましたが。

教室を覗いたら、すぐに末子ちゃんがワタシを見つけて、出てきてくれまして。

「じょりぃちゃん!迷子にならなかった?(・∀・)」
「なった・・・(つд-。)」
「ダメねえー」
「迎えに来てくれなかったじゃん」
「あ、そっか(・∀・)ごめん」

忘れてたのね・・・。

で、ふたりしてにやにやした後に、

「ね、あたしね、髪切ったんだよ? 気が付いた?」 と末子ちゃん。

気が付いていたとも!
長かったの、切ったんだね。けっこう切ったね。

「うん、気が付いたよ。 かわいいじゃん。似合ってるよ(*´∀`*)」

と言いながら、頭を軽くなでましたら、末子様から予想外のお返事が。


「何その上から目線な言い方(嘲笑)」


えええええ( ° Д ° )ええええええ????


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「ということがあってね」 と、ナナに話すワタシ。

我が家のリビングで、一緒に勉強していたときのことであります。
ナナ、大笑いしたあとに、

「末子こそ、ものすごい上から目線でモノを言い放ってる気がするけど(笑)
 何様だよっつー感じだよね。それはどうもすみませんでしたねえ」 と。

「いやいや、なんかさ、末子ちゃんの言ってることは正しいんじゃないかって、ワタシ反省したのだ」


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また授業参観のときの末子ちゃんとのやりとりに戻ります。


「上から目線だった? ワタシ? ええええ?」
「うん。気をつけたほうがいいよ」と末子ちゃん。
「あ・・・はい。気をつける・・・けど、そういうつもりじゃなかったよ!」
「はいはい(´_`)」

なんだこの生意気な5年生はヽ(`Д´)ノ
と思ったけど、長女ちゃんが5年生だったときはもっと生意気だった気も。

まあとにかく、一瞬「せっかく褒めたのに!」と思いましたが、そのあとすぐに反省したわけですよ。

確かにワタシ、
そういうところ、あるのかも。
褒めるときって、上から目線になっているときもあるのかも。
てか、好きな人に対してほど、所有欲?みたいな悪い感情でもって、上から目線で褒めたりしてるのかも・・・。


なんかすっげーーーー反省したーーーー!!!!!!
ありがとう!末子ちゃん!


-----------(で、またリビングへ戻ると)(時をかける少女みたいですねワタシとあなた様☆)


「と思ったのだよ」とワタシ。
「なるほど。言われてみれば末子は正しいかもしれない。あはははは」
「だろーーーー」
「でも末子も末子だよなぁ( ´_ゝ`)かわいげねえーーーー」

まあ、親子って似るらしいからね。しかたないよ( ^ ∀ ^ )  とは言えませんでしたが。



で、翌朝。
ナナを家まで送る途中、「じょりぃが眠そうだ」とナナが心配しましてね。
ワタシ、たいして眠くなかったんですが、しめしめ、と思いまして

「うん・・・居眠り運転しちゃいそうだなぁ」なんつって、目をむぐむぐこすってみたりして。演技派。とは言えないわざとらしさ。

「ファミレスでコーヒー飲んで行こっか」とナナ。
「ワタシはうれしいけどさー。(<カッコつけてたいしてうれしくなさそうに)
 でもあなた、帰らなくて大丈夫なの? パパとか平気?」
「平気。 じょりぃは大丈夫なの?」
「うん。ワタシは寄れたらすごくうれしい」
「じゃ寄ってこ」

そうかそうか(*´∀`*)そんなにワタシと(*´∀`*)一緒にいたいのか(*´∀`*)しょーがないなー

で、ファミレスに寄りましてね。
結局またモーニングとか食べちゃったんですが。
食事しながら、ワタシ、今さら気づいたんですが。

「あなた、髪を切った?」 と。

ナナ、准看護学生時代に実習が始まってからは、髪をまとめなければならない都合上、もうずっとロングだったんです。
それが、今日はなんか、懐かしい感じの髪の長さになっているような。

「ああ、うん。 てか、もうだいぶ前なんですけど」
「だって会ってないもん。知りようがないじゃないか」(`ε´*)ぶうぶう
「あ、そっか(笑) うん、短くしたよ」
「勤務中は縛れるの?その長さ」
「うん、これくらいあれば縛れるよ」
「ふうん」

そうか、髪切ったのか。

ふふ。
ふふふ。
ふふふふふふふふふ。

ワタシ、ナナに関しては、長い髪よりも肩くらいまでの髪型が好きなんです。

てことで、素直にそれを伝えるじょりぃ。

「やっぱさー、それくらいの長さが似合うと思うな」 とな。
「そう?」
「うん(*´∀`*) すごく似合う」
「それはどうも」

にこにこにこにこにこにこにこにこ。
いつもそういう感じでいてほしいなーワタシは。
そうだそうだ、もひとつ大事なことがあった。

「今ってストパーかけてないんでしょ?」
「ないよ」
「ワタシ、あなたのくせっ毛、すごい好きでさー(*´∀`*)」
「あたしキライ」

以前もどこかに書きましたが、ワタシはナナのナチュラルなくせっ毛が大好きなんですよ!
ゆるーいウェーブで、なんかヨーロピアンて感じで。良い具合にはねる感じで。
ワタシなんて直毛ですからね、なおさらあこがれちゃうんですね。
で、そんな素敵なくせっ毛なのに、キライだなんてなんでー?と思いまして。
またもや素直に、ていうか無神経に伝えたわけです。

「もしかして、くせっ毛、コンプレックスなの?」 とな。
「そうだよ。決まってるじゃん」 <ひっくい声で決まり悪そうに
「えーーー、なんでさ! すごく素敵だよその髪。ワタシ大好きさあなたの髪。
 でさー、肩くらいの長さだと、そのくせがまた生きるんだよね。かわいいんだよすごく(*´∀`*)
 だからストパーなんてかけないほうがいいって」

にこにこにこにこにこにこ。
ナナの髪のこと、ワタシが大好きって伝えられてうれしいな。
いつも、ゆるはねくせっ毛でいてくれるといいな。

と、ひとりでゴキゲンになってるじょりぃに返ってきたナナのセリフがこちら。


「あたしがどんな髪型しようとあたしの勝手なんだけど」 <超低い声で早口でどうぞ


( ° Д ° )



( ° Д ° )あわあわあわあわあわ



「あ、そりゃそうだ。もちろんそうだ。ええと、あの、」 もごもごもご なじょりぃ。
「ストパーかけたいときはかけるし、伸ばしたきゃ伸ばすし」
「うん、そりゃそうだ(・_・)うん」


しょぼーーーーー(´;ω;)ーーーーーーん

・・・うれしかったもんだから・・・ちょっと伝えたかったんだけなんだよぅ・・・


「でもちょっと、ワタシそういうの好きだって言いたかったんだよ・・・」<カップをがちゃがちゃいじりながら
「じょりぃの好みなんて知らないっつーの(`Д´*) てか、急にストパーかけたくなってきた


ストパー、顔立ちが余計にキツく見えるからかけないほうがいいって!(ヾノ・∀・`)


とは、当然言えず。


「・・・すみませんでした・・・(´・ω・`)」
「(無視)」


しょぼーーーーー(´-ω-`)ーーーーーーん



「・・・ワタシさ、やっぱり末子ちゃんの言ったこと、正しかったんだと思う・・・」とワタシ。
「なにそれ」
「上から目線でモノ言ってんだよなぁきっと・・・今もさー。 ごめんね?(´・ω・`)」

ナナ、ふんって鼻で笑ってましたが、キゲンは直ったようです。



ということでですね。
ワタシが親子に対してそれぞれに失礼で独善的な褒めを展開したためにですね、
それぞれにガツンとやられて、ワタシのまわりの人たちの溜飲がちょっと下がったんじゃないかしら、というお話でありました。


そして、「ワタシはナナのどんな髪型が好きか」がナナに知られた今。

ナナがその髪型をしてくれなくなっちゃう気がひしひしとしていて(自意識過剰)、今さらながら自分の底の浅い浮かれポンチ具合にワタシのバカバカバカ!と地団駄踏んでおります。
ナナーーーー。お願いーーー。
ストパーかけないでーーーー。髪伸ばさないでー。 <ホントに反省してるのかしらこの人





2010年02月16日(火) 夢と罪悪感

「リビドーはフロイトの提唱した(なんたらかんたら)である。 って、バツだよね?」 とナナ。

前回に引き続き、しつこく「うちのリビングで一緒にお勉強(*´∀`*)」な話で更新を続けるじょりぃですこんばんは。
そして上記は、心理学のテストに備えて勉強中らしい、ナナからワタシへの問いかけです。

「リビドーはユングかな?」 とワタシ。
「だよね、だからバツだよね」 マルバツ問題だったようです。
「うん」 ※追記:リビドーはフロイトも提唱してましたが、実際の問題はもっとちゃんとユングなものだったんです。

「あれ?なんかユングに関してのプリントを先生が配ってたなー」

ナナ、ごそごそとプリントひっくり返しまして。「あったあった」と。

なんか、夢にあらわれる深層心理、みたいな話のプリントで、こんな夢だとこんな心理状態、みたいなことが何パターンか書いてありました。

それを見て、まーたしょーもない低俗な質問を思いついちゃったじょりぃ。


「あなたさー、えっちな夢って見る?」 とな。


ちなみにワタシはたまに見ます。
大好きです、えっちな夢。
たいてい夢の中には、現実よりちょっと大胆なじょりぃがいたりします。
現実のセックスでは抑圧されているのでしょうかワタシ。

「あ、たまに見るよー」とナナ。
「えー、どんなのー? 相手はいつも一緒?」

なーんて展開を予想&期待していたじょりぃだったんですがー。
実際は


「あたし?えっちな夢? 一度も見たことがないなそういえば」


え!!!Σ(゚ω゚ノ)ノ



そんな人いるの???!!


「うそン」 とワタシ。
「ホント。見たことない。 じょりぃあるの?」
「うん。よく   たまに見るよ」
「ふーんそうなんだー。楽しい?」
「楽しい(*´∀`*)」

いや、ワタシの話はいいのよ。
なんなら語ってもいいけど、あなたワタシのエロ聞くのいやがるもんね。


「あたし、えっちな夢に限らず、夢ってほとんど見ないからなー」とナナ。
「そうなの? なんか前は『イヤな夢見た』ってクヨクヨしたりしてたじゃん」
「ああ(笑) たまに子どものことですっごい悩んでると、子どもが死ぬ夢見たりすんの。それくらい」
「・・・もっといい夢見なよ・・・」
「だよねー。でも夢見ても疲れそうだからなぁ。 あたしはいいや、見なくて」
「ふうん」 つまんないヤツめ。

しかし、子どもが死ぬ夢とは、またすごい悪夢だ・・・。


「そういう夢見るとさ、起きたあとも心臓バクバクしてない?」とワタシ。
「してるよー。なんかもう、いろんな意味で怖いし」
「うん」
「なんか、罪悪感みたいなものも感じるしさー。なんであたしこんな夢見るのー?みたいな。
 あとはひたすら心配になっちゃうし、子どものことが」
「だよねー。その夢はイヤだー(´д`)」
「罪悪感といえばさー」
「うん」


「じょりぃって、罪悪感て、あるの?」


(°▽°)え!


・・・わざわざ確認したくなるほど、ワタシって罪悪感なさそうなんだろうか。


「・・・普通にあると思うんだけど・・・」
「あるんだー。そうかー。
 あたし、じょりぃには罪悪感というものはないのかもしれないと思っていたよ」



ナナ、ふざけてたとかイヤミとかでなく、ふつーにまじめにナチュラルにこの会話をしていたんですけどね。
なんとなく、なぜだか、「どうしてそう思ったの?」って聞けずに、この話はフェイドアウトしてしまいました。


それにしても、「じょりぃには罪悪感というものはないのかもしれない」って思われてたって、
ワタシったらナナの中でいったいどういう人間てことになっているのかしら。


ああ(・∀・)無邪気なヒト かな


うまいことやってんなーワタシ。 (それは違うと思うよとワタシの中の罪悪感とやらが小さな声で)








2010年02月13日(土) 病気なのに元気

ナナがうちのリビングで勉強することになった日。
ワタシ、結局ナナの送迎もしたんですけどね。
家に入る前にナナに言いました。

「あのね、タイムリミット、朝の5時までだから」と。

「ああ。 そんなにいないから。余裕。 てかなんで5時?」
「きょんが起きるから」
「犬の散歩とか? 早いねーきょんさん」
「うん」
「とにかくそんなにいないから大丈夫だよ」

とかえらそーに言ってたくせに、結局、5時5分前に慌ててふたりして家を出たというマヌケっぷりだったんですが。
もうね、ホントはワタシとずっと一緒にいたいの、わかってるからナナ。って言ってみたかっただけだから。

でまあ、夜の11時から朝の5時まで、ナナはリビングにいることができる計算だったわけなんですが。
ワタシ、そのあいだ、どうしていればいいのかなーとか、思うじゃないですか。
コーヒーとか入れてあげたいですし。
そばにいないと困ることもあるかもしれないですし。(ナナがうちのリビングに入ったことあるの、たった一度だけですしねえ)
逆に、せっかくだからひとりで6時間過ごしたいのかもしれませんし。
おまえあっち行ってろとか思われる可能性も大ですし。
てことで、最初に聞いてみたわけですよ。

「ワタシ、部屋にいないほうがいい?」
「え? だってじょりぃ、仕事忙しいんでしょ?」 どっちにしても仕事部屋行っちゃうんでしょ、という意味です。
「それが今日はもう、パソコン使う仕事、ないんだよね」 ホントにたまたま。
「そうなんだー」
「ワタシ一緒にいると邪魔かな? 話しかけたりはしないようにするけど」
「全然。いいよ話しかけたって(笑) じゃ、一緒に勉強しよ?」
「うん(*´∀`*)」

ヤッターヤッターヤッターマン! <今ハマってるもんでスンマセン

で、ワタシも仕事の資料とか持ってきて読み始めたりしてたわけですよ。ごそごそと。
コーヒー入れたりですね。
なんか、かいがいしくしてみちゃったりして。
ワタシ、何もできることがない世話女房タイプなんです。
つまり、うざいだけで役に立たないんですが。

ナナは、ここ数日の試験の答合わせみたいなことを、ぶつぶつ言いながらというか、ワタシに発表してくれてるみたいに声に出してやってまして。
なもんでワタシも「ふーん」とか「へー」とか相づち打ったりして。
相づちは打ってますが、話の内容は全然わかりません。
ワタシは相づち打ちながら、資料読んでるフリして、ナナの顔を一生懸命眺めていたんですが。

「あのね、こないだ一緒に考えてもらった転移のレポートあったじゃない?」とナナ。
「ああ、感情転移ね」

心理学の授業の課題で、感情転移が起こることによって、チーム看護に支障が出ることがあるとしたら、それはどんなときか、みたいなレポートでした。たぶん。
で、「転移って何? それが看護チームで起きるとしたらどういうことだと思う?」とナナに相談され、電話でちょっと話したことがあったんですよ。(こういうメールや電話は割としょっちゅうあるんです)


「あれね、結局、(めんどくさいので略)ということだったよ」とナナ。
「あ、そっちの解釈だったのか。ならふたりで最初に『こういうことじゃね?』って言ってた方でよかったんだね。ネットに惑わされたねぇ」
「ねー」

ワタシがネットで「看護師 感情転移」のキーワードで調べてみたら、患者から看護師や医師への転移、看護師や医師から患者への逆転移という内容が多くヒットしちゃったので、そっちかねえ?なんて迷ってたんですよね。
その場合の転移って、ものすごく簡単に言っちゃうと、患者さんに好かれちゃったり、患者さんを好きになっちゃったりってなことだったんですが。
でもそれだとチームに支障とか、つながりがよくわからんねー、なんてふたりで悩んでいたんです。

そんな話が出たもんで、ワタシ、そうだそうだせっかくだから聞いてみようと思いましてね。


「あなた、患者さんのこと、好きになっちゃったりすると思う?」


ワタシの質問て、いつもこういう低俗なことでホント申し訳ないなーと思ってます(´∀`)


「あたしー?(笑) ないんじゃない?」
「わかんないじゃんねー?」
「あたし、そうそうバチバチ恋愛のスイッチって入らないしなー。それに、患者さんて今んとこおじいさんばっかりだよ?(笑)」
「でもさ、そんな状況だからこそ、たまに若くてかっこいい患者さんにあたっちゃったりしたらさ」
「んーーー・・・ちょっと想像できないけどねぇ。仕事してるときってそれどころじゃないしさー」

いつでもどこでもハート飛ばして浮かれまくっているワタシとは違うものね、あなた( ´_ゝ`)チョットツマンナイナ

「そっか。 でもさ、あなたが患者に好かれてしまうことはありそうだよね」
「どうなんだろね」
「ワタシなら、カラダも心も元気なくなってるときにさー、看護師さんにやさしくされたりしたら、すぐにポーーってなっちゃうもの(*´∀`*)」
「まあ、あなたはそうでしょうね(嘲笑)」
「じーさんたちもそうじゃないかなぁ」
「んー。 お尻触られたりはするけどね」


ぱーどん?(°▽°)


「え!」
「看護や介護の場ではよくあることだし。驚くことではないよ」
「まあ、そうなんだろうけどさー」
「先輩たちも言ってたよ、『男はいくつになっても男なんだよねー』って。
 なんか、一生懸命エロいことしてる、って感じもあるんだよね。わしもまだまだ!みたいなさ」

よくそんな話は聞きますけどね。
ワタシだって、看護師さんやってればたまにそんなこともあるんだろうなーなんて考えたこともあったはずなんですが。
なぜだかこのとき、ものすごく動揺しましてね。
この動揺、嫉妬とか独占欲ではないんですよ。
でも嫉妬に近いのかしら。
とにかくとにかく

じじい!!ずるいよあんた!!ワタシまだ触ったことない!!

ってもう、地団駄地団駄しちゃって心が!


「おこ、おこ、おこ」  <ワタシ
「は?(笑)」
「ごほん。 怒ったりしないの?あなた」
「怒る気にもならないというか・・・そりゃイヤだけどさー」
「えー。 ちょっと、触られたときのあなたの反応をもう少し詳しく知りたいんだけど」 <ワタシ気持ちワリ
「反応ってか、無反応だよ」
「無反応」
「ホントはさー、『やめてくださーい』とか『ダメでしょー』とかやさしく言うべきなんだろうけど。
 それ言うとさ、コミュニケーションがそこから生じるわけじゃん。めんどくさくてあたし、それ」
「なるほど。そして、『やめて』も『ダメ』も、言われれば喜ぶような気もするしナ」

とりあえず、ワタシがじーさんなら、無反応より、やさしく「ダメでしょー」のがうれしい。全然うれしい。
てか、尻に触ること自体よりも、それこそがうれしい。

「そうそう。だから注意した後のめんどくささを考えるとさ、そのまま触らせておいた方が楽だーとか思って」

なんか、こうふんするな、そのはなし。

「ふうん。 そのままって、すぐやめないの?じーさん」
「やめないよ。ずっと触ってる」


じじい!てめえ!その尻はワタシのだっつーの!(違います)<冷めた声で


「ふうん。 触られ続けて、なんかヘンな感じしたりしないの?」

じじいよりもワタシのこういう質問のほうがよっぽど気持ち悪いなって、今これ打ちながら気づき始めました。

「全然。 まあさー、こうやって、胸とか揉まれたら困るけど」

ナナ、腕を伸ばして、ナナとワタシの間にいる空気人間の胸を両手で揉みしだいてます。

「ああ、はははは、そうだよね、うん」

なにそのうごき。
ふうん、そうやってもまれるとやなんだー。

「だからさ、おじいさんの手がお尻に触ったまま、ずっと作業してんの(笑)」


エロい。
ちょっともっとくわしくはなしてくれまいか。


てか、もっとハァハァしたいのに、絵的にじいさんが邪魔で妄想しきれません(´д`)ンモー


それになんだか、おじいさん、ちょっとマヌケね。
は、はやくなんか言ってくれないかなー、とか思いながら触ってるのかしら。
それとも触れてればうれしいのかしら。


そして、そのシーンを想像すると、触られているのはナナのお尻なのに
なぜかワタシのお尻がムズムズします。
こんなワタシと、尻を触るおじいさん、どっちの方が変態っぽいのかしら。
てか、おじいさんは健全なだけなのかしら。

まあとにかく、


看護師さんのお尻は触っちゃダメだよーおじいちゃん( ^ ∀ ^ )

        ↓ 本音

どさくさにまぎれて何してんだよこのくそじじいうらやましいなゴルァ! Ь(`Д´)









2010年02月11日(木) 掃除させ屋

世の中には「別れさせ屋」なる仕事があるらしいではないですか。
なにごとにつけ、何かを「させる」屋ってのは、こりゃすごいなと、人を動かすどころか自分に何かをさせることすらままならないワタシなんかは思うわけですよ。

と、前フリ的ひとりごとをつぶやいてから、本題に入らせていただきます。


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「ひとりになりたい」

前回のナナワタでの長電話の、これはナナ側の重要なテーマでありました。
ちなみにワタシ側の重要なテーマは「もっとワタシのこと考えてよ」という、文字に起こしてみると恥ずかしくてふとんかぶりたくなっちゃうようなソレだったわけですが。

ナナ、腰すえて勉強したいときなんかに、特に「ひとりになりたいなー」と思うらしいんですけど。
ひとりになりたい、というよりは、「家族と離れたい」という気持ちが強いようです。

「あー、あたし、なんで自分の部屋、つくっておかなかったんだろう・・」とナナ。
ナナ以外のすべての家族の部屋はあるんですよね。
しかしナナ、家を建てるときは今よりも子育てに燃えていたというか神経質でしたので、
「自分の部屋はいらない。リビングとキッチンにいつもいるようにすれば、子どもたちにはそのほうが良さそうだし」
なんて思っていたらしいんですよ。

ま、「肩に力はいりすぎてた( ´_ゝ`)」と、割とすぐに後悔したらしいんですけどね ァ'`,、('∀`)

で、今は、末子ちゃんの部屋の隅っこを借りて勉強しているらしいです。
リビングじゃダメなの?と聞いてみたら、「パパのグチと語りにつかまっちゃうからダメ」だそうで。

「でも、リビングの隣の和室、空いてるんじゃないの?」とワタシ。
「そうなんだよね。そこ、あたしが使っていいってことになってるんだけどさ。
 ・・・プーちゃんスペースにしちゃったのが間違いのモトだったのかも」

プーちゃんというのは、ナナんちで飼っているトイプードルです。
この世でいちばんうざいんじゃないかと思われる性格をしております。なつこくてかわいいんですが、とにかくうざい。
かまえかまえとうるさい。なでろなでろとうるさい。遊べ遊べとうるさい。そして、くさい。

プーちゃん部屋となってしまった和室は臭く、おまけにナナが忙しくて掃除をさぼっているのでホコリっぽくなってしまい

「あそこで勉強してると、気管支喘息が悪化する気がして」な状態なんだそうです。

ならタバコやめれば?と言いたいところですが、禁煙中のワタシがそれを言うと、なんか偉そうでイヤミっぽいので言ってません。
ナナのカラダよりも、自分がナナにどう思われるかを優先する、いつでも我が身がかわいいじょりぃ(´∀`)


で、結局、試験前にがががーーーーっと勉強しなければならないときは、ファミレスに避難して勉強しているらしいんですよね。
最近は「勉強の途中で30分仮眠、とかできそうだから」ってことでネットカフェも候補に入れているらしいんですが、よくわからないから入るのがめんどくさいんですって。
「そもそも、勉強するのにそんな余分なお金かけるの、間違ってるしねー」とも。

そんな話を聞いたもんですからね、じょりぃ、言いましたよ。

「なるほど。 ワタシ今ならあんま忙しくないし、和室、掃除しにいってあげようか?(・∀・)」

ワタシってやさしくて涙が出そうなんですが、相変わらず誰もそう言ってくれません。

「マジ?(・∀・)」
「マジ(´∀`)」
「てかあなた、掃除とかできんの?(笑)」
「できるよ!・・・たぶん(・_・)」
「ならさー、まずは自分ちの掃除からしなよ」

ぎゃふん。

「そうなんだけどさー。うちの掃除しても、あなた、ラクにならないじゃんね?」
「あ! いいこと考えた!」
「なに?」
「じょりぃの部屋、相変わらず汚いの?」 ひどい質問ですが、事実なのでしかたないです。
「うん。相変わらず汚いよ」
「掃除しなよ!」
「はあ」
「そして、こたつも入れて」
「こたつ?」
「あたし、行けるときはそこに通って勉強するから(・∀・)」


は い ?(°▽°)


「へ? ワタシの部屋を勉強部屋にするの?」
「ちょっと遠いけどなー。片道30分でしょー?そこが難だよなー」 いや、そういうことじゃなくて。

「・・・でも確かに、ワタシの部屋って寝るだけの部屋であって、
 それ以外のときってもったいない部屋になっているわけかー」 とワタシ。
「もったいないねー」
「そだね・・・てか、マジで部屋キレイにしてこたつ入れたら、ワタシの部屋で勉強する?」
「するする! 部屋汚くてもいいよ別に」
「いやでもホントに汚いから」
「あ、そだね。うちの和室よりもホコリがすごそうだし。それはなんとかしてほしいなー」
「うむ。咳で勉強どころではなくなるだろう。掃除は必須だな」
「ホントに掃除してくれるの? 部屋使っていいの?」
「そだね。ワタシは寝るとき以外はその部屋に行かないから、あなたカンペキひとりの時間になれるよ」
「やったーーーー」

そうかそうか。
そんなにじょりぃがいない部屋がうれしいか(´∀`)フン。

「来るとしたら夜でしょ?」
「うん」
「・・・泊まる可能性もある  のかな?」
「そうできるといいねー。時間気にしないで勉強できるし」
「となるとさー。 ワタシたち、あー、一緒のベッドに寝ることになると思うけど?」

いけね。
さりげなく言おうとしたのに声が大きくなってしまいました。

「(笑)いいんじゃない? じょりぃがいいなら」
「マジで?(*・∀・*) あー、ワタシのベッド、小さいけど?」
「うん」

「わかった。そうじする」 しまったまた声が大きくなってしまった。

「あ、こたつはよろしく。あともういっこ暖房器具がほしいなー」
「てか今、そもそもこたつがないよ?」
「じゃあ行けないや・・・あたし寒いとキレると思うし・・・(´・ω・`)」 自分がキレる予告をしょんぼり風味にするなっつーの。
「マジでキレそうだよね・・・そしてキレると怖いし・・・」
「怖いと思うよ」
「まあ、あなたがキレない程度にはちゃんとあったかくするから、大丈夫」
「やったーー」

ホントにうれしそうなナナ。
しかし、ちょっと待ってくれたまえ。

「でも、きょんの許可をもらってからでないと、無理よ」 とワタシ。
「え? そうなのー?」
「だって一緒に住んでるんだもの。 夜遅くにあなたが家にいること、ちゃんと話して許可を得るべきだと思うし」
「なーんだ(´д`)」
「なによ、なーんだって」
「だってさー、じゃあ結局無理じゃん。
 ふたりでいくらここで相談してたってさー、きょんさんの一言で全部ダメになっちゃうかもなんじゃん。つまんないの」

なんかスンスンしてますけどナナ。
いやでも( °▽ °)だって、ねえ?

「きょんがダメって言うとは限らないし」 とワタシ。
「でもダメって言う可能性もあるわけでしょ? その口振りだと」
「まあ、ないとはいえないよね。もともと来客めんどくさがるし」
「じゃあダメじゃん。 あー、ムダに夢を見たー( ´_ゝ`)」
「(笑)んな、せっかちに腐るなよー。
 先にあなたとワタシでの相談まとめておかないと、きょんに話もできないんだしさ」
「そっか」
「うん」
「でもじゃあいいよ、無理しなくて(笑) 空想だけでも楽しかったし」
「きょんがオッケーで、ワタシの部屋が整えば、ホントに来る気あるの?」
「あるよ」
「なら、とりあえず掃除は始めるよ」
「どっちにしても掃除は良いことだしね(笑)」
「そうそう(笑) 良いきっかけだ(・∀・)
 もしあなたが『やっぱやーめた』とか言っても恨まないから」 と恨みがましく言ってみる。
「うん。とりあえずまずは自分のために掃除してみてください(・∀・)」

なんかちゃっかりしてないかねキミ。

「進捗状況を報告してくれると楽しいなー。掃除ここまで終わったよ、とかさ。もう来られるよ、とか」とナナ。
「それはワタシも掃除の張り合いが出そうだな。いいよわかった」


まあそんなわけで、マシマロにも書きましたとおり、一念発起して自分の汚部屋の掃除を始めたワタシだったんでございますのよ奥様。
いったい何度「今年こそ自室の大掃除をしよう」という年末を通り過ごしていっただろう、ワタシ・・・(遠い目)
それが! 昨日の今日で! もう掃除!
掃除すれば、遠距離恋愛みたいなスパンでなく、ナナに会える!(かも!)
掃除すれば、ちっさいベッドで一緒に寝られる!(かも!)

このふたつが、『掃除大嫌い選手権』があれば予選突破は余裕であろうと思われるこのアテクシを動かしたのでありました。
桃色パワーってホントすごいですよねえ。

そして、言いつけどおり「ゴミ袋8つ作ったのに、部屋が余計に散らかる不思議なんだ」と、荒れきった部屋の画像つきで報告メールを送ったんですが、
あたりまえのようにスルーされました ァ'`,、('∀`)

とはいえですね、
ワタシ、実際にナナがワタシの部屋に来て勉強とか、ちょっと現実的でないし、難しいのかなーってのはちゃんとわかっているんですよ。
ナナも、このときはノリと「ひとりになりたい病」が高じて前向きでしたが、冷静になれば「めんどくせ」ってなりそうですし。

しかしワタシにしてみれば、すんっっっっごい楽しい動機で大掃除ができて、こんなチャンス二度とないよな!ってもううれしくて、鼻歌歌いながら大々的に掃除中であります。
こんなにワクワクとした気持ちでこんなにきったねー部屋を掃除するのは初めてでございますよ!
ワタシってなんかシアワセモノ! ありがとうナナ! 
キミ来なくても気にしないから! とりあえず掃除掃除。ふんふんんふふ〜〜ん♪

と、しゃかりきに楽しく掃除したのが、2月の8日。
翌日9日は末子ちゃんの授業参観。
その晩に、授業参観のことを話しがてら、きょんに「こたつ部屋計画」の話をおそるおそるしてみましたら

「はあ?(゚д゚)なんだその話ぁー?」 と反応され。
しかし結局は「まあ、じょりぃの部屋なんだし、じょりぃの好きにすれば?」となりました。 寛容。
ただし、
●できれば来るのはあたしが寝てからにしてほしい。
●そして、あたしが起きる前に帰ってほしい。
という条件つきでした。 気持ちはわかります。

で、その夜に、ナナに報告メールをしました。


こたつ部屋、きょんのOKもらえたよ( ^ ω ^ )


わーい、ありがとう。
送迎付くんだっけ?
  それは確約してなかったぞ。

そしたら明日の夜でも行きたいなぁ。
勉強していいんだよね?




えらく急だなヲイ( ´;゜;ё;゜;)



掃除がまだ終わってないよ・・・(°▽°;)
こたつとヒーターもまだだし・・・(´д`)



わかった。
じゃあいかないよ( -.-)



な、なんかかわいそう・・・。(てか、たいした態度・・・)
さらに、勉強したかったのになんか申し訳ない、とか、思わなくてもいいようなことを思いまして。
なので、今日が無理でも、引き続きがんばるよー、という意味で

急ぐからさ!

と送ってみました。らば


この日の翌々日が学校も仕事も休みで、テスト勉強にはもってこいだったので、ちょうどよかったー、と一瞬のうちにぬか喜びしちゃった、みたいな返信が来まして。
そして

来年のテスト期間に間に合えばいいよ(´∀`)

と締めてありました。


来年か・・・掃除が終わってないからホッとした反面、とてもガッカリもしましたワタシ。
来年まで来ないつもりかしら・・・とか。
ということで未練たらしく

がんばってみるよ(・∀・)
もし来られる状態になったらきてみて。
でも明日半日じゃ難しいかなぁ(´д`)でもやってみる。


と送ってみました。

そうしましたら、予想外の返信が返ってきましたですよ。

てかさ、じょりぃの部屋じゃなくてもいいんだけど。
こたつあって、ちょっと休憩できればいいんだから。
リビングにこたつなくなっちゃったのー?



リビングかよ!( ´;゜;ё;゜;)


中学時代のナナっぽいマイペース具合が甦っているらしい満月の夜。(実際は月の具合は知りませんが)
これはもう、ワタシひとりの判断を超えた。
ということで、きょん様に相談することに決定。

「はあああああ?!
 ナナ、毎日が大変すぎて、自分の都合以外考えられなくなったわけ?」 <きょんの第一声

「あはは・・・で、どうかなぁ?(´∀`;)」
「あたしがダメって言ったら断るわけ?」
「そうなるね」
「なんか変なのー(怒)・・・・・夜の11時から朝の5時までならいいよしかたねえ」
「やさしいなぁあなた(*´∀`*)」
「ホントはムカついてるけどね」 <低い声で
「すんません」
「まあ、ナナは実家がないからかわいそうだよね。避難場所がないんだもんねえ」

やさしいな(´;ω;)
そして、きょんのやさしさに、桃色な心でつけこむワタシ。

なーんて、ちょいと反省していたら、


「でもなんであなた、ナナにはそんなに甘いわけぇー?」

きょんから恐ろしい問いが。
ここはやはり「実家がなくてかわいそうだから」と言うべきなのかしら。とか思いつつ

「中学時代の刷り込みだろうか(・_・)」

とか、適当なことを答えながら、ワタシの脳内ではこのとき、いつぞやのナナのこの言葉が浮かびました。

「あたし、 今までよくバレないな って思ってるんだけど」


ナナときょんに、違う意味でのドキドキを抱えつつ、この翌日は今度はワタシ、一日かけてリビングの徹底清掃を行うことになりました。
気管支ぜんそくが悪くなるとかわいそうなので、ホント徹底的にやりました。
見た目よりもホコリ除去重視。
疲れた( ´_ゝ`)


このたびのナナのわがままがワタシへのサービスなのか、ナナの本質なのかの見定めが難しいところですが、
とにかくナナのわがままっぷりのおかげで、我が家がどんどんキレイになっていっていきます。
ありがたいことでございます。
「今度はきょんさんの部屋で勉強したい」とか言ってくれれば、この次はきょんの部屋がきれいになります( ^ ∀ ^ )
きれいになる前に、さすがにきょんがワタシを家から叩き出す気もいたしますが。







2010年02月09日(火) ガラガラと音を立てて崩れました

さて。
ナナから電話かかってきちゃいまして。
どうしよう、出るべき?出なくてもいいのかな!と一瞬葛藤したものの、まあ普通出ますよね。
ワタシも、すごく常識的な人間らしいので、電話に出ました。

「もしもし?」 ちょっとびびりつつなワタシが自分でふがいない。
「もしもし。 ごめんね、昨日、メール気づかなくて」 とナナ。
「いやいやいや」

さっきまでの鼻息の荒さはどこにいきましたかじょりぃ?

「メールって、あんまチェックしないんだよあたし」とナナ。
「ふーんそうなんだー」 ウソつけぇー(゚д゚)、ペ
「なんかあったんじゃないの?」
「なんもないよ。話したかったことはメールに書いたし」
「・・・でもホントに言いたいことまだ言ってないでしょ」
「( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \なんだそれ」

変な間。


「きょんさんのお父さん、亡くなったんだね」 とナナ。
「あー、うん」

少しその話をしまして。
ついでにほかの話もぽつぽつ話しまして。
おもにナナが忙しいという話を。
年末年始も仕事だったんだー、とか。そんなことを。

「で、じょりぃは、ホントは何が話したかったの?」とナナ。
「ホントはって、 何さそれ」
「だって、もいっこあったんでしょ、話」
「あ、そうか。そうだっけ」
「何?」
「んー。 なんか、あなたと全然話できないよなーとか思って。会えないしさ」
「ああ、そうだよね。実はあたしも気にしていたのだ」
「何を?」
「あたしの都合だけで電話したりメールしたり頼み事したりしてるよなと」

わかってたのかおまえ(°▽°)

「( ゚∀゚)アハハハ  自覚していたのか」
「してるよ。 悪いなーとは思ってるんだよいつだって」
「ふうん。 でもさ、別にいいんだよ、頼み事されたりするのはさ」
「そーなの?」
「忙しいのもよくわかってるし。 しかたないかなとか、思ってるし」
「でもなんか不満なんでしょ」
「不満てゆーかさ、
 ワタシから会いたいって言ったり、なんかしらの連絡取ろうとするとさ、あなた、めんどくせーとか、絶対思ってるでしょ?」
「あはははははははは」
「思うなよめんどくせーとかー。それヤなんだよすごくー!」
「会いたがられたり会ったりするのがめんどくさいわけじゃないよ」
「それはわかってる。あーどうしよ時間ないししょんぼりさせたくないしそーゆーこと考えるのがめんどくせー、ってめんどくささでしょ」
「そうなんだよーーー(笑)」

笑い事かよ!(笑) ってワタシも笑ってるけどさ!

「あのさー、会いたいとか言うとあなたにめんどくさがられるんだろうなって思うと、実はワタシもめんどくせーのよ既に」
「あははははははは」
「なんかもう、マジでめんどくさくなっちゃうんだよ、いろいろと。誘うのもメールするのもめんどくせー」
「うん。わかるけどね、そういうめんどくささ。
 でもだったら無理に誘ったりしなきゃいいじゃん」
「でもさ、これでワタシまでそうやってめんどくさくなっちゃったらさ、まずいじゃん」
「なにが?」
「ワタシがめんどくさくなってあなたに声かけなくなっちゃったらさー、
 ワタシとあなたの関係、終わっちゃうじゃんか」


危機感を持っていることをですね。ちゃんと伝えないと!って思って、思い切って言ってみましたよワタシは!


「あははははははははは」 危機感のある話で笑うなナナ。
「なんで笑うんだよ!」
「終わっちゃうの?(笑)」
「終わっちゃうでしょ」
「終わらないでしょ? ていうかさーーー」
「うん」

「もっとさー、心と心のつながりってもんを信じらんないかなー」


(・_・)え


もしかして、それが、ワタシとナナのあいだにあるはずの「なんか」ってこと? なのかな・・・


「い、いつもは信じてるけどさ」とワタシ。
「うん」
「でもなんか、わかんないよそんなの。よくわかんない」
「何がわかんないのだ?」
「だって、そりゃあなたは信じられると思うよ。ワタシはちょこちょこ気持ちを伝えてるし。いつだってやさしいし
「(笑)まあね」
「ワタシ、あなたからもらえる反応って、『めんどくせー』とか『困ったなー』めいたもんばっかよ?」
「あはははははははは」
「実際あなた、そんな忙しくてさー、ワタシのことなんて考える余裕ないじゃん?
 だから考えなくていいよっても思ってるよ。なんか大変そうだし、ワタシのことで負担かけたくないし。
 でもそれとは別腹っつーか別次元でさ、実際考えてないってわかってれば、何を信じろっつーのさ、とかさ、思うじゃん」
「考えてるってば」
「は?」
「いつも思い出してるよ。じょりぃのこと、毎日思ってるよ」
「ほ、ホント?(*・.・*)」
「あははははははははは」
「なんでそこで笑うんだよ!ヽ(`Д´)ノ」
「ホントだ、あたしさっきから笑ってる」
「は?」

何を言ってるのだこの人・・・クルッタ?(°▽°)

「しばらく笑ってなかったんだよあたし。 今日も一日ずっと暗くてさ」
「・・・そなの・・・?」
「あーよかった。笑えるんだあたし」
「ワタシがバカなおかげだよそれ。よかったね」
「うん、よかった、じょりぃがバカで」
「・・・てか、マジで笑ってないの?」
「マジで笑ってないの。特に家では。毎日ホントにつらいの。やりたくて始めたことなんだから、こんなこと言いたくないけど」

(´・ω・`)・・・ワタシどころじゃなかったんだなホントに・・・。
あやうくマジで、ふとんかぶって泣かせてしまうところだったかも・・・。

まあとにかくですね。
「毎日思ってるよ」って言ってもらえたことで、ワタシの「あーもーやめよっかなプロジェクト」は、ガラガラと派手に音を立てて崩れました。
え?誰がそんなしょーもないこと言ってたの?くらいのこんな顔(*´∀`*)で、崩れた。 
自分でも呆れるほどの、見事な崩れっぷり。
ワタシよりも、これ読んでくださってるみなさまのほうがさらに呆れ返っていらっさるとは思うんですが!


「だいたいさー、こんな話しなくても、ちゃんとわかってろよそれくらいーと思うけどねあたしとしては」とナナ。
「よくわからないんだよ。 それにだって、他のワタシの友だちってさー、もっとワタシをちやほやしてくれるけどー?」
「あはははははははなにそれ、すげー笑えるんだけどーー」
「や、ちやほやは言い過ぎだけどさ。 あなた、そっけなさすぎるっつーかさー」
「ちやほやしてやってるじゃんこんなにー(笑)」
「どこがだよー」
「今日だってさー、なんかメールがいまいち暗いかな?って思って、それくらいのことで、あたし電話してるんだよ?」
「ふむ」
「しかもそのメールがなんとなくめんどくさそうな空気をまとっているというのにさ(笑)」
「そ、そうだった?(・_・)」
「それを承知で、しつこく電話してあげちゃってるというちやほや具合じゃん」
「そ、そうか(*´∀`*)そういえばそうだ」 <単純

って丸く収まっちゃっていいのかな?
なんかワタシ、もっと言いたいことなかったかな。もっとぶりぶり怒ってなかった?
この際だから、やっとやっとこういう話ができてるんだから、言いたいことみんな言っておかないともったいないし!

「てか、めんどくさそうな空気とか言うなよー」
「だって『なんかわかってよー』みたいな空気醸すじゃん、じょりぃ」
「それ、無意識だから。わざとじゃないから。
 だいたいさー、もうここしばらく、会えるのって、3ヶ月とか4ヶ月に一度よ? そりゃそんな空気もカモっちゃうって。
 てか、このスパンて遠距離恋愛かよ?」 

どさくさにまぎれて恋愛関係になってみました。

「あははははは確かにね。すごいスパンだけどさー。
 でもだってしょうがないじゃん。こういう時期なんだから。一緒にガマンしてよ」
「うん。しょうがないって思ってるよ。わかってるよ。
 でもさ、会わなきゃ絶対さー、あなた、ワタシのことなんて覚えてなくなるじゃんとか思うとさー」
「だーーかーーらーーーー(笑) さっきも言ったけどー、
 片時も忘れてないから、じょりぃのことは


(*・_・*)マジ?


「あ、片時も忘れてないってのは言い過ぎだったかも ァ'`,、('∀`)」 とナナ。訂正。
「訂正入れるなよそこで(`Д´*)」
「でも実際、片時も忘れなかったら、あたし他のことできなくなっちゃうじゃん(笑)」
「そりゃそうだ(・∀・)アハハ」
「ホントに毎日思い出してるから。どうしてるかなとか、元気かなとか。
 あー・・・余裕がまるでなくて思い出さない日もたまにはあるかもしれないけどー。基本的に毎日思ってるよ?
 だからさー、関係がなくなっちゃうとか、アホなこと言うなっつーの」
「う、うん(*´∀`*)」 アホと言われてうれしいじょりぃ。


「あとねー、メール、自分だけ返してもらってないとか、思ってませんか?あなた」とナナ。
「・・・思ってる」

このたびのワタシの心の大騒ぎをご存知なんですかあなた。
それともやっぱりワタシが、ものすごくわかりやすい何かをカモカモしていたのだろうか。

「あたし、ホントにメールって見ないんだよ。誰にでもまんべんなく、メールを返してませんからあたし」 変な日本語をいばって言うな。
「だってさー、あなた、ワタシと一緒にいるときって、携帯よくいじってるじゃん」
「あたし? ホント? それはごめんなさい。てかマジ?」
「うん。 でも、携帯いじられるのがイヤだって話じゃないんだよ。それはワタシもやっちゃうし。
 そうじゃなくて、あんだけ携帯見てるのに、気づかないとかマジかよそれ、とか思う」
「マジだよそれ」
「マジなのか(笑)」
「そもそも、病院で働いてるときは携帯は持ってないしさ。
 学校でも授業中は携帯切ってるし。学校から出ても携帯見ないこと多いし。
 夜寝るときにアラームかけるときにやっと見る、とかな日は多いよ。
 そのとき携帯見ても気づかないとか、確認しないとかさ。目が拒否するとか。
 末子のバスケのお母さん仲間からの連絡とか、見たくないんだもん」
「ふうん」
「お昼に学校の友だちとランチしてるときなんかは、携帯チェックするけどね。そういうときは早く返事してるはず」
「そうか。店で食事ーとかなときは、携帯チャンスなわけか。だからワタシといるときも携帯いじってるのかな」
「そういうことかもね」

ナゾが解けた(・∀・)すっきり

「ふうん。 でもじゃあ、連絡とりたきゃメールすればいいじゃんとか言ってたけどさ、あなた」
「うん、メール、無意味だね(笑)」 あっさり認めるなよと。
「じゃあやっぱ連絡取れないのか( ´_ゝ`)-3 もっと気楽にくだらない話をしたいよな」
「電話がいちばんいいかも。携帯に電話してよ」
「わかった」
「と言って、またあたしが電話に出ないかもだけど。マジで気づかないんだよね(笑)」
「そうか」
「とにかく、あたしからの応答がないからって、いじけないようにお願いします」
「わかったよう」


ナナが明日から一週間ぶっ続けで試験だということを知ったのが、このあたり。
この日は試験勉強よりもワタシを優先してくれたらしいという、ものすごい 逃避っぷり 優しさを見せてくれたナナでございました。


いじけて、拗ねて、悪かったよ(´・ω・`) 試験初日、どうなったのだろう・・・

と反省する反面、やっぱお互い言わなきゃ伝わらないこともあると思うよナナー。
それにさー、伝えようにも、今ってその手段がなさすぎます(´д`)


なさすぎなんですが。


それでも今回、ナナがワタシのぐずぐずにつきあってくれたおかげで、またあと3ヶ月くらいは
「心と心のつながりってもん」を信じられるよーな気がしております。



と、久かたぶりに、ナナとのことでしみじみほっこりとしあわせ感を噛みしめておりましたら。
翌日ナナから電話が来まして。

「明日の午後2時頃って、予定あけられそう? てか、あけてもらえるとうれしいんですが・・・」と。

さっそくデエトかよヲイ(*´∀`*)

「あけられるよ」
「2時の前後1時間くらいも時間がほしいところなんですが・・・ダメでしょうか」

このあらたまり具合。この敬語具合。

「なんとかするから、とりあえず用件をハッキリ聞かせてほしい」

「明日の2時から、末子の授業参観なんだけど、あたし試験休めないんだよーー。
 末子はじょりぃちゃんに来てほしいって(・∀・)」


こりゃまたずいぶん急だなおい!( ´;゜;ё;゜;)
もしかして、前の晩のつきあいの良い電話も、計画的じゃなかろうなおまえ!


とか心の中で思ってもいない悪態つきつつ、「はいよろこんでー!」と居酒屋並に元気にお返事させていただきまして。

おかげさまで、念願の末子ちゃんとの時間をいただきました( ^ ∀ ^ )
しあわせでございました。







2010年02月08日(月) さあどうすんのワタシ

ちゅんちゅん ちちちちち  +*+*キラキラキラ



朝。 さわやかな朝。  風が強すぎるけど、晴れてて気持ちのいい朝。
日曜だからと大寝坊したので、もう10時。
おひさま、まぶすぃーーー。


( ^ ∀ ^ ) やあ、いい日だな。


さて、ワタシの気持ちは。
ナナへのワタシの気持ちはどうなってますかな。
おっと、アラーム止めなきゃ。 携帯携帯。

そして携帯を手にとって見たじょりぃ。
うん、メールは・・・誰からも来てないね( ^ ∀ ^ )もちろんナナからも



( ^ ∀ ^ )



あーもーやめよっかなヽ(`Д´)ノ



てか、もうマジでやめるわワタシ。

しかしここでおもしろくないのが、ワタシがナナを好きなのやめても、ナナには痛くも痒くもないっつーことですよ!
くっそーーう、くやしい。非常にくやしい。うわーーーーーん。地団駄地団駄。<アホか

まあいいやそれは。
人の気持ちはしょうがない。ワタシにはどうにもできません。
でもワタシの気持ちや行動なら、ワタシにもどうにかできそうですので。
この後ナナからメールが来ても、ワタシ、もうスルーしちゃうもんね。
ナナ、ワタシがスルーすると割と慌てるから、もしかしたらそのあと何か言ってくるかもしれないけど、それも無視しちゃうもんね。
ふん。
少しはおまえも気にしやがれ!
相手にされない人間の気持ちを思い知れーーーー。(自分で書いてて情けなさにほろりと涙が)
ワタシがいなくなってせいせいするかもしれないけどな!
それでもきっと、さびしいし困ると思うよ!
いっつもそうなってからでないとわからないんだから、バカだなおまえ!わはははははははは。<顔は笑ってません

と、コミカルに書いておりますが、実際のワタシはなぜかものすごく腹が立ってましてね。
ナナのこんなメールスルー、いつものことだというのに。(悲しい)
いつものことだから悲しくなったのかもしれませんが。
今までみたいに「まあ、しょうがないか」とか、全然思えず、もう大嫌いっ、てことでいいや、と。なっちゃいまして。

そして「ああ、また『ナナワタ終了です』ってネットで報告しなきゃならないなー」とかも考えまして。
でも今回はわざわざ報告しなくてもいいかな・・・だいたい、全然会ってないの、ビューワーのみなさまもご存知だし・・・。
記事が上がらなくなれば「ああ、最近はナナとはあんまうまくいってないのね」ってことで納得していただけそうな気もするし・・・。


なんて考えてたらお昼頃に、ナナからメール着信。


ごめんね、メール気づかなくて。 今でもいい?


わあい(*´∀`*)メールきたーーー。

なーんて、今回は思いませんですよワタシだって。
まずは「ふん」とか思って。

またか。
また「気づかなかった」でごまかす気か!
ウソウソ。 絶対気づいてただろおまえ。
だって、ワタシと会ってるとき、年中携帯いじってるじゃん!
そんな人間が、いつも「気づかない」とか、あるかー?
そんななら「じょりぃに返信する時間すら惜しくて今になった。てかめんどかった。ごめん(´∀`)」とかのが潔くて気持ちいいっつーの。ナナらしーっつーの。
さらに言えば、ワタシはその手のウソが大嫌いなんだっつーの!

と、ここまで「気づかなかったとかいつもウソついてんじゃねーよ」と怒っていたじょりぃだったんですが、
この後ちまちまと携帯履歴で調べてみたら「メールに気づかなくて」とナナが言い訳してたメール、結局いっこしか見つからなかったという、ワタシのすごい勘違いぶりなんですのよ奥様( ^ ∀ ^ )大笑いっと
しかしなぜか、もうこのときは「ナナのうそつき!ワタシはうそつきがいちばんきらい!」と、自分がウソツキなことは棚にあげまくって怒りまくっていたので、

今でもいい?とかって何? 今ならとっとと切り上げられそうだから今がいいってことだろどうせ。
 別に今でもいいんだけど、でももう話なんてしたくねえし」

ということで、そのメールを無視することに決定。 呆れたもんですじょりぃ。

そのあとも仕事しながら、「もーやめるよーん、てこと、ナナに伝えるべきか伝えないべきか」とか考えるじょりぃ。
わざわざ伝えるのもなんだか親切な話です。
ワタシの勝手でやめるんだから、別にわざわざ教えて差し上げることもないでしょう。
伝えないけど、ナナからのコンタクトも無視しようっと。
だいたい、いつもナナの都合で物事が動きすぎですよ。
ワタシだってナナに負けないくらいワガママで、ナナなんて足下にも及ばないくらい自分勝手なんですから。
そのへん、あちらもわかっていただかないと。
てかもうわからなくてもいいんだけど!

寒い。

と急に思ったじょりぃ。
実際この日はすごく寒かったんですが。

そうだ(・∀・)お風呂に入ろう。 今日は日曜日だし。お客さん来ないだろうし。

と、夕方になって突然お風呂に入る愛らしいじょりぃ。
お風呂に入っても頭の中は、ナナのバカナナのアホナナなんてキライなんだいなんだいの嵐。
もうね、いつも腹を立てては、ナナの声聞くとへにょ〜〜んてなって、えへへへってなってゴキゲン直して終了、とかやってきたけど、もうワタシ、それ、バカみたいだからやらないから!
ナナもナナだがワタシもワタシだっつー話ですよ。
少しは学習しろよと自分で自分に頭突きを食らわせたい気分ですよ。

はー、あったまったあったまった( * ^ ω ^ *)ポカポカ
頭に血が上っているせいで、なおさらあったまっちゃったよと。

なんつって、頭をわしわしと拭いておりましたら、ナナからの着信音が。
メールだろと思ってゆっくり携帯を手にしましたら、着信音が消えた後に、電話の奥からなんか聞こえます。

へ? 電話だったのかな?
てか、なんで声が聞こえるんだろう。


え。


と、ここでワタシったらびっくり仰天しちゃったんですけども。

ナナが、携帯の留守電に吹き込んでました。


えええええええええええ!!!


ナナ、留守電にメッセージを残すのがほんっっっっとにキライなんですよ。
か、かわいそう・・・と思いつつも、そのまま様子を見守るしかできないワタシ。

あ、切れた。


げーーー、どうしようーーー。
なんか、留守電聞くの、悪いなぁ・・・。聞かないことにしちゃおうかなぁ。(もっと悪いっつーの)
てか、ナナもナナで怒っていたりして。
ぷりっぷりに怒ったメッセージがひっくい声で残っていたら、それはそれでまたワタシ腹が立っちゃって困っちゃうなあ。

うわー、聞きづら、 なんか困ったな、と思いつつ、聞いてみました。風呂上がりのハダカんぼうで。


すみまs ごほんごほん

喘息が良くなってないらしい咳が。 大丈夫かしら。

昨日、メールに気づかなくて、すみませんでした・・・

・・・な、なんか、しょんぼり風味・・・?

ちょっとやめてよね! だ、だまされるもんか!

何かあったんですか。また連絡しますね?


・・・最後はやさしげな声まで出しやがって・・・。
なんか、いっしょけんめーな感じを、え、え、演出しやがってますよ!
いつもよりかわいい声で話してますし。

・・・・・・・。

だ、だ、だまされるもんか!ヽ(`Д´)ノ  <なんなのこの人


葛藤。
ここで「なんか、ナナに悪いことしちゃったかな・・・ごめんよ(´・ω・`)」と思うのは簡単である。いつものパターンである。
でもそれでいいのかじょりぃ。
あーもーやめよっかなとまで思ったのではないのか。
ナナからコンタクト来ても無視、って決めたんではなかったのか。
お風呂の中でも顔真っ赤にしてぶーりぶーりと怒っていたのではなかったのか。

そうだ。 ここでまたへにょへにょするな!
てか、ワタシ、何を怒っていたんだっけな? よくわからなくなってきたけど、ナナの都合でばっかり動くもんか!
いいように使われてなるものか!
ナナはワタシのことなんてどーでもいーんだから。ワタシだってナナのことなんてどーでもよくなってみせるもんね!


でもでもー・・・・。
ここでちょっとよみがえる、後悔の記憶。
それはワタシがやはりなぜかぶーりぶりに怒ったあの冬。
居留守やらメール無視やらをやらかしたあの冬。

確かナナは、悲しくてふとんかぶってえーんえーんと大泣きして、あやうく「もうじょりぃのことはいいや」と思われてしまうところだったあの冬。

もうじょりぃのことはいいや、と思われるのは、まあお互い様ですからしかたないとして。
泣かれるのはイヤなんですよワタシ。
あんまり悲しい思いされるのはイヤだわー。
まして、今忙しくて気持ちがいっぱいいっぱいであろうときに、ワタシのせいでまたふとんかぶるようなことになってしまったら、申し訳なくて新しいふとんでもプレゼントしなければならないではないですか。

でも、ここでまた、日和ってへらへらするのもイヤ。

ははーん。
ワタシったら、なんかよくわからないけど、意地張っちゃってるのね('∀^d)ってこの時点で気づいたんですが、
「では反省しましょう( ^ ω ^ )」とは素直に思えず。
まあ、そうなってしまうくらい、ここしばらくはホント一方的にナナの都合だけで振り回されていて、「ワタシっていったいなんなの?」って思わざるを得ない感じだったのは確かだと思うんですよ。
ワタシがいじけんぼうである、ということを差し引いても。

「もういいよ。知らないもんねっ」という意地っ張りじょりぃを解除する気はなく。
でも、「悲しませちゃったらどうしよう。不安定にさせちゃったらどうしよう。勉強の足引っ張っちゃたらどうしよう」という気持ちも強く。(そこまで思ってるなら意地っ張りを解除しろよと思うんですが)(人間の心とは複雑なものでございますねえ。と人ごとのように)

とりあえず、留守電の不安そうな声が気になったので、「無視してるんじゃないからー」という意思表示をしようと思いまして。
お昼のメールも無視してましたしね。
てか、意地っ張りを解除する気はないとか言いつつ、「絶対無視する!」とか言ってた舌の根も風呂上がりの髪も乾かぬうちに、この弱腰っぷりなわけですが。
とにかく、まだハダカのじょりぃでしたが、ぴぴぴぴとメールを打ちました。


ごめん、今お風呂入ってた。
後ほどメールします。



まあね、「後ほど」メールする気になるまで、ほんの6時間ほどかかっちゃったんですけど。
それまでどうしていたかというと、葛藤してたんですよ。 しつこいな、葛藤。
まあでもとにかく、昨日話したかったことをかいつまんでメールすることにしました。
これでワタシの「なすべき責任」は果たすことになりますし。
無視とか幼稚な行動を取った、と自己嫌悪に陥ることもないわけですよ。


・友だちの子どもと遊んでたら、末子ちゃん思い出してすごく会いたくなっちゃったのだ。
 もうそろそろ遊んでもらえなくなりそうだしとか思って。
・きょんのお父さんが11月に亡くなったんだ。あなたに話すことでもないんだけど、伝えておきたかったんで。
 ついでのときに、と思っていたんだけど、ついでがなかなかなさそうだからさ。
・ほかにもあるけど、それは今度会えたときにでも聞いてもらおうかな。
・そうそう。ワタシ、禁煙してるんだよ(・∀・)もう18日経過



まとめると、こんな感じのことを。ぴぴぴとメール。
ことさらにさらっとメール。
べっつに話さなくていいんだけどね、とりあえず話したいっつっちゃったから、まあ、読んどいて、めいて、メール。


あまり時間をあけずに、ナナの着信音が携帯から響いてまいりまして。
はいはい、返信ねー、と携帯を見たら、ご丁寧に電話がかかってきてました。


げげげげっ。
どうしよう。
やっぱ電話出るべき?


ってところで、
長くなったのでまた次に続いちゃうんですよすみません。









2010年02月07日(日) あーもーやめよっかな

なーーーんか、もやもやしているものがあったわけですよ。
ない、と思っていたんですがー。
実は見えないようにしていただけでそれは存在していて、で、時折その存在を主張するんですが、
「いやいや、こんなこと、思うべきじゃないし思う必要もないんだぜ?」と自分に言い聞かせ、また見えなくして、ワタシはなんとなくやさしい良い人になっていた、と。

ヘイヘイ!いったいそのもやもやってのはなんなんだい?
と、通りすがりの外国人が日本語で聞いてくるのでお答えしてみますと。

なんか、会えなすぎじゃね? ワタシとナナ。

これ。
このもやもや。

さらにつっこんでもやもやってみれば

会えないのは、ホントに「忙しいから」ってだけ なの?

これ。
ここ、大事なポイント。たぶんテストにも出ます。


会えないだけじゃなくて、電話もできないしさー。
メールも、いつ末子ちゃんに見られるかと思うとオチオチ言いたいことも言えませんし。
じゃあ手紙で、なんて思っても、差出人名がワタシだった時点で、ママ宛だろうとも、たぶん末子ちゃんあたりがワクワクと開けて読んでしまうでしょう。
差出人名を書かなければ、用心深いパパあたりが「なんだこれ、ナナ宛に無記名って、きめぇなぁ」かなんか言って開けちゃうかもしれませんし。
もうとにかくですね、連絡手段も連絡機会も、マッチ売りの少女くらい恵まれない環境にあるわけですよ例えが変ですが。

実は、ひと月ほど前に、この件について、さんざん悩んだあとにナナに打診していたワタシだったんです。
「この件」というのは、現状だとワタシが「好きー(*´∀`*)」とか「会いたいんだけどー(*´∀`*)って言うだけ言いたいんだけどー」という、ナナにしてみればどうでもいいようなことが言える連絡手段がないよ!という件です。
「さんざん悩んだあと」って何を悩んだかというと、「この忙しいのにグズグズしたこと言ってんじゃねーよこのグズ!」って思われたらどうしよう打診するのやめようかなでもしたいしなということを悩んでいたわけです。

でも結局、上記の気持ちを、できるだけ負担にならないようさりげなくやろうとしてわざとらしくなっているであろうメールを携帯に送ったんです。

で、何回かやりとりして、ナナが「メールしてくれればいいじゃん」とか言いましてね。
「メール、末子ちゃん読むんじゃないの? だとしたら好きとか会いたいとか書いたらヤバイじゃんね」と、おまえ既に書いててヤバイじゃんか考えろよという返信をいたしまして。

なぜかそのことはスルーされ、違う話になって、いつの間にかメール交信が終了していたんでございますよ。

かように、ワタシからナナへのコンタクトはしづらい現状なんですが。

逆はですね。 ものすごく、カジュアル。
カジュアルにナナからメール来るんですが、その内容はほとんどというか全部が

「○○って何?」
「△△△について調べてくれない?」
「□□□について、じょりぃはどう考える?」

宿題とかレポートに関わることばっか。 それはもう見事に。

あんまり見事なもんですからね。おまけにカジュアルですし。
頼りにしてもらえてうれしい、ナナの勉強に関われて楽しい、という気持ちだけでいられなくなり、どうなったかといいますと。


もしかして、ワタシの価値って、喋って踊れてパソコン持ってるインターネットな人?


って思い始めちゃったわけですよ。

・゜・(ノД`)・゜・。悲しいし、ワタシってグズっ子だしいじけ虫だ・・・


とまあ、たまにこの手のいじけ虫が、横隔膜のあたりをもぞもぞして存在を主張していたわけですが、それでもワタシはがんばっておったんでありますよ。

バカだなじょりぃ( ´_ゝ`)フッ
ナナがそんな人でないことはわかっているではないか。
今は忙しいんだからしょうがないさ。そんな時期もあるさ。
今ワタシがナナにできることをして、できるだけ邪魔にならないようにする、それが愛ってもんではないか。
ナナを信じていればいいのだ。

信じる・・・?


って  な に を ? ( ° ▽ ° )


か、考えてみれば、ワタシたち別に恋人同士じゃないし。
なんか指切りとかしたわけでもないし。
この忙しさを通り抜ければすっげ濃厚なセックスしてあげるから☆とかな話も全然出てないし。
「あたしじょりぃのこと、(恋だの愛だの別にして)すっごい大切」みたいな言葉、もういいしばらく聞いてないしーーーーーー。


ワタシは、何を信じて、何を求めて、ついでに言えば

何してんだ???(°▽°)ナナのレポートの調べもの?

グチすら聞けてねえ。


ワタシは、 こう、 ナナとの「なんか」(心もとねぇーーー)を信じて、ここ数年のナナの修羅場が通り過ぎるのをひたすらじっと身を小さくして待っているわけですが。
「なんか」って、何? てか、存在すんのそれ?
もしかしてミステリーゾーン的なアメージングストーリー的な、ありそでなさそなモンなんじゃないの?と。
で、待ったあとって、なんかいいことあんの?
じょりぃ、ひとりよがっていませんかーーーーと。

ひとりよがり ってこう使ってしまうと、なんだかワタシひとりで気持ちよがってそうな言葉ですね(´∀`)

ってそんなことはどうでもいいんですよ。
とにかく、じょりぃがぐずぐずいじいじし始めたわけですよ。じょりぃの本質が本格始動ですよ。
今までいいこにしていたというのにもったいない。(もういいこにして3年になるのか・・・)

またねー。 准看のときは、大変つってもまだ大変じゃなかった。と今になって思うわけですよ。
正看になるための段階に進んでからのハードさっつーのが、ワタシの予想はおろか、ナナの予想すら大きく超えてましたからね。
ナナはグロッキー&フキゲンが募っていきますし、ワタシは今まで以上に「いいこにしてなきゃ」とプレッシャーが。
そしてワタシのプレッシャーは、そのままナナのプレッシャーにもなるという人間関係の不思議。
ワタシが誘っても誘わなくても、ナナにはプレッシャーになってるんですよたぶん。
なんかもう、申し訳ない。ワタシの存在が。

と、申し訳なく思う反面。

なんでこのあたくしが、そのような申し訳ない存在にならねばならないわけぇ? ありえなくね?

という、たいした態度の、王者の風格すら見せるじょりぃもいるわけなんですよ。
ナナ!おまえ、ワタシと仲良くできて、すっげ運がいいと思うべきなんだぜ!?的な。 ホントたいした態度なワタシもたしかに、いる。


でもですね。
たまーーーにこのような波が襲ってきても、「いやいや、ここはやっぱ、信じて待とうぜ(何を?)じょりぃ」なんつって、自分をどうどう、ってしてたんですよ。
ワタシとしても、ナナが立派な正看護師になってくれることが、今はすごく大事なことなわけでして。 ワタシ関係ないけどさ。それでも楽しみなんですよ。
仕事、勉強、子育て、家事(は手を抜いてるらしいけど)に追われて、くったくたになる間もないナナの負担にならないこと。
これがワタシの大事な役目でありますよ!
って考え直して、「いつもゴキゲンで協力的でやさしさいっぱいなじょりぃ」に徹していたんであります。ナナに対しては。


ここでいったん場面は変わって。


先日、iプチ姫が家を建てたということで、打ち合わせにあたってそちらにお邪魔したんです。
「家見たい!」って言ったら「じゃあ事務所スペースもあるから、家でうち合わせましょうか」てなことで。
おうちに着いたら、iプチ姫の娘さん、プチ子ちゃんとしましょうか、が玄関開けてくれましてね。
プチ子ちゃんは生まれたときから知ってますし、2年生になって以前より人見知りしなくなったので、会うなり懐いてきてくれまして、ワタシを相手にずーーーっと『ONEPEACE』の話をしてくれまして。

「じょりぃちゃんはお母さんとお仕事の話をしにきたんだよ。プチ子、じょりぃちゃん返して」

と、iプチ姫が注意しても、プチ子ちゃん、ワタシとのおしゃべりをやめなくてですね。
「あたしにだってこんなに情熱的に話さないよねー」なんてiプチ姫が言ってくれるもんですから、それがまたうれしくてですね。
まーたこの子が美少女なもんですからね。
ワタシはうれしくて、うん、うん、(*´∀`*)と、にこやかに楽しく、ルフィやニコロビンの話をしていたんですけれども。

プチ子ちゃんは美少女だし、おしゃべりは(多少わけわかんないけど)楽しいしで、ものすごくしあわせだったというのに、同時に、懐かしくてさびしくて、気持ちが泣けてきちゃったんです。

ああ、ワタシ、確かこんな風に子どもと話していたことあったよな。
その子、ワタシのこと大好きだったよな。
ワタシもその子が大好きだったな。

会いたいよう。 会いたいよう。

末子ちゃーーーーーん(´;ω;)


帰りの車の中で、もう末子ちゃんに会いたくて会いたくて。
急がないと、もうワタシと遊んでくれる年齢じゃなくなってるかもしれません。
4月で6年生ですよ。(ありえない!早い!ウソだろ!)
さすがにもう・・・じょりぃちゃん離れしちゃうよね・・・(´;ω;)

それとワタシ、きょん父が11月に亡くなったことを、ナナにまだ話せていなかったんですよね。
ナナには関係ない話なんですが、今まではこういうこと、けっこうお互いにマメに報告しあってたりしたのと、ワタシにとっては大事な話だったので、やっぱ聞いてほしいなーとか思っていたんですが。
なんか、レポートの情報提供のついでにするような話ではないですし、かといってあらたまって話すのもどうかと思いますし、そもそも話す機会が全然ないですしってことで、話せずにいたんです。

末子ちゃんに会いたい、ママいなくていいから末子ちゃんに会わせろ!という用事ができたので、ついでにきょん父のことも話せるといいなと思い、ちょこっとだけなら電話も大丈夫かな?と思い、その日の夕方、ナナにメールしてみることにしました。


今日ちっと話す時間ない? 30分とか。
急用とかでは全然ないので、忙しければまたの機会でいいんだけどさー。



まあね。
つい先日、ナナの「教えて」電話につきあったばかりでしたので。
ワタシのこの要求くらいは通るかな?という駆け引きというか打算のようなものがあったわけですよ。
まあ、無理なら無理で「ごめん今日無理」とか返事くるだろうな、それならそれでしかたないしーとか思っていたんですが。


ま る で お と さ た な し (・_・)


スンスンしながら、夜中にふとんに潜りましてね。
そしたらなんか、黒じょりぃが、ふとんの足下のほうからじわじわと這い昇ってくるわけですよ。

電話できないとかはしかたないって全然思うし。
忙しいのなんかわかってるし。
でもなら、「今日無理」って4文字メールするくらいできないもんかし?
ワタシはナナのメールや要望にいつも速攻で応えてるのに。(それはワタシの勝手だけどさ!)

って、このへんまで考えて「ワタシもしかして、今生理前?」とか思ったんですが、違いました。終わったばかり。

で、さらに、理屈にならないようなムカムカイライラがワタシを襲いましてね。

よく考えてみると、もしかしてもう好きじゃなくね?ワタシ。ナナのこと。  とか。
なんか惰性で好き好き言ってね? とか。
長い勘違いだねとナナ本人にも言われたしさー。 とか。

なんかいろいろ考えてるうちに、出て来ちゃったんですよねぇ。


あーもーやめよっかな。   <これが



・・・まあでも一晩寝てからだな。
今ワタシ、なんかカッカしてるのかも。
精神状態がよろしくないのかも。
朝になってからの気分で決めようそうしよう。


長くなっちゃったので、次回に続きます(´・ω・)





2010年02月04日(木) SOS田中と大人の事情

「パソコンで文章書くとタバコ吸いたくてハァハァ病」がまだ落ち着かないので、
前回に引き続き、書いたままアップせずにいたネタを今さらアップさせていただこうと思います。
なんかもうホントすんません(´∀`)

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小ネタです。

ワタシの背後にある書棚で探し物をしておりましたら、ナナと再会した当時やりとりしていたファックスのファイルが出てきましてね。
結構な量でびっくりしました。
そーゆーものをちまちまとファイルしておく自分にもあらためてびっくりしましたが。
しかし、当時既に携帯メールって世の中ではあたりまえだったんですが、なぜこんなにファックスなんぞでやりとりしていたのかナゾです。
そして今読み返してみると、ナナは今のナナよりもエキセントリックな不思議ちゃん(古い)で、ワタシはおどおどしつつも生意気という、なんというか「中学時代、相手が自分に持っていたであろうイメージ」をなぞって演じているような感じもしておもしろいです。
素のようで、素じゃない。
つきあい始めにありがちな、「一生懸命素なんだけど、相手の期待に応えなきゃみたいなところもある、素とはいえない素」という感じの初々しさがあります。
や、ワタシたち、つきあっちゃいないんですが。と、しかたないので自分でつっこんでおきますね☆

まあとにかく。今日の本題はそこではなくてですね。

そのX-FILEならぬファックスファイルに、広告チラシの裏で作られたファッション雑誌が挟まっていまして。
当時4年生だったかなあ・・・次女ちゃんが作ってくれたんです。
これはファックスで送られたものではなくて、ナナの家に遊びに行ったときに「あたしが作ったのー(*´∀`*)」なんつって、次女ちゃんがワタシにくれたものだったんですが。
ファックスと一緒にファイルしておいたみたいです。(ちまちま)

これがどんなものかといいますと。
パックのしかたとか、お洋服の紹介ページとかコスメのページなんかがありましてね。
絵も文もとんでもなくヘタクソですが、そこが良い感じなんですわ。
裏表紙には「ふろく」までついてます。
『毛糸でみつあみが簡単に作れる』という機械がふろくのようですが、絵が描いてあるだけです。
まさに絵に描いた餅。絵に描いたふろく。

巻末にはちょっとした読み物もついてまして。
SF小説です。
タイトルは『SOS田中』
えすおーえすたなか と読みます。
次女ちゃんオリジナルでございます。

次女ちゃん、しばらくこのSOS田中に凝っていて、ワタシにもよく話をしてくれたんですが。
この雑誌に書いてある文章をそのまま転記すると、著作権の問題以前に、次女ちゃん独特の文章によりおそらく誰も解読できないであろうという問題が大きく立ちはだかっておりますので、どんな内容なのかアテクシがかいつまんで説明させていただきます。


●今よりずーーーっと昔の話。

●妖怪と戦っている勇敢なチーム、それがSOS田中だ。

●そこが天国か地獄かはまだ知られていないが、新聞では彼らの活躍がいつもたくさん載っている。

●それが我々の新聞だ。

●変な人たちに薬を飲まされてしまったSOS田中チームが、勝つか負けるか心配だ。



・・・とまあ、この号の話はざっとこんなもんなんですが。

秀逸なのは、このあと語られる、SOS田中チームのキャラ紹介であります。
このチームは5人で構成されております。


●まずSOSの田中。
 こいつがボス。まあ、いちばんえらい人であった。


リーダー名がそのままチーム名らしいです。その割に説明はこれだけでした。
「いちばんえらい人」の前に「まあ、」と付いているあたりに、田中の実力の程度がうかがわれます。


●次にSOS中田。やさしい女であった。

田中と逆になっただけの苗字、中田。ぞんざい。
ちなみに田中とは恋人同士だそうです。
結婚したら姓が中田から田中に変わってしまうのが悩みだそうです。


●次は、藤木ヤンキーだ。
 戦うときは、すごくやさしいタイプかな・・・


それで戦えるのだろうか、藤木ヤンキー。


●次はSOS LOVE。 こいつは男であった。

LOVEという名の男なのか。変わってるな、と思いきや

戦うときはすごくこわいが、でも普通のときは女らしいオカマです。

納得しました。
きっとかわいいものとかラブなものが好きなのね。


●最後、SOS山本。 これで全部だった。

山本の説明、なし。 かわいそうな山本。


このころは、ナナの家へ遊びに行くと、たいてい次女ちゃん、末子ちゃんと一緒にこの「SOS田中ごっこ」をしておりました。

小学校4年生でこの内容はいかがなもんなんだろうなー、という気もしないではないんですが。(文章メチャメチャですし)
まあ、次女ちゃんの脳みその使い方って、ちょっと変わってますし。たぶん大物になるんじゃないかしら。

とまあ、次女ちゃんはこれで良いんですよ。まだ4年生でしたし。変わった子ですし。
それよりも当時このSOS田中を読んでワタシが愕然としてしまったのは


中1のときのナナと、感性も言ってることも、大差ないかも。


と本気で感じてしまったことでした。


それをナナに伝えましたら「そんなわけあるか!」と怒られた後に

「子どもたちの前ではそれ言わないでよっ」

と、真顔で釘を刺されました。


言わないよーう(´∀`)

「中1のときにママは小4の次女ちゃんと似たような文章書いてたよ。ママが書いてたのはインポの話だったけどね」

とか、とても言えません。
(本人の記憶からは、あの名作「インポ君の青春」を書いたことは都合良く抹消されているらしいですが)


部活をさぼりまくっていたことも、子どもたちの前で言ってはいけないというルールになっております。

おかあさんて、大変なのね(°▽°)てか、オトナってズルイナー











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