MOTOYANの日々題
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2004年06月29日(火) 野球の下手な大人たち

TVでお笑い芸人たちの草野球を放映していた。昼間に夏の甲子園予選を前に最後の調整に励む高校生たちを見ていたのでそのレベルの違いに野球が「やるから見るスポーツ」へ変わりつつあるように思える。
いつの頃からか子供たちが野球をやらなくなり、その子達が大人になって草野球をやっても見るに耐えない珍プレーの連続である。ゲームはそれなりに成立する。両チームとも同レベルだから。45歳くらいを境目に野球をやる技術は、大きな違いがある。年寄りの方がずっとうまい。これは野球を専門的にやっていない一般人の場合である。子供の頃の遊びに関係している事は明らかである。
かつて極東式バレーとして9人制が普及して外で行われていた頃はバレーボールも常識的にできていたが、今ではバレーボールができるのは専門的にやっている人だけで完全に見るスポーツと化している。スポーツに共通する基礎基本の動作が培われていないから、大人になってやろうとしても「不細工」になってしまう。ボールを投げる、バレーのスパイクを打つ動作は、共通していて肘が肩の高さより低いと×。腕のふりが弱いと×。右利きなら左腕の使い方が悪いと×。などベースになる部分がおかしいことが多い。
その肩や肘や腕の使い方は、かるた遊びやくぎ打ち遊び、水面石投げなど遊びの中で自然に身につけた部分が多い。
塾通い、ゲームなどで忙しい今の子供たちにはとても身につくことではないだろう。今後も野球のできない大人たちがますます増えてくるだろう。ただ、バランス感覚は、今の子供たちの方があると思う。一輪車・インラインスケート・スケートボードなど幼い頃から身についているので自転車に乗れるようになる時間が今の子供たちは早い。30分も練習するともう乗れてしまう。昔は、必死にやっても1週間はかかっていたような気がする。


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