- 散歩日記 -


2005年01月27日(木) - コトブキ・ポスト

あなたは“コトブキ・ポスト”というものをご存じだろうか?

賢明なあなたなら、
「それは“寿”なのよ。そう、まさしく私が寿退社後空いてしまうポストなのよ」
「おいおい、“寿”と書こうとして“痔”と書いてしまったじゃないか」
「いえいえ、フランス発の思想ね。それはポスト・モダニズムよりも・・・」
とういうような展開をしているかもしれない。


早朝、布団からガバッと起きて、
「コトブキ・ポストって何時から何時まで開いている?」
という寝言を私は大声で発してしまった。
初めて“コトブキ・ポスト”というものの存在を知った瞬間だった。
猫がハッと私の目を見ていた。
お互いちょっと悲しい顔だ。

“開いている”からにはそれはオフィスか?
どんなサービスがあるんだ?
やはりめでたいのか?
何時から何時までやっているのか?
24時間営業じゃないのか?
知らないから行けないじゃないか。

いやー、ホントになんだ?


即出現地集合現地解散、暴力反対おやつ賛成がモットーの私は、
コトブキ・ポストと違って24時間営業なので、
仕事に出かけねばならない。




機材を揃えていると秘書はしっかりと寝ている。

なんか分かったら教えて下さいませ。
みんなで押しかけてやりましょうや。





2005年01月21日(金) - 深夜マイナス1

この時期になってくると、
さすがに明けましておめでとうとは言いにくい。

正直に告白すると今年は年賀状4枚しか書いていない。
暮れあたりからちょっとばかし、資金繰りが苦しくなり、
あれをこうして、これをああしている間に、
うっかり年末年始を飛ばしてしまったのだ。
そばを天ぷらにするかニシンにするか迷ったり、
コタツで紅白とか伏見稲荷に初詣とか・・・

フリーでやっていると仕事していないツケが数ヶ月後にやってくる。
何もしてなかったわけではないのだが、
昨年下半期はほとんど友人の映画に関わっていたので、
それは報酬が望めない。
持ち出しが多かったのでかなりのマイナスだ。

まぁ、ホント好きでないとやってられまへん。

実家のお婆ちゃんに、
「なんで帰らんと?」
「飛行機代がないと」
と正直に言えないので適当にごまかす。
なかなか辛いものだ。

こんなことを書くと心優しき読者の方が仕送りしてくるかもしれない。
心配ご無用。
お米あります。
モチ若干。
海苔残ってます。
ほら、安心。

作品に出資したいとか、個人的に投資したいとか、
あまりに可愛いから抱きしめたいというお申し出ならば、
どうぞ奥の方へ。
コーヒーになさいますか?

そのような経済状態の私であるが、今年初めて本を買った。
引きこもり文化人の味方、天下のAmazon様。
1-Click注文というのはいい。
後は月またぎの魔術師VISAにお任せだ。

買ったのはミステリー、サスペンスの名作。




未だに読んでいなかったのでとても楽しみだ。
でも、軽装判にしてはちょっと高いのではないか?




ルビ訳???




ああ、文字化けしとる!






えーごだ。
しかもチョロチョロ訳が付いている。

ああそのルビか・・・


時が過ぎるにつけ、だんだん腹が立ってきて、
原書を間違って買ったのならまだあきらめもつく。
なんだこのチョロチョロ訳は。

この訳のチョロチョロ感というのは、
交差点で止まっている車に見かけられる関西名物、
「赤信号がそろそろ青に変わるからもうチョロチョロ車出したんねん」
に通じているせこさだ。

この件に関してあなたが頷かなくても私は責めない。

マイッタナー




それでも気をしっかりもって、冒頭部分。

“それはパリの四月だった。”

・・・




あなたもこのチョロチョロ感を共有してみてはいかがなものか?







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