後悔日誌
From ND

きのう あした もくじ
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2003年07月30日(水) 早朝


久し振りの航海。

朝の3時に目を覚まし、当直に出掛ける。
仕事は4時から。
でも、30分くらい前から機械を点検しながら歩き回るのだ。

じっとりと暑い機関室。
動き回らなくても汗が勝手に滲んだ。


振動、騒音、油の匂い。
そうだ、こんなだったっけ。


確かに船にいる。
涼みに出たデッキの上で、赤い火星を眺めながら場違いな自分に自問自答した。


さあ仕事だ。



2003年07月28日(月) 思案橋


思案橋にある、小さな飲み屋さん。
ここが夜の指定席。


数年前、初めてこの店に来た時はまだ小さな店だった。
それが引越しをして、少し立派になって。
今年は店の名前が変わっていて、びっくりしたけどちゃんとそこにあった。


「久し振りですね、元気でしたか?」
いつもの挨拶が嬉しい。


年に一度、行くか行かないかの飲み屋さん。
懐かしくって、少し深酒した。


港にはそれぞれ出会いがあって、それぞれが大切。
身に沁みた夜だった。



2003年07月27日(日) 時速900km


休みが終わった…。

結局、梅雨明けを迎えることなく仕事場に戻ることになる。
今の気持ちと同じ様な、どんよりした天気の中で。



朝から私物の整理をしたり、バイクにガソリンをご馳走してやったり。
羽田に向かったのは夕方だった。

そう、その方がいい。



東京に後ろ髪を引かれる。
休暇明けでも前はすっ飛んで帰っていったもんだが、なかなかね。
何かが変わり始めてるのかもしれない。


18時、羽田を発った。
高度10000mまで上がると青い空。
それだけが、さわやかで心を癒した。


座席前のモニターに、飛行データが表示されている。
残酷だな、と思った。


19時30分、着陸。
夢の時間に幕を引いた。



2003年07月25日(金) イサキ


まだ暗闇の中、漁船の灯りが輝く外房の大原港。
釣りに少しだけ興味を持った彼女にぜひとも沖釣りを味わってもらいたくてやってきた。

餌に虫を使わなく、引き味が楽しく、数もそこそこ釣れる魚種。
ということで選んだのがイサキだった。
ちょうど産卵を控え一年で一番旨いのがこの時期、というのも嬉しい話。


港を離れると船は一目散に沖の漁場へ向かう。
大きなうねりが入っていて右に左に大きく揺られる。
船は早くも飛沫でびしょ濡れだ。
朝飯にと買った牛丼は喉を通る訳も無く、ひたすら餌を撒いては魚を狙い続けた。


イサキの引きは強くて楽しい。
時折混じる外道も美味しいもの揃い。
何より釣れ続けてくれたので楽しい釣行だった。


生きた魚に怯えた彼女も、徐々に自分で取り込むようになってきてちょっと感心。
楽しかったという声を聞いて、早くも秋のイナダ釣りを頭の中に描いているんだけど。
楽しみがまた増えて、良かった。



2003年07月24日(木) 江ノ島


湘南でデート。
もうずっと前の事だけど、彼女と付き合うきっかけになったのはこの海だった。

海を眺めながらコロッケパンを食べていると昔を思い出す。
風のない日も嵐の日も葉山の浜で過ごしたもんだナァ。
ヨットばかり考えていた日々も今となっては懐かしい話。


逗子で少し釣りをした後に江ノ島へと車を流した。
渋滞気味の海岸線。
サーファーの海を眺めていたら江ノ電に抜かれた。


江ノ島の橋を渡りながら海を眺めても海水浴客はまばら。
肌寒い日が続くので海の家も寂しいことだろう。


ヨットハーバー、波の音、サザエのつぼ焼きの匂い。
相変わらずの空気を味わいながら、生シラス丼という言葉に惹かれて店に入った。

残念ながら生シラスが無かったものの釜揚げシラス丼を頼むとすごい迫力。
どさっと乗っかったシラスに鰹節とネギ。
卵の黄身をポン酢で溶いたのをかけて頂く。
味はとっても良い。
次回は生シラス丼を食べなければいけないと心に誓った。


思っていた以上に楽しめた江ノ島だったんだけど、彼女は落胆してた。
なんでも砂浜の島だと思っていたらしくこんな岩山の島とは思わなかったそうだ。
一生懸命、説明してる横顔が膨れてて可笑しかった。

ちょっと愛らしい瞬間だった。



2003年07月20日(日) 水辺


どんよりした雲、吹き付ける風。
不安定な天気に落胆しながらのんびりと時を過ごした。

遅い朝食を取ってから奥多摩へ出発。
青梅街道沿いに気になる店を発見しつつ徐々に田舎に入っていった。
一つの車にいっぱい乗り込んでの旅。
たくさん笑いがあって、あっという間に目的地に到着。


そのまま温泉ってのも風情がないので川原で休憩。
冷たい清流に足をつけて石に腰掛ていると得した気分だ。
何故か皆、手にはビールを持っていたね…。


富士登山は残念ながら中止になったけどこんな休みもいいなと思った。
川原で一泊すれば良かったかもしれない。


お金じゃ買えない価値がある。
priceless

マスターカードのCMそのまんまだけど、なんだかそんな一日だった。



2003年07月19日(土) 中止


本当ならば富士登山。
でも、今日は宴会。

日本の周りに低気圧がいくつもある変な天気。
この日のために登山グッズも少し買い増したのに残念だ。


ところで、一杯飲む前に近所の温泉に行ったんだが恐ろしい渋滞だった。
夏休みの初日だから?
雨が降りそうだから?



もしも晴れていたらどうだったんだろう…。
頭の中に渋滞した富士山がなんとなく見えてきた。

皆で持ち寄った酒で舌鼓を打っているのもまあいいかな。



2003年07月15日(火) キス


先日、富浦に行ってからずっと釣りがしたかった。
初夏なのでキス。

細い竿で感じるアタリ、そして合わせてやる楽しさ。
コマセ(撒き餌)を使った釣りとは明らかに違う楽しさがあるのだ。

仕掛けは天秤の先に2本針。
オーソドックスな仕掛けに青イソメ(ミミズみたいな奴)をくっつける。


潮も良かったようで良形がよく釣れた。
キスってのは本当に綺麗な形をしているし、薄ピンクな色も良い。


全部で35匹。
刺身と塩焼きと天ぷらか?

本当のキスの良さってのは、その味なんだよね。



2003年07月12日(土) 磯


前日からの雨と対照的に晴れ上がった空。
海水温度はまだ低いが、潜りにはまずまずの陽気。

素潜りは楽しい。
鰯の群れが目の前を通り過ぎたり、ベラが餌を求めてやってきたり。
岩に潜むタコを見つけたり、サザエを拾ったり。
海の中の宝探しってとこかな。


息が続かなくて獲物を見つけても逃してしまう場面が多かった。
水面に出ると波でたちまち流されてしまうのだ。

逃した獲物は大きいって本当だね。
美味しそうだったな、あのトコブシ。



2003年07月11日(金) 雲取山2


久し振りに早起きだった。
ガラガラの首都高を走り抜け、西へ西へ。

相模湖から奥多摩湖へ抜ける秘密の道を通り丹波(たば)にやって来た。
目的は山登りと温泉、そして水汲みだ。

車の底を擦りながら後山林道を上がって行くと登山口。
雲取山のコースで最も最短なのがこの三条経由の道なのだ。

今日は大学時代の友人が同行者。
何も持たず、500mlのペッドボトル一本で山頂を目指した。


さすがに傾斜のきついところもあるが、尾根はなだらかな道で優しい。
ないと思っていた水場まであり、なかなかのペース。

最後の急斜面を息を切らせながら登るとそこはもう山頂。
荷物がないだけあってあっという間に上がってしまった。

そして。

下山は散々だった。
いくらも歩いてないのに膝が痛くなってきた。

さらに、痛さに休憩してたら雨が…。
まったくついてない。



下山後の温泉、ビール、鱒の燻製。
こいつが無かったらただのマゾですな。
ご褒美、最高でした。



2003年07月10日(木) 夏物


やっぱりボーナスが出て財布の紐が緩くなってるからだろうか。
どこのお店もバーゲンが続いている。

欲しいものは結構高額だったりするから10%といっても侮れない。
それが片落ちの品になると50%やそれ以上値引きしてるからこれはもう大変だ。

7月に休暇をもらったのは初めてなのだ。
こんなにお金が使いたくなる時期とは、思わなかったナァ。



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