後悔日誌
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2002年10月28日(月) 檸檬


ポットの底こびりついた汚れが気になり、ポット洗浄剤を投入した。
ちょっとは落ちたけど、まだびっしり。
次に竹串でこすってみたが、あの硬い付着物は取れそうにない。
もう無理なんだな、なんて諦めた頃にレモンの噂を聞いた。

レモン汁を搾って沸騰させたら綺麗になるよ。

本当か?
半信半疑で実験をしてみたところ凄い威力であることが分かった。

なんとポットの内側は新品のように銀色に輝いていたのだ。

あまりの効き具合に嬉しいやら、気味悪いやら。
レモン搾りサワーなんて飲みつづけてたら体に悪そうだな。

いや、これは良く効くのでお勧めです。
ぜひぜひ、やってみて下さい。

しかし、世の中にはいろいろな裏技があるものですね。
感心しました。



2002年10月26日(土) 唐戸市場


眠い目を擦りながら、タクシーに乗り込み市場へ向かう。
昨日の酒がまだ抜けてないせいか、体が重い。

関門トンネルをくぐり、程無くして市場に到着。
ここの活気にゃ、さすがに目も覚めた。


下関ってことで、やっぱり「ふく」を扱う店は多い。
とらふぐの他にもなごやふぐ、かなとふぐ、なんてのがあって面白い。
カワハギの肝に絡めて食べると美味だそうだ。

それから鍋料理の魚たち。
フグも良し、ハギも良し、あんこうも良し。
アラとか、牡蠣もいいかもしれない。
誘惑に耐えられず、手を伸ばしたのはあんこう。
肝だけでも両手一杯くらいある良型に嬉しくなった。


本当は小物も面白いんだけどね。
水イカとか、海峡のタコ、本当にうちわみたいなウチワエビとか。
後ろ髪引かれながら、渡し船で帰路についた。


冷蔵庫を整理しながらいつも思う。
あの時、買っときゃ良かったなってね。

そしてまた、いつもの朝がやってきた。



2002年10月15日(火) うねり


隠岐に別れを告げ、再び日本海へ。
断崖絶壁の名勝、まてんがいを眺めながら西へ向かう。

予想外のうねりの大きさに、部屋の中は滅茶苦茶だ。
外に出ようとドアを開ければ勢いづいたドアに頭を叩かれた。
メガネは一瞬にして曲がり、落ちた。

目の前は真っ暗。
痛さと悔しさ。

ボクサーのように目の上を腫らし、そしてまた仕事。



2002年10月11日(金) 羊蹄山


日本列島に大きく張り出した高気圧。
そんな予想天気図を見て、迷わず羊蹄に山行した。

海抜1898mであるが蝦夷富士と呼ばれる単独峰だけあって迫力がある。
森を抜け、紅葉のアーチをくぐり、登って行く。
進めば進むほど勾配がきつくなり、眼下の景色や周囲の状況が刻々と変わる。
いつのまにか高山植物で埋め尽くされた道になったり、崖崩れの不毛の道になったり。
そして最後は氷結した雪の道。

頂上の爆裂火口は直径700m、深さ200m。
切り立った崖のような頂上には火口からの突風が容赦なく吹きつける。

景色は抜群でニセコの山々に日本海、洞爺湖に太平洋と見ていて飽きない。
山登りの醍醐味ってのはこれなのかナァ。

単独峰はやめられない。



2002年10月10日(木) ニセコ


ひょんなことからニセコの主峰、アンヌプリに登る事になった。
小樽から電車とバスに揺られ、2時間もすれば五色温泉登山口。

悪天候のため、雨具を着たままの山行となったが雨もまた良し。
目の前に浮かび上がる虹に時間も忘れた。

頂上の避難小屋で食事をしていると、激しくあられが降ってきた。
さすがは北海道、10月だってのに気が早いや。


帰りはもちろん温泉へ。
流しっぱなしの硫黄泉にしばし感激。

いい日だった。



2002年10月03日(木) 閉塞


車の燃料はガソリン。
トラックなら軽油。
そして船は重油ってのが一般的なんだけど。

燃料にカビが生えるなんて聞いた事ある??
造船所に入ってしばらく油を使っていなかったせいもあって、
高温多湿なタンクの中でカビが育ったみたい。


航路に入る直前で突然のエンジントラブル。
発電機が次から次に止まっていった。

車でいえば高速道路に進入したとこでエンジンが止まっちゃうような。
そんな緊急事態がやってきた。

幸い、燃料ラインにはフィルターがついていて修理は無事に終了したけど。
なんかついてない航海ですな。


誰のせい?



2002年10月02日(水) 転落


10月から後輩が去り、また下っ端になっちまったおかげで忙しい。
生ぬるい生活に浸かりきってたのかな、仕事をさばくのに時間がかかる。
本調子になるのはいつの日だろうか。

戦後最大級と騒がれた台風はあっという間に北海道まで進んでいった。
台風一過の青空はいつ見ても美しい。
対象的なのは海の色、土砂が川から流れたのだろうか。
緑がかった黄土色の海だ。

不思議な景色だった。



2002年10月01日(火) 正直


10月になり、世間じゃ一斉に衣替え。
過ごしやすい夏服に名残を惜しみ、冬服よ、こんにちは。


スーツは嘘をつかない。
最初はゆるかったパンツが、年を重ねるごとに体に合っていく。
今年はベルトもいらない位にきつくなっていた。


こんなに縮みやがって・・・。
罪のないパンツに罪を着せ、仕事に励む。
偽善者だな、オレ・・・。



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