うわ、なんだい、随分込んでるねえ。まったく、やだね、あれか、あれだね、これから五連休で予定もないし、友だちはいないし、いてもみんな遊びに行くし、俺だけ独りぼっちみたいなことで、レンタルＤＶＤってわけですかい。寂しいねえ。誰も遊びに誘ってくれないなんて、日頃の行いが悪いんじゃないのかねえ。あっ、借りたいソフト、ことごとく貸し出し中じゃないか。なんだよ、お前ら、ＤＶＤなんか借りずに遊びにいけよ。なに勝手に借りてんだか。参ったね。仕方ないからたくさんある新着ソフトにしようかい。どれどれ。あら、あらら、新着ソフトってのは、なにかい、一泊二日って、今日借りたら明日返さなきゃなんないのかい。おいおい、こちとら年季の入ったインドア派なんだよ、五連休っつたら、五日間おてんとさまなんざ見たかないんだよ。もうとにかく五日間こもりっぱなし、これ最高。それがなんだよ、連休初日にもう外へ出ろってか？ 冗談じゃあないよ。いいよ、いいよ、じゃあ折り込み広告で見た『ドラクエ５』プレステ２版、これだね、これ、中古で特売してんだってね。いいね、いいね。五日間、旅しちゃうよ。冒険しまくっちゃうよ。仲間作ってね、モンスターだって仲良しになってね。もう増えちゃって増えちゃって、馬車で移動だ、俺についてこい、ってなもんさ。天空の嫁だかなんだかもらっちゃうよ、あえて陰気なほう。ホイミで回復してね。ザオラル使っても使っても生き返んないもんね。棺桶二つも三つもひきづって、超心細い。もう、ルーラで戻りまくり。え、なによ、ＭＰ残ってない？ 困ったね。ほら来たモンスターだ。メラだ、イオだ、ギラだ。なんったってヒャダルコ、ヒャダルコだよヒャダルコ、なんか力抜けちゃう名前だね、ヒャダルコ。イオナズンだって捨てがたい、「ズン」ってとこ、きくーって感じ。ドラゴラムでドラゴンになってね、って、言うこときかねー。ちからためしてる間に戦闘終わっちゃったりしてね、ありがち。ふしぎなおどり、あれはむかつくね。返せ！この野郎、踊ってんじゃねー、俺のＭＰ返しやがれ！てね。パルプンテ、ピンチでいよいよって時に使ってみたら「しかしなにもおこらなかった」って、なんだよコラ！次の瞬間には全滅ー、みたいなー。小さなメダルだって集めちゃうよ。人んちのタンス開けまくっちゃう。もう、世界をまわりにまわっちゃうね。心は超アウトドア？ てね。へへ。あっ？ あれあれ？ なに、中古売り切れ？ なんだよ、なんだよ、新品しかねーの？ しかも定価？ ふざけんじゃないよ、今時定価で買えるかってんだ。てか、まじ？ ないの？ 中古、ないの？ なに、もう在庫がないって？ なんだよ、誰だよ、なに必死でゲームなんか買ってんの、ゴールデンウイークだろ？ 五連休もあんだよ。外に出て遊べよ。日光浴びて光合成しろよ。お台場とかさ、潮干狩りとかさ、ほら、ミッキーマウスとかいるあそことかさ。浅草の花屋敷だって存続が決まったんだよ、行ってこいよ。なに、金がない？ なら新宿御苑とか、どう？ 200円で済むじゃない。コンビニで弁当でも買って行きなさいよ。気持ちいいよぉ、青い空の下で一人コンビニ弁当。え？ つまんない。じゃあ上野動物園はどうだ、600円。600円でパンダが見られるんだ、安いもんだろ。今時パンダぁ？なんて馬鹿にしちゃいけないね。なんたってパンダ、笹しか食わない。思わず帰りにアメ横に寄っちゃって、なんかよくわからないうちに袋詰めの菓子を買ったりしてね、たいして安くないってことに家に帰ってから気づいたりしてね、しかも食べきれないわけ。つけとけ、つけとけ、日記につけとけ。デジカメで撮って貼っとけ。ね、楽しいよ。どこへでもとっとと出かけなさいよ。思い出つくれよ。な。まったく、なんだよ。ないの？「ドラクエ」。ほんとにないの？ 一本も？ どっかにうっかり残ってんじゃないの？ え？ ああ、そう……。なんだよなんだよ。もう来ねえよ！ うわぁぁぁぁん。
昨日の文章を社内で検討したところ、以下のような意味と判断した。
新しく所有者となられた方から、共用部分の修繕工事のご要請がありました。その時点で、その共用部分に、前所有者がエアコン室外機を無断で移設していたことが判明しております。
管理側としては、まずエアコン室外機を共用部分から撤去し、原状に復帰していただくことが修繕の前提である、とお伝えしたところ、拒絶されましたため、工事に関する協議の開始には至りませんでした。
つまり、所有者が「共用部分を修繕しろや」と言ったところ、管理側が「共用部分を直して欲しいんなら、その不当に置かれてる室外機を撤去しないと、工事はやんないからね」と言い、さらに所有者が「んな、前のやつが置いてったもんなんか知るかい」と言って、揉めているわけだ。
確かに、共用部分に無断で私物を残していったのは前の住人だが、それを承知か、もしくはきちんと調べずに部屋を買った時点で責任は現住人にある、ということらしい。
以下の文章を読み、設問に答えて下さい。
新しく所有者となられた方から特定の共用部分を指定されて修繕工事をして欲しい旨のご要請がありました節、その時点でその所有者が、その部屋の前の所有者が他の皆様方と同様にバルコニーに設置されていましたエアコン室外機を全て無断で建物の共用外壁に移設されていたことが判明していましたのでそれらのエアコン室外機を共用外壁から撤去して共用外壁を原状に復帰していただくことがご要望の件についての協議開始の前提であるとの管理組合理事会からの回答を拒絶されましたため、協議開始には至りませんでした。
問１
エアコン室外機を共用外壁に移設したのは誰ですか
問２
エアコン室外機を共用外壁から撤去するよう求めているは誰ですか
問３
新しい所有者は何を主張しているのでしょうか
問４
管理組合は、新しい所有者に何を求めているのでしょうか
問５
何故、協議は開始されなかったのでしょうか
３年数ヶ月振りに出したというＣＤを書店のレジ前で見たが、なんだか既視感があるジャケ写だなと感じたのは、顔面アップ、上からのアングル、見開いた上目遣い、少しすぼめた口元というのが、ネットアイドルサイトでよく見かけるポートレートの手法だったせいだろうか。
上司「○○社の越後屋さんてさ、いかにも“越後屋”って感じだよね」
私 「それってどんな感じなんすか？」
上司「ほら、紋付羽織袴にまげのカツラかぶらせたら、もうどこから見ても“越後屋”なんだよ」
私 「だからそれってどんな“越後屋”なんすか？」
番組表を漫然と見ていて目に付いたＷＯＷＯＷ-191chで深夜３時15分から放映の映画『人妻喪服運動会 死者の体育祭』ってのは、お色気映画なのか、ホラー映画なのか、コメディなのか。
先日フジテレビのバラエティ番組で久しぶりに大坪千夏を見た。以前はショートカットに明るい色のシャツブラウス、ほどほどな丈のスカート姿が元気でスポーティな印象だったのが、ゴールデンタイムの番組というのに、ウェーブのついた茶色のロン毛、目を隠す陰鬱なすだれ前髪に、ボディラインを見せる陰気な色合いの趣味の悪いロングドレス姿で、局アナというよりバブル期の残骸でできたバーのちいママみたいな雰囲気になっていた彼女にいったい何があったというのか。
都心ではなく郊外に住んでいるのだが、どのくらい郊外かというと、
欲しい新刊が、新宿ではどこの本屋でも売り切れだけど、自宅付近の本屋では２冊ほど残っていて、でも平積みになるほどは残っていない。
みたいな。
ちなみに実家付近の本屋では１冊もないが、それは売り切れて残っていないのではなく、最初から入荷していない。
都心ではなく郊外に住んでいるのだが、どのくらい郊外かというと、
寒冷前線と低気圧が空にある時、新宿では雨だけど、自宅付近は雪がちらついていて、でも積もるほどではない。
みたいな。
ああ、なんだっけ。『東京砂漠』とか『長崎は今日も雨だった』とか歌っていて、ほら、前は「内山田洋とクールファイブ」のボーカルでさ。子どもの頃は歌っている人が内山田洋だと思っていたら、そうじゃなくてそれはリーダーで、うしろでワワワーって言ってる人の一人でさあ、つーか、普通「○○とグループ名」だと、○○がボーカルと違うんか。あー、内山田洋が邪魔して、思い出せない。毎回だよ。毎回。思い出そうとすると毎回洋が邪魔をするんだよ。歌ってたのは誰だったかなあ。
上司が知り合いから聞いた話。
「テレビのさ、石塚だっけ？ 料理の番組とかやってるじゃない？ あれで『おいしい』ってことを『まいうー』なんて言うのよ。それを孫が真似するんで、やめなさいってたしなめたの。そしたら何て言ったと思う？」
孫「でもね、おばあちゃん。『まいうー』を使わないと幼稚園で乗り遅れちゃうんだよ」
園児かよ！
みたいな。
いつか使うかもしれんからと、もう何年も使いもしないのに、なんでこんなにたくさん紙袋を取っておくかな！
私が立っている前の席の隣が空いたが、その席の前に立っている人はいなかったので、じゃあ座ろうかなと思っていると、前に座っていたおやじが隣に移動しようとした。前に立つ私に席を空けてやろうとしてではなく、隣が角席だから自分がそこに座りたかっただけと思われる。
まあいいや、私が前の席に座れば、と思っていると、おやじが横滑りしようとした角席目がけて老婆がやってきた。
それに気づいておやじは元の席に戻った。老婆はそれを見てそのまま角席に座り、おやじに向かって「どうも、どうも。すみません。ありがとうございます。助かります」などと、頭を下げて感謝をしている。
なんとなく、釈然としない気分の私である。
今年の大河ドラマ『新選組！』には不満たらたらの上司（55歳）は、さんざんこきおろしてから最後に言った。
「でもオダギリジョーが出てくるまでは頑張って見る」
そこでオダジョーか。
恐るべし、オダジョー。
いつまでたっても大鶴義丹と鶴見辰吾の区別がつかない。
太陽は地球の周りを回っている」…小学生の４割
小学校４、５年生のうち４割が天動説だったことに驚き、日本の未来はどうなるのかと思った私ですが、４〜６年生に訊いた「月の形が変わる理由」は、「月が地球のかげに入るから」というのが正解だと思っていたのに間違いだと知ってショックを受け、慌てて子ども向けの科学サイトを見ても理解できず、それならいっそ「いろいろな形の月があるから」という解答でいいやと思うわけです。
上海に行った時のことです。
一人、ふらふら上海の街を散策してホテルに帰ってくると、友人二人が「遅い。待っていた」などと、約束もしていないのに理不尽なことを言います。
そう言えば、そもそも中国旅行に行くことになったのも、この二人が「説明会に行く」と言いだし、よくわからないままついていくと、旅行の説明会で、行くとも行かないとも決めていないうちに、その日二人の盛り上がりに乗せられて、いつの間にか申し込みをしていたのでした。
その二人が帰ってきた私をそのまま外へ連れ出し、突然「これから蛇を食いに行く」と言いました。げてもの料理にはそれほど興味のない私なので「二人で行って来い」と、断りましたが二人は聞いちゃいません。
まあいいか、と思っているうちに二人がいつの間にかリサーチしていた上海でも老舗の有名店とやらにつきました。が、有名店だけあって予約が必要のため、既に席は満杯で、今日は駄目だと断られました。じゃあ、諦めて帰ろうか、と言う私を無視して友人二人は口々に「この店を楽しみにわざわざ日本から来た」「明日は帰国するので絶対今日しか駄目だ」などと、矛盾だらけの嘘を言い募り、人民の方を困らせています。
そのうち「食べさせてもらえるまで帰らない」だの「何時間でも待つ」だの「泣きたい」だの、玄関口で身振り手振りを交えた日本語でわめきたて、絵に描いたような迷惑ドキュン外国人観光客になりはてていました。
私は、これまで蛇のへの字も口にしていなかったいこつらの、突然の蛇への情熱をいぶかしく思いながら、後ろで控えめに「そうだ、そうだ」「それはもっともだ」と、友人側、店側の主張双方に合いの手を入れておきました。きっと、前日に二人で食べに行った本場の北京ダックが思ったより美味くなかったという不平を昨日の夜にまくし立てていたので、美食に対する欲求不満がたまっていたのでしょう。
結局、お店の人も辟易したのか、哀れに思ったのか、呆れたのか、最後には折れてくれ、予約なしで食べさせてくれることになりました。
しかし、本当に席はなかったらしく、私たちが通されたのは雑然とした菓子用の厨房でした。調理用具や材料が乱雑に置かれた机をてきぱきと片づけてくれ、その上にテーブルクロスまで敷いてくれ、そこで食事をさせてもらえたのです。
蛇は鶏のささみのような淡白な味で、これと言って特徴のあるものではありませんでしたが、料理はさすがに老舗と言われるだけあって、どれも大変美味しいものでした。
言葉は全くわからないのですが、料理人がやってきて感想を訊いているようだったので、私たちが「おいしい、おいしい」と激しく連呼すると、彼は嬉しそうに笑いました。
食事が終わったあとには、横で作業中だった菓子職人が釜から出した焼きたての月餅をくれました。
それまで一ヶ月近く中国各地を周り、共産圏のサービスの日本とのあまりの違いに殺伐としていた私たちにとって、その店での応対は非常に嬉しくありがたいもので、感激しました。
中国旅行の中でも一番の忘れがたい、いい思い出です。
毎度お馴染み『二人は仲良し』をお送り致します。
ニコンのデジカメの新しいＣＭで、松嶋菜々子が決定的瞬間をさわやかに撮りまくっているが、良く言えば「シャッターチャンス」、普通なら「盗撮」という気がしないでもない。
４月から始まったＮＨＫの公開生放送『お昼ですよ！ ふれあいホール』では、毎日客席から２人ずつ素人を舞台に上げて番組に参加させる。
そして番組の終わり頃に、参加賞として「パパベア・ママベア」というオリジナルのマスコットキャラのぬいぐるみをプレゼント。
その際アシスタントが１セットだけ持ってきて、各１人ずつにパパベア（青いクマ）だけ、ママベア（オレンジ色のクマ）だけを渡すのだが、あとでそれぞれ片割れを追加して、１人に１セットもらえるのだろうか、それとも片割れだけしかもらえないのだろうかと、気になる毎日。
朝、英語学校のビラ配りを、講師らしい外国人がやっているのだが、通る人、ひとりひとりに挨拶をしている。
男性なら「Good morning ! Sir」、女性なら「Good morning ! Women」（多分）。けれど私が通る時には何故「Good morning !」だけなのか。
ＮＨＫの朝ドラを会社で見ていて、ふと、左上の時刻表示に違和感を覚えた。
自宅のテレビ（４：３サイズ）で見ると時刻表示は上部左端ギリギリの所にあるが、会社のワイドテレビで見ると左端と表示の間に空きがある。
「昔は、ワイド画面で番組を見ると、左右方向にフィルムが引き延ばされていたじゃないですか。でも最近はもしかして、ワイド用に合わせて撮影しているんでしょうか？ で、逆にこれまでの４：３サイズのテレビで見ると、フィルムの左右がカットされているんでしょうかね？」
と訊くと、上司はあっさり「そうだよ」と。
そうだったのか。世の中はいつの間にかワイドになっていたのか。４：３の古い縮尺だと見えない世界がそこにあるのか。
『ジュマンジ』！ 何回やる気だ『ジュマンジ』！
そう言えば、『クロコダイル・ダンディー』はやらなくなったな。
うっかり聞いてみたくなる高度な技術。
電車で隣に座っていた濃灰色のスーツをびしっと着こなし、きりっと髪をひっつめ、薄いＡ４サイズのビジネスバックを膝に乗せていた三十代と思われるキャリアウーマンの携帯電話が鳴った。「今、電車の中ですから、３分後に折り返します」みたいな感じの返答を予想していたら、出るなり、
「にゃ〜ん。今、電車の中だお〜。うぅ〜ん、だいじょーぶだお〜」
と来たもんだ。
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