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漫画関連ファイル


2001年11月29日(木)
『西洋骨董洋菓子店』(WINGS12月号)

一挙に問題の核心部分に触れるような内容で
ちょっと今までとはタッチの違う場所もありました。
あれを、ギャグで落とすわけにはいかないだろうなあ。
どこまで描くことができるかこれからが正念場ですね。
秒殺されて、無神経さに救われる橘って、いったい・・・
ほんとに、どっちがご主人さまかわからないねー

いつもなら冬コミ用の休載期間があるのに、一月号にも載るそうです。
・・・そうすると、冬コミ新刊(小野と千影だって!何もしない小野か?)は
ちゃんと出るのかなあ?どっちも読みたいなー




2001年11月23日(金)
飛鳥幸子の世界

ネットで知り合った、マンガマニアの元祖のような方に(笑)
飛鳥幸子さんの本をまとめて貸していただきました。
とても立派な商業誌の体裁ですが、これが同人誌なのだそうです。
ナール出版社という、同人誌専門の出版社から
20年ほど前に何冊か出版されたうちの一部です。

飛鳥さんは昭和24年生まれ。
1966年にデビューし、少女フレンド、セブンティーン、ファニー、少女コミックなどで
活躍されました。
代表作は『怪盗こうもり男爵』『白いリーヌ』『フレデリカの朝』などです。

SFが好きで、ミステリが好きで、歴史が好きで、
高校生の頃のデビューにかかわらず、初期作品でも
じゅうぶん、読み応えのあるものだと思いました。
残念ながら、リアルタイムの読者になるには、私は当時小さすぎたようですが
『フレデリカの朝』だけは、記憶にあるような気がします。
きっと、年上の姉の本で読んでいたのかもしれません。

リアルタイムで読んでいないので、飛鳥さんが当時どういう位置にいたのか、
彼女が誰から影響を受けて、誰に影響を与えたのかということはわかりません。
飛鳥さんに限らず、あとからやってくる読者には、そういうところはなかなか見えにくいものです。
このような形で、三冊の本と、会報にまとめてくれたファンがいるということは、
作者にとって、とても幸せなことだと思いました。

一緒に久掛彦見さんの『夜来香』もお借りしました。
こちらは、リアルタイムで見ることができた作家さんです。
当時の空気がいっぱいで懐かしかったです。彼女の作品に現われる
様々なモチーフを他の作家さんにも見ることができます。
これもまた、相互の影響なのかどうか、今となっては全然分からないのでした。
活動し続けるという事が一番必要なのかというと、花郁さんのように
何年経っても語り続けられるということもあるし。
作品の価値や評価が何によって決まって、何によって残っていくのか
古典となっていくのか、見届けることができるでしょうか。

ところで、飛鳥さんの故郷は富山県高岡市だそうです。
何年経ってもあまり風景が変わらない古い小さな町ですが、
藤子さんや今さんや、ゆかりの漫画家が多いことに驚かされます。



2001年11月21日(水)
アンティーク(何回目だっけ?)

各回の話はどうしようもなくダメなのに、
妙なところに小技をつかっているので、ついつい見てしまうのでした。
雑誌連載とタイアップしているのは誰の知恵やら。
重なるようで重ならない、パラレルワールド的なところはおもしろい。
それと、原作の読者受けをねらっているようなサービスショットとかね。

影と橘と小野の三人を画面にアップで収めた場面は
意味もなくうれしい。こんなんで受けてる自分が情けない。
タッキ−の寝起きには反応できませんが・・・(あれはエイジじゃないし)

姉と姪が家に遊びに来て(あんまり散らかってるので姉は来るたび掃除をしている)
ふたりとも原作を全く知らないけど『アンティーク』を見てるんだって。
そして、三人の場面が面白かったと言っていたので
なんだ結局そういうところが受けるなら、最初からヒューマンコメディなんかにしないで
原作べったりにすればよかったのにさ、と思ったことでした。
そして姉は第三巻を持って帰ってしまった。
お姉さんお姉さん、同人誌もありますよ・・・(とは、さすがに言わなかった)



2001年11月20日(火)
マダムシモーヌのやおい舘

マダムシモーヌのやおい舘が更新されていました。

vol.19 『吸血鬼』 〜中級編〜
http://www.jungle.ne.jp/junglelife/new/simone.html

この中で読んだ事があるのは、『ポーの一族』と
『おまえが世界を壊したいなら』だけでしたが
ほかにもいろいろあるんだなあと思いました。
時間があったら読んでみよう。

『ポーの一族』についての
「・・・その当時思春期であった者たちが読んでこそ捕らわれる何か、
口では説明できない不思議なパワーがあるような気がする・・・」
というマダムシモーヌのコメントは、
捕らわれた自分にはわからない視点かもしれません。
だれか分析してくれないかしらん。




2001年11月16日(金)
最近読んだ本

今市子大総集編という本がでています。
『夜と星の向こう』総集編に、番外編が書き下ろし。
アワーズガールをずっと買っていたので、なんとなく損をした気分。でも、買う。
番外編を読んで思ったのは、今さんのファンタジーっぽい作品は、
どこか薄くなってしまう、ということ。
ご本人が好んで描かれているだけに、もったいない。
本編の方は、バケモノ話と人間関係コメディの混ざり具合が絶妙です。

『ピアノの森』第七巻。
これは、9月にでていたのかな。
カイのピアノの森はいつでも存在している。
それがわかってよかったね、という展開でした。
私はこの話にリアリティを求めようとは思わないのです。
それでも話がどう展開するのか、どこに着地するのか、
追っていきたいと思っています。

『西洋骨董洋菓子店』第三巻
つい最近雑誌に載った分まで収録されて、第三巻、緊急発売といった感じ。
各回についてコメント済みなので、新しく加えることはありませんが、
うまいなあ、という感じですね。