MOTOYANの日々題
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2001年06月30日(土) 「おしまい」にする

つぎのぶんをよんでこたえましょう。
 かくれんぼは おしまいです。かえるたちは、あめの おとに あわせて、みんなで うたをうたいました。(小1教科書上 「かえるのかくれんぼ」より)

 なにを おしまいに しましたか。  こたえ _____

 小学1年の国語の問題ですので答えは簡単ですね。「かくれんぼ」です。
ところが、宇宙人に近い1年生です。おしまいに(最後に)したのは「うたをうたったこと」だと半分くらいの子供が答えに書いたようです。

 夢中になって遊んでいるときに「はい、きょうはこれでおしまいよ」「もう、おしまいにしなさい」「おしまいはだれだ」などと「おしまい」という言葉をいろんな意味で耳から取り入れて育ってきました。

 目でなく耳から入る知識は確実にモノにして行く子供です。英語の発音などははるかに中学生より忠実です。スペルをなまじ知っているとそれにこだわった発音になってしまうのです。歌の歌詞にしても字も読めない頃からしっかりと歌うことがができます。わが子は天才だなどと思ってしまったりもするわけです。

 天才だった?子も、中学生頃になると茶髪の兄ちゃん姉ちゃんになってしまい、聞く耳を持たなくなってしまいます。特に最近は人の話を聞けない、情報に耳を傾けない中高生が多いことに嘆きを感じます。一生懸命に説明をした後に「先生、次は何をするのですか?」の質問にがっくりすることがたびたびです。「今、説明したぞ」と答えるときょとんとしている顔が目の前にあります。

 22日付の王様と王子様の件は、解決しました。オウサマとオウジサマが正解でした。「王」という同じ漢字を別の読み方はしない。ということです。問題を作成した業者の認識不足と先生の模範解答(業者作成)をうのみにしたことが原因でしょう。解決はしましたが次の家族論争は、このことを先生に教えてあげるか?です。おしまい。

 

 


2001年06月29日(金) 渋滞だらけ

 月末になるといろんな場所で「滞り」が起こる。
 まず、銀行。月末締切の支払いが多く振込の客が殺到する。特に今日は公務員のボーナス支給日で家賃を振り込むのに40分も費やした。ネット上で振り込めるシステムへの参加を考えないといけないかも。
同じ銀行でも混んでいる支店といつもすいている支店があるので多少遠くなってもそちらに向かった方が正解かも。

 次に道路。幹線道路が特に渋滞する。商用車の増加が原因であるが、お昼の12時から1時の昼食時間が比較的すいている。ふみきりが渋滞の原因になることもある。道交法で一旦停止を義務づけられているために電車は来ないのに(田舎に行くと2時間に1回しか通らない踏切もある)ほとんどの車が一旦停止をする。赤・黄・青の踏切信号をつけるとスムーズに流れそうな気がするが、一事故が大きくなるためしかたがないのかなぁ。

 外国の人は渋滞には我慢強い、それに比べて日本人はせっかちなためか、イライラが募ってしまう傾向にある。私も10人以上の行列をみるとパスしてしまいますね。「もう、いいや」と。考えようによっては、あきらめがいいというか、我慢強いのかもしれませんね。せっかちだから並んでまでも手に入れたいと思うのかも。


2001年06月28日(木) 夏モードに突入

 朝起きて、顔を洗う。水道の水がぬるく感じられる。以前にも書いたが夏が苦手な私にとって「水がぬるい」と感じた日から完全に夏モードに入る。今日の朝がまさにその瞬間だった。冬の冷たい水は気持ちがいい。この温度で夏もいてくれたら、ジュースなんかいらないのにと思うのだが、そうは甘くない。

 水温に限らず、世の中は自分の望みと逆な場合が多い。「お金はあるが、暇が無い。暇はあるが、お金が無い」旅行をしたいと思っていてもなかなか実行できない大きな理由の一つである。あと20日で夏休みが始まる。今年は2月にハワイに行ってしまったから後者の理由でひたすら暑い夏との戦いになりそうだ。

 冷たい水といえば、大学2年のとき岩手県の岩泉という田舎町で野球部の合宿を行った。練習の合間や終わった後に水道の水を口にする楽しみをあれほど味わったことはない。その冷たさは、まるで真冬の水道水と同じくらいだった。鍾乳洞があり、その地下水を水道として使っているためのおいしい水だった。
この夏にもう一度その地を訪ねて水を飲んでみたいものだ。


2001年06月27日(水) 地上のきらめく星

自衛隊の戦闘機が、電気系統のトラブルで誤射。
日航機が離陸直後にエンジントラブルで金属片を地上に降らす。
鹿屋航空隊のヘリコプターが車輪の部品を落とす。

今年の梅雨は、いろんなものが空から降ってきます。
空から降るには、雨か雪と決まっているのに一歩間違えばとんでもないことになってしまいます。飛行機事故で亡くなった坂本九さんが「上をむいて歩こう」と忠告をしていたように思えてきます。

薩摩半島の最西端に長屋山という500mほどの山があり、頂上から見る景色は絶景です。10数年前、その頂上から車に備え付けてあるアマチュア無線機で長崎市内と交信したことがあり、ロケーション(景色と電波の届き具合)もいい場所です。そこに民間航空機用のレーダーサイトがあります。詳しい説明は、書いてありませんが、日本の飛行場を飛び立って沖縄や東南アジア方面に向かう飛行機が必ずその上空を通過するようです。晴れた日に空を見上げると飛行機雲をたくさん見ることができます。特に夕方は夕日に映えて美しい光景です。野球の練習を見ながらよく空に見とれています。細い4本の雲はジャンボ機で国際線です。

♪風の中のすばる 砂の中の銀河
みんな何処へ行った 見送られることもなく
草原のペガサス 街角のヴィーナス
みんな何処へ行った 見守られることもなく
地上にある星を誰も覚えていない
人は空ばかり見てる
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう

これは、中島みゆきの「地上の星」一番の歌詞です。空から地上を見つめて星をさがすという逆説的な内容です。その星は、人間です。反省しました。空ばかり見ていないで野球をやっているきらめく星たちをもっと見るようにします。
後2週間、地上を見ていますから、空から物を落とさないでください。


2001年06月26日(火) 札幌ドーム

 今日の中日・巨人戦は、札幌ドームのこけら落としとして新装のドーム球場で行われた。雪国の札幌にすごいドームができることは噂に聞いていた。
見た目には、東京や福岡や大阪や名古屋と変わらない。

 しかし、サッカーのゲームができる。(2002ワールドカップに使用)サッカーといえば天然の芝で当たり前。人工芝でサッカーはできない。ここからがすごい。ドームに隣接して天然芝のサッカー場がある。サッカーをやるときには外野のセンターの後方、バックスクリーンの部分が開いて、隣のサッカー場がそのままドームに移動してくるからくりになっている。もちろん観客席も移動してサッカー場に変わる。

 雪国ならではの発想と日本が世界の誇る技術力の結集である。まさに夢のドーム型競技場として今後使われるに違いない。大手ゼネコンのT建設の仕事らしい。そういえば、志學館もT建設の仕事。武道場は床のクッションが県内一とかいう剣道人たちの評判がある。

 プロジェクトXで自動改札機の開発の話があった。開発に携わった人々の中で苦心して完成させた責任者が、今、自動改札機を通るとき誇らしさを感じる。というエンディングがすばらしかった。俺がつくった○○、自分が育てた△△、そんなものを残せる人生こそ、生きた証になるのだろう。


2001年06月25日(月) 調整の段階

 夏の甲子園県予選開幕まであと2週間です。ゲームは14日だから、20日あります。ゲーム当日にベストの状態で臨むためにこの20日間で何ができるでしょうか。3年生は最後の大会であり、意気込みは十分に伝わってきます。
 
 この時期に最もこわいのが、けがです。毎年のように試合直前になってけがをして十分な力を出せないで終わってしまうケースが多々あります。ひどい場合は、骨折、その他捻挫や腰痛、肘や肩の関節痛などです。筋肉痛の場合はさほど心配は要りませんが、致命的なけがをさせないように管理する必要があります。

 いわゆる調整の段階がこの20日でしょう。「調整」の意味は、軽い練習で疲労を残さないようにすることもあるでしょうが、今までやってきた練習で培った技術を再確認して結果が出せるようにする意味もあります。バントが得意な選手はバント練習に多くの時間を費やす。投手は変化球のコントロール調整、得意なボールを多く投げ込んで仕上げていきます。

 ここに来て苦手なものに挑戦しても時間の浪費です。苦手なものが急に得意になるはずはないし、コンディションも狂ってしまいます。プロ野球の松坂・高橋が今、絶不調です。焦るとますます落ち込んでしまいます。調子が悪いときほど得意な好きなことを多くやってみればいかがでしょうか。


2001年06月23日(土) 組合せが決まる

第83回全国高校野球鹿児島大会の組合せが決まった。出場89校で7月8日から行われる。
組合せ抽選会の様子は、まず各学校の投票により、シード校を8チーム選ぶ。
次に同じ地区のチームが固まらないように(集まらないように)2つのパートに分ける。そしてシード校以外は、フリー抽選となる。

毎回の事ながら、抽選の妙というか綾というか、こっけいな組合せができる。同じ地区同士が初戦から対戦しないようにしてあるはずなのに数組、特に離島チーム同士の対戦が毎年ある。わざわざ、鹿児島まで来なくても・・・、と思う。

今年の特徴は力の無いチーム同士の組合せが多い。特に農業系の学校同士の対戦が多い。有力校は均等に分かれて順当ならシード校が勝ち上がって行きそうです。
シード校に一泡吹かせたいと虎視眈々と狙っているチームも多いでしょう。

私が監督をしている学校は、というと2回戦からの登場で相手は農業系の学校、3回戦は第7シードの学校と当たる。
夏の久々の1勝が8割の確率で上げられそうだ。油断は禁物。


2001年06月22日(金) 「お」と「う」

次の○にあてはまるひらがなを答えなさい。
お○さま(王様)が、お○じさま(王子様)にいった。

自信をもって答えられますか?
小学校1年生の国語の問題です。
母音の後に長音が来た場合の表記法です。「お」か「う」が入るのはわかります。
問題の前に「お」と「う」のつかいかたというテーマがついています。ということは一方が「お」でもう一方が「う」を記入させることを意図した問題です。
うちの子は、どちらも「う」を入れて学校に持っていったら、予想通り、×がついてしまいました。その日は、家族中で議論が起きました。
辞書や広辞苑まで引っ張り出して調べましたが、結論は、どちらも「う」でした。

学校の先生は、「おおさまとおうじさま」が正解ということです。
昭和61年の国語審議会の答申では「う」です。その後の改定があったのかが不明です。日本語変換ソフトのIMEでは、どちらからでも変換されますが、ATOKでは「おうさま」でしか変換できません。昭和21年の現代かなづかいでは、「う」です。
国語辞書も「う」です。
結論 1.最近、表記法がかわった。2.先生のまちがい。3.問題を作成した業者のまちがい。 のいずれかでしょう。未だに解決せず。


2001年06月21日(木) 夏至の疑問

今日は夏至(げし)です。1年の中で日照時間が一番長い日です。
夏至については、以前から多くの疑問を持っていました。

まず、夏至の読み方です。夏を「ゲ」となぜ読むのか?
春夏秋冬、冬至は読める。しかし、「カシ」とは読まない。

次、日照時間が一番長いのに1日の気温が最も高くならないのか?
これは、調べました。1日の中で最も気温が高いのは午後2時ごろです。太陽が南中する正午より2時間ほど遅れます。理論的には夏至と正午が一番高いのですが、大気(空気)が温まるのに時間を要するために1ヵ月半、1〜2時間遅れるそうです。冬至も同じように大気が冷やされるのに遅れが出るので2月上旬が最も気温が低いのです。

次、冬至にはかぼちゃを食べる。夏至には、何を食べるのか。
昨日の新聞に「小泉首相に加世田かぼちゃ(鹿児島ブランド)を贈る」とありました。一瞬、夏至にかぼちゃだったかな?と思いました。かぼちゃは、夏から秋に収穫されます。八百屋さんには年中あるので季節感のないものになってしまいました。中国では、夏至にゆで卵を食べるそうです。

北欧では、夏至祭としてこれからの短い夏を迎えるお祝いとして大々的に祝うそうです。今日は、大雨洪水警報が出され、交通が乱れて大変な一日でした。


2001年06月20日(水) あがりと緊張

皆さんに励まされて2ヶ月目に入ります。何気なく書いていたものが注目されていると思うと心地よいプレッシャーを感じます。

「火事場の馬鹿力」などと緊張したときに交感神経の興奮により、アドレナリンというホルモンが分泌されて普通以上の力が出ることは知られていますが、どくどくと湧き出るものではなく、ほんのわずかな量の分泌らしいです。

緊張する場面は、幼い頃から多く経験してきました。振り返ってみるとその準備が十分でなく自信が無いときほど緊張する場合と自信に満ち溢れて「待ってました」という時の場合に起こるようです。

「あがる」と「緊張」は別物です。あがった状態では力は出せません。緊張した状態では時として完璧な力が出せる場合があります。集中力が高まり、アドレナリンが分泌されるのです。物事を緊張した状態でやれる幸せを感じると楽しいものです。緊張の無い毎日はつまらないと思います。

いまだに、授業の最初は「あがり」ます。冷や汗がいっぱい出てハンカチが欠かせません。まだまだ未熟者です。


2001年06月19日(火) 1ヶ月、続いた

この日記を書き始めて1ヶ月が経過しました。
よくやったと自分をほめてやりたい気分です。
暖かい地方の人間の欠点は長続きがしないことと言われています。
人間だれでもひとつのことを長く続けることは、苦手でしょう。
特に単調な作業は飽きがきてしまいます。

しかし、世の中には同じことを続けなければならないことが多々あります。
受験勉強もその一つだし、部活動で練習するのもそうです。
仕事もそういう場合が多いものです。
手を変え、品を変えして単調さを紛らわしているように思われます。
いわゆる「工夫」をして生きることで感動や喜怒哀楽を感じています。

プロジェクトXで広辞苑を作った新村親子の話がありました。20万語以上の
単語を拾い集めて、一つひとつにその意味をつけて行く作業など考えただけで
気が遠くなりそうです。そこには、この親子の「執念」が見られました。
優秀な技術者達には「やり始めたら、やり通す」という意地と執念があることを
この番組から毎週学んでいます。

決して優秀ではない自分ですが、何かを続けるというものを持ちたいと思います。
それが、この日記だ。とは言い切れませんが・・・。


2001年06月18日(月) 25年目の回帰

大学を出て25年、大学時代の親友と久しぶりに会った。
もちろん、メールです。検索途中に飛び込んできた懐かしい名前にメールを送り、2日後に返事が来た。

「びっくりしました。そして、とってもHAPPYです。」この書き出しで始まるメールは、25年の回帰をもたらした。
あの頃に今の思慮深さがあったなら・・・
あの頃に今のわざがあったならば・・・
あの頃に今の安定感があったなら・・・
あの頃に携帯電話があったなら・・・(これは、無くてよかったのかも)
あの頃にパソコンがあったなら・・・
今、あの頃の情熱があるならば・・・
今、あの頃の野心があるならば・・・
今、あの頃の体力があるならば・・・
人生は変わっているに違いないと思う。

今、あの頃の思い出がある。
今、あの頃の友がいる。
時代は変わっても不変の友情・思い出など蓄積されて今があるわけで
HAPPYを感じながら生きて行ける喜びを大切にしたいものだ。





2001年06月16日(土) 大リーガーの体力

 イチローが大活躍しているMLBを楽しみにネットで追いかけています。
どのチームも連戦につぐ連戦に驚きます。1ヶ月30日に28試合、雨で中止になれば次の日にダブルヘッダーです。野球というスポーツだからこそやれるのでしょう。他の競技に比べて、その運動量は少ないのは確かです。(練習より格段にゲームは楽です。)

 ところが、彼らの移動のしかたに驚きます。アメリカの地図がいまいち頭に入っていませんが、シアトルマリナーズの場合、本拠地のシアトルからデンバー、サンディアゴ、ニューヨーク、モントリオールなどアメリカ中を行ったり来たりしてゲームを連日行っています。物理的な移動エネルギーの消費はかなりなものです。野球が上手という以前に強靭な体力が必要なのです。

 日本のプロ野球も巨人戦以外の観客数は5千〜2万がほとんどです。人気回復の手段としてもっと地方周りを旅行日なしでやればいいのではと思います。
鹿児島にも1年に1回ほど来ますが、2ゲームで終わりです。3ゲームやってほしいものです。そして年に5〜6回来ても2万以上は入るでしょう。

 そういえば、今年はJリーグもほとんどやってきません。ますます中央と離れて行く感じの地方です。日本は狭い、大リーグを見習ってほしいものです。折りしも、きょう鹿児島で小泉内閣の第1回タウンミーティングが開かれ、都市と地方についてその格差、有り様について活発に議論されたとか。


2001年06月15日(金) 寝むる体力

 梅雨の真っ盛りで蒸し暑い日が続き、みんなが「だるい」「疲れた」という言葉を連発しているようです。疲れをとるには睡眠が一番ですが、体力がなくなると(衰えてくると)思ったほど寝むれなくなります。

 疲れたから、早く寝ようとしていつもより早い時間に睡眠に入ると、しっかりと次の朝はその分早く目がさめることはありませんか?
子供や若い人は、起こさないといつまでも寝ています。
年をとると4時とか5時とかに目がさめて、もう眠れなくなるものです。

 「早起きは三文の得」という古いことわざがありますが、絶対に損です。
早く起きると必ず、昼間に眠くなるのです。うたた寝や居眠りの原因になります。
睡眠の質を問われる時代です。子供のように死んだように眠る日々はもうやってこないのでしょうか?

バナナを食べると体力を維持できるという説があります。バナナは3回に分けてパワーを与えてくれる。即効、中押し、終盤です。昔はぜいたく品でなかなか口に入らなかったですが、今は、安くて便利な補助栄養食品です。プロ野球のゲーム時にはベンチ裏に必ず備え付けているらしいです。そういえば、タイガーウッズもよく食べていますよね。

 早く目がさめたら、バナナを食べながら、全米オープンでも観戦しましょう。


2001年06月14日(木) ○○△△さん

「先生!おひさしぶり」いきなり背後から声をかけられて振り返る。
「おう、元気か?」相手を確認する前に出る返事。それから「誰かな?」と顔を見て思い出す作業が始まる。たいていの教師がこのパターンで教え子との再会をする。

 きょう、7年ぶりに再会があった。高校卒業後、大学に入り、この7月からアメリカの大学にに留学するするという、向学心に満ち溢れた姿に頼もしさを感じた。
高校時代に寮生活をし、私が寮監をやっていたので24時間生活をともにしたので忘れられない、教え子の一人であった。前途に幸多かれと願いたい。

きょうの再会のように「先生、○○です。おひさしぶり」と声をかけてもらえると朽ちかけた脳でも瞬時に判断ができて、検索作業が必要ない。どうしても思い出せないときのテクニックを先輩教師から教わったことがある。
「ごめん、君の名前はなんだったかな?」
「○○です。お忘れですか?」
「いやいや、○○という苗字は知っているよ、下の名前だよ。」
「ああ、△△です。」
「あっ、○○△△さんだったね」


2001年06月13日(水) 初心、忘れるべからず

 教育実習も終盤になり、研究授業が行われています。
 
 40名とは言え、人前にたって50分間の授業を行うことは、おそらく初めてのことでしょう。しかも、先生方が10名ほど参観する中で行うのですから過度の緊張があるはずです。

 ところが、思った以上に堂々とやっています。現代っ子だからとか母校だからとか理由はあるでしょうが、感心させられます。教師の場合、教壇に立てば新人もベテランも関係なく「先生」であり、見習い期間もないのです。授業のテクニックは経験によって得られますが、新人だからといって甘えは許されないし、責任も同じくあるわけです。

 生徒に感想を聞くと、「よくわかる」という言葉が返ってきます。ベテランが惰性で授業をやるよりも年代の近い者が、用意周到の教材研究をやって臨んだほうが、わかりやすいということもありえます。

 毎年、実習生の授業をみて「初心を忘れてはいけない」と思います。多忙さに甘えて、いいかげんな教材研究をしていないか? むずかしい言葉を連発していないか? 生徒の心をしっかり捉えているか? など反省のいい機会です。


2001年06月12日(火) 真夜中の夢

 人間は、1日の約3分の1の時間を眠って過ごしています。
 その眠りには、浅い眠りで脳が活発に活動しているレム睡眠と、深い眠りで脳が休息しているノンレム睡眠 の2種類あることが分かっています。普通10〜20分ほどレム睡眠が続いた後、ノンレム睡眠に入るという 繰り返しを90分周期で行っています。レム睡眠は、体温が下がるのを抑えたり、心拍数や呼吸を生きている状態に戻すためにとても重要な睡眠です。

 夢を見るのは、起きている時と同じような脳波を示すレム睡眠の時。その間に断続的に何度も夢を見ているそうです。例えば8時間眠る人にはレム睡眠が一晩に4、5回訪れ、2時間近く夢を見ている計算になるのだとか。覚えている夢は、目覚める直前に見ていた夢であることが多いようです。

 夢には心身が発する何らかのシグナルが秘められていると考えられています。夢のタイプは大きく分けて次の4つです。

1.現実では満たされない思いや欲求を夢の中で解消し、精神的なバランスをはかる。
2.心の中の不安や葛藤、迷いを反映。
3.何らかの刺激によってもたらされる夢。
4.これから自分の身の上に起こる出来事や未来の出来事を表す予知夢など。
 
 おとぎ話のような夢であったり、現実味をおびた夢であったり、そのストーリーはいろいろです。夢で目がさめたときにパソコンに向かってそのストーリーを書いておけばいいのですが、朝になると忘れてしまっていることが多いこの頃です。


2001年06月11日(月) 午後の夢

 中高校生と大学生が、共通の話題を話し合うシンポジュームに参加しました。
教育実習生(すべて卒業生)と生徒で過去と現在と未来の学校について話をする中で、夢の話題が出ました。

「夢を持って生きている中高校生が少ないので元気がない」という高校生に対して
「夢は夢であり、現実はなかなか厳しい」という大学生。予想以上に盛り上がりました。

 10〜20代で見る夢を「午前の夢」、人生の半分を過ぎて見る夢を「午後の夢」とすると「午後の夢」を見ている真っ最中です。午前の夢は残された1日が長いから、試行錯誤を繰り返しながら、ゆっくりと見ることができますが、午後の夢はせっかちです。今までの人生の後悔や反省をもとに、これもあれもの状態です。

 周囲からは、趣味多彩・好奇心旺盛と見られているかもしれませんが、これまでの人生で経験しなかったこと、新たに発見したことを手当たり次第にやっているのかもしれません。インターネットとの出会いは、大きかったです。知らなかった世界を知るきっかけになり、すばやく取り込めました。新聞や読書だけでは、間に合わなかったかもしれません。私は、午前の夢をあまり見ていなかったのでしょう。

 これからも夢を見て、夢を語り、夢を食って、夢追い人になりきって行(生)きたいものです。読書も大きな夢ですが、今は時間が足りないようです。先の楽しみにしましょう。


2001年06月09日(土) スポーツ関連2題

<その壱>
明日、金八先生に弟子入りです。
「アルバ」というゴルフ専門雑誌がありますが、その出版社主催のレッスン会が鹿児島で開かれます。知り合いの書店さんから応募用紙をいただき、応募したら当選、聞くと2時間で9人に個人レッスンをしてくれるとか。
専門的に教えてもらうのは、初めてのことで、少々、緊張しています。
自己流のプレーで10年以上経過していますので少しはスコアアップにつながるのではと思います。
スポーツの技術を今まで個人レッスンという形で受けた経験がありませんので「教え方」を学んでこれたらと思います。
金八先生というのは、武田鉄矢でも織部金次郎でもなく、吉村金八プロです。

<その弐>
大阪で信じられない事件が起きて、心が沈んでいる6月の第2土曜日です。
中2が恒例の田植えのため、学校も平常授業でした。
うれしい話題をひとつ紹介します。
中等部の野球部が、鹿児島市東部地区大会で2勝しました。
吉野東中に6−2、緑丘中に10−6で勝って、明日の準決勝に
進出しました。9時から伊敷台中グラウンドで城西中と対戦します。
中等部の野球部の歴史で1大会2勝したのは、初めての快挙です。
公立中が私立中に負けると試合後は、お通夜状態です。
これを見るのが楽しみなのですが、今日は2回も味わいました。


2001年06月08日(金) まねかれざる訪問者

大阪の小学校でとても悲惨な事件が起きた。
一瞬にして8人の幼い命が奪われて同じ年代の子供を持つ親として、教育に携わる者としてこの上ない悲しみと怒りを感じる。
「学校は、不用心なところ」というイメージが強くなった。
広い校門から誰でも入れるし、守衛や受付はないし、見知らぬ人間でも保護者か業者だろうと想像して、来客者に生徒は大きな声であいさつするように指導もされている。刃物をもっていたり、泥棒だなんて思いもつかない。「どちら様ですか?」となかなか聞けない場である。
 この事件をきっかけに学校の防犯体制のあり方を再検討しなければならないと思う。大事な大切な子供たちを預かっている責任があるし、校内から外へ出ることも防ぐことができる。刑務所とまでもいかないまでもガードマンや守衛室の設置も真剣に考えなければならない。大学や役所、一般企業では行われていることだから人件費がどうのこうのなんて言っている場合ではない。

 きょうは、朝から職員室にスズメバチが入ってきたり、昼間にヘビが玄関に入ってきたりで「まねかれざる訪問者」が訪れた特異な日であった。
 


2001年06月07日(木) スポーツの法則

 雨中の決戦、日本VSオーストラリア、1−0で初の決勝戦進出でした。
 梅雨の初期に降る梅雨入り宣言を促すような雷雨の中で行われた。
 多くのスポーツがある中で、特に屋外スポーツで天候に関係なく行われるサッカーやラグビーは、時には酷な場面がある。びしょぬれで泥んこになり、ボールコントロールもボディコントロールもままならない。両チームとも同じ条件だといわれればそれまでだが、実力以上のものを出せないと悔やまれることも多いだろう。
 中田選手のフリーキックは、水のたまった芝生の上では、ボールが滑りながらスピードを増していくという法則を見事に使ったものだった。
 このことは、野球でも同じで外野手が心しておかなければならない大切なことのひとつである。
 ニューボールを打つと20mは遠くへ飛ぶ、投げると1mホップする(3塁から1塁への送球)という法則。
 野球場の塁ベースは、踏むとばねのように足が跳ね返されるという法則。(捻挫をしやすい)
 ボールの下側を押すようにバットで打つと高く遠くへ飛ぶという法則。
 内角より外角のボールが打ちやすいという法則。
など多くの法則がスポーツの世界にはある。
 それに加えてルールがある。
 鈴木選手がボールに関係ないプレーでレッドカード退場。おかげで後半は10人で戦う羽目になった。茶髪(金髪)の彼がやったから染髪嫌いの私は思わず「バカが!」という声が出てしまった。

 しかし、サッカーをやらないでよかった。野球でよかった。
雷雨の中でゲームなんて実力の100分の1も出せないと思う。ゲーム中に目をつむって、耳を押さえているわけにはいかないもの。


2001年06月06日(水) アルコールパッチテスト

健康診断の日でした。
身長・体重・視力・聴力・・・・と10項目以上にわたって行われました。
採血(血液検査のため)のあと、注射針の傷跡にアルコール綿をテープで貼ってもらいました。胃の検査を終了して、そのテープをはいでみるとアルコールがついた部分が赤くなっていました。
アルコールパッチテストのことを思い出しました。
大学生になって最初のコンパなどで急性アルコール中毒になって命を落としてしまうケースが多いため、各大学の保健センターでは、アルコールパッチテストを実施して判定カードを持たせることにしています。その説明は以下のようです。
===================================================================
お酒を分解する酵素の一つに「ALDH2」があり、この酵素がアセトアルデヒド[アルコールが体内に入り肝臓などで代謝(分解)されたもの]を分解するわけですが、この酵素がうまく働かない体質の人が日本人には約4割いると言われています。飲むととても苦しくなる人達です。また、無理に飲まされて急性アルコール中毒になることもあり命を失う危険もあります
お酒と上手に付き合い、ゆっくり楽しむようにしましょう。
===================================================================
今日の健康診断が意外な発見をしてくれました。
もともと、強いほうではないのですが、ここまでとは思いませんでした。
人を体つきで「飲める人」と判断してはいけないのです。

これから、ビールのおいしい季節です。あの最初のコップ1杯のおいしいことはよく知っています。私は、それで十分に酔えるのです。


2001年06月05日(火) 1年で最もいやな日

 今日から明日にかけて1年で最もつらい日です。
 明日の朝から血液・胃・血圧・レントゲン・尿・便、身長・体重など意に反して調べられる、健康診断です。
考えようによっては、「いいこと」でしょうが、前日から食えない、飲めない、吸えないの禁欲生活、いつもが好き勝手にやっているからきついのでしょうね。
50近くにもなると、からだのどこかに欠陥が発見されます。
結果を聞くのも怖い、小心者ににとって考えただけで胃が痛くなりそうです。

 これから、落合博満氏の「最後まで貫いた「オレ流」」の講演会を聞いてきます。貫き通したいのは、誰しもです。自信と力とわがままがあればそうしたいものです。
 さて、どんな話になるのか楽しみです。


2001年06月04日(月) 小さな声と小さな動きに注目

昨日、小学校の日曜参観が行われました。2年ぶりの小学校行きでした。
1年生のクラス1学級28人の児童と担任のやりとりは、中学・高校とは全く違う様子で楽しいやらうるさいやらで小学校の先生は大変だなとつくづく思うことでした。
各家庭で自由奔放に育ってきた子供たちが、学級という集団をつくり、お互いの存在をそれほど意識しないで言いたい放題、やりたい放題の状態をまとめていく技量は相当なものです。
ほとんど全員がLD(LEARNING DISABILITIES :学習障害)状態を1ヶ月で正常な状態に持っていくわけですから、気苦労は計り知れないものがあります。
先生が、全体に説明をしている最中に思いつきの発言をする子、さすがに席を離れて歩き回る子はいませんでしたが、心は別の所にある子など様々でした。
中学校でも最近そのような生徒が増えています。
「聞く」ことがなかなかできない人が増えています。
大きな声で繰り返し入ってくる情報は、聞きたくなくても残ります。
「小さな声と小さな動きに注目する」ことの大切さを求められる時代でしょう。
このことは、野球で相手チームの作戦を見破るための基本的な事項でもあります。


2001年06月02日(土) バックアップ

高校3年生の保護者会がありました。
 来春の大学入試を控えてどの保護者の顔も真剣そのものでした。
学校側の説明の後、懇親会でも話題はもちろん入試に関することが多かったです。
希望の大学に合格させたいという気持ちは教師も親も同じです。本人も合格したいと願っています。
あと、半年は胃が痛くなる思いの日々でしょう。
 受験生の親の役割を考えてみると子供のバックアップにつきます。
 さて、そのバックアップですが、野球の場合はミスが起きたときに備えてそのプレーの背後に位置し、しかもそれほど近くない場所です。内野ゴロの1塁送球の場合は、約20mほど後方でしょう。近すぎるとミスに対応できないからです。
パソコンの場合は、FDやCD−Rなどに前もってデータをコピーしておきます。ハードディスクが壊れてからでは遅いのです。(なかなか、やれるものではないですが・・・)
 受験生の場合、近すぎるバックアップは、負担に感じたり、うっとおしく感じるような気がします。中学受験を控える小学生ではなく、高校生ですから6年前とはスタンスの違うバックアップを考えなくてはならないでしょう。
 母親の得意技は、何といっても料理です。朝・昼・晩の3度の食事に栄養を考えて食べさせてあげることが1番ではないでしょうか。数学や英語が料理以上に得意な母親はごくまれな存在でしょう。お弁当に心を込めて毎日持たせてやってください。受験するのは子供であり、決して親ではありません。受験に対する知識がないくらいが、負担にならない親の存在ではないでしょうか。
 今から気負っていると秋にやってくるかもしれない落胆に参ってしまいます。
親は親なりに、日々、人生を楽しんでいるという姿をみせることも必要かもしれません。(実際は、そうでなくても)
 家庭円満、明るい家庭が大切です。


2001年06月01日(金) 買っても当たらない>買わないと当たらない

 今日から6月、2001年がこの前始まったと思っていたのに月日の経つのは早いものです。
 アクセスカウンタがいきなり使えなくなり、びっくりしました。
 そもそも、ホームページのアクセスカウンタは、無料で提供してくれるサイトから借りていますので突然に消えても文句の言い様がないのですが、3ヶ月ほど前に「もうしばらくしたら、有料になります。」という知らせが来たのを思い出しました。「年間2000円で使えます。」とのことで今後どうするか迷いました。
2000円という金額が高いわけではないのですが、インターネットは「共有とフリー(無料)が原則」というポリシーに従って、新たな無料のアクセスカウンタを借りて設置しました。以前のものはお気に入りだったのですが、しかたがありません。どうしてもというときは、再度、有料で借りたらいいと思います。
 インターネットをはじめて1年半になりますが、最初のころは、有料サイトはほとんどなかったのですが、最近は多くなりました。それと懸賞応募のときのアンケートの質問事項がとても多くなり、当たりもしないのに多くの時間は費やせないという気がしてついおっくうになって、応募も減りました。
 きょうが、ドリームジャンボの最終日でしたが、「買っても当たらない。」の気持ちが強くなり買いませんでした。「買わないと当たらない」ことはわかっているのですが・・・。


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