Espressoを飲みながら

2002年04月29日(月) METRO7画像初登場

 空遊の自転車、Bike Friday Metro7。
今日は画像初公開。

これを格好良い自転車と言う人もいるが、
これを売ってもらった当の自転車屋さんは、
「BD-1と違って、ぱっと見た目高価な自転車には見えないですから
 ある意味盗難の危険がより少ないと言えるかもしれません。」
と言っていた(笑)。

どういうセールスポイントなんだいったい(爆)。
一応彼は本気で売っていたのだが。

より詳しく知りたい人はここをクリック。メーカーのページ。

これは大阪の代理店イトーサイクル。時々部品等を買いに行く。

 この自転車は折り畳み自転車と呼ばれる部類に入る。
折り畳んで袋やケースに入れて比較的容易に車、電車、飛行機等で
運搬できる自転車のこと。タイヤが普通の自転車より小さなものが多い。
上のメトロ7は20インチ。普通だとBMXか子供用自転車のサイズ。
走りにくいのではないかという声もありそうだが、その心配は無い。
7段変速は大抵の走りには充分だし、路面との摩擦抵抗の小さい
115psiの高圧タイヤを履いている。加速や坂道、街中等では普通の自転車
より乗りやすい場合も多い。乗り心地については、サスペンションシート
ポストをオプションで付けると、結構快適だ。

 通勤に使っていたので4月に入って仕事なくなってから
乗る機会が減っちゃった。身体が運動不足気味なので、もうちょっと
乗る時間を増やそうかな?
 

 
 




2002年04月28日(日) 海を眺めて

 不規則な生活習慣が一周して、なんと朝6時に起床、ネット接続、
日記の更新。おいおい。

早く書き終わらないとテレホタイムが終わってしまう。
いわゆるひとつの走れメロス状態。

「ああ、わたしは一度だけ君を疑ったのだ。」

 閑話休題。

 窓から外をのぞくと芦屋・西宮浜の海が輝いて見える。
だんだんと陽光が強くなってきている。
太陽がまずそれ自体で輝き、海と木々の葉に反射して輝く。
山手であっても海沿いの街のように明るいと言われる所以か。

iMacのCRTモニターが反射光で眩しくなるので再びカーテンを閉める。

 部屋に幽かに差し込む陽光の中、わずかに埃が舞っている。
GWの日曜日の朝。何の予定もなし。どこかに行くとか、なにかを買うとか
そんな予定もなく。仕事がないのでGWが特別な日々であるという認識すら無し。

 春の海 ひねもすのたりのたりかな

そんな俳句を思い出す。記憶の海の底から顔を出す。
誰の俳句だったかなんて覚えていない。

 


 



2002年04月26日(金) やっかいなおばはん

 やっかいな人はどこにでもいるものだ。
特に職場というものには。今の空遊には職場がないが、
以前の職場の歓送迎会がまだ一つだけ残っている。

 そこに約一名やっかいものがいる。
年を食っているだけで他人の人生のことをごちゃごちゃいう
おばはんだ。

えっと、関西地方以外の人にわかり辛いと困るので、先に
単語を説明しておきます。大阪では、「おばさん」と「おばはん」は
別の意味となります。

おばさん:1.父母の姉妹。    
     2.おねえさんとおばあさんの間の年齢の女性。

おばはん:おばさんの中で、著しくはた迷惑な種類のもの。
     近付かない方が良い類いのおばさん。
     やかましい、場をわきまえない、レストランやカフェ等で
     隣に座られただけで一食損した気がする、等の特徴があります。
     一時期「オバタリアン」という新語で全国に知れ渡りました。

なお、「おばさん」に親しみが込められると「おばちゃん」になります。
実際どうであるかに関わらず、たこ焼きやお好み焼きを焼いているイメージ
があります。例えば、「おばちゃんから紅茶をもらった」という事例は、
もちろん現実には多々存在しますが、言葉の響き的にはいまいちしっくり
きません。「おばちゃんがたこ焼き買うてくれた。」というとしっくり
きます。


 話を元にもどします。
空遊自身はとりわけ意識してそうしている訳ではないのですが、どうも
世間で言うところの「フリーター」というものに分類されるようです。
お気楽な身分と思われがちです。

 で、勝手に将来を心配されて、勝手な事を言われたりします。

 「しっかりしなさい」とか。

職場にパソコンが導入されてから5年もたって、自分でYahoo Mailの設定も
出来ないようなおばはんに「しっかりしなさい」などと言われたくありません(爆)。

 「男の人だったらそろそろちゃんと就職しないと。結婚とか考えてるの?」

考えてないです。それ以前に50超えて独身のおばはんが言うことじゃ
ないでしょう(爆)。

 最後の飲み会ではなるべく近くの席に座らないようにしたいです。
とはいっても総勢8名程度になる予定なので無理がありますが。

 こうなったらケンノミを取ってしまうのも一つの手です。
ケンノミを取るというのは、要するに先手を取るということです。
詳しくは「宮崎学の兵法」を読むとわかります(笑)。

 こっちの仕事の話をされる前に、こっちが相手の老後の話をしてしまう。

「老後のお金はだいじょうぶですか?」
「国の年金なんてあてにできないという数字が現実。」
「やっぱり孤独死ってさびしいと思いますか。」
「保険も保険会社が潰れてしまえばただの紙切れ。」
「土地も家も価格がどんどん下がります。」
「政府自民党は老人等の弱者を切り捨てるような方向に走っているとしか
 思えませんね。」

 もう隣の机に座ることはないので、なんでも言えます(爆)。
下手すると他の人にもフックしてしまいそうですが。

 とりあえず、月会費を先に取られているからには行かない訳には
いきません。「完全回収」あるのみです。食べます。飲みます。

 




2002年04月25日(木) はじめてのハローワーク

 ハローワークというところに初めて行った。

子供の頃にはまだ公共職業安定所と呼ばれていて、
子供がそんなところに行くわけはないのだけれども
西成の職安だけJRの環状線から見えるところにあって、
なんだか暗い灰色の大きなビルだなー(そんなに実際大きくは無いが)
という印象があった。そこに入って行く人々の肩には
なんだか灰色の影が見えたような気がした。

 そういう訳で、なんとなく気乗りしない。
まあ、ハイな状態でハローワークに行く人も少ないだろう。

 しかしながら、幸いなことにそこに至る道のりだけは
綺麗なもので、阪急御影駅のちょっと上から西に向かって、
時代劇の中に入り込んだかのような御屋敷街を歩いて行く。
御屋敷街を抜けて阪急神戸線にそって西に歩き続けると、
やがて石屋川が見えてくる。南に方向転換して国道2号線に降り、
さらに少し西(六甲道・三ノ宮方面)に歩くと左手にハローワーク灘が
あらわれる。

 今回の目的はようやく届いた離職票を持って、失業保険の手続きをすること。
人が少ないことを何よりも願っていた、、、。

が!やはりそうは問屋がおろさなかった(涙)。一階で受付を済ませた後、
二階に行くと座る椅子もない。通路も待っている人で埋まっていた。
一種独特の重たさといらつきの支配する空気。職員さんは、想像していた
よりは一生懸命、それなりに能率を気にして働いてはいるのだが、なんせ
数が数だけに全然減らない。というか次から次に増えてくる人、人、人。
やはり中高年の方が中心だが、20代から推定70才半ばの方まで幅広い
年齢層。

 腰のまがったおばあさんが入ってきた。推定年令75才以上。
立って待っているのも難儀な様子で椅子の隣の床にしゃがみこむ。
年令から言ってもこのような場で待ち続けるのは辛い様子だ。
手に持っていた求職票には出来ることと過去の仕事の欄に、
ひらがなで「そうじ」と書かれていた。

 待ちくたびれたころにようやく呼ばれる。
昨日手に入れたばかりの離職票を持って、自分では3月いっぱいで辞めて
最短時間で手続きをしているのだが、それでも最初の振り込みは5月の半ば
になるという。退職理由が雇用期間の満了なので、自己都合による退職より
手続きが早いのだが、最短でもこれである。

 ううっ。。。今月の家賃、どうしよう(涙)。

 事務手続きがどうのこうのという話なのだろうが、いつもながら
役所のテンポというのはどこか狂っている。おそらく失業者として
ハローワークを利用することなど一生に一度も無いであろう
厚生労働省の官僚が管轄しているからこうなるのだろうか?

 手続きを終えて下に降りる。一回には仕事を紹介するファイルが
おいてあって、いろんな人がそれらを閲覧している。
ファイルを取ろうとすると、隣の50代のおっちゃんがぼやいたように
独り言を言っている。

 「くそっ!50超えたらどこも求人ないで!」

 なんだかハローワークの中というのは青木雄二の漫画の中みたいに
ハードな 資本主義社会の弱者の現実の世界である。おっちゃんの顔も
青木雄二の描く漫画に出てくるような顔をしていた。
これから帝国金融に金を借りにいったとしても、なんら不思議はない。

 たいした仕事もしていないのに、妙に疲労してしまった。
明日は健康保険の手続き。できれば減免申請したい。

 

 



2002年04月24日(水) スケベな男性は出会い系サイトにだまされないように

 先日、知人の女性から面白い話を聞いた。
彼女は、アルバイトを探していた。それで新聞等の求人広告を
読んでいたのだが、1年365日欠かさず読みたい某大手新聞の
求人欄で時給1000円のパソコンオペレーターの求人を発見。

企業名は株式会社○○興産というよくあるタイプのもので、
勤務地は大阪の阿波座という一流オフィス街であった。

 それで面接を受け、採用が決まり説明を受けることになった。
この時点で初めて具体的な仕事の内容が明かされた。

 それは何と、
 「出会い系サイトのサクラ」(爆)だった。

 オフィスを紹介されると、そこにはスピーカーが良いことや
最近PocketPC2002のPDAを発売したことなどで知られる某米国製
PCの最新高性能モデルもちろん液晶モニターがずらりと格好よく
並んでいたそうな。仕事の内容と使用される機器のレベルは必ずしも
比例しないという良い見本である。

 その会社、アウトソーシングをしているそうで、他には不動産販売の
テレホンオペレーター等も手掛けているらしい。

「出会い系サイトでなぜ問題が起こるかというと、出会うからなんです。
 みなさんは、絶対お客さまと出会わないでください。」

と厳しく指導されるそうな。

 「出会い」を売り物にしていて陰では「絶対に出会わない」サクラを
雇っている。なんだか詐欺のような話。

メールレディーという言葉を検索にかけると、その手のお仕事情報が
いっぱい出てくるそうだ。そういうお仕事に興味のある方、および
「出会い系サイト」を利用しているけれども、いつまでたっても
女の子と会えないという男性の方々は必見であろう。

 研修があるそうだが、やはりその仕事にも向き不向きがあるらしく
研修の段階で辞めて行く女の子も多いそうだ。私の知人もその仕事を
続けられるかどうかはわからない。まあそんな仕事続けなくても別に
いいと思うのだが。

 男が金をサイトの運営者に払ってメールのやりとりをして
いつ会えるか、いつ会えるかと楽しみにしたりいらいらしたりする。
その向こう側ではアルバイトのメールレディーが淡々と仕事をこなし
時給¥1000を受け取っている。そしてもちろん運営者達はもっと
もっともっと儲けているにちがいない。

 もちろん全ての出会い系サイトがそうではないのかも知れないし、
サクラ以外で出会い系サイトに登録している女の子も存在している
のかも知れない。ただサクラとメールごっこしているだけということも
あるのだから、くれぐれも深入りなどしないようにしなさいとは
思ってしまう。 
 

 


  



2002年04月23日(火) くるくるくる

 今月に入ってから、私の睡眠時間は回り続けている。
朝寝・昼寝・夜寝、全てのバージョンがある。

 このタイミングがスケジュールとフィットすればいいのだが
必ずしもそんなことはない。激眠でなんとか予定をやりくりしている
時の方が多い。

 ああ、今夜も徹夜してしまった。というかもう朝だ。
昨日の睡眠時間は午前の2時から9時くらいまでと、
午後の7時から11時くらいまで。途中出先でもかなり睡眠に
近い状態にあった。

 うーん。今度はいつ寝るんだろう?



2002年04月22日(月) 安売りとか割り引きチケットとか

 よく寝た。まだまだ寝ていたいのだが昼から三宮に用事があったので
県境を二つ超えて神戸に向かう。
用事が終わった後、少しぶらぶら。三宮のせいでんで昨日買ったのと同じ
機種のPHSを見付けた。なんと4800円。ヨドバシカメラで買ったのの48倍。

 ヨドバシで買っててよかった。

 3月いっぱいまで勤めていた職場に離職票を催促する電話を掛ける。
離職票が来ないと、失業保険や国民健康保険の手続きに支障をきたす。
人がいつ何時けがや病気をするか、完全に予知することは不可能なので、
健康保険に入っていない状態は避けたい。それくらいわかっていて当然
なのだが、平気で手続きを遅らせているのは許せないものがある。

 催促の結果、とりあえず明日には離職票のハローワークへの手続きを
終わらせるとのこと。そしたらもらいに行けるだろう。

 帰りに三宮近辺のチケット屋をのぞくと、近距離の電車の安い切符が
出回っていた。阪急の180円区間が、平日いつでも使えるやつで一枚
140円で売っていた。別の店では、JRの170円の切符が130円で売っていた。
今度から何に乗るにしても改札に行く前にチケット屋に行こう。
そう思った。180円区間が140円の阪急の切符を買った。

 なお、割引率がとても高かったのが三ノ宮-京都間で、1000円台のが
500円台になっていた。

 外出の機会が増えそう。



2002年04月21日(日) PHSと茶粥

 訳あって、突如実家に帰ることに。
まあ明日は神戸で用事があるからすぐさま戻ってくるんだけれども。
まるでウルトラマンがバルタン星人2世と闘った時みたいだ。
(古い話ですみません)

 途中、大阪のヨドバシカメラでPHS(feel"H)を買い換える。
新機種がほしかった訳ではない。以前から使っていたやつが1年を超え、
あちこちがたが来ていて通信状態が悪くなっていた。落したりぶつけたり
したから。以前の機種よりほんの少しだけ新しいのに買い換えた。

 本体価格100円。更新料2000円。
更新料は後日DDIポケットより引き落とされる。

 その後、家族と奈良に行き、茶粥を食べる。
かつては奈良に16年間も住んでいたにもかかわらず、
名物の茶粥を食べたことは数える程しかない。
前回食べたことを忘れているからほとんど初体験だ。

 かつては奈良県民は熱い茶粥を朝に食べるから胃癌になりやすいと言った
報道もなされたことがあるが、今日食べた茶粥は熱くはなかった。体にも優しげ。
一緒についてくる柿の葉寿司が美味しい。

 新しいPHSは話しやすい。今までのがたいがい壊れかけていたということか。
真っ赤なボディーがいい感じ。

 なお、メールアドレスと電話番号は同じまま。

 



2002年04月20日(土) 野球について

 空遊が2才から18才まで育ったのは奈良県。
言うまでもなく、プロ野球の球団の存在しないところ。
テレビで高校野球であれプロ野球であれ見ていると、
選手だけでなく、観客も目に入る。

「世の中には、これを生で見る人もいるんだなー。」

なんとなく不思議な感覚がした。遠い遠いところ、
多分野球場のすぐ近くに住んでいる人達は、プロ野球や
高校野球を生で見ることができる。あるいはすぐ近くに
住んでいないかわりに、長距離を移動するのに十分な
時間と交通費を所有する特権階級のような人々。

今思うと実に滑稽だが、その時はそんな風に感じていたし、
今もどこかその感覚は抜けないのだ。

18で神戸市西区の大学に通うようになった。
大学の隣の地下鉄の駅にはオリックスの球場があった。
だから気が付くとすごく球場の近くにいたわけだけれども、
野球場というものに対して現実感がなくって、結局観戦することは
なかった。子供の頃に行きたいと言って親に断られたことがあったのか、
野球を生で見ることは、とてもお金が掛かる贅沢なことで、学生の身分で
そのようなことをするものではないし、高いから(値段等を)調べるだけ
無駄であるように感じていたのだ。

決して、質素倹約な学生時代であった訳ではない。海外旅行はたくさん
行ったし、高いギターを買ったり、高級イタリア料理を食べたりとか、
そういう贅沢は平気でできたのだが、なぜか野球を見るというのは
心理的に手の出せた娯楽ではなかった。

幼少期の条件付けとはこういうものなのかも。

子供はテレビで何かやっていると、そこに行きたがる。スポーツであれ
何であれ。そしてテレビでやっているようなことは大体が自宅から遠く
離れたところで起こっている。親に連れていってと頼んでも、
時間やお金を理由に断られてしまうことが多々あった。
いつの間にか、テレビでやっているようなことを生で見に行くことは、
とてつもなく贅沢で金がかかることであり、ほとんど不可能だと
思うようになってしまった。

スポーツはその代表格であり、僕の子供時代には野球はスポーツの
代表格であった。

 スポーツを生で見るなんてとんでもない。そう無意識に刻み込まれて
しまった空遊は、自分の学校で行われていたものを除いては、
珍しい程生スポーツを観戦したことがない。唯一の例外が、高校時代、
オーストラリアのパース郊外にホームステイした時にホストファミリーに
連れられて観に行ったオーストラリアンフットボールである。
あれが今のところ最初で最後の生スポーツ観戦だった。地元では結構人気の
スポーツのようで、初めて見た割にはなかなか楽しめた。競技場の人々の興奮と
いうものが、なんだか新鮮だった。

 普通ならそれを切っ掛けに野球とかサッカーとか観戦しはじめても
不思議ではないのだが、その時の空遊は「オーストラリアでは(日本と違い)、
気軽にスポーツの観戦ができるのだ。いい国だ。」と考えてしまった(爆)。

 先日、某MLのオフ会に行った時に、プロ野球も高校野球も生で
観戦したことがないと言ったら、「珍しい」とある人に言われた。
え、野球を生で見たことがないのは珍しいことなのか、と思った。
僕の中では野球を生で見に行ったことのある人の方がはるかに珍しいと
認識していたからだ。もっとも彼は宝塚市在住で、甲子園球場からも
この前選抜で優勝した報徳高校からも地理的に近いので、そう言ったの
かもしれないけれども。

 そんなことがあったので、一度阪神の試合でも観に行こうかと
思ったが、今シーズンが始まってみると星野監督のおかげか破竹の勢い。
甲子園球場は連日満員のようだ。あんまり人の多いところが得意でない
空遊には再び敷居が高くなってしまった、、、。

 一度は観に行こうと思ってはいるのだが、、、(笑)。 



2002年04月18日(木) 書評:ビジネス版悪魔の辞典

 ビアスの悪魔の辞典という本がある。
知る人ぞ知る名作だ。誰でも知っているような言葉を
素晴らしく皮肉な毒舌で定義している。
それだけで一冊分厚い本を書けるのも凄いことだ。

 最近、本屋で似たような本を見付けた。
ビジネス版悪魔の辞典(山田英夫著、日経ビジネス文庫)
という本だ。ただしこちらはビアスのように風刺することが
目的では無く、ビジネス用語の本当の意味を知ってもらうことが
目的である、と書いてある。

 内容は当たり外れがある。そんなに面白く無いものもあるし、
思いっきり笑えるのもある。ビアスだってそうだったのだから
仕方あるまい。空遊の「人間の辞典」だってそうだし。

 この「ビジネス版悪魔の辞典」、今は文庫版で524円+税で買える。
値段分くらいは十分笑える。暇な人にはうってつけ。
以下、空遊が気に入ったものをいくつか紹介する。

採用担当者:嘘を付くことを公に認められた職務。
      失敗しても、責任を問われないことで有名。

ファイリング:二度と使われない書類を整然と保管する作業。

ハッカー:セキュリティ・ソフトの販売促進員。

ソフトのインストール:失敗を繰り返すことによって、コンピュータの
           ロジックをユーザーに学ばせていく体験学習。
           自学自習が主眼のため、問い合わせの電話は
           つながらないようにしてある。

当社にはなじまない:「私は好きでない」というときに、
          主語を曖昧にするために使う言葉。

 笑えた???

ビジネスの勉強にもなるので、御一読あれ。
なお、ここまで推薦したので怪しまれるといけないので書いておくが、
空遊は著者のまわし者ではないし、日本経済新聞社の株主でもないし、
悪魔のつかいでもない。ただ単に面白いから紹介したのみである。




2002年04月17日(水) ふと思う

 ADSL導入計画が挫折。So-netによると、電話線に問題があるみたい。
ADSLにこだわりはない。高速の常時接続であればよい。
ケーブルも8メガだし、Bフレッツというのも一つの選択肢だし、
あとは計算機をたたいて決めましょうか(笑)。

 インターネットというものを始めてから、かれこれ3年半にも
なることに気付く。ネットばかりしているので、PCスキルが進歩しないまま
年数ばかり経過している(爆)。
インターネットの無い頃の生活にくらべると、言葉をやりとりする人の数が
とても増えた。
郵便で送る手紙なんか滅多に書かなかった。それは今でもそう。
手間も切手代も馬鹿にならないし、時間も掛かる。
メールならあっという間に到着。接続にはお金がかかるが、
いちいち切手を買いに行く必要は無い。

 本当にたくさんの人々と出会うことができたことに感謝。
もちろんネット上で起こった全ての事が心地よいことという訳では
なかったが、自分は嬉しい体験からも不快な体験からも同様に
学ぶべきことは学べたと思う。だから今では感謝している。

 実を言うとこの3年半、空遊の人生の中では比較的ハードな出来事が
多く起こった時期であった。いくつかの問題は解決したが、中には
個人的財政状態のようにまだ創造的解決を見い出していないテーマもある。
スタックしてしまわないために、情報が必要。ネットが助けてくれたことは多い。
これからも役に立ってもらうことだろう。

 そのプロセスをずっと助けてくれているiMacにあらためてありがとう。


 
 



2002年04月16日(火) 初めての手作りパン



 先日、時間のあるのをいいことに、手作りパンを焼いてみた。
いたってシンプルなロールパン。しっかりとした食感。やっぱり
焼き立ては美味しい。初めての割には上手くいった。

 日記を更新しないと思っていたら、こんなことをして遊んでいたり
するのだ(爆)。遊んで、次にそれをネタに日記を書く(笑)。
日記サイトの黄金律だ。

 作る時のコツ。ピザにしてもうどんにしても、小麦粉を練る料理の時は、
しっかりと気を入れて練り込むこと。いい意味でしっかりした食感になる。
レシピはインターネット上で検索すると、かなり出てくると思われる。
小麦粉を製造、販売している会社のHPなどにも、
充実したレシピが掲載されているところあり。
ちなみにこのパンのレシピは、5、6年前のオレンジページに載ってました。
パンをいつか焼こうと思って取っておいたままになってた。

 なお、パンを保存する時は冷凍庫に入れておくと良いそうなのだが、
今回は彼女と二人で一気に全部食べちゃった(爆)。 

 さあ、次は何を作ろうか・・・。

 

 



2002年04月12日(金) 御影高杉のフレンチローストコーヒー

 春麗らかな午後、阪急御影駅(神戸市東灘区のほう、北海道の御影では無い)近くの、
高杉(ケーキ屋のほう、林業関係の会社ではない)の前を通った。
珍しく人が空いている。普段は前を通っても、いつも人でいっぱいで、
なかなか中に入れなかったりする。あまりに混むせいだろうか、とうとう
二階にレストランがはいっていたのを改築してサロンにしたようで、今月から
店鋪が広くなった。ところがそれでも混んでいて、今度は二階までも満席の様子。

 今日入らなかったら、次いつ入れるかな?と思って、新しくできた二階の
サロンに入る。客は僕以外誰もいなかった。白を基調にした洒落たインテリア。
奥には高級なソファー席があったが、さすがにこれは1人では座りにくい。
3、4人以上用、という感じだった。メニューはもとからある高杉と変わらない。
紅茶、ケーキともにおいしいが、安価とはいいにくい値段なのも相変わらず。

これはこのお店に限ったことでは無い。この地域は物価が高い。
外車は多いし、お屋敷もたくさん。ひょっとしたら僕はこの地域の収入ワースト10くらいには
入ってるかも知れない(笑)。要するに高いケーキや御茶をばんばん食べまくって飲みまくっても
全く懐の痛まない人達がいっぱい住んでいるのだ。

僕としては高級喫茶ばっかり作らずに、500円以内でおいしく食べられる
お店とかあれば嬉しいのですが(生活者の声)。

 メニューを見ていて、クレープシュゼットを発見。これは空遊の大好物。
以前はアンリ・シャルパンティエ御影店でよく食べていたのだけれども、
アンリ・シャルパンティエ御影店が去年12月31日付けで謎の閉店をして以来、
久しく食べていなかった。これに決定。ドリンクは、、、今まで紅茶しか
この店で飲んだことが無かったので、フレンチローストの珈琲を試してみる。

 突然、白衣姿の近所の和菓子屋さんの御主人が店に入ってこられた。
作業着である白衣のままなので、一瞬ここの職人さんかと思った。
店の綺麗なのにびっくりしていた様子だった。
「こんなけ改装したら1000万円は下らんでー。」とか言ってた。
「いやー、こんなきれいなとこやったらもっと綺麗な格好してきたらよかった。」
「眺めの綺麗なこと、綺麗なこと。」
なんだかはしゃいでいるのか、慣れないところで緊張しているのかわからないが、
喜んではいるようだ。

 職人さんのおっちゃんと世間話をしながら高杉でクレープを食べることになるとは
思わなかった(爆)。

 さて、クレープシュゼットは流石にそつなく美味しかった。
そして、意外にも(失礼)、フレンチローストのコーヒーがめちゃくちゃ
美味しかった。珈琲についてはアンリ・シャルパンティエより西村珈琲よりダンケよりも美味しい(ローカルな比較でごめんなさい)。
今まで知らなかったのは店のインテリアがあまりにも紅茶に似合うので
珈琲をたのんだことがなかったからである。

 なんだか元気になった。また来よっと。





 



2002年04月10日(水) 脱力系な一面も



































































































寝てる。

 起きる。

  食べる。

   なにか少し動く。

    また眠る。


床に置きっぱなしの本を読む。

 同じく雑誌を斜読み。

  鍋とか冷蔵庫とかに

   あるものを食べる。


たまに買い物。

 たまに散歩。サイクリング。

  カフェ、コンビニ、本屋、

   ソフマップ、ニノミヤ無線、

    上新電機、ヨドバシカメラ

     うろうろ。


いちおう求職中。

 その手の雑誌やウェブサイトは

  まめにチェックするほう。

   そこから先にはなかなか進めない。

ほしいもの、ころころ変わる。

 買う前に飽きてしまうことも多い。

  今はWin2002搭載のPDAとAir"Hの

   セットがほしい。  
あまり役には立たない人間かも知れないが、

 完全に役に立たない人間と言うことも無い。

  ただ何の形であれ「役に立つ」ということは

   常に痛みを伴うように感じられる。

    「役を演じ」たり「人のためになっ」たり

     「何かに貢献し」たり、「誰かを守っ」たり

      そういうことはあまり自分の人生には

      起きてほしいとは思わなかったりする。


誰かに聞かれたことがある、

「そんなんで敵作らない?」

「つくるよ」と答えた。

「敵作るのこわくない?」

「味方をつくるほどにはこわくない。」

と言った。



家族、恋人、友人に殺される人の数は、

ライバルや競争相手に殺される人の数より

遥かに多い。



自分の勤めている会社や組織に殺された人の数は

ライバル会社や組織に殺された人の数より

遥かに多い。


宇宙は、

 謎と言う名の歌が、



  大好きだ。



2002年04月09日(火) マクド



2002年04月08日(月) 探しものは何ですか?

 昨日はひさしぶりに体調を崩した。

体温37度4分。頭ふらふら、食欲不振、etc,etc。

 おかげで今日は予定していた派遣会社の登録に行くのを中止。
実際のところ、面接とか登録とかそう言う類いのものは当分避けたい気分。

 お昼頃になると、体調回復。自転車に乗って三宮に出かける。
北野のコートロッジというスリランカ料理のお店でランチ。
800円で、サラダ→カレー(パンとライスはおかわり自由)→デザート&ドリンク。
この味なら安いと言ってもいいくらい。

でも不思議なことに僕が食事している間、お客さまは僕だけだった。
どうしてなのかしら?

 それから今度はハーバーランドに向かう。
Sofmap神戸店の中を徘徊。ノートパソコン、PDAなどを中心に見てまわる。
なぜか最近になってVAIOもいいなあと思うようになった。

DELLのコーナーを見ていると営業の人に捕まる。
「何をお探しですか?」と尋ねてきた。
「生後2ヶ月くらいの柴犬の子犬見なかったですか?」とか
こたえてやろうか。
あるいはドラクエ風に「伝説の剣を探している。」とか。
「縄文時代の遺跡」なんてのも良い答えだろう。

雑誌等で見る限り、安いという印象があったので、見積もってもらうと
ノートは意外と高かった。というか、これだったらVAIOかDYNABOOKでも
買いますってくらい高かった。

営業さんのお話によると、DELLは液晶が弱いのでモニターを他社製にできる
デスクトップは良いけれども、ノートブックとなるとどうしても高くなりがちなそうだ。

ええい、それなら用は無い。消え失せろ(乱暴)。

結論:やっぱiBookかPowerBook G4だ!(論理プロセスに不備あり)。

帰宅。

 最近買った「ビジネス版悪魔の辞典」(山田英夫著・日経ビジネス文庫)を読む。
それなりに面白い。例えば空遊は就職先を探しているので、「正社員」の項目を見る。

正社員:別に正しいことをしている訳ではないが、契約も結ばないし、
    能力を買われて派遣もされないただの社員の総称。(同書p.16より引用)

 確かに、と思って笑ってしまう。







2002年04月06日(土) So-netのADSL

 とうとうADSLに申し込むことにした。
実は以前、Yahoo!BBに申し込みかけたこともあったのだが、
あまりに連絡が遅いのでキャンセルしたのだった。

 それ以来、いつかはADSL、常時接続と高速ダウンロードと
思いながらも先延ばしにしてきた。
先月はSo-netのHPまで見に行って、ほとんど申し込みかけたのだが、
MacのOSが8.6では利用不可能なことが判明。速攻でOS9を手に入れる
勢いも無く、再び先延ばしにしていた。

 仕事を辞めて時間ができたし、仕事探しにもネットを使うので
ここでいよいよ常時接続を決意。今週の水曜日、祖父の葬式帰りに
日本橋に寄ってソフマップでOS9.2が付いているOS10を購入。

 ここで一気にOS10にステップアップかと思われたが、
残念ながらハードディスクの空きスペースが大幅に足りなかった。
OS10には最低1.5ギガの空きスペースが必要だそうだ。
空遊のiMacには現在526.7MBの空き容量しかない。大人しく
OS9.2で我慢するのであった。というか9.2でも8.6からくらべると
それなりのバージョンアップではあるのだけれども。

 とりあえずADSLには対応できる。それが一番大事なこと。

 そしてさっき、ようやくSo-netのADSL8メガコースに申し込んだ。
実は結構手こずった。申し込みのページが何枚も続くのだけれども、
申し込みのページはブラウザの「戻る」ボタンを押してしまうと
一からやり直しになってしまう。ブラウザの「戻る」ボタンをよく使う
習慣の空遊は何度も一からやり直す羽目に。

 もう少しユーザーにやさしい申し込みフォームを作ってくれてもいいのに。

 それはともかく、苦難の道のりの末、申し込み手続きは完了した。
後は、工事とルーターを待つだけ。生活リズムがテレホタイムに支配される
ということも、もう無くなるであろう。

 今までいろんな方々のHP、体験談、雑誌等でADSL導入時のトラブルについて
読んだり聞いたりしたが、私の身にはそのようなことが起こらないようにと
マジで思う。少なくともアナログ回線で使用してきたこの3年半の間、
So-netの応対やサービスは合格点であった。プレステ2も当たった。
ADSLに関してもそのサービスの質は変わらないであろうことを勝手に期待している(笑)。



2002年04月01日(月) 君は歓送迎会と身内のお通夜を同日にこなしたことがあるか?

 午後4時頃、お昼寝をしていたら携帯が鳴り出した。
着メロはこの前変更したばかりのバッハのトッカータとフ−ガニ短調。
教会のオルガン風の音がなかなかそれなりにリアル。

 電話の主は父であった。こんな時間に電話してくるのはたまにはあるが
滅多にないこと。この前そんな電話があったのは、大阪の親戚が亡くなった
時だった。

 さては、と思ってみたらやっぱり祖父が死んだとのこと。
あいにく母と妹は旅行中なので父が電話してきたらしい。
明日がお通夜になるそうで、空遊も実家に帰ることとなる予定。
また連絡すると言って父は電話を切った。

祖父もベッドに寝たきりで呼吸補助装置を付けてから1年半以上が
たっていた。途中ICU(国際基督教大学ではなく、集中治療室の方)に
入ったり、ずっと24時間体制で看護が必要な状態になったり、看護していた
祖母、大叔母、(空遊の)両親の精神的、時間的及び経済的負担は大変だった。ただでさえ心理的に不安定な妹の精神状態がさらに悪化する間接的要因の一つにもなっていた。

 空遊にしても、幼時にいつも優しくしてくれていた祖父がずっと寝たきりで
呼吸補助装置(喉からパイプを差し込んでいる)を付けている姿を見るのは
胸の痛いものがあり、許されることなら介錯つかまつりたいくらいの気分で
あった。なぜこんな無様な姿で延命させられながら人が生き続けなければ
ならないのか?お見舞いの度に口に出しこそしないがそんな思いがやってきた。

 だからある意味で、哀しい気持ちなどより「やっと終わったね」という
気持ちのほうが先に来た。祖父にしてもああなるならきっともっと早く
この世を去りたかったと思う。祖父はかっこわるいことと人に迷惑をかけることを
何より嫌う人だったのだから。

 いろいろ思い出していると再び父から電話。
今度は途中で祖母に代わった。祖母のこんなに弱々しく、かなしげな声を
聞いたのは初めてだ。当然、今迄にも曾祖母(祖母の実母)が死んだ時とか
には、激しく泣いていたことがあった。しかしながらそれはもっと張りのある
泣声というか慟哭というか、力あるかなしみであり、今回のように脱力した
状態ではなかった。

不謹慎ではあるが、このまま生きるモチベーションを失ってそんなに遠くでは
ない未来に後を追うように逝ってしまうのではないかと心配してしまうような状態。
普通の葬式はしたくなくって、本当にこじんまりとした身内だけのお別れ会の
ようなものにしたいそうだ。

 と言う訳で、のんびりしようかと思ってたのにまた忙しくなることに(涙)。

明日は午後3時半から三宮で派遣会社の登録更新、午後6時半から新神戸オリエンタルホテルで
前の職場の歓送迎会、その後電車を乗り継いで奈良県内の実家に帰る。
そしてお通夜→(明後日の)御葬式。

なんかハードなスケジュールだ。
しかもその次の日には京都国立博物館に雪舟展を見に行く。

あああ、のんびりまったりできるのはもう少し先になりそう(涙)。 
 
 

 


 

 


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