ナナとワタシ
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| 2004年10月31日(日) |
すみませんねえ自分のことで |
前回のナナワタで、パパに「ナナはじょりぃちゃんのことを放っておきすぎじゃねえ?」と同情されたかわいそうなじょりぃだったんですが。
実はその日のうちに、ナナに「今日は楽しかった。夕飯もごちそうさま。おいしかった」という内容とともに
今日はもう寝ちゃうだろうから後ででいいんだけど、話したいことがあるです。 たいした話じゃないですが。
とメールしてありました。 話したいことというのは、パパに言われたことを、ナナにちょっと確認というか訊いてみたいというか。 とはいえ、メールしたはいいんですが、いざ話そうとすると何をどう話したらいいのかわからなくて、どうしようかなぁなんて思っているのですが。
その日はナナも「今日じゃなくていいの?」なんてメールをくれたのですが、少し時間をおいて自分も落ち着いてからの方がいいかもと思ったので「うん。急いでないから」と返事をしておいたのですけど。
その日から4日経って今日。 ナナからメール。
なんだかまた、長女ちゃんのことで不安の発作が襲ってきたらしく。 落ち着かないよー不安だよーどうしよー、という内容とともに 「で、このあいだじょりぃが言ってた話したいことって、長女に関係することなんじゃないの?」と、勝手に。
全然違うから。
ナナって、こうなっちゃうと、ホントダメですね。 頭の中はそればっかりになってしまうようで。 困ったモノです。
以前のワタシなら「なんだい! 自分(と子供)のことしか考えてねえのかよ!」と拗ねまくるところですが。 ワタシもオトナになりましたし? ナナのこういう状態にも慣れてまいりましたので。 ここは穏やかに返信。
全然関係なくてもーしわけない(笑)。 長女ちゃんのことは、まあ不安になっても無理もないけど、絶対良い風になるから心配ないよ。 あったかいものでも飲んで、少しリラックスですよ。大丈夫だから。
ああ。 なんてやさしいワタシ。(これくらいフツウの人にはフツウです)
と、ワタシが自分の寛容さにうっとりしておりましたら、メール着信。
なんだ。
・・・・・・・・・これだけ?
失礼なヤツだな。
子供のことじゃなくてどーもすみませんでしたねえ。ということで返信。
すみませんねえ自分のことで(笑)。
かろうじて「(笑)」をつけました。 まあ、そもそも怒ってはいなかったのですが、「(笑)」をつけておかないと、さらにナナの不安が拡大するかなと懸念したのであります。
ああ。 なんてやさしいワタシ。(言わせてください自分しか言ってくれないんですから)
しばらくして、ナナから着信。
いいえ。
・・・・・・この「いいえ」は「NO」の「いいえ」でなく、「いいえどういたしまして」の「いいえ」ですよね?
いいえじゃないだろおまえよーーーーーー!
が、そのあと「何かまた心配事?」だの「なにかあった?」と続けてくれてはいるものの。
「とはいえ心身共に体調不良のため、たとえ長女の話だとしても聞く気になれない」と勝手な言葉が続き。 さらに
じょりぃの落ち込んでる話も滅入りそうだし、かといって浮かれた話もムカつきそうだ。
失礼なヤツだな。 勝手なヤツだな。 正直なヤツだな。 感心したぞ。
そのあと「本当にごめん。じょりぃに当たるつもりはないのだ」と続いてますが、当たってませんかアナタ?
で、「そんなわけでもう寝る」そうですよ。「おやすみ」だそうです。
まったく。 しょーがないヤツだな。
しかしまあ。 今、ナナは不安定の波に翻弄されているのであります。 ワタシだってそんなときはあり・・・・ますけど、こんな風にたいした態度で誰かに話したことはありませんけど。 でもナナはワタシではありません。 まいっちゃってるんですきっと。 決してワタシをないがしろにしているわけではありま・・・・せんと思いたい。
で、返信。
うわお。 フツーは怒るぞコレ。 しょーがないなぁ(笑)
ゆっくり眠れるといいね。おやすみ。
やさしい自分を演じてみました。 もー今日はしょーがない。
そのあと「ごめんね」とメールが。 「気にしてないです。ゆっくり寝て。おやすみ」とワタシが返して、終了。
しばらくは、ワタシの話どころではなさそうでございます。 ワタシもどうでもよくなってまいりました。
とりあえず、今はナナの心身に平安が訪れるのを祈るばかりであります。 困ったもんだ。
| 2004年10月28日(木) |
放っておきすぎじゃねえ? |
「ママ! じょりぃちゃんを独り占めしないでよ! たまにはあたしにも貸して!」
いったいどれだけワタシとナナがベタベタしていたんだろうと思ってしまう、末子ちゃんのセリフでございますが。
本日、子供たちが学校がお休みの日だったので、ナナと一緒に子供を連れて遊びに行って参りました。 長女ちゃんも一緒で、子供3人揃ってじょりぃも同行で・・・というお出かけは随分久しぶりでございます。
で、冒頭のセリフなんですが。
午後1時にナナの家に迎えに行って、帰ってきたのが夜中の12時すぎだったのですが、その間、ナナと「ふたりだけの会話」が出来たのが、一度きりの正味5分間。 その5分間のときに言われました。
・・・・・・・・・・。
もう少し、ママに独り占めしてほしいんですが。 そもそも、じょりぃちゃんを独り占めしているのは末子ちゃんなんですが。
まあいいです。 それはそれで嬉しいですし。
今日遊びに行った施設の中に、鏡を使って楽しめるようになっている場所があったのでございます。 ものすごくちゃちいモンでございますが。
その中のひとつに、まわり中を鏡で囲って、その囲いの中に入ってたくさん自分が映っているのを楽しむ、というものがありまして。 四角く囲ってあったり、三角だったり六角形だったり。 床から70センチくらいのところまでは鏡がなく、囲いの足があるだけなので、どっこいしょとかがんで囲いの中に入ります。
ワタシがめずらしく一人になれて、まずは四角い鏡の囲いに入って自分の姿にうっとりしておりましたら(ウソですよ?)、ナナが入ってまいりました。
「なんだこれー。 これだけ?」とナナ。 「うん。 これだけ」 「つまんねー(笑)」
確かにつまらないんですが。 この中、ナナとワタシだらけでございます。 いろんな角度で、ずっと奥の方まで、ナナとワタシがおります。
わあい。 ナナがいっぱい。 おまけにワタシったらナルシストでございますから?(白目)
ものすごく、キスしたい衝動にかられてしまいまして。 急に、密室に、ふたりだけ、という状況も手伝って。(しかし、腿から下は丸見えなのでありますが)(マヌケ)
が、しかし。 当然そんなこと思うのはワタシだけでございますからね。 いかんいかん、と思い、とっととその囲いからどっこいしょと出ました。 ナナも後をついてどっこいしょと。
次に、六角形の囲いです。 ワタシが入りましたら、ナナも入ってきました。
嬉しい。 こんなことくらいで。
「ここもこれだけ?」とナナ。 「うん。 これだけ」 「どうしろっつーんだよ(笑)」
キスしよーよ☆ なんてことは微塵も顔や行動には出さず(たぶん)(ギラギラしてたかしらもしかして)、ヨコシマな気持ちや妄想が肥大しないうちにまたもやワタシからどっこいしょと脱出。
次は三角形の囲い。 今度は一緒に入りました。
狭いです。三角形。
今度はふたりとも黙ったまま、並んで鏡に映っている姿を見つめまして。 とにかく狭いので、ふらふらと動くこともできず。
が、どちらからともなく、ふらふらと、顔と顔が近づいて、 ナナがワタシの腕をつかんで、
なんてことには当然なるはずがなく。
ふたりしてだまって鏡を見ておりましたら、あのセリフとともに、末子ちゃんが飛び込んでまいりました。
「ママ! じょりぃちゃんを独り占めしないでよ! たまにはあたしにも貸して!」<怒ってます
「じょりぃちゃんを独り占めしてるのは誰なんだっつーの」とナナ。 「たまにはじょりぃちゃんをママに貸して」とワタシ。
が、あっという間に末子ちゃんの手にひかれたまま、じょりぃは三角ワールドをどっこいしょと後にしたのでありました。
しかし、 5分だけだったけど、 5分だけだったからこそ、 嬉しゅうございました。 ナナとふたりだけの時間。
が、夜になって心境は一転します。
ナナ宅に戻りまして。 ワタシは末子ちゃん&次女ちゃんと遊び倒しでございます。 ナナは夕飯の支度やらなにやらしてまして。 オマケに「ちょっと買い物に行ってきてもいい?」と来たもんです。
逃げる気だな。
「いいけど」 「けど?」 「・・・・帰ってきてね」 「(笑)すぐ来るよー」
あなたの「すぐ」って、軽く小一時間かかるんですね。 使い捨てカメラ買いにいくだけのことで。
で、夕飯をごちそうになり。 「ちゃんとにんじんも食べてね。おいしく煮えてるから」と、ナナにお母さんぶられてしまいましたが。 そして前の晩には同じセリフをきょんに言われているなさけないワタシなんですが。
食べてすぐにまた末子ちゃんと遊び。 そうこうしているうちにパパが帰ってきました。
今度はじょりぃ、パパのお相手でございます。 ナナは末子ちゃんを寝かしつけに二階へ。 その前から、パパは仕事の話をワタシに懇々と話しております。
眠い。(パパの話云々でなく、今日はそもそも眠くてしかたなかったんです)
仕事の話のあとは、またパパ、「ママがパパの彼女たちの写真全部燃やしちゃったから、つきあった子の写真が一枚もない」の話を。 それ、もう三度目なんですけど。 この話、スキなのね、パパ。
その他にも、パパとナナが出会った当時、ナナがどんな感じだった、とか、ナナが話さない話をパパから聞くことに。
ワタシ、イヤなんですよね。 ナナが話さないということは、ナナが話したくないから話していないんじゃないかと思うんですが。 (単にナナの中で「話す程度の話じゃない」と思っている可能性もありますが) 一緒に話を聞いていた次女ちゃん(おそらくワタシよりずっと何度も同じ話を聞いているのでしょう)は、口の前に人差し指を当てて「しーっ」のポーズ。 そのあと、パパの目を盗んで「ママにはナイショね」と無声音で。
イヤだなあ。こういうの。
というわけで、パパの話のとぎれるのを待って、「なんか、ママが話さない話をパパから聞くと、ママに悪いかなって思っちゃうかもー」とにこやかにお伝えしてみました。 「そうだな。 ママにバレたら怒られちゃうもんな」とパパ。 「(にっこり)」とじょりぃ。
「そういえばさー」とパパ。 「オレ、いつも思うんだけどさ」 「はい」 「じょりぃちゃんてさ、子供たちにまとわりつかれちゃうけど、ナナのお客なわけじゃん?」 「そうですね。たぶん」 「なんかさ、ナナ、じょりぃちゃんのこと、 なんていうのかな 悪い意味じゃないんだけどさ 放っておきすぎじゃねえ?」
やっぱり。
「パパもそう思いますか? あははははは(乾)」 「んー。 なんか、ことさら忙しそうに振る舞うんだよな。じょりぃちゃん来てるときはさー。 なんか、無口だし」 「・・・・・・・」
どういうことなんだろ・・・。
「自分のお客なんだからさー、もっともてなしたって良さそうなのにな」 「まったくですね(笑)」 顔で笑って心で泣いて。
やっぱりワタシの気のせいじゃなかったんだーーーーーー。 ナナはどうやら、わざとワタシを放置しているようです。 ワタシが放置プレイが好きって知ってるのかしらハァハァ。という冗談はさておき。
ひどい。
なんで?
5番テーブルじょりぃさん、ブルー入りましたーーーー。
「子供たちがいるときは、あたしはじょりぃと話すのはもうあきらめてるから」 と、以前言ってくれたことはあったけれど。
確かに、末子ちゃんと遊んでいるときは、ナナがじょりぃに話しかけると、末子ちゃんものすごい勢いで「ママはじょりぃちゃんに話さないで!!」と怒るけど。
パパとナナと3人でいるときだって、全然ワタシにかまってくれないし。
とはいえパパとも話さないけどナナ。
よくわかんない。
今までは「ナナってそーゆーヤツ」とか「ワタシに心を許してくれてるから放っておいてるんだ」とか思うようにしていたけれど。 作為的に忙しぶってるらしい、とわかったら、 なんか こう
さびしい。
さびしいよう。
ナナのバカ。 うええええええええええええええええええん
近々、子供も連れてナナと出かける約束をしていたんですが。
ワタシが最近忙しぶっていたせいか、 「仕事大変なんでしょ? 無理しなくていいからね」と、ナナから気遣いのメールが。
なもんで「無理してないよ。楽しみだよ」と返信。
「ならいいけど。じゃあ、予定どおり午後からでいいよね」という確認とともに、映画の話などのメールをいただき、ちょっとやりとりしたあと。
ワタシ、「で、どこに行こうか?」と、ナナに投げかけました。 楽しみにしてるよー、というアピールを試みたのでございます。
が。
帰ってきた返事が
出かけるところは決めてあったじゃん。 マジで忘れちゃったの? ひどい…
え!
そ、そういえば、決めた ような 気も するけど。
何も思い出せません。
しばらくううんううんと考えていたのですが、やはり思い出せないものは思い出せないので白状してみることに。
あれ……? …ゴメン、マジで忘れちゃったみたい。 お、教えてください。
それっきり返事が来ません。
ワタシ、無事に一緒に出かけてもらえるのか、ただいま激しく不安中でございます。
お母さん。 もうちょっと頭のいい娘に産んでくれればよかったのにー。<人のせいにしてます
| 2004年10月21日(木) |
調子が出てきましたか? |
ナナの長女ちゃんが不安定なせいで、ここのところよくナナと電話で話をしておるんですが。 正直疲れるですよ? 話題が難しい上に、子供の話でございますから。 世の親御さんは、ほら、子供のことになるとキ○ガイ もとい 真剣でございますからね。 言葉も慎重に選ばないと、途端に不安になったり怒ったり落ち込んだりしてしまいますので。 オマケにじょりぃは頭が悪い。さらにオマケに無神経。ついでに物言いがキツイ。 これらを封印しつつ、子供もいないのに子育てについていっしょーけんめー考えて話をするので、脳みそがテンパってしまうというわけでございます。 かわいそうなワタシの脳みそ。
しかし、重たい話が続く中、たまにオアシスのように違う話題に恵まれたりもいたします。
来月ワタシはきょんと一緒にワイハ〜に行くんですけど。 ここ最近の電話のたびに、ナナからそのハワイの話題が出ます。 いいないいなー、と。 きょんさんにうーーんと甘えておいでよ、と。 大きなお世話でございます。 言われなくたって甘えてきますよこのやろう。
そしてこの日もハワイ。やっぱりハワイ。よほど行きたいのだね、ナナ。
「一週間て言ったっけ?」とナナ。 「うん。5泊7日」 「いいなー。しかも別行動が多いんでしょ?」 「うん。きょんは研修だからね」 人の研修についていく、バカっ子のようなじょりぃですが。 「なおさらうらやましいなぁ。ひとりの時間が多そうで」
世のお母さん共通でしょうけれど、ナナも「ひとりの時間」欠乏症でございます。
「一週間かぁ。 長いねー」とナナ。 「そうだね。 ふふふ。 さびしいだろーーーー」
さびしがっちゃぁくれないのはわかっていながら言ってみました。
「はぁ?(笑)」 「一週間もワタシがいないとさびしいでしょ?」<しつこい 「あははははははははははははは」 なぜ笑う。 「わははははははははははははは」 なぜ笑う。 「うん。さびしいさびしい」 「わははははははははははは」 なぜ笑う。 「あははははははははははは」 だからなぜ笑う。
楽しそうです。 が、ワタシはちっとも楽しくないんですが。 だって、すげえうそっぽいんですもの。
「うそっぽい乾いたさびしさをありがとう」とワタシ。 「さびしいってば(笑)」 「いいんですよ(笑)。さびしがるとは思ってなかったし」 「いやホントに。 一週間の間に何かあったらどうしようとマジで心配」 「え! それはワタシに何かあったらと心配してくれてるんですか?」 「ううん。 あたしに、だよ。当然でしょ」 「わはははははははははは」 「あはははははははははは」 「それってカンケーないだろワタシのハワイと(怒)」 「だって何かあったら誰に話したらいいのだ? 困ったなぁ」
何がさびしいのかと思ったらそんなことですか。 まあ、そんなこったろうとは思いましたが。 光栄でございますよ。アナタのグチ聞き係に任命していただいて。 と、本人のいないところで皮肉を吐いてみました。
「携帯レンタルしていくから、電話するよ」 「うん。して」 「え! していいの?」 自分でするよと言っておきながら、してと言われてビックリするワタシもまぬけっぽいですが。 「うん。 でも時差考えてね。真夜中とかかけてくるなよ」
自分はいつだって時間気にせずかけてくるくせに。
「いや。わざわざ熟睡してる頃を見計らってかける」 「別にどうぞ。 出なけりゃいいだけの話だもん」 「ひどい」 「あたりまえじゃん。 寝てるんだもん」
そうですか。 ねじりはちまきに懐中電灯でも突き刺して、気合い入れて寝ててくださいこのやろう。
じきに、ナナとワタシで計画している旅行の話になりまして。 次回はちょっと遠出して鎌倉まで行こう、ということになっているのですが。 交通手段をどうしようか、と悩んでおりまして。
ワタシは電車希望。 電車が好きですし、運転だと疲れちまいますからね。 が、たぶん車の方が速いですし、現地についてからのフットワークも車の方が良さそうです。
「電車がいいけど、やっぱ車かな」 ひととおり話したあと、そう言ってみたワタシ。 「疲れない?」 「疲れる。 キミ運転してくれ」 「え! イヤです」 「そんなにきっぱりと」 「だってあたし、高速走ったことないんだよ?」
パパ、ナナを過保護にしすぎです。 もう。
「じゃ、練習ということで」 「じゃあ、ずっと下道から行こうか」 「いつになっても着かねえですよ?」 「あ、じゃあさ、パパに運転してもらって行く?」
はあ?
イジワル言い始めましたですよこの人。 子供の悩みも、落ち込み期から前向き期に切り替わってきて、ナナのココロに余裕が出て来た模様です。 ナナらしい調子が出てきました。
「別にいいよ」 意地を張るワタシ。 「いいの?」 「いいよ」 「じゃあ、部屋も3人一緒でいい?」
おーーまーーえーーなーーーーーーーーーー。
「ワタシは全然かまいませんけど、ご夫婦で仲良くしたいでしょうから遠慮しますよ」
妊娠でもしてろ! なんて思ってませんよいやだなあ。
「でもじょりぃ、3人じゃ眠れないよね」 「まあね」 「パパと一緒って、運転するより疲れそうだし(笑)」 「そうだね(笑)。 あいや、そんなことないですよ?」 「あはははははははは」
あははははじゃないですよもう。
しかしまあ。 イジワル言えるようになったということは、だいぶ元気になってきたということでございます。 よかったよかった夜鷹、ということにしておいてやりましょうこのやろう。<本日3度目のこのやろう
ナナが完全復帰したとき。
そのときは、おそらくみなさまが待っていらしてくださっているであろう「サゲ」期に突入です。
楽しみにしててくださいね、特にあ○じぇさん☆(<最近オチがないですねとわざわざメールをくれる 憎らしい 愛らしい人)
前回のナナワタにも書いたのですが、ワタシとナナは中学校時代の恩師・M先生とお茶をしてきました。
ナナがここのところずっと子供のことで煮詰まっているのは、もう耳にたこができるくらいワタシも言い放っているわけですが、ここ最近のいちばん重症だった頃に「M先生に相談に乗ってもらえば?」とワタシが提案しまして。 「じょりぃも一緒ならいいよ」なんて言ってやがったくせに、我慢できなくなって、突発的に先にひとりで勝手に会いやがったナナ。 今回はナナがワタシに気を使って、先生に声をかけてくれ、3人でお会いできることになりました。
で、いろんな話をしている中で、M先生がワタシたちに訊ねました。
先生「ナナとじょりぃは、同じクラスになったことないよね?」 じょ・ナ「ないです」 先生「しょっちゅう会ってるの?」
じょりぃ、横に座っているナナの顔をちょっと見まして。 なんて答えたらいいのかしら。 しょっちゅう・・・・会ってるほうだよね? ナナは答える気がなさそうなので、ワタシが答えねばなりません。ずるい。
じょ「しょっちゅう・・・・だと思います。 けっこう、会って・・・るよね?」
おずおずと一応ナナにおうかがいを立ててみましたが、ナナ、カジュアルに無視。
じょ「スミマセン。 会ってないみたいです、この人の反応からすると」 先生「あはははははははは」 ナナ「(苦笑い)」
先生がお聞きになっていらっしゃるのだ。 ちゃんと答えたまえよ、ナナ。 ていうか、ワタシの立場がないじゃありませんかコノヤロウ。
引き続きM先生、「ずーーーっと仲がいいの?」と。
じょ「いえ、ここ最近です」 ナナ「中学卒業してからは、ホントに全然接触なかったから」 先生「中学の時は、じゃあ部活で仲が良かったのか」 じょ「・・・・・・・・唯一、接点と言えばそこですけど」 ナナ「別に特別仲良くはなかったです」 あっさり じょ「キ、キャッチボールとか組んでただろー」 ナナ「そうだっけ?」
ひどい女です。 ワタシと仲が良くなかった話なら反応がいいですこの人。
で、 先生にも3人のお子さんがいらっしゃいますし、現在いちばん問題なのは「ナナの子育て」なわけなので、自然に話題もそちらがメインとなるわけですが。 M先生が、ワタシの話にいちいち納得してくださいましてね。
「じょりぃはよくわかってるねえ」てな具合です。
そうだ! ワタシだって、わかってることがたまにはあるのだ! 今の聞いたか!ナナ!
「ナナはさ、このあいだ話したときもじょりぃによく話を聞いてもらってるって言ってたけどさ、 これからもじょりぃとのつきあいは大事にして、相談に乗ってもらったほうがいいよ」とM先生。
じょりぃの株、アーーーーーップ!
と言いたいところですが。 ここまで言われてしまうといたたまれなくなってしまいますし、ここは先生にちゃんと本当のところを伝えておかなければいけません。
「先生、ワタシは『わかってる』わけじゃなくて、『わかってるようなフリ』をして話をするのが得意なだけなんです」 「あははははは。よく言うよねーー。そんなことないよ」とM先生。
ここでナナ、すかさず、ここぞとばかりに
「いえ。本当にそうなんですよ。この人、『フリ』が得意なんです」
おーーまーーえーーなーーーーーーーー。
ばらすなよ。
他にも 「この人(<ワタシのことです)、いい人のフリもものすごく得意なんです。先生、騙されないでください」と、ナナ。
だからばらすなって。 それにワタシの悪口を言うときのあなた、なんだかキラキラしてるんですがナゼなんですか。
「先生、確かにその通りなんです。ワタシに騙されないでください」 ワタシもワタシですが。 「この人、フリだけで生きてるんです」 そこまで言うか、ナナ。
ナナの顔を見ましたら、ナナもこっちを見て「ふふん」てな感じで下目使いに笑っておりました。 だからナゼそこで勝ち誇るのだ。
先生はにこにこ笑いながらワタシたちを見てくださってましたが。 心の中で「じょりぃはフリだけで生きている」とインプットされたに違いありません。 M先生の思い出の中のワタシは「部活も勉強も一生懸命、キラキラ輝いていたじょりぃ」だったというのに。 これからは「ニセモノ人生・じょりぃ」となりました。
「じょりぃ、仕事は相変わらず忙しいんでしょ? 今日も忙しかったんじゃないの? あたしの都合でこの時間帯に付き合わせちゃってゴメンね」 と、M先生がおっしゃってくださいまして。
「いやあ、仕事なんて」 どーでもいーんですよあははははと続けようと思っていたのをナナが遮り
「忙しいですよ。まさに身を削って仕事してるもんね」 と。
なんだよーう。 おまえが言うなよーう。 勝手に口出すなよーう。 恥ずかしいじゃんかよーう。
でもなんだか、こういうのって、姉さんぽくてちょっと嬉しかったりもして。 と、浮かれてみたのもつかの間、
「全然寝てないんです。 先生、注意してやってください」 とナナ。
「栄養のあるもの食べないし、年中寝不足だし、今は愛想いいですけどいつもはむっつりしてるし、 でもあたしの言う事なんてちっとも聞かないからあたしはもう放っておきたいので先生から言ってください」
心配してるんですか怒ってるんですか。 放っておかないでください。 かまってかまって。
とまあ、ここぞとばかりにワタシへの非難を先生のいるところで口にしたナナだったんですが。
こんな風に「なんだなんだキミぃ、ひどいなぁ」めいて書いていながら、実はそれが嬉しかったりしているワタシなもんですから、結局のところ、これはナナのサービスだった、という解釈で一件落着。 もし違ったとしても、無理矢理そういうことで。 ハッピーの「フリをする」じょりぃ。
先生が帰り際も含めて、何度かナナにこうおっしゃってくださいました。
「ナナ、また迷ったらいつでもあたしに話してくれていいからね。 それと、じょりぃにも話を聞いてもらいなね? この子はナナの力になってくれる人だからね」
わあい。 ナナの中でワタシの株が上がったかもー。
なんて簡単になるはずないですもちろん。 ナナは絶対「けっ」とか「先生、わかってないなあもー」と思っていたに違いない。
でも先生、どうもありがとうございました。 ワタシは楽しかったし、嬉しかったです。 これは「フリ」ではありませんから。はい。
昨日の夜というか時間的には今日のことなんですけどというどうでもいい出だしですが。
仕事をしておりましたら、1時過ぎにナナから電話。 前夜も1時過ぎに電話がきて、長話してたんですが。 や、これはノロケではなくてですね、こんな時間にかけてきて、長々と話しているということは、ナナが煮詰まっちゃってるということなのでございますよ。 もちろん、子供のことで。
で、前夜の電話では、なんだかもうホントに「むう。今日はイッちゃってるな」という感じのミョーなテンションだったのです。 話もなんだか秩序だってないし、ワタシが理解するのにも時間かかったりして。
結局話しこんで、どっぷり遅い時間に。 途中でワタシ、風邪ひいたのか声が出なくなってきて「声が出づらい」と訴えたんですが、無視。ひどい。 気付けば電話を切ったのは3時すぎ。ワタシはそれから仕事の続き。ひどい。
で、今日(昨夜?)の電話でげす。 昨日、ナナとワタシとふたりで、中学のときの先生とお茶をしたので(以前話に出たM先生)、そのことかな?なんて思いながら電話に出ましたら。
「昨日はゴメン」 と、いきなり。 なんじゃらほい?と思いましたら、「あたし、昨日の電話、ヘンだったでしょ?」と。 そうだね、と、正直にお答えし、でもそんなときもあるよー、と伝えましたら。
「ほかにも、ゴメン」とナナ。 「なんのこと?」 「なんかさ・・・・悪かったなって。 あたし、じょりぃの言ってくれてること、わかったフリして聞いてたけど、 ホントはわかんねえよと思いながら話してたから」 「(笑)そうなんだ」 「今日になって、ちゃんとわかった。 ごめんなさい」 「謝る事じゃないよ。だいたい、ワタシはキミが何について謝ってくれてるのかわからない(笑)」 「そうなの?」 「うん。 何も気にしていなかったよ」 「ならいいけど。 いつもゴメンね。 そしてありがとう」 「いえべつに」 どうしちゃったの?
仕事してたんでしょ、忙しいだろうから切るね、と言ってくれたのですが、まあまあと引き留めまして。 この日はそんなに仕事がせっぱ詰まっていなかったのです。 実は前夜の電話は少々キツかったですが。ナナには言ってませんが。
ナナも気を使ったのか、この日は子供の話はほとんどせず。
「じょりぃ、今日、M先生と会えて楽しかった?」 「うん。おかげさまで。セッティングありがとう」 「こんなにしゃべれるんじゃん、じょりぃ、って思った」 「営業モードでしたから(笑)」 「今日は特別?」 「いや。 たいていあんな感じ」 「あたしと話してるときと全然違うね」
スミマセン。
「あたしの前ではテンション低いよね」とナナ。 「そうだね。 ていうか、他の人の前ではお調子くれてるだけだよ」 「なっちゃんの前では、あたしといるときみたいなの?」 「ん? いや、今日みたいな感じ」 「でも疲れないんでしょ?」 「うん」 「きょんさんといるときは? 口数少ないの?」 「んー。 どっちかというと多い。よくしゃべるよ」 「じゃ、営業じゃないんじゃん。お調子でもないんじゃん」 「そうだね(笑)。でもキミは、調子のいいトークはイヤがるでしょ?」 「そんなことないよ」 「自分でそう言ったんだよ」 また忘れてるのか? 「そうだね、嫌いかも」 どっちやねん。 「キミがそうしてほしいというなら、まわりと同じように接するけど」 「できるの?」 「たぶんね」 できるのかしら。
そんなこと言って、ナース服着てくれたときだって、「かわいい」めいたこと言うたびにムスッとしてたくせに。
「ナース服のときだってさ」とワタシ。 「うん」 「かわいいとかホントはもっと言いたかったけど、あなたフキゲンになるんだもん」 「(笑)かもね」 「そーゆーこと言われるのイヤだって、何度も言われたよワタシ」 「ホントはイヤじゃないのかも」 「そうなの?」 「ていうかさ、 照れてるだけだよ」
照れてるという言葉を、すごく照れくさそうに言ってますけどこの人。 バカモノ。かわいいぢゃないか。
「照れるなよ」 と言うワタシも褒められるのは苦手ですが。 「(笑)」 「なんだ。 ならいろいろと伝えたいことはあるぞ」 えっへん。 「言って」 「え」 しまった。 「あたしにも調子のいいこと言って。 今言って」 「え」 「ほら言えないじゃん(笑)」
くそう。 途中まで優勢だったのに。 もう逆転ですか。
「もっと早くそう言ってくれればさ、ナース服のときに言えたのに」 巻き返しを図るじょりぃ。 「何を?」 「まず、かわいいだの似合ってるだの、もっと素直に口にしたかった」 「(笑)」 「それに他にも言いたいことはあったし、お願いしたいこともあったのになぁ」 「お願いきくとは誰も言ってないでしょ。ずーずーしーっつーの(笑)」
なんだこの女。 にくたらしいです。
「で、何をお願いしたかったの?」とナナ。 「え!」 「話して」 話したところでお願いきいてくれないくせに。 「あーーーーーー 脈測るとか?」 「脈かあ。 あたし、脈ってわかんないんだよなー」 役立たずめ。 「看護婦のくせに」 「違うから。 それにさー、じょりぃ、イヤがるじゃん」 「なにを?」 「あたしに触られるの」
げ。 気付いていたのか。(たいてい気付きます)
「イヤじゃないよ」 それどころか欲望の炎はごうごうに燃えておりますが。だからこそなんですが。 「すごくイヤがるよ。 ナースキャップの具合見るのに頭に触ろうとしたときだってすごい抵抗したじゃん」 「あれはさ、 ええと 」 「なに?」 「頭触られたら、ズラがずれちゃうじゃん。 だからだよ」 「きゃはははははは納得したよ」 するのかよ。
しばらく他の話をしてから。
「やっぱテンション低いよね、じょりぃ」とナナ。 「そんなことないよ。 今は声が出ないからじゃないかな」 風邪で涸れ涸れです。 「今はそうかもしれないけど。 あたしと話すときは、いつも元気ない」 「元気なんだけどな」 「あたしと話してると、退屈なのかなって」 「違うよっ」 「たまにじょりぃが話してくれるときに、あたしがつまんなそうな態度を取るのがいけないんだよね」 「そう言ったことがあったかもしれないけど、でも、あなたのせいではないんですよ」 「じゃ、どうして? 前は『甘えてるからだよ』とか『気を抜いてるからだよ』とか言ってくれたけどさ、 きょんさんやなっちゃんの前では違うってことは、そういうことじゃないんでしょ? やっぱり、あたしと話してると退屈だからじゃないの? いつも子供のグチばっかりだしさ、あたしも」
ゴメンナサイ。そんな風に思わせてしまうなんて。
「そういうことじゃなくてさ」 「じゃ、なに?」 「恥ずかしいんだよ」 「なにが?」 「キミと一緒にいたり、話したりするのが、いまだに恥ずかしいのだ」 と話すのも恥ずかしいのだ。 「恥ずかしがるなよ」 「スミマセン」 「でもさー、そんなのって、一緒にいてもリラックスできないじゃん」 「リラックスはしてないかもね」 「恥ずかしがられたら、あたしだって緊張しちゃうよ」 「しないで」 「実際、するんだよ。 緊張しちゃうの、じょりぃといると」 「そりゃスンマセン。申し訳ない」 「そうだよ」 <ちぇ
「でも、かわいいじゃん。 恥ずかしがっちゃうなんて」 しかたなく自己弁護。しかも「かわいい」と自分で。 「かわいいけどさ」 かわいいんですって。 「じゃ、見逃して」 「でもだって、そんなのって、あたしと一緒にいたって疲れるばっかじゃん」 「疲れないよ」 「疲れるよ」 「ワタシはいくらでも一緒にいたいと常に思っているけど」
お調子許可が出たので、素直に言ってみました。
「そうなの?」 「うん」 「ふうん」
だからそこで「ふうん」で終わりにするから、言わなくなるんだってば。
「じゃあ、恥ずかしがらなければ、またナース服着てあげる」
あの。 そんな条件つけなくても、また着てくれる約束だったはずでは。 と思ったものの、この高飛車な気遣いがなんとなく嬉しかったので
「やった」と返事。 「今度旅行に行くときは、ナース服持っていって着てあげるよ」 「え! ホント?」 なんなんでしょうこのサービスは。 「うん(笑)。 でも、いきなり仲居さんに入ってこられたら、すごくアヤシイね」 「(笑)アヤシイついでに、ワタシも着ぐるみパジャマを持っていこうかな」 「持ってるの?」 「買おうかなと思っているところ」 「何にするの?」 「とりあえず、近くの店でサルを見つけたから、それにしようかなと」 「サルかぁ」 お気に召さないようです。 「ダメですか」 「なんか、あんまり変化ないしねー」 ごもっとも。 「ムササビも検討中なんだけど」 「イマイチ、ピンとこないなあ」 「リスちゃんとか?」 「んーーーーーー ウサギにして」 「ウサギ?」 似合わなそうな気が。 「かわいい気がする。ウサギ」 ワタシじゃなくて、着ぐるみが、ってことですね。 「わかった。 ウサギを探す」 「別になんでもいいけど」 だからその一言が会話を阻害するんだってばっ。
2月か3月に、泊まりで旅行に行こうね、と前から話していたのですが。 そのときは、コスプレ大会になりそうでございます。
とまあ、だいぶ脱線した話も長々と語ってしまいましたが。
第三者を交えた会話をすることにより(M先生の前にも、違う人と同じようなことがあったのです)、ワタシのなめらかな会話っぷりがナナにばれ、「なんであたしの前では無口なのよ!」と思われてしまっていた、と。
で、これはうぬぼれでないと思うんですが、たぶん「あたしはじょりぃを癒す(この言葉嫌いですが)存在でありたい」と思ってくれているような気がするのです。 ワタシに対して特別そう思ってくれているのか、自分の大切な人には誰に対してもそう思ってしまうのかはわかりませんが、とにかくそんなニュアンスのことは今までにも何度か言われていたわけです。 なのに、どうもあたしの前では全然リラックスできてねえよこいつ、と思い、ちょっとさびしい気持ちにさせてしまっていたのかなと。
というわけでですね。 「脱・無口なじょりぃ」を目指すことにいたしました。 うまくいかなそうな気がひしひしとしますが。 ちょっと努力してみます。
これをきっかけに、ええと、もうちょっとスキンシップも増やしちゃったりしてですね。
と、ここでは威勢のいいことを言えるんですけどね。無理ですたぶん。
そして先ほど、ナナからメールが。
今日はプリキュア見れた? で始まってます。 見れませんでしたよ?くすん。
私はこれからもう寝るんだけどじょりぃも早く寝たほうがいいよ。
あの、あなたと電話してて二晩眠れてないんですが。と、シアワセなグチをこぼしてみました。
のどの痛いのは治ったの? 寝不足してるとすぐに治せる風邪も治らないから治す努力をしないとね。
電話中はこれっぽっちも喉の心配なんてしてくれなかったんですけど、気にしててくれたんですね。
いつも思うけど自分をいたわってあげてないよね。 かわいそうに、じょりぃの体も魂もと思う時がある。 私もお手伝いやきっかけみたいなのがつくれるかもしれないけど。 じょりぃ自身でもっと大事にして欲しいなと思いました。いろんな意味で。
・・・・・じーーーーーーーん。
恋愛感情なんてなくても、こんな風に思ってもらえているのなら、ワタシはもうこれ以上を望まなくていいです。
どうもありがとう、ナナ。
と言いつつ、これからも相変わらず欲望の炎をめらめらとたぎらせるわけですが。 しょせん、ナナに触れないワタシでいる限り、いっくらたぎらせたところでなんの心配もないという話でございます。 アッチョンブリケ。
| 2004年10月13日(水) |
ナース服お届け・続編 |
前回思い切り思わせぶりに「続く」にしてしまったんですが。
がらっ と脱衣所のドアが開く音が。
の続きでございます。
「ねえ、後ろ、ちょっと留めてくれない?」 と、背中が大きく開いた状態で脱衣所から出てきたナナ。 うわああああお。
・・・・なんていう風に現実はうまくいくわけはございません。 だいたい、このナース服、前開きですし。
実際の第一声はこちらのずうずうしい一言からです。
「もっと似合って、もっとかわいいと思ったんだけどなー」
あの。 繰り返しますが、ずうずうしいです。 と思いつつも、ナナの方を見まして。
なんだなんだなんだなんだ。
かわいいじゃん。(めろ〜〜〜ん)(石を投げたら投げ返しますよ?)
さっきまで髪を下ろしていたナナだったのですが、やはり看護婦さんということで、後ろでひとつに縛ってまいったようで。 顔ちっちゃいなー。
「へーーーーー。(平静を装いつつ) かわいいじゃん(<小さな声で)」 「なんかさー、大きいんだよ。 7号でも良かったかも」 「もっと早く着てくれれば、交換できたかもしれないのに」 「え? そうかー しまった」 「まあ、それはそれでいいじゃないか。 良い感じですよ」 「ふうん。 はっ。 子供たちが突然早退とかで帰って来ちゃったらどうしよう!」<マジでうろたえてます 「いいじゃないですか別に」 「それは絶対ダメ! ちょっとじょりぃ、窓の外確認してみて。マジヤバイよこんな姿見られたら」
そんなアヤシイことをしてくださるなんて。ワタシのために。<実はナナは自分で着たいだけですけど
ナナが隣に座りまして。(あ、相変わらず離れて座ってます)
「なんかさー、かわいすぎたかも、このナース服」とナナ。 「そうかな? だって、かわいいのがよかったんでしょ?」 「なんだけどー、 やっぱもう、実年齢がついていかないね」 「ワタシから見るとそんなことないけどな。 か、 かわいいけど」 「(無視)」
ナナは「かわいい」とかなんとかほめられるのがキライなんですよ。 わかってますけど、言わないのもなんか、ねえ? いや、もちろん思ってるから言うんですけど。 思ってるのに黙ってる必要もないですよね。
「なんか、ホントにこれデカイなあ(笑)」とナナ。 「そうかなあ? ・・・・・ていうか、胸がすげえゆるそう」
いや本当に。 胸のとこっていうか、ベルトから上、すごい布が余ってますけど。
「うるさいな」とか「どこ見てんだよ」と返されるかと思ったら、 なんか、バツが悪そうにちょっと苦笑いしただけでした。
・・・・ちょっと悪いこと言っちゃったかな。 デリカシーがなかったかも。 でもまあ、気にしてないでしょきっと。
「聴診器、忘れちゃったんだ」 忘れたことにする卑怯者じょりぃ。 「なんだー、ダメなヤツだなあ」 「うん」
間。
「もっとかわいいと思ったんだけどなーあたし」と、ふたたびナナ。 ここでまた「かわいいじゃん」と言うのもしつこくて無粋な気がしましたので、 「ナースキャップかぶれば、また違うのかもよ」とワタシ。 「じゃ、かぶる」 「うん」
またしばらくナースキャップをいじったあと、「あ!わかったわかった!こうだよ!」と、ナナ、ナゾを解明。
「ね?」 得意そうなナナ。 「ホントだ」 「ちょっと、今度こそ、頭貸して」 ふたたびワタシの前に立つナナ。 「え! ヤだよ」 「ちょっと載せて、位置を見るだけだってば」 「ヤだーー」 「ちょっと! じっとして!」
うえーーんと思ったのですがふと気がつくと。 ワタシの目の前に、なんと、ナース服を着たナナの胸があります。 というわけで、おとなしくなりましたじょりぃ。 すぐ間近に見えるというだけのなんてこたあないことですけど。 それでもまあ、ワタシとナナ的にはちょっとありえないシチュエーションですから。 泣く子も黙ろうというものです。
よし、だいたいわかった とナナが納得したところで、ナースキャップを持って脱衣所に消えたナナ。 今度はすぐに出て参りました。 ナースキャップを手で押さえながら。
やっぱナースキャップつけると、一気に看護婦さんです。こんなに違うとは思いませんでした。 じょりぃ、さらに萌えモードに突入。
「ちょっとじょりぃ、後ろ、ピン留めてくれない?」
へ?
ナナはワタシの隣にすとんと座って、「あたし、押さえてて手が離せないから」と。
「できないよーーーーーー」 <この人はいったい何ならできるんでしょう 「できるよ」 「看護婦なら自分でつけられるはずだろーー」 「あたし看護婦じゃないから」 そうでした。 「困るよーーーーー」 「何が」
さ、さ、さ、 触れません。 ナナに。
「とにかくできない」 「やってよ」<さすがに声がイライラしてきてます 「うう・・・・・」
ナナからピンを渡され。 その時点でピンを落とし、拾ってピンの口を開こうとして、手が震えてるもんでまたピンを落とすワタシ。
「・・・・何やってんの?」 「ピンが その 難しいんだよ 口がさ」 ピンの口って、日本語正しいんでしょうか。 「・・・・・・・」 「これは、キャップと髪と、両方留めるのだね?」 「そうじゃないと、落ちちゃうでしょ?」 はい。
さて
髪 耳 後れ毛 うなじ 首 肩
などなど、萌えポイント満載のパーツでございますが。 今思えばホントにもったいないよなと歯ぎしりのひとつもしたい気分ですが、ワタシが見ていたのはただ一点。
ナースキャップと、その付近の髪。(面積にして、横5センチ×縦3センチくらいですよマジで) これだけでございます。誇張でなく。だってそれ以外何も覚えていないんですもの。 緊張して息を止めていたので、匂いもわかりません。もともと無臭な人ですけど。
で、最初のトライ。 ぶるぶるぶるぶる
「痛くないのかな」とワタシ。 「痛くないよ」 「このくらいかな。髪の量がどれくらいがいいのかわかんない」 手は震えちゃうしよーうっと。 「いいよ適当で」 「痛い?」 「痛くない」 「うがあ、とりあえず一個できた」
一気にナナから離れるワタシ。 酸素酸素。酸素をください。
「ちょっと、これじゃ落ちちゃうよ。もっと髪も一緒に留めて」とナナ。 「え! ・・・やり直し?」 「うん」 「じゃ、今つけたのは自分で取ってよ」 「取れないよ。取ってよ」 「え〜〜。 そういうの取るのって、痛そうじゃん。加減がわからないよ」 「痛くないから」 「ホントに?」 「うん」
で、このあとも、手をぷるぷるさせながら「痛くない?」を連発しつつナースキャップ留めにチャレンジしまして。 こんなに緊張して物事に当たったのって、随分久しぶりでございます。 ワタシ、ピンて自分で留めても「いでっ」という具合に自分の頭にぶっ刺す人間なので、うっかりナナをロボトミーしちゃったらどうしようかと本当にビビリました。 おまけに超接近。 おまけに髪に触ってしまいました。 中1から今までで、初めてのような気がします。髪に触ったの。
で、今、冷静になって考えてみたんですけど。 ナースキャップ、安全ピンで既に形は整えてあったんですよ。 髪も既に束ねてあったですよ。 位置も決まってて、あとはヘアピンで留めるだけでしょ?
自分でできないですかねこれって。 ワタシでもできる気がします。 ワタシより器用な、ヘアピン使いに慣れているナナができないものなんでしょうか。
というわけで。 たぶん、おもしろがってやったな、と。 からかわれたな、と。 考えすぎかしら。 それともサービスだったのかしら。
いずれにしても、もう過ぎたことですが。 しかし、あの時点でこのことに気付いていたら、もっとうわずっていたであろうじょりぃですから、まあいいんですけど。
でもまあ、これで看護婦さんのできあがりです。 じょりぃはハッピーです。 看護婦さんは「コーヒー飲む?」と訊いてくれたので「うん」と答えたです。
キッチンに立つ、ナース・ナナ。 じょりぃ、殿様にでもなったような気分でございます。 対面式のオープンキッチンなので、ナナの上半身がよく見えます。目を見て話をすることもできます。 どうしたって、すまして気取ってすかしていたいのに、顔がにまにまにまにましちゃってもうどうにもなりません。
コーヒーの支度をしながら、看護婦さんが長女ちゃんの話を始めました。 じょりぃ、もちろん、一生懸命聞いてます。
「・・・・・というわけでさ、先生がうまくやってくれてるんだけど、このまま様子を見ていればいいのかなぁ」とナナ。 「ううううむ」
と、返事をしながら、どうしても顔がだらしなくなってしまうんですよ助けてくださいもうホント恥ずかしいです鼻の下ってホントにのびるんですね。
顔を。 とにかく顔をなんとかしなければ。
「・・・・ってことなんだけど、じょりぃはどう思う?」
答えようと思っても、難しい話題だというのに、このまま話し出せば、ワタシは満面の笑み。 ヘンです。 ちぐはぐです。 というわけで、声が出せません。 声が出ると笑ってしまいそうです。 深刻な話をしているというのに。
ということで、考えるフリして、うっすらにまにましたまま(制御不能)黙っていましたら
「・・・・・ねえ、話、聞いてないでしょ」とナナ。 「聞いてるよっ」 口調は真剣、顔はにまにまにまにまにま 「・・・・でも、まったく頭に入ってないよね、その様子」 「入ってる。 入ってはいるんだけど・・・・・」にまにまにまにま 「けど、何?」 「ごめん。 顔と心は別だと思ってください」 「 いいよ無理しなくて」 「ははっ にやにや ・・・・・・ゴメン」
「でね?・・・・・・・・・・ってことになっちゃってさ」と、続けるナナ。 「ふむ。 ふふっ(<制御不能)」 「(呆れてます)」 「ちゃんと聞いてるんだよ、マジメに。 ホントなんです。 へへっ(<制御不能)」にまにまにまにま 「・・・・・・・・・」 「・・・・ゴメン・・・・・」にまにまにま
だって、ナース姿でキッチンて、なんか、なんか、 エロいんだもーーーーーん。 なんだか幸せで幸せでしかたありませんし。
「寒いから、カーディガン着ていい?」ということで、カーディガン着用ナース姿も拝めました。 これはこれでまたかわいいんですよねえ。 じょりぃ、またもやにこにこにこにこ。
さて。 そろそろ帰る時間です。 なのにワタシたち、いわゆる「看護婦さんごっこ」をしておりません。 このまま帰ったら、意地の悪い もとい 親身になってくださっているビューワー様たちに 「やーいやーい。弱虫のへたれー。 そんなこったろうと思ったよ。 へへへーん」 と、舌を出しながら親指を鼻につっこんで手のひらをらりらりらり ってされちゃいます。
ここはひとつ、看護婦さんごっこをビシッと決めなければ!
「脈くらい測ってもらおうかな」
と言い出したいけど言い出せない。 なんかそれって、ナナに対して失礼じゃないかしら。 いやでも、そーゆーことをしにきたのではそもそも。 しかし、やっぱり なんか さっきさんざんにまにましちゃったし(この時点でもしてます)、相手の人格を尊重した行いではないような気がします。
しかし、 やっぱり、 ここで言わなければ。 もうナナ、看護婦さんになってくれないかもしれないし。
「あの」 とじょりぃ。 「ん?」 「(あうあうあうあうあう)・・・・・・そろそろ帰る」 ヘタレ決定☆ 「そうなの? お昼一緒に食べないの?」 「うん。今日は」 「なっちゃん来る日?」 「うん」 「そっか」
「これで最初で最後って気がする」とワタシ。 「何が?」 「ナース服」 「(笑)持って帰る?」 「なんで?」 「きょんさんやなっちゃんに着せてみれば?」 またそーゆーことを。 「だからそれはいいって」 「なんで?」 「別に 着てもらわなくていいから」 「似合いそうなのに」 「そうだね」 「持って帰る?」 「置いておくと迷惑なら」 「あたしは大丈夫だけど」 「じゃあ、置いておいて」 「わかった」 「また着てくれる?」 「(笑)いいよ。 聴診器持ってきてよ」 「うん」
ナナが玄関で「じゃあね」と。
「あれ? いつものように見送ってくれないの?(笑)」<わざと言ってみました 「この格好じゃマズイでしょっ」 <マジメに答えてます 「はははは。 今日はありがとう」 「こちらこそ」 「 やっぱ、似合ってる。かわいい」 「ありがと」<急にフキゲンそうに
車に乗って走りだし、ふうっと一息ついたら。 左腕が痛い。 はて? と思って考えてみましたら、どうやらワタシ、ナナがナース服になってからというもの、緊張してずーーーーっと左手を強く握りしめていたみたいです。(ナナは左側に座っていたので、余計かも) 右手はコーヒー飲んだりしていたのでそこまで力まなかったのですが、左手は力みまくっていたみたいですね。 よほど力が入っていたのでしょうね。 重ね重ね、カッコ悪いワタシ。 いい年して。 さんざん、今まであんなことやこんなこともしてきたというのに。 何を今さらこんなことくらいでそんなに緊張していらっしゃるのか。と、自分に敬語を使ってみました。
夜になって、ナナからメールが。 明日の旅行気を付けて行ってきてねということと、よもやま話などと一緒に
今日は元気そうだったね。先日と違って顔色も良かったし。最近寝不足してないの? と。
じょりぃ、正直に返信。
寝不足は相変わらずだけど、今日はたぶん血行が良くなってしまったのだと思うよ。
とまあ、そんなわけで。 結局なーーーんにもできなかったじょりぃでありますが。 着てもらうだけでこんなににまにまできるほど変態だとは思いませんでした。 満足です。 エロ爺の性欲のようでカッコ悪いですが。
ワタシの顔色のためにも、またナナにはナース姿になっていただきたいものであります。 聴診器、キレイにしておかなくちゃ。
しょーもない話におつきあいいただき、ありがとうございました。 ホントに今回(も)、しょーがないなこりゃ。
追記----------------------
しまったーーーーーーーー!!!!!
ナース服、持って帰ってくれば匂いが堪能できたのに。
大きなミステイク。 ああ、もったいない。
あ、でも
あの人、匂いないんだった。 と思ってあきらめようっと。
今日の午前中は、ナナと看護婦さんごっこをする約束の日です。
なのにワタシったら、寝坊しました。 時計見てびつくーーーり。
なーんだ、寝坊するなんて、案外落ち着いてるんじゃん、自分。
と、心は落ち着きながらも支度は慌ただしく。 ゆうべのうちにある程度準備しておけばいいものの、なんも考えておりませんでした。 聴診器聴診器、ということで、きょんの部屋(いつも開けっ放しでいつ入ってもいいらしい)の「もらった医療品置き場」を見てみましたら。
あった。 けど。
すごく汚いです。 ほこりかぶってます。
焦る気持ちと戦いながら、ざっと拭いてみたモノの、汚いモンは汚いです。 これ持っていくのイヤだな。
ということで、せっかく探して、掃除までしたというのに、聴診器は置いていくことに。 時間だけを浪費してしまいました。
脈。 脈を測ってもらえるかもしれないから、腕とお手手のスキンケアをバッチリしていかなくちゃ。 と、ここでまたも時間を浪費。 服も悩んで、着ちゃあ脱いで着ちゃあ脱いでを繰り返し、ここでも時間浪費。
結局ナナんちに着いたのは11時ジャストですよ奥さん。 貴重な午前中が、残り1時間でございます。
で、おじゃましまして。
いつものことですが、会ってしばらくの時間はお互いむっつりしておりますので。 これはアレでしょうか。 お互い血圧が低いことが関係しているのでしょうか。(してません)
ソファに座って待っておりましたら、ちょっとしてからナナが1.5人分離れて座りまして。 ち。 あら。 この人、やせたわ。 大丈夫かしら。 心労?
テレビ見ながらふたりで「つまんない番組」とか言ってたんですが、何しろワタシの持ち時間は少ないのです。 どうしてかといえば、自分が寝坊したうえにグズグズしていたからなんですが。 ということで意を決して「ええと、持ってきたよ」と、ナース服の入った紙袋をごそごそと出しました。 「ああ」と言ったきりナナが紙袋を受け取らなかったので、しかたなく自分で袋の中を覗き。
「さあ、着ろ」
とはとても言えないので、まずは「カタログも入ってたんだ。 見る?」と。 「見たい見たい」ということで、またも時間の浪費。 しかし、ナナはカタログ見ながらあーじゃないこーじゃないと楽しそうなので、その様子を見て「もう今日はこれでいいかな」という気持ちにもなるじょりぃ。
だってきっと、いざ着られちゃうと、恥ずかしくていたたまれません。 どんなアホヅラしてナナと話せばいいのか、皆目見当もつきません。 いつもアホヅラなので気にするな、と言われればそれまでですが。
なんてひとりで悶々としていたら、「白衣、見ていい?」とナナ。
服を袋から出しまして。 「ウエスト入るかなー」とナナ。 「ウエストは入るだろー」 ビミョウに失礼なワタシ。 「あ、ナースキャップだ。・・・これってどうやってつけるのだ?」 「ワタシに訊くのか?」 「だってわかんない」 「ナース服着てたんだろ?」 「あたし事務兼雑用だもん。ナースキャップはつけなかったから」
ナースキャップって、一枚の布なんですね。 それをどのようにすれば、あのかわいらしい形になるのか、ふたりで悩みまして。 こういうIQの必要そうなモノはきっとナナの方が得意ですので、ワタシはぼーっと見てただけなんですけど。
「ちょっとよくわからない。じょりぃ、頭貸して」 「え!」
ナナがソファから立ち上がり、ワタシの目の前に立ちました。 頭に触られちゃうということです。 髪にも触られちゃいます。
こりゃ恥ずかしい。
ということで「イヤだよーう」と頭をぶんぶん振るじょりぃ。 「何がイヤなんだよー。ちょっと形を試させてもらうだけでしょー?」 「イヤだイヤだ」 ぶんぶんぶん 「イヤだじゃねえよ」 「恥ずかしいよー」 「何が恥ずかしいんだよっ(笑)」 「イヤだよーう」 「じゃ、あたしもナース服着ないよ?」 <意地悪な脅迫 「え!!!」 「あたしのが恥ずかしいじゃん」 「そんなことないよ」 「ちょっといいでしょー」 「うわああああああああん」
じょりぃ、四つん這いになってたかたかと逃げ、リビング脇の階段の陰に隠れました。
頭や髪に触られるより、この行動のほうが数倍恥ずかしい気もしますが。 このときは反射的にこのような行動に。 ていうか、自分で言うのもなんですが、すごく動物的ですねワタシって。 臆病な子猫ちゃんみたい☆(ためいき)
「しょーがないな。何がイヤなんだよまったく」 と言いながら、ナナはソファに座り直し、ナースキャップをいじっております。 ワタシは隠れたまま、ぢいっとその様子を見ておりました。ああ幸せ。
「だからなんなの、その様子は(笑)」とナナ。
確かにアホくさいので、もそもそとソファに戻りまして。
「やっぱわかんねー」とナナが言ったので 「じゃあ、ピンの留め方とか、調べてくるよ。今日は着なくてもいいんじゃない? とりあえず渡せたから、あとでいいよ」とワタシ。 弱気になっております。 ナナ、「ふうん」と呟いたあと「いや、せっかくだから、今着てみる」
わあい。 と、冷静によろこんでいるフリをして書いていますが、実際はかなり動揺しておりましたワタクシ。
「下に何か着ないと、これ、透けちゃうね」とナナ。 「ハダカに直接着てくれてもいいんですが」 おっとついうっかりいつもの調子が出ちまったよ旦那。 「イヤだよ」
そりゃそうでしょうね。
ナナが脱衣所に入っていきまして。
長く感じるこの時間。 ナナが出てきたら、どんな顔すればいいのかしら。困った困った小股。 そわそわそわそわそわそわそわそわそわ。
まだかい。
まだですか。
脱衣所で寝てるんじゃあるまいな。
気付けば、足を交互にぶんぶん振りながら全身でそわそわ感を表現していたじょりぃ。 げ。 かっこわる。 と思ったところで
がらっ と脱衣所のドアが開く音が。
長くなりそうなので、次の日記に続きます。
| 2004年10月06日(水) |
ホントにわかってんの? |
数日前のナナとの電話のとき。 ワタシは非常に落ち込んでおりました。(ナナのことで、ぢゃありませんよ?) ナナがそんなワタシを気遣ってくれ、あれこれと励ましてくれたんですが。 気持ちはとっても嬉しかったのですが、まあ、そんなに急に気持ちは浮上しません。
で、「じょりぃはあたしにどうしてほしいのか?」と問われ、数回前のナナワタでも書きましたとおり、「看護婦さんごっこして」とバカなことを言ってみたりしてたわけですが。
「それはわかったからさー」とナナ。 「でもいつまでもそのままでいるわけにいかないでしょ?」と。
これは、今現在の落ち込みだけに限らず、そもそも根本にあるワタシの「何か」を解決しなきゃ、しょーがないでしょ、という意味であります。
「まあ、そうだけどさ」 「一度、ちゃんと考えてみた方がいいよ。 それにさ、もっとまわりの人に甘えてさー、悪い言い方だけど、利用できるなら利用したほうがいいよ」 「利用?」 「いちいち全部自分の中にためこまないでさ、 この人にはこうしてほしい、この人にはこう、っていう風に、 ちゃんと伝えるべきだと思うよあたしは」 「んー・・・・・」 「結局、じょりぃは勝手に自分の殻に閉じこもっちゃうんじゃん。 それで『別にいいんだ』とか言ってたってさー。 まわりだって迷惑じゃん」
痛いところをバシバシついてきますこの人ったら。
「わかってるよ」 「で? あたしにできることはないの?」
うううううううううううむ。<マジメに考え中
「ワタシさ」 「うん」 「自分で、どうしたらいいのか、ていうか、 どうしたいのかはなんとなくわかってるんだよ」 「うん」 「そうすれば、何かちょっと、ていうか、すごく自分が変われる気がするのはわかってるんだけどさ」 「うん」 「それはちょっと、恥ずかしすぎて言えない」 「(笑)恥ずかしいのか」
どうしたらいいのかと思っているかというと。
甘ったれた話で恥ずかしいのですけど。
すごく、べたべたに甘やかしてほしいんです。ワタシのことを。 身も心も。 無条件に。 そう思ってしまうのにはそれなりに理由があるんですが、やはりこのへんのワタシの心情というのは、他人が聞けば「なんだそれくらい」と思われてしまう程度のことでしょうし、その程度のことでもワタシにとっては重大な問題ということで、ここでは語りませんが。 まあ、察しがつくとは思いますが、母親がらみでございますよ。
で、お金払って誰かを雇ってでも、一度自分のカッコつけをとっぱらって、むにゅむにゅって甘えてみたいんですようがあああああ。
そんなの彼女にお願いしちゃえばいいじゃん、と思われそうですが。
彼女にもお願いできないんです。 エッチの最中に、とかならなんとなくなりゆきでむにゅむにゅしたりはできるんですが。 それとはちょっと違うんですよ。 もう、「甘える」ことを目的として、それだけのためにぎゅーって抱きしめて、抱きしめてもらって、心から安心してみたいのですよ。 で、それをどうしても伝えることができないんです。 きょんなら伝えればやってくれると思いますが、それが自分の弱さ、しかも根っこの部分の弱さを見せることになると思うと、伝えることができないんです。 ていうか、やってくれたとしても、ワタシの気持ち的に「恥ずかしい」とか「なんかみっともないかも」とかいうこだわりが残っているかぎり、してもらったとしても「ハイ、解決」にはならないわけで。 要は、極めてワタシ自身の問題、ワタシの中だけの問題であるわけであります。 わかっていただけるかしらこんな表現で。
まりあは、ワタシのこのへんをかなりカバーしてくれていたんですが。 すごくすごく、まりあと一緒にいた時期に救われたものでした。 が、それでも、ワタシが自分の殻をとっばらえたかと言えば、そうでもないわけで。 そして、一度自分に対して心をハダカにして、殻をとっぱらわなければいけないよなー、ということもわかっていて、でもできないわけで。
ホントにすごく個人的なアレなので、これだけ聞いても「何甘ったれてんだか」と思われてしまいそうで、その点はちょっと恥ずかしくもあり悔しくもあるんですが。
まあ、とにかく。
ナナが。 ナナがもし、この望みをかなえてくれたなら。
「涙腺詰まってるんじゃないの?(笑)」とナナによくからかわれるくらい泣かないワタシですが。 もしそうなったら、たぶん泣けちゃって泣けちゃってしかたなくなってしまいそうで。
それがなくたって、もちろんこんなこと、伝えられません。 まして、波瀾万丈の家庭に育ったナナから見れば、ワタシなんて「恵まれすぎ」な人間なのです。 甘ったれなことこの上なし。 絶対言えません。
なんてことを思ってむっつり黙っていましたら。
「あたし、じょりぃがどうしてほしいか、わかった」 とナナ。
「え!」 「(笑)」 「わかるの?」 「うん。 たぶん」 「まさか」 「たぶん、外れてないと思う」
なんなんですかその自信は。 そこまで言って、検討違いだったら、ワタシ、指さして大笑いしちゃいますよ? キスしてくれ、とか思ったわけじゃないんですよ? 「ワタシの気持ちを受け止めてよ!」とか思ってるわけでもないんですよ? そういう色恋とは別次元の問題なんですよ? わかってます?
「な、なに?」とワタシ。 「恥ずかしいんでしょ?」 「うん」 「だったら言わないであげるよ」 「う・・・・・」
ホントはわかってないんじゃないの?
「とにかくさ」とナナ。 「うん」 「カッコつけるの、やめなよ」 「う」 ぎく。 「あたしは、カッコ悪いとこ見せちゃうほうが、かえってカッコいいと思うけどな」 「わかってるよ。 だからワタシがいいカッコするほど、カッコ悪くなってるのだって、わかってるし」 「カッコ悪いのって、カッコ悪くないよ」 「うん」 「自分の美学も大事なんだろうけどさ、自分を傷つけてまで通すようなもんでもないと思うけど」 「う」 「まあ、じょりぃのやりたいようにしかできないけどね。あたしのことじゃないし」 「・・・・・」
ホントにわかってるのかな。 いやまさか。
ナナはあれでなかなかやさしいので。 たぶん、ワタシが頼めば「いいよ」と言って、ワタシの望み通りにしてくれるでしょう。この件に関しては。
ワタシもこの件に関しては、いやらしさのかけらもないので、頼むのに罪悪感とかひけめとかはないのですけど。
でもでも。
やっぱり無理。
だって、 カッコ悪すぎるもの。本当に。
でもやっぱりわかってないと思うよ、ナナ。
と思っていたら。
「一度さ、お母さんに『ままー!』ってすんげー甘えてみたら?(笑)」 とナナ。
げっ。
もしかしたら、ホントにわかってんの?
本日、午前中、ナナにメールしました。 雨だけど調子はどう?みたいなゴキゲンうかがいとともに 「留守電、負担になってそうだから、気にしないでいつでもいいよ。 と言いつつ楽しみにしてますが」 と。
まあ、「ナナに気を使わせてちゃ悪いからなぁ」を形にしてみた、と。
返事来なかったんですが。 ああ。 またナナに、すんごい落ち込みの波がやってきてしまったのでしょうか。 心配です。 メールの返事なんてどうでもいいんですが(返事のしようもない内容でしたし)、何もする気が起きないほどどんよりしていたらどうしよう、と。
どうしよう、ったって、どうもできないわけですが。
夜の11時をまわってからメールをくれました。 あまり晴れ晴れとはしていないようですが、元気そうです。 メールも長文でしたし。
ほっ。
今日こんなことやあんなことがあって忙しかったよー、という内容のあとに、子供のことが続き。
最後に。
そんな訳なので、また留守電入れ忘れてしまったのだ。(忘れてたんかい!) じゃあ今入れりゃいいのにメールなんか打ってないでと思うだろうが、 そんな脳天気な気分じゃないのだ。(バカボンパパ調) 元気になり次第勝手に入れるから、もう少し待っとけ。(とけ、って方言? てか、オヤジ? きょん風味)
そして、極めつけが最後の一行。
しかし、じょりぃもしつこいね(笑)。
・・・・・しつこいと言われてしまいました。 無理もありませんが。 ていうか、ワタシ「いつでもいいよ」って言ったんじゃん! そのあとに「楽しみにしてる」って言っちゃったけど。 って、やっぱりしつこいですねこりゃ。
そう、ワタシはしつこいのだよナナ。 なにしろ、中1のときから、ずっとキミを想っているのですよ? しつこいというより、ビョーキですよビョーキ。変態。ストーカー。ある意味呪い。怖い怖い。
留守電の催促が2〜3回かあったくらいで、驚いてちゃいけません。
おつかれさまですねえ。 ホント。 どーもすんまへん。
ワタシは日頃から「携帯電話を不携帯する人間」として、おもになっちゃんときょんにご迷惑をかけているわけですが。 なっちゃんなんて、特に仕事がらみですからね。 「大変! じょりぃちゃんに連絡取らなきゃ!」と、はやる心でワタシの携帯に電話をし、ワタシのマヌケな着信音が事務所に鳴り響くときの脱力感といったら、そりゃあもうひとしおだと思います。
そんなワタシが、肌身離さず携帯電話を携帯しております。 それはなぜかといえば、「ナナが留守電に声を吹き込んでおいてくれる」と約束したからであります。 そうです。 まだやってるんですよ? まだ待ってるんですよ?
今日も一日中、そわそわそわそわしておりました。 留守電に入れておいてくれるんですから、別に待ってなくてもいいんですけどね。 なぜか待ってしまう、あみんか石川ひとみのようなワタシ。(古い上に使い古されたギャグでスミマセン)
いつもなら「入れてくれっこないよ」と期待しないで期待しているところなんですが。 今回、ナナは昨日の電話でも「入れるから」とハッキリ約束してくれております。 この感じは、絶対約束守ってくれる、という雰囲気です。 なので、思い切り期待しているわけですが。
ワタシだったら、恥ずかしくて声入れられない。 だいたい、何を話せばいいんですか? 相手がすんごい勢いで期待しているのがわかっているという状態で、しちめんどくさくてしかたありませんよ。 そんなことを果たしてホントにナナがやってくれるのでしょうか。
夜。 携帯にメール着信。 ナナからです。
今日も留守電いれらんなかった。ごめんね。
・・・・・謝ってる。 なんか、悪いなあ。 「やっぱりいいよ」と言ってさしあげるべきでしょうか。
今日は天気のせいか憂鬱でさ、と続いております。 いつもの調子に戻ったら、必ずいれるから、と。
じーーーーーーーーーん。
やさしいぢゃありませんか。 悪いものでも食ったのでしょうか。
なんか、ワタシやっぱり、最近ナナに気を使わせてしまっているのかなあ。 ワタシの「好き好き」につきあわせて振り回してしまっているのかしら。 これは良くないよなあ。
しゅん。 ごめんなさい、ナナ。 と、反省しつつ、続きを読みまして。
「やっぱり明るい感じのがいいもんね」と続いた後。
呟き系、怒り系、悲観的なものでもなんでも、リクエストがあればできる限り応えます。
え?
すげえサービス。 ( ゜▽ ゜)
ていうか、「なんでも」と言いつつ、暗い感じのしか羅列されてないんですが。
ぢゃ、ぢゃあ、 あの えっちっぽいの、とひとりでうわずって続きを読みましたら
ただしH系はできないからね。 なんか、そう言いそうなので。
なーーーーーーーーんだ。(脱力
ていうか読まれてるし。 ( ゜▽ ゜)
ワタシのこと、あなたを相手にHなことしか考えてない人間だと思ってませんか? そのとおりなんで文句は言えませんが。
で、ワタシの返信。
H系で。(マジ)
というのは冗談でもないんだけど、 じゃあ、「好き☆」とでも入れといてもらおうかなというのもビミョーに冗談なんだけど、 キゲンの良さそうなときに「ばーか。変態」とでも入れておいてください。 ホントはオリジナル希望だけど。 ていうか、アホなわがままを言って気を使わせてゴメン。 と言いつつ楽しみにしております。 明日は気分が晴れてるといいね。
アブナイ橋を渡ってみました。 というか、もう渡り始めてる気配なので、ぼろんぼろんの吊り橋をゆっさゆっさと揺さぶってみた、というほうが正解でしょうか。 反省したそばからこれです。 じょりぃ死ね。
でも、せっかく「リクエストに応えます」と言ってくれたので、じゃあ「好き」って入れてもらおうかなとマジメに考えたのですが、いくらなんでもそれはアレですし、「あたしもじょりぃのこと好きだって勘違いしてない?」と思わせてもご迷惑かなと思ったので、遠慮いたしました。 とはいえなんか、きっちり言ってる気もしますが。 でも上記ならば、おそらく「バカめ。調子に乗るな」で済むことでしょう。
ナナからは比較的すぐに返事がきました。
わかった。
これだけ。 何がわかったのかよくわかりませんが。 「どうでもよくなってきたなーもーめんどくせー」的な雰囲気は字間から伝わってまいりました。
明日も天気が悪そうなので、ナナが今日と同じ調子なら、留守電には何も入っていないでしょうね。
で、たぶん、入っているセリフは「仕事、がんばらないでがんばれー」めいたことだと思います。 「ちゃんと寝ろよ」とか。 「歯ぁ磨いたか?」とか。 「宿題しろよ」とか。 「全員集合!」とか。
ババンババンバンバンなので、そろそろ仕事に戻ります。やれやれ。<自分に脱力
きょんが「じょりぃが喜ぶかなと思って」と録画しておいてくれたバイク関係の番組を、二人仲良く見ておりましたら。(さりげなく仲良い感じをアピール)(だからなんなんだ)(アホか) 電話がリンリンリン。
ナンバーを確認したら、ナナです。
なんだなんだ。 昨日も長電話したのに。 もう声が聞きたくなってしまったのですか? まいったなあ。 もはやじょりぃに、メロメロメロン?
とまではまったく思わなかったものの、「くすくすくす」という嬉しさに満ちた気持ちで「もしもし?」と電話を取りまして。
「あ、ナナです」 「あ、どうも」 「あのさ」 「うん」 「ゴメン」 「へ?」
いきなり謝られるのって、すごく怖いです。 なに?なんなの?と、ビビりまくったりしませんか。 ワタシだけですかそうですか。 しょせんおどおど星人なもので。
「水曜日、予定が入ってた」 とナナ。
水曜日とは。 今度の水曜日のことです。 夕焼けニャンニャン風に言えば、「週のまん中水曜日。まん中もっこり、夕焼けニャンニャン!」です。 さらに言えば、ナナと「看護婦さんごっこしよう☆」と約束していた日です。
がくっ。
「そっか」 「ホントごめん」 「ううん。しかたないよ」 「やっぱり再来週じゃないと無理だったんだ。あたし、忘れてたの、水曜の予定」 「うん」 「・・・・ゴメンね」 「(笑)いやいや。そんなときもあるって。 じゃ、どうしようか」 「再来週の○日になっちゃう」 「むむ」 「その次の日からなっちゃんたちと社員旅行って言ってたよね?」 「うん」
なっちゃん&りっちゃんと温泉に行くのですワタシったら。 お金もないくせに。 プチ・ハーレムです。 と、勝手に言わせておいてくださいまったくもう。
「無理か。 無理だよね。次の日旅行じゃ、前日の仕事止めるわけにいかないもんね」とナナ。 「いや・・・どうかな。 なんとかしようかな」 「どうしよう。 ゴメン」
はて? この程度のことで、ナナがこんなに申し訳ながってくれるのってめずらしいんですよ。 ドタキャンすら得意なはずの人なんですから。 どういうことなんでしょう。 別にいいのに、そんなに
はっ。
ワタシったら、そんなにそんなに看護婦さんごっこが楽しみそうだったんでしょうか。
「じょりぃ、すげー落ち込むだろーなー、どーしよーーーー」と、ナナを低姿勢にさせるほど、あからさまにウキウキしていたのでしょうか。
かっこわるーーーーーーーーー。
ということに気付いたので、じょりぃ、ちょっと落ち着いた風を装ってみることに。
「いいんだよ。 じゃあ、無理のないときにしようか」 「夜は? 夜なら、あたし、比較的いつでも融通付けられるけど」 「でもさ、それだとワタシがあなたんちに行くわけでしょ?」 「うん」 「夜ってさ、みんないるじゃん? いいの? 子供たちの前でナース服着られる?」 「・・・・着られません」 「看護婦さんごっこできる?」 「それだけは勘弁して。 無理。 絶対」
なんだか愉快痛快じょりぃ。 めずらしく優位に立てている気がするんですが。
「わははははははははははは」 「(苦笑)」 「○日の午前中ならいいって言ってたよね?」 「うん。 でもそれも、子供次第でどうなるかわかんない。 どうしよう」 「いいよ、無理なら無理で。 じゃあ、『できたらその日の午前中』ってことにしようか」 「いいの?それで」 「うん」 だってしかたないですもんね。 「ホントにゴメンね」 「気にしないで」 「じゃあ、そーゆーことで」 「うん。 あ!」 「なに?」 「留守電、待ってるんだけど」
昨日、「声聞くと安心するなら、留守電に吹き込んでおいてあげるよ」と、しぶしぶ約束してもらった、その留守電です。 まだ入ってないんです。 ワタシもしつこいですけどね。 だって、じいいいいいいいいいいいいっと一日中携帯握って待っていたんですもの。
「ああ(笑)」 「頼みますよー」 「今日は一日中、みんな家でグダグダしてたからさー」
まあ、家族のいるところでは不自然でしょうしね。
「うん。 忘れてないならいいんだけど」 「忘れてないよ。 しかるべきときを見計らって、ちゃんと入れておきますから」 「うん」 にこーーーーーーーー。 「おやすみなさい」 「おやすみー」
ちん。
まあ、いくぶん「がくっ」と来ましたが。 なんだかすごく謝ってくれましたし、ナナの狼狽ぶりも見られたので、あまり落ち込んではいないんですけど。
看護婦さんごっこ、できる日は来るのかしら? という悲観的な気持ちになってきました。
だいいち、できたとしても、ワタシが恥ずかしがっちゃって、さっぱりなんにもできないのは目に見えてますし。 ナナのナース服姿を、ちら ちら と見る程度が関の山でございます。 わかっているんですが。 桃色電流は止まらないわけでございますよ。
なーんて期待してたって、まあこんなもんです。 がくっ。
追記というか言い訳:
今日の掲示板にもちらりと書きましたが、ワタシが「ナース萌え〜」と言ったり、いまだに看護婦さんと言っていることについて、不愉快に思ってらっしゃる看護師さんがいらっしゃいましたら、おわび申し上げます。 今までも書きながら気にはなっていたんですけど。 みなさまお仕事で大変、というのは重々承知しているんですが。 子供の頃から看護婦さんに対する憧れが強くてですね。 生まれて初めて「なりたい!」と思った職業も看護婦さんでございました(当年5歳)。 手術のときに、すごくやさしくしてもらったのが忘れられないんです。 という言い訳をアリにしてもヌキにしても、不愉快なかたはいらっしゃるかもしれませんが。
お仕事で看護師をなさっているかたを侮辱するような気持ちは一切ありませんので。 というより心から尊敬しておりますので。
ということで。 大目に見てくださると嬉しいです。
ついでに言うと、看護「師」が正しいのですが、個人的に「婦」のほうがワタシにはしっくりくるんです。 気にさわるかたもいらっしゃるかもしれませんが、許してください。
以上、言い訳でございました。 ぺこぺこ。
| 2004年10月02日(土) |
やさしい看護婦さんは好きですか(もちろんです) |
本日、ナナと電話中。
またナース服の話題で恐縮ですが、ナース服の話題が出ました。
「着る気あるの?」とワタシ。 「あるよ」 「おいしゃさんごっこもしてくれるの?」 「(笑)いいよ。してあげるよ。 聴診器は?」 「ある」 「おいしゃさんごっこって、なにするの?」
え?
「わかんない。 なにするの?」とワタシ。 「やっぱさ、聴診器があるんだしさ」 「うん」 「『もしもし』じゃないの?」 「え! 誰が患者?」 「あたしがナースなら、じょりぃでしょ」 「聴診器でもしもしって・・・」 「(笑)胸、出せる?」
出せません。
「出せません」 「じゃあ、できないね」 「聴診器はワタシが使う。 ワタシは医者役で」 「で? どうするの?」 「看護婦をもしもしする」 「・・・・ヘンじゃない?」
ヘンですが。
「まあ、ワタシがもしもしするとしてさ」 「・・・・・・」 「胸、出せる?」 「出せっこないでしょ」
却下されました。(当然です)
「いつ着ようかなー」とナナ。 「こそこそ着るんでしょ?」 「せっかくだからフツウに家で着ようかな」 「 パパの前でも着るの?」 「あははははは。嫌がられそう。『何考えてんだよ』とか言われそうだ」 「言わないよそんなこと。 きっと喜ぶよ」 「喜ぶかあ?」 「ナース服を喜ばない人などいないよ」 います。 「そうかなあ」 「・・・・・パパの前で着ないでほしいな」
思わずというか、悩んだ末に言ってみたじょりぃ。 着ないで着ないで。
「なんで?」 「 なんでも」 「着ると思うけど」 「じゃああげない」 「(笑)なんだよそれー」 「パパの前で着ないでよ」 「だからなんでだよー」 「また妊娠騒ぎになると困るからだよ」 「きゃははははははははははは」<冗談だと思っているらしい 「パパが欲情しないとも限らないからね」 「しないから」 「とにかくさー、前は『こそこそ着る』って言ってたじゃん」 「言ったか?あたし」 またこの人は自分の言ったこと覚えていないんですよもう。 「言ったんだよ」 「言ったのか」
ちょっと他の話をしたあとに。
「パパの前で着るの?」 くどいワタシ。 「だから、なんでそんなにイヤなわけ?」 「・・・・(得意の無言攻撃)・・・・・・」 「なんで?」 「・・・・・・・・・・・」 「(ためいき)わかったよー。着なきゃいいんでしょ、パパの前で」 「うん」
でもきっとパパの前でも着ると思いますこの調子だと。 くそーーーー。 着るなよーーーーーーーー(なみだ
で、今日、ワタシったら実は落ち込みモードでですね。 しょんぼり風味を漂わせて同情を引こうという作戦だったんですよということでもないんですが、 まあ、しょんぼりしていたのです。
「どーすれば元気になるのかなー」 と言いながら、こう考えてみれば?とか、仕事を思い切って3日間ほど休んでぐうたらしてみろとか、いろいろと考えてくれていたナナだったのですが。
「どれもピンと来ないみたいだね」と、ちょっとガッカリさせてしまったようで。 「そんなことないよ」 「そうかなあ。 ねえ、あたしに何がしてほしい?」 「え」
そりゃあ。 あえて言いませんが。
「別に」 「言えばいいのに」 「言えば言うこときいてくれるの?」 「聞けることならね。 聞けないことももちろんあるよ」
ち。 釘をさしてきやがった。
「とりあえず、看護婦さんごっこしてほしい」
おいしゃさんごっこから、看護婦さんごっこに名称を切り替えたじょりぃ。
「(笑)だから、してあげるってばそれは」 「とびきりやさしくしてほしい」 「いいよ(笑)」 「やった」 「やさしくって、何をするわけ?」 「わかんないけど。にこにこしちゃうようなさー、なんかさー」<なんなんですかこれは 「脈を測ってあげたり?」 「うん。いいね」 「でもさー、そんなことで、あなたのその根の深い落ち込みは解消されるんですか?」 「うん」 きっぱり 「(笑)なんだそりゃ」
「ねえ、なんで聴診器持ってるの?」とナナ。 「きょんが持ってるんだ。先生にもらって」 「ふうん」
間。
「その聴診器で、きょんさんと『もしもし』したことあるの?」 「わははははははははははははは」 「はははははははは」 「ないよ」 「なんでしないの?」 「なんでって・・・・・なんでかな?」 「おいしゃさんごっこは?」 「したことないね」 「なんでしないの?」 「なんでかな?」 「・・・きょんさんも混ぜて、3人でしない?」
ええ?
「え! ・・・ちょっとなあ」 「なんでイヤなの?」 「看護婦さんふたりになるの? ワタシの役は?」 実はけっこうウハウハですが。実現すれば。 「じゃあいいじゃん。あたしが看護婦で、じょりぃが先生で、きょんさんが患者」 「ふうん」 「きょんさんなら胸出してくれるかもしれないし」 「出さないから」 「出しそうなのに」
なにを根拠に。
そのあと、他の話題になり。
「じょりぃが落ち込んでてもさー、じょりぃはいったいあたしにどうしてほしいのかよくわからないのだよー」とナナ。 「ゴメン・・・。とりあえず、声が聞ければ満足なんだ」 「声が聞ければ満足なのか」 「うん。声聞けば、なんか安心するんだよね」 「ふうん。 じゃ、今度あたし、何かに声を吹き込んでおこうか?(笑)」<冗談のつもりだったらしい 「え! ホント? お願い」 <本気にしました 「ええ? マジ? あたし、留守電とかもイヤなんだよ?(笑) いつも黙って切っちゃうのに」 「いいじゃんかー。 じゃ、携帯の留守電ならいいでしょ?」 なにがいいんだか 「んー。 まあ」 いいのかよ 「じゃ、今すぐ電話して。 このまま、携帯に吹き込んで」 「それはイヤだよ。ダメ。できません」 「いいじゃん」 「後でするよ」 「絶対忘れるよ」 「かもね。たぶんね」 「今してよ」 「イヤだってば」 「じゃ、ちゃんとしてよね」 「わかったようるさいなー(笑)」
うるさいと言われてしまいました。 しかしワタシにとっては生きるか死ぬかの問題に等しいですから。<大袈裟です 真剣ですよもう。
気持ちバレ(たぶん)後は、このようなプチ変態じみたお願いが次々と通過するので、とても嬉しいです。 ナナは大変ですが。 まあ、たまには生活の彩りとして、変態テイストを盛り込むのも良いことかもしれませんからね☆
そんなわけでですね。 「かわいそうなフリ」が功を奏して、来週の半ばには、もしかしたらナース服姿が拝めるかもしれません。 脈を測ってもらえるかもしれません。 他に「やさしい看護婦さんワザ」がありましたら、教えてほしさでいっぱいのじょりぃであります。
ていうか、自分で書いていてもそーとーバカバカしくなってきたので、読んでるかたはさらにやってられないと思います。
電話を切ってから、「今日はありがとう。あ。留守電よろしくね」とメールしておいたじょりぃですが。
返事?
もちろん、来ませんよ('-^v) ワタシでもしないでしょうね。
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