後悔日誌
From ND

きのう あした もくじ
写真サイト 航跡

2007年04月30日(月) 工作


近所のホームセンターに買い物。
前から欲しかったゴムホースとか、壊れてしまったトイレのタオル掛け。

ゴムホースを眺めていて思ったことは、家庭用の安っぽさ。
仕事場で使っている機械用は実は超高級品クラスだった。

用途を考えれば、薄くて取り回しのいい一般ホースで十分。
ホースリールもついたいかにも家庭用ってのを購入した。
これで洗車もベランダの掃除も楽チンだ。


車高の高いワンボックスカー乗りにとって、屋根の掃除は至難の業。
脚立かステージも欲しかったけど、これは今度の楽しみにしよう。


家に帰ればDIY(ちなみにDIYは”Do It Yourself”の略)。

トイレのコンクリート壁をドリルで穴あけしてがっちりとアンカーを効かせたタオル掛け。
ためしに引っ張ってみたけど今度は折れそうにない。
サイズ間違えちゃったのはご愛嬌。

持ち家だったら楽しいだろうね。
色々やりたいことも出てくるんだと思う。


ベランダに置いた工具箱がどんどん巨大化して今はもう大きな段ボール箱くらい。
何かする度に道具が増える。

工作場を兼ねたガレージ。
今はこれがどんな車やバイクより欲しい。
夢っていえば夢ですね。



2007年04月29日(日) 鯉幟


あっという間に月日が過ぎていく。
この前、桜が咲いていたと思ったのにもう鯉幟の季節だ。

「屋根より高い鯉のぼり♪」
いまどきそんな贅沢はいえないけど。
我が団地も結構子供がいるもので、見回すとあちこち鯉が泳いでいる。
手すりにつけた簡易的なポールが上の階に邪魔にならないか。
下の階に垂れ下がらないか…なんて本当は気にしない所に住みたいナァ。

人の家の鯉幟なんて見る気もなかったけど。
近所にあるひときわでかい一軒家。
10m位ある立派な柱に超巨大な鯉が泳いでいたのを見て。
その誇らしげな姿に少し嫉妬した。


夕方、風が強くなった。

山の上の我が家の三匹もようやく元気に泳ぎ始めて。
その姿が楽しいのかずっと指を指して喜ぶ息子。
取り付けは大変だったけど、その笑顔で癒された。

子供って可愛い。



2007年04月28日(土) 集合


さりげなく、妹の家に集合した。
母譲り、なのかもしれない社交性で自慢の妹だ。

新築の3階建てをお洒落にまとめた室内は兄ながら負けを認めてしまう。
照明も家具も、シンプルで格好いいのだ。


私と妹は7つ違い。
ところが妹の旦那さんは私より年上。
弟分が欲しかった私は少し(かなり?)残念だった。
でも、おかげで妹離れってのが出来たのかもしれない(笑)
集合したきっかけはそんな旦那さんの誕生日。
近所で買った安ケーキで高級ケーキにありつくことに成功した。


親父はじっくり、ソファにもたれて酒をちびり。
おかんは、ケーキを絶賛。
コーヒーを入れる旦那さんに、昔話にふける妹。
そして人見知りがひどいうちのチビに、その面倒を見る嫁さん。


リビングにこの位の人数がいるってのは本当に賑やかでいい。
昔の失敗や経験をなんでも笑いに出来る家族がここにはあって。
とっても誇りに感じている。



2007年04月27日(金) 公園


近所の大きめの公園に子供と二人、出掛けた。

小さい子を連れたママに「何歳ですか?」なんて聞かれたりして。
すっかり公園デビューを果たした気になった。


しばらくすると、小学校の低学年の集団が何かを調べにやってきた。
人懐っこい女の子たちが「こんにちは!」なんて挨拶してくれるけど。
人見知りするチビは足にしがみついて離れない。
人のことは言えないけど、かなりの小心者に苦笑い。


小学校が帰ると、今度は英語の幼稚園だ。
「ヘイ。パパ。カモン!」
なんて言われるままに鳩の餌やりに参加することになり焦った。
何よりびっくりしたのが小さい子たちが一人前に英語で会話してる姿。
そして聞いても理解できない自分が悲しい…。

大量の鳩の輪の中で呆気に取られた親子二人。
かなり必死でした。

で、覚えたことがひとつだけ。
鳩は英語で「ピジョン」って言うんだね。


公園って凄い。
まさか英会話の勉強するとは思わなかったです。



2007年04月26日(木) 日用品


夕方、紙おむつを買いに出掛けた。

こんな子供用品が製紙会社で作られているのを知らなかった。
日本製紙とか、王子製紙とかいわゆる一流企業さんがそれぞれのオムツを作っているし。
ティッシュペーパーだって作っているんだよね。

なんか不思議でたまらず、あちこちの商品を手にとっては会社名を眺めた。
当たり前といえば当たり前なんだけど…。
知らないことが多すぎる。


そういえばP&Gの会社名。
本当はプロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インクというらしい。
アリエールやレノア、ビダルサスーンにファブリーズ、パンパース、etc。
商品は異常なまでに知っているのに、どんな会社はほとんど知らない。


最近、テレビのCMで検索ワードを放映するのが当たり前になってきている。
会社名は分からなくなる一方。
企業のブランド力。
それとも商品のブランド力。
どっちが大切なんだろう。


なんて長い長いレジの列で考えていたけど。
日用品ってのは激戦区な訳で安くて良いものが勝つ世界。

厳しい業界だな、と思った。



2007年04月25日(水) 旧友


「え! これだけか…!?」
我が家に嬉しい来訪者があったんだけど、買い出しで驚かれた。
そりゃそうだ。
自分でも酒量が異常に減ってることなんて分かってる。

飲んだ日に限って崩れるコドモの健康とか。
いつの間にか増えてしまった体重とか。
何より、圧倒的に飲む機会がなくなっちゃったことなんだけど。
やっぱり数年前と比べても異常に少ない。


旧友との飲みってのは半分が昔話、残りの半分は趣味の話かちょっとした未来の話。
愚痴が出ないのが良いトコロ。

ただ、互いに時間がなくなったもので。
終電を気にし、子供の眠る時間を気にし。
どっぷり酔う前にさようなら。

大人ってなんか虚しい。
とか思ったりして。



2007年04月24日(火) 中華


横浜で中華を食べた。
子連れに困っていたものの、座敷で円卓なんていう。
一風変わった個室のある店で、とても使い勝手が良かった。


その昔、小学生の頃。
葉山の海で泳いだ帰り道に、この中華街に来ていた。
何を食べたかはあまり覚えてないけど、とても混雑していた覚えがある。
交通渋滞もひどくて、まずは車が入らないことには食事にありつけなくて。
その上、やっとお店に着いたらどこも長蛇の列…なんて事がよくあった。

ヨコハマが凄いナァ…と思うのは街の変わり様。
氷川丸やマリンタワーの閉鎖は最近の話。
そしてランドマークタワーや赤レンガ倉庫の賑わい。
いつの間にか元町、中華街からみなとみらいに中心が移ってきている。
歴史の街なのに、常に変わっていこうという姿勢が良い。


静かな店内だった。
音一つしないような店内で、ゆっくり食事を楽しんだ。
保険の名義変更とか色々まとめて家族で集合したんだけど。
仕事中&これから夜勤なのにビールを飲む母も、妹も慣れたもの。
「飲まなきゃやってられないでしょ!」
なんていう威勢のいい声が飛び交う。

春巻きも、牛肉の炒め物も、北京ダックも、炒飯も…。
その一口、一口に、ビールはあうだろうナァ。
悔しいけどクルマ。
ちょっと一杯だけ、ってのも怖くて出来ないご時世だから堪えた。

とっておきの香辛料をかけ忘れたような気分。
お酒って酔うためだけじゃなくて、味覚としても大事なんだけどネ。


杏仁豆腐が届く頃、子供が目を覚ました。
はしゃいで買ったばかりのおもちゃの鉄琴をたたいたり笑ったり。
いきなり賑やかになってみんな笑顔がこぼれた。

おやつの時間くらいまで、ゆっくりしたランチ。
贅沢だな、と思ったけど平日ならではなんだろうか。


ほっておいても歳をとっていく親、もう嫁に出た妹。
家族で集まってランチなんてのもなかなか出来ないだろうから。
こんな一瞬、一瞬を大切にしたい。
そう思った。



2007年04月23日(月) 線


二本の線を考えた。
オトコとオンナの生涯。

線が一本にきちんと重なり合うときがあって、それが結婚。

二本の線が一本になるには、二つが歩み寄るか、片方が合わせるか。
考えもしなかったけど、自分の場合はどうなんだろう。


今日、家出した。

「オトコは黙ってサッポロビール」
度々、心の中で繰り返していたけれど我慢の限界に達して車の中に逃げ込んだ。
逃げても変わらないけど…。
何にも。


暖冬のくせに凍えそうな春を恨んだ。
ガソリン代ですら、馬鹿にされるのが嫌でエンジンも掛けずじっとしていた。
二時間経ったら手足が冷たくなってきた。
三時間経ったら体中に寒気がしてきた。
普段打たないような長いメールを送った。


戻れないプライド。
シミュレーションなんて本当は最初の5分で終わっているけど。
通り過ぎる車をただ眺めながら、ずっと窓にもたれた。


二つの線は角度がずれていれば、いずれ離れてしまうことになる。
悲しいけど、平行線のまま。
悔しいけど、何も出来ない。



2007年04月22日(日) 整備


乗る機会がないまま、エンジンが掛からなくなった愛車。
これは可哀想だ、ということで朝から整備を開始した。

外装を丁寧に外していくのも、ガソリンをこぼさないようにタンクを取り外すのも。
それからキャブレターをゴムの継ぎ手から引っ張り出すのも。
全部、誰から教わったわけではないけれど昔にやったこと。
懐かしくて懐かしくて、たまらなかった。


高校生の頃、バイクが大好きになった。
人からもらったバイクでずいぶんくたびれていたけれど、よく修理した覚えがある。
ピストンやクラッチ板を新品にしたり、少ない工具でそれなりに頑張った。
今の仕事の原点はきっとココに違いない。


ガソリンにまみれた部品の臭い、手にしみこむ油汚れ、久し振りだナァ。
丁寧に掃除をしたら、期待に応えてくれるようにエンジンは一発で息を吹き返した。

機械屋冥利に尽きる一瞬だった。
それと同時に、封印していたバイク熱が高まってきたのを感じた。


何かしそうな予感。
そして多分、すると思う。



2007年04月21日(土) 実家


久し振りに両親に子供を見せに行く。

家までの道のり。
横浜から第三京浜、そして多摩川の河川敷。
時間を巻き戻すような、そんな感覚の景色が嬉しい。

ところが、実家に近づくにつれ違和感を感じた。
道路も、景色も、再開発で表情が変わってしまったのだ。
あれだけ慣れ親しんだ街なのに、よそ者と相手にされないような。
変な疎外感を感じてしまったのである。

変わっていくのが当たり前なのに。


さて、実家ではお仕事が待っていた。
継ぎ足し継ぎ足しで引き回したオーディオ一式を移動したいという。
アンプにビデオにDVDデッキ。
スピーカーは5chだしウーファーはあるし。
それに電話とインターネット、テレビは3台なんていう…。
我ながらよくやった…。


夜は静かにお疲れ会。
居酒屋メニューの夕飯と酒浸りな家族の笑顔。
こればっかりは変わらないもので。

嬉しくてにやけた。



2007年04月20日(金) 砂場


近所の公園に出かけた。
砂場に集まる子と、その母親たち。

当然交じれないのでベンチに座りながら観察した。
不思議な光景だった。


男でいえば会社に入った年代で先輩、後輩が決まったりする。
ママたちは子供の年代でグループを作るんだ。


時間が経つにつれてその集団はビッグになってきて取り入る隙もない。
砂場の端に縦列駐車するベビーカー。
ここはトイザラスか、なんて思ってしまった。


花壇に植えられたチューリップ。
開き始めたツツジの花。
桜も銀杏も小さな葉っぱをつけ始めて。
いよいよ5月っぽくなってきた。

そんな陽気の中、持ち寄ったおにぎりを食べて過ごした。
のどかな休日だった。



2007年04月19日(木) 試運転


不思議な春である。

例年よりも早く桜が咲いたはずなのに、また冬のような寒さ。
低気圧が呼び込んだ寒気は半端なく、窓の結露がそれを物語る。
加えて台風のような強烈な風。
あちこちの自転車をなぎ倒して嵐が去っていった。

ようやく覗いた青空。
まだ上空の白い雲は凄い勢いで流れているけど待望のお天気だ。


車から自転車を引っ張り出して、試運転した。


電動自転車。
知らなかった感覚。

坂を登るとき、走り出すとき。
妙な加速感と重くならないペダル。
重たくて不恰好な自転車が、恐ろしいほど乗りやすい。

これは覚えてしまったらマズイと思った。
一度乗ればやめられない快適さなのは間違いない。


家に帰って、自分の自転車を眺めた。
最近は乗らずに眺めているだけだけど、大事にしている緑色の自転車。
初ボーナスで買ってから全国各地を走りぬいて。
時には海に沈んでいて、時には自分でバラバラになるまで整備した奴。
愛着があって、まだ乗り換えられない。


結論として。
当たり前だけど、電動チャリってやつは別の乗り物です。
自転車<電動自転車<原動機付自転車
で間違いない、と思った。

携帯電話と一緒。
10年前はこんなのなかったんだから。
技術の進歩って凄い。



2007年04月18日(水) 病院


念のため、病院に行った。
もう、喉が痛いのが長引くのはゴメンだ…と思ったから。


季節が良いせいか、待合室はずいぶん余裕があった。
それでもテレビのコマーシャルを2回くらい見て診察室に入った。

やたらに点滴を打たれたこの病院。
今回はどうなるか…と思っていたら。

「今日は熱があまり上がってないね、喉も悪くはないし様子見て!」
で、あっさり終了。
様子見ればよかったなんて後悔した。


でもね、一番後悔したのは保険証を忘れたこと。
なかった時に、事務の人が放った
「えっ、ないんですか?」の大声。

あの一瞬がホント恥ずかった。



2007年04月17日(火) 夢


休暇に入って17日目。
発熱した。

実は昨夜に喉の調子がおかしいと思っていたし。
寝ているときにも不安で上着の枚数を増やしたんだけど手遅れ。
微熱はどうでも良いけど、喉がいつも長引くから心配になる。

育児や家事の見習い。
日々の筋トレ、ランニング。
ちょっと疲れたのかナァ…。


夜、「学校に行こう」を見た。
宝塚音楽院の受験を目指す女の子たちのドキュメンタリー。

無情にも30分で夢破れてしまう最期。
テレビの製作者の思うツボだけど、果敢なくてやるせない。

どんな世界も厳しい。
でも、たとえひと時でも目標に向かって努力している姿は輝くもの。
夢に向かって精進する姿がまっすぐで心に突き刺さった。
いいものを見たな…と思った。


それから布団に潜り込んで昔を旅した。

成績劣悪、遅刻はトップクラスで過ごした中学時代。
高校受験を控える頃にはもう受験校は限られていたっけ。
中学3年の時、担任と親を交えた三者面談で担任は「どっかの職人に弟子入りしろ」
と言い放った。親は泣いていた。

人に指図されるのが大嫌いだったのが私の14歳。
「工業高校で専門をやりたい」と初めて目標を伝えて面談が終わった。

あの日から、いくつもの目標を重ねて今日まで来たんだ…。
人に言えるような立派なものじゃないけどね。


大きな夢も小さな目標も、大切なもの。
人それぞれ、比較はできないけど。
若くしてそれに気がつく人たちはより輝きが強いんだ。


「最近、輝きを失っていないか。」
自問したが答えを導けない。

歳をとったと思った。



2007年04月16日(月) 収集車


週明けの朝。
ちょっと遅めの起床。

ところが外からはテンポ良いゴミ収集車の音楽が聞こえる。
「しまったっ!」と思って飛び出す外。

案の定ゴミ置き場には一個もゴミがない・・・。


こう見えても街を知っているのでほんの300mも離れれば
遅めに収集しているところも知っているんだけど。
そんな矢先にちらっと見えた収集車。
これはと思って追っかけた。


ここのところジョギングが続いているせいで軽快な足。
大きなビニール袋を両手に抱えたまま風を切った。

途中で気がついて慌てて助手席から飛び降りてきたお兄さん。
「お願いします♪」といって渡すと非常に良い顔をしていた。


最近、ゴミ置き場に分別できてないゴミが残っていることが多い。
我が集合住宅も人の出入りが激しいからナァ。
なんて憂いても仕方ないけど…。

ゴミに対するルールって各市町村で違うから、人により認識もまちまち。
もっと統一してくれてもいいのにな、なんて思う。


我が家は紙おむつのゴミが多いからってのもあるけど。
それなりにゴミは多い。

陸で生活してるとゴミを減らす努力を忘れてしまうナァ。
当たり前のようにゴミを回収して、処分してくれているのは行政のおかげ?
ありがたいけど、無責任になってしまう。


ゴミを見ても色々なことを考えてしまう。
そんな、朝。



2007年04月15日(日) 自転車


坂の街、ヨコハマ。
そんな山の上に住んでいる。
はっきり言って見晴らしはいいし、もちろん日当たりも良い。
駅から遠いし、周りは墓だらけ。
なのに、慣れてしまうもの。

最近じゃ平地に家がびっしり並んだ所よりは、いいナァと思っている。


自転車を買いに行った。
子供乗せ電動自転車というやつで、結構な高級品。
車体はブリジストン、エンジン(モーター)はヤマハ発動機。
原付バイクが買えてしまう値段に驚いた。
でも、ゴールド免許なのに車に乗らない嫁には必需品…らしい。


自転車の世界では車重を減らせば減らすほど値段も跳ね上がるんだけど。
そんな常識を一切無視した電動自転車。
とりあえず家までは車に積んだものの恐ろしく重くて焦った。

走り出せば夢の世界なんだろうけどね。

家に着く頃には辺りも暗く、試運転は延期。
週間予報も雨ばっかりでしばらくは車の中に安置になりそうな予感。


どれだけ凄いのか。
早く乗ってみたいナァ。



2007年04月14日(土) 快晴


近所の公園に子供と出掛けた。
前線が抜け、復活した青空。

普段は水平線しか眺めていない自分にとって。
遅咲きの桜、新緑の山、雲のない青空のコントラストが贅沢に感じた。


グラウンドの真ん中で練習をするサッカーチーム、笛の音。
散歩中の犬同士がじゃれ合い交流する飼い主たち。
お弁当を広げた少年野球のチーム。

色んな人たちが週末を過ごしていた。

これが週末なんだ…。
今更ながら感じた、ほのぼのした世界。



陽気が良いせいかもしれない。
疲れてしまった我が子が泣き出す前に帰ることにした。

運転席に乗せると、早速カクンカクンと舟を漕ぎ出す始末。
頭がハンドルに激突する度クラクションが鳴るのが可笑しくて。
膝の上に乗せたまま何度も笑った。



2007年04月13日(金) 鏡


ようやく熱の下がった我が子。
お医者さんに言われてた通りに今度は発疹がやってきた。

思っていたよりひどくないので安心したけど。
大人になると体中に赤いブツブツ…なんてまずないから驚きだった。


突発性発疹。
自分も通ってきた道なのかナァ。


子供は自分の知らない過去を教えてくれているような、そんな気もする。

親から聞かされていた「機嫌が悪いと頭からのけぞってひっくり返る」
ということも、機械の音を聞くと立ち止まってずっと見ている姿も。
誰よりも早く、鳥を見つけて「ぴっぴ」なんてしゃべってるところも。
どことなく理解できる。


今はただ、なんとなくだけど。
思考が似ていることが嬉しい。



2007年04月12日(木) 詩


手帳の間から一枚の紙がするりと落ちた。
酔っ払ったような書きなぐった字。

そうそう、しばらく前に後輩と書いたんだっけ。
紙の上には3つの詩が並んでいた。


「幸せは 犠牲の上に 成り立っている」
 〜誰かが笑っている時、誰かが泣いているんだよ〜


「ぼうふらが 人を刺すような蚊になるまでは、
  泥水飲み飲み 浮き沈み」


「私は無類の蕎麦好きなれど 本当は貴女の側がいい」


1つ目は私ので3つ目が後輩の。
2番目のぼうふらが・・・というのは昔のテレビで新・座頭市からの引用。
短い言葉でいかに心に響かせるかってのはなかなか難しい。
でも、その時の感情がダイレクトに表れていて、忘れられない。



昨年の手帳に書き写したのはコレ。

「売れてるものが一番いいならさ、世界一うまいラーメンは
  カップラーメンだよね」

これはロックグループのTHE HIGH-LOWSはヒロトさんの言葉らしいけど。
ラジオで流れてるのを思わずメモした。



ああ、忘れちゃいけない。
先輩の座右の銘。

「船に酔うな わしに酔え」



みんな色々な言葉を持っているものです…。



2007年04月11日(水) 我慢


高ぶる感情をぐっと抑える。
じっと我慢。

「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ」


でも、終戦じゃない。
まだまだずっと続くんだ。



2007年04月10日(火) 熱


子供の熱が下がらない。
朝と夕方の二回、病院に出かけた。

インフルエンザの検査に、血液検査などなど。
昨年に感染症を患わせて入院したこともあるので念入りに。


ところが全てシロ。
結局、ただの風邪ってことになった。


熱が高いのは私譲りなのかもしれないな。
ふと、思った。

私の場合、熱が出ると40℃ってのは当たり前。
というか、38℃位じゃ普通に仕事できるしね。
薬は嫌いで、暖かい格好で毛布に包まってひたすら汗を出す自己治療。
ただ、不思議なことにコレできちんと熱は下がるのだ。


子供の場合はまだそんな癖は分からないだろうし。
高熱は頭がおかしくなる…なんて言われると慎重になってしまう。


ちょっと過保護じゃないか、なんて思いながらも心配する親心。
でも、知ったこっちゃない子供心。


とりあえず、早く治ってもらいたいものだ。



2007年04月09日(月) トホホ


朝から子供の調子が悪い。
愚図ると思ったら39℃台の熱、もれなく病院へ行った。

ただの風邪。
良かった…。


とも言ってられないもので、午後になると40℃に届きそうな勢い。
座薬を入れると今度は熱が一気に引いてふざけて遊びだす始末。

で、薬が切れるとまた熱が上昇!
どうなってるんでしょ。


子供の機嫌が悪いと嫁さんまで機嫌が悪くなる。
「どうしてあなたは何にもしないのよっ!!」
みたいにね。


トホホってのはこんな時に使う言葉だね。
まさに泣きっ面に蜂でした。



2007年04月08日(日) 葉桜


露店の立ち並んだ道を駆け抜けた。
昨日無理したせいか、足のあちこちが痛かった。

今年の桜は早くって、どこへ行ってももう葉桜。
桜道、なんて洒落た名前のこの坂道もまた静かな道に戻るんだろう。


ひらひら舞い散る。

その通りだな、なんて見上げながら今年の春の出来事を思い返した。
色々なことがあって、書ききれない。


路肩がピンク色に染まって春が終わる。

桜は潔く散るところが軍人に好まれたトコロ。
でも、その後に伸びる葉っぱの力強さってのはあまり意識しないんだ。


今年はやけに桜ばっかり観察しているので、新しい発見が多い。
ちょっとだけ、葉桜が好きになった。



2007年04月07日(土) 早朝


運動を欲した朝。
ジャージに着替え、準備体操を済ませた。

ペースは遅めでランニングを開始。
山を下ってグランド5周、それから山登りをして下ってもう一度山登り。
絶好調ともいえる走りで最高に気分が良かった!
けど、横浜の高低差を舐めちゃいけない…。


昼過ぎ、足に違和感。
右足首が腫れるような痛さ。
これはまずいと思って湿布を貼った。


やり過ぎちゃったみたいで反省。
明日からはもう少し穏やかにしよう…と心に誓ったのでありました。



2007年04月06日(金) 丘


横浜市立金沢動物園。

丘の上の動物園。
アメリカ、ユーラシア、オセアニア。
きれいに区分けされて、また適度に山道で楽しい所だった。

オーストラリアの動物が充実していて驚いた。
シドニー、メルボルン、ケアンズ。
カンガルーやコアラ、ウォンバットを眺めながら思い出に浸った。


展望台から街を眺めると遠くに海。
見慣れた八景島の三角形に住友重工の門型クレーン。
白い船が見えたらいいなと思ったけど、無理だったみたい。


帰り道、バスを待つ間。
丘の斜面に沿う、黄色の絨毯に目を奪われた。

菜の花の香りが懐かしくて、思わず深呼吸した。



2007年04月05日(木) 晴天


晴れた空。
青い空。
きっと宇宙までつながってる青さに感動だ。

心の中も晴れ渡って。
いつまでもこうあって欲しいな、なんて思った。



2007年04月04日(水) 表裏


子育ては難しい。

子供をあやしたり、食事を作ったり、というのも大変だけど。
「私はこんなにしてるのに」とか、「これはこうするべきだ」
なんていう嫁の一言、一言に怯えてしまうのである。

そりゃ、言われればその通り。
なのかもしれない。


じっと耐えているのが男の美学なんだろうか。

幼少期、ヒステリックな母親の前で親父がポツリと言った。
「男は黙ってサッポロビール。」
今になると、分かるような気もする。


同じように洗車。
無我夢中で磨いている時、孤独だけど満たされた時間がある。
コイン洗車場で淡々と掃除をする親父たち。
違うかもしれないけど、変な共有感を覚える。


今日よく衝突した。
心のバランスを保つのが難しい。


飛び出した我が家。
しっかりと水垢を落とし洗車して。
ワックスをかける頃、土砂降りの雨。
途方にくれて、運転席で雨粒のウインドウを眺めた。


喜怒哀楽を素直に出せていた時。
それは純粋に幸せな時なんだろうね。


今はただ。
男は黙って…。



2007年04月03日(火) 桜


夏のような日が続くと思っていたら、今度は真冬のような寒さ。
天気がさっぱり分からない中、空き地の桜を見上げた。

雨に打たれた花びらは、なんか萎れて(しおれて)しまって寂しい。
枝には力強く葉っぱが生えてきていて、もう春の終わりを告げている。


街の中、色んなところに植えられている樹木。
気にしなかった彩りにここも桜だったのか、なんて驚かされた毎日。


桜はきっと、来年のこの日のためにまた準備するんだろう。
普段は地味な街路樹として…ね。



2007年04月02日(月) 失敗


子供が寝ない…。
寝てくれない…。


なんだか元気な我が子。
キャッキャと甲高い声で笑っているのは可愛いんだけど、本当にタフだ。


21時に寝かすつもりが失敗して23時に…。
”朝まで起きないでくれ♪”なんて願いながら布団に入れた。



でも、明日も、明後日も、その先も…!!
子守唄でも覚えようカナ。



2007年04月01日(日) 新学期


「君、明日から来なくて良いよ。」

上司に言われて、ありがたく休むことにした。
というか、普通の長期休暇です。


桜は満開で、今にも散りそうに見える。


春は出会いの季節なんて言うけど、休暇だと出会いは全くない。
なんか寂しいナァ。



基本的に嬉しい一日だったんだけど…。
カメラの調子が悪かったので点検に出したらもれなく入院。
高速道路で居眠りしそうになって蛇行運転。
なんて、結構危険かも。


今宵はしっかり寝ることにします。



My追加
MAIL】【HOME