後悔日誌
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きのう あした もくじ
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2008年06月30日(月) 飛行


空を飛びたかった。
富士が見たかった。
なんだか走り幅跳びみたいな羽田〜伊丹の航空便。
雲海から頭を出す小さな山頂をなんとなく眺めていた。

なんだか抑制された毎日から抜け出したいけど抜けられない。
このまま変わらず歩いていくのか、それとも飛び出すべきなのか。
葛藤したまま、また日々は過ぎていく。


梅田に着いて念願のミックスジュースを飲みに出かけた。
どうって事ない飲み物なんだけど、雑誌で見て気になっていた。
飲んだ瞬間、童謡にあるミックスジュースの歌が頭をよぎって。
それから少しの間、なんだか心が満たされた。

日常の嫌な事といい事。
混ぜたらどんな味がするんだろう。
味わいたくはないけど。

甘くはないんだろうナァ…。



2008年06月27日(金) 逆流


サラリーマンや学生達とすれ違いながら家へ帰る。
坂を下りてくる人はみんな青白い顔をしている。
通勤通学は大変そうだよね。

そんな中、赤ら顔で坂道を登った。
よく飲み、よく食べ、よく歌い、心地よく疲れていた。


規格外。
俺はこれでいいと思う。



2008年06月26日(木) 脳波


子供が熱を出したときに痙攣することがあってその検査に行った。
脳波の測定。

寝ているときにデータを取るということで眠り薬を飲ませるが効かず。
お話しても効かず、歌っても効かない…。
病院の中は興奮するらしく、エレベータの音で目がぱっちり。
窓口呼び出しのチャイムでぱっちり、眠る気配がない。
お医者さんも呆れるほどで、最後は車に乗せて寝るまで走り回ったくらい。


それにしても、凄い数のセンサーを頭につけるもので驚いた。
地震計のプリンターみたいに沢山の線が書き出されていく。


結果はまたいつか。
それまでが意外に長い。



2008年06月23日(月) 白昼


白昼のシンデレラ。
お昼に飛び立つ黒い飛行機に乗るために朝から忙しい。

きっと梅田なら朝から串カツで一杯くらいはできるかな、なんて思ったんだけど甘かった。
残念ながらどの店も10時開店、イライラが募る。
空港バスの発車は10時20分。
悔しいくらい時間がない。

それでも、なんとかしたいのが心情。
10時の開店に合わせてイカ焼きを調達し、その足で串カツ屋に潜り込む。

「小ジョッキください!」
息を切らせながら冷たいやつを流し込んで揚がりたての串を適当に食べる。
不思議なことにモヤモヤしていた気持ちもぶっ飛んで、少しずつ満足感に浸っていた。
10時15分、会計を済ませバスターミナルへ。
定刻で空港へ向かった。


関西空港へ行くのは初めてだった。
さすがに国際空港は大きいし、見る飛行機がなんだかみんな異国情緒でいい。

カボチャの馬車は、スターフライヤー航空。
黒で統一されたシックな飛行機で一気に関東へ連れ戻される。

雲の上は青空。
ずっと余韻に浸っていた。



2008年06月13日(金) 衝突


上司と衝突した。
ずっと2ヶ月間、抑えてきたのに。

口論になった時、上司の肩は小刻みに震えているのが分かった。
昔だったらぶん殴られているだろう。

全て自分で把握しないと気がすまない性質で首を突っ込みたがる。
その割には肝心なところはやらない。
小さなことを大きく騒ぐ。


あと2週間の辛抱だったのに。
男の修行は厳しい。



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