ゆりゆり日記
こうのとりの郷豊岡より
そこで出会うすべてのひとと
日々の想いの種が
なににつながりどこへ行くのか
未来へ続く今の日記

2010年09月30日(木) 酒袋を開く

今月はとうとう
新作アップできなかったな
なんだか
とてつもない敗北感

はー
それはとっても
重要なコトだけど
考えていると
どんどん萎んで行くので
酒袋にようやく鋏を入れる

開いて畳んで折って
ひとしきり形のイメージ
そして
合わせようと思っていた
一番気に入っている革が
どうも似合わないようなので
二階に上がって
他の革を探してみる

けれどなんだか
革っていうのは
素材の印象が強すぎ
ありきたりの鞄になりそうで
形はともかく
普通の鞄屋さんが
やらないようなコトを
どこかに盛り込みたい

リセットして細部から
蓋の止め具の工夫
羽織紐や帯紐はどうか
あれこれ置いて巻いて
ボタンを組み合わせて
やっぱいまいちで
金具シリーズに移行

そうそう
尾錠と同じ雰囲気の
アンティークぽいブラスで
何か面白いことできないかな
とりすましたのじゃなく
あくまで無骨な素材をざっくりと
気を遣わずに持てるような

ふと気付くと
あっという間に夕方
こんな9月



2010年09月27日(月) ゆるゆる教室

天気がいいので
外でコーヒーを飲みたくなり
公園のベンチへ
少し秋の気配の混じった
緑の中は本当に気持ちがいい

解放感で調子が出て
久々の友人に電話
すると
沢山着物を仕入れたので
見てもらいたいとなった

恐らくは
値段つけまでを
頼りたかったのだろうけど
それならひと通り
素材の違いなども教えるので
リメイク教室に来てみない
とちゃっかり営業

古物屋の女主人が
さらっとリメイク服を着ていたら
さぞや素敵だろうと
ミシンが使えないなら
手縫いで出来るからと
山ほどの着物から
早速素材選び

彼女好みの
生地感にこだわって
初めてでも
縫いやすい点を加味し
薄地だけど張りのある
織り出し柄の単に決定

銀鼠色に紫の花は
彼女が気に入ってよく着ている
羽織にも雰囲気が似ていて
少し大柄だけれど
袖なしで丈の長いのを
パンツの上に着たら
きっと素敵だろうと思えた

解いて洗って
布の準備ができてから
連絡をちょうだい
月に何回とか決めない
そんなゆるゆるペースが
わをん流かもしれない



2010年09月25日(土) 淋しい土地

フル終わりで
買い物をし
飛んで帰って
揚げ物をしていたら
ピンポンと玄関チャイム

仕方がないので
とりあえず火を止め
出てみると
同じ地区の奥さんだった

何かと言えば
腰の手術で入院を予定していて
退院後のために
ベッドを入れるので
ダンボール箱に溜めた
手作りの袋物を整理したい
というお話し

以前も
売ってもらいたい
と言われて
わくわく市の友人に
話しをしてはあったが
その後地区のバザーで
少し売れたと聞いていた

また地区の催しに
使ってもらったら
と提案すると
この辺の人は
どうもお高くて
というニュアンス

それはわたしにも
よおく判る
こんなコトやってるのよ
うわあ
ってな風には絶対ならない
せいぜい陰で
何か噂されるのがオチだ

こんなド田舎だけど
その中でも
街中ってプライドが
あるのかもしれない
一見親しく話していても
それは通りいっぺんで
けっして心底は見せない

ちょうど同じくこの秋
腰の手術を予定している
母よりも少し年上だろうか
そんな年齢になって
この土地に住むことの淋しさを
少しだけ引き受けたような
雨の夜だった



2010年09月24日(金) 尾錠の巻

夕べはネットで
尾錠について
調べまくっていた
おびょう
だと思っていたら
じょうだし
おでもねーし

ベストの後ろとかに
細いベルトを締めるやつが
付いていることがある
手持ちの本には情報がないので
あれはいったい
どんなものなんだろうと
画像を探すところから

んで
片っ端から見ていくうちに
名前が判って
その名前でパーツを探して
いわゆるバックルのようなのとか
二つが組みになっているのとか
場合によっては
DカンふたつでもOK
というのも判明

デニムやスカートでも
尾錠付きってのを
あえて売りにしてるのが
沢山あったけど
これってそんなに
おっ?
とか思うものなのかしらん

それはともかく
手持ちの鞄材料の中から
使えそうな金具を選び
画像と比べて
縫いつけ方を
頭の中でシュミレーションし
これはってのが見つかった

実際使うかどうかは
生地に合わせてみて
アリとナシの
雰囲気を比較してからだけど
知らないまま使わないのと
知っていて選択しないのとは
大違いなのだ

これでひとつ
お利口になったぞ



2010年09月23日(木) リメイク流布

服地を買おうと
手芸屋さんへ行っても
素敵な生地がない
とは昨日のお話し

着物は持っていないけど
そういう理由から
リメイクに興味を持ち
古着物を購入した
というのも
とっても共感できた

安かったの

千円の札がついたのや
袋詰めで沢山という着物は
実際のところ
解く手間なんかを考えたら
すぐ使える幅広の布の方が
よほどお手軽なのだが

例えば絹地で
織り出した柄のものや
化繊でさえ
地模様が光で浮き出るのや
そんなのを服地で
探すのは難しい

もしあったとしても
値段は途方もないだろうし
一軒のお店に
巻きで何メートルも用意され
この世の中に同じものが
どれ位存在するかを考えると
希少性と値段は比例しない

生地が素敵なら
形はシンプルでも
素敵に見える
着物地で作った服を
着ている人を見て
そんな風に思うそうだった

なんだか
お話しを聞いていると
それはとても
自然なことのようだが
まだまだ少数派なのも確かで
もっといろんな活動を通じて
賛同者を増やしたいと思った



2010年09月22日(水) リメイクカウンセリング

リメイク教室の希望者に
説明会をさせてもらった

いろいろと
進め方を考えてはいたが
一方的な押し付けじゃなく
お客さんのニーズを加味し
本当に使える教室にするために
まずは
カウンセリング的な時間が
必要だろうと思ったのだ

洋服なりの形や
直線からなる形の服を
それぞれいくつか並べ
参考本を何冊も並べ
実際にお持ちいただいた
生地を拝見しながらの相談

その結果
これから直ぐに着られそうな
被りのトップスを
仕立て易い直線基本で
しかもまず
型紙を作ってからとなった

正直
型紙までは想定してなく
企業秘密的な部分もあり
ちょっとフクザツなのだが
それができるのが
自由な服作りの一歩かも
と考え直した

フタを開けてみれば
大勢でいっぺんに
と言うより
個々に添って
一回として同じ内容はない
マンツーマンの教室の方が
いいのかもしれなかった

とりあえず
また始めてみたら
いろんな展開も見えるだろうし
まずは
お気に入りの一着に向けて
お付き合いをさせてもらおう



2010年09月18日(土) 海を恋う

世間様は連休
わたしはフルの連続

新車が来たので
明日は夫婦でドライブ
なんて話を聞いて
こちらまでウキウキ
連休気分のお裾分け

あんなに暑かった間は
これっぽっちも思わなかったが
なんだか急に海が見たい
それも
少し先に
どん詰まりの陸地を
感じる日本海じゃなく

ぐんぐんと盛り上がり
生き物のように
巻いて砕ける波の
先の陸地は遠すぎて
小さな自分が
心細くなるぐらいの

その波に飲まれて
上も下もわかんなくなって
痛い程砂に叩きつけられて
塩水にゲホゲホするのを
ありありと
思い浮かべながら

いつまで見ていても
見飽きることのない
ふたつとない波を
太平洋の海を
ただ眺めてみたい



2010年09月17日(金) 節目の日

今日は
上のコの誕生日
とうとう
この日がやってきた

病院通いばかりしてた
小さい頃だったのに
随分丈夫になった
未だ本格的に
社会に出たとは言えないが
ともかくようやくハタチ

本人のためより
むしろわたしのために
お祝いをしよう

相変わらずその日暮らしで
どこまで続くか判らない
緊張の糸を
今日ばかりは少し緩めて
よくここまで頑張った
と宥めてあげよう

先の心配をしても仕方ない
何ひとつ無駄なことはなく
全て完璧に必要だった
人生のあらゆるカケラを
集めてよしよししてあげよう

さあ
何を作ろうか
初めての杯を
一緒に交わそうか
ヤツにとっても
わたしにとっても
一生に一度の
素敵な
節目の日に乾杯だ



2010年09月15日(水) 出会いのタイミング

灯台下暗し
というか何というか

ふと調べてみれば
まさに母校の創始者は
手芸の私塾から始まって
和裁から洋裁へと
時代が変わるその時代に
女子教育の先駆けとして
生きた人だった

着物から作る服を考案し
和洋裁の本なんかも出していて
学校の図書館には
見てみたい本が何冊もあるのに
学生当時は
全く知らなかったし
興味もなかったのだ

なんか
すごく近い所に居たのに
素通りしてきて
巡り巡って
再び
大事なものに
出会ったような気分

若い頃は
なんだそれ
って思っていたことの多くは
当たり前の
普遍的な価値観だったりして
それをそのまま受け容れるには
あまりにもナナメすぎた

でも例えば
出会うべきふたりは
その時が来ていない間
運命がチャンスをくれても
お互いの存在にすら
気付けなかったりするから

ようやく
受け皿ができた時
ちゃんと出会える
ってコトかもしれないな



2010年09月14日(火) 但馬杜氏の贈り物

そういうモノが
あるとは知っていたし
古物好きなら
如何にも喜びそうだけど
縁がないと決め付けていた

だから
お話をいただいた時も
自分が使う
なんてつゆ程も考えず
時間が経って
ひょっとしてと思い
連絡をさせていただいた

そして今日
初めて実際に触れてみて
なんだかもうそれ自体で
完成されているのを感じ
この素材に相応しい
造作ができるのかどうか
畏れ多い気分になった

但馬杜氏が何年も
大切に使ってきて
まるで革のようになった酒袋
その繊維に濾されて
雫となったお酒は
どんな味がしたんだろう

仕事に使われた布の
圧倒的な存在感は
これまでに触れた
どんな素材よりも強い
それは
いたずらに形にしようとする
半端な行為なんて
寄せ付けない程に



2010年09月13日(月) 若者たち

昨日はバイト先に
ムスコの友達がやってきた

常連のコが連れてきて
どうやら真剣に
購入を検討しているらしいのに
薦めても
触るのを拒むのだった

ひとつひとつ
個性が違うから
持ってみて試して
ぴったり来るのがいいよ
と言っても
なんだか怖いと

それは別に
触れたら買わなきゃ
って感じではなく
むしろ本当に欲しくて
その憧れゆえに
とも見て取れて
今ドキのコにしては
すごく微笑ましかった

一方の常連君は
ばんばん触って
水を得たサカナのようで
オレここに住みたい
なんて言っちゃって
それはそれで可愛いのだ

いろんな話しの中で
ひょんなコトからピンと来て
あれひょっとしてと
ムスコの名前を出すと
先日も一緒に遊んだそうで
一気に了解
その母ちゃんがここにいるとは
知らずの訪問だった

それぞれ
全く個性の違う若者たちは
キラキラと輝いて
もっともっと
好きなこと楽しいこと
いっぱい見つけて行けよ
なんて思ったのだった



2010年09月11日(土) リメイクの原型

着物地を使って
服を作る時の
原型のようなものが
あればいいかもと考えている

もっともそれは
考える
なんて言えない程
ごく簡単シンプルで
それを起点として
いろんなアレンジが可能で
誰にでも自分なりの
服作りが展開できるような

判ってしまえば
なあんだ
ってコトも
きちんと体系づけたら
リメイクの間口が
ぐっと広がるに違いない

そうそう
絵心のない人も描ける
パステル画のように
基本さえ判れば
自分で工夫して
どんどんオリジナルを
作り出すことができる

ひとつできても
それはそれで
また次を習わなければっていう
依存的なあり方ではなく
教室がいらなくなる教室
商売としては矛盾してるけど
そんなのが理想だ

先生は自分自身で
普段の生活や
個人的な好みや
ひとりひとり違うことの中から
唯一の服が生まれてくる

もしそんな場所があったら
随分楽だったろうけど
誰にも教わっていないからこそ
一から組み立てられるワケで
その強みを生かさなきゃね



2010年09月10日(金) 論より芯地

夜が随分涼しくなって
懲りていた
アイロン掛けが
楽にできるようになった

古い布は
洗ってみなければ
本当のところが判らない
そして
何とか使えそう
と思いつつも
芯地を貼るかどうかで悩む

特に今回
古い羽二重の
弱地ってほどではないが
繊維の僅かな緩みとともに
染め色が一部薄くなっているのが
微妙に気になった

柔らかい薄地は
できれば
風合いを変えたくないので
そのまま使いたい
けれど
長く着てもらうことを考えると
補強した方がいいに決まっている

それでハギレで
収縮性のある
白い極薄芯地を試してみたら
ほとんど変わらず
しなやかな手触りで
表に色も響かず
いい感じで使えそうと判明

はー
気が重かったのが
ひとつクリア
やっぱり
考えるより行動すべし
だったんだわ



2010年09月08日(水) 戦わない服

和布から作る
直線裁ちの服は
戦後創刊された
美しい暮らしの手帖で
編集長花森安治が
自らデザインして
普及に努めたという

その目的は
着物の再利用という
実利的な側面だけではなく
和布が持つ
美しさと伝統を生かした
日本ならではの
服飾文化を育てたかった

洋裁の変遷を調べるまで
わたしは彼のことを
全く知らなかったが
その価値観には
共感する部分があまりに多く
それだけに
複雑な気持ちになった

豊かで美しい家庭
平和な生活
そんなコンセプトの雑誌の中で
彼が求めた日本の服は
まるで
戦争のための服から
変遷を遂げた洋服への
アンチテーゼのようで

なのに
それはあっという間に
一時の流行のように消え
そしてまた
時代の流れの中で
単に嗜好品の素材として
和布が扱われるだけになってしまった

リメイクすることの意義は
ひょっとしたら
戦争を知らない世代にこそある
語り継げる人達が
次第に少なくなって行く時代に
戦わない服を縫うことで
きっと伝えられる心がある

だからせめて
どこにも代わりがいない
わたしの旗として
端布を繋ぎ合わせよう



2010年09月07日(火) 筋を通す

嬉しいニュースがあった
大好きだった
古物のウェブショップが
再開したとのこと

縫い部屋の
ミシンが乗った作業台も
布が入った棚も
リボンが下げてある石版も
そのお店
三坂堂さんのチョイス

それらはみんな
ぷちバブルの恩恵で
今ではすっかり落ち着いたけど
先日の古いミシン椅子のように
やっぱりスイッチは健在

好きな感じ
嫌いな感じ
理屈抜きであるその両方の
嫌いな方は
何かをダシにすればいいので
自分を棚上げにできるけど

ちゃんと
これっていう
好き
を提示するのって
結構勇気が要るものだと
つくづく思う

時代の希少性や
既に下されている
一般的な評価やら
それらを踏まえても
ただ右から左じゃなく
自分なりの筋を
一本通す

そんな
男前な感じで
わをんも行きたい



2010年09月06日(月) 染め企画

午前中から張り切って
別仕事を片付け
染め直しをした

5月に染めてから
4ヶ月間
気に入ってくれたのか
バイトにも学校にも
よく着て歩き
ガンガン洗ったムスコの
Tシャツ二枚

蛍光剤配合の洗剤と
強い日差しに
すっかり色は褪せ
そろそろもう一度と思ったら
染料と一緒に
色留め剤もあるじゃんってワケで

よく説明を読むと
絹には必要ないが
木綿には使うべきとあったので
さっそく染めて洗ってから
色留め剤を入れた水の中へ

なんかもうその時点で
繊維がきゅっと締まる感じがして
いかにも効果がありそう
これで果たして
どれ位持つものなのか
経過が楽しみだ

染料はもう一色買ったので
それは例えば
綸子の生地の
色褪せた部分だけより分けて染め
もとのいい色の生地と繋いだら
地模様が同じで
コントラストのある服が
できるかもという企画

まだ暑いけど
水を触るのが嬉しい時期に
染めは絶好の気分転換にもなる



2010年09月05日(日) 貪欲宣言

友人に
ふんどしをプレゼント

あえてその為に
縫ったのでなくて
申し訳ないのだけど
定番商品にするには
なるべく状態のいい布から
選ばなくてはならず
当分服用が優先かな
と思ったので

ひょっとしたら
また何かの拍子に
突然スイッチが
入るかもしれないが
アイデアの発案者に
敬意を表して

そして今日は
以前から作りたいと思っていた
襟の形が載っている本を購入
自己流でもできるのだけど
洋裁の型紙が
どんなのになっているか
ぜひ見てみたかった

ああ楽しみ
それをちゃんと
わをんテイストにして
商品にできる日が
今から待ち遠しい

やっぱりわたしには
まだまだ
新しいチャレンジが必要で
もっと
詰まりなく
いろんな布を形にするために
貪欲でいようと思うのだ



2010年09月04日(土) 起死回生

春に辞めた人の
起死回生の一発
たこ焼き屋がオープンしたので
ちょいと味見購入

以前は
彼の叔母さんだかがやっていて
うちの子が小学生の時から
随分通っていたらしく
その頃は100円だったが
綺麗に改装しての250円

改装前の一時
奥さんひとりが引き継いで
その時のは
刻んだ紅生姜がいまいちで
味も濃かったが
今度は意外にも
随分と研究した味になっていた

出汁が感じられて
ふんわりと優しく
一般的なたこ焼きよりは
少し明石焼きに近い印象
マヨネーズとソースの
バランスは微妙だったけど
他にはない特色が出ていた

叔母さんのは
もっともちっとして美味しかった
これはこれでと言いながらも
ムスコはなかなかウルサイ
もちもち食感は
果たして
どんな材料の配合だったのだろう

メニューは他にいくつか
お酒を出すワケじゃなし
食事の代わりにもならないので
商売としては
なかなか大変かもしれない
でもあの優しい味は
また食べてもいいかなと思えた



2010年09月03日(金) 布パズル

頂いたご注文の
素材選びをした

アイテム指定があったので
まずは型紙を作り
形が見えてからの布選びは
進行がいつもと逆で
頭の体操をしているみたい

それで
夜な夜な
まずは棚にある
直ぐに見えるものから
柳行李の中と
大島のご一行様ケース

けれど
なんかこう
顔になる生地がなくて
納得が行かず
解いたままだった着物や
この家の壊れた桐箪笥の中も
どうなっていたっけと再点検

まだ残りが余っている
初期の服に使った布や
洗い張りの羽裏なんか
すっかり忘れていたのに会えて
そんなのも選択肢に入れ
組み合わせをあれこれ試した

それはそれは
すごい状態になったワケだけど
いろいろ見て
やっぱり気に掛かったのは
黒地に刺繍したみたいに
赤い線の入った絹

そこから布パズルを始めたら
使い難かった泥大島が
抵抗なく使えそうになって
手作りの杉ボタンも
個性的なのに
しっくりおさまりそうで

うーん楽しい
古布の玄人みたいな布づかいが
ちょっとこれまでにない
新たな境地を拓いてくれそう



2010年09月02日(木) フロンティアスピリッツ

日本の
洋裁の歴史について
ちょっと勉強してみると
もともとは
着物をこわして
直線を生かした服を作るのが
始まりだったようだ

それは
戦後の物のない時代に
和裁の心得のある女性達が
手縫いで家族の服を
しつらえたもの

和服より動きやすい
という意味では洋服かもしれないが
外国からの洋裁の技術を
使っていないという点で
独自のものになっており
和洋裁とでも呼ぶ方が相応しい

いわゆる洋裁と言われるものは
もう少し後になって
一部の豊かな人達が
外国で学んだパターンをもとに
学校で教えた技術で
経営の手腕とともに広がった

今の
文化式ドレメ式は
その頃からの流れであって
最初に原型という形ありき
の成り立ちは
そもそも
着物をリメイクして作るという
日本特有の服作りとは立場が違う

目の前にあるものを工夫して
生活の役に立たせる
というのは
まさに無人島研修だ
何がなくても
新しいものを産みだすという
逆境を生き抜く力

沢山の命を失ってなお
家族を守り生かす
ギリギリの状況で
精一杯生活していた女達のリメイク
それこそは
前向きに未来を切り拓く
フロンティアスピリッツの塊だったのだ



2010年09月01日(水) 無人島研修

昨日のニュース番組の中で
とある会社の
管理職研修が
取り上げられていた

どんなものかと言うと
無人島へ出かけ
私物は一切没収ののち
支給された
いくつかのアイテムだけを頼りに
サバイバル生活をするのだ

木を擦り合わせての
火熾しや
ブルーシート二枚で作る
自分の寝床
食材は米と小麦と
自社製品のカップラーメン

もちろん
指南する人がいるワケではなく
生活のあらゆることが
管理職としての
評価の対象になる

正解のないことに
如何に想像力を駆使するか
しかもそれはリアルに
生きることに繋がっていて
見ているだけで
ワクワクしてしまった

何かがなくても
予想のできない何かが起きても
そういう場所で生きる力があれば
きっと乗り越えて行けるはずで
本当に頼れる上司とは
当然ながら
口だけ大将なんかじゃないのだ

いやー
このご時勢に
こんな素敵な研修を取り入れる
その会社の懐の深さも感じて
なんか
いいもん見させてもらったわ


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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