愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
DiaryINDEXpastwill


2017年01月31日(火) 「DOGS」の感想になっていない感想。

 「GAPS」のスピンオフ「DOGS」ですよ!「GAPS」に登場してた片桐の幼馴染み、矢島がスピンオフの主人公と知ったとき、まず思ったのは、矢島くんは受けなの攻めなのリバなのそれとも傍観者的立場?という疑問、大変切実なものであります。矢島は私の理想の受けのタイプど真ん中(ガタイのいい黒髪短髪強面)なんで、ガッツリ攻めな矢島を見るのは辛いものがある。いや、相手の受けが矢島よりさらにガタイよかったり強面だったりするなら全然大丈夫っていうかむしろそんなん是非見たい。でも相手が可愛かったり美人だったりしたら…、平凡系でも、矢島より明らかに線が細いなら…それはもう無理なんで嫌なんです。何より嫌なのが、話の内容よりまずそこを気にする私自身なんです。嫌なんだけど、でもこれもうどうしようもない。しょうがないんですよ。CPの好みについて、どうしてこういうのは好きで、ああいうのは苦手なのか、なぜそこまで重要視するのか、それらしい説明をすることは可能でも、そんなのこじつけっていうか、とりあえず自分を納得させるための理由でしかないから、他の人には通用しない。って、このへん深く考え出したらしんどくなるんでもうやめますね…。話脱線してるしね(いつものこと)
 DOGS連載中に掲載誌のサンプル見たら、矢島とツンデレ美人ぽい上司(斉藤課長)とのやり取りがあったのね。私はそっこーショックを受けた。だってこれもう矢島×上司だよ。里先生って年下攻めのイメージだし、こういう美形上司受けはBL界で需要も供給も多いはず。失意と、失意する己に対する自己嫌悪を抱えているうちに、単行本発売が決まり、内容紹介見て、天地がひっくり返った。矢島のが受けだった。上司が攻めだった。
 神様…!
 私、椅子に座ってスマホ見てたんですが、思わず立ち上がったもん。居ても立ってもいられなくて冷蔵庫を開け、そして閉めたもん。この喜びを今すぐ誰かに伝えたいけど誰もいなくて顔を覆った…。わーん!どうしてくれよう!いや、どうしてくれなくてもいい。これが夢ではありませんように。電子書籍化待てんかった。紙で漫画(BLに限らず)買わないって決めてたのに。しかしやむを得ない。一刻も早く中身を見なければ日常生活に支障をきたしかねない。大丈夫なのか私。いや、大丈夫じゃない。大丈夫じゃなくてもかまわない。自分の中にこんな情熱が、渇望があったなんてびっくりした。楽天で購入したんですが、届いたとき、ほんと嬉しかった。今まで楽天で買い物した中で、一番嬉しかった(えっ)中身読んでないのにこんだけ嬉しいて(笑)ちなみに、電子書籍も買いました。そして、内容ですが。うん!よかったよ!まじで!ってそんな感想か。ストーリーがちゃんとしてます。でも内容そのものは、二人の関係性含め、予想の範疇は超えないというか、意外性はなかったです。あっ、本番がちゃんとあったことは意外だったけど。私、エロは別にあってもなくてもいいというか、むしろありすぎると読み飛ばしちゃうんだけど、課長と矢島のはガン見したよ。DOGSはGAPS読んでるときほどは突っ込み疲れない。「課長、今は仕事して下さい!」っていう突っ込みなら何回か入れたけど。割と真剣に突っ込んだシーンもあるよ。だって、仕事中に矢島に色々するんだもん。嬉しいけど、それはどうなの…?って気持ちにもなる。でもほんと、しっかりした内容で、安心して読めます。それはともかく(内容はともかくなのかよ)、キャラ萌えすごいよ。二次創作のときみたく熱いよ。矢島がね、GAPSにちょっと出てたときは、もういかにもガラ悪くて、見た目と中身一致してる系かと思ってたら、そんなんじゃなかった。普通だった。怖いの外見だけだった。GAPSで漂わせてた尖った男の雰囲気が全然なくなっとった。外見怖いけど中身怖くないキャラって、まあまあ見飽きた感あって、ちょっと残念だったんだけど、でも、よかったんです。矢島のまともな感じ、いい。強面だけど内面は可愛いとかだと、それこそもう見飽きたってなるんだけど、矢島ほんと普通にまともなんだもん。里先生の描くまともな受け好きだわー。そんでとにかく矢島のビジュアルがど真ん中過ぎるんですよね。ほんと特別高級なご褒美です。頑張って生きようという気になる。そんで、課長ですよ。攻めの斉藤課長。私、もう、課長に萌えすぎて体調悪くなりそうです。この大丈夫じゃない感じの萌え、久々で嬉し苦しい。お坊ちゃまでキャリアで見目麗しくて傲慢で強引でバイセクシャルで特技が武道全般と囲碁とピアノで趣味が釣りて。モリモリの萌え設定笑う。まんまと萌えるけど笑う。ギャグになりかねない。好き。釣りに関しては、電子書籍のおまけ四コマに出てました。マイボートですか!?船舶免許持ってんですか。かっこいいけど笑える。囲碁もすごいレベルなんでしょうか。天才棋士の霊が取り憑いてたりとか。そんで、ピアノて。ピアノってあのピアノですよね、楽器の。他にどのピアノがあるんだよ。いやもう私の萌えポイント(攻めがピアノを弾ける)を突きすぎていて、動揺するわ。やりすぎ感すごい。でも全く萎えない。もっと後出しがあってもいい。大学時代にフェンシングやってたとか。フィギュアスケートやってたとか。料理上手とか(釣った魚を、華麗にさばいたりするのかな)。もう、課長のおじいちゃんがドイツ人だったとしても、実は課長が仮面ライダーだったとしても、疑問を抱くことなく、我に返ることなく、大笑いし、受け入れて、萌え転がりたいと思います。課長ー、ピアノ聴かしてあげて下さいよ、矢島に。矢島のためだけに。「これ、何て曲?」「タイトルはない。今ふと思い浮かんだから弾いてみただけだ」みたいな?笑う!楽しい!って、課長のこと思う存分面白がってますけど、この手の攻めはメジャーだと思うんですよ。BLに限らず、少女漫画においても一つの型となってる。私、少女漫画に出てくるこういうヒーローは嫌いですけどね(素)面白い脇役として出てくるならいいけど、ヒロインの相手役として堂々と傲慢に振る舞うならもう全然ときめかない。この手のヒーローに振り回されるヒロインにもときめかない。BLにおいては、こういうキャラが攻めの場合、受けが可愛かったり儚かったり平凡設定であっても受け丸出しだったりするイメージ(表紙から勝手に想像しただけです)なんで、そういうのは読まないから、この手の攻めに萌えることができるって、新鮮なんですよね。矢島あっての課長なんですよ。矢島が相手(受)だからこそ、課長が輝いて見えるんです。それで、DOGSの内容ですけど、一つの案件が始まって終わるまでの間に、二人の仲が進展してくっつくとこまでいくんだけど、それはそれでいいんだけど、長丁場バージョンも見たいわーってなった。二時間ドラマな感じなんですよね。充分萌えたんだけど、もっと見たいから、ワンクールで見たかったー的な。いくつかの案件を通して徐々に距離詰まってく感じの。いや、いいや、二時間ドラマでくっついた後、連ドラでやってくれたら。もーほんとまだまだ見足りないですよ…。ピアノ弾くシーン見たいですよ…。しつこい。でも見たい。どうしても見たい。そんなわけで、まだ全然言い足りない。日記一回分にまとまるわけないしまとめようともしてません後日に続く。


2017年01月29日(日) 「GAPS」の感想の続き。もちろんネタバレ。

 昨日の続き。彼女の浮気を知り、片桐にちょっかい出されて頭突き食らわした翌日、長谷川さんは会社のトイレで、鏡に映る自分の顔を見て「年取ったな」って感じる。ほんとだ、年取った。最初のほうは見た目=実年齢(37歳)だったのに、40歳くらいに見える。片桐のせいだな。片桐のせいで3つも年取った。3つも。でも私は、37歳なのに30そこそこに見える男より、気苦労のせいで年よりちょっと老けて見える長谷川さんが好きです。片桐、「昨日はすみませんでした」って意外と素直に謝るんだな。すみませんでしたじゃすまねーけどな。長谷川さんも「もうだまされねーぞ」って言ってるし。そしたら、「いえ、本当に反省したんです」「嘘つけ!」って続くんだけど、とりあえず嘘ではないことが、残業中、二人きりになっちゃったときに分かるんです。「反省したんですよ。真面目な長谷川さんをなし崩しでどうにかってのは無理だなって」という片桐の台詞に、そういう意味の反省かよ!って思ったら、長谷川さんも「反省ってそっちか!?」って。あんなことしてすんませんでしたもうしません、じゃなかった。さすが片桐。このやり取りの前に、「(彼女と)別れて下さいよ。したら俺、立候補するんで」って片桐が言うシーンがあるんですが、深く考えずに見ると、ぐっとくるんですよ。一つのデスクに二人が椅子を並べて座って作業してるんだけど、片桐が、長谷川さんの座ってる椅子の肘掛けを握って、さっきの台詞言うの、俯瞰のコマで。これすごいBL的な萌えがある。ドキドキする。でも、片桐だからな。こいつの言うことなんかって、すぐ我に返っちゃう。その後、片桐が、若い男子に刺されそうになる(片桐、その男子を簡単に伸しちゃうけど)というアクシデントが起こるんだけど、刺されそうになった理由がひどい。刺そうとした男子の誕生日、その子の彼女が片桐に呼び出されて会いに行っちゃったんですね。誕生日って、片桐が長谷川さんに頭突き食らわされた日なんですよ。長谷川さんとやれなかったから別の若い女を呼び出してやったってわけ。片桐、ほんと自分のことしか考えてない(笑)いっそ笑える(笑)でも腹立たしい(怒)まあ行く女も女だし、片桐を刺そうとする男も男だけど。とにかく、こんなろくでもねー片桐がまともな長谷川さんにまともじゃないちょっかい出すのが真面目に腹立つんですが、もっと見たいという気持ちがそれ以上にある、という矛盾。長谷川さん、片桐に、「もうあんな冗談は無しで頼むわ。お前のためにもならないしさ」って言うの。何この言い方。優しすぎる。「これ以上俺に関わるな!」って言ったっていいやん。どっちにしろ効果ないか。片桐は、「わかりました。それじゃあ、めんどくせー事抜きに一回やらせて下さい」って真顔で言うんだよ。まじか。どんな思考回路だよ。私なら絶句しかないが、長谷川さんはちゃんと「全然わかってねーじゃんよ!」って返してんの。長谷川さんは律儀に片桐に突っ込み入れますね。真面目やなー。疲れるだろうなー。そら老けるわ。その後も、普通に片桐と会話続けてるんだけど、気が長いなって思いますよ。話したって無駄やろ。通じないって。さっさと逃げ帰ったらいいのに。BLには隙が有りまくりの受けが出てきますが、長谷川さんはBLの受け的な隙ではなく、人間としての隙っていうか、単純に人がいいんですよね。付け込まれちゃう。だから片桐もグイグイくるし。長谷川さんのこの感じが、彼女の浮気の一因にだってなってる気がする。悪く言えば舐められてるってことなんだけど、許してもらえるって思われてる。長谷川さんは全く悪くないっていうか、むしろ美点なんだけど。でもそこに付け入ろうとしてくる奴もいる。だから、また片桐にキスされてるし、また彼女と別れろ言われてるし(片桐は秘書室の女と付き合ってるのにな)、それでも長谷川さんは怒りはしないし、突き放しもしないし。何かもう悲しくなってきた…。その後も、片桐の身勝手な言動は続く続く。最悪だったのは、車の中で無理矢理やっちゃおうとしたシーンですね。結局未遂でしたけど、そもそも無理矢理ってのが、私は無理なんで。しかも、無理に事に及ぼうとする理由が、「俺とやったら彼女さんのこと忘れられるでしょ。長谷川さんのためでもあるんですよ。もちろん俺が長谷川さんのことが好きっていうのが一番ですけど。早く楽にしてあげたいんです」だと。えええええ…。もうこれ頭おかしい。こういう思考をする人が犯罪を犯すんだな。ていうか今まさに犯罪を犯そうとしてる。いっそ泣ける。結果的に未遂だったのが不幸中の幸いですが、なんで未遂に終わったかというと、片桐が長谷川さんのあれを舐めたら、長谷川さんが気持ち悪がってな。「意外と味しないですよ」って片桐が長谷川さんにキスしたら、長谷川さん吐いちゃったの。さすがにそこで止めました。で、長谷川さんが車内で横になって休んでる間、片桐は飲み物とか買いに行ってきて、車に戻ってきたときに、長谷川さん、って声かけても長谷川さんが返事しないので、「直幸さん!大丈夫ですか!」って名前で呼ぶ。今このタイミングで名前呼ぶのかよ。それは絶対にタイミングを間違えてる。呼ばれても無視する長谷川さんに、「キスで起こしてほしいんですね?」と言う片桐。この期に及んでもなお(笑)「お前…さっきゲロ吐いた奴によくそのセリフ言えるよな…。お互いイヤだろ」ってちゃんと突っ込む長谷川さん。「俺は長谷川さんみたいに潔癖じゃないですから」片桐、もうここで止めときゃいいのに、この後に極め付けがくる。「しっかし、あれぐらいで吐くなんて、今までどんだけ上品なセックスしてたんですか」て。無理矢理やろうとした奴がこんなん言うんか。「……ほっとけ」と返す長谷川さんに「彼女さんも欲求不満になる訳だ」とさらなる追い打ちをかける始末。どんだけディスる気ー!言ってる本人はそんなつもりはなさそうなのがまた怖い。これが素であるという恐怖。あとこの車、矢島から借りた車ですから…。この一連の流れ、腹立たしいんですが、なんとも言えないリアリティがあってくせになる。ただの胸くそ悪い無理矢理シーンとは趣向が違うよ…。それにしても、私、この漫画が好きだよって話をしてるつもりなのに、いかに片桐が長谷川さんに酷いかってことばかりになってる…?いやいや、普通にオススメなんですよ?私は無駄に思い詰めて読んでるから色々考えちゃうわけで、普通に読めば、楽しめる人が多いと思うんですよ。でも、片桐のこの傍若無人さが嫌って感じる人もいると思う。あと、片桐がね、1巻の時点では、とても長谷川さんを本気で好きなようには見えないっていうのが、なんだかなーって感じる人もいると思う。片桐は、好きだからっていうより、落ちないから、落とそうとして躍起になってるようにも見えるんですよね。愛がないんだよ。愛どころかこれをBLと呼べるのかどうかという次元。そんなんだけど、私は、好きなんですよ。目が離せない。無茶苦茶な片桐が、無茶苦茶なやり方で迫って、長谷川さんが、本気で怯えたり、本気で怒ったり、呆れ果てたり、うっかり絆されそうになったりして、距離が詰まったんだか詰まってないんだかよく分からんけど、一緒に仕事しなきゃならんしで、なんやかんやでつるんでる、そんな感じが好き。仕事を真面目にしてる二人が好き。片桐、仕事はめっちゃちゃんとしてるんですよね。片桐のそういう部分を、長谷川さんはすごく評価してて、そこは好きなんですよね。片桐もそれは分かってるし。あーあ、長谷川さんは、片桐のオフの顔を知っちゃったのが運の尽きですよ。あのとき(物語序盤。ある夜、長谷川さんがジョギングしに行ったとき、片桐と若者が揉めてる様子を目撃し、その後、成り行きで片桐を自分ちに連れてっちゃった)、あの現場に遭遇してなければ、見て見ぬふりをしていれば、こんなことにはならなかったのかもしれない。それとも、彼女の浮気現場を、片桐と一緒のときに偶然目撃してしまう、ってことがなければ、こんなことにはならなかったのか。どこが運命の分かれ道だったんだろう。長谷川さん、彼女と結婚してたかもしれないのにな。他の男と寝るような彼女だけどさ。私は、長谷川さんには、優しくて思いやりがあって、しっかりしてる真っ当な女性と付き合って結婚してほしいですよ。BLなのにこんなこと思うのおかしい(笑)でも長谷川さんに幸せになってほしくて。だけど、もう片桐が現れちゃったからね。長谷川さんの前に立ち塞がっちゃったから。それで、長谷川さんは片桐を突き放せないんだもんな。最低だって、好きになる要素がないって、顔と仕事ちゃんとするとこ以外は全部嫌いって、確かに思ってるのに、嫌いになれないんだ。無視できないんだ。そんなわけで…、ほんとにもう、めっちゃGAPSについて考えてるんです。あと、これは1巻の感想であり、続編には続編の感想を抱いております…。あとスピンオフにはスピンオフの感想がある。


2017年01月28日(土) 「GAPS」の感想なんです。ネタバレしまくりです。

 好きな漫画の話な。里つばめ先生の「GAPS」とその続編とスピンオフですよ。もうほんと好き過ぎてもはや感想はありません。えっ。いや、あるけど、めっちゃあるけど、1ページごとにいちいち感想があるため、とてもまとめることができない。もー好きとしか言いようがない。会社では有能で顔も性格もいい王子様だけどオフはめちゃくちゃ(ギャンブル好き、女にだらしない、部屋汚い、売られたケンカは何倍にもして返す等)な片桐(30歳)×真っ当な上司の長谷川さん(37歳)です。私の商業BLの部下×上司のイメージは、部下がワンコ系で、上司がツンデレ美人か天然可愛い系なんですよ。ただのイメージであって実際はどうか知らんけど、全くもってそんなん興味ないっていうか、そんなキャラ設定なら断然、上司×部下が見たいって感じです。それはともかく、上司(受)の長谷川さんが、ツンデレ美人でも天然可愛いでもない、ごく真っ当な、結婚して子供いそうだけどたまたま独身ででも綺麗な彼女がいる、そして内面的にも外見的にも納得の37歳、運動不足で最近お腹に贅肉ついてきて、しかもED気味…、っていうのがほんとよくて。キャラ萌えはしないけどね。だって私の理想の受けって、もっと男臭い感じなんだもの。スピンオフの主人公の矢島みたいな。片桐についてもキャラ萌えはないです。ビジュアルと設定は素敵なんだけど、なにか…、里先生の見せ方が上手すぎて、めっちゃ漫画的なはずの片桐のキャラに妙なリアリティがあり、「ちょ、お前、やばい奴や…」って現実に戻って引いてしまう私がいる(素)やばい攻めなんか、BLになんぼでもいますよ。片桐より百倍やばい奴いる。普通に犯罪者いる。でも、漫画の中だからなってなる。片桐は「いなさそうだけどいそう」って感じさせる。世の中には色んな人がいるしなって。でもまあやっぱり漫画的なんですけど。そのへんのさじ加減すごい。キャラは立ってても話は寝転んでる漫画もあり、それはそれでそれなりの楽しみ方ができて、好みに合えば最高なんですけど、「GAPS」はキャラも話も立ってるよ!波瀾万丈な展開ではないんだけど(私、波瀾万丈いらん)、着実に話が進んでって、話は進むものの二人の関係は…、進んでんの?進んでなくない?(笑)みたいな。いっそ感動する。なんかよく分からんうちに結ばれるBL、よく分かる過程を経て結ばれるBL、ありますね。これは、よく分かる過程を経てまだ結ばれてないBLです。しかし、もどかしくない。一生やってろ感ある。でも、長谷川さんが気の毒なんで、長谷川さんには幸せになってほしい。長谷川さんねー、めっちゃまともで、ちゃんとしてて、だからって神経質とか生真面目ってわけでは全然なく、ほんと、いい感じなんです。私が漫画の中に出てくる可愛い20代の独身女キャラだとしたら長谷川さんと結婚したいですよ。長谷川さん、デパート勤務の綺麗な彼女おるけど。そんで彼女に浮気されちゃうけど。それがEDのせいだって長谷川さんは言うんだけど、それとこれとは話が違うって思った。したら、片桐も同じこと言うとった。オフの片桐のまともな発言珍しい(素)でもその後の行動が全くまともじゃない。もう当分女はいい、という長谷川さんの股間にいきなり手を伸ばして揉んで、「女じゃなくて男ならいいかと思って」って、唐突過ぎるわ。会社の上司だよな。しかも尊敬してるんだよな。結果、長谷川さんの股間は余計縮こまるんだけど、それでも片桐は、もっと試してみましょうって、嫌がる長谷川さんの口に指入れて上顎刺激したりキスしたりするんだけど頭突き食らわされるっていう。長谷川さんが超石頭だったらよかったのに。片桐、頭割れたらよかったのに(本気)だって、片桐の奴、長谷川さんに「いいじゃないすか。別に一回くらい減るもんじゃなし。彼女だって(浮気相手との行為を)楽しんでんだし」とか素で言っちゃうんですよ。す、すげー。すごすぎる。これが、尊敬する上司が彼女の浮気を知ってそれが自分のEDのせいだと思い悩み傷付いてる最中に言う台詞て。ありえない。デリカシーないとかそんな問題じゃない。自分のことしか考えてない。そしてそれがダダ漏れて。嫌すぎる!…って、はー…、疲れてきた。片桐に疲れてきた。なんか色々書いてきたけど、私は、まだ言いたいことの10分の1も言えてません。むしろもう何が言いたいのか分からない。また後日続けます(もういい)スピンオフ「dogs」のことも書かなきゃ。そっちはがっつりキャラ萌えしてます!


2017年01月23日(月) あなたが楽しいと私も楽しい

 私は幼稚園に行けない子供だったんです。行ってたけど。無理矢理連れて行かれてた。もーとにかく幼稚園が嫌で嫌で仕方なくて、毎朝泣いて抵抗してたし、送ってきた母親を走って追いかけてるところを園長先生に捕獲されたりでした。大人になってからは「そーいや幼稚園めっちゃ嫌やったなー」とぼんやり思い出すくらいでしたが、今はしみじみと、母親はほんとに大変だったろう…と申し訳なく思います。嫌がる子供を連れて行くって、肉体的にも精神的にもかなり疲れる作業ですよ…。作業て。特に精神。もっちゃんは、全く幼稚園嫌がらないどころか、むしろ好きなほうなんで、ほんと楽。もー私の幼稚園時代と全然違う。私は幼稚園が嫌で嫌で、幼稚園から帰ってきても、今日幼稚園であった嫌なことを思い出してみたり、明日も幼稚園かー嫌やなーとか思ったりしてたはずなんですが(遠い昔すぎて思い出せないけど、きっとそんなんだったはず)、もっちゃんなんか、家ではほとんど幼稚園のこと話さんの。「どうだった?」って聞いても「わすれたー!さー、スイミングいこーっと」みたいなん。そんで、習い事を自ら好き好んで行っております。やりたいっていうことやらせてたら、習い事が週五になってしまった。つまり平日毎日。この状況について、義理のお母さんは、「まだ小さいのに毎日忙しくてかわいそう!」とおっしゃっておりますが、月謝を払い、毎日送迎する親の方がかわいそうですよと言いたい。言えない。「毎日習い事でしんどくない?」ってもっちゃんに言うたら、「まいにちじゃないやん。どようとにちようはないやん。もっちゃんは、にちようやすみやったらいい。あっ、どようもなにかならいごとできる!」とか言うとった。土曜はやめといて。平日用事で行けなかった習い事を振り替えたりするから…。そんなこんなで、今のところ、もっちゃんは楽しそうに生きています。そのおかげで、私も楽しく生きていられます。BLのおかげもあるよ。今度日記に書こう。感想を。電子書籍、レンタで購入してるんですが、他の人のレビューを参考にさせてもらうし、私も最近になってなるべくレビューすることにしたんですが、みなさんそんな長々とは感想書かないよね。書けないもん。字数制限あるし。今度ここで書くわ。すっごい好きな漫画があるから…。


2017年01月18日(水) 夢は大きく…

 もっちゃん、3月で卒園なんですが、卒園制作で、将来の夢の絵をそれぞれ描いてるみたいなんですね。もっちゃんって大人になったら何になりたいとかあんのかな。何の絵を描いてるのか聞いてみたところ、「やきゅうせんしゅ」って返ってきた。ええっ…やきゅうせんしゅって野球選手?ベースボールプレーヤー?野球、見たこともやったことも話題に上がったことすらないのに?我が耳を疑って聞き返したら、「プロやきゅうせんしゅ」ってはっきり言ってきたんです。素でびっくりした。どうやら、クラスに野球選手の絵を描いてる友達がいて、なんかかっこいいと思ってまねしただけみたい。「でも野球知らんよね?幼稚園でやってるの?」って聞いたら、「バトミントンとかしたことあるで」とのこと。野球=球技だと思っていらっしゃるのか。結局、野球選手の絵を描くのはやめることにしたらしい。何になりたいのか考えてたので、「もっちゃんの好きなこと、好きなものって何?それに関係ある仕事がいいんちゃう?」と言ってみたところ、思わぬ展開に。
「ママはコンビニがすきなんやな。だいすきなんやな。だからコンビニではたらいてるんやな」(真顔)
 Noーーー!!!!もう、NOしかない。だけど、ちがうっ!と言い返すこともできず、返す言葉が見つからないとはまさにこの状態。うっ…ってなった。そこは何とか適当に濁し、もっちゃんの将来なりたいものについて一緒に考え、結局、アイスが好きだからアイス屋さんとかいいかもね、ってところに落ち着いた。しかし、数日後、
「アイス屋さんの絵描いてる?」
「アイスやさん?」
「将来なりたいもの」
「あー、なりたいもの、かえたけん」
「何にしたん?」
「せかいをうがかすひとになりたい」
 えっ…。世界を、動かす、だと?それどんな人よ。今、うっかりIS的な危険なものが頭をよぎった。
「せ、世界を動かすってどういうこと?めっちゃおいしいアイスを作ったら、世界中で大人気とか?」
「(私の話など聞いてない)あっ、まちがえた。せかいじゃなくて、くに。くにをうごかすひとになりたい。どのくににしようかなー」
「ええっ…」
「いいゆめやろ?」
「うん…」
 怖い…。テレビのニュースで見かける大統領やら首相やらを思い浮かべているようです…。夢大きい…。さらに数日後、
「しんかんせんのえをかいてるで」
「えっ」
「しんかんせんのうんてんしになることにした。なんのしんかんせんにしようかなー」
 どうやら新幹線の運転士さんに落ち着きそうです。よかったです。


2017年01月16日(月) 腐meets腐

 不倫の漫画とかありますね。ドラマも以前、やたらそういうのが流行りましたね。ママ友と、そのことについて話してて、「不倫なんてありえないけど、いい感じの独身の男の人と楽しく話せる機会とかあったらうれしいよね」みたいな話の流れになり、「いい感じの独身の男の人と楽しく話す」というのが非現実的過ぎて謎の気持ちになったのだが、「そうやねー」としか返せないよね。なんとかがんばって、いい感じの独身の男の人たる存在と楽しく話す空想をしたとして、それに続く空想は、その男の人に幸運を呼ぶ壺的なものを買わされる(古典)的なものでしかない…。そんな空想、何が楽しいのか(怒)それにしても、いい感じの男の人ってどんな感じだよ(怒)いい感じの攻めとかいい感じの受けとかなら想像つくけど。でも私だって、BL以外の甘い空想もできるよ。ある日、子供と本屋に行き、児童書コーナーで、一冊の本を取ろうとしたき、同じ本に手を伸ばす人がいて、
「あっ…」
 お互い遠慮して、譲り合っているうちに、もっちゃんと、その人の子供(もっちゃんと同じ年くらい)が、「いっしょによもうー」って言って、さっと本を取って、イスのあるとこに移動して読み始める。私と、その人は、顔を見合わせて、微笑み合う。子供同士は、意気投合したようで、一緒に楽しそうに本を読んでいる。私とその人は、当たり障りのない会話をするが、私は、その人の優しい話し方、柔和な様子に、「この人、いい感じ…」と癒されてる。ふと、その人の子供が言った。
「ママー、僕、ここで本読んでるから、ママはママが見たい本見てきていいよー」
 その人はママですよ。お母さんです。もちろん女です。ママが見たい本っていうのはBLなんですよ。それで私は、えっ、ちょ、この人、本屋でBL買えちゃうの?しかも子供と来てるときに?私はネットでしか買えないっていうか基本電子書籍だから!この人、すごい…ドキン…!何、この胸の高鳴り…、みたいな…みたいなそんな出会いがあったらいいのになって夢見ることがありますよ。でも、同じ腐女子(貴腐人?)だったとしても、趣味が違うという悲劇は大いにありうる。私は、ランキング上位に入るようなBLには基本興味ないんで…。


2017年01月12日(木) さよなら

 去年の春に掃除機のホースがパックリさけてしもうたのじゃ。さけた部分を粘着テープでぐるぐる巻きにしてな、なんとかしのいでおったのじゃが、もうだめ…!という、ホースの悲痛な叫びは日々高まるばかりじゃった。なんとか年は越せたものの、もうこれ以上無理はさせられん。というわけで、やっとホース部分を取り寄せて買い替えました。掃除機よみがえった。これでストレスなく掃除機かけられる。ホースだけでも結構高いんですよね。5,600円くらい。まあ掃除機そのもの買い替えってなったらもっとかかるけど。とにかくよかった。ホース取っ替えたとき、私、すごい幸せな気持ちになった。そして、片隅には、粘着テープぐるぐる巻きになってる、くたびれた旧ホース。痛々しい。でもどこか神々しくもある。さようなら。そして今までほんとうにありがとう。


2017年01月10日(火) 普通に忘れていた

 放置しすぎた。前回の日記から一年以上経ってる。その間に、色んなことが、起こって…はいない? ちゃんと生きてますし、バイトも続けてます。あけましておめでとう!
 前回の日記を見て思い出したんだけど、先月のクリスマスにブッシュドノエルを作ったよ。不器用な私と、もっちゃんの共同作業で、まがまがしい見た目のケーキになりました。妖怪の住み処的な。呪いの儀式的な。ロールケーキの生地に、クリーム塗りすぎて、巻いたらめっちゃはみ出たんですね。でもまあデコレーションしたらまあまあな感じになるだろって思ってたら、ならなかった。むしろ悪化した。最後の仕上げに、もっちゃんが、ブッシュドノエルに、きのこの山とたけのこの里をブスブス刺していったんですね。飾ったらかわいいかなって。数個ならかわいかったかもしれないけど、ありったけ使ったのでまがまがしすぎた。毒きのこ&毒たけのこしか見えなかった。それはともかく、ここ最近、商業BLに目覚めました。ここ最近っていうか一昨年あたりから、たまに電子書籍で読んでたんですが、どーしても電子化が待ちきれない本があり、先日、紙で買っちゃいましたよ。漫画自体、買うの十年以上ぶりです。いつかもしかしたらまた二次創作萌えすることはあるかもしれないとは思っていたけど、まさか商業BLを紙で買うことになるとは全くの予想外です。私、ほも好き長いですが、二次創作一辺倒で、商業BLには全くといっていいほど興味なかったんですが。私が年取ってストライクゾーンが広くなったからとか趣味が変わったとかでは一切ないんですよ。単に私が今までそっちに目を向けていなかっただけなんです。とはいえやはり、逆だなーって感じる場合が多いですね。受けと攻めが。逆なんですよ。あと、受けか攻めのどっちかが好きになれないとかよくある。まずはストーリーより、どっちが受けでどっちが攻めかと、キャラの設定のが気になる。それが好みに合わないと購入できない。なんかよさそうと思って買って読んでみて、思ってたんと全然違う…って勝手にショック受けたりすることもあります。でももちろん、「神様ありがとう!」って作品に出会えることもあり、だからやめられないですね…。ストライクゾーン狭いけど。狭いからこそ当たったときの喜びが大きい。でももうほんと、紙は数冊にとどめておきたい。隠す場所ないんで…。


DiaryINDEXpastwill
もぐ |MAILHomePage