にゃんことごはん
ごはん



 雨の日に限って

朝ご飯をつくっていたら、リュウが「わっ!」と叫んだので、どうしたのかと思ったら、ニャンがソファでおしっこしていた。カバーの下にビニールシートを敷いていたのだけど、そのちょうど端あたりだったから、その下のカバーにまでしみて、都合4枚。今日は、雨模様のお天気だったから、乾燥機までフル稼働だった。
ニャンは、サッパリした様子で顔を洗っていた。

◆今年の梅雨は、雨が少ないような気がする。今日も、梅雨空と言うよりは、ザーッと降ってはやみ、降ってはやみ、というお天気だった。

* 朝−お握り二種、ベビリーフと鰯水煮のマヨネーズ和えサンド、トマト、キャベツとにんじんとベーコン炒め、ビシソワーズ
* 昼−鶏肉と野菜炒め(ピーマン、にんじん、タマネギ、しいたけ、絹さや)、切干大根のサラダ(キャベツ、キュウリ、大葉、スリゴマ)、ワカメスープ
* 夜−豚肉とインゲンの和え物、和風ハンバーグ(鶏胸肉、タマネギ、小ねぎ/キノコのソース)、トマトとベビーリーフのサラダ、ニラと豆腐の吸い物、きゅうりとナスの糠漬け

2001年06月30日(土)



 鳥を眺める

猫たちが関心を寄せるものは、いろいろあるけれど、鳥なんていうのもそのひとつ。カラスやハト、スズメはもちろん、名前を知らない鳥が窓から見える木の枝から枝に飛び移っていたりすると、じーーーっと見ている。

特に反応するのがニャンとショー。ニャンは、ギャギャというような声、ショーは、カチカチともチキチキともつかない妙な声を出して鳴く。最初はなんの音かとびっくりした。そういう猫は多いみたいだ。
ポッポは、朝、和室の窓からカラスが飛ぶのをじっとみていることがある。何を思っているのかわからないが、考え深そうな顔をしている。猫とはテツガクする生き物なのだな、などと納得する。が、次に見ると寝ていたりする。

鳥など狩ったこともないはずなのに、不思議だ。遺伝子に刷り込まれているのだろうか。

◆先日、NHKの「ためしてガッテン」を見て蜆のおいしい調理方法というのを覚えたもので、早速、買ってくる。1%程度の塩水で砂抜きし、水からあげて2、3時間置いていくというもの。そうしておけば、一カ月ぐらいは冷凍保存がきくそうだ。いつもは味噌汁にするのだが、昆布と一緒に水から煮て澄まし汁にしてみた。いやあ、おいしいのなんの。もともと蜆の好きなリュウは、「感動的なウマさ」と言っていた。

* 朝−お握り二種、小松菜と桜海老の煮浸し、ベビーリーフとベーコンのサンド、トマト、チキンスープ、鰯の水煮サラダ(鰯の水煮は、水に昆布、塩、ワインか日本酒、好みでハーブを加えて煮るだけ。冷やしたものに、大根、にんじん、タマネギ、セロリを加えて、酢とオリーブオイルをかける。これは魚柄仁之助の本で覚えた)
* 夜−鯵の塩焼きwith大根おろし、豚肉と大葉とベビーリーフのサラダ、トマト、グリーンアスパラ、ワカメと茗荷と豆腐のサラダ、蜆汁、きゅうりの糠漬け

2001年06月29日(金)



 夏模様

今日も暑い一日だった。気温が高いと、微妙に猫たちの位置が変化する。

今日は、窓際に陣取っていたのが、ジュリナとニャンだった。ポッポは、ごはんを食べにくる以外はベランダでひっくり返っていた。
あみっちは、サイドテーブルのクロスの下。
ショーは、ひとりソファの上で長々と伸びていた。

◆そろそろ夏バテし始めている。やれやれ。
* 朝−お握り二種、ベビーリーフのサンドイッチ、ベーコンといんげんとしいたけと赤ピーマンの炒め物、キュウリとナスの糠漬け、絹さやの吸い物
* 夜−牛バラ肉とキャベツ&小松菜&ニンジン炒め、あさりの酒蒸し、トマトと若芽のサラダ、茗荷の吸い物

2001年06月28日(木)



 抗議する

我が家では、一応、朝と夕方が猫のごはんタイムだが、ときどき、その時間に眠っていて起きてこない子もいる。あみっちのように、一度にたくさんは食べられない子もいる。微妙な時間差で、それぞれが、ごはんをねだりにくることもある。だから、一斉にいただきます、ごちそうさま、という感じになることは、まずない。

で、今朝は珍しくポッポがごはんのときに来なかった。猫の朝ごはんは、たいてい4時から5時の間ぐらい。私の起床時間がその前後だからだ。今朝は、起きたらすでに暑くて、ごはんよりも先にベランダに出るガラス戸を開けたもので、ポッポはいそいそとベランダに出てしまい、それで食べ損ねたようだ。
リュウが起きてくる6時ぐらいから、朝ご飯の支度を始め(何しろ、育ちざかりで朝から食欲旺盛)、ふと気づくとニャーニャーとうるさく鳴く子がいる。声の調子から、ジュリナがポンポンをせがんでいるのかと思ったら、ポッポだった。カラになったお皿の前に座って、それはもう、すごい勢いでニャーニャーと鳴いていたのだ。

「ボクは食べてないのに、どうして猫缶ちゃんの匂いがするの? 猫缶ちゃんは、どこ? どこなんだよ〜〜〜、猫缶ちゃん、くれよ〜〜〜!!」と言っているかのようで、あわてて新しい猫缶を開けた。それは、もう、ハグハグと鼻息荒く、召し上がってくれたことデシタ。おっとりポッポの珍しい抗議場面に、しばしあっけにとられて、言葉をなくしたリュウと私……。次の瞬間、大笑いしたのだけど、それでもポッポは、ハグハグとわき目もふらず召し上がっておいでデシタ。

◆毎日暑い。日中暑いだけでなく、夜も暑い。食欲もなくなりがちのはずなのに、リュウはよく食べる。もっとも、夏は背が伸びる時期なので、いくら食べても背にとられるようで、体重が減っているわけでもないのに痩せていくように思える。
食べれば食べただけ横に伸びていくだけの私には、うらやましくて仕方がないのだが、本人は「まずいよなあ」と気にしている。といって、カロリーの高い揚げ物類は、あまり好まないので、あの手この手で摂取カロリーが増えるように考えるのだが、それと同時に、私がカロリーオーバーにならないようにもしなくてはならず、いやはや、な毎日だ。
特に大変なのが朝食。何しろ、朝、軽め(といっても、厚切りトーストにバター、サラダ、卵焼き、牛乳)ですませたばっかりに、お腹が空きすぎて、給食前に気分が悪くなり保健室のお世話になったという前歴を持っている。先生から電話をもらい、迎えに行こうとしていたら「給食が焼きソバと聞いて、『食べる』と教室に戻ったので大丈夫でしょう」と言われたのだ。おいおい。そんなわけで、今日からサラダをパンに挟んでサンドイッチにする、というワザ(?)を使うことにした。

* 朝−お握り二種(定番)、切り昆布煮物、きゅうりの糠漬け、スペイン風オムレツ(ピーマン、タマネギ、じゃがいも、しいたけ、小松菜、チーズ入り)、プチトマト、ベビーリーフと鶏肉のマヨネーズ和えサンド、冷たいコンソメスープ、プラム
* 夜−鮪の頬肉のタタキ風ステーキ、エリンギのにんにく炒め、にんじんのグラッセ、キュウリと鶏ササミの梅酢和え、トマト、カブのキムチ
今日のごはん 玄米+小松菜+乾燥大葉(青菜メシの要領で、炊き上がったご飯に刻んで塩もみして水分を切った小松菜と、乾燥させた大葉をまぜて、むらす)

2001年06月27日(水)



 晴れた夏の日には、大股開き

日中の温度が、30度を越えたとか越えないとか。とにかく暑かった。
暑くなってくると、風通しのいい窓際やヒンヤリした感触が気持ちいいフローリングで、猫たちがゴロゴロと転がるようになる。

今日は、久々にニャンの大股開き寝(&ウラメシヤ)を拝むことができて得した気分。暑い夏の日に大股開きで寝ている猫を見ると、あまりに間抜けで脱力しきった姿に、思わず暑さも忘れてしまうのだ。そうだよなあ、暑いんだもんなあ、それが正しい姿だよ。
あまり大股開き寝をしないショーは、廊下に長々と伸びていた。我が家で初めての夏を過ごすのが、あみっちとポッポとジュリナだが、さて、どんな寝姿を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

◆一昨日、新しい冷蔵庫の「自動製氷&貯氷機能は、便利かもしれないけど、そこまで便利じゃなくても」などと書いたのだけど、前言撤回。「とっても、とっても素敵な機能です。ありがとうメーカーさん」。いつ見ても氷がざっくりとある、というだけで、今日みたいな暑い日も、倍ぐらい快適に過ごせそう……。こうして人間は堕落していくのだなあ。

* 朝−お握り二種(定番)、トマト、マッシュルームとタマネギ入りオムレツ、ニラと茗荷の味噌汁、切り昆布煮物、メロン
* 夜−鮪の刺身、鶏ムネ肉の昆布締め、大根とにんじんのピクルス、ベビーリーフとトマトのサラダ、しいたけといんげんのバターソテー、茗荷の吸い物
今日のごはん 玄米+黒米

2001年06月26日(火)



 おしっこ騒動のその後

昨日、今日と気温が高くなって、布団がさくさく乾いてくれて嬉しい。
あみっちのどこでもおしっこは、ずっと続いていたのだが、一昨日、犬用のトイレシートを買ってきて、適当な大きさの空き箱やトレーにセットして、リビングや和室、トイレのそばに置いてみたところ、ソファや布団の被害はかなり減った。
ゼロではないところがなんとも、だけど。とりあえず、猫砂のトイレでおしっこしたくないらしい、ということはわかったので、当分、これで様子を見ようと思っている。

しかし、あみっちがおしっこしたあとを、ニャンちゃんが丁寧に砂かけするみたいに掻いてくれるもので、シートがめくれてしまうのが難点かなあ。
ニャンは、だれかの食べ残しがあると掻き掻きするし、私がお茶を飲んでいたりすると、わざわざテーブルにあがってその匂いを嗅いで、掻き掻きしてくれたりする。とことん、子守り猫なんだなあ。

仕事が一段落した途端、ジュリナが甘える甘える。廊下に待ち構えていて、私が通るたびにポンポンをせがむ。「そうか、ポンポンが足りなかったか」と言うと、リュウが「あ、僕と一緒だ」と言った。そうか、リュウも抱っこが足りなかったか(そろそろ抱っこからは卒業かと思ったのだけど)。
体は大きいけど赤ちゃん、というのは、ポッポやジュリナだけではなかったようだ。やれやれ。

◆今日は、野菜が届く日。大根の葉でふりかけをつくった。フライパンでカラ煎りして、じゃこや小えび、ゴマ、ひじきなどを加えて、さらに煎るだけという簡単なものなのだけど。この作り方は、ずいぶん昔にたまたま見ていたテレビのお料理番組でやっていて覚えたのだ。そのとき、お料理の先生が「タダだ、タダだ、と唱えながら気長に煎りつけるんですよ」とおっしゃったのが、とても印象に残っている。
もちろん、生意気盛りで「家事労働=ただ」という考え方に反発を感じる年頃だったため、「ガス代だってかかるじゃないか、人件費はどう考えるんだ、その時間、アルバイトすればふりかけ買ってお釣りがくるじゃないか」と思ったのも、よーく覚えている。
でも、青々とした大根の葉を、捨てるには惜しいし、味噌汁に入れるにも使い切らないし、と思ったときに、ふりかけの作り方を思い出せたのは、余程、反発を感じたからだったわけで。「買ったほうが楽だよなあ」と思いつつ、自分で作ったものが意外とおいしかったので、せっせと作りつづけているのだった。

* 朝−お握り(大葉入り梅酢握り、鯵とゴマ入り焼きお握り)、ピーマンとハムの炒め物、トマトサラダ、酢漬けキャベツ&にんじん、ワカメとベビーリーフ入りチキンスープ
* 夜−カルビ焼き(ネギ塩味)、しいたけとししとう焼き、トマト、切り昆布と大根とインゲンの煮物、小松菜と豆腐の炒り煮、にらと絹さやの吸い物
今日のごはん 玄米+黒米

2001年06月25日(月)



 

猫は箱が好きな生き物だ。宅急便が届くと、もうそわそわとダンボール箱の周りをウロついてしまうぐらい、好きらしい。あとで畳んでおこう、などと思ってそのまま空き箱を放置しようものなら、あっという間に、誰かの隠れ家になっている。

そんな箱が、よく部屋のあちこちに散乱しているのだが、今日は、さすがに少しは片付けようと、ダンボールを3つぐらい潰して玄関に立てかけておいた。で、ちょっと目を離した隙に、もうダンボールは倒れている。「やれやれ」と眺めていたら、ビールのケースからなにやら黒っぽいものがはみ出しているのに気づいた。
玄関が暗くて、その黒っぽいものがなんだかわからず、ちょっと不気味だったが、すぐにニャンのシッポだとわかった。ニャンは、せっかく潰したダンボール箱に頭を突っ込んでダンボール巻きになっていたのだった。
あんまり可愛かったので写真を撮ろうとカメラを持ってきたら、モヌケの殻だった。

◆新しい冷蔵庫が来た。なぜだか、リュウが朝から「ドキドキするなあ」と楽しみにしているのがおかしかった。彼の理屈では「だって、新しい冷蔵庫が来るなんてことは、何年に一度、あるかないかでしょう?」。確かにその通り……。
9時前に電話があり、「早ければ11時ごろ」と言うのでノンビリと中味を出して掃除していたら、高速が空いていたのでもうすぐ着く、と10時前に再度電話があった。早いのは大歓迎。10分少々で設置も終わった。
香辛料なども収まってしまったので、キッチンが広くなった感じ。何よりも野菜室が大きいのが嬉しい。冷凍庫も充分な広さがある。氷も勝手につくってくれて、勝手に貯氷室に落ちてくるのには、ビックリだった。そこまで便利でなくて、いいんだけど。

* 朝−しじみの味噌汁、キムチ各種
* 昼(外食)−お好み焼き、チヂミ、大根サラダ
* 夜−骨付きフランクフルト、レタスと絹さや炒め、メカブと納豆、刺身ワカメとベビーリーフのサラダ、トマト、豆腐と大葉入り吸い物
今日のごはん 玄米+黒米

2001年06月24日(日)



 舐めると噛む

噛む、というのは原始的な行為なのだそうだ。その証拠に、まだ赤ちゃんに毛の生えたような幼児は、よく、噛む。喧嘩した相手を噛んだり、なんだかわからない衝動で噛んだりすることもあるみたいだ。

猫にも、よく噛み付く子がいる。
我が家では、ジュリナがそうだ。「みやぁうう」とやってくるから、背中をポンポンしてやっていると、最後に必ず噛む。と言っても、痛いほど噛むわけではなく、ちょっと歯をあてる、といった程度だ。
これは、子猫時代の名残なのだそうだ。
だいたい、狩猟本能の強い猫が本気で噛んだら、それはもう大変な怪我を負うことになるだろう。だから、噛むと言うか、じゃれると言うか、そんな感じなのだろうなと思う。
ポンポンされて、みゃうみゃう、言いながら、振り返っては、カプ。6キロを越す猫だけど、なんだか赤ちゃんっぽくて可愛い。

なんてことを思っていたら、最近、あみっちが噛むようになった。
もともと、ごーいんぐまいうぇい、という家庭内野良なのだけど、パソコンの前に座っているときの私には、甘えてくるのだ。で、ポンポンしてあげたりすると、お返しにペロペロと手を舐めてくれたりする。舐めてくれるのは、この子だけなので、妙に、いとおしくなる。
で、そのあみっちが、最近、ますます発情が激しく(激しい、というのがあるのかどうか、わからないんだが)、一日中、あおん、あおん言いながら、家中を徘徊するのだ。で、その途中で私のところにも来る。だから、ポンポンすると、ペロペロと私の手を舐めて、それから、噛むようになった。

舐める、と、噛む、の違いは何なんだろうか?
人間ならともかく、猫にとっての違いは、わからないのだけど。
あみっちが、ちょっとでも、親愛の情を感じてくれているのだとしたら、嬉しいなあ。

◆明日、新しい冷蔵庫が来るので、今日はキッチンの大掃除。食器棚も無事移動した。リュウは「楽しみだなあ。今までの冷蔵庫も頑張ってくれたけど、新しくて、使いやすくて、ピッカピカのが来るのかと思うと、嬉しいなあ」と言っていた。なんとなく、変なヤツと思ってしまったのだけど……。
昼は、久しぶりに香港の家庭料理を食べさせてくれるお店に行った。普通の中華屋さんなんだけど、味付けが濃くなくて、割と気に入っている。
その店の近くに、韓国の食材を扱っているお店があるので、ついでにキムチやらチャンジャやらを仕入れてきた。そのとき、豚耳を買ったのだけど、それをオヤツ代わりに食べながら、リュウが漫画を読んでいた。「おいしいオヤツを食べながら、漫画を読んでいるときって、幸せだよなあ」と言うので、まあ、それには同意できるのだが……オヤツ……豚耳ですか?

* 朝−シリアル+牛乳、ベビーリーフとトマトのサラダ、クリームスープ(豚肉、マッシュルーム、タマネギ、牛乳)
* 昼(外食)−冷やしネギチャーシューメン、砂肝、餃子
* 夜−鯵の塩焼き、インゲンの胡麻和え、メカブと納豆、しじみの味噌汁、キムチ各種(白菜、カブ、ごまの葉)、キュウリとナスの糠漬け

2001年06月23日(土)



 毎朝、恒例

朝、起きると、猫たちは私が寝ている和室に集合している。
ポッポはたいてい窓から外を眺めている。ニャンはポッポと一緒に外を見ていたり、私の足元のあたりで眠っていたりする。ショーとあみっちは、たいてい足元のあたりに重なるようにして寝ている。ジュリナだけは、部屋の入り口あたりにいる。
彼らが何をしているかというと、私が起きるのを待っているのだ。
体を起こすと、すぐにやってきてウロウロするのはあみっちだ。
ニャンは、私がこのまま起きるのか、また眠るのか、じっと様子を窺う。面白いのは、私がメガネ置きに手を伸ばすと、「どうやら、起きるらしいな」と思うのか、伸びをする。
その間、ポッポは鷹揚にかまえ、ジュリナは「お腹すいたよ〜」と言うように、か細く鳴く。
ごはんにしようね、とキッチンに行く間に、ショーが追いついて追い抜いていく。私がキッチンに着くときには、もうごはんのお皿の前でそわそわして待っている。
全員が揃っていないこともあるけれど、こんな感じの朝の風景が毎日繰り返されている。

昨日の公園のキジシロは、今日もいたようだ。リュウが学校の帰りに見かけて、手の匂いを嗅がせたけれど、今日は、そっけなくプイと行ってしまったそうだ。
「忘れられちゃってた」と残念そうな顔をしていた。

◆早く冷蔵庫を買いに行かなくては、と思いつつ、今日になってしまった。使い勝手と値段とスペースを考えながら、散々迷ってしまった。最近の冷蔵庫は冷凍室が大きく、冷蔵室、野菜室はそこそこというものが増えているような気がする。
* 朝−おにぎり二種、トマトとタマネギとベーコン入りオムレツ、にんじんとえんどう豆の味噌汁、きゅうりとじゃこのマヨネーズ和え、キャベツの酢漬け
* 夜−カレー、豚しゃぶサラダ(豚肉、レタス、ベビーリーフ、トマト)、コンソメスープ


2001年06月22日(金)



 気がかり

今日は朝から、パラパラと雨が降っていた。
リュウを学校に送り出し、さて、居間の掃除をしようと思ったら、ニャンがソファのカバーを前あしで、掻いている。うわ、まさか、と思ったら、おしっこしたあとだった。
どうも、あみっちがその前にしたおしっこが気になっていたらしい。でも、あみっちの、ほとんどマーキングとしか思えない少量のおしっこと、ニャンのそこそこ量のあるおしっこでは、被害の大きさは違うのだよなあ。仕方なく、ソファの着脱可能なスウェードはクリーニング屋さんに直行。二重、三重にかけていたソファのカバーは、せっせと洗濯される羽目に陥ったのだった。

さて、夕方近くなって帰宅したリュウが、公園でかわいいキジシロ猫を見たと言う。
「あのね、おいで、って手を出したら来てね、それでスリスリするんだよ。だから、抱っこしたら、おとなしく抱っこされているから、つれて帰ろうとしたら、雨に濡れるから逃げちゃうんだよ。でも、呼ぶとまた来るの。で、抱っこして行こうとすると、雨に濡れるから逃げちゃうんだよなあ。何度か、つれて帰ろうとしたんだけど、逃げられちゃった」
ああ、それは、私が昨日、見かけた猫ではないだろうか?
そのあと、買い物に出たときに公園を探したのだけど、会わなかった。
「可愛かったよなあ、つれて帰りたかったよなあ」と、リュウは10回ぐらい言っていた。

◆冷蔵庫、一掃メニュー続行中。昨日の残りのカレーに、今度は、刻んだ小松菜を混ぜて煮込んだ。なんだかんだで、おいしいグリーンカレーの出来上がり。
* 朝−お握り二種(定番)、ゴーヤチャンプル(にがうり、豚肉、豆腐)、ワカメの味噌汁、キュウリとナスの糠漬け
* 夜−カレー、にんじんと昆布と絹さやの煮物、ベビーリーフ入り掻き玉汁
今日のごはん 玄米


2001年06月21日(木)



 人懐こい

近所に公園があって、そこに野良猫が住み着いている。エサやりおじさん、おばさんも、けっこういるらしい。
今日、公園を通ったら、キジシロの猫を見た。あまり見かけない子なので、新顔かもしれない。大きさから言っても、一年未満だろう。
その子が、やたらと人懐こくて、目が合ったらニャゴニャゴ言いながら寄ってきた。手を出しても逃げないどころか、「遊ぼうよ」とでも言うように、ゴロンとお腹を出して転がった。撫ぜられると、ゴロゴロと喉を鳴らすので、野良じゃなくて、飼い猫の外猫かもしれない。
名残惜しかったけれど、そのまま遊んでいるわけにはいかなかったので、「猫さらいに捕まるなよ」と言って、立ち去った。

あの子は、どうしているかな、と夜になって思った。どう考えても、野良育ちとは思えない人懐こさだ。外猫が、たまたま散歩をしていたのならいいけれど。飼われていて捨てられたか、迷子になったのだとしたら。
あの子は、野良として生きていけるのだろうか?
人懐こい猫は可愛いけれど。とても心配で気がかりでもある。

◆冷蔵庫を買い換えるのに先立って、在庫一掃献立が続いている我が家だ。しかし、よくまあ、これだけ詰め込んでいたものだなあ。
* 朝−ハムとタマネギ入りオムレツ、トマト、マッシュルームのクリームスープ、ベビーリーフのサラダ
* 夜−ほうれん草と豚肉のカレー、もやしと絹さや炒め、コンソメスープ(ニラ、しいたけ)
今日のごはん 玄米+えんどう豆




2001年06月20日(水)



 おしっこカウンター(笑)

風の強い一日で、高台にある我が家では窓を開けていられる状態ではなくなってしまった。

仕方なく閉めきった部屋にいると、なんだか臭う。そこはかとなく、猫のおしっこの臭い。発情猫のあみっちのしわざか、ほかの子なのかは、わからないけれど。だれかが、トイレではないどこかでおしっこをしたような臭いがする。
が、その発生源が突き止められないのだ。
夕方、帰宅したリュウとふたり、くんかくんかと怪しい場所を嗅いでまわったが、依然、不明。猫たちは、「おいおい、何しとるねん」みたいな顔で、われわれのことを眺めていた。
こんなとき、おしっこカウンターがあればなあ。ガガガとひときわ音高く反応したあたりが、臭いの発生源とか、ね。

◆やっと、仕事が一段落した。これで食器棚を片付けて、新しい冷蔵庫を買えるぞ。と喜んでいたら、今日は、テレビが突然、映らなくなった。バンバンと叩いてみたら、また映ったけれど。おい、テレビまで壊れたら、お手上げなんだけど。

* 朝−お握り二種(定番)、ソーセージ、トマト、小松菜ともやしいり卵焼き、チキンスープ
* 夜−しいたけ肉詰め、あじの一夜干し、ハモの湯引き(出来合いを買ってきた)、ベビーリーフの酢味噌和え、メカブとトンブリの和え物、ナスときゅうりの糠漬け、しいたけと万能ネギの吸い物
今日のごはん 玄米+ひじき+えんどう豆

2001年06月19日(火)



 甘え上手−3

猫はなぜ甘えるのだろう。彼らとって、甘えることのメリットとは何だろうと、時々思う。ご飯にありつける、というのは、わかりやすいのだけど。ポンポンをねだるのは、あれは、やはり気持ちがいいのだろうか。
撫でると喜ぶのは、一説によると、子猫のときの母親にされていたグルーミングの代わりなのだそうだ。猫の場合、飼い主と飼い猫は、母(飼い主が男でも)子関係にあると言われている。いつまでたっても、マザコン。人間のマザコンは、ちょっと困るけれど、猫のマザコンは大歓迎だ。

我が家の、甘えない猫双璧は、ショーとあみっち。

ショーは触られたり、抱かれたりが好きではないし、ニャ〜ン♪という感じの鳴き方をしないのが、甘えないというイメージをつくっているだけで、お腹が空いているときは体を擦りつけてくるし、おねだりもする。でも、総じて、クールではある。
そのショーだけがする甘え方が、ひとつだけある。ときどき、私の手からカリカリを食べたがるのだ。カリカリにも猫缶にも反応しないで、じっと私の顔を見る。手にとってあげると、ちょっと匂いを嗅いでおもむろに食べ始める。はぐはぐと、けっこう食べる。冷たい鼻面とちょっとザラついた舌がくすぐったい感じもするのだけど、めったにないことなので、それは我慢。
お腹がいっぱいになると、満足そうに口の周りを舐めながら行ってしまうので、束の間の幸せという感じがする。

あみっちは、元野良だから人間に甘えるという概念を持っていないのかも、と思う。いつも部屋の隅のほう、家具の陰をコソコソと移動する。そんなだったのに、発情期が来て、どういうわけか私の膝に乗ってくるようになった。ただし、居間にいるときには近づいてこない。必ず、パソコンの前に座っているとき、だ。
これは、膝に乗るというよりも、ポンポンをせがんでいるのだ。だから、私が知らん顔をしていると、じっとこちらを見る。目が合うと、「あーん」という感じに鳴いて催促する。ポンポンと叩くと、目を細めてうっとりする。いつもは警戒心全開のあみっちの、こういう無防備な姿は、こちらの心をくすぐるのだ。

とまあ、こんな感じなのだが。
どの子も可愛いわけだから、それなりにみんな甘え上手ということになるのかもしれない。

◆冷蔵庫を買い換える前に、食器棚を移動しないといけないとわかり、にわかにヤル気が失せてしまった。とはいえ、このままでは、夏に向かって悲惨なことになるので、なんとかせねばなるまい。おまけに、今朝は寝過ごしてしまって、リュウは漬け物でご飯を食べて学校に行ったようだった。あ、あと、牛乳とにんじんジュースも飲んでいた。
* 夜−キノコ入りハンバーグ、アスパラとトマト、青菜の卵とじスープ、もやしとエンリギの炒め物、キュウリの糠漬け



2001年06月18日(月)



 甘え上手−2

今日は、梅雨の晴れ間。猫たちも日の当たる場所で、伸びていた。

甘え猫の双璧ポッポは、繊細なジュリナと違ってだれにでも物怖じせずに甘える。甘え方もどこか鷹揚だ。何しろ我が家にやってきたその日から、背中をポンポンさせてくれた。ジュリナが洗面所のランドリーボックスから出てこなかったのと対照的だ。
そういえば、家庭訪問があってリュウの担任の先生がいらしたときも、くんかくんか匂いを嗅いで、シッポをパタパタさせたのには驚いた。のっそりのっそり廊下を歩いているときに、私と行き会うと、途端に赤ちゃん声で鳴いたりもする。ひとを見たら甘えておけ、という感じだ。
こういう子は、ボランティア猫に向いているのかもしれない。性格もおっとりしているし。ただ、よくお尻にウンチがついているのがなあ。

子守り猫ゆえ、なかなか甘えられないのがニャンだ。最初、ニャンだけを飼っていたときは、それはもう、膝には乗りまくる、布団には潜り込んでくるで、ベタベタに甘ったれな子だった。ダイニングチェアに潜んでいて、リュウや私が通りかかると手を出したりして、とにかく「かまって攻撃」が激しかった。
なのに、ショーが来た途端、ピタリと甘えなくなった。こそっと甘えに来ても、ショーが顔を出すと「なんでもないもんね」という顔で、行ってしまう。だから、ショーが寝ている隙を見ては、よくニャンと遊んだり、撫でたりしたものだ。
そのうちショーと遊んでいるほうが楽しくなったのか、前ほど甘えなくなった。でも、ときどき、ポンポンをせがみに来たりするようになって、ちょっと安心した。あみっちが来てからしばらくは、やっぱり、あまり甘えに来なかった。ポッポとジュリナが来る前に、別の子たちがいたこともあるのだけど、そのときも甘えに来なかった。
でも、そんなだから、こちらがニャンのことは気をつけるようになった。甘えベタかもしれないけれど、けっこう特別扱いはされているのかもしれない。

先日、日記に書いた閉鎖ペットショップの10歳の子は、無事里親さんが見つかったようだ。まだ、決まっていない子が9匹もいるので、喜んでいる場合ではないけれど、ちょっとほっとした(いざとなったら、うちに来てもらおうかとも、思っていたのだけど)。他の子も、無事、里親さんが見つかってくれますように。

◆冷蔵庫を下見に行ったのだが、今のところに入るサイズで適当な容量のものがない。やはり最低でも60センチ幅なのだ(今のは55センチ幅)。となると、食器棚を動かすしかないということで……ため息。
* 朝−ピーマンとしいたけと豚肉炒め、まいたけの味噌汁、オクラとトーフ
* 昼−そば、ほうれん草胡麻和え
* 夜−マグロの刺身、切り昆布の煮物、ベビリーフとトマトとじゃこのサラダ、きゅうりの糠漬け、おぼろ昆布の吸い物、冷奴

2001年06月17日(日)



 甘え上手−1

猫にもいろいろあって、甘えるのが上手な子とそうでない子がいる。
もちろん、飼い主との相性なんてものもあるのだと思う。

うちの子たちで、甘ったれなのは、やっぱりなんと言ってもポッポとジュリナだろう。この子たちは、もともとの飼い主さんが、きっとすごくすごく可愛がって育てたのだろうと、思う。とにかく、猫よりも人間に懐くのだ。

とくに、ジュリナの甘え方は、なんと言うのか、「にゃぁぁあああぅぅん」という感じで。そうやって、か細い声で泣きながら、やってこられると、ちょっと「かないません」という気持ちになる。
リュウは、そんなジュリナの泣き方を評して「この世の終わりが来た」と言う。
「そうか、そうか。この世の終わりが来たか? だから、ポンポンして、なんだねえ。うん、そうか、よしよし」
終わっちゃいねえよ!!という私の突っ込みは、空中に胡散霧散するのでした。

◆瀕死の冷蔵庫は、それでも多少は生きているみたいだ。いつまで、もってくれるのだろうか。う〜ん。
* 朝−お握り二種(定番)、出汁巻き(昆布と絹さや)、トマト、クリームスープ(じゃかいも、にんじん、たまねぎ、牛乳)
* 昼−チャーハン(大根の葉、ネギ、ひじき、べーこん、小エビ)、ワカメスープ
* 夜−スモークサーモンのポテトサラダ巻き、大根と大葉のサラダ、ピーマンとエンリギの炒め物、鶏せせり肉とバジル炒め、味噌汁(まいたけ、にら)、きゅうりの糠漬け、キャベツの酢漬け
今日のごはん 玄米+ひじき

2001年06月16日(土)



 トイレの癖

あみっちの、どこでもおしっこは、まだ続いている。うっかり見逃していたのだが、居間のソファが被害にあっていた。でも、三重にカバーをかけていたから、ソファそのものは無事。
このソファは、以前にニャンからもトイレ替わりにされかけた。ショーも一時期、やばかった。どうやら、猫のおしっこ心をくすぐるソファらしい。哀れ。

トイレといえば、それぞれトイレのときに癖がある。トイレの前後に、とにかく砂をやたらを掻くのがショー。ザッザカうるさい。
おまけに、カバーつきのトイレのカバー部分に手を擦り付けるようにする。これは、ジュリナもする。あみっちもする。ニャンとポッポはしない。
トイレの前後にハイになる猫がいるという話を聞いたことがあるが、うちの子たちの場合は、どうなんだろうか。あまり気づかない。強いて言えば、あみっちかな。ハイというよりは、落ち着きなくウロウロという感じだが。

砂かけも、丁寧に埋め尽くすまでしないと気の済まない子もいれば、適当に、砂かけの動作をしただけで、ヨシという子もいる。丁寧にするのは、あみっちとニャン。ショーは盛大に砂を掻く割には、きちんと砂がかかっていないことが多い。
ジュリナも砂をかけることよりも、カバーに手を擦り付けるほうが忙しい。
ポッポは、トイレがすむと一応匂いを嗅いで、一応砂かけはするけれど、一応しました、という程度。私と目が合うと、「あぉ〜ん」と鳴く。片付けといてね、と言われているようで、つい「はいはい」と返事をしてしまうのだった。

◆冷凍室が壊れたようだと思っていたら、冷蔵室のほうも怪しい。メーカーさんは、古い型番だから部品がないかも、と言うし。もう少し冷凍庫が大きいものが欲しいなと思っていたから、買い替えでしょうか。ちょうどいい機会だから、フロンを使っていないのにしようと思ったら、国産のモノでは、出ていないらしい。ほんとか?
* 朝−ドリア(昨日のクリームシチューの残りを使用)、レタスとトマトとベビーリーフ入りチキンスープ
* 夜−野菜スープ(牛筋、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、キャベツ)、ゴーヤチャンプル(にがうり、豚肉、豆腐、味噌味)、トマトとアスパラ炒め(パルミジャーノチーズがけ)、キュウリの糠漬け、切り昆布と絹さやの炒め煮、おろし納豆
今日のごはん 玄米+ひじき


2001年06月15日(金)



 日記の日

子どものころ日記をつけていたのだが、きっかけは「アンネの日記」だったということを思い出してしまった。ちょっとばかり、恥ずかしいぞ。
そのアンネの日記は、1942年の6月14日からスタートしているのだそうだ。

朝から雨で、一日かなり激しく降っていた。猫たちもおとなしい。大好きなベランダにもあまり出ずに、お気に入りの場所で寝ている。
こういう天候のときに体調が悪くなるひとが意外と多いように思う。私も、頭の芯が重くなる。猫のように、ゴロゴロと眠っていたい。

◆冷凍庫が、壊れたようだ。まったく冷えなくなってしまった。いろいろなものを冷凍庫に放り込んで保存している我が家で、これは大変な事態だ。とりあえず、順次解凍されたものを調理しないといけない。ところで、これってなおるのだろうか。
* 朝−お握り二種(定番)、ベビーリーフとスモークサーモンのサラダ、焼きトマト、アスパラ豚肉まき、味噌汁(たまねぎ、にんじん、絹さや)
* 夜−クリームシチュー(鶏手羽、タマネギ、ニンジン、ピーマン、マッシュルーム、アスパラ、絹さや)、トマトとベビーリーフのサラダ、ニラとしいたけと鶏レバー炒め、きゅうりの糠漬け
今日のごはん 玄米+黒米




2001年06月14日(木)



 怒り心頭

先日の大阪で起きた事件の続報が、新聞に載らない日はない。
そのたびに胸の詰まる思いがするが、きっと、当事者である子どもたちやご家族、学校の先生たちはもっとつらい思いをされているだろうと思うので、門外漢がわかったふうなことを言い募るのはいやだなあと思っていた。
が、しかし。
今朝の新聞を読んだら、容疑者(一応容疑者なのだな)の精神障害というのも騙りで、事件を起こした動機が、元の家族(別れた奥さんとその家族)を困らせたかったから、とあって、怒り心頭とはこのことか、というほど、腹が立ってしまった。
刑事責任を追及されないからと精神障害を騙るなんて。障害をもっているひと、その家族、その治療にあたっているひとたち、そういう懸命に生きているひとを、これほどバカにした話はないと思う。
おまけに、死んで元の家族を困らせたい? それも、ただ、死んだんじゃ、(厄介払いができて)喜ぶだけだから、事件を起こして苦しめたい?
新聞記事が常に正しいわけではないから、そのまま信用していいものかと自問する前に、新聞を持つ手が震えるほど腹が立ってしまった。

いい年した大人の、この幼児性はいったい何なのだろうか?

キレル少年の犯罪が話題になるが、子どもの世界に起きることは、大人の世界に起きていることを映しているのだというのは、実に正しい。
そう思ってから、今度はわが身を省みて、落ち込んでしまった。
私は、子どもに胸を張ることのできる大人でいるだろうか。
怒りはいつも、我が身に還ってくる。だから、あんまり怒りたくないのだけど。

気を取り直して、猫たち。
昨日、今日と、ショーとあみっちが、よく喧嘩をする。おいかけっこは以前からしょっちゅうで、これは遊びなのだけど、このところ、あみっちがいつもの調子で追いかけてくるショーをかなり激しく威嚇する。こんなことは今までなかった。
でも、仲が悪くなったというわけではなく、互いに毛づくろいをしていたりもする。これも、あみっちの発情と関係があるのかもしれない。
オスは生まれたときからオスだけど、メスは発情が来るまでは中性、発情が来てからメスになる、と言ったのは、だれだったっけ?

◆いつも食べている玄米はミルキークインという品種なのだが、今度、こしひかりの玄米を試してみた。リュウ曰く「こう、サラっというか。そういう味」。なるほど。
* 朝−お握り二種(定番)、にらとワカメの味噌汁、ひよこ豆とマッシュルーム入りオムレツ、トマト、じゃことベビーリーフのサラダ
* 夜−鶏胸肉の唐揚げ、レタスとトマトとハムのサラダ、シフードのゼリー寄せwithベビーリーフ、きゅうりと大根の糠漬け、牛筋と大根とにんじんのスープ
今日のごはん 玄米+黒米






2001年06月13日(水)



 おねだり、いろいろ

夕方、ふと視線を感じると、廊下にニャンが座ってじっとこちらを見ている。あ、そうか、ごはんの時間だな、と思うわけだが、すぐには手が離せないこともある。
しばらくは、そのまま待っている。気になって、ニャンのほうを見ると、目を細めて、小さく口を開ける、けれど、鳴かない。
たいていは、この仕草のあまりの可愛さ(猫バカ)に陥落するのだが、ときどき、わざと無視してみることがある。そうすると、か細い声で「アンッ、アンッ」と鳴く。
我が家では、ドライフードをカリカリ、猫缶をカンカンと呼ぶのだが、このときのニャンの鳴き声が「カンカン」に聞こえてならない。

ショーは、ひたすら、じーっと待つ。最初は座っている。そのうち、うずくまる。そして、じーっと待つ。たまに、眠っている。
キッチンで食事の支度や、片づけをしているときも、ショーはじーっと待っている。他の子は、たいていしばらくは待つけれど、諦めて遊び始めるか、鳴いて催促するのだが、ショーは、ただ、じーっと待っている。
目が会うと、「グルグルグル」と喉を鳴らして、そわそわした様子を見せる。「何かな?」と言うように、顔を見ていると、「ピャッ」と鳴く。ショーは余り鳴かないのだが、たまに鳴く声は、どう聞いても「ニャー」ではなく「ピャー」に聞こえる。
お皿に猫缶をよそってあげると、待ちきれずに前あしが出る。そっと自分のほうに引き寄せるのだ。この仕草が、また可愛い(猫バカ)。

ポッポは、どっかり座ってこちらを見てニャーと鳴く。これが、まるで掌サイズの子猫のような可憐な声なのだ。体はでかいのに、鳴き声は赤ちゃん。
そしてシッポをパタパタさせる。太短い尻尾なので、床にぶつかってパタンパタンと音がする。ついでに、なぜか鼻息までフガフガと聞こえる。なんとも賑やかだ。
猫缶をカパンと開けると、そわそわして首を伸ばすようにして、こちらを見て、またニャーと鳴く。なんとも猫らしくて、可愛い(猫バカ)。

一番うるさいのは、ジュリナだ。「にゃぁぁぁあああ」「にゃぁぁぁあああ」と尾を引くように、これまたか細い赤ちゃん声で鳴きながら、足元をうろうろうろうろうろうろする。危ないったらない。
あまりうろうろするから、そのうち、トレーからどんどん離れていってしまう。
「おーい、ジュリー、カンカンだよお」と呼ぶと、「にゃぁぁぁああああ」と鳴きながらトレーの前を行き過ぎて、キッチンに行く。「そっちじゃないよ、こっち、こっち」と呼び戻さなくてはならない。まったく世話が焼けて、可愛い(猫バカ)。

おねだりしないのが、あみっちだ。何しろ家庭内野良だから、何時の間にか、こっそり食べている。ほかの子に猫缶を全部食べられて、カリカリだけになっていることも少なくない。お皿に猫缶を足そうとすると、さっとサイドボードの下に隠れてしまう。
私がその場を離れるまで、出てこない。キッチンのドアの影に隠れて様子を見ていると、そっと顔を覗かせて「誰もいないな」と確認すると、ささっと出てきて食べる。いかにも野良なその様子が、これまた可愛い(猫バカ)。

◆徹夜をすると、やたらとお腹が空くのは何故だろうか? 仕事が忙しければ忙しいほど太るのは、そのせいだと思っているのだけど。
* 朝−おにぎり二種(定番)、味噌汁(大根、絹さや、切り昆布)、
ニラとまいたけとひじきの卵とじ、トマト
* 夜−豚肉とレタスのクレソンペースト和え(炒めてクレソンペーストで和えるだけ)、
   グリーンアスパラとエビのミニグラタン、メカブと納豆 
ニラとトマトのチキンスープ、
    スモークサーモンとベビーリーフのサラダ
今日のごはん 玄米+黒米


2001年06月12日(火)



 猫の目線

よく、子どもと話をするときには子どもの目線の高さで、などと言う。確かに幼児を相手にするとき、自然としゃがんで話をしていたりする。
これが猫になると、しゃがんでも猫の目線よりは高くなる。
リュウは、よく猫と一緒に寝そべっている。ただ、寝そべっているのかと思っていたら、どうやら猫の目線の高さ、というものをやっていたらしい。
和室の窓辺で香箱を組んでいるポッポの隣にいたリュウが、「こうやって風の音を聞いているんだ」と言っていたので、それがわかった。
猫と人間とでは耳の構造も機能も違うから、同じものを聞くことはできないのだけど。この際、そういうヤボはいわぬが花だな。

◆朝、食べたものを思い出せなくなると、寝不足の生活も末期症状だ。今日は、野菜が届いた日で、残り物と作りおきの惣菜が活躍した日だった。
* 朝−お握り二種、鮭のミニグラタン(昨日の残りのクリームスープ使用)、
   昆布と大根と絹さやの炒め煮、いんげんとにんじんの煮浸し、トマト
* 夜−ロールチキンと肉詰め(一昨日と昨日の残り物)、サラダ(豚肉少々とベビーリーフとトマト)、
   酢漬け大根、糠漬けのキュウリ、味噌汁(にら、まいたけ)


2001年06月11日(月)



 野性に還る

窓を開け放していると、虫が部屋のなかに飛び込んでくることがある。網戸にしているのだけど、猫たちがベランダに出ることができる程度は、網戸も開けておくので、仕方ない。
そして、決まって大騒動になる。虫に反応するのは、たいていニャンとショーなのだが、眼光鋭く獲物を追い、身を潜めたかと思うと、ジャンプして、それはもう、狩猟本能全開で生き生きとしている。
ときどき、綿埃が風に舞っているのを追いかけていたりするあたりが、なんとも、お間抜けではあるけれど。狩りをする動物なのだなと実感できるのは、楽しい。見ているこちらが楽しいのだから、本人はもっと楽しいのだろう。

いつだったから、掃除をしていたら、ソファになんだか黒く小さな物体が落ちていて、なんだこれは、と近づいてみると、頭のないハチだったことがある。
相当気をつけて周囲を見たのだが、頭は落ちていなかった。胴体と羽根だけのハチはちょっと不気味だった。
でも、まあ今のところ確認したことがあるのは虫だけなので、安心している。

掃除と洗濯、ご飯の支度と片付けで、気づくと夜になっている。一日は短い。
サッカーは惜しくもフランスに負けた。
大阪の事件に関連して、精神障害者による犯罪をどう扱うかについて、法律面や医療面での対策が検討されるようだ。今回の容疑者については、精神鑑定をするらしいが。精神障害者と言っていいのだろうか、あるいは、通常の精神障害者と同じに扱っていいのだろうか、という疑問は、どうしても拭えない。

◆切羽詰ってくると、作りおきの惣菜が活躍する。自然と冷蔵庫が整理されることとなり、一石二鳥などと思っているのだが。
* 朝−昆布と筍入り卵焼き、いんげんとニンジンの煮浸し、酢漬けキャベツ、
   トマト、クリームスープ(マッシュルーム、タマネギ)
* 昼−ラーメン、大根サラダ、
* 夜−ピーマンとしいたけの肉詰め(鶏むね肉とニラ)、
サーモンとタマネギとキャベツ炒め
  サラダ(ベビーリーフ、レタス、トマト、じゃこ)、
味噌汁(いんげん、まいたけ)
今日のごはん 玄米+黒米

2001年06月10日(日)



 連鎖反応?

昨日の事件は、実名を伏せていた報道機関も実名報道に切り替えられていた。どうやら責任能力はあるという方向で起訴されるらしい。
今日は、福岡でも遊んでいた小学生が切りつけられて重症というニュースがあった。連鎖反応なのだろうか。
何かが壊れているように思えてならない。でも、自分に何ができるのか、わからない。

このところ、猫の里親募集が多い。子どもの生まれる季節だからなあ。
それにしても、ダンボール箱に入れて封をして捨てる、スーパーのビニール袋に入れて口を縛って捨てる……あのね、生ゴミじゃないんだから、と言いたくなるような捨て方をされている子が多いような気がする。
これも、何かが壊れているからなのだろうか。

今日も洗濯日和で、ソファのカバー二枚、洗濯したばかりのバスタオル一枚の洗濯を追加。もしかしたら、発情とも関係あるのかなあ。来週一杯で仕事が一段落する(はず)だから、そうしたら、真っ先にあみっちの避妊手術のことを考えよう。でも、発情しているときは手術しないほうがいいそうなので、落ち着くのを待って、ということになるのだろうか。

あみっちは、最近、ポッポがお気に入りらしくて、ポッポがテーブルの下にいるとテーブルの下、ピアノの上にいるとピアノの上、ベランダで転がっているとベランダと、ポッポのあとをくっついて移動している。ポッポは、気が向くと毛づくろいをしてやったりしているみたいだけど、知らん顔していることもある。
そのポッポが、時々「あお〜ん」と鳴くのだけど、最近、そういうときのポッポの視線の先には、ショーがいることが多いような気がする。
もしかして、三角関係?

ジュリは、あまり他の猫に関心がないみたいだ。一日に二回ほど、ポンポンをせがむ以外は、お気に入りの場所で丹念に毛づくろいをして、寝ている。
ニャンは、このところ新入りくんも来ないので、自分のペースに戻り、夜はたいていリュウのベッドで寝ている。今日は、集金にきた牛乳屋さんに「きれいな猫ですねえ」と言われて、ちょっと得意げな顔をしていた。

◆学校が休みだと三食つくるわけだが、なんだか、一日中、ご飯のことを考えているような気がする。今日など、昼ご飯が終わった途端、「夜、何にしようか」と言って笑われてしまった。でも、「お肉系がいい」と即答できるあたりが、若さか?
満腹なのに、よく食べたいものを思いつけるものだ。いや、質問したのは、私なんだけど。

* 朝−小松菜と豚肉炒め、切り昆布と筍煮、かき玉汁(卵、ネギ、ベビーリーフ)
   トマト、キュウリとブリのサラダ、漬け物(キュウリ、ナス)
* 昼−ソーメン、ソラマメのエビとタマネギの炒めもの、メカブ、鶏ササミのタタキ、
* 夜−ロールチキン(いんげん、にんじん入り)、大根とレタスの梅酢和え、
   ホタテと細切り野菜炒め(絹さや、ネギ、にんじん)、ワカメとキノコスープ(まいたけ、白きくらげ)
今日のごはん 胚芽米+黒米+七穀




2001年06月09日(土)



 責任能力

昨日は、雷雨のなか行われたサッカーの試合に、「おぉ」などと感激していたのだけど、今日は、やりきれなくなるニュースを聞いた。
大阪で、薬物による幻覚状態にあったと思われる男が小学校に乱入し、児童と教師を出刃包丁で切りつけ、23人が怪我をして、そのうち8人が亡くなったという。

この手の事件が起きるたびに、刑事責任能力を問えるかどうかが問題になるのだけど。風車に向かっていったドン・キホーテのように、自分よりも大きく強いものに向かっていく輩はいない。確実に自分よりも小さく力の弱いものに向けて、その力は行使される。それが本能なのかもしれないが、少なくとも、それだけの判断能力があるのなら、それに見合った責任は負えるのではないか、と思ってしまう。
6歳や7歳の子どもたちが、どんなにか怖かっただろう、と思うと、ニュースを見ながら涙が止まらなかった。

小さく力弱いものが、安心して暮らしていけない世の中は、ロクなものじゃないと思う。子どもしかり。犬猫しかり。
そして、私もまた、この社会を構成する責任ある大人の一員なのだよなと、思う。

あみっちは、今日も元気にあちこちに、おしっこをひっかけまくってくれた。おかげで洗濯機は一日中フル回転。梅雨のわずかの晴れ間だから洗濯物もあるし、乾燥機もフル回転だった。

◆今朝はリュウと二人して、ちょっとばかり寝過ごしてしまった。仕事が一段落するまで、あと数日。ガンバレ、リュウ(え? 私は?)。
* 朝−お握り二種、じゃこの絹さやの炒めもの、キュウリとブリのサラダ、
   トマト、味噌汁(大根、小松菜、しょうが、ネギ)
* 夜−カツオとベビーリーフのサラダ、インゲン胡麻和え、大根酢漬け、
   納豆とめかぶ、ニンジンとピーマンとまいたけ炒め、糠漬け(ナス、キュウリ)、
   あんかけ冷奴(みょうが、しょうが、ネギ、大葉入り)
* 今日のごはん 胚芽精米+七穀+黒米




2001年06月08日(金)



 植木屋さん

関東地方も入梅だそうだが、今日は日中は晴れて、夕方は雷雨だった。
晴れた日中、植木屋さんが庭木の剪定をしているのを、ニャンとショーがじーっと見ていた。玄関側をやっているときは、ベランダから。裏のほうをやっているときは、和室や私の部屋の窓から。窓際に座って見ているうちに、眠ってしまったのはご愛嬌。

伐採したところから、青々とした木や葉の匂いがして、気持ちがよかった。もしかしたら、ニャンやショーも、見ているというよりも、その匂いを嗅いでいたのかもしれないなと思った。

◆仕事が切羽詰ってきて、睡眠時間がメチャクチャになってきた。こういう時に、手抜きで作るメニューが意外と受けたりするのは、なぜだろうか?
* 朝−炊き込み御飯の焼きおにぎりと、大葉と梅酢のおにぎり、鮭の塩焼き、
   小松菜とじゃこ入り卵焼き、ワカメスープ、韮炒め、トマト
* 夜−豚肉生姜焼き、タマネギとにんじん炒め、小松菜の煮びたし、
   鶏ササミタタキのサラダ(ベビーリーフ)、筍と切り昆布の煮物、
   味噌汁(大根、絹さや)、漬け物(きゅうり)
* 今日のごはん 玄米+黒米

2001年06月07日(木)



 子守り猫は秘密工作員?

毎朝、私が新聞を読んでいると、どっかりとその上にのってポンポンをせがむニャンタローは、リュウが学校に行くときには必ず玄関までお見送りもする賢い猫だ。

この子が、インターネットの里親募集で出会い、最初に我が家にやってきた猫だ。
「里親募集しているよ」と教えてくれた友人によると「キジトラはおしゃべりで人懐こくて頭もいいし、最初に飼う猫としてはいいんじゃないか」ということだったが、ほんとにそのとおりの猫だった。
トイレは一発で覚えたし、我が家に来た初日からリュウや私の布団に潜り込んで来て、甘えてくれた。朝になってお腹が空くと、私のおでこを肉球でペタペタとやって起こしたりもした。
実は動物を飼うことには、とても抵抗があったのだ。世話も大変だし、室内で飼うとなったら掃除も大変だし。当時、仕事が忙しくて外出がちだったため、リュウに「ひとりで寂しいから猫飼いたい」と言われて「ええ〜」などと誤魔化していた。
とうとう誤魔化しきれなくなって、半ばしぶしぶ飼うことにしたのだったが、飼ってみたら私のほうがメロメロになってしまった。
そして、次々と猫が増えていったのだが、新入りが来るたびに、ニャンが世話をしてくれた。まるで子守り猫だ。

猫サイトや猫雑誌などを読んでいると、ニャンのような子守り猫の話がほかにもいることに気づく。たいてい、多頭飼いのおうちに最初に来た猫だったりする。
最初に来たから仕方なく子守り猫になるのかもしれない。
でも、「もしかしたら、猫バカ因子を持っている飼い主のところに、ひそかに送り込まれてくる秘密工作員かもしれない」と時々思ったりする。
ニャンの後に来た子たちは、撫ぜられるのが嫌いだったり、何度教えてもふすまや椅子で爪とぎしたり、と、ひと癖もふた癖もあるのだが、こっちはすっかり猫バカになっているから、「これも、この子の個性ね」と笑って見ていられる。でも、もしこういう子が最初の子だったら、こうも次々と猫が増えたりはしなかったのでは、と、ふと思ったりするのだ。

なんだ、猫って飼うのもそんなに大変じゃないし、可愛いし、これだったら、あとちょっと増えても楽勝よね、と飼い主を洗脳する猫。それが、子守り猫なのかも……。

◆今日は、リュウが珍しく「こってり系のごはんがいい」と言った。このところ、ちょっと蒸し暑い日が続いて、あっさりしたメニューが続いたからかな。
* 朝−炊き込みごはん(昨日の残り)、昆布と野菜入り卵焼き、トマト
   いんげん胡麻和え、じゃがいもバター焼き、ワカメスープ
* 夜−八宝菜(ニンジン、ピーマン、タマネギ、しいたけ、キャベツ、絹さや、豚肉、乾しエビ、きくらげ)
   鶏レバーと韮炒め、サーモンフライwithタルタルソース、トマト、青菜のスープ

2001年06月06日(水)



 猫の発情期

我が家の猫たちは、あみっち以外はみんな去勢、避妊手術をしている。あみっちは、来たばかりのときには、まだ子どもだったから、もう少し大きくなってからと思っていたら、発情が来てしまったようだ。
実は、3月ごろショーがあみっちにマウントするようになったので、あわてて去勢手術をしたのだが、それから少ししてあみっちが発情した。タッチの差だった。

あみっちも早く獣医さんに連れて行かなくちゃ、と思っているのだが、何しろ家庭内野良だから、キャリーに入れるのがひと苦労。普段は、居間に置いてあるキャリーで昼寝したりするくせに、いざ、獣医さんに連れて行こうとすると、するんと逃げてしまう。洗濯ネットも、私がもたついている間に抜け出されてしまって、以来、洗濯ネットを見ただけで逃げる。

そんなわけで、あみっちの発情は続いていて、男の子たちにすりすりと寄っていくのだが、みんな「?」。ショーも、あれだけ、あみっちにマウントしていたのに、つれないものだ。
仕方なく、あう〜ん、と鳴きながら私の膝に乗ってくるので、背中をポンポンしてあげる。それで、ちょっと気がすむみたいだ(膝に乗ってくるぐらいだから、なんとかキャリーに入れられないかと、何度も試してみたが、やはりダメだった)。

そんなあみっちをよそに、どういうわけかポッポがショーにマウントする。普段、だれとも喧嘩をしないポッポなのに、ときどきショーをしつこく追い掛け回す。ポッポは8キロもある大猫で、ショーは半分の4キロ。でも、ショーは活発な子だから、おとなしくマウントなどされるはずもなく、カーッと威嚇して反撃する。ダッシュで走っていくショーのあとを、ドスドスと追いかけるポッポは、なんだかおかしくて可愛い。

◆仕事がだいぶ、詰まってきている。ごはんの支度をするのが気分転換になる。でも、その割には、いつもとそう替わり映えのしないメニューだ。これが、もっと煮詰まってくると、もうちょっと手のこんだものになり、いよいよ切羽詰ると、一気に手抜きになる。
* 朝−お握り二種(定番)、ブリとインゲンとマッシュルームのチーズ焼き、
   ピーマン炒め、昆布と野菜の煮物
* 夜−手羽先とじゃがいもとにんじんの煮物、チキンスープ(ネギ、きくらげ)
   豚肉の冷やしゃぶサラダ(ベビーリーフ、トマト、アスパラ)
   炊き込み御飯(切干大根、乾しエビ、乾し椎茸、絹さや、五穀)

2001年06月05日(火)



 夏のような空

今日は暑かった。猫たちは、思い思いの場所で、長くなって眠っていた。
ジュリナが、ダイニングチェアの上で、ひっくりかえるようにして眠っている姿を見て、うちに来たばかりの頃、洗面所のランドリーボックスから出てこなかったことを思い出した。それを思うと、こんなふうに、だれんと眠っている姿を見せてくれるのは、なんとも嬉しい。
午後になると、みんな風通しのいい廊下にひっくりかえってくれるもので、大変だった。うっかり、踏みつけてしまいそうになるから。
冷たいフローリングの床にコロンコロンと転がっている様子は、気持ちよさそうで、私も廊下に布団を敷いて昼寝でもしたい気分だった。

◆今日は、野菜が届く日だった。冷蔵庫いっぱいになるのに、一週間たつとガランとしてしまう。相当な消費量だなあ。
* 朝−キャベツとにんじん入りオムレツ、ポテトと絹さやとベーコン炒め
   しじみの味噌汁、トマト、アスパラ、酢漬けの大根
* 夜−マグロの刺身、サラダ(ベビーリーフとじゃこ)、
漬け物(きゅうり、大根)、レタスとトマト入りの冷たいコンソメ
   白滝と豚肉の炒め煮(切り昆布、にんじん、ネギ入り)
* 今日のごはん 玄米+黒米

2001年06月04日(月)



 ペットショップの猫

ペットショップで繁殖用に飼われていた猫が、ショップ閉鎖に伴って行き場所を失ったというSOS(http://aqua.pure.cc/~patapata/adoption.html)を見て、朝からちょっと涙してしまった。目が開くか開かないかのうちに捨てられる子猫も悲しい。でも、こういう話も悲しい。

なかに、10歳という猫がいた。リュウと同じ年だ。
リュウが産まれて、赤ちゃんから言葉をしゃべるようになり、幼児から少年になり、いまや親の私を追い越さんばかりにでかく育ってくれたこの年月。ずっと繁殖のために飼われてきたんだな。
それでも、野良で生まれて、ロクな食べ物もなく、事故や怪我や病気でうんと若くして死んでいく猫よりは、幸福なのだろうか。
それとも、人間の都合で純潔だのなんだのともてはやされたり、優劣をつけられたりするよりは、自由に生きている野良のほうが幸福なのだろうか。
私には、わからない。猫は、自分のことを幸福だとも不幸だとも思わずに、ただ懸命に与えられた環境のなかで生きているだけだから。

ただ、これだけは言えると思う。
まだ充分生きていく力のある猫が、人間の意志によってその生を断たれることは、たとえ、どんな環境、境遇にいたのだとしても、不幸なことなのではないか。
みんな大人猫だけど。新しい家が見つかってほしい。寿命が尽きるまで、ちゃんと生きていってほしい。
夏を思わせる風が、あんまり気持ちがよくて、余計に悲しくなっちゃった朝でした。

◆今日は、買い物を兼ねてお昼は外食。蕎麦を食べた。牛のヒレ肉が安くなっていたので、夜用に購入。
* 朝−オムレツ(ニンジン、いんげん入り)、ビシソワーズ(昨日の残り)、
   きゅうりと鯵(ツナ缶の替わり)のサラダ、トマト
* 夜−ステーキ、サラダ(ベビーリーフ、トマト)、絹さやのソテー
   ホタテとグリーンアスパラの炒め物、めかぶ
   しじみの味噌汁、漬け物(きゅうり、大根、キャベツ)




2001年06月03日(日)



 ひとりだけ

今日は、気持ちのいい青空だった。夕べ、寝ようとしたら、また布団におしっこされていたのだけど、それもサッパリと乾いてくれた。
お天気がいいと、猫たちも気持ちよさそうにベランダで伸びている。野良猫たちも、今日は極楽だろうなあ。

こんな爽やかな日に、私はお腹が痛くて寝ていた。こういうとき、たいてい気づくとショーが私の足の上あたりに丸まって、一緒に寝ている。ショーはよく、ほかの猫が寝ているときにひとりだけ起きて、リュウや私と一緒に何をするのでもなく居間にいたりする。昼間や夜中、キッチンに立つと、みんなぐっすり眠っているはずなのに、なぜか、気づくとショーだけが足元にちょこんと座っていたりする。ものすごく眠そうな顔をしているから、無理に起きてこなくてもいいのに、と思ったりするのだけど。

◆朝ご飯の支度と洗濯だけして寝てしまい、気づいたら昼を過ぎていた。リュウはお弁当を買ってきて、お昼をすませていた。
* 朝−納豆(卵、あさつき)、切り昆布と野菜の炒め煮、
   鳥皮とアスパラ炒め、いんげん胡麻和え、味噌汁(大根、絹さや)
* 夜−ホイル焼き(鮭、タマネギ、エリンギ、にんじん、ピーマン)
   キャベツと刻み昆布と豚肉のサラダ、漬け物(きゅうり、大根)
   ビシソワーズ
* 今日のごはん 玄米+黒米


2001年06月02日(土)



 背中をポンポン

猫を飼うまで、猫が背中(といっても腰に近いあたり)をポンポンされて喜ぶとは知らなかった。
反応はそれぞれで、ニャンは目を細めて後ろ足を踏み踏みする。尻尾は大きくゆらりゆらりとご機嫌な証拠。
ポッポは前足を踏み踏み。短い尻尾をパタパタと動かす。それから、ごろんと転がって伸びをしたり、丸まったりする。
ジュリナは、みやあ、みやあ、と、か細い声で鳴きながら、頭を床やら椅子やテーブルの脚にこすりつけ、どんどん前進していく。こっちも、膝立ちで前進しないといけないから、ちょっと面倒。
この子たちは、自分からポンポンしろとやってくる。
ポンポンを喜ばないのはショーで、なんどやってもするんと手の下から逃げていく。
あみっちは、私がパソコンの前に座っているときだけ、ねだりにくる。今も膝の上に飛び乗ろうとして失敗し、ずり落ちていた。思わず目が合ってしまい、「しまった!」という顔をされたので笑いたくても笑えない。あわてて毛づくろいをして、向こうに行ってしまった。あとで、またおいでね。

◆最近、昆布をよく食べる。疲労回復に効果のあるビタミンB1を、効率よく体に供給する際に必要なのがマグネシウムで、それを多く含んでいるということを知ったから。ビタミンB1の吸収を助けるのがアリシン(ネギやにら、にんにくに含まれている成分)というのは知っていたけれど、マグネシウムの役割は知らなかった。海草類には比較的多く含まれているみたいだ。効果のほどは、どうだろうか。まだ、わからないけれど。

* 朝−おにぎり二種(いつもの定番)、卵焼き(小松菜と昆布と姫エビ入り)
   サラダ(グリーンアスパラ、トマト)、いんげんソテー
   味噌汁(エリンギ、ネギ、絹さや)
* 夜−肉野菜炒め(豚肉、にんじん、ピーマン、ショウガ、ネギ)
   シーフードサラダ(鯵、たこ、ベビーリーフ、トマト)
   小松菜とじゃこの胡麻和え、煎り豆腐(切り昆布、姫エビ入り)
   味噌汁(まいたけ、絹さや、あさつき)、糠漬け(きゅうり、大根)
* 今日のごはん 胚芽米+七穀+黒米

2001年06月01日(金)
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