後悔日誌
From ND

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2002年12月31日(火) 晦日


大晦日の築地。
興味半分で覗いてみた。

いつもお世話になってるあの店、この店はお休みだった。
駆け込みで覗いた魚屋さんは人を馬鹿にしたような値でさばいている。
呆れて買う気になれない。


晴海通りが年末・年始らしくなってきた。
広い車線にゆったりと車が流れる。
高速の入り口には暴走族取締中、これもまた正月らしい。
大胆に車線を変更するロードスター、駆け抜けるスカイライン。
皆、喜びが走りに出ている。
こんな日はスポーツカーで都内を駆け回ってみたいものだ。


除夜の鐘が鳴った。

家で迎える正月というのもオツだなと思った。



2002年12月24日(火) 聖夜


朝から続いていたポンプ屋さんの作業がまだ終わらない。
メーカー、代理店、作業員×2はくたびれつくしてる感じだ。

はるか昔の性悪ポンプ、1回開けたら戻らない。
作ったメーカーでも直せなくなっちゃう位だからよほどのもんだ。


机の上に置いていたショートケーキはこれまたくたびれて。
作業の終わりをずっと待ってたんだけど、結局食べられることはなかったな。


ようやく作業を開いたのは午後10時。
もはや、誰にも笑顔はなかった。



工事関係の人達がひとしきり帰ると、ベッドに倒れ込んだ。
実は、ペンキの匂いにやられたのか、胸のあたりが強烈に痛かった。
息を吸い込むたびにズキズキするので、肺に穴でも開いたかと思った程だ。


呪いのポンプのせいで散々な1日になった。
明日も続くなんて、うんざりだ。



2002年12月18日(水) 堕落


太陽が上まで昇って、また降りてくるまで眠り続けた。
夜空にあいさつ、おはようございます。

今日も一日が始まった。



2002年12月17日(火) 蛍


蛍の光に乗せられて、今年も旅立つ新人たち。
研修の疲れにほっとしたのか、涙を見せる者もいた。
見送るときはいつも感傷的な気分になる。


送迎のボートが小さくなり、そして消えた。
サヨナラ、お元気で。



2002年12月02日(月) 橋


予定より早く横浜港外へ着き、ほっとした夜。
冬のせいかもしれないが、澄んだ海が印象的だった。

コンテナターミナルの向こうにかかるベイブリッジ。
その先につばさ橋、川崎の工業地帯が続いている。
相変わらず、あの上では川の流れのように車が走っているんだろう。

やはりここが生まれ育った街なのか。
たいした時間ではないが、久し振りに戻ってきた懐かしさに浸っていた。



昔、首都高で一度だけスピードを味わった事がある。
寿司詰めになりながら狭いリヤシートに潜りこみ、湾岸線を流したあの日。

どこまでも上がるスピードメーターをじっと眺めていた。
光があっという間に視界から消えていく。
他の車はみんな止まったようにも見えた。
新幹線にも近いスピードだ、命知らずな頃といえばそんな気もする。

景色を楽しむ余裕なんて全くなかったが。
ただ、橋の記憶だけが脳裏に焼きついている。



あれから10年が経った。
あの橋を海から眺める事になるとはな・・・。


何故か、橋の上に過去の自分がいるような気がして目が離せなかった。



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