にゃんことごはん
ごはん



 けつまずく

夜、暗い廊下を歩いているとき、突然、けつまずくことがある。

犯人はポッポ。黒猫だから見えないところにもってきて、他の猫だと向こうがサッと私をよけてくれるのに、ポッポはでーんと座ったまま。「おっと」となるのである。
ポッポは「ボク、ここにいるのに」とでも言いたげに「ひにゃー」と鳴いて去っていく。「ごめんごめん」と言うと、チラッと振り向くが、その目のなんとも恨みがましいことったら……。

ところが、もう一猫、けつまずきの原因が現れた。言わずもがなの、鈍くさいキラリンである。こちらは、キッチンに向かう私の足元に擦り寄ってくる。もちろん、ほかの猫も「ごはん、ごはん」と擦り寄ってくるが、彼らにけつまづくことはない。
何ゆえ、キラリンにだけか。

ほかの猫は歩を進める私の両脚の外側からスリスリするのに対して、キラリンは外側からスリスリ、足の間に入ってスリスリ、と8の字を描くようにまとわりつくからだ。その結果、私はキラリンと絡まる形で、「おっとっと」となる。
キラリンのキラリンたる所以は、そうなってもなお、8の字攻撃でウロウロするところ。仕方なく、私はキラリンを抱き上げてキッチンに向かうのだった。

◆乾燥している。リュウも喉が痛いという。「喉が痛いといいながら、半袖はやめなさい」と長袖着用を強制執行。

* 朝−クリームスープ、卵焼きと野菜入りさつま揚げ、ベビーリーフとハムのサラダ
* 夜−五目ワンタン、春菊のお浸し、さつま芋と厚揚げの煮物

2002年01月31日(木)



 バラの花の受難

先日、友人が送ってくれたカスミ草は、見事に猫たちの餌食になってしまった。

で、バラの花のほう……。
届いたときは蕾だったのが、だいぶ綺麗に開いてきていた。
ところが今朝見たら、花がひとつない。
「?」と思っていると、黄色いボール状のものを転がしながら、キラリンが廊下をトテトテと走ってくる。「ん?」とよく見ると、黄色いものはバラのまだ少し固い蕾だった。
「わ!」と思わず声が出てしまった。キラリンは驚いたらしく、ピョンと飛び上がって走り去った。
少し花弁が傷ついてしまったが、とりあえず花は無事だった。
小さなグラスに水を入れて花を浮かべておいたら、午後にはだいぶ開いてきた。
夕方、ふと気づくと、キラリンが花の匂いを嗅いでいた。
「食うなよ」と言ったら、私の顔を見てバラの花を見て、それからおもむろに毛づくろいを始めた。
夜見たら、まだバラは無事だった。

◆昨日からリュウの朝練が始まったというのに、私のほうはこのところ、朝、起きられない。どうしちゃったんだろう?

* 朝−納豆、ソーセージ、白菜とキノコの味噌汁
* 夜−銀ムツのバター焼き、もやしとネギと豚肉の炒め物、焼きトマト、里芋と麩の澄まし汁

2002年01月30日(水)



 ドアを開ける猫と閉める猫

我家の猫は、開けるとき隙間に爪をひっかけてチョイチョイとやる。

引き戸の場合は、開く方向にチョイチョイとやってあけてしまうので、押し入れなどは気がつくと隙間が開いていて、なかでみんなが仲良くお昼寝していたりする。
ドアの場合もドアの下の隙間あたりからチョイチョイとやる。ドアがきっちり閉まっているともちろん開かないが、中途半端に閉まっていると開いてしまう。

この技を最も得意とするのはニャンで、たまにポッポがやる。
ニャンは、ドアノブを上下させるとドアが開くことも少しずつ理解し始めているようで、油断がならない。

もう一匹。ドアを開けるのがショーだが、彼のはただ立ち上がって前脚でドアを押す、という単純なものだ。どういうわけか、ショーの頭には「ドアは押すと開くもの」と刷り込まれているらしい。で、時々、開けるはずが閉めてしまう。

ニャンがチョイチョイとやって開けたドアが、少し隙間が開いた状態で開いていると、ショーがよっこらしょと前脚をかけて「開けようと」するのだ。で、当然のことながら、ドアはパタンと閉まる。ニャンは閉じ込められ、ショーは入れず……。

キッチンや洗面所のドアの前で、ショーがうずくまってじっとドアを見ているとき、というのは、たいていそういうときだ。で、ドアの向こうではニャンがうずくまって、ドアが開くのを待っている。どちらも、「なんでこーなっちゃったの?」とでも言うような、困惑した表情をしているように見えるのが、おかしい。

◆そろそろ、仕事がやばい。料理に逃避し始めている。そう言えば、一番最初に就職した会社の友人から電話があった。久しぶりに当時の同期と会おうという話。行けるのだろうか?

* 朝−炊き込みご飯(鶏、大根、ニンジン、シイタケ、大根菜)、ジャガイモとタマネギの味噌汁
* 夜−エビの酒蒸しwithサツマイモとブロッコリーのソテー、サラダ(ベビーリーフ、スモークサーモン)、大根と春菊の澄まし汁

2002年01月29日(火)



 椅子がない? と大騒ぎ

我家のダイニングチェアは、何を隠そう30年モノだ。

ワインなら熟成しておいしいかもしれないが、椅子の30年モノは、はっきり言ってほとんど解体している。よって、ここ1年ほどは、椅子としての用をなさず猫たちのおもちゃ兼ベッド兼遊び場(兼時々違法トイレ)になっていた。
とっとと処分してしまえばいいものを、なかなか処分できなかったのは、独特のデザインだったからだ。

このダイニングセットは、亡き母がそれこそ家具店という家具店、家具売り場という家具売り場を捜し歩いて見つけたお気に入りで、しかも、やはりちょっと独特のデザインのサイドボードにあわせたデザインになっている。
別にセットものではなかったと思う。が、どちらも、某百貨店の某輸入家具雑貨コーナー、その百貨店の経営悪化の一因ともなったとも言われているらしい悪名高いそこがオープンしたばかりのころに、購入したものだ。

はっきり言って、デザインは私の好みではない。
……のだが、だからと言って、一刀両断に処分することも出来なかった。

そんなわけで、ダイニングテーブル&チェアとサイドボードを全とっかえするか。
それとも、椅子を修理するか。
二者択一の選択となり、悩むこと幾年(笑)。その間、椅子の張り替えをしてくれるところを探して断わられたり、なんてこともあった。
そして、本日。某F家具に半分解体した椅子が引き取られていった。多分、新しく作るのと変わらないぐらいの手間と費用がかかるでしょう、と言われて怯えつつ、修理をお願いしたのだ。

その若い営業さんは、ポッポのことも撫ぜてくれて「可愛いですね」と言ってくれたので、きっといいひとだと思う(をい!)。
椅子を修理できるかどうかを確認するために一緒に来てくれた職人さん(多分)も、椅子を運び出す時に一緒に外に出てしまったポッポを、「外に出てましたよ」とやさしく部屋に戻してくれたやさしいひとだから、多分、いい職人さんだと思う(をいをい!)。
だから、まあ、あの椅子が蘇ってくれるなら、いいかな、と思った。

で、その後。いつも遊んでいたり、よじ登っていたり、昼寝をしていた椅子がない! とみんながウロウロ。椅子のあった壁際の匂いを嗅いでみたり、としばらく大騒ぎだった。
椅子が戻ってきたら、また昼寝していいからね。
あ、でも椅子は6脚。猫は6匹。あのう、ご飯を食べるときの、リュウとママの分は、残しておいてね、お願いだから。

◆学校から帰ったリュウは、私が言うまで部屋から椅子が無くなったことに気づかなかった。男の子って、そんなものなんだろうなあ。

* 朝−コーン入りオムレツ、トマトのチーズ焼き、春菊と桜海老の和え物、タマネギとキクラゲとワカメのスープ
* 夜−白菜と鶏と白雪たけの蒸し煮、大根と大根菜と揚げの炒め煮、タコの刺身、春雨の中華風サラダ(ベビーリーフ、ハム、もやし)

2002年01月28日(月)



 ワンコロなポッポ

親サイト・オーナーの一惠さんと、テレサ・ちんさんが来宅。

おテレサさんは、ポッポ用に特大のネックレスを持ってきてくださった。綺麗なオレンジのネックレスをつけたポッポは、まるで高貴な王子さまのようだ。
でも、フガフガと鼻を鳴らしながら、みんなに甘えまくってポンポンされて、うっとり〜している姿は、どうみても、若いお嬢さんに骨抜きにされてるおっさんだ。
でも、心は赤ちゃんのポッポ。構ってもらえるのが嬉しくて嬉しくて、コロコロ転がり尻尾ふりふり……まるで犬のようだった。

ニャンもショーもそれぞれに愛想を振り撒いていた。
対する女性陣。ジュリナは、真っ先に居間から逃げ出すし、キラリンもとっととリュウの部屋の帽子入れに隠れるし。
あみっちだけが、近寄りはしないものの、ときどき姿を見せてくれたぐらいで。愛想のないこと、このうえない。

やっぱり、愛想は男の特権なのだ(あれ?)。

◆一転して暖かな日曜。リュウが半袖だったのは、言わずもがな……。頼むよ、ほんとに(泣)。

* 朝−鶏モツと野菜の煮物、大根と揚げの味噌汁
* 昼−春菊と干物(この前の残り物)と桜海老とゴマのご飯、鶏ハツと小松菜の炒め物、豆腐とワカメの澄まし汁
* オヤツ−生春巻きとお握り
* 夜−チャンポン、サガリとベビーリーフの炒め物、チーズとブロッコリーのハム巻き、切り昆布煮物

2002年01月27日(日)



 無残なり、カスミソウ

昨日のことだが、友人からバラの花とカスミソウが届いた。

バラはトゲを取って水揚げするので、先にカスミソウを花瓶にさして、戻ってみるとみんなしてカスミソウを食っている。
こりゃ、ダメだと思い、バラは別の花瓶にいけて玄関に飾ったのだが、今朝、起きて居間に行ったら、あたり一面のカスミソウ……。
全部花瓶から引き抜かれていた。
それでも、まだ多少は花がついているものを拾い集め、花瓶にさしたのだが、いつまでもってくれるだろうか。

◆朝から寒い。さすがのリュウも長袖を着ながら「ボクが長袖を着るってことは、今日は寒いんだねえ」。あのね、自分で言わないでくれる?

* 朝−ソーセージ、納豆+卵、ミニグラタン
* 昼−鶏軟骨2種(味噌ダレ炒め、塩味+ブロッコリー)、切り昆布の煮物、焼きトマト、春菊とピーマンとベビーリーフの掻き玉汁
* 夜−焼肉、もやし炒め、鶏モツと野菜の煮物(にんじん、大根、コンニャク、ネギ)、ワカメと麩のスープ

2002年01月26日(土)



 半分だけ覗いている

ショーは別名、ショトーカーとも呼ばれている。

なぜかというと、ストーカーのように私を監視することがあるからだ。
よく、サスペンスものの映画などで、物陰から犯人役が顔半分だけ見せて主人公を覗いている、というような演出をするが、まさに「そのとおり!」という感じに、私を見張っている。

朝、ふと目が醒めると、掛け布団の陰から、ショーの顔半分と片目だけが覗いている。
昼、仕事をしていてふと視線を感じると、ドアの陰からショーの顔半分と片目だけが覗いている。
夜、ご飯の支度をしていてふと振り向くと、キッチンの入り口からショーの顔半分と目だけが覗いている……。

いやーーー!!! とホラー映画なら叫ぶところなのだが。

単に腹が減っているから私の動向に注意を払っているだけだとわかっているもので、怖くもなんともない。どうせ、そのあとにすぐ、「ぴゃ!」というご飯を催促するときの声が聞こえてくるに決まっている。

でも……。もし、そうやって覗いているショーが、突然、ニヤリ……と笑ったら、怖いかもなあ。

◆正月の頭痛にこりたもので、このところ真面目にストレッチをしている。ずいぶん体が固くなっているなあ、と実感する。こんなエクサイズ、どこかエクササイズなの? と思っていた若かりし日の自分が、懐かしいよ、ほんと。今じゃ、どうすりゃ、こんなことができるわけよ! と思っていたりするのだ。

* 朝−ソーセージ、納豆、トマトジュース(←私が寝坊したのが明らかなメニュー)
* 夜−ホタテとネギの中華風いため、ハムとブロッコリーのグラタン、豆腐とワカメのスープ

2002年01月25日(金)



 足が重い・・・

朝方、よくショーが布団の中にもぐりこんでくる。

どういうわけか、たいてい足の上あたりに乗っかって寝てくれるもので、目が醒めるとやけに足が重かったりするのだ。
それには慣れたのだが、今朝はいつもにも増して足が重い。
ああ、やっぱり疲れているんだ、などと思いながら起きたら、なんのことはない、ショーだけでなくキラリンも乗っかっていたのだった。やれやれ。

◆朝方夢を見た。猫トイレ用の砂をせっせと手押し車に乗せている、という夢だった。朝から疲れた……。

* 朝−切り昆布入り卵焼き、ソーセージ、ブロッコリーのチーズ焼き、白菜と揚げの味噌汁
* 夜−豚肉ともやし炒め(赤ピーマン、ネギ、ショウガ)、焼きトマト、ベビーリーフとシメジとベーコンのサラダ、里芋とエビの澄まし汁

2002年01月24日(木)



 よく食べる

最近、朝夕のニャンたちのご飯係はリュウなのだが。

彼が、みんなにカリカリや猫缶をあげているにも関わらず、私がご飯の支度をしにキッチンに入ると、みんなが「ごはん、ごはん」とついてくる。
さっき、食べたでしょ? と言うのだが、そんなの知らないよ、とばかりに、それぞれに「ご飯を待ってます」ポーズで待機。

変だなあ、と思いながら、仕方ないので、またご飯をあげたりしていた。
そして、ふと思い立ったこと。
つまり、彼らにとって、リュウはご飯をもってきてくれる大猫、私はご飯をもってきてくれる猫おばさん、なのでは?

野良猫たちを見ていると、定期的にご飯をくれる猫おばさんや猫おじさん以外からも、適宜、おいしそうなご飯をくれる相手からは、ご飯をもらっているのがわかる。それだけ、食べることに貪欲でないと生きていけないのが野良猫なのだろう。
で、我家の猫たち。外にこそ出していないが、放任で、限りなく野良に近い。
いや、あみっちのように家庭内野良としかいいようのない猫もいる。
彼らにとって、リュウがご飯をあげるようになってからというもの、ご飯を食える機会が倍になった、というだけのこと……なのかもしれない。

たらふくご飯をあげているのに、もう。だから、デブになるんだからね、と言いながら、今日も猫缶を開ける私だった。

◆頭痛は治まっているが、とりあえず整体にいく。やっぱり、「ゴリゴリに凝っている」と言われる。確かに、あっちもこっちも痛い。「自覚症状のないのが一番いけないんですよ」といわれて、すんません、と謝ってしまい、笑われた。

* 朝−炊き込みご飯(切干大根、ニンジン、大根菜、干ししいたけ、鶏肉)、小松菜と揚げの味噌汁
* 夜−えぼだいの一夜干しwith大根おろし、揚げとネギとホタテと春菊の煮物、スモークサーモンとベビーリーフのサラダ、里芋とシメジと小ネギの澄まし汁

2002年01月23日(水)



 人気の椅子

ここ数日、私の仕事椅子が一部で大人気。

一応ちゃんとした事務用椅子で、肘掛もついている。座面が大きく、私が座って板も左右に隙間がある。で、その隙間が人気なのだ。
あみっちが、椅子に座ってパソに向かっているときだけ私に甘えるのは前々で、この隙間は甘えたい時のあみっちの指定席のようになっていた。が、ここへきて、この椅子取りゲームにキラリンが加わった。

あみっちは、ひょいと椅子の座面に飛び乗るか、背後のタンスから椅子の背経由で降りてくるか、いずれにしても、ヒョイヒョイとやってくる。
が、キラリンはしばらく椅子の周りをうろうろして、伸びをして、それからようやく、よっこらしょ、という感じに上がってくる。
あみっちはもっぱらポンポンをせがむのだが、キラリンは狭い隙間で器用に毛づくろいをして寝る。寝るときに私の脚に顎を乗せる。

たまに、ニャンがどっかりと隙間を占領していることがある。ニャンの場合、私がポンポンをサボるとシッポで催促する。
今日は、ニャンが隙間に座っているときにキラリンがやってきた。さて、どうするかと見ていると、キラリンは私の膝に乗って、ゆらんゆらんしているニャンのシッポにじゃれていた。

どうでもいいんだけど。仕事させてくれないかね、君たち。

◆春のような暖かさ。でも、明日からまた寒くなるそうだが。リュウは、いそいそと半袖で闊歩していた。

* 朝−鶏と卵の雑炊(昨日の鍋の残り+ネギ+卵)
* 夜(ドタバタしていて、晩ご飯の支度をしそこねたので外食)−海鮮サラダ(マグロ、ハマチ、小柱、大根、ニンジン、レタスwithちょっと味噌味の和風ドレッシング)、ワカサギの唐揚げ、アサリと菊菜の煮浸し、かに味噌のグラタン、にゅうめん、梅紫蘇巻き

2002年01月22日(火)



 相変わらずの三角関係

キラリンの発情、手術で、なんとなくそわそわと落ち着かなかった猫たちも、ようやくもとのペースに戻ったようで……。

と思ったら、またも「あみっち→ポッポ→ショー→あみっち」の三すくみのような追いかけっこが、復活した。これも、治まったり復活したりだが。
相変わらず、ショーはポッポに追いかけられ、嫌そうな顔をしてそっぽを向きつつ、ポッポにスリスリと寄っているあみっちが気になっている。で、あみっちは、ショーにはシャーと攻撃する。で、ポッポはあみっちがスリスリしても、我関せず。たまに気が向くとペロペロしたりしている程度。なのに、ショーのことはしつこく追いかけ回して、しまいに、あおあお鳴く。
なんなんだよ、おまえらは……。
とくに、ポッポ。何度も何度も何度も言うけれど、ショーはオスなんだってば。

◆朝から雨。夕方は、雷まで鳴ってすごかったが、興奮する人間ドモを横目に、猫たちはいつもどおりくつろいでいた。

* 朝−トマト入りオムレツ、ソーセージ、大根と大根菜と揚げの味噌汁
* 夜−寄せ鍋(鶏、つくね、カワハギ、ホタテ、大根、白菜、しいたけ、春菊)


2002年01月21日(月)



 キラリン抜糸

キラリンの手術から一週間、手術の痕を保護するための服はボロボロ。

今日は抜糸に行った。特に問題なく、化膿止めの薬ももういらないとのこと。
あっさり終わったのだが、その診察の間中、キラリンはか細い声で鳴いて抗議をし、私の服の中にもぐりこもうとしていた。
帰ってきてからも態度がでかく、腹減ったの撫ぜろのとつきまとってくる。
前に足の手術もしているし、怖かったのかもしれないなあ。

で、キラリンを構っていると、「なんで、その子ばっかりなのよ!」ってな具合に、ジュリナがポンポンをせがみに来た。ああ、もてるってつらいわ。

◆生理痛が去った途端、頭痛が復活。それほどひどくはないので、しばらく休んでいたストレッチを再開する。そろそろ仕事も切羽詰まり始めているし、体調を整えて乗り切らなくては。

* 朝−ドリア、トマトジュース
* 昼−ソーセージwithねじり棒のようなパスタ、レタスとトマトと卵の鶏のスープ
* 夜−鶏の拳骨の塩焼き、ベビーリーフと赤ピーマンのサラダ、白菜と帆立貝の中華風炒め、大根と小松菜のスープ

2002年01月20日(日)



 大事なものと、大事でないもの

小さい子どものいる家庭では、ゴミだか玩具だかわからない子どもの遊び道具によく悩まされる。

勝手に捨ててしまうと「あれは、大事なものだったのにー」と泣かれる。
大事なんだったら、ちゃんとしまっておきなさい、と言うのだけど、その理屈はなかなか子どもには通じない。
子どもが大きくなって、こういう騒動はなくなった。
が、時々、掃除をしていてボロボロになったネズミのおもちゃが出てきたりしたときの、我家のニャンコたちの反応を見ていると、「あった、あったよ、これ、これ!」「そう、探していたんだよ!」「うわーい、あったー」と騒いでいるようで、ちょっと懐かしい。で、捨てようと思うのだけど、猫たちの喜びようを見ると、どうにも捨てられなくて、またしまってしまったりする。
かくして、我家にはゴミがたまっていく……と。

まあ、ひとさまにとってはゴミかもしれないが、我家にとっては大事な猫の玩具、遊び道具ということで、ひとつ、ご了承願いたいと思ったりする。
その辺に転がっているダンボールとか。スーパーの買い物袋とか。
決して私が怠惰だから転がっているのではない、と強調したい。
それらは、猫たちの玩具として、ころがっているのだ。
そこんとこ、よろしく、という気分である(なんだかエラソウ)。

ところで、大事なものと大事でないもの、というのは、誰がどういうふうに決めるのだろう。「あれは、大事なものだったのにー」というのが、取り返しのつかないことになるという恐れを感じることなく、「これは処分」と言ってしまえるというのは、どういうことなのだろう。
と、沖縄の話(詳しくは親サイトの猫雑記、17日、18日分を読んでください)を知って、思った。

いやあ、私は子どものゴミのような玩具らしき破片を処分するときでさえ、「これ、いらない? 捨てていい? あとで泣かない?」としつこく聞いて、それでも尚、捨てられてしまう玩具の破片たちに、某かの物語を感じたりするような小心者だから。
希少動物を保護するために、(もとはといえば人間が捨てた)野猫を捕獲して処分するのを当たり前、とは、どうしても思えないのだ。

あ。ゴミみたいな玩具と野猫を一緒にしちゃいかん?
そうか、やっぱり……。

◆今朝は、私も寝坊してしまったが、リュウも珍しく寝坊したらしく、登校すべき時間の10分前に起きてきた。で、ひさしぶりに「ひとくちお握り」の登場。1分で顔を洗い、1分で着替え、7分でご飯を食べ、1分で出かける支度をして、出て行った。やれやれ。

* 朝−おにぎり(たらこ&塩昆布←これでご飯大盛り一膳分)、プチトマト、鮭の粕汁(昨日の残り)
* 昼−卵と青菜のチャーハン、豚汁(豚肉、里芋、大根、ニンジン、ネギ、レンコン)
* 夜−ジャーマンポテト(ベーコン、ジャガイモ、タマネギ、チーズ)、小松菜とネギと揚げの炒め煮、マグロの煮付け、麩と小ネギの澄まし汁

2002年01月19日(土)



 炬燵猫ショータロー

ショーは炬燵が好きだ。ミニホットカーペットはそれほど好きではないのに、炬燵は大好きだ。

それも二枚ある炬燵がけの間に挟まるのが好きだ。
その下のほうの炬燵がけには、昔、父が煙草で焦がして開けた穴がある。そして、ショーはその穴が取り分け好きだ。
炬燵の中を覗くと、穴からこちらを見ているショーの目と合うことがある。穴に前脚を突っ込んでバシバシと人の足を狩ったりもするのもお気に入りらしい。
そのうち丸くなって寝てしまう。そして次第にほどけてくる。
お陰で我家の炬燵の一辺は、ショーの専用席になってしまった。

◆頭痛、肩こり、生理痛と鎮痛剤が手放せない。もしかしたら、更年期か? うっそーーーー!!

* 朝−ミニグラタン、焼餅、ベビーリーフとハム入りオムレツ、チキンスープ
* 夜−鮭の粕汁(大根、レンコン、ニンジン、揚げ、ネギ)、豚肉の生姜焼き、春菊のおひたし

2002年01月18日(金)



 お腹が痛いので

今日はお休み。
お天気も悪くて、猫たちも今日は大人しいし……。

2002年01月17日(木)



 巡回するポッポ

毎朝、夜が明けるとポッポは家のなかを巡回する。
いえ、巡回するのはポッポだけではないし、巡回コースに私の寝ている布団脇が入っているのもポッポだけではない。

けれどポッポの巡回だけはいつもわかるのだ。
なぜかというと、ポッポは必ず寝ている私の顔をじっと覗き込み、私はそのフガフガという鼻息で目を醒ますからだ。私がちょっとポッポを撫ぜると、それで満足するらしく、枕元のスタンドと壁の間の、狭いところを無理やりすり抜けるようにして去っていく。
時々、そのまま窓の前に座って外を眺めたりしている。
私は、朝が来たなと思いつつ、もうひと眠りするか起きるか……はその日によって違うけれど。

◆なんだか一日中、顔がのぼせていた。

* 朝−ハム入りオムレツ、焼きトマト、小松菜と揚げの味噌汁
* 夜−キンキの一夜干し、豚バラ肉と大根と春菊の煮物、切り昆布の煮物、ネギとワカメのスープ


2002年01月16日(水)



 キラリン、甘える

夜、布団に入った私のところにキラリンがやってきた。

「おいで」と言うと脇の下辺りにチョコンと座ったので、なでくりしていたら顎を私の腕に乗せて寝てしまった。か……かわいい……。昼間も、廊下からチョコンとパソコンの前の私の様子をうかがっているので、抱っこしたらそのまま膝の上で寝てしまった。

対照的なあみっちは、ショーと追いかけっこをして天袋によじ登り、後を追ってよじ登るショーをバシバシと叩き落としていた。
ショーはしばらくあみっちの様子をうかがっていたが、諦めたらしく、情けない声でキュウキュウ言いながら去っていった……と思ったら、あみっちがその後を追っかけていった。なんだか、よくわからない。

◆頭痛はあと一歩。毎日、せっせとストレッチをしている。まあ、こういうのを一病息災と言うのだろう。それよりも、口内炎が悪化しているのが哀しい。お腹は空くし食欲がないというわけでもないのに、口に食べ物を入れた途端「しまった!」と思う。世の中にこれほど虚しいことはない、と思ったりする(所詮、食い意地が張っているのだ)。

* 朝−切り昆布の煮物入り卵焼き、ソーセージ、焼きトマト、白菜と大根の味噌汁
* 夜−マグロの頬肉とネギの煮付け、ミブ菜と揚げの炒め煮、ミックスベジタブルとハムのミニグラタン、小ネギとメカブと手毬麩の澄まし汁

2002年01月15日(火)



 キラリン元気

朝、みんなのご飯を用意していたら、キラリンが来た。
みんなは猫缶とカリカリなので、消化のいいものをとキラリンには猫缶だけのお皿をあげたのに、それには見向きもしないで、カリカリを食べていた。

化膿止めの抗生物質を飲ませなくてはならないので、ちょっと緊張したのだけど、ニャンよりもショーよりも簡単に飲ませることができた。ニャンもショーも、口を開けさせて錠剤を放り込む、というただそれだけのことさえも出来なくて、猫缶にまぜても薬のところだけ器用に残すという有様で(私が鈍くさいからなんだけど)。
ふたりがかりで押さえつけて、小さな注射器で口の中に注入したりしていたのだ。
なのに、キラリンってば口を明けさせてポイっと放り込めばいいだけ。
「ねえ、やっぱり、鈍くさくない?」とはリュウの弁。確かに……。

◆頭痛と口内炎のダブル攻撃に腐っている。忙しいのになあ……しくしく。

* 朝−ソーセージ、トマト、揚げとミブナの味噌汁
* 昼−パスタ、フペイン風オムレツ
* 夜−豚バラの煮込み、大根と大根菜の煮物、プチトマト、たまねぎのスープ

2002年01月14日(月)



 キラリン、手術する

夕べ晩ご飯の後みんなのお皿を片付け、今日のキラリンの手術に備える。

朝は、キラリンを和室に隔離して、みんなにご飯を食べさせた。
キラリンには、「病院に行くからね」と言いきかせ、キャリーに入れて連れて行った。夜、指定された6時過ぎぐらいに迎えに行くと、キャリーの奥にうずくまって、プイと寝ている。
術後の薬をいただいて、経過をうかがって、いろいろ注意事項も聞いて、帰宅。
今日はひとりでゆっくりさせてあげようと和室に隔離しようとしたら、出たいと大騒ぎする。仕方ないので和室から出すと、まずはリュウの部屋のベッド、居間のサイドボードの下と移動する。
私の顔を見たら、なんだかうらめしそうに鳴いていた。
「ママ、恨まれているね」とリュウ。

結局、いつもの電気あんかの置いてあるピアノの前に落ち着いて、ぐっすり。
ご飯は猫缶を少々。

あみっちが、心配そうにキラリンの後を付いて回っていた。

◆また、頭痛薬が効かなくなりつつある。朝、キラリンを病院に連れて行ったあと、近くのドラッグストアで頭痛薬とストレッチに使う道具?を買ったら、早速、リュウが腕を鍛えるのに使っていた。

* 朝−納豆、メカブとキャベツの味噌汁
* 昼−天プラうどん
* 夜−牛肉と壬生菜の炒め物、白菜と揚げの煮物、焼きトマト、青菜とワカメ入りかきたま汁

2002年01月13日(日)



 病院に行く

二カ月遅れで、ショーの予防接種。

普段はあまり鳴かないショーが、タクシーのなかで鳴いて甘える甘える。去年、去勢手術をした直後は4キロだったが、4.8キロになっていた。でも、骨格も筋肉もしっかりしているから、今のところは肥満の心配はない、とのこと。
あんなに鳴いていたのに、病院についてからは大人しくしていた。
リュウが不思議がると、先生は「ここでは大人しくていい子にしていて、家に帰ってから八つ当たりしたりする子も多いんですよ」と笑ってらした。

今日は、キラリンも連れて行って、健康診断と避妊手術の相談。先生はビッシリのスケジュール帖を見ながら、明日の予約を入れてくれた。
怪我をした後ろ足は、よく見ると肉球が開いたままのような感じだったが、室内で飼っている分には、何も問題はないということだ。
体重は2.5キロ。顔がちっちゃいから、あまり大きくはならないだろう、と。
「でも、けっこう丸々してますねえ」と、またも笑ってらした。

◆油断していたら、今日は頭痛がぶり返した。やれやれ……だ。

* 朝−焼き餅、卵焼き、トマト、コーンスープ
* 昼−五目ワンタン(チンゲンサイ、白菜、タマネギ、ニンジン、エビ)
* 夜−牛モツのスープ(ネギ、キャベツ、ニンジン、ギャラ、コプチャン)、餃子、イカとクレソンの和え物

2002年01月12日(土)



 ニャンのお片づけ

私が新聞を読んでいると、よく新聞の上にどっかり座ってくれるニャンだが、私が飲んだり、食べたりしているものも、よくチェックしてくれる。

コーヒーの匂いは嫌いでもないようで、しばらくフンフンと嗅いでいる。ハーブティ、特にミント系のものはお気に召しているようで、熱くないと舐めたりする。
アルコール類はおおむね嫌いで、匂いを嗅いだ後、ザッザッと砂かけポーズをしてくれる。キムチも嫌いらしく、砂かけポーズ。
カツオブシやコンブでだしをとったものは、非常にお好みの匂いらしく、ネギ類が入っていない限り、味見をしてくださる。

食後の食器をうっかり出したままで新聞を読みふけっていると、ニャンは忙しそうに匂いをかいだり器を舐めたり砂かけしたり……。
はいはい、いま片付けますってば!

◆この前うっかり噛んでしまったところが口内炎になっている。何を食べても飲んでも、おっかなびっくり。なんだか、くやしい。

* 朝−昆布巻き入り出しまき卵、焼きトマト、鱈と小松菜と揚げの味噌汁
* 夜−牛カルビ焼き、ベビーリーフとワカメとニンジンのサラダ、モヤシとシイタケとピーマン炒め、キャベツとネギのスープ

2002年01月11日(金)



 キラリン発情

昨日から、キラリンが発情した模様。

あの独特の鳴き方で家中を徘徊し、一生懸命ショーにスリスリしている。ショーは「と、突然、どーしちゃったんだ?」ってな具合に、逃げ回っている(情けないヤツ)。でも、気になるらしくて、逃げてもすぐにキラリンのところに行って毛づくろいをしてやったりする。やさしいとこも、あるじゃん。
ちっちゃくてまだまだ子ども、と思っていたけれど、大きさはあまり関係ないようだ。週末にも病院に連れて行って、可能なようだったら避妊手術の予約を入れようと思う。

◆やっと頭痛薬が一日三回から朝起きたとき(とたまに夕方)に飲めばいいだけになってくれた。そう言えば、私は子どものころ頭痛持ちだった。大人になるにつれてなくなったのだけど、年をとると持病というのは再発するのかもしれない。

リュウの給食が今日から。

* 朝−ドリア(朝っぱらから)、焼きトマト、チキンスープ、
* 夜−白菜と豚肉の重ね煮、鱈と小松菜の澄まし汁(小ネギ、麩)、昆布の煮物、ニンジンとエリンギのバター焼き

2002年01月10日(木)



 あみっちの柱登り

夜、キラリンとあみっちが追いかけっこをして、あみっちが柱をよじ登った。

我家はマンションなので、柱もコンクリート。壁紙は、猫と一緒に生活することなど思いもよらなかった母が選んだものだから、ちょっとしたデコボコがあって、これがかっこうの爪トギになったりする。
で、あみっちは、このコンクリートの柱を壁紙のでこぼこだけを頼りに、天井近くまで攀じ登るのだ。ロッククライマーも真っ青。
鈍くさいキラリンは、下でシッポをふりんふりんさせて、あみっちが落ちてくるのを待っていた。

◆このところ私がうるさく言うせいか、登下校の時は長袖を一枚、上に着てくれるようになったリュウだが、どうやらお友達のところに遊びにいくときは、途中で半そでになっているらしいことが、知り合いの父兄からのチクリで判明。そういえば、お正月に映画を見に行ったときも、映画館に入った途端トレーナーを脱いで半そでになっていたっけ……。ちなみに未だに半ズボン……やめて……。

* 朝−焼餅、コーンスープ(←私が寝坊しました)
* 昼−牛ばら肉とにんじんとコーンのシチュー、グリーンサラダ(ベビーリーフ、レタス、ブロッコリー、パセリ、ベーコン)
* 夜−刺身(平目のエンガワ、クジラ)、クラゲともやしのサラダ、昆布と油揚げとコンニャクの煮物、大根と大根菜の炒め煮、納豆

2002年01月09日(水)



 ショー、ニャンにマウントされる

いつもジャレて遊んでいるニャンとショーだが、どういうわけか、今日はニャンがショーの首の付け根のあたりをカプと噛んで、乗っかっていた。
ショーの怒るまいことか……。

◆リュウの学校が始まった。給食はあさってから。やれやれ……。

* 朝−トマト入りオムレツ、焼き餅、納豆
* 昼−焼きタラコと三つ葉とナルトの混ぜ寿司、ベビーリーフとハムのサラダ、メカブの澄まし汁
* 夜−豚バラとエリンギとピーマンの炒め物、春菊の煮浸し、ミニトマト、鶏手羽元のつけ焼き、じゃがいもとミックスベジタブル入りスープ

2002年01月08日(火)



 甘えニャン

風邪をひいていたせいで、あまりニャンのことを構う間がなかったからか、今日はニャンにまとわりつかれた。
朝刊を広げるとドッカリ、パソコンの前に座るとまたもドッカリ、居間の炬燵に入ると目の前にドッカリ。その都度、ポンポンをせがむ。適当にポンポンして誤魔化そうとすると、「う〜」とブーイング。
今日だけで六回ぐらいポンポンした。

◆熱は下がったものの、やっぱり首が凝っているので、夕方整体に行った。そこのは、整体とマッサージとストレッチを足して3で割ったみたいな感じなのだが、私には合っている。こういうのにも、相性のようなものがあるような気がする。その時の体調というか状態にもよるのかもしれないけれど。
で、施術をしてくださる方に「まるで一枚板みたいにバリバリ」と笑われてしまった。けっこうノンビリ過ごしたはずなのに、どうして? いや、ノンビリしたのがアダになったのか? う〜む。

* 朝−七草粥
* 昼−生春巻き、チヂミ(韓国風お好み焼き)
* 夜−エビとピーマンのマリネとベビーリーフのサラダ、ゴボウとニンジンの豚肉巻き、クラゲの酢の物、焼きトマト

2002年01月07日(月)



 ポッポ、キラリンに追いかけられる

明け方、枕元をドデデデデと走り抜ける音と振動で目が醒めた。

ポッポがキラリンに追いかけられ、違い棚の隅に追い詰められ、壁に向かってひにゃーと鳴いていた。幼稚園児に追いかけられる力士のような具合で……。
キラリンは、得意げにシッポをふりんふりんさせていた。

◆熱は微熱程度まで下がってくれた。まだ首筋のあたりが凝っていて、頭の芯が痛いのが難だが。

* 朝−五目なます、ソーセージ、スクランブルエッグ、大根と揚げの味噌汁
* 昼−ラーメン(チャーシュウ、小松菜、蒸し鶏)、トマトとワカメのサラダ(レタス、タマネギ)
* 夜−鍋(アンコウ、春菊、大根、ニンジン、ネギ、シメジ、豆腐)、昆布の煮物(ニンジン、ダイコンの皮、インゲン、シイタケ)


2002年01月06日(日)



 姫なジュリナと赤ちゃんポッポ

ポッポは、誰にでも友好的で大人しく気のいい猫だが、いかんせん大きいため、時々相手から怖がられている。

何度も日記に書いているけれど、我家で一番ポッポに好かれ、それ故にポッポを苦手としているのはショー。
夕べも早速やってくれました。ポッポに追いかけられて襖をよじ登り天袋に逃げ込むショー。そして、なぜかポッポのほうは見ずにあらぬ彼方を眺めている。ショーは♂なんだけど、そうやっていかにも「ぷい」とやっている姿は、タカビーな娘さんにも見えたりする。報われないねえポッポ、と思わず、よしよししてやると、それはそれは情けない声で「ひにゃあ」と鳴く。

そのポッポだが、相変わらず片目だけ目やにが出ている。ときどき、クシュンとやっている。でも、食欲あり。元気。ただやっぱり甘ったれになっているせいか、このところ、ジュリナと互いに毛づくろいをしている姿をよく見る。

ジュリナは、ポッポとは対照的に人見知りで猫見知りで姫な猫だ。ごはんは絶対、みんなと一緒じゃいや。それも、最初に自分の前にお皿が出てこないと、スネてあっちへ行ってしまう(後で戻ってきて食べるのだけど)。
他の猫がポンポンされていると強引に割り込んで、自分にもポンポンしろとせがむ。他のどの猫とも遊ばない。くっついて寝ない(並んで寝ることはあるけれど)。
ただ、兄弟猫のポッポだけは別だ。今日もペロペロとポッポの毛づくろいをしていた。

ジュリナは、我家に来たころはニャンを一回り大きくした程度の猫だったのだが、今ではポッポに迫るデブ猫になってしまった。でか猫二匹が互いに毛づくろいしている様は、可愛いというか、なんというか、プロレスみたいで。つい笑ってしまうのだった。

◆相変わらず頭痛がする。大晦日の夜からだからもう5日目で、2日の夜あたりからひどくなってきている。最初は、二日酔い?などとノンキなことを考えていたのだが、だんだんひどくなって鎮痛剤も一時凌ぎにしかならなくなり、こりゃあ、まさかまさかの脳梗塞とか(父が脳梗塞で亡くなってるもので)などと蒼ざめていたら(そんなわけあるものですか)、なんのことはない、熱があったのだった。
風邪っぽいという自覚はあったのに、まさか熱が出ているとは思わなかったというオマヌケな話で。今朝も「肩凝りがひどいから、整体行ってくるわ」などと話していたのだ。リュウに「熱があるんじゃ、整体じゃなくて病院でしょ?」と呆れられた。

そんなわけで昨日、今日はお節の総ざらえ。リサイクルとも言う。煮物なんかは天ぷらにしたりするとおいしいらしいですが、我家ではスパイスやオイルを使って洋風にしちゃうのが簡単だし、目先が変わるせいか好評デス。ただ、どうしてもサラダ系になってしまうので、適当に豚肉の生姜焼きとか肉巻きを一品加えたり、主食をラーメンとかチャーハンにして中華風サラダにしたりして、誤魔化した。

* 紅白なますの残り+煮物のレンコン&椎茸+すりゴマ+厚揚げの中身+柚子の皮のスリ卸し→五目なます(これは、親サイトの一惠さんに教わったレシピ。ゴマを炒ってすぐ、すり鉢でよ〜く擂るのが面倒なのだが、私は10時間ドラマを見ながらゴリゴリやっていた)

* ローストビーフの残り+ブロッコリーの残り+赤ピーマン+レタス+タマネギのスライス+すりにんにく+ごま油+醤油(好みで砂糖)→ローストビーフのサラダ
+ワカメ+もやし→中華風サラダ

* 蕪の酢の物残り(千切り)+エビの残り+蒸しどりの残り+蒲鉾の残り少々(細切り)+春雨+レタスの千切り+香草適宜+小ネギ+ライスペーバー→ベトナム風生春巻き

* 小鯛の酢の物の残り+蕪の酢の物残り+ホタテの残り+エビの残り+タマネギ+ピーマン赤&緑+オリーブオイル+塩&スパイス適宜+マヨネーズ&マスタード少々→洋風マリネ

* 煮物の里芋と厚揚げの外側は味噌汁の具

2002年01月05日(土)



 謹賀新年

三が日も終わり、今日から仕事始めの方も大勢いらっしゃることでしょう。
お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
今年もよろしくお願いします。

風邪を理由にぐーたら過ごした正月。お節も作ったし。文句はあるまい。
久々、頑固な頭痛に悩まされもして(これも、年末年始の恒例行事?だったり)、お正月らしさを満喫でき満足しごく。

我家の猫たちは、ポッポ以外はみな元気で年を越したのだが、ポッポはなぜか、片方の目に目やにが出て、ちょっと半チクな顔に。目やに以外は、すこぶる元気だけど、ちょっと甘ったれになっている。具合が悪いと甘ったれになるのは、人間ばかりでもないのか?

◆せっかくなので、お節メニューを。今年はリュウと二人だったのでお重は三段。

壱の重:黒豆、栗きんとん、紅白蒲鉾、卵焼き、田つくり、数の子、昆布巻き
弐の重:紅白なます、レンコンの酢の物、蕪とニンジンとホタテと水菜の酢味噌和え、小鯛の酢〆、ブロッコリー&プチトマト、白菜と鮭の粕漬け(←北海道名産の漬け物デス)
参の重:ホタテのみりん焼き、エビのチーズ焼き、ローストビーフ、味噌漬豚の網焼き、煮しめ(里芋、大根、ニンジン、レンコン、椎茸)

お雑煮は、元旦が白味噌仕立ての関西風、二日目が澄まし汁の関東風。
関西風は私の両親の実家が四国なので、一度は食べる(本当は餡の入ったお餅が入るのだけど、普通の丸餅で)。

2002年01月04日(金)
初日 最新 目次 MAIL HOME