5行日記
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2005年02月16日(水) ほりえもん「堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方」

今、話題の人、ほりえもんの起業した後の自叙伝のような本。

ほりえもんの名前というか「オン・ザ・エッヂ」という会社名を初めて目にしたのは、1996年の夏。私がMacを買おうと思って参考にしていた今はなき雑誌「MACLIFE」の記事だった。

現役東大生が仲間と立ち上げたWeb制作会社。結構、大きく取り上げられていて、写真から見る若者たちは、どちらかというとオタクっぽさ満載で、でも輝いていた。5歳若かったら、一緒に仕事したいな〜と思った。

その後、私自身、Web制作の仕事に就いて、時々見かける「オン・ザ・エッヂ」の記事や求人を見ては、5歳若かったら〜と思った。

そして、上場、一気にネットバブルの恩恵を受けている「オン・ザ・エッヂ」の記事を見るたびにすごいな〜、いいな〜、あと5歳若かったら〜思った。

3年くらい前に、以前の派遣先で知り合った友達が、「オン・ザ・エッヂ」に転職すると聞いて、あと5歳若かったら〜と思った。(しつこい?)

で、去年、イタリアでの呑気な遊学から帰ってきた当時に、復職までに時間がかかったせいもあって、ネット探検時間が多くなり、その時にみつけたのが

http://www.akikobrand.com/index.html

「オン・ザ・エッヂ」創業者の一人、有馬あきこさんのサイト。今は、詳細は削除されてしまっているが、プロフィールを読んで、一番びっくりしたのは、最初の有限会社の資金は、彼女の父親が出してくれたという記述。

なんだ、世の中、親の金か、コネかと落胆した。なんとなく、彼らには、若者だけのパワーで会社を興した、そして成功したんだというストーリーを見ていたので。

で、社名が「ライブドア」に変わった頃に、なんでだろう?まー「ライブドア」の方が、知名度があるから?というのと同時に、この頃には、さすがに5歳若かったらとは思わなくなった。(というか、書類選考で落とされますから!!!)

で、球団新規参入騒動を得て、今回のニッポン放送株取得ニュース。時の人。

そんなほりえもんが気になってしょうがない〜ってことで、いろいろ検索していて見つけた記事

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/17/news019.html
オン・ザ・エッヂを創業した彼女が歩いてきた道

前出の有馬あきこさんのインタビュー記事。この中に、ほりえもんのこの本に関する記述がある。ほりえもんの書いたことが、彼女の認識と違うこと、そして、それに関しては、ほりえもん側も謝罪していて、重版以降は、削除される予定ということ。

ミーハーな私はそこが気になってしょうがなかった。(既に、ネット上ではほりえもんが当時つきあっていたのが彼女というのは周知の事実なようで。)

ってことで(前置き長すぎ)、今日、立ち読みしてきた。既に第2版だったので、彼女に関する記述は、「創業者の一人」としか書かれていなかった。

が、さすが、ジュンク堂。奥に第1版があった。まず、手触りが違います。重版は表紙がツルツルだけど、第1版は、ザラザラです。

で、つい買っちゃいました。基本的に、会社経営やマネージメント、起業に関する記述は面白いし。(言い訳ですか?)

本を読んでの感想は、ほりもんは根っからの営業で、金を儲けることが第一の人なんだということ。

そして、かなりさっぱりとした冷血っぷり。彼女を含めた創業当時のメンバーに対しても、元妻に対しても、会社を去っていった人に対しても。

でも、その認識が現実と違っているというのだから、書かれた方はたまらなかったろうな。(読んでいて、人ごとながら、おいおいと思う箇所多数。)

あと、私はずっと、元がWeb制作会社というのもあって、モノを創ることが好きな人だと思っていたので、今回の騒動では、それがあまりにも感じられないのが不思議だった。でも、これ読んでほんと納得。

ある意味、素直なほりえもんに会えます。

付録のようについているライブドア社員、買収した会社の元役員の億万長者になった話(2億の家建てたとか、何億というキャッシュを手にいれたとか)は、ヘンなマルチの勧誘みたいで笑えるけど。

あ、でも、金儲けしたい人のモチベーションはそこなのか?









2005年02月06日(日) 舞台「コーカサスの白墨の輪」

ブレヒト作・串田和美演出・松たか子・谷原章介

ってことで、観に行った世田谷パブリックシアター。

でも、今日のチケットは、ヤフオクからチケットゲッターから買ってしまった。「興行元枠」という甘い(怪しい)コメントにひかれて。(何故、チケットゲッターと確信してるのかというと、九州在住の人だから。)

座席がわかる前に、落札してしまったので、届いてから激しく後悔した。2階席2列目、しかもサイド。

今回、舞台を中央に円形にしていて、前後にだいたい12列分ずつすり鉢状に席があった。なので、通常よりかなり近いと思う。

でも、2階。これが興行元枠ですか。そもそも興業元ってなんだい?世田谷パブリックシアターのことか?ローソンチケット発券だったけど。

でも、この人は、大量にゲットしていたらしく、他の日程でも同じように興業元枠のチケットがあり、でも、それはほんとに最前列とか2列目。

私の運が悪いだけか‥。そうかも。ああ、くやしい。

で、肝心の舞台。中央が舞台にしてあるので、本来、舞台がある場所に座席がある。開演前は、既に舞台に役者の方が出ていて(さすがに主役級は出てないけど)、なぜかパンフを売っていたり、お客さんも舞台を通って、座席に向かったり。

そして、休憩時間は、舞台上でワインが振る舞われ(有料だけど)、そして、そのままお客さんを円形状に座らせたまま、芝居が始まったりする。(正確にいうと本編とは関係ないシーンだけど)

そして、最後のダンスシーンでは、お客さんも参加。谷原章介は、お客さんの手を取っていた。(マイムマイムっぽいダンスですよ。)ファンの人は行くべし。(私はファンではない。)松さんは子ども調達係だった。

何故か外国人の役者さんが混じっているので、時々何言ってるかわかりずらいのと、やっぱ2階だからか、時々声が届かないので内容が解りにくいというのもあって、途中でかなり眠くなった。(一応、あらすじは読んでおいたので流れは解ったけど)

ちなみに、未だに、ヤフオクで出品があるし(席によっては定価割れ)、当日券もある模様。

参加型舞台ってことで。1階席がいいですよ。








2005年02月02日(水) 映画「オペラ座の怪人」

観てきた。1週目だし、満員御礼。女子、1,000円の日だし。

音楽ものなので、出来れば、ポップコーン音ならしながら食べるのやめて!隣の人〜!と思いつつ。

予告編の期待を裏切ることなく、オープニングからゾクゾク。
現在(といっても1919年)の廃墟と化したパリ・オペラ座が、蘇っていくシーンはマジ鳥肌モノだった。

でも、やっぱ映画だと、あんたまでここで歌うんですか!とは思わずにはいられない。

10数年前に、舞台で(しかも四季の)一回観ただけだったので(でも、テープは四季版とロンドンキャスト版を当時聴き込んでいたが。)、あれ、そういうことだったんだと思ったシーンは、映画オリジナルだった。なるへそ。

エミー・ロッサムのクリスティーヌは本当に可憐で可愛くて、本気で純粋っぷりが良かった。あんた、どっちにすんねんって素直に思えたし。

そして、ジェラルド・バトラーのファントム。すごくフェロモンむんむんで、妙にエロかったシーンいろいろ。歌はなんかロック調。そして、時々、マジ泣きしてるし。ラウルもマジ泣きしてた。(この3人は、本人が歌っている。カルロッタだけ吹き替えだそう。まー超巻き舌オペラ調だったから)

音楽はもちろん、美術も衣装も綺麗で良かった。カメラワークも映画ならでは。

また観たい。舞台も観たい。四季のチケット買ってみたが、8月ですよ。比較的まともなS席が取れたのは。

それまでに、また映画観ようっと。サントラも欲しいかも。ずっと頭の中で歌ってますよ。(でも、何故か四季版で)

公式サイト
http://www.opera-movie.jp/

四季のオペラ座の怪人
http://www.shiki.gr.jp/applause/operaza/








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