『日々の映像』

2006年09月30日(土) <ソニー>PC用電池の自主回収…足元ぐらつく

 ソニーの往年の輝きがない。それどころか相次ぐ発火事故で、全世界でパソコン(PC)用のリチウムイオン電池の自主回収を決めたソニー。足元がぐらつくような印象を与えている。「電池に限らず主力の電機、ゲーム部門でトラブルや不手際が相次ぎ、製造現場の問題が浮き彫りとなっている。昨年7月に発足したストリンガー会長・中鉢良治社長の新体制は、電機部門の再建を最大の経営目標に掲げて、ものづくりの原点回帰を図っているが、復活のシナリオは足元から大きく揺らいでいる」〈9月30日・毎日から〉という具合だ。兎も角パソコンが発火するという方、自分のパソコン用電池を確認する必要がある。
 
 ノート型パソコンのソニー製充電池(リチウムイオン電池)の回収対象となる充電池が全世界で1000万個の規模に上るというから大変なものである。売れるものは部品であろうとも何でも売りまくった付けが来ているように見受けられる。ソニーのリコール(自主回収、無償交換)の負担額が「500億円規模に達することが29日、明らかになった」というから2007年3月期の税引き後利益(1300億円を見込む)は大幅に低下する雲行きである。

 発火原因は他メーカーが納入する絶縁紙の素材が、ソニーの知らない間に変わり、酸性物質が混ざっていたという初歩的なものだった。ソニー幹部は「もらい事故」と話をしているそうであるが、材料の品質管理のあまさが原因のようである。絶縁紙で500億円も損失と信用のぐら付き・・・企業はどこに落とし穴があるか分からない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000112-mai-bus_all
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060930i201.htm?from=main2


  


2006年09月29日(金) 損保大手6社、新たに11万8000件の支払い漏れ

 ここで何回か書いたが損害保険業界は欺瞞に満ちた面が多くあると思う。
7〜8年前に日本経済新聞に特集されたことがあるが、契約者が支払う保険料の約75%を損害保険会社の経費として使われている。余りに正反対のデータであったので記憶に残っているが、アメリカの損保会社は保険料の25%が経費として使われ、75%が顧客のための積み立てとなっている。日本の場合はわずか25%なのである。その25%も満足に払わないというからどうかしている。

 損保大手6社の保険料の支払い漏れが11万8000件もあるという。
東京海上日動火災保険など損保大手6社は29日、保険金の支払い漏れについて再調査した結果を金融庁に報告した。「新たに見つかった支払い漏れは合計で約11万8000件に上り、昨年11月末に公表した前回調査分と合わせ累計で約26万2000件に達した」〈日経から〉ずさんな管理がまん延していたことが改めて浮き彫りになっている。損保を監督する金融庁は最終的にどのような処分をするのだろう。大きな二ユースになるようなことはないだろう。われわれ庶民は金融庁が誰の味方なのかと厳しく視線を向かなければならないと思う。



2006年09月28日(木) 年金が必要のない世帯

社会には様々な問題があるが、日本人の英知で乗り越えていけると思う。そのような印象を強く持ったのが、ホンダの技術開発の発表であった。ホンダは6月14日、自動車燃料として普及が期待されるバイオエタノールを、稲わらなど食用に向かない植物の葉や茎から作る技術を開発したと発表ししている。ホンダと財団法人地球環境産業技術研究機構と共同で研究したものだ。製造方法は、セルロース類と呼ばれる植物繊維を分離して糖にして、さらに微生物を使って糖をアルコールに変える。実用化の時期は未定だが、食料以外の植物を原料に使えると、バイオエタノールを安く生産できると説明している。稲わらからバイオエタノールが生産で来る夢のような技術開発である。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20060915k0000m020078000c.html
  
 上記はほんの一例であるが、社会にプラス影響を与える仕事して、大きな収入を得ての富裕層(1億円以上〜5億円未満の金融資産を持つ層)が増加している。野村総合研究所がまとめた国内の純金融資産の保有分布状況調査によると、「1億円以上〜5億円未満の金融資産を持つ富裕層は、2005年時点で81・3万世帯、総資産規模は167兆円に達する」ことが分かったという。割り算する1世帯あたりの平均金融資産は2億円である。金融資産は2億円もあれば、年間280万円〜300万円(現在の高い年金の支給額)の年金などわざわざ受け取る必要もない。
http://www.seikatsu.city.nagoya.jp/emergency/index.htm

 厚生労働省は富裕層に年金の返上を促すため、年金の受給を自ら停止した人を表彰、希望者の氏名を公表するなど新たな仕組みを導入する方向で検討に入っている。来年4月から、高齢者の申し出で年金の支給を停止できるようになるのにあわせ、本人に名誉を与えて年金給付を少しでも削減し、年金財政の悪化にブレーキをかけたい考えなのだ。人には名誉欲もあると思う。このような制度が出来ると著名な政治家や企業経営者が返上し、追随する人が増える可能性があると思う。マクロで捉えれば、年金が必要のない世帯が81万世帯もあることは、社会全体の一つの力と言える。

 



2006年09月27日(水) 年金の統計

 現在の国家体制では、国民の一人ひとりの年金加入の有無を掌握する必要がある。しかし、現在の縦型の行政組織では年金加入の有無を正確に掌握されていない。総務省の行政評価・監視結果によると「厚生年金への加入義務のある事業所のうち約3割に当たる約63万―70万事業所が加入手続きを取っておらず、将来年金を受け取れない恐れのある従業員が約267万人に上ると推計されることが15日、明らかになった」〈日経から〉という。竹中平蔵総務相は同日、首相官邸で川崎二郎厚生労働相に実態を正確に把握できるシステムの構築などを勧告しているのだ。
 
 国民年金を納めなければならない人数の掌握も怪しいのである。上記の267万人は全員国民年金に加入しているかどうか掌握されていないのである。このようなことを放置しておくと、30年後に生活保護を受けなければ生きていけない極貧層が大量に生まれることになる。社会保険庁は9月12日、2005年度の国民年金保険料の納付率が、「前年度比67.1%だった」と発表した。差し引き32.9%の人が収めていない。ただし社会保険庁の発表データは分かりにくい。数字面では国民年金の加入者は「27万人減の2190万人で2年連続減少」としている。このうち、過去2年間保険料を払っていない未納者は374万人としている。これでどうして納付率が67.1%になるのか分からない。

http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt68/20060915AS3S1500J15092006.html
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt68/20060912SSXKC048612092006.html




2006年09月26日(火) 安倍内閣が発足した

 自民党の安倍晋三総裁(52)は26日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第90代、57人目の首相に選出された。戦後生まれの首相は初めてで、52歳での就任も戦後最年少。安倍首相はただちに組閣人事を行い、認証式を経て、安倍内閣が発足した。

 安倍首相は26日夜、首相官邸で就任後初の記者会見の一部を引用したい。
「日本を活力とチャンス、優しさにあふれた国にする。日本の未来を信じたいすべての国民のための政治を行っていく。『美しい国造り内閣』を組織した」と強調した。日本全体の経済面では、大きな活力があると思う。この経済の活力の恩恵を国民が感じられる政治をして欲しいものだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000013-yom-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000127-mai-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000062-mai-pol

2006年09月25日(月) わき見運転園児次々となぎ倒す

信じられないような事故が起こった。子どもたちが笑顔で散歩するほほえましい光景が、一瞬のうちに地獄絵図に変わったのだ。25日午前9時55分ごろ、埼玉県川口市戸塚東の市道で、白のワゴン車が近くの「川口小鳩(こばと)保育園」の園児の列に突っ込むという事故が発生した。武南署と川口市消防本部によると、4歳と3歳の女児2人が死亡し、ほかの園児2人が重体、11人が重軽傷を負い、女性保育士(23)もけがをしているという。

 運転していたのは、同県栗橋町南栗橋3、運送業手伝い井沢英行容疑者(37)で、同署は業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。車は、園児らの後ろから来て、子どもの列の中央あたりに突っ込んだというからどうにもならない。バーン」という音とともに、小さな子供たちの体が次々となぎ倒されていったのだ。「現場には園児の泣き叫ぶ声が響き、はね飛ばされて道路に横たわる子どもたちを前に、近所の人は立ちすくんだ」(毎日から)路地は瞬間で阿鼻叫喚絵図となったのだ。井沢容疑者は「わき見運転していた」と供述している。報道によれば住宅街の幅6メートルの片側1車線の直線道路なのである。どこを見て運転しているのだろう。まさに走る凶器である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060925-00000040-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060925-00000104-yom-soci




2006年09月24日(日) ドイツリニア事故・技術神話の崩壊か

 7年ほど前の日々の映像でリニアモーターカーの批判を書いたことがある。そもそも地上を最高時速450キロで走るというから、狸一匹が正面からぶっかっても桁はずれの衝撃になる。熊がぶっかったら深刻な事故になりかねないとの印象を持ってのことであった。「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」という文章で結んだ記憶がある。

 22日にドイツで発生したリニアモーターカーの事故は、工業先進国ドイツの技術の粋を結集した超高速列車であるだけに関係者に衝撃を与えている。独政府や関連企業が事故直後から「リニアの技術は安全」と強調したため不信感が広がっている。背景には中国や独国内での巨額な建設計画があるようだ。ドイツのリニア「トランスラピッド」は「70年代から独政府が巨額の補助金を出して研究開発を進め、84年に実験線が完成。93年には有人走行で当時の世界最高時速450キロを記録。独政府は94年に建設・商用化法案を閣議決定し、議会も96年、建設を認めた」〈毎日から〉ものだ。
  
 報道によればリニア「トランスラピッド」が走行中、停止していた工事用車両と衝突したという信じられない事故なのである。前方に危険物があっても自動停止しないようで何が技術だと言いたい。この事故で21人が死亡している。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060923k0000m040152000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060924k0000m030063000c.html

2006年09月23日(土) <結婚調査>女性9割「いずれ結婚するつもり」

 今後の少子化のスピードを占う意味で女性の結婚観は関心の強いテーマである。国立社会保障・人口問題研究所は22日、未婚の男女8734人から回答を得た「結婚と出産に関する全国調査」の結果をまとめた。82年の調査開始以来、減り続けていた「いずれ結婚するつもり」という女性の割合が90%と初めて上昇に転じ、女性が希望する子どもの数も2.10人と前回調査(02年)より0.07人増えたという。ただ、男女とも「一生結婚するつもりはない」人の割合が過去最高となり、「交際している異性がいない」女性も過去最高の44.7%に達するなど、理想と現実の間にズレがあることをうかがわせている。適齢期の男女が「交際している異性がいない」と答えていることは悲しいことである。なぜ、こんなことになってしまうのだろう。いつも同じことを書くようであるが、人と人との「コミュニケーション能力」が劣っていることが大きく影響しているように思う。

「独身はよくない」「結婚に犠牲は当然」などと答えた人が男女とも前回を上回り、同研究所は「家族や結婚を支持する意識に復調がみられる」(9月22日・毎日から)と分析している。それでも、「一生結婚するつもりはない」と答えた人は、
男性 7.1%、 1.7ポイント増
女性 5.6%。 0.6ポイント増
もいるのである。

若者がどういう根拠で「一生結婚するつもりはない」と答えているかは分からない。理由を推量できる人がいましたら書き込んで欲しい。「一生結婚するつもりはない」という人生観を固めていたとしょう。わたしはこの男性に次のような質問をしたい。「貴方の40年後或いは自分の晩年を見通して、一生結婚するつもりはないとの結論を出しているのでしょうか」と。なおこのテーマを少し考えたい人は以下を参考にしてください。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000088-mai-soci
http://research.yahoo.co.jp/customer/data/report/200604.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000002-oric-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060816-00000008-oric-ent
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou13_s/point13s.asp


2006年09月22日(金) 「指導力不足」教員、05年度は506人 72%は男性

「指導力不足」の教員問題は深刻であると思う。指導力不足の定義は以下の通りで民間では考えられないほどの低レベルである。
各都道府県、指定都市教育委員会で挙げられている、指導力不足教員の要件は以下のようなものである。
・指導が適切に行えない。
・生徒・保護者とコミュニケーションが取れない。
・生徒と目を合わせられない(あいさつや会話がおぼつかない)。
・教員としての資質に欠ける。
・上司の指導や命令を無視する。
・他の教員との協調性に欠ける。
・不必要な体罰を行なう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E5%B0%8E%E5%8A%9B%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E6%95%99%E5%93%A1
「生徒と目を合わせられない」という先生ではもはや精神が病んでいるといわねばならない。


 文部科学省の調査によると「授業内容や子どもとの接し方に問題があるとして「指導力不足」と認定された公立学校の教員が05年度は506人で、2年連続で500人を超えた」
〈朝日から〉
問題は認定者の内訳である。
40代  45% ・・・
50代  37%、
30代  17%
と続く。在職年数20年以上が59%と最も多いというから深刻である。指導力不足の先生が20年以上も放置されていたのだ。
http://www.asahi.com/life/update/0922/012.html
http://www.gks.co.jp/y_2001/gov/data/01100901.html

2006年09月20日(水) 癒し森の記述方針 

癒しの森は2003年8月15日から書き始めた。そして、2006年5月7日で1000回目に記述となった。連続記述目標が700回であったので、1000回で終了にしようと思った。しかし、1000回以降は無意識であったが形が変わって今に至っている。形が変わったとは、連続の記述は高齢者福祉情報の記述と登録者とのメール交換が忙しく中止としたこと、独自の文章を記述するのではなく、素晴らしいエッセイなどを引用する流れになって来たことです。
 
 3月末から書き始めたミクシイのページ・コミニュテイに以下の登録をいただいた。
日々の映像         125名  (1997年1月1日からの連続記述)
高齢者福祉情報       600名  (2006年3月25日からの記述)
癒しの森           43名  (記述ナンバー1050)
生涯青春の会         44名  (セミナー原稿・会報の資料室)

 この登録者の中には同じ人が3ヵ所の登録を頂くなどのダブりがあるが、正味約680名の方から登録を頂いている。この680名の皆さんの中で素晴らしいエッセイ・日記を書く人が多く、この人達から癒しの森を飾っていただこうと考えるようになった。すなわち、1000回以降の癒しの森は「素晴らしい人達のエッセイ・日記」の引用で、癒し森を飾って行きたいと思っています。記述回数を6月以降は土・日の2回としてありましたが、これに拘らずに週2〜3回をメドに記述して行きます。癒しの森に訪れる人が、癒しの薫風を感じると共に、気づきの機会があれば幸いであります

1、健康に関することで参考になること
2、人との交流で癒しを感じることがら
3、ジャンルは問わず素晴らしいと思うことがら
4、自然とのふれ合いから癒しを感じることがら
5、過去の大文豪・詩人の語録などの紹介
6、教育・文化に関すること
7、良き書物(詩)の読書感想
8、宇宙に関連して、凄いと思うことがら
10、ヘルシーライフの会のことがら
11、生涯青春の会のことがら。        
12、ダイワパレス近藤サロンでの交流
13、ミクシイの素晴らしい人達のエッセイ・日記




2006年09月19日(火) マンネリ化すれば脳は退化する。

 
 10月から「脳いきいきセミナー」を開始する。セミナーの主題は「認知症にならない生き方」探求である。この主題の沿った情報を提供するのがセミナーの目的である。認知症になった後のことも情報として提供するが、このセミナーの目的の大半が「認知症にならない生き方」の探求なのである。9月18日このテーマに関して沖縄のンチャさんから次の書き込みを頂いた。セミナーで意見交換をする目的で全文を引用したい。

 「どんなものでも、マンネリ化すれば、脳はあまり刺激を受けなくなり、退化していくようです。日本陸軍が採用した戦闘機「隼」や「鍾馗」の設計者糸川英夫氏は、日本ロケット開発の先駆者でもあり、数々の発明も行っています。その糸山氏は、一つだけの専門の世界に浸り続けると呆けてしまうと主張し、10年ごとに職業を変えたというのです。彼はその著書「独創力」の中で次のように述べています。

 『同じ仕事を10年もしていれば地位も収入も安定してくるし、自分自身に気の緩みも出てくるだろう。あげくに独創力が止まる。だから私は安住を避けるために10年ごとにジャンルの異なる仕事に挑戦することになる。(中略)年を重ねた人ほど経験も豊富だし、知識や情報の量も多い。情報の量が豊かだから、ものに対する思考や判断を正確に、早く他の人に伝えることができる。(中略)年をとるにつれて金が貯まる。家や土地を持ち、家族も増える。世間的な名声も得るようになる。とりたてて不安もない。そういう安定感が能力を低下させ、独創力を低下させる基になる。
 社会的な地位が安定すると、地位が高ければ高いほど、人にはその地位を守ろうとする気持ちが生じてくるものだ。失敗の可能性がありそうだと、すぐ避けようとする。つまり、ひたすら現状維持を図ろうと努めるわけだから、変化があってはならない。こういう人には独創的なプランを立てるとか、未知の世界を知るとか、困難な問題にたちむかおうとする積極的な姿勢はどこにもない。これでは年齢とかかわりなく、頭の回転が鈍くなるのはあたりまえである。』
 糸川秀夫氏は、戦前は戦闘機の設計に携わったのだが、戦後は医学や音響学の研究をし、その後日本の宇宙開発の先駆者ともなっています。またその他に、占星術や、バレエ、チェロなどの研究もやっています」

 一般庶民は糸川秀夫氏のようなまねは出来ない。ただし、脳か常にいきいきして行く原理を明示している。わたしは、かなり高価であるはSMIの「パーソナル・モチベーションの力」という教材を購入して物事の捉え方・目標の立て方などに関する脳のトレーニングをしている。脳にとっては新しいテーマに取り組むとか、ともかく新しい刺激が必要なのである。この原理を心得ていないと認知症になる危険があるのだ。

2006年09月18日(月) 台風13号の被害:時速40キロで日本海に抜ける

 福岡市で最大瞬間風速49・1メートル、長崎県雲仙岳で58・1メートルというから被害は避けられない、9月としては過去最も強い風であったという。今回の台風13号は、宮崎県延岡市で3人が死亡。広島、福岡県でも各1人が死亡、佐賀県で3人が死亡しており、台風や大雨の影響によるとみられる死者は計8人となった。

 延岡市では竜巻の発生で、特急「にちりん9号」の先頭2両が横転、乗客ら6人がけがをした。これだけの台風が発生しているのに、特急電車を走らせていたこと自体が問題になるような気がする。延岡市の負傷者は計100人以上に上ったという被害である。九州地方では一時、全体の1割に当たる約73万戸が停電、避難勧告も各地で相次いだ。広島市では取材に出た中国新聞の記者が行方不明となっている。

 台風13号は18日 14時50分現在は中国地方の北の日本海を北東に進んでいます。台風の暴風域に入っていないが、中国地方や北陸などが風速15メートル以上の強風が吹いている。台風はこのあとも引き続き日本海を北東に進むが、問題はどれだけの雨は降るかでないかと思う。NHKよると「19日にかけて東北と北海道の太平洋側では雨が強まり、局地的に1時間に30ミリから50ミリの激しい雨が降るおそれがある」とのことである。

 台風13号が日本海を北上しているのに、また台風14号が発生している。
9月18日116時30分現在の台風14号は、発達しながら進むようである。台風情報には常に神経を使わなければならない。






2006年09月17日(日) サルモネラ菌、採卵養鶏場4分の1で検出

 卵ほど身近な食品はない。この卵の安全性に疑問があるのだから困ったものだ。 全国の養鶏業者が加入する社団法人「日本養鶏協会」が04年度、食中毒を引き起こす恐れがあるサルモネラ菌感染の初めての全国調査を行い、「調査した204の採卵養鶏場の4分の1以上にあたる54養鶏場の鶏舎と鶏からサルモネラ菌が検出されていたことがわかった」(9月15日・朝日から)という。農林水産省は来年度から、食品の生産・流通現場での微生物汚染の調査を始める方針を決めたというが、消費者が何に注意すべきかを明示しないのは片手落ちだと思う。

 欧米で定期的に行われているサルモネラ菌の調査が行われているという。「全国調査は日本では行われておらず、汚染の疑いが高い場合などに自治体や業者が個別に調べているだけだ」(引用同)というお粗末さなのである。このため農水省は、生産から販売現場までの微生物汚染の調査を来年度からやっと始めるというから、消費者は自衛の手段を考える必用がある。サルモネラ菌に感染した鶏は、数%程度の確率で感染卵を産むという研究報告があるのだ。安全を考えるのであれば、生卵を食べる習慣を止めるしかないのだ。


2006年09月16日(土)  ミクシィ上場、買い殺到 ネット業に新世代台頭

 今日は「生涯青春の会」が主催する「第13回スピーチの会」である。参加者50名余りのスピーチの会で内容はコミ「生涯青春の会」に掲載されている。今までこの会の代表である私も5分間スピーチであってが、今回は10月からスタートする「脳いきいきセミナー」(第1回セミナー資料はコミ生涯青春の会に掲載してある)の関連で20分余り話をする予定になっている。

 日本最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するネットサービス会社「ミクシィ」が14日、東証マザーズ市場に上場した。売上高18億円の新興企業(07年3月期の売上高は前年比2・5倍の47億円になる見通し)に買い注文が殺到し、初日は値がつかない人気ぶり。株価低迷が続くネット業界の救世主になる気配である。ここで多くのことを記述する必要はないと思う。関心のある方は以下を開いてください。企業がミクシイ内にコミを組む動きがあるので、どれだけ発展するか見当がつかない。    
http://www.asahi.com/business/update/0915/049.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000026-zdn_n-sci

                   

2006年09月15日(金) 侮辱罪

 日々の映像を書き始めて今年12月31日で3650回目の記述をすることになる。これだけ社会の出来事を題材としたエッセイを書いているのであるが、月に1〜2回は過去に書いたことのないテーマに遭遇する。日本の人権感覚の貧弱さを何回もかいてきたが、具体的な侮辱罪」が成立したという事実を記述するのは始めてである。

 飲食店の女性客を「デブ」とけなしたとして侮辱罪に問われた山梨県の市議、小俣武被告(55)に対し、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は11日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。侮辱罪の法定刑で最も重い拘留29日とした1、2審判決が確定した。小俣被告はえん罪と主張していたが、刑務所や留置場などの刑事施設に29日間拘束される。

 報道によれば「小俣被告は04年9月30日夜、大月市内のスナックで、知人の男とともに、客として居合わせた初対面の20代女性に「おいデブデブ」「そんなに太ってどうするだ」「ドラム缶みていだな」などと言って侮辱した。女性の夫に注意されると「デブをデブと言って何が悪い」と開き直ったという。このような人権感覚がゼロの大人(ここでは市会議員)が日本の社会にどれだけいるのだろう。

 社会の片隅で展開されている人格を無視した卑劣極まりない言動の事例を上げて置こう。以下は信じられないような低レベルの職場での言動である。
「今、とても悩んでいることがあります。
ある男性社員から「お前はぶさいくだ」等、みんなの前で平気で笑いながら言われます。顔にモザイクがかかるとか、お前の名前はきれいな人間しかいないはずなのに、それをくつがえすなとかいろいろいわれてきました。
しかし、どれもいきなり言われたとかではなく、普通に話をしているなかでそういうことを言われるんです。
ある人に相談したところ、「あなたにはそういうことを言っても笑い飛ばしてくれるから大丈夫だろうって相手は思っているんだよ」と言われました。
しかし、私だって女ですし、おしゃれだってお化粧だってちゃんとしてるのにそういうことをみんなの前で言われてしまうと傷つきます。
あまりにも言われるため、相手の顔をまともに見て話をすることにも抵抗がでてきました。あげくのはてには、その人は仲間達と一緒に女子社員のぶさいくランキングをつけていて、私はもちろん、最下位。もうショックでした。これを理由に相手を侮辱罪や名誉毀損で訴えることはできるのでしょうか?」
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200501/2005011900119.htm





2006年09月14日(木) ミクシィ今日上場異例の初値か

 ミクシィ(東京都渋谷区、笠原健治社長)が14日、東証マザーズに上場する。ミクシィは04年2月、日本で初めてSNSを始め、7月末には500万人を超える会員を持つまでに成長した。「次世代のIT(情報技術)業界を代表する成長株になるのでは」と、個人投資家らの関心を集めている。
詳しくはhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060913-00000099-mai-bus_all

 ここではいつも利用している株式会社ミクシィの概要を記入したい。
・本社所在地 渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティウエスト19F
・資本金 6,420万円
・代表取締役 笠原 健治
・事業内容 1. インターネットメディア事業
[ ソーシャル・ネットワーキング サービス『mixi』 ]
mixiは、2004年2月に開始した日本初のソーシャル・ネットワーキンサービス(SNS)です。企画当初より、「居心地の良いサイト」「身近な人や、趣味・興味が同じ人との交流」をコンセプトに開発が行われ、今では500万人以上の方にご利用頂いています(2006年7月26日現在)。
・インターネット求人広告事業
・従業員数 94名(契約社員を含む)
・詳しくはhttp://mixi.co.jp/

 今日の株価がどうなるのだろう。IT・ネット関連の大物有名企業の登場とあって、その初値形成や上場後の株価推移に対して市場関係者の注目が集まっている。注目度満点のミクシィの株価は300万円スタートの声もある。詳しくは以下。
http://japan.cnet.com/column/market/story/0,2000055915,20223967,00.htm





2006年09月13日(水) いつまで続く詐欺の罠

 愛知県警や名古屋市消費生活センターの調べによると、身に覚えのない有料インターネットサイトの利用料などを請求される「架空請求詐欺」で、督促状に「封書」を使う事件が今夏から急増しているという。その手口は「1人(74)は8月初旬、自宅に公的機関を装った封書が届いた。中には『料金未納で裁判が起こされている』『連絡がない場合、不動産を差し押さえる』などと促す文書が入っていたという。驚いた男性が文書にあった問合せ先に電話すると、出た男に「弁護士」を紹介され、裁判の取り下げ費用として90万円をだまし取られた」(9月13日・毎日から)というものだ。

 全国の消費生活センター(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に登録された架空請求の相談件数が多い業者名が掲載されている。ともかく1ヵ月の相談件数が21198件というおびただしい件数なのである。一つの通帳で全国どこからでも引き下ろせる現代の金融システムが生み出した犯罪のあだ花の感がある。

 これらの事件に関心のある方は以下に目を通してください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060913-00000011-mai-soci
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/kakuseikyu_list.html



2006年09月12日(火) キヤノン、小型複写機で発火の危険:国内14万台

 秋篠宮さまが誕生した男のお子さまに名前を授けられる「命名の儀」が行われ、お名前は「悠仁(ひさひと)」に決まった。秋篠宮さまが紀子さまと相談して決められたという。宮内庁によると、お名前の「悠」の字は「悠久」「悠然」などの意があり、秋篠宮ご夫妻は「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでいくことを願って命名された」という。ゆったりとした気持ちで人生を歩んでいく・・・・悪い意味ではないが、我々庶民の生活とはかけ離れて空中に住んでいるような印象である。

 キヤノン小型複写機で発火の危険のある台数が14万台もあるという。
多くの家庭の複写機から発煙、発火する危険があるというから一様チェックする必用がある。キヤノンの家庭用複写機が一番多く普及しているので、新聞を見落としの人のために危険機種をメモ。下記の3機種で、「配線端子の接続不良によって、発煙、発火する可能性があるとして、製品点検と部品の無償交換を実施すると発表した」〈12日・日経から〉累計国内出荷台数は約14万台。

対象機種は

87―91年製造の「PC7」(国内出荷台数3万2842台)、
92―97年製造の「PC80」(同4万6748台)、
91―97年製造の「PC100」(6万1628台)。

 対象機種では、これまで92年、94年、06年の計3件の発火する事故が発生。92、94年の事故では、工場への配線作業の指示徹底にとどめていたが、今年7月にも発火事故が発生したため、端子部分の無償交換を実施することにしたものだ。





2006年09月11日(月) 心をもった人たちのネットワーク

 経済的に豊かな家庭も増えているようであるが、30年前から比べてどれだけ幸福感を感じる人が増えているかといえば、逆に減少しているのではないだろうか。昨日2件の殺人が報道されていた。中2の娘をベルトで絞め殺した40歳の母親、33歳娘が「口論で逆上」父親を包丁で刺し殺すという2つの事件である。口論で逆上したとはいえ、台所まで行って包丁を持ち、父親を襲う・・・この光景を想像してみたら如何でしょう。心の荒廃がここまで来たかと嘆くのみである。自分をコントロール出来ない恐ろしい人が続出しているのである。詳しくはここでは省略するが、なぜ、このような事件がおこるか、その背景はなにかという文明論的な議論が必要ではないかと思う。

 昨日マイミクメンバーが990人もいるという高等遊民こと志村 正彦さんからの心の荒廃に関する書き込みを頂いた。「東芝のマイナスイオンがでるエアコン、各メーカーのマイナスイオンドライヤー、炭がマイナスイオンを出すとか、トルマリンなど、科学的に測定できないため、学術的に出さないとはいえないので、摩訶不思議な商品が多い・・これも究極は個人の心の荒廃かな・・個人が集まって組織、会社の倫理観の薄れは。パロマガスしかり、今は、企業倫理がかけている・・ 個人の身は個人で守らねば・・そのために心を持った仲間づくり・・・」心をもった人たちのネットワークとコミュニケーションこそ、現代の問題を克服していくカギであると思う。

 2006年4月19日の「癒しの森」で「ウソと真実の情報戦」と題して書いた。その一部を引用したい。「過日ある会合で短いスピーチを突然依頼される。特にスピーチのテーマは言わなかったが、私の話しの構成はウソと真実であった。社会にはおびただしい情報があるが、何が正しく、何がウソと見分けようとする視点が必要なのである。欺瞞に満ちた情報も氾濫している。少なくとも自分に届いた情報の出所はどこかという視点が必要なのである」と。






2006年09月10日(日) 人気の「酸素入り水」に効果なし?

 主に輸入品であるが「酸素水」と呼ばれる高濃度の酸素ガスを溶かした水が人気のようだ。我が家で1回酸素入りというペットボトルを飲んだことがあるが水まで輸入品を使うことの抵抗を感じてその後は飲んでいない。水ことを書くと特定のメーカーの宣伝なりかねないので詳しくは省略するが、我が家は水のクライスラー(水結晶分子を小さくする)装置と直接の飲み水は簡単な方法で塩素を沈殿除去させている。
 
 国立健康・栄養研究所に薬剤師や栄養士から「ものすごく売れているが、本当に効果があるのか」という問い合わせがあったという。同研究所で人の実験で効果を検証した論文を調べた運動能力に関して実験した三つの論文、体内組成に対する影響を調べた二つの論文では、いずれも酸素水の効果は確認されていなかった」(9月7日・朝日から)という。同研究所によると、酸素は0度、1気圧の条件で水1リットル当たり49ミリリットル溶けるが、温度が上がれば減るという性格がある。体内の酸素を取り入りたかったら、お金のかからない深呼吸が一番良いと思う。我々庶民は企業の誘導にはまらないという視点が必要のように思う。
 


2006年09月09日(土) 日本の人口、自然減が確定…マイナス2万1266人

 厚生労働省は8日、2005年人口動態統計(確定数)を発表した。分かりやすく示すと次の通りだ。

死亡数  108万3796人   前年比比5万5194人増加
出生数  106万2530人   前年比4万8191人の減少
差し引    2万1266人   の減少

 1899年(明治32)の統計開始以来、初めて日本の人口が減少に転じたことが確定した。出生数は5年連続減少しているが、明るい(?)ニュースもある。昨年1年間に40歳以上で出産した女性は2万0348人で、1958年以降始めて増加している。厚労省統計情報部は「女性の社会進出に伴う晩婚化と出産医療の進歩が背景にある」〈時事通信〉と分析している。 

 婚姻件数は71万4265組で前年より6152組減。離婚件数は26万1917組で、前年より8887組の減少というがやはり多いと思う。冬季間で「脳生いきいきセミナー」を6回開くことにしているが、その中の1回はコミュニケーション能力を中心テーマに置いている。コミュニケーション能力の有無は、認知症にも離婚にも密接に関係していると思う。



2006年09月08日(金) 飲酒運転ほう助と証拠隠滅容の逮捕

 先進国はみな法治国家である。生活周辺の法律を知る必要がある。道交法違反で飲酒運転ほう助がある。福岡市で一家5人の乗った車が追突されて海に転落し、子供3人が死亡した事故があった。この事故前に今林大容疑者(22)と一緒に酒を飲んでいた同市東区奈多3、会社員、今林健容疑者(32)を道交法違反(飲酒運転ほう助)で逮捕されている。この飲酒運転ほう助までことは人が知っている人も多いであろう。

 演習運転をして人に、取調べの前に水を持参しての飲ますと証拠隠滅容で逮捕されるということ頭に入れていく必要がある。福岡県警は5日、逮捕された福岡市市職員に飲酒検知前に多量の水を飲ませたとして、中学の同級生で友人の中山勝志容疑者(22)を証拠隠滅容疑で逮捕されている。この証拠隠滅容の加担は出来ないことを頭に入れておく必要がある。

 調べでは、中山容疑者は事故を起こした今林大(ふとし)容疑者に事故直後の8月25日午後11時過ぎに多量の水を飲ませた疑いなのだ。事故は25日午後10時50分ごろに発生したが、今林容疑者は事故の約10分後に、現場近くに住んでいる中山容疑者に携帯電話で「酒を飲んで事故を起こした。水をたくさん持ってきて」と依頼。数分後に中山容疑者は2リットルのペットボトル数本を持っていったという。この水を飲んでから事故を警察に連絡しているのだ。橋の下の10分間は、3人の子どもを助けようと、若いお母さんの懸命・必至な努力を続いていたのである。

2006年09月07日(木) 一人の男の子が生まれた

昨日のニュースは紀子さまのご出産一色であった。
一人の男の子が生まれた
国中が喜びに包まれた
人類の誕生と共に続いてきた子ども誕生
どんなに科学が進んでも子ども誕生は神秘だ
これから生まれてくる子どもたちを
今日のように歓迎して欲しい

長濱 恵観子さん言うように
絶対の愛で子どもを育てて欲しい

愛子さんが言うように
子ども神様からのご褒美だと思って欲しい
宇宙の中で一番の宝物と思って欲しい

がぉさんが言うように
母の愛を感じていこう


2006年09月06日(水) 「殺そうと思った」中2男子、母親をバットで殴る

 私の住んでいる新潟で少年による事件が起こった。新潟県警新潟東署は4日、母親(44)を金属バットで殴って軽傷を負わせたとして、「新潟市、中学2年の少年(13)を補導し、傷害の非行事実で県中央児童相談所に通告した」という。調べによると、少年は3日夜、自宅2階の勉強部屋に入ってきた母親の後頭部を突然、バットで1回殴ったという。親と子のコミュニケーションの破壊による悲劇である。

 少年は「日ごろから勉強しろ、ゲームばかりしていてはいけないとしかられ、うっぷんがたまっていた。殺そうと思った」と供述しているのである。少年は殺人未遂の非行事実で県中央児童相談所に通告し、身柄を引き渡したのだ。バットを振り回したことでこの少年は家族と別れて施設に収容されることになったのである。母親の怪我の詳細は報道されていないが、この騒動に隣室の父親(48)が気付き、バットを取り上げると屋外に逃げたのだ。家族が警察に通報署員が、自宅近くで隠れている少年を補導したものだ。

 見方はいろいろあると思うか「子どもからバットで殴られる母親」という視点が必要だと思う。厳しいようであるが母親としての少年に対する絶対に愛が有ったかどうかが問題であると思う。子どもに対する無条件の愛を持っていたらこんな事件は起こらないと思う。2006年9月9日の癒しの森で「親として絶対必要な愛」と題して記述した。ここで全文を掲載したい。


 親として絶対必要な愛 (2006年9月9日の癒しの森から)

 私のミクシイを訪問してくれた人のページを開いたら素敵な女性であることがすぐに分かった。早速マイミクのお願いした人の名前は、 Lovepeace2uさんこと長濱 恵観子さんである。長濱 恵観子さんのことを友人の鈴木 伽奈子は紹介文で「1年前にレイキを通じて知り合い現在は同じコーチングを学ぶ仲間としても、 私に刺激を与え続けてくれる貴重な存在です。どんなことがあっても、 それをプラスに変えていこうとする人、いつでも前向きで自分を高めようと努力している人。 そして、彼女の持つ感性の豊かさ、 周囲を思いやる度量の広さと力強さは 関わる人に勇気と感動を与えます」と記述している。

 この人の8月27日の日記は「親として絶対必要な愛」であった。そこには無償の愛が波打っている。癒しを感じる素敵な日記なので、癒しの森に引用させてもらうことにした。

今私は子供と一緒にいるのが最も楽しい時間だと感じている。
お買い物に行ったり、食事に行ったり、塾のお迎えに行ったり、
特別なことをしているわけではないのに、
なぜだろう?
とってもうれしくて楽しい
私の作った食事を美味しいといってもりもり食べている
その姿を見ているだけで幸せ
かわいくていとおしくて切なくて
いつでも抱きしめたくなる。
って、言っても
長女は14歳で身長170cm。
次女は12歳で身長165cm。最近ついに私を越えた。
そう、3歳4歳のかわいい盛りをとっくの昔に卒業している。
しかも人並み以上にでっかい!
でもかわいい。無条件に。
わたしにとって世界中で一番かわいい14歳と12歳なのだ。
これでいいのだ!
どの親もこの気持ちを持つことが大切だと
以前から思っている。
無条件にかわいいと思える気持ち。
それは何の代価も求めない、無垢に子供を愛する気持ちなのだ。
いい子だからかわいいのでもなく、
いい学校に入って鼻が高いからかわいいのでもない。
心の底からあふれてくる子供たちに対する想い。
何でこんなに尽きることなくあふれるのか、
本当に不思議だ!
子供との関係で何かつまずいたとき、

自分の中に無条件に子供を愛する気持ちがあるか、
確かめてみることで、
問題解決の糸口になるかもしれない。
どの親も無条件の愛を持っていたら、
虐待がこの世からなくなるのだろう。
そういう世の中になることを心から祈ってやまない。




2006年09月05日(火) 日経平均反発、223円高の1万6358円

 株価に関しては楽観的な見通しを書いてきた。強い印象は日々の映像を書き始めた1997年1月の取引前の日経平均株価は20000円台であった。バブルが崩壊1997年以降株価は長く低迷してきた。ここ1年で14000円台から16000円台に上昇してが、日本の企業の実力からいて日経平均株価は20000円台になると思っている。

 4日の東京株式市場で日経平均株価は反発。「東証1部銘柄の77%が上昇するほぼ全面高となった。大引けは前週末比223円82銭(1.39%)高の1万6358円7銭と、5月15日以来、約3カ月半ぶりの高値水準。前週末の米株式相場の上昇に加え、朝方発表の経済指標をきっかけに国内の景況感が改善。主力株を中心に幅広い銘柄に買い注文が入った」(4日・日経から)

 財務省が朝方発表した4―6月期の法人企業統計で設備投資が13期連続で前年の水準を上回っている。上昇率は市場の事前予想を上回り、国内景況感の改善につながっている。大企業の設備投資が13期連続前年水準を上回るという景況感なのである。この景況感が個人の段階まで及ぶのはいつになるのだろう。消費も上昇傾向にあるのかユニクロ」の8月既存店売上高は13.1%増加したなどの報道が並んでいた。同社の株価も11000台と上昇に転じている。




2006年09月04日(月) 老老介護はムリである

 今日の日々の映像に何を取り上げるかを迷った。1時間余りインターネットのアフガン問題などの国際的な配信記事を読んでいた。以前はここで国際問題を多く書いたが今は控えている。出来るだけ身近な問題にしようとの考えからである。

 以前もここで老老介護はムリであるとの趣旨を書いた。夫婦どちらかが身体的・知能的〈認知症〉に問題があったら、別に暮らすことが理想のように思える事件が起こった。

 2人暮らしの90歳の夫を殺害したとして、神奈川県警座間署は2日、座間市東原4、無職、八木ツルノ容疑者(86)を殺人の疑いで緊急逮捕した。容疑を認め、「夫婦が互いに耳が遠くなって、相手の話をうまく聞き取れないために口論が絶えなかった。こんな夫はいなくなればいいと思っていた」などと供述しているという。

 八木容疑者は同日午前4時ごろ、自宅1階居間で夫の四郎さんの胸十数カ所を千枚通しで刺し、四郎さんの口や鼻をポリ袋でふさいで死亡させたという。この夫はまさか60年以上も一緒に暮らしてきた妻に、千枚通しで刺し殺されるとは思わなかったことであろう。

 胸十数カ所をさしたというから痛々しい。それでも即死まで行かなかったようで口や鼻をポリ袋でふさいで死亡させたのだ。調べに対し、ツルノ容疑者は「(夫婦で耳が聞こえにくくなり)大声で話すうちに、よくけんかになり、暴力も受けた。疲れた」などと供述しているという。兎も角、老老介護はムリなのである。

2006年09月03日(日) 猛暑レジャー施設の明暗

 ヤフー台風情報を転記したい。南鳥島近海の台風は最大風速が50㎧というかから、行楽に出かける人は台風情報に注意である。

「2006年9月2日16時30分発表 非常に強い台風12号は、2日15時には南鳥島近海にあって、西北西へ毎時30kmで進んでいます。中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sです。この台風は、3日15時には南鳥島の西北西約150Kmに進み、そのまま西北西進を続けた後、5日15時には小笠原近海へ達する見込みです。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケ〜大シケとなるため厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、9月3日10時30分の予定です」。
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/typhoon/typha.html

 この夏の猛暑レジャー施設の明暗をメモしておきたい。

1、重視プール低迷は例の事故で低迷
ふじみ野市の流水プールで女児死亡事故が起きた影響で、プールは苦戦。北九州市小倉南区のアドベンチャープールも例年より5%減と低迷した。
 涼しさ求め屋外敬遠

2、涼しさ求め屋外敬遠遊園地の客3割ダウンのところも
 福岡市東区のかしいかえんも、7、8月の入場者は同20−30%ダ ウン。「だれも汗だくで遊具で遊びたくないでしょう」(西鉄広報室)と恨めし顔だ。熱中症になる危険のあるときの遠遊園地の減少は当然だ。

3、近場でガソリン節約 商業施設のシネコン人気 
レジャー施設の「安心で、近くて、涼しい場所」が主流というのもよく理解できる。複合型映画館(シネマコンプレックス)など冷房が効いた屋内施設はにぎわった

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060902-00000016-nnp-l40


2006年09月02日(土) 新手「振り込め」詐欺」急増、先月都内300件

「あなたのご主人が電車内でちかんをして、今警察署で取り調べを受けています。」電話口に出た夫は泣きじゃくるばかり。弁護士を名乗る別の男が「奥さん、今なら被害者が示談に応じてもいいと言っています。このままだと刑務所に行くことになりますよ、時間がないんです、すぐお金を振り込んでください。」とせかします。こんな電話がかかってきてまんまと詐欺にあうのだ。

昨年のこの種の詐欺は2908件で被害額は51億9千万円に達している。被害にあう8割が女性で、50歳代以上が9割以上を占めている。手口としては上記のような痴漢示談金が半数近くを占めている。(警視庁のHPから)

 東京都内の振り込め詐欺の被害が先月、8か月ぶりに300件を突破し、今年に入って続いていた月200件前後のペースから、1・5倍に急増したことが警視庁のまとめでわかったという。「痴漢で捕まった」と言って示談金を要求する手口から、「会社の金を使い込んだ」と泣きついて振り込みを求める手口に変わったことが原因であるという。警視庁が作った都内在住者専用の「手口体験電話」(0120・30・2989)で新手のだまし文句を紹介している。このような詐欺に合わないために手口体験電話を聞いてみるのも1案である。先ずは、この種のニュースをよく読んでおくことが必要だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060901-00000306-yom-soci
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anzen/sub3.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000034-mai-soci


2006年09月01日(金) 母を殺し「父も殺すつもりだった」

 北海道で前代未聞の事件が発生した。なんと「母を殺し父も殺すつもりだった」という。

 北海道稚内市の病院臨時職員の女性(46)が自宅で刺殺された事件で、稚内署捜査本部は29日未明、殺人の疑いで高校1年の長男(16)と、長男の友人で高校1年の少年(15)を逮捕した。長男は「弁解することはない」、友人の高校生は「大変なことをしてしまった」といずれも容疑を認めている。

 殺人容疑で逮捕された高校1年の長男(16)が「母殺害後、父も殺すつもりだった」と稚内署捜査本部の調べに話していることが31日、分かったというのだ。長男は報酬30万円で母親殺害を友人の少年に依頼。友人の少年は8月27日午後10時ごろ、長男宅で母親を包丁で殺害したという。金銭を媒介に凶行に突き進んだ少年たちの行動に、静かな最北の地に衝撃が走っている。「ゲーム感覚だ」「テレビや映画のストーリーをまねたのでは」(産経新聞から)専門家からは命の重さを軽視した少年たちの稚拙さを指摘する声が上がって当然だろう。

 多くの専門家に意見が報道されていたが、納得できたコメントは宮台真司・首都大学東京准教授(社会学)の「少子化、核家族化の中で若者が快適さを求めるのが当たり前になり、人間関係の中でもまれることが少ない『人生経験値』の低さが関係していると思う」であった。親は難しいテーマかもしれないが、子どもの人生の経験値を推量する必要があるといえよう。

http://www.sankei.co.jp/news/060901/sha041.htm
http://www.sankei.co.jp/news/060830/sha023.htm
http://www.sankei.co.jp/news/060830/sha007.htm
http://www.sankei.co.jp/news/060829/sha045.htm


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石田ふたみ