後悔日誌
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2006年04月25日(火) 精査


雷鳴轟く朝の嵐。
昼は通り雨。

赤ちゃんながら、点滴2週間もよく頑張ったね。
いろいろあったけど、レントゲンを撮ってやっとお医者さんから退院の知らせを聞いた。
きっと覚えてないんだろうけど大変な時期だった。

同じ病室で知り合った子供にお母さん。
それぞれに不安と悩みを抱えて、育児ってのは本当に大変だと思った。


晴れ渡った青空。
一足先に神戸に戻った。

退院を見届けることはできず、また新幹線の中。
同じような子供の姿を見るとやはり目がいってしまう。

立ち会えて良かった。
時速250kmで過ぎ去る街灯を横目にほっと胸を撫で下ろした。



2006年04月22日(土) 人見知り


朝からジェットを飛ばして東京へ。
迷子になりながら、子供の入院先の病院へ飛び込む。

小児科病棟ってのは不思議なもので、子供が入院したら親も付き添う。
ベットのある大部屋に親子がたくさん。
賑やかで暑苦しい、なんとも言えない微妙な空間へ仲間入り。


少し怯えたような息子は、おっかなびっくり接してくる。
抱き上げても泣き出して止まらない。
もう、人見知りするのかな。
夢だけでは語れない船乗りの現実。


病院は海沿いにあって、遠くアクアラインも見渡せる眺望がちょっと船乗り心をくすぐった。
沖にはウインドサーフィンとヨットが走っていて、久しぶり帆走してみたくなった。


感染症をこじらせた息子はしばらく点滴が続く。
細い点滴のコードと、添え木が痛々しくて泣ける。

早く回復して欲しい。
これが何よりの願いだったりする。



2006年04月15日(土) 異変


何がなんだか分からない。
体の異変、そして入院。

子供の風邪って難しい。



2006年04月14日(金) 交流


また、霧島へ出掛けた。
ひとことで表現すると「簡単で絶景」、これはしばらくやめられそうもない。

さて、鹿児島は意外と国際的な所で外国人の旅行者が多い。
やはり日本の良さってのを残している証だな、と思う。
東京や大阪で外人を見てもなんとも思わないけど、鹿児島ならついつい声をかける。
”Where are you from ? ”(どこから来たの?)
この一言で、たいがい仲良しになれる気がする。

今日はシアトルとオーストリアの方とお話をした。
そしてお話を締めくくるのは”Have a nice trip ! ”。(良い旅を!)
”You too !”(あなたもね!)なんて言われるとちょっと嬉しい。


これっていっつも外国に行ったときに言われるお決まり文句。
でも、この二つの言葉を知っているだけで取っ付きにくさが消える気がするからやっぱり魔法の言葉かもしれない。

”Have a nice sailing !”(よい帆走を!)
”Have a nice climbing !”(よい山登りを!)

とか、なんでもOKな気もする。


文法とかを大事にする学校の英語より、ほんとはこんな交流が絶対大事。
中学校の英語の成績が劣悪、そして英語嫌いは未だに続くけど、なんか突破口が見えそうな見えなそうな。
苦手はずっと苦手かもしれないけど、それでも・・・。


ルーマニア人とは韓国岳の上で一緒に弁当を食べた。
珍しく晴れきった噴火口が大迫力でこれまた良かった。

それにしても遠い地からこんなローカルな山をどうやって調べるんだろうね。
旅行先でトレッキングできるような余裕のある旅行者。

こんな余裕に心底憧れた。



2006年04月06日(木) 寝坊


いけない、いけない。
電気を消しすぎたおかげでよく眠りすぎちゃった。

たまにこんな日が来るから、困る。



2006年04月03日(月) 都会


通勤をした。

東京へ向かう総武線車内。
床にベタリと腰を下ろし、周りを気にせずくしゃみを4連発した作業員風な男。
日経新聞を片手に人を押しのけてドアに向かうサラリーマン。
席が空くと我先にと、動き出す中年オヤジ。
朝6時の独立国家。

何が起きても、ここではすみませんの一言もなく、車輪の音だけが響くだけ。
駅に着けば、異常な数の人間が流れのように階段に吸い込まれていく。

人一人に重みはないな、というのが正直な感想か。


それからバスに乗り換えて埠頭へ。
運転手に挨拶をしたら、元気の良い返事に驚いた。

モノクロっぽい景色が急に色付いたような、そんな瞬間。
まだまだ捨てたもんじゃないか…。

ふと、窓の外を見ると桜が舞っていた。



2006年04月02日(日) 退職


定年退職を迎えた義理の父を囲み、乾杯をした。
30年以上勤め上げるということはやはり立派なこと、ひとつの節目だと思う。
新しく時を刻んで欲しいと思って、時計をプレゼントした。


昔は60歳といえば、立派な老人。
仕事を隠居して、労わられて暮らす日々。

今はちょっと違う。
第二の人生のスタートなんて言うとおり、なんか希望にあふれている感じがするけど。
自分達で暮らさなければならない現実もある。

未来はどうなるんだろう。

近いうちに定年は65歳になるだろうけど、元気なうちは労働力となり。
そして平均寿命はどこかで足踏みしてしまい、得な人と損な人が出るんだろうな。
そう思うと、ちょっと切ない。


贈った時計は自動巻きの時計。
1秒も狂わない電波時計と違って、ぜんまいが時を刻むだけに一日に何秒もずれるけど。
使ってくれた分だけ時を刻む意地悪さも、贈り冥利に尽きる。

照れくさそうに受け取ってたけど、実はこれが初めてのプレゼント。
気軽に使ってくれたら嬉しいな、と思った。


とにかく、退職おめでとう。
そして新生活おめでとう。



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