バビロンまで何マイル?
もくじ戻る次へ


2004年10月25日(月) 夏休みが終わる。

 えー、仕事決まりました。なんと契約社員です。
 前に派遣で落とされた会社の別部署。(…て、前にも派遣でこーいうパターンがあって、ドツボにはまってなかったか?>自分)工場のライン品管をやることになり、明日契約に行ってまいります。
 面接を受けるたび、帰り道で「風呂敷広げすぎたか…_| ̄|○」と思っていて、今回も控えめではあるけれどやっちまったなぁと思っていたところに採用通知。今回は面接の他に適性検査もあって、そのなかの「計算」がグダグダだったので少々あきらめていたところでした。てか、学校卒業してもう20年近く経つんだよ。試薬の濃度計算はさくっとできても、わり算なんて計算機使ってばっかりだから筆算でのやり方すっかり忘れてたし。「順列・組み合わせ」なんて突然出されてみんなできるのか?よく通ったもんだ。

 とはいえやはり仕事が決まるというのは嬉しいもので、採用の電話を受けた後一本残っていたモエ・シャンドン(F1の表彰台で優勝者がぶちまいたり、「KILLER QUEEN」で世界中のVIPのために用意されてたりするシャンパン。前コート買ったらなぜか小瓶2本もらった)を一気のみし、久々に表にでて(結果がでるまで胃が痛くて5日間引きこもってた。小心者ですね)さらに酒を買ってきて飲みまくり、次の日また胃痛で寝込んだ。アホだ。

 派遣をやっていたのは人間関係にほとほと嫌気がさしていたからと言うのもあるのだけど、どっちかっつーとそれは後付けの理由で、転職先でぶっ壊れてしばらくくたばった後、やっぱり実験の仕事で働きたいと思った時に「自分の学歴ではどこも取ってくれないだろうな」と思いこんでしまったからなんですね。今思えば、あの時点で何とかすれば良かったのではないかと思うんですが…この点は面接でツッ込まれました。もちろん前もって想定してたんでそれらしい理由を述べたんですが、どうやらそれが今回はうまく行ったようです。

 まだ正直「人間関係」において、一カ所で腹をくくる覚悟ができてなかったりもします。それがすごく不安なのだけど、何とかするしかないでしょう。

 1年近くの無職を脱出して派遣をやることにしたとき、昔の同僚に「夏休みは終わりだ」というメールを出したのだけど、本当の「夏休みの終わり」は今なのかもしれない。今度は1年契約なので、おばさんにいじめられても半年でばっくれる訳にいきません。というか、今のところ派遣には戻らないつもりではいます。「生活できるだけの収入があればいいや」と思ってやっていたけれど、やっぱりどこかで不安を抱えた自分がいたわけで…でも契約社員だからその不安が完全にぬぐい去られたわけではないんだけどね。

 そんなもろもろを抱えつつも、鳥肌中将が演説の中で「俺はなぁ、契約社員なんだよ。アルバイトじゃねーんだよ」と威張る気持ちが何となく分かる今日この頃です。


<<今日のひとこと>>
 今からボーナスでMacを買い換える予定を立てたら、相方に怒られました  ●2点


2004年10月05日(火) 晴耕雨読。

 えー、10月に入りまして。おいらは無職です(苦笑)。
 でもよっぽど抑圧されてたんかね、昨日ボイストレーニングに行ったら「前より声が出てる」って。普段ほとんど喋らない生活してるのに(トレーナーは「喋ってないからかも」って言ってたけど)…てか、働いててもほとんど口を利くことなどなかったんですがね。
 ただ、女にありがちな「こそこそ話」というのはじわじわと効いてくる。全く気にならない人もいるだろうけど、私はそれができなくて。人間関係というものが苦手なのもその辺から来るんだろうなぁとふとんの中で本を読みながら思ってたりします。急に寒くなったしね。

 仕事は探してる。けどまあ、闇雲に担当者をつついてもいい結果は出ないので、ここはひとつ節約生活しながらマターリと。面接はひとつ入ってるので、そこで決めたいなぁ。

 ダメなら次。それを繰り返していくのが人生なんだろうね。
 「人生に幸や不幸などない。ただ意味だけがある。その意味を厳粛に受け止めていけばいい」というのは業田良家「自虐の詩」のラストシーンに出てくる言葉なんですが、最近しみじみそう思う。
 誰かと、何かと比べるからいろいろ考えてしまうわけで。人の幸せを喜びながら、自分は自分の人生を淡々と生きていく。それが理想かな…言うのは簡単なんだけどねぇ(苦笑)。


 というわけで今はネットと読書の日々。
 私は日本の近代文学を何となく敬遠してる部分がある。なんでだろな。夏目漱石も森鴎外も大江健三郎も、高校の読書感想文の課題になった奴しか読んだことがない。
 森鴎外に至っては「舞姫」の感想文に「(主人公は)とんでもねー奴だ。女をバカにするにも程がある」と、延々と主人公(=鴎外)の批判を書いたら国語の教師に職員室に呼び出されたし。「おれはそんなことを書かせるために課題を出したんじゃない」とさ。何言ってんだか。
 じゃ何か、よくみんながやっつけ仕事で書く「あらすじにちょっとした感想をつける」の方がいいんかい、私の方がよっぽど読み込んだ上で感想書いてるじゃねえかと揉めたもんですわ。娘の森茉莉は自主的に読んで、けっこう好きでしたが。

 で、今は「日本近代文学に触れてみよう」キャンペーン中。手始めに三島由紀夫を。といっても小説じゃないす。「日本人養成講座」っつー、まあエッセイか。前に「不道徳教育講座」というのを読んだんですが、(当時としてはかなり)くだけたそっちとは正反対の、ちょうど自決する前あたりの雰囲気ですな。
 しかしこんなに分かりやすい文章を書く人だとは。他の作品にも手を出してみようと思うのですが、小説は何から手をつけるのがいいですかね?

 最近100均でも小説など売っていたりして、「吾輩は猫である」も買ってきてあるんですが、つい「SFバカ本」なんかに手を出してしまったり、臨床心理学の雑誌の「薬物乱用・薬物依存」の特集記事を熟読してしまったり(私が今の業界に行こうと思ったきっかけが「どうして人は覚醒剤にハマるのか?」だったので)して、まだ読んでません。他にも読んでないの、いっぱいあるんですが。

 あーそうそう、「DEATH NOTE」の単行本も買っちゃったしなあ。最初私、キラとLのキャラクター、逆に覚えてました^^;; 通して読んで、やっと話が分かったよ。
 面白いとは思うけど、個人的には死神が出てくるのはもう少し後でも良かったんじゃないかと。誰が、何のためにデスノートを人間の手に渡したのかが分からない(L側は未だに分かっていないし、初代キラもその部分の記憶は消されてるわけですが)時があっても良かったかなぁと思うです。しかしデスノートは所有者が変わっちゃって、この先どうなるんでしょうね。


<<今日のひとこと>>
 Lはもう少し寝た方が良いと思う…え、目の下のあれはクマじゃないの?  ●0点


かをる |メールかをるさんの○と×。