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漫画関連ファイル


2004年12月19日(日)
『ガラスの仮面』第42巻

久々に読んだガラスの仮面は42冊目で青春していました。もう前巻の詳細は忘れてしまったけれど、結局、『紅天女』をマヤか亜弓さんのどちらが演じるか決めるために競うということと、紫のバラの人こと速水さんとマヤの恋の行方が焦点になっているんですよね?絵も話も原点に戻ったかのようなかわいらしさ。そういうところが美内さんや細川さんら大御所の強みかもしれません。『紅天女』で読者を感動させることはものすごく難しいだろうと思われますが、最後のクライマックスをどう描いてくれるのか続刊を待ちたいと思います。連載時との変更その他は私はお手上げ。違いをチェックしているHPがどこかにあったようなかすかな記憶が・・・

追記:グーグルで検索していくつかHPがヒットしました。『ガラカメモリー』というHPに詳細な情報が載っています。四十巻以降の話には四通りのバージョンがあるそうです。単行本未収録の連載のあらすじがあります。

『ガラカメモリー』
http://www.garakame.com/index.html

投稿者 SOKE : 2004年12月19日 14:55



2004年12月12日(日)
『DEATH NOTE』1〜4巻

<このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月(やがみ らいと)」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!>
デスノートを拾ったライトが神を気取って、凶悪犯罪者を殺す。彼を捕まえようとするL。同じ年(18歳~19歳)のライトとLが追われる者と追う者として駆け引きの限りをつくすという話。

一読してまず、話のための話、という印象を持った。『20世紀少年』もそうだけれど、最初の前提が絵空事なので、最後に「なんちゃって」と言われてしまったら終わりなのだ。お話なんてみんなそういうものだと言ってしまえばそれまでだけれど、いかにリアリティを持たせるか、というのが腕のみせどころ。そのためには、いくつかクリアしてほしいポイントがあって、そこに触れないまま話がすすみ、終わってしまうなら、別に読む必要はないだろうなあと思う。
「人を殺すということ」について、作者(原作者)はどう考えているのかということ。そういうのを棚上げにして、スリルとサスペンスを追うだけの話もあるとは思うけれど。本気が多少見えないと、重みがないんだよね。ライトがゲームをやってる限り、勝ち負けのスポーツマンガと同じ。で、ゲームに徹するならデスノートの設定を都合よくいじるなよーって感じ。途中でいろんな要素を加えていったら、それはゲームにすらならないでしょう。おばかな女の子がでてきたのは面白かったけれどね。不確定要素で。この子との関係でライトが良心を取り戻すなんて話もありかしら?

小畑さんのキャラ設定は原作者の指定によるものだろうか。ライトとLなんて、あからさまに表と裏で結局同じ人格といいたげだし、死神リュークとLのビジュアルはそっくりだし。Lのすわりかたって、ゴッドアーミーの天使達の座り方とおんなじ(笑)



2004年12月07日(火)
木尾士目『げんしけん』1〜4巻

大学のサークルの話。漫研じゃなくて、アニメ研でもなくて、あえていうなら「おたく」のたまり場。現代視覚文化研究会。略して現視研(げんしけん)。
「おたく」はなろうと思ってなるものではなくて、「おたく」と一般人の間には、きちんとした境界があるのだそうだ。とりあえず最初は人目をしのぶおたくの笹原君が導入に使われているけれど、そのうち真性おたくの高坂くんにくっついてきた彼女の、一般人の春日部さんの視点からみたげんしけんが描かれる。春日部さんが知らず知らずに境界を越えていくのが、げんしけんの面々にとっても読者にとっても、楽しみな展開。まるでゲームをやってるようにねー
妹萌え、コスプレ、ガンプラ、コミケ、猫耳、秋葉原、・・・キーワード満載だけれど、意外ときちんとした作品なので、そこが実はほんとの「おたく」じゃないかも〜四巻最後にはホモ嫌いで漫研を追い出された新女子部員がやってきて「女おたくは嫌いです」とのたまう。帰国子女のコスプレイヤー大野さんが叫ぶ。「ホモが嫌いな女子なんていません!!!!」ほんとうか?続きが楽しみ。



2004年12月05日(日)
円陣闇丸『Voice or Noise』1,2巻

こ、これは、おもしろい〜!絵も好き。見ていてうれしくなる絵。ええと、お話は、ヘタレな大人と高校生のぶきっちょな交流→発展途上ってところでしょうか。並行宇宙の話とふたりの話が混乱気味ではありますが、この先も続くということなので、楽しみ。鬼畜な同級生兄もなかなかいい味出してるし。ナルナルかっこいいし、振一郎クンかわいい。



2004年12月04日(土)
青池保子『エロイカより愛をこめて』番外編

本屋に行って、たまたま手に取ったプリンセスにエロイカの番外編が載っていた。これが結構おもしろかったのでご紹介。タイトルは「少年達の黄金伝説」王家の表紙が目印です。

http://www.akitashoten.co.jp/CGI/autoup/listput.cgi?key=list&bunrui=007

クリスマス休暇に珍しくヒマな少佐。いつも忠実な執事がウソをついて故郷に帰って行ったのを不審に思って尾行する。そこで少佐が見たものは・・・・というお話。あのすだれ頭の執事さんの名前は、コンラート・ヒンケルですって。姓も名前もすごいんですけれど。私はヒンケルっていうとチャップリンを思い出しますが、サッカー選手でしょうか?クリスマスらしい、よいお話でしたよ。年末に『ハレルヤ・エクスプレス』を読んで、騒いでいたのは何年前かしら?今も変わらずシリーズを読める幸せを感じつつ。



2004年12月03日(金)
ガラスの仮面の新刊・・・

全編書き下ろしで12月16日発売ですって。

http://www.hakusensha.co.jp/glass42/index.html