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HPに載っけたのと、変わりばえしない写真です。 お名前決まったのにお披露目してなかった。結局、シュティフター作短編「水晶」から取って、スザンナことスウちゃん。お兄ちゃんの里20番くんは、コンラート。初志貫徹。 そもそも、お嬢の名は、さっさとヴィクトリアで決定しておったのですが、兄妹野望が出てきたときに思ったのですよ、しくじった…と。「水晶」の兄妹は、いわばワタクシの兄妹偏愛の原点でして、あれだけはやりたかった。 まあ、うちのヴィは、ほややんとした当初でさえ、「Ya,Konrad」とだけ言ってせっせとお兄ちゃんの後をついて歩くような……子だったかもしれない……ですね。 いや、でもデフォルト青い瞳に金髪なのは譲れなかったので、やっぱりヴィクトリアで良かったんですが。 ミニ里8番ちゃんは、頬から顎あたりの角ばり具合がいかにもゲルマンぽいような気がして、これまたスザンナじゃないか、と自画自賛。そう。里20番お兄ちゃんではなく、ミニ里8番ちゃんを基準としているのです、このフルチョイス兄妹は。
ああ、可愛い。 母が、最初に送ったスウちゃんの写真を気に入ったらしく、最近はヴィと日替わりで待ち受けに使っているようで、それもまたちょっとうれしい。
「水晶」とは、降誕祭前に「首」と呼ばれる峠を越えて、母方の祖父母の村へ遊びに行った幼い兄妹が、降りしきる雪に道を間違え、山へと入っていってしまう。シンとした、降り積もる雪のように静かなお話です。このお兄ちゃんが、あれやこれやと幼い妹を気遣いながら、道を探して歩く。妹は、それこそ「Ya,Konrad」とだけ言いながら、兄の後をついて行く。翻訳では、「そうね」とか「そうよ」とされていましたが、翻訳者自らおっしゃるとおり、「Ya,Konrad」の響きにこめられた信頼、愛情には、ぎゅっとどこかを掴まれるわけであります、ええ。
「水晶」ワタシは岩波文庫版を持っているのですが、どうやら品切れもしくは絶版のようですね… 全訳版(「石さまざま」)は高いなあ。
2007年02月27日(火)
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