愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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2017年02月28日(火) 言いたいことはありますか?

 義理のお母さんと電話で話してたんですけど、話のオチが意外で、思わず大笑いしてしまった。本人は笑いをとるつもりなどないんでしょうが…。つかみどころのない話が、長引けば長引くほど、この話は一体どこに流れ着くんだろう、って考えてしまうんですよね。結果、思ってもみないところに流れ着いたっていうか、むしろどこにも着かなかった…?実の母親の話を聞いてるときにもよくあることです。自由なんですよね。自分の話したいことを話したいように話してる。性格的な要因が大きいとは思うけど、加齢にも関係しているのだろうか。バイト先の年配のお客さんでも、言いたいこと言って、こちらがどう返そうか迷っているあいだに去ってく人いるもんな。今の何やったん?ってなる。私も、おばあちゃんになったら、言いたいことを言いたいように言える傾向が出てきたりするんだろうか。想像できないけど。言いたいことがあっても、ぐっと飲み込む、というのを幼い頃からしていた気がする。言いたいことがあっても言えない。言いたいことがあっても言わない。もはや、自分の言いたいことが分からない。そもそも、言いたいことがあるのかないのかも分からない感じです。言いたい、って何なんだろう(そこから?)


2017年02月27日(月) どっちですか?

 昨日の日記でさらっと単身赴任について言ったけど、そーなんです、単身赴任なんです。これを人に言うと、反応が真っ二つに分かれる。「大変やねー!」と「いいなー!」です。ちょっと笑う。金銭面では大変ですよね。晩ご飯が適当でいいのが楽ですよね。そんな感じです。
 日記放置(年単位)→ふと思い出して頻繁に日記を書く→放置、を繰り返してるんですが、もう年単位での放置は避けたいなって。短文でもいいからちょこちょこ書いていきたい気持ちなんで、日記の一日表示をやめて、短文向きに七日間表示にしてみた。


2017年02月26日(日) 好きな人はいますか?

 ここ何年か前からなんですが、母が韓流にはまってます。去年の12月の時点では、パク・シフが好きって言うてた。カレンダーがほしいと言われたので、楽天で2017年のカレンダーを購入して差し上げました。そしたら、めっちゃ喜んどった。こんなに喜んでんの見たことないかもってくらいテンション上がっとった。今は、違う男(もちろん韓流)に乗り換えたらしいです。「パク・シフさんはもういい…」って言ってました。何があったんだ。新しい男が誰なのかは知らない。それにしても、もういい人のカレンダーを貼っているのか。いいけど。母は、韓流で忙しいらしいので、最近は会ってません。でも、元気らしいよ。韓流のおかげかな。そんな母のことを、「よーやるわ…」って思ってたんですよね。ちょっと半笑ってた。でももう笑えない。母の気持ちが分かる。超分かる。好きな人がいると元気出るよな。生活が潤うし。なんか忙しいし。私、斉藤さんのことが好きで、気持ちが忙しいもん。母、近所に韓流仲間がいて、一緒にDVD観たりしてるらしい。羨ましい。前に、うちの近所の人にまで、「韓流が好きなんー」とかいきなり言って、「そうなん?私もなんよー」ってな感じで意気投合していた。何なの。羨まし過ぎる。私も、ママ友と、好きな芸能人の話題になったときとかに、私が好きなのは斉藤誉、ってぶっ込んで、賛同を得たい。無理。芸能人じゃないし。BL漫画の攻めだし。斉藤さんのカレンダーほしい。あと、私、今まで、BLのCDというものに全く興味がなく、聞いてみたいとかどんなものなのかなとか一ミリたりとも思ったことなかったんですが、『DOGS』のが出たら買うと思う。楽天で予約して発売日に手に入れようとすると思う。それと、ドラマやアニメのロケ地を巡る人の気持ちも初めて分かった。私、丸の内警察署に行きたい。そういや去年の6月から、夫が単身赴任なんですよ。大阪に転勤になったんです。普通について行く気だったんだけど、夫が、なんでついてくるの?(素)みたいな雰囲気を醸し出してくるので、あっじゃあいいです…ってなって残ったんだけど、今度東京に転勤とかなったら、ついて行こうと思う。なんで?ってなったら、こっちも、なんで?で返そうと思う。なんで返し。


2017年02月25日(土) 新しい朝は希望の朝ですか?

 平日は、子が幼稚園行ってる間バイトしてますが、土日は早朝バイトしてます。4時半起きです。で、5時半過ぎに家を出るんですが、夜明け前なんで暗い暗い。真っ暗ですわ。寒いし。でもまだちょっと眠いんだよな。コンビニの看板が見えるとホッとする…。当たり前だけど店内は嘘みたいに明るいなー。はー、一気に目が覚めるー。で、バイト先で日の出を迎えるっていう。バタバタしてたら、朝日が昇ったことにも気付かないけど。そーいやクリスマスも大晦日も元旦も、バイト先で朝を迎えたな。たまたま土日だったんで。こういうことを人に言うと、「よく起きれるね!?」って驚かれることもあるんだけど、慣れたら普通です。別に苦ではない。楽しくはないけど。楽しいわけない。ただの日常です。土日に行事とか予定とかあっても早朝バイト出るよ。終わってからそのまま目的地に向かうよ。夕方頃には意識がもーろーとしてるけど。風呂入ってるとき眠気が押し寄せて沈みそうになるけど。日中のシフトより早朝のほうが全然いいんです。あっという間だし、めんどくさいこともほとんど起こらないもん。状況が許すなら、毎日早朝出たいぐらいです。早朝、掃除するんですけど、レジとかより掃除のほうがずっといいですね。レジが混んだら走って行かなきゃだけど。とにかく、休日の朝から忙しいと、生きてるって感じするわー。生きてる実感求めてるわけじゃないけど…。なんか、家以外にも居場所があって、やることがあって、そこでの人間関係があるのって、落ち着きます。めんどくさい部分もあるけど、気分転換になってるなと。やめようと思ったらやめれるし。いつやめてもいいという気持ちで、その日一日を自分なりに力いっぱい頑張る方式…。昔は、家っていうか自室だけで生きていけたらいいのにって思ってたときもあったんですが、その頃が懐かしいです。


2017年02月24日(金) 思いはありますか?

 というわけなのかそうでないのか分からないけども、過去のいじめが設定に盛り込まれてるBLには入り込めないんですよね。って、昨日の日記の流れからそこへ…?ちなみに、現在進行形のいじめ的なやつはもっと入り込めない、っていうか無理です。持っていき方にもよるけど、基本的には無理だな。おええっ…てなるもん(笑)いや、笑ってないけど。(笑)って入れることによって、ささくれ感を緩和してみようとしたけど意味ないか。よし、話題を変えよう!
 卒園式に、子供達から先生にメッセージを送ろうってことで、先生に送る言葉を各自書いてくることになりました。もっちゃんに、「なんてかけばいい?」って聞かれたので、「お世話になった先生に、どんな言葉を伝えたい?」と聞き返したところ、
「たいへんおせわになり、ありがとうございました」
 なんて言うんだぜ…。
「もっちゃん、そんなん、先生と一緒に遊んだことのないママでも書けるで。そうじゃなくて、もっちゃんでないと書けないような、そのメッセージを読んだら、先生が、もっちゃんのことを思い出せるようなのにしなよ」
 とか偉そうなこと言いましたが、「たとえば?」って聞かれたら、答えられないよ。寄せ書きとかって難しいですよね…。短い文章で思いを伝えるって難しいです。適当でいいなら適当に書いときゃいいけど、ほんとにほんとのことを伝えたいなら、まず、自分の思いに向き合わなきゃならないじゃないですか。向き合い方もいまいち分からないし、なんとか向き合おうとしたところで、そこに、思いがあるのかなって不安で。私の中に、向き合うに値するような思いなんかあるんだろうか。ってなるんで、短文長文に関わらず、思いを伝えるって難しいことなんですよね…。


2017年02月23日(木) 思い出はありますか?

 小学校の周知会に行っていた。もっちゃん、4月に入学なんです。去年の秋、子を連れ、就学前検診で小学校を訪れたときは何も思わなかったのだが、今回、一人で小学校の敷地に入ったとき、なんか、おええっ…ってなった。微妙に気持ち悪くなったんです。私は幼稚園に全く馴染めない子供だったのだが、小学校にも全く馴染めない子供でした。だから、何か、嫌な思い出とか、嫌だったんだか何だか分からない思い出とか、もうそれら全て捏造なのかもしれないけど、とにかく、何や知れぬものがわき上がってきて、何とも言えない気持ちになったような、気のせいのような。低学年のとき、一人の女子に、すごく嫌われてたんですよね。で、その女子が、リーダー格の子だったんで、女子全員に無視される事態になっちゃって。まあまあ仲良い子もいたんだけど、「◯◯ちゃん(リーダー格の女子)に、もぐちゃんとは話したらダメって言われたから、もう話さないね。ごめんね」って言われたりして、そのとき、自分がどういう気持ちになったのか全然覚えてないけど、そういうことを言われたということは覚えている。私は、ただ、◯◯ちゃんに嫌われていた、それは私が暗くてだめな子だからである、暗くてだめな子だから友達一人もいなかった、って思っていたんだけど、中学生になってから、同級生に、「もぐさんて、小学校低学年のときいじめられてたよね」って言われて、いじめ、というその言葉の響きにビクッとなりました。そういう意識はなかった。自分自身の身に起こったのではなかったら、クラスの女子全員から無視されてる子がいたら、いじめやんって思うだろうけど、自分の身に起こると、なかなかそうは思えないというか、思いたくないのか?そのリーダー格の子とは、中学も一緒だったんですよ。私、ずっと嫌われてたみたいで。みたいで、っていうのは、中学では特に関わりがなかったんで、他の人を通して、嫌われてるよ、って聞いてたんです。そんな情報、聞かされても困るけど(笑)それで、当時かなり仲良かった子に、「私、もぐさんのこと好きやけど、◯◯さんから、もぐさんのこと無視しろって言われたら、無視すると思う。でないと、私が無視されるし、それは嫌だから。ごめんね」みたいなこと言われたんですよね。何、この、正直者(笑)!そんなん思ってても言うかー?(笑)それで、そのとき、私はどう思ったのだろう。ほんとに覚えてなくて。でも、言われたことは覚えてる。ということを、久しぶりに、思い出しました、周知会に行ったことで。私、周知会に行ったら、100人近くの女達が一部屋に集うわけだし、「この中に腐女子は何人いるのだろう…」って気持ちになると思ってたんですよね。でも、ならなかった。昔のことをもやーっと思い出してた。どっちにしろ、ちゃんと話聞いとけよと。


2017年02月22日(水) おいくつですか?

 何かもう日記に書くことがない。感想書いたら気がすんだ。日常のことって、家族のことかバイトのことしかないよね。家のこととバイトしかしてないもんな。考えることも家のこととバイトのことと斉藤さんと矢島のことだし。好きな菓子パンの話でもしますか。好きな菓子パンはクイニーアマンです。あとアンパン。バイトのあとに食べる菓子パンの甘さは五臓六腑に染み渡るようだよ。そーいや、こないだ、もっちゃんに、「ままって、なんさいなん?」って聞かれた。答えようとしたら、
「あててあげる」
「うん」
「もしかして…」
「うん」
「12さい…くらい?」
「えっ…」
「12さいって、こども?おとな?」
「もっちゃんよりはお兄ちゃんやけど、まだ子供かなー」
「じゃあ12さいよりおおきいんやな。うーん、トゥエンティフォー?」
「なんで英語で…」
「もっちゃんはファイブ」
「知っとる」
 ……ほら、もう、こんな日記にしかならないから嫌なんだって…。


2017年02月18日(土) 隠さない

 家に一冊も漫画がなかったのだが、DOGSとGAPS続編を買っちゃったので、二冊だけ漫画がある状態になってしまった。どこに置けばいいのか分からず、通帳とかしまっている引き出しに入れておいたのだが、これ、私に何かあったときどうするんだ。診察カードやらも入れてるんで、もし私が急に入院とかなったら、その引き出しを開けてほしくないのにも関わらず、その引き出しを開けて何々を取ってきて下さい…と夫に頼まざるをえない事態になる。絶対なる。嫌すぎる。そんなわけで、もう普通に本棚に並べました。本棚いうても、持ってる本少ないんで、カラーボックスの一段に並べて本ゾーンにしてるだけですけど。料理本や裁縫の本、ゲド戦記(全6巻)やクリスティの文庫(数冊)と一緒に並べました。まあまあ違和感ある。違和感あると思って見るから違和感あるのか?分からん。まあいいか。引き出しに隠してるのを見つかるのは嫌だけど、この状態で見つかるならいいや。子供に見られるのは困るけど、夫ならいいや。もし見つかったら感想を聞きたい。スリーピースについてどう思うのか聞きたい(そこ?)あっ、そうだ、こないだ、バイト先で、スリーピースの人見たんですよ。お客さんです。私がレジ対応したんだけど、ちょっとうろたえた。だって、30歳くらいだったし。かっこよさげだったし。攻めすぎるわ…。と、たまにそんなこと考えてるけど、ちゃんと働いてますよ…。ほんとに…。


2017年02月15日(水) 「DOGS ーINTERVALー」の感想

 CRAFTの71号に掲載されてた「DOGS」の読み切りの感想書いときますね。これを一日一回は読まないと、心穏やかに生活することができない気がするんですが、一日一回読むことによって心穏やかでいられてない気もしています。あれ?なんか文章おかしいか。いや、文章じゃなくて内容がおかしいのか。もうそれも分からない。何がおかしくて何がおかしくないのか分からない。おかしいの意味も分からなくなってきた。そんな感じなんですが、これを書いたら、明日からは日常のことを書く日記に戻ろうと思う。萌え状態持続よる疲労感の募り…。日常生活に差し支える…。DOGSの読み切り、内容をほぼほぼ引っ張ってくることになると思うのでネタバレ必至です。常にネタバレしてるけど。あと、もうちょい改行入れよう。いつも改行し忘れるんです。
 まず、表紙からして突っ込み所がある。
「元上司と元部下、あるいはセフレ、それともー?」
 と、あるんですが、えっ、セフレ?その発想はなかったわ。違和感あってびっくりした。そんで、また課長が「変態エリート上司」呼ばわりなんで、それは違うよ、と。変態要素ないから。ほんとに全く変態じゃないので、まじめにやめてほしい。やめるといえば、いい加減、課長っていうのやめます。もう課長じゃないから。斉藤さんって呼ぶわ。気持ち的には斉藤様だけど、恥ずかしいから。矢島は斉藤さんのこと「あんた」いうてたな。あんたて。上司なのに。いいけど。矢島なら。片桐が長谷川さんをあんた呼ばわりするのは許さん(素)では内容へ。斉藤さんが異動してから一週間後の話です。新しい課長は、穏やかそうで落ち着いたおじさんです。
「(新しい課長は)いい人ですけど、前とのギャップがすごすぎてとまどいますね」
 と、香川。笑う。前の人(斉藤さん)、強烈でしたからね。これちょっと、斉藤さんロス気味じゃないですか。なんやかんやで斉藤さん、結構好かれてたんかな。矢島、新しい課長に呼ばれて、執務室で仕事の指示を受けてるんだけど、途中で「体調悪そうだけど大丈夫?」って聞かれる。斉藤さん異動前、毎日執務室で事に及んでたんで、部屋にいたら条件反射的に反応しちゃうっていう。はー、大変だなー。そもそも職場でやるなって。斉藤さんのせいだけど。矢島は、空いてる会議室で、心身が落ち着くのを待ってる。そんで、斉藤さんのこと考えてる。斉藤さん、「離れたらお前のことばかり考えそうだな」なんて殺し文句かましといて、一週間一度も連絡してこないの。そんな感じする。マメに連絡寄越すタイプにはとても見えない。それに、忙しいし仕方ないよね。矢島、連絡ほしかったの?可愛いなあ。なら、矢島から連絡しちゃえよ。しないか。してあげたら、斉藤さん、めっちゃ喜ぶだろうなー。矢島、そろそろ戻ろうと部屋の扉を開けたところで、逃げ出して追いかけられてる被疑者に遭遇。矢島がパンチ食らわすのと同じタイミングで、被疑者に蹴りを入れる人物が。ああその長いおみ足は、元課長その人、斉藤様じゃないですか。やっぱしスリーピース。かっこいい。なんだか美貌が増してらっしゃる。矢島びっくりしてる。斉藤さんは矢島をチラリともせず、「お前ら、俺がいなくなってたるんでるんじゃないのか」とのたまいました。うん。そう。恐怖政治(言い過ぎ)が終わって、気が緩んでました。斉藤さん、署長に話があって訪れたそうです。矢島、斉藤さんを目で追っちゃうのね。まあ、その場にいた全員、斉藤さんを見てると思うけど。うわー元課長出たーー(お化けが出た殺人鬼が出た的なノリ)ってなってるから。でも、矢島はそういう意味合いで見てるんじゃないんで、そんな自分に苛立つんです。仕事終わる頃、矢島は香川を飲みに誘います。飲んで発散しねーとやってらんねー、らしいです。上がる前に、書類を経理に出しに行ってる途中で、斉藤さんに出くわす。矢島は一瞬動揺するが、「どーも」と軽く会釈して通り過ぎようとしたところ、斉藤さんに手首掴まれて近くの会議室に連れ込まれる。
「おい!何しやが…っ」
 矢島の抗議とか聞くわけない。だって強引だから。抱きすくめてキスして事に及んじゃうから。もーまた職場で。斉藤さんったら信じられない。まだ18時なんで、みんな残ってますよね。なのにやっちゃう。ほんと普通に色々心配。斉藤さん、上着は脱いだけどベスト着たままだよ。余裕ない感じになってくのとか、萌える。斉藤さん、一言も発しなかったなー。事後、矢島は、乱れた息がなかなか元に戻らず、ぐたっとしてんの。したら、斉藤さん、
「俺は手加減したぞ。ヤワだなお前」
 だと。ちょっとー、やっと喋ったと思ったら。もっと他に言うことないんか。矢島はムッとして、
「…サルだろ、あんた」
 と。斉藤さんをサル呼ばわりするなんて矢島くらいだわ。斉藤さん、機嫌良さげに、
「ならお前はよく鳴く犬だな」
 って言ったら、矢島は、
「バカじゃねーの。んな声出してねーよ。……ったく満足したかよ。署長にゴマするついでに性欲解消(スッキリ)できて」
 なんて、憎まれ口たたくんだから、かわいいかわいい…って、あれ?斉藤さん?怒ってらっしゃる!?矢島の言いようが、お気に障りましたか!?
「ああ、手近に処理に使える奴がいると助かる」
 あー、やっぱり怒っていらっしゃる…。矢島は、斉藤さんの言葉にかっとなって起き上がる。斉藤さんは矢島の胸ぐらを掴み、
「不満か?なら二度と言うな」
 だって。迫力あるわー。かっこいいー。でも、矢島が悪態つきたくなるのも分かる。だって斉藤さんたら何も言わないんだもん。甘いこと言うような人じゃないって分かってるけど、一週間ぶりに何か優しさ的なのほしいよ。矢島、言い返すんだよ。
「その通りだろーがよ。寄ったついでにヤッただけじゃねーか。終わったんならさっさと失せろ!」
 とことん憎まれ口。まあこの流れじゃ、無視するか悪態つくかしかないと思う。はい分かりました二度と言いません、はないでしょ。そしたら、斉藤さん、何かに気付いた。おっ、甘い言葉出るか?それとも言い返してケンカになる?はたまた有無を言わさず抱き締めちゃう?とワクワクしてたら…。
「なんだ、デート的なことがしたいって話か?それならそうと早く言え。どこでも連れてってやるぞ。どこに行きたい?今度の休みでいいか?」
 えっ、何(笑)すごい機嫌良くなってるし(笑)なんちゅう独善的な。我が道を行ってんなー。それにしても機嫌悪くても良くても男前。見た目だけは…。矢島は毒気抜かれて、ついていけてない感。あーデート嬉しい。死ぬほど嬉しい。嬉し過ぎて失念しそうになるけど、香川、待ちくたびれてるやろな…。
 デートの行き先は水族館です。イルカショー見て喜んだり、幻想的なクラゲたちを静かに見つめたりしたんでしょうか。すごくいい。二人の後ろをついて行きたい。斉藤さん私服姿もかっこいい。さぞお高いお召し物なんでしょうね。斉藤さんなら何着てもお似合いになるでしょうけど。布巻いてるだけでも神々しいと思いますよ。
「まさか水族館とはな。好きなのか?」と問う斉藤さんに、「悪いかよ?」と答える矢島。可愛い。可愛くない物言いが可愛い。でも矢島だから可愛いのであって、生意気な女子みたいなBLの受けがこんな物言いしたら全く可愛くないし心底どうでもいい。矢島だから可愛い。
「いや、俺も好きだ。こういうときの王道だしな。つきあって最初に行くところといえば、ここか映画か夢の国あたりだろ」
 という斉藤さんの台詞に、つきあってんのかコレ!?と思う矢島。やることはやってるけどどんな関係か考えたことはなかったんだって。そうだったのか。考えたことなかったのか。どうなのそれは。ちょっとは考えたほうがいいよ。じゃーセフレもあながち間違いとは言いきれないな。矢島にとってはね。斉藤さんにとっては矢島はステディだけどね。あー面白い。俺、こいつのこと好きなのか?と自問する矢島。今更自問しとる、と驚く私。そんな段階はもう過ぎてると勝手に思ってた。斉藤さんのこと、好きだろ、矢島。好きに決まってる。ふと斉藤さんが、
「しかしあれだな、こんな魚ばっかり見てると寿司食いたくなるな」
 って言うの。矢島、思わず笑っちゃう。
「はは!分かるけど。あんたモテねえだろ」
 って。私も斉藤さんモテないっていうか付き合ってもすぐだめになる理由分かる気がする。でもこのシーンでは思わない。水族館の魚見てお寿司食べたくなってそのことを付き合って初めてのデートで相手に言うのは全然いい。むしろ可愛い。私は、斉藤さんの「なんだ、デート的なことがしたいって話か?それならそうと早く言え」で、あんたモテねえだろってなった。ひとりよがりなんだもん。もはやそこも大きな魅力ではありますが。でもモテなくていいんです。実際はビジュアル的にもポジション的にももてはやされる思うんですが、とにかくそんなのはいいんです。何故かというと、それは斉藤さん本人がおっしゃってくれます。斉藤さん、矢島の屈託ない笑顔と物言いに、心を打たれるのね。好きが溢れるんです。分かります分かります。ダダ漏れです。
「そんなもん、一人いれば十分だ。相手なんか、お前がいれば十分だ」
 そして、手を絡める…。もう!こんなの待ってた!こういうの、ほしかった!!喉から手が出るほどほしかったけど、実際目の前にそれが現れたら、喉から出た手が震え上がって喉の奥に引っ込んだせいで苦しくて泡吹いて倒れるかと思った。めっちゃ萌えた。矢島は当然ドキンとなる。で、『なんだこれ』ってなる。なんだこれて(笑)なんだこれて(怒)この期に及んでなんだこれか!いいけど。矢島だから許すけど。それにしても水族館空いてんな。貸し切りか?(笑)この後、ほんとに寿司食べに行くの。回ってないですよ。店での二人の描写は一切ないです。水族館シーンの後は、寿司店から出てきたとこから始まるから。寿司食べながらどんな会話したんだろー。あんまり話さないか。矢島、
『課長が酒飲んでんの初めて見たかも。あ、そういやもう課長じゃねんだ』
 って思う。今更ですよ。あんたあんた言うてるけどどーすんの。斉藤さんって呼ぶのか?誉さんでもいいよ。呼んでるとこ全く想像つかないけど。斉藤さんも、矢島のことたまには名前で呼んでみたら。千紘(ちひろ)だよ。ちーちゃんだよ。可愛い。
 いつのまにやら夜の10時半になってて、そろそろ帰らないとな、と腕時計(60万)を見て言う斉藤さんに、矢島は思わず、
「なんだ、やらねえのか」
 って言っちゃう。どうした矢島。思ったことがつい声に出ちゃったそうです。お酒入ってるから?基本、受けのこの手の台詞には、あざとさを感じて心の温度が低くなるんですが、矢島なので高まった。斉藤さんはもっとずっと高まったと思う。
「やけにかわいくなったな」
 だって。元々可愛いけどな。初めて見かけたときから可愛いって思ってたんだろうけどな(妄想)でももっと可愛くなったんですね。デート効果ですね。矢島、恥ずかしいし気まずいよね。
「ごっそーさんでした」
 って背を向けて帰ろうとしたら、斉藤さんに腕掴まれて、
「食い逃げは犯罪だぞ」
 て言われる(笑)そんで、斉藤さんちに行くんです。これ部屋入ってすぐか。立ったままキスしてんですが、すごいなーと思って。萌えの前にまず、その情熱に、おー、すぐそーなるんだー、っていう感心がくる(笑)初めてのお家訪問だし、とりあえずまずリビングでくつろいだりとかしないんだ。そっこーなんだ。すごいな。キスシーン、萌えたわー。矢島、恥じらってるっていうかちょっと戸惑ってる?今まで斉藤さんとの関係性について考えないまましてたけど、考えてるから戸惑っちゃうのか。でももう答えは出てるんです。こっから。こっからなんですよ。残りあと二ページなんですが、そこに答えがある。全てがある。このままここで及んじゃう気配の中、矢島が、
「…随分殺風景な部屋だな」
 と。斉藤さんは、
「物があると厄介だろ。何かあったときに」
 と言う。それに対する矢島の台詞が、
「ねえよ、何にも」
 です。ここに全てがあると思いました。何にもない、に、全てがある。斉藤さん、何かあったときのこと、ちゃんと考えてる。いつも頭のどこかにあるかもしれない。そうやってずっと生きてきたんです。そこに、矢島が、「ねえよ」で割って入ったの。ない、なんて、言い切れないですよ。ないわけない。それを分かった上で、矢島は、ないって言い切ったの。本心で。こんなこと、あります?その人さえいれば他はもういいってくらい好きな人が、あんたの今後にはあんたが心配するような何かは起こらないって言ってくれたんだよ。もうこれ伴侶やん。ほんとう、斉藤さんよかったね、って泣きそうになった。矢島は深く考えずに言ったのかもしれないけど、こうなったらもう斉藤さんの伴侶になる覚悟を決めて下さい。さらに、「ねえよ、何にも」には続きがあり、
「だから今度の休みはこたつ買いに行こうぜ。デカいやつ」
「まさかこの部屋に置く気か?」
「日本人なら冬はこたつにみかんと決まってんだよ」
 です!痺れるわー。将来を約束したあとに(妄想)、今度の休みの約束するとか見事すぎる。この冬は伴侶もいるしこたつもあるしみかんおいしいしで寒くないね…。ほんとに素晴らしい読み切りでした。この読み切り、タイトルに「インターバル」とあるから、続編あるよね?なかったらどうしよう。あったとしても、もしも、別キャラが主役で、この二人が出なかったらどうしよう。そうだったら悲しすぎて途方にくれるので、期待しすぎずに待ちます…。


2017年02月13日(月) 「GAPS RISKY DAYS」の感想3

  レオ君のミス、わざとだったんですよ。腹立つからレオ君いうのやめるわ。レオでいいわ。資料室で、片桐とレオが二人のときに、片桐がレオに、わざとミスったのか聞いたら、レオが全く悪びれず、「だって、ミスしたときに人間性って出るじゃないですか。上司の性格知っておいた方が仕事しやすいし」って。なめきってんなー、色々と。そしたら片桐が、「ついでに俺の性格も知っとけよ。次やったら剃るからな」って、レオの髪をがっつり掴んで言い放ちました。凄むとかじゃなく淡々としてて、かえって凄みがあった。これ冗談抜きで次やったら剃られるやつや…悪ぶってる奴の脅しではなく、悪い奴のまじの警告ですやん…って、迫力があった。このときの片桐すごい好き。スカッとしたー。資料室から出てきたレオの様子(顔色よくなくて髪乱れてる)を心配する、何も知らない長谷川さん…。やだもーこんなん、帯の「お姫様」がしっくりきちゃってる…。長谷川さん、前作ではそんな感じじゃなかったのに、続編ではBLの受けっぽくなっちゃってる。好きだけど。レオの後から出てきた片桐は、長谷川さんに一瞥もくれず通り過ぎてく。長谷川さんは片桐を目で追うんだけどね。昨日ケンカしたときの、「(俺のことを)知ろうともしないくせに」っていう片桐の捨て台詞を、長谷川さんは気にしてるんだ。なんか切なかった…。GAPSで初めて切ない気持ちになった(素)ちなみに、レオがびびってたのはほんのしばらくの間だけで、すぐにいつもの調子に戻り、長谷川さんに、「片桐さんとつきあい長いんですか?」とか遠慮なく聞いてた。こいつ反省してない。しかも机に座っとった。長谷川さん、注意しないし。
 金曜だからってことで、長谷川さんチームは飲みに行くんだけど、店に着いてから、どうせなら他にも声かけたらよかったな、って話になったら、レオがそっこー写真撮って若手グループにLINE。そのグループに片桐も入ってるんだけど、片桐含む何人かは、秘書室との飲み会だった。秘書室の彼女も参加してるのかな。気になるわー。長谷川さんも気にしてるよね…。長谷川さんたらちょっと飲み過ぎて、寝ちゃうんです。なんて無防備な。どうするー、って周りの人々で言ってたら、レオが「俺送りますよ」って。別に下心はないです。まだ芽生えてません。レオは片桐に、長谷川さんが寝ちゃったから送ってくんで家知ってますかって、寝てる長谷川さんの写真付きでLINEする。怖いもん知らずやな。まじで剃られるよ…。別に片桐を煽りたいわけでもなんでもないんですけどね。片桐から返信はなく、レオがどうしようかと思ってるうちに、長谷川さんが目を覚ます。長谷川さん、自分で帰れるからって立ち上がろうとしたら、足がぐらついて、レオに支えられるんだけど、そのとき、片桐に抱きしめられて「好きです」って言われたこと(残業した帰り、コンビニから出てきた片桐と会ったときにそういうことがあった)を思い出す。長谷川さんは一瞬動揺しますよね。そんな長谷川さんを見て、レオの中で何かが芽生えました。「三浦(レオの姓)がいないと2次会盛り上がらないから今からでも行ってこいよ」「いや、俺は、」って、レオが長谷川さんを支えてる状態(がっつり密着とかではなく、対面で腕に手をやってるだけ)のままで話してるときに、ガンッ、て思いきり引き戸が開いて、片桐登場。「…送りますよ、長谷川さん」このときの片桐が番長(誰?)みたいで笑えた。かっこいいといえばかっこいいし、出てきてくれて嬉しかったんだけど、古き良き時代のヒーローみたいだった。そのヒーローに長谷川さんがキュンとしてる。この二人の感じにレオはもやっとしてる。飲み会があったんじゃ、と聞く長谷川さんの手を掴んで引いて「抜けてきました。タク待たせてあるんで早く帰りましょう」って、片桐は長谷川さんを連れてこうとするんだけど、そこでレオが、「スゲー何それかっこいー。でもさすがに変ですよ。それじゃまるで、つきあってるみたいだ」って切り込んでくる。おー、よく言ったレオ。長谷川さんは当然青ざめて慌てるんだけど、片桐は平然として、「だったらどーした」と。ここかっこよかった。でも次に意味の分からん決め台詞がくる。「これだけは言っとくけど」と、レオの胸ぐらを掴み、「お前と3Pはねえから」…だそうです。…えっ?これが「これだけは言っとく」ことなの?ここ多分見せ場なんですよ。帯にも入ってるし。常人なら、だったらどーした、に続くのは、俺らがつきあっていようがいまいがお前には関係ねえ、とか?そんでこっからの流れが怒涛で、感想書こうとしたら全部引いてこなきゃなんなくなる(素)無理(素)ほんとう面白かったし、萌えました。最終的には、私も片桐のこと好きになった、っていうか好きになることにした。長谷川さんに免じて。長谷川さん、「お前なんか好きになりたくない」って片桐に言うの。これもう好きって言ってるようなもんだよ。そしたら片桐は、「それは無理ですよ。俺が長谷川さんを好きなんだから、当然長谷川さんも俺を好きじゃねーと」って。無茶苦茶な言い分ですよ。お前は一体全体何を言うとるかと。怒りますよ私は。でも長谷川さんはぐっときてるから。ハート掴まれたから。仕方ないね…。じゃあもう私も片桐のこと好きになる…。応援する…。でも、ほんとの王子様が登場して、長谷川さんを幸せにしてくれそうならそっちを応援する…。
 あと、3P発言ね、あれ、もっと後の方で、ここでその発言したら違和感ないのにってシーンが出てくる。レオが、「見たいなー二人のH。長谷川さんがどんな顔すんのか興味あるんで」とか言ってる場面。ここで言ったら普通だった。だから、あのときの発言は予言的であったのだと受け取れる。さすが片桐。それにしたって秘書室の彼女よ。彼女とどうなってんのって話ですよ。秘書室との飲み会のあと別れ話しようと思ってたとか?ちゃんと段取り考えてたんだけど、レオからのLINE見て、すぐ抜けて迎えに行かなきゃってなったら、段取りは飛んでくよな。ちょっと急用でって、飲み会抜けたら、彼女がついてきて、「後で話があるって言ってたけど何だったの?」「今度話す」「気になるから今言ってよ」「じゃー言うけど、別れよう」「えっ!」「じゃ、急いでっから」みたいな?妄想がふくらむ。レオからの連絡に気付いて迎えに来るまでの片桐の様子がめっちゃ知りたい。あと他に言っときたいことなかったかな。あー、あれだ、「指ちょっと入れるだけ!」っていう片桐に長谷川さんが抵抗し、「じゃあまず俺がお前にやってやらあ!」って言ったら、片桐が、「…それはちょっと」って返し、長谷川さんが一層怒るシーン。「別にそれでもいいすけど」って片桐が返してたら、長谷川さん、すんの?できんの?無理でしょ。課長方式だと、「俺がお前にやってやらあ!」ときたら、「いいぞ」で返し、「できるもんならな」で押さえ込む。これっきゃない。でもこれは、課長から矢島へだから通用する方式なんで、片桐は、「それはちょっと」と素直に返すのでよかったです。なんやかんやで続編の片桐はちょいちょい可愛かったな。レオのおかげだな。レオ、童貞で巨根だそうです。キャラ濃すぎる。そういや長谷川さんの涙萌えたな。私、基本的には、受けの涙には萌えないんだけど。まじめに可愛くてびっくりした。ED治りそうな兆候あってほんとよかった。あー、どんどんとっちらかってきたのでもうこのへんで。あ、やっと(でもないけど)電子書籍で出るみたいですね。すごいうれしい。これで手軽に読めるようになるー。


2017年02月12日(日) 「GAPS RISKY DAYS」の感想2

 レオ君の歓迎会のあと、バッティングセンター行くんだけど、レオ君が、「片桐さーん、俺と勝負しましょー!」と言い出し、バッティング対決することに。ちなみに、長谷川さんをめぐって対決するわけではありません。それは全然関係ない。片桐は、俺が勝ったら今週末遊んで下さいよって長谷川さんに言ってたけど、レオ君のほうは、長谷川さんのこと何とも思ってないから。レオ君は後半以降、長谷川さんに急に興味持ち出すんです。好意というか興味ですね。性的な興味。レオ君って、よく言えばムードメーカーなんですが、こういう種族とは決して相容れないなという典型ですわ。漫画のキャラとしては面白いけど。レオ君と片桐が打席に立ったときの様子が対照的で面白かったんです。レオ君は、意気揚々として身を前に出す感じなんですが、片桐は落ち着いてて平然としてるんですね。どっちにしろ自信あるのには変わりないんだけど。このときの片桐が普通にかっこよくて。そういや、会社では王子様だった…って思い出した。バッティング対決の結果は引き分け。勝負の後、レオ君が、「秘書室の彼女さんが自慢するわけだ。優しくて最高の彼氏って」って言う。あーあ。秘書室の彼女と続いてたのかよ、前作であんだけ長谷川さんに彼女と別れろ言っといて…、という怒りと憎しみ。でもまあ切れてないとは思ってた、という呆れ。そして、片桐という男が『優しくて最高の彼氏』と自慢されている…、ということに対する笑い…(皮肉)結局、本作の最後まで、秘書室の彼女と別れるのかどうか話に出てこないんですよ。これ別れるとき、一悶着あると思う。一悶着ですむところが、レオ君がいらんことして何悶着にもなるのを見てみたいです。長谷川さんは巻き込まないでほしいけど。これ以上長谷川さんが老け込んだら可哀相。長谷川さんの心労によるエイジング感、大好きですけど。
 レオ君が自己紹介のときに「僕のことは玲央って読んでくれて大丈夫です!」と言ったのと、彼のキャラのせいで、職場の同僚は彼を名前で呼びます。片桐も、「玲央、人事から電話」って名前で呼んで電話取り次いでたけど、ただそれだけのことで、周りが、片桐さんかっこいい…みたいになってるの(笑)でも実際何故かかっこいいから腹立つ(怒)「俺も片桐さんに名前で呼ばれたいっ」ってハンカチ噛んで悔しがってる山田(27歳)に癒された。山田は前作で、「俺は片桐さんになら抱かれてもいいと思ってます」と断言してました。ファンなんですね。こういう脇キャラもほんと面白くて好き。ここで、長谷川さんたら、片桐に名前で呼ばれたこと思い出す。で、何思い出してんだ、仕事仕事!ってなる。何これ…、BLの受けなの…?(BLの受けです)続編では、長谷川さんに、人間としての隙だけではなく、BLの受け的隙も見られて、心配になった。でもそんな長谷川さんも好き。その後、プロジェクトのメンバー変更があって、長谷川さんと片桐は仕事が別になっちゃうんです。片桐が、長谷川さんのいるチームから抜けて、新規のプロジェクトチームに入り、レオ君は長谷川さんのいるチーム(と、もう一つの別のチームにも)入ると。その件について上が説明してるとき、長谷川さんは、片桐と目が合う。片桐はこっちをじっと見てたの。俺が(メンバー変更を)決めたわけじゃないのにあんな顔されたら俺が悪いみたいじゃねーか、って長谷川さんは思うんだけど、えっ、なんでだよ!そんなふうに感じる必要一切ないよ!?長谷川さん、元カノの浮気を知ったときも、「責めらんねえや」とか言ってたの。何も悪いことしてないのに。だから、図々しい奴に付け込まれる…。私、長谷川さんが、図々しい女の手玉に取られるくらいなら、片桐の方がよっぽどマシです!だって、片桐、仕事はちゃんとしてるし、長谷川さんのこと尊敬してるし(それが言動に反映されるかどうかは別)、いざこざに巻き込まれても解決してくれるし(腕力で)、あとえーと、とにかく片桐の方がいいよ。メンバー変更に話戻しますが、片桐は、長谷川さんが変更の決定に関与してないってことを知って、やっぱりなあ、って言うんです。そしたら、長谷川さんは、やっぱりって?と聞き返す。「長谷川さんだったら俺を出さないでしょ」「自信家め」「願望ですよ」「でもまあ正直、お前を抜かれたのは痛いよ」って長谷川さんの台詞を聞いたときの片桐の顔…!嬉しいんですね…。「今のでモチベーション回復しました」だって。片桐のくせに可愛いやんけ。「安上がりだな」「そうですか?尊敬してる人に誉められたらやる気出ますよ」これ、結構ぐっときた。だって本心だもん。長谷川さんもぐっときたと思う。適当に仕事してる奴に言われてもあんまりだけど、ちゃんとしてる部下に言われたらすごい嬉しいよね。片桐がちゃんとしてるのは仕事だけですが…。
 レオ君、長谷川さんに、「これから(仕事)一緒ですね!楽しみだなー」とか「長谷川さんてシングルですよね。今フリーですか」とか言うの。これ別に長谷川さんに特別な興味があるからじゃ全然ないですから。とにかくこういう子なんです。レオ君がいると賑やかになるよね。そんで、長谷川さんが、「その話は後でしなさい。仕事仕事!」って切り替えさせて、その様子を見かけた、片桐と同じチームの女子が「小学校の先生みたいね。長谷川さん」って言うんですが、何その萌え設定(笑)この人が腐女子なら友達になりたいって思った。長谷川さんが小学校教諭っていいなー。親からも子からも好かれそうー。適度になめられそうー。それはそれとして、ワイワイやってた長谷川さんチームを見つめる片桐の表情…。やっぱり寂しいのかな。それともイラッとしてるのかな。どっちもか。
 長谷川さん、帰宅後風呂入ってから、くつろいで缶ビールを飲み、「疲れた。ビールがうまい。…これをやめてジムに行けば腹も引っ込むんだろうけど、でもなかなかできねーよな…」と独り言を言い、せめて筋トレでもするか、って腹筋始めるんだけど、一分でゼーハーもうむり「こんなはずじゃ……!」ってなる(笑)可愛すぎる。一分よく頑張りましたね☆長谷川さん、スーツきてたらピシッとしてかっこいいけど、オフのときは休日の優しいお父さんみたいで可愛い。私としては、受けがちょっとお腹出てるの萌えますけどね。片桐も、そこにエロスを感じてましたし。いや、アラフォーの贅肉に興奮を覚える性癖っていうんじゃなく、長谷川さんのお腹の肉だからこそ魅力的なんですよ(そりゃそうだ)
 長谷川さんが残業で遅い帰宅途中、コンビニから出てきた片桐に出くわす。このときの片桐、髪下ろして眼鏡のオフ仕様で、私は、普段コンタクトの攻めがたまに眼鏡をかける、というのにすごい萌えるんですが、片桐の眼鏡は全く萌えない。前作でも全然萌えなくて、印象に残ってない。なんでだろう。攻めのたまに眼鏡大好物なのに、なんでこんなにどうでもいいんだろう。似合ってないのか?分からない。眼鏡以前に片桐自体がどうでもいいのだろうか。分からない。それはともかく、残業で帰りがかなり遅くなった長谷川さんに、片桐は、「俺がいないと困る?」って聞く。まあ仕事上はな。しかし、プライベートではお前がいるから困ってる!というのがもっともな返しだと思うんですが、長谷川さんは咄嗟に言葉を返せない。いつもは律儀につっこむのに。ぐっときちゃったんですかね。それを片桐が見逃すはずないのでキスされちゃうんだけど。「お前なんかのどこが最高の彼氏なんだか」って長谷川さんが言ったことで、片桐が秘書室の女子と付き合うに至る経緯が分かります。「飲み会のあと、ホテルで切羽詰まってるときに、つきあわねーとやらさねーって言うから仕方なく」だそうです(笑)「最悪な話だな!!」って長谷川さんは返してますけど、片桐らしいですね。あほですね。「俺とお前じゃ恋愛観が違いすぎる」と言って去ろうとする長谷川さんの手を掴んで引き止め、「同じですって。俺も本気ならちゃんとしますよ」と片桐。同じなわけあるか。誰がその言葉を信じるよ。でも、長谷川さん、また返答に詰まっちゃう。なんで…なんでよ…。「だから早く俺んち行きましょう」という片桐の台詞に我に返り、「お前の頭ん中そればっかりだな!」ってなるんだけど。そうですよ。もう今更ですよ。それにしたって、いつまで引き止められてまともに受け答えしてあげてんのかと。嫌ならさっさと帰りますよね。長谷川さんたら、「お前とじゃ、俺だけだっていう錯覚もできねぇよ」とか「俺は片桐のこと…平気でヤリ逃げする奴だと思ってるっていうか」とか言ってんの。そんで心の中では、“お前が本当に俺を好きだとは思えない”…ってなんだそれ、好きだって言わせたい女みたいじゃねーか、って思ってんの。えっ、片桐には自分だけって思えるならいいの?ヤリ逃げされなきゃいいの?本当に本気で好きならいいの?じゃあもう、好きやん、片桐のこと。好きなんやん…。ここにきて、前作本編最後の、片桐の台詞「結局あんたは俺のこと全部好きなんですよ。賭けてもいい」が効く…。あーあ…、あれ、予言やったんやな…。あの時点ではどうだったか分からんけど、今の段階では好きになっちゃってるよ…。で、話戻すけど、その後いい雰囲気というかシリアスなムードになるんだけど、また片桐の失言で長谷川さんは我に返り、家帰ってから、片桐のことを、「仕事以外はいい加減な奴で、その肝心の仕事で別になったから、良さがますます分からなくなる」って思ってて、それは同感ですが、長谷川さんはそれでも、片桐を好きなんだろうって私は思った…。片桐の良さなんて元々分からなくて、ますます分からなくなってきてるけど、それでも好きなんだって…。
 翌日も長谷川さんは遅くまで残業。一人で、他のメンバーがそれぞれ作ったファイルチェックしてたら、レオ君のにミスがあって、修正してたんです。そこへ、飲み会のあとに一旦社に戻ってきた片桐が。「そんなの本人にやらせりゃいいじゃないですか」という片桐に、若手のモチベーションを維持するのも俺の仕事、と長谷川さんが答え、じゃあ俺のも維持して下さい、って片桐が長谷川さんにキスして、そっからケンカになるんですけど、痴話喧嘩に見えてきた。で、翌日、長谷川さんはレオ君を怒らないんですよ。気をつけるよう言うだけ。レオ君は、眠そうな長谷川さんに、もしかして自分のミスのせいで寝不足なのか聞く。そうなんだけど、長谷川さんは、「そーゆー訳じゃねーよ。いろいろやる事があってちょっとな。今日は全員昨日より早く帰れるようにしないとな」って答える。優しい。超優しい。長谷川さんが小学校の先生設定なの見たい。
 …疲れた。打ち疲れてきた。感想、二回で終わらせるはずだったのに終わらんかった。次で終わりにします。また後日ー。


2017年02月08日(水) 「GAPS RISKY DAYS」の感想

 の前に、交換ペーパーの感想書いてないことに気付いた。「DOGS」単行本には「GAPS RISKY DAYS」の、「GAPS RISKY DAYS」には「DOGS」のおまけ漫画が別紙でついてくるんですね。電子書籍にはついてません。紙で買ったのは早く読みたいからというのが一番の理由ですが、交換ペーパーが見たいというのも大きいです。紙で買わなきゃならんという気になる。企画勝ち。電子が出たらそっちも買っちゃうんですけど。電子限定のおまけ漫画(1ページだけど)見たいし、いつでも読みたいから。そんで、ペーパーの話。「DOGS」についてた「GAPS RISKY DAYS」の話は、「DOGS」本編の内容とリンクしてました。感想では触れてないけど、本編には片桐がちょっと登場してたんです。片桐が、車借りに来たけど、矢島が不在だったので、大家さん(イケメンに弱いらしい)に部屋開けてもらって勝手に車の鍵探してた(明らかにおかしい)ところで、矢島が帰ってくる。矢島は当然怒るわな。自分で車買え(正論)、こないだ車擦ってやがったろ(ええええ…)、と。したら、片桐が、「俺がそんなダセー事するかよ。あれはカーセックスに勤しんでたら絡まれてだなー」と。で、交換ペーパーでは、そのときの様子が描かれてます。カーセックスの描写なんかないですよ。描写がないどころか事実もないんじゃ…。片桐が車の中で長谷川さんにキスして意外といい雰囲気になってたら、悪そうな奴らが現れて車蹴られて(ボンネットに乗っかる奴もおった)、こんなとこで楽しんでんじゃねー見えねーぞ女出せー早く降りろ、って。普通に怖すぎる。でもまあ片桐ですから、そっこーであっさりやっつけちゃいます。そんで、何食わぬ顔で車内に戻ってきて、「さっきの続きを」ってなる。シャツに思いっきり返り血付いてて、長谷川さん怯えてるよ。安定の面白さでしたが、二人ができあがってる感あって、嬉しいやら心配やら。何はともあれ、片桐よ、矢島から借りた車の中で事に及ぼうとするのは止めて下さい。それ以前に矢島はもう車貸しちゃだめ。「GAPS RISKY DAYS」についてた「DOGS」のペーパーの課長と矢島もできあがってる感ありありで、すごいよかった…。矢島が食べてる様子を見つめる課長の眼差しが愛に満ちてて、萌えが止まりません…。GAPS続編には矢島が登場しなくて残念でしたが、ペーパーだけで充分萌えました。では、続編の感想。今回は、片桐の本気の好きが伝わってきました。だから素直に萌えるのかというとそうでもなく、前作での行いが悪すぎて、「お前はいつのまに本気になった…ていうかどのツラ下げて…」という悪感情を覚えずにはいられないのですが、もはや、片桐というキャラを受け入れがたいということが、GAPSの魅力になっている気がする。受け入れられない、ではなく、受け入れがたい、なんです。この匙加減、絶妙。前作、片桐と長谷川さんの間で、「仕事は真面目にやるんだな」「真面目にやんないと仕事じゃないでしょ。長谷川さんの受け売りですけど。名言だなと」「俺そんなこと言ったか?」というようなやりとりがあって、このエピソードがそのうち出てくるんだろうなと思いながら読んでたんだけど、最後まで出てこなかったんですよね。そしたら続編で出てきた。えっ?これだけ?ってくらいあっさりしてたけど(笑)でも続編では、長谷川さんの仕事に対する姿勢や、人柄そのものが、前作以上に伝わってきて、あーこれは尊敬するし好きになるわ、って思った。ここにきて、前作での片桐の台詞、「長谷川さんなら俺のこと全部受け入れて甘やかしてくれんじゃないかなと思っちゃってんですよ」が効いてくる。前読んだときは「よー言うわ」と思ってたけど、今読んだら「あー…うん、なるほど…」ってなる。なので、続編読んでから前作を読み返すと、違った見方ができる。前作の時点で既に本気だったのかなっていう。どっかでスイッチ入ったのか、徐々にか分かんないけど。まあそんなわけで、片桐は長谷川さんのことちゃんと好きなんだなって思いました。でも私は片桐を信じてないよ。長谷川さんへの好意そのものと、仕事に関しては信じるけど、それ以外はあんまり信じない(素)言動とか誠意とかは基本的には信じない(素)一切信じない、のではなく、あんまり、なんで、前回からはかなり印象がよくなってる(多分)
 続編では初っ端から、長谷川さんが通勤電車で、痴漢でっち上げの被害に遭ってるんです。この人、なんて気の毒なんだろう…!本気で気の毒すぎて胸が痛む。そして、思ったんです。私は、電車で痴漢に遭う受けには何の興味もありませんが、電車で痴漢と間違われる(または、でっち上げられる)受けには大変興味がある。というわけで、出だしから長谷川さんは大変そうでした。でもまだ受難は続く(笑)って笑うのひどいけど。続編では、新キャラが登場するんですよね。同じ部に異動してくる28歳のレオ君(日本人)なんですけど。帯には「新たな王子様・三浦玲央(みうられお)」とありますが、これ(これ呼ばわり)、王子様ですか?違うよね…、里先生、またすごいマイペース(いい意味のマイペースではない)なキャラ出してきたな…っていう感じです。ほんとに王子様なら、長谷川さんはそっちとくっついたらいい(素)私、当て馬が無駄に受けにちょっかい出すことで主役の二人が無駄にこじれて波風立ちまくりって流れが苦手なんですよね…。それ以前に、何のためにこの人出してきたの?やめて…いっそ可哀相…みたいな無駄な当て馬が苦手なんですよ。少女漫画にもBLにも、主役が食われてるような素晴らしい当て馬は登場しますが、出さないであげてほしい当て馬も登場します。レオ君は、どっちにも当てはまらない。こんな当て馬見たことない。というかそもそも当て馬じゃないのか。トラブルメーカー?まあとにかく、レオ君のおかげで中盤以降面白い流れになって楽しかったです。しかしながらレオ君の存在は軽く、レオ君が登場するとてんやわんやなんですが、登場しないときはレオ君のことは忘れてる(片桐も長谷川さんも読者も)っていう、個性的なのに後口のいい、不思議な男…。そんなレオ君が好きです。眠いです。続きは後日。


2017年02月06日(月) 旅行行ってました

 二泊三日で長崎に行ってたんですよ。ハウステンボスでイルミネーション見てきたよ。課長と矢島がじゃないですよ。私が行ってたんです。それで、夜、船に乗ってイルミネーション見てたんですけど、もっちゃんは寝てたんですね。朝からウロウロしてたので疲れちゃったんです。それで思ったんだけど、片桐も寝そうだなって。片桐が、長谷川さんに、船乗りましょうよ、って誘ったのに、乗って一分で寝そうな気がする。長谷川さんは、おいおいって思うけどホッとするんじゃないかな。落ち着いてイルミネーション見れるし。船から降りたら、もう充分イルミネーションは満喫したんでホテル行きましょう、ってなりそう。お前寝てたじゃねーか、と。課長と矢島の場合は、矢島のほうがうとうとしそう。うとうとしながらも、綺麗だなって思いながらイルミネーション見てるの。課長は、そんな矢島を可愛いなって見てるんですよね。分かります。すごく分かる…。私、矢島を見てる課長が大好きなんです。ほんとう好き。矢島のこと好きな課長が好きすぎる。そんなことを考えながら船に乗ってたんですが、そのときパーク内に流れてた曲が、嵐だったんです。花より男子リターンズの「Love so sweet」で、これはちょっと妄想に合ってなかったんですが、なんとか合わそうと努力してた(これはこれでありなんだと思い込む努力)んです。やっぱBGMがあると盛り上がるんで。結果、まあ、合うよね!ってなった。いいんです。私は。矢島がつくしだっていいんです。ドラマ見てないけど。そういや、片桐と長谷川さんの会社、社内旅行とかないんかな。事件起こりそうで夢がふくらむ。そうやって妄想してる途中で、たまに我に返るんですよね。今、この広いハウステンボスの敷地内で、BL妄想してる人は一体何人いるのかと。私だけだったらどうしよう。どうもしないっていうかどうもしようがないけどどうしよう。私だけってことはないよな?他にもいるよな。電子書籍のサイト見てると、こんだけBLが供給されてるんだから需要がある、腐女子いっぱいいるってことやなって思うんですが、現実の生活で、「あら、あなたBL好きなんですね?私もです。ちょっと趣味が偏ってますけど(照笑)」とか言う機会、一切ないですよ。20〜40代の女達(お母さん方です)と触れ合う機会、毎日ありますけど、仲の良いママ友もいますけど、ほんと機会ないです。まあ普通ないよな(素)隠すよなー。こないだ、ママ友と話してたら、嵐の櫻井くんの話になって、かっこいいよねーってなるじゃないですか、普通に。その友達は、心からそう言ってますし、私もまあ思いますよ、かっこいいと。でも心が伴わないんですよ。かっこいいという言葉は、かっこいいという言葉でしかない。私が好きなのが、BLじゃなくて嵐だったら…ってちょっと思った。したら、盛り上がりましたよね。他にも仲間見つかるんだろうな。だからって、明日からBLやめて嵐にします、ってわけにもいかないし(普通に無理)、そういう問題ではないんだけど、たまにふと寂しくて、誰か私のこの熱い想いを聞いて…そしてあなたの意見も聞かせて…って気持ちになる。でもエンピツ日記があるから、ここに思ったことを書けて、見てくれてる方もいらっしゃるので、それが救いになります。ありがとー。


2017年02月03日(金) ますます大丈夫ではない

 なにか…冷静になってきました…。萌えがひとまず落ち着いたという意味ではなく、メーター振り切っちゃって、そもそも萌えとは何なのか、いやそんなことより、人が人を好きになるってどういうことなのか、などと考えてしまっているんです。そしてやはり、愛は地球を救うのだと確信したのです。でもそれがどうしたというのか。ああ、意識が遠くに、私の意識が、私の手の届かないところにいってしまう…という境地に至ってしまい、かえって冷静になってきたんです(大丈夫か?)なぜこうなったのかというと、CRAFTの71号に「DOGS」の続き(読み切り)が掲載されてたんですよ。雑誌が発売されたのは先月で、それが電子配信されたんです。まあ買いますよね。電子書籍で雑誌、初めて買った。というか、紙でだって、タウン情報誌をたまーに買うくらいです…。それで…、読み切りなんですけど…、めっちゃよくて…。めっちゃよかったんですよ…。30ページちょいなんですけど、ほんとうよかった…。萌えすぎて吐きそうになりながら読んでたんですが、ちょっともう、最後のほうは泣きそうだった…。BLに求める萌えを超え、胸を打たれました…。課長、もう課長じゃないけど課長!よかったね!矢島さいこー!ってなった。あっ、もう冷静じゃなくなってきた。


2017年02月01日(水) 「DOGS」の感想の続き。ネタバレしてます。

 ノープランで書き始めるから、結局何書いてんだか分かんなくなるんですよね。でも、プラン立てられるなら立てて、分かりやすい感想を書きますよ。そもそもプランを立てられないから、いきなり書き出してみて、案の定とっちらかった文章になるわけで。でもさすがに二回目なんで、ここだけは言っておきたいっていう萌えどころだけは先に書いときます。とりあえず五つはあります。まず一つ目。課長のスーツ、スリーピースなんですよね。私、会社員時代、オフィスでスリーピースの人、一人しか見たことない気がする。役員で、60代でしたね。お似合いでした。もー、斉藤課長(30歳)ったらスリーピースをばっちり着こなしてるんだもん。モデルでも芸能人でもない日本人30代でこんな人なかなかおらんて。めっちゃかっこいい。上着脱いでベスト姿になってるとこかっこいい。ベストも脱いでシャツだけでもかっこいい。何かもう何でもいいかっこいい。はい、次、二つ目。普段かっちりスリーピースの課長ですが、カジュアルな服装して前髪下ろすシーンがあるんですけど(プライベートじゃなくて仕事の一環)、それがもう超よかった。めっちゃ萌える。こんな課長もっと見たい。プライベート見たい。寝起きとか見たい。それは置いといて、カジュアル仕様の課長を見て、矢島がドキン…☆とするのではなく、誰だー!!(心の叫び)ってびびってるのがよかった。次、三つ目。課長、足を組む姿が素敵なんです。私、男性が足を組んでる様子、あんまり好きじゃないんですよね。でも、課長はよかった。長い足を持て余してる感…、いや、持て余してらっしゃらない、全く持て余してなどいらっしゃらないんですよ。ただ、持て余しそうなほど長い足を自然に組むお姿が様になってるなって。その長い足で蹴り入れまくってましたね。物も矢島も蹴っておった。蹴るだけでなく、足で矢島の胯間を刺激してましたね…。ズボンの上からだったけど土足でしたね…。ポケットに手を入れたまま…。矢島は後ろ手に手錠で拘束されてました…。トイレの個室での出来事です。これ、文章で書くとすごいんだけど、意外とナチュラルだった(笑)いや、笑うとこじゃない。私、基本的にはこういうの嫌いなんですよ。真面目に苦手。無理矢理は嫌なんだって。矢島も言ってるけど犯罪だし。それでも、そんなときでも、苦手なシチュエーションにおいても、課長はかっこよかったです…。矢島、このとき課長に「変態」って言ってるし、帯にも「変態」ってあるんですけど、課長は全然変態じゃないです。正常です。変態攻めを期待した人はガッカリします。課長はただ、強引なんです。もうめっちゃ強引。この時点では、矢島は課長が自分のこと好きって知らないからね。変態だと思っても仕方ないか。それ以前に、好きだからって強引にいっていいわけないけど。当然。でも、強引な課長好きよ…。この行動はいかんけどね…。でも課長好き…。次、四つ目、私の好きなシーンについて。さっきのトイレシーンのすぐ前の出来事なんだけど、外務省の一室で、課長と課長のお兄さんが話してるとこに、矢島が書類を届けにやって来るんですね。「何やってんだ。車で待ってろ」って課長が邪険に言うんだけど、かっこいいんだけど、それはともかく、課長のお兄さんが矢島に自己紹介して、「いつも弟(課長)がお世話になってます〜」って握手しようとしたとこで、課長が目の前のテーブルを蹴り上げて、そのテーブルが壁にぶち当たってひび割れ、お兄さんと矢島呆然。課長、「触るな」だって。やばい。やり過ぎ。笑う。壁にかかった肖像が怯えた表情になってるのが面白かった(笑)DOGS、いっぱい萌えシーンあるんですけど(エロもあるしね)、結局、このシーンが一番心に残ったっていう。兄貴が矢島と握手しようとしたら外務省内の壁が(机も)破損とか。バイオレンス〜。そして、最後、五つ目、私が最もぐっときた、かっこいい課長のコマについて。シーンじゃなくてコマかよ。矢島が課長に命令されて煙草買いに行って執務室に持ってったとき。課長がソファに座って頬杖ついて書類に目を通してるんですけど、それがなんか、普通にしてるだけなのに、匂い立つような男の色気があったんです…。ちょっとだるそうでね…。矢島もドキッとしたと思うよ。その後課長が、「何突っ立ってんだ。早く(ドアを)閉めろ」って相変わらずの邪険さで言うから、すぐ我に返っただろうけど。よし、これでひとまず言っておきたい萌えポイントについては言った!でもまだまだ言いたいことあるよ。課長のことばっかりになっちゃったんで、矢島のことな。GAPSで片桐が言ってたけど、矢島って、昔から、片桐のお姉さん(片桐曰く、清楚系ビッチ)のこと好きらしいんですね。DOGSに姉ちゃん出てくるのかと思ったら出てこんかったけど、名前が清香さんであることは分かった。好きってどんな感じの片想いぶりかと思ったら、「清香さんはもっと神聖な存在なんだよ(だからおかずにはしない)」って言ってるし、清香さんの写真を携帯の待ち受けにしてるし(設定したのは清香さんらしいが)、それ、好きっていうかただのファンなんじゃ?というか、憧れの女性(一般人で幼馴染みの姉ちゃん)を携帯の待ち受けにって、違和感あるわー。恥ずかしくないんだろうか。課長に見られてるし。もう待ち受けは課長の写真に変えとけばいいよ。それと、まだ言うことあった。思い出した。「俺の何がいいってんだよ」という矢島の問いに、「お前は俺に媚びないからな。俺みたいな人間には大事なんだよ」って答えるんですね、課長。課長はキャリアで出世コースに乗ってるわけですが、様々な利害や打算が絡む複雑な人間関係の中で立ち回るのは、大変だし、気を許せる人もいないっていう、そういう状況で、矢島のような人間が側にいてくれたら、組織の中の自分ではなく本来の自分に立ち返ることができる、とかそういう意味合いなんかな。でも、これ、あんましピンとこなかった(素)矢島、媚びるタイプじゃないけど、尖ってもいないし、普通に従順ですよね。こんなタイプ、他にもおるやろ。それに、そんなん恋愛関係に持ち込む必要なくないですか。腹心の部下でいてもらう方が失うリスクが少なくていいと思うんですけど。だから、課長がさっきの答え返したとき、「ほんとかよー」ってなった。ほんとは最初から目ぇ付けてたんやないかと。媚びないからいい、のではなくて、媚びないのもいい、なんじゃないかと。でもまあ、そのシーンの課長もかっこよかったですけどね。課長の答えが、「全部だ」であったとしても、「知るか」であったとしても、かっこよかったでしょうけどね。それにしても、「俺の何がいいってんだよ」とか聞いちゃう矢島は絆されてるし油断してるな。長谷川さんも片桐に聞いてたけど、絆されてるんだよ。好かれて迷惑してるんだったら、理由なんか聞かない方がいいです。聞いてどうすんの。言い方変えたら、「俺のどこが好き?」やろ。かわいいなー。課長、矢島に「かわいいな」とか「可愛いすぎるな」とか言ってるけど、私もそう思います。それで、課長が言うと重みがある。バイオレンスな愛、重い。片桐が長谷川さん言う「かわいい」は軽いですけど。いや、本気で思ってるんでしょうし、実際長谷川さんは可愛いんだけど、私が片桐を信じてないから、「上司なめんなよ」ってなる(笑)課長が、いつどういう理由で矢島を好きになったかって、読者に委ねられてる感じします。GAPSは、なおさらですね。片桐の思考分からん。漫画の内容によるけど、好きになる経緯や理由の分かりやすい描写って、あってもなくてもどっちでもいい。現実でも、なんで好きになったのか、どこがどう好きなのか、本人にもよく分からんのに相手や他人に説明できないよ、って事態は珍しくないことだと思う。エピソードの積み重ねや展開で説得力が増していくならいいけど、モノローグや台詞でキャラの心の機微を丁寧に説明されるくらいなら、読み手に想像させてくれた方がありがたいです。説明がどんなに的確でも、それが文字情報である限り、想像にはかなわないんじゃないかと思うんです。ほんと余計なモノローグなくてよかったー。完全に好みの問題なんですけどね。ていうかもう最初から全部が完全に好みの問題であって、そういう話しかしてないんだけど。最後に、本番に至る経緯についても触れておこう。抱えていた案件が解決し、夜遅く、署で報告書を作成して執務室にいる課長に持っていく矢島。課長は疲れてるのかソファに横になってて、報告書を寄越すよう手の動きで指示。矢島が報告書を渡そうとしたら、課長は書類ではなく矢島の手首をつかみ、「他に報告は?」と。そしたら、なんと、矢島からキスして、「俺が上なら考えてやる」って言うんです。これほんと嬉しかっただろうな、課長。もうめっちゃ嬉しかったと思う。疲れ吹き飛ぶよ。だってもうこれOKってことでしょ。この一言だけ見たら、「好意を受け入れるかどうかは別として、やってもいい。俺が上なら」っていう体だけOKな発言として捉えることもできますが、これまでの流れからしてそれはないと私は思う。矢島はそんな子じゃないし(子って)。「とりあえず好意を受け入れる。だからやってもいい。俺が上なら」ってことですよ。わーい。よかったね、課長!両想いだー。矢島、まじで上がいいならこんなんじゃだめ。ちゃんと持っていき方考えないと。だって課長相手ですよ。案の定「いいぞ。できるもんならな」って体勢ひっくり返されてるし。これは無理矢理じゃないと思う。強引であることには変わりないけど、この流れは矢島のせいだと思う。そりゃこうなるよ。あんだけ色々されたくせに、危機感なくて心配。それとも、そりゃ上の方がいいけど下になってもかまわないって思いもあったの?分からん。まあいいけど。よかった。ほんとよかった。課長が嬉しいと私も嬉しい。でもその後、職場で毎日とか信じられない(笑)まじでちゃんと仕事して(笑)まあいいけど(笑)書き下ろし最後の「エロ課長!」「タフと言え」もよかった。超笑った。このへんは、萌えより面白さが勝った(笑)ところで、課長、異動先での役職は何なのか。課長課長言うてるけど、異動先では課長ではないかもしれんよね。なんて呼ぼう。斉藤様?誉(下の名前)様?様付け似合うわー。というわけで、前回以上にとっちらかりましたが言いたいことは言いました!長っ!


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